JP6108286B2 - プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に装備されるプロセスユニットと、当該プロセスユニットを有する画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、一般に、図4のようなプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備え、ユーザがそれらを簡単に交換することができるようになっている。図4はフルカラーの画像形成装置の例であり、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを使用する。添字のY,C,M,Bkは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック用であることを示す。なお、以下の説明では当該添字を適宜省略することがある。
プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下側を中間転写ベルトが水平矢印方向に移動し、この中間転写ベルトに対して、Y,C,M,Bkの順に画像が重畳転写される。プロセスユニット1は、プロセス手段を構成する帯電部や現像部等の少なくとも1つと、電子写真感光体ドラム(以下、単に「感光体ドラム」という)とを一体ユニット化したものである。プロセスユニット1は、画像形成装置本体11に対して、図の上方から下方に向かう矢印方向(感光体ドラムの軸線と直角な方向)に着脱自在に装着される。
このような画像形成装置の画像形成プロセスでは、プロセスユニット1外に配設された光書込装置や静電記録装置等により画像情報に応じた静電潜像がプロセスユニット1の感光体ドラム上に形成され、当該静電潜像が現像部の現像剤(トナー)で現像されて可視像が形成される。その後、感光体ドラム上の可視像が直接、もしくは中間転写体としての中間転写ベルトを介して、用紙等の記録材に転写され、当該記録材に転写された画像が定着装置で定着されて画像が形成される。
現像剤は二成分現像剤と一成分現像剤があるが、装置の小型化、低コスト化及び信頼性の点から一成分現像剤がよく用いられている。この一成分現像剤は磁性と非磁性があるが、多色画像を形成する場合は非磁性一成分現像剤である非磁性一成分トナーがよく用いられる。
非磁性一成分トナーを使用したプロセスユニットでは、安定して高品質な画像を形成するために、感光体ドラムを保持する感光体モジュールに向けて、現像部を保持する現像モジュールがバネで付勢されている。(例えば、特許文献1((特許第4677093号公報)、図20の引張りコイルばね36)。そして、感光体ドラムの表面に現像剤を供給する現像部の現像ローラが、前記バネによる安定した力で感光体ドラムの表面に当接し、この安定した当接状態で、現像ローラの表面で所定電位に帯電された薄層トナーが、感光体ドラム表面の逆帯電の静電潜像に静電付着されることで現像が行われる。
現像モジュールには、現像ローラの他に、現像ローラ上に薄層トナーを形成する規制ブレード、現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラ、トナーホッパ等が保持されている。また、感光体ドラムを帯電初期化するための帯電ローラを保持する帯電モジュールが、現像モジュールと同様に感光体モジュールに対してバネで付勢されている。現像ローラ、規制ブレード、トナー供給ローラ及び帯電ローラにはそれぞれ受電端子が接続され、プロセスユニットの本体装着時に、これら受電端子に本体側の対応する給電端子が弾性的に接触し、必要なバイアス電圧が供給されるようになっている。
図5〜図7はプロセスユニットの端部を示したものである。プロセスユニット1の、中間転写ベルトの移動方向上流側を後側とすると、図5はプロセスユニット1を後側から見た右端部、図6は後側から見た左端部、図7は前側から見た右端部を示す。プロセスユニット1は感光体ドラムを保持する感光体モジュール31(図7参照)と、現像モジュール32と、左右のエンドカバー33L、33Rを有する。図5〜図7で32aは現像モジュールの回動中心であり、現像モジュール32は左右の第1引張バネ34L、34R及び左側の第2引張バネ35によって、感光体ドラム2の回転軸2aに向けて回動付勢されている。前記左側の第2引張バネ35によって、感光体ドラム2と現像モジュール32との間のギア伝動機構が駆動力伝達時に互いに離間しようとする動きが抑制される。なお、現像モジュール32に図7のように現像ローラ36と規制ブレード37が配設されている。
