JP6108208B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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本構成によれば、切替ギアについて搬送部側位置とキャリッジ側位置とを切替える構成において、制御部による読取処理によって、搬送読取の際に、1回の搬送で原稿の両面を読取部に読取らせることができる。
本構成によれば、搬送読取部による補正データの取得と、移動処理とを並行して実行することにより、搬送読取を開始するまでにかかる時間を短くすることができる。
高解像度に対応する読取のタイミングで補正データの取得をしている際、キャリッジの移動速度は、高解像度に対応させる結果、低解像度に対応させる場合と比べて移動速度が遅く、すなわち高解像度での補正データの取得時、例えば、タイミング信号の周波数が低下された場合、移動処理の完了が遅れる傾向にある。そのため、本構成によれば、搬送読取部による補正データの取得と、移動処理とを別に実行し、移動処理でのタイミング信号の周波数を増加させることで、移動処理における移動速度が、搬送読取部による補正データの取得の影響を受けないようにすることができ、移動処理の完了が遅れることを抑制することができる。
キャリッジの移動速度は、低解像度の場合、タイミング信号の周波数が高解像度の場合よりも低下されにくく、高解像度の場合よりも速い。そして、移動処理の完了が遅れにくい。そのため、本構成によれば、搬送読取部の補正データの取得と移動処理とを並行して実行することで、搬送読取を開始するまでにかかる時間を短くすることができる。
原稿検出処理において原稿を検出した場合は、原稿の読取動作を開始する前に、原稿が誤って搬送路内に引き込まれている状態であるので、本構成によれば、搬送路内に引き込まれた原稿から補正データを取得すことを防止することができる。
切替処理の際に、新たな原稿を搬送路内に引き込んでしまい、搬送読取部が原稿から補正データを取得する虞がある。このため、新たな原稿を搬送路内に引き込まないよう、本構成のように、搬送読取部による補正データの取得が完了してから切替処理を行うことが好ましい。
切替ギアについて搬送部側位置とキャリッジ側位置とを切替える構成においては、切替処理の後はキャリッジを移動させることはできないので、移動処理の前にあらかじめ取得処理を実行する必要がある。そのため、本構成によれば、搬送読取を開始するまでの処理を効率的に実行することができる。
1.画像読取装置の外観構成
画像読取装置1は、図3等に示されるように、搬送読取部6、移動読取部7、キャリッジ8、自動原稿給紙(オートドキュメントフィーダ:ADF)装置40、および原稿台3等を含む。また、図1に示すように、画像読取装置1の前側には、各種のボタンからなる操作部11、および例えば、液晶ディスプレイからなる表示部12が設けられている。操作部11は、読取開始キー11Aおよび電源キー11Bを含む。
ADF装置40は、搬送部44によって、原稿トレイ42に載置されている原稿を一枚ずつ搬送して排紙トレイ43に排出する。
2−1.駆動力伝達機構の構成
本実施形態では、1つのモータ31にて移動機構9および搬送部44を駆動している。つまり、駆動力伝達機構13は、モータ31で発生した駆動力、すなわち、モータトルクを選択的に移動機構9または搬送部44に伝達している。
3.1 FB読取時
画像読取装置1の非稼働時には、移動読取部7は待機位置WPにあり、遊星ギア17はFB側位置に位置している。そして、例えば、読取開始キー11Aがユーザにより操作されてFB読取が開始されると、CPU20は、モータ31を正回転させて太陽ギア15を正転させる。
画像読取装置1の非稼働時には、移動読取部7は待機位置WPにあり、遊星ギア17はFB側位置に位置している。そして、読取開始キー11Aがユーザにより操作されてADF読取の開始の指示がされると、CPU20は、モータ31を逆回転させて太陽ギア15を逆転させる。
画像読取装置1は、図6に示すように、CPU20(制御部の一例)、ROM26、RAM27、NVRAM(不揮発RAM)28、ネットワークインターフェイス(以下、ネットワークI/Fと記す)24を備え、これらに、搬送読取部6、移動読取部7、操作部11、表示部12、割込信号生成部29、カウンタ35、フロントセンサ47、リアセンサ48、原稿センサ49およびモータ駆動IC30等が接続される。モータ駆動IC30には、モータ31が接続される。
次に、図7から図10を参照して、画像読取装置1におけるスキャン機能処理に関する各実施例を説明する。なお、本実施形態では、ADF読取の際に、例えば、読取開始キー11Aがユーザによって押され、ADF読取指示を受けた場合を例に、スキャン機能処理を説明する。
図7に示される実施例1のスキャン機能処理において、CPU20は、まず、移動読取部7による光量調整、および白データ取得(移動補正データ取得処理の一例)を開始する(ステップS105)。次いで、移動読取部7による、光量調整および白データ取得が終了したか否かを判断する(ステップS110)。移動読取部7による光量調整および白データ取得がまだ終了していないと判断した場合、光量調整および白データ取得が終了するまで待機する(ステップS110:NO)。
ここで、遊星ギア17をFB側位置からADF側位置に切替える際、第1バネ16による遊星ギア17の公転抑制力より、太陽ギア15の逆転による遊星ギア17の自転力によるFB側伝達ギア21からの反作用力の方か大きい必要がある。そのため、切替動作におけるモータトルクは、第1バネ16による遊星ギア17の公転抑制力より、FB側伝達ギア21からの反作用力の方か大きくなるように、例えば実験により事前に決定される。
この切替動作の際のモータトルクは、第1バネ16による遊星ギア17の公転抑制力より、ADF側伝達ギア23からの反作用力の方か大きくなるように、実験によって事前に決定される。それによって、遊星ギア17がADF側伝達ギア23から切離される。
上記したように、実施例1において、CPU20は、搬送読取部6が読取った原稿の画像を補正するための補正データを取得する搬送補正データ取得処理と、搬送部44によって搬送される原稿と対向する位置に、移動読取部7すなわち、キャリッジ8を移動させる移動処理とを並行して行う(ステップS115)。そのため、ADF読取を開始するまでにかかる時間を短くすることができる。
次に図8および図9を参照して、スキャン機能処理の実施例2を説明する。実施例1では、搬送補正データ取得処理と移動処理とを同時に実行する例を示したが、実施例2では、搬送補正データ取得処理の終了後に移動処理を実行する例を説明する。なお、実施例1と同一の処理には同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
高解像度に対応する読取のタイミングで補正データの取得をしている際、キャリッジ8の移動速度は、高解像度に対応させる結果、低解像度に対応させる場合と比べて移動速度が遅く、すなわち高解像度での補正データの取得時、例えば、タイミング信号である割込信号Swの周波数が低下され、移動処理の完了が遅れる傾向にある。そのため、搬送読取部6による補正データの取得処理(ステップS205)と、キャリッジ8の移動処理(ステップS220)とを別に実行する。そして、移動処理での割込信号Swの周波数を増加させることで、移動処理におけるキャリッジ8の移動速度が、搬送読取部6による補正データ取得時の割込信号Swの影響を受けないようにすることができ、搬送読取