各受電端子はプロセスユニット1の幅方向片側側面に露出し(図7〜図9Bの受電端子29a〜29d)、プロセスユニット1を本体側に装着すると、各受電端子29a〜29dが本体側の給電端子(図4、図7の給電端子30a〜30d)と接触する。各受電端子29a〜29dは、現像モジュールや帯電モジュールの変位を吸収し、現像ローラや帯電ローラが適正な当接圧で感光体ドラムに当接するように、薄い板金やスプリングなどで構成されている。但し、当該当接圧は、部品精度や組立精度に多少のバラ付きがあっても確実な接触と給電がなされるように、やや高めに設定されるのが普通である。
図8は現像モジュール32を前側から見た右端部を示しており、規制ブレード37に板金製の端子38が接続された状態が示されている。このようなプロセスユニットを装置本体11に装着すると、受電端子29a〜29dが装置本体11側の給電端子30a〜30dから図9Aのように装着方向とは反対方向の上向きの力を受ける。この上向きの力で現像モジュール32が回動中心32aの回りで図9Bの矢印方向に移動することがある。例えば現像モジュール32が同図で左方向に移動すると感光体ドラムに対する現像ローラの当接圧が増大する。また現像モジュール32が右方向に移動すると感光体ドラムに対する現像ローラの当接圧が減少する。これにより、当接圧の過不足により異常画像が発生することがある。すなわち、当接圧が不足すると「端部画像抜け」となり、当接圧が過多の場合は「感光体ドラム上トナー固着(メダカ)」が発生することがある。
前記特許文献1(特許第4677093号公報、図20)のプロセスユニットは、引張りコイルばね36で規制ブレードと現像ローラを感光体ドラム側に付勢し、かつ、当該引張りコイルばねを介して当該ブレードとローラの両方にバイアス電圧を供給している。しかし、画像形成装置本体内での各種部品のレイアウト上の制約で、プロセスユニットを画像形成装置本体に装着する際に、現像ローラ等の受電端子と本体側給電端子との接触状態が変化する場合がある。そうすると、感光体ドラムと現像ローラの当接圧の過不足が発生し、前述した異常画像が発生するおそれがあった。
本発明の目的は、プロセスユニットを画像形成装置本体に装着する際に、その受電端子が本体側給電端子から受ける力によりプロセスユニット内でプロセス手段が変位するのを防止することにある。これにより、プロセスユニットの感光体ドラムに対するプロセス手段の当接圧の過不足が発生するのを防止し、当該過不足に起因した異常画像の発生を防止する。
前記課題を解決するため、本発明に係るプロセスユニットは、電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセスユニットであって、当該プロセスユニットは、感光体ドラムと、当該感光体ドラムの表面に画像を形成するためのプロセス手段と、当該プロセス手段を機能させるための電圧を電子写真画像形成装置本体から受け取る受電端子を有し、前記プロセスユニットを前記感光体ドラムの軸線と略直角な方向から前記電子写真画像形成装置本体に装着することにより、前記受電端子が前記電子写真画像形成装置本体の給電端子と接触し、前記電子写真画像形成装置本体から前記プロセス手段に所定の電圧が供給されるプロセスユニットにおいて、前記受電端子が、互いに当接し、かつ、相対摺動可能な第1端子部材と第2端子部材を有し、前記第1端子部材が、前記プロセスユニットを前記電子写真画像形成装置本体に装着する際に、前記第2端子部材と相対摺動しつつ、前記給電端子に接触することができるようにした。
本発明は前述のように構成されているので、プロセスユニットを装置本体に装着する際に本体側の給電端子からの力が受電端子の第1端子部材に作用しても、当該力が第2端子部材まで及ばない。このため、給電端子からの力によりプロセスユニット内でプロセス手段が変位するのを防止することができ、感光体ドラムとプロセス手段の当接圧の過不足による画像異常の発生を防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 本発明の実施形態に係るプロセスユニットの端部斜視図である。 図2の左側エンドカバーを示す部分斜視図である。 図2の左側エンドカバーを外した状態の現像ユニットの端部斜視図である。 従来の画像形成装置本体に装着されたプロセスユニットの斜視図である。 従来のプロセスユニットを斜め後側から見た右端部の一部切り欠き斜視図である。 従来のプロセスユニットを斜め後側から見た左端部の斜視図である。 従来のプロセスユニットを斜め前側から見た右端部の斜視図である。 従来のプロセスユニットの現像モジュールを前側から見た右端部の斜視図である。 従来のプロセスユニットを装置本体に装着する時に受電端子が受ける力を示す斜視図である。 従来のプロセスユニットを装置本体に装着した状態で現像モジュールが移動する方向を示す斜視図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明のプロセスユニットの実施形態について説明する。なお、この実施形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係るプロセスユニットを有する画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリの機能を統合した複合機としての、いわゆるAIO(オールインワン)の形式で構成することが出来る。画像形成装置は、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備え、このプロセスユニットの中に現像装置が設けられている。
なお、以下の説明において、参照番号の次のY,C,M,Bkは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック用であることを示し、各色共通の構成を説明する際は、Y,C,M,Bkを適宜省略して番号のみを使用する。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkに、像担持体としての感光体ドラム2と、感光体ドラム2の表面を高電位に帯電させて初期化する帯電手段としての帯電ローラ3が配設されている。また、感光体ドラム2上にトナー画像を形成する現像装置4と、感光体ドラム2の表面を清掃するクリーニングブレード5が配設されている。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体11に対して一体的に着脱可能に構成されている。プロセスユニットはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順で説明したが、この順番に特定されるものではなく順番は任意である。
画像形成装置本体11の上部に、各色のトナーを充填したトナーカートリッジ6が設けられている。トナーカートリッジ6内の各色トナーは、図示しないトナー補給機構を介して対応する現像装置4のトナー収容部7へ移送されるようになっている。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方に、LEDにより各感光体ドラム2の表面を露光する露光装置8が配設されている。露光装置8から各感光体ドラム2へ光が照射され、当該照射(露光)により、感光体ドラム2の表面に、電位の減衰した低電位部と、前記初期化による高電位部からなる静電潜像が形成されるようになっている。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方に、転写装置9が配設されている。転写装置9は、転写体としての無端状のベルトから構成される中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、駆動ローラ12とテンションローラ13との間に掛け渡され、駆動ローラ12が回転することにより、中間転写ベルト10が図の矢印方向に走行するようになっている。
4つの感光体ドラム2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ14が配設されている。この一次転写ローラ14は導電性弾性ローラであり、中間転写ベルト10の裏面から感光体ドラム2に対して押し当てられるように配置されている。
この一次転写ローラ14には一次転写バイアスとして定電流制御されたバイアスが印加されている。各一次転写ローラ14と各感光体ドラム2によって、中間転写ベルト10を挟み込んだ箇所に、一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト10の図1右側の外周面に、二次転写手段としての二次転写ローラ15が接触している。当該二次転写ローラ15と、これに対向する駆動ローラ12とによって、中間転写ベルト10を挟み込んだ箇所に、二次転写ニップが形成されている。
駆動ローラ12に、二次転写バイアス用の電源が接続されている。駆動ローラ12に、トナーと同極性の電圧を印加することで、トナーが中間転写ベルト10から転写紙側へ向かう電圧が生じる。これにより、トナー像を転写紙に転写させることが出来る。
中間転写ベルト10の駆動ローラ12に隣接して、中間転写ベルト10の表面を清掃するベルトクリーニングブレード16が配設されている。このベルトクリーニングブレード16の先端部は、中間転写ベルト10に対してカウンタ接触し、その先端部で掻き取った転写残トナーが、中間転写ベルト10の下側の廃トナー収容部17に回収されるようになっている。
画像形成装置本体11の下部に、記録媒体としての転写紙Pを収容した給紙トレイ19や、給紙トレイ19から転写紙Pを搬出する給紙ローラ20等が設けられている。また、画像形成装置本体11内に、給紙トレイ19から上方へ転写紙Pを案内するための、搬送経路Rが形成されている。
この搬送経路Rにおいて、給紙ローラ20を配設した位置から、二次転写ローラ15を配設した位置に至る途中に、転写紙Pの搬送タイミングを計るための一対のタイミングローラ21が配設されている。また、二次転写ローラ15の配設位置の上方に、転写紙P上の画像を定着させるための定着装置22が配設されている。さらに、定着装置22の上方に一対の排紙ローラ24が配設されている。当該排紙ローラ24によって、画像定着後の転写紙Pを、画像形成装置本体11の上面を凹ませて形成したストック部23に排出するようにしている。
(画像形成装置の動作)
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体ドラム2が図示しない駆動装置によって図1の時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム2の表面が帯電ローラ3によって所定の極性に一様に高電位に帯電されて初期化される。
帯電された各感光体ドラム2の表面に、露光装置8から光がそれぞれ照射されて、それぞれの感光体ドラム2の表面に、露光による低電位部分と前記初期化による高電位部分からなる静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム2に露光する画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体ドラム2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視画像化)される。
中間転写ベルト10を所定張力で掛け渡した駆動ローラ12が回転駆動することにより、中間転写ベルト10が図の矢印で示す方向に走行する。また、各一次転写ローラ14に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ14と各感光体ドラム2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
そして、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体ドラム2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせて転写される。こうして、中間転写ベルト10の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。トナー画像の転写を終えると、クリーニングブレード5によって各感光体ドラム2の表面に残留するトナーが除去される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ20が回転し始め、給紙トレイ19に収容された転写紙Pが搬送経路Rに送り出される。搬送経路Rに送り出された転写紙Pは、タイミングローラ21によって一旦停止される。その後タイミングローラ21の駆動が再開され、転写紙Pが、上記中間転写ベルト10上のトナー画像とタイミングを合わせて、二次転写ローラ15と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送られる。
二次転写ローラ15に、中間転写ベルト10上のトナー画像のトナー帯電極性とは逆極性の転写電圧が印加されており、この逆極性の転写電圧により二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、転写紙Pと中間転写ベルト10上のトナー画像とが二次転写ニップに到達した際、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像が転写紙P上に一括して転写される。
転写後の中間転写ベルト10上に残留するトナーは、ベルトクリーニングブレード16によって除去される。トナー画像が転写された転写紙Pは定着装置22へと搬送され、そこでトナー画像が加圧・加熱により転写紙Pに定着される。その後、転写紙Pは排紙ローラ24によってストック部23へと排出される。
以上の説明は、転写紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作である。但し、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
(プロセスユニット)
図2〜図3A、図3Bに、本発明のプロセスユニット1を示す。プロセスユニット1は、感光体ドラムを保持する感光体モジュール(図7の感光体モジュール31と同じ)と、当該感光体モジュールに回動自在に連結された現像モジュール32と、プロセスユニット1の左右両端に配設されたエンドカバー33L、33Rを有する。
現像モジュール32は、図7のように、感光体モジュール31に対して回動中心32aを中心として一定範囲内で回動可能に取り付けられ、従来と同様に、複数の引張バネによって感光体ドラムの回転軸2aの方向に付勢されている。当該付勢により、現像ローラが所定圧力で感光体ドラムに当接するようになっている。現像モジュール32の当該回動付勢構造により、画像形成装置の周囲温度や装置の内部温度が変動した場合でも、現像モジュール32が回動中心32aを中心として回動することで、感光体ドラムと現像ローラとの当接圧が一定に維持されるようになっている。
一方のエンドカバー33Lと現像モジュール32に、受電端子を構成する第1端子部材40と第2端子部材41が配設されている。これら第1及び第2端子部材40、41はともに導電性板金で形成されている。第1端子部材40は、エンドカバー33Lの内側面に取り付けられた円板部40aと、当該円板部40aの中心に形成された内側接点を構成する凸部40bと、円板部40aに隣接したカシメ部40cを有する。また、第1端子部材40は、エンドカバー33L上縁に係合する連結部40dと、エンドカバー33Lの外側面凹所33Laに係合し外側接点を構成する平板部40eを有する。
第1端子部材40は、図2の拡大断面と図3Aに示すように、円板部40a、連結部40d、平板部40eが、エンドカバー33Lの上端部を内外で挟み込む形になっている。そして、第1端子部材40のカシメ部40cがエンドカバー33L側に切り起こされて、エンドカバー33Lの貫通穴に嵌合することで、第1端子部材40がエンドカバー33Lに固定されている。
第2端子部材41は、図3Bのように、現像モジュール32の側面に固定された基礎部41aと、当該基礎部41aの片側から水平方向外側に突出した立上がり部41bを有する。また、この立上がり部41bから上方に延びた平板部41cと、基礎部41aの反対側から水平方向内側に延び、先端が規制ブレード37に連結された延長部41dを有する。基礎部41aは、現像モジュール32の側面に形成された2つの位置決め用凸部32b、32cで位置決めされている。
受電端子は以上のように第1端子部材40と第2端子部材41の2部品で構成され、図2の断面で示すように、第1端子部材40の凸部40bに、第2端子部材41の平板部41cが弾性的に当接している。第2端子部材41の平板部41cは図の矢印方向に弾性的に変位可能であり、第1端子部材40の凸部40bと常時当接している。第1端子部材40の凸部40bは、この弾性的に当接した状態で、前記平板部41cの面方向に相対摺動可能とされている。なお、平板部41cを弾性的に変位可能にする代わりに、凸部40bを弾性的に変位可能にしてもよい。また、平板部41cと凸部40bの両方を弾性的に変位可能にしてもよい。
第2端子部材41の平板部41cの弾性的変位可能方向は、現像モジュール32を感光体モジュール31に対して回動付勢する複数の引張バネ(図5、図6の第1引張バネ34L、34R及び第2引張バネ35による付勢手段)による付勢方向と垂直な方向である。また、第1端子部材と第2端子部材の相対摺動可能方向は、当該複数の引張バネによる回動付勢方向である。
凸部40bと平板部41cの組み合わせにした理由は、できるだけ小さな当接圧でより確実な当接・導通を得るためである。しかし、本発明の端子部材40、41相互の当接は、以上のような凸部40bと平板部41cの組み合わせに限定されない。凸部同士又は平板部同士の当接形態も当然可能である。
第1端子部材40と第2端子部材41は、同じプロセスユニット1内の部品であり、第1端子部材40と第2端子部材41の相互間で、寸法のバラ付きが少ない。このため、第1端子部材40の凸部40bと、第2端子部材41の平板部41cの当接圧は、あまり高くする必要はない。従って、第1端子部材40と第2端子部材41は、互いに力を及ぼし合うことなく、相対的にスムーズに移動可能である。
プロセスユニット1を感光体ドラムの軸線と略直角な方向から装置本体11側に装着すると、装置本体11側の先端円弧状の給電端子30aが図2のようにエンドカバー33Lの外側面に沿って矢印方向に相対的に上昇し、テーパ部33Lbを乗り越えて第1端子部材40の平板部40eに着座する。これにより、給電端子30aを通して、感光体ドラムの表面の静電潜像を現像するために必要な高電圧が、現像モジュール32の現像ローラ36と規制ブレード37に供給される。
プロセスユニット1の装着の際、給電端子30aがエンドカバー33Lと第1端子部材40を相対的に上方に押す力が作用する。このため、エンドカバー33Lが第1端子部材40と共に現像モジュール32に対して相対的に上方に変位することがある。
従来のプロセスユニット1は、前述したように、受電端子29a〜29dが相対的に摺動可能な2部品構成ではなかったので、エンドカバー33Lないし受電端子29a〜29dに作用する力が現像モジュール32にまで及びやすかった。従って、現像モジュール32に保持された現像ローラと、感光体モジュール31に保持された感光体ドラムとの当接圧が、増減変動するおそれがあった。
しかし、本発明の前記実施形態では、受電端子を前述のように相対摺動可能な2部品で構成している。従って、エンドカバー33Lに係合した第1端子部材40が、プロセスユニット1の装着方向で現像モジュール32に対して変位すると、図2のように第1端子部材40の凸部40bが第2端子部材41の平板部41cに沿って摺動する。これにより、エンドカバー33Lないし第1端子部材40の変位が第2端子部材41や現像モジュール32に伝わらず、現像ローラと感光体ドラムとの当接圧が変化するのを防止することができる。
また、画像形成装置の周囲温度や装置の内部温度が変動したときも、前述のように凸部40bが平板部41cに沿って摺動するので、現像モジュール32が回動中心32aを中心としてスムーズに回動する。従って、温度変動による各部の寸法変化にかかわらず、感光体ドラムと現像ローラとの当接圧を常に一定に維持することができる。これにより、従来、前記当接圧の過不足により生じていた「端部画像抜け」や「メダカ」と呼称される感光体ドラム上トナー固着などの異常画像の発生を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。また、本発明に係るプロセスユニットは、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、その他の複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等に設けることも可能である。
また、本発明はプロセスユニットのプロセス手段の受電端子全般に適用可能であり、前述した現像モジュールの受電端子以外に、例えば帯電ローラを保持する帯電モジュールの受電端子を前述と同様に2部品構成にしてもよい。また、本発明は受電端子を2部品構成にする他、さらに3部品又はそれ以上の構成にすることも可能である。
また、第1端子部材40の凸部40bと第2端子部材41の平板部41cは、互いに入れ換えて配設してもよい。すなわち、第1端子部材40に平板部を形成し、第2端子部材41に凸部を形成してもよい。
1Y,1C,1M,1Bk:プロセスユニット
2:感光体ドラム
3:帯電ローラ
4:現像装置
5:クリーニングブレード
6:トナーカートリッジ
7:トナー収容部
8:露光装置
9:転写装置
10:中間転写ベルト
11:画像形成装置本体
29a-29d:受電端子
30a-30d:給電端子
31:感光体モジュール
32:現像モジュール
32a:回動中心
33R、33L:エンドカバー
34L、34R:第1引張バネ
35:第2引張バネ
36:現像ローラ
37:規制ブレード
40:第1端子部材
40a:円板部
40b:凸部
40c:カシメ部
40d:連結部
40e:平板部
41:第2端子部材
41a:基礎部
41b:立上がり部
41c:平板部
41d:延長部
特許第4677093号公報

Claims (4)

  1. 電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセスユニットであって、当該プロセスユニットは、感光体モジュールに支持された感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面に現像剤を供給して当該感光体ドラムの表面に画像を形成する現像ローラとを有するプロセス手段と、当該プロセス手段を機能させるための電圧を電子写真画像形成装置本体から受け取る受電端子を有し、前記現像ローラが前記受電端子に接続され、前記プロセスユニットを前記感光体ドラムの軸線と略直角な方向から前記電子写真画像形成装置本体に装着することにより、前記受電端子が前記電子写真画像形成装置本体の給電端子と接触し、当該給電端子から前記受電端子を介して前記現像ローラに、前記感光体ドラムの表面の静電潜像を現像するために必要な所定の電圧が供給されるプロセスユニットにおいて、
    前記受電端子が、互いに当接し、かつ、相対摺動可能な第1端子部材と第2端子部材を有し、前記現像ローラが前記第2端子部材を有する現像モジュールに支持され、当該現像モジュールと前記感光体モジュールの二つのモジュールの両端が、少なくとも一方が前記第1端子部材を有する一対のエンドカバーで支持された状態で、前記現像ローラが付勢手段によって前記感光体ドラムに付勢され、かつ、前記第1端子部材と第2端子部材が当該付勢手段による付勢方向で相対摺動可能にされ、前記第1端子部材が、前記プロセスユニットを前記電子写真画像形成装置本体に装着する際に、前記第2端子部材と相対摺動しつつ、前記給電端子に接触することができるようにしたプロセスユニット。
  2. 前記第1端子部材と第2端子部材のいずれか一方に平面部が形成され、他方に前記平面部に当接する凸部が形成された請求項のプロセスユニット。
  3. 前記平面部又は凸部の少なくとも一方が前記付勢手段による付勢方向と垂直な方向で弾性変位可能に配設された請求項のプロセスユニット。
  4. 請求項1からのいずれか1のプロセスユニットを有する画像形成装置。

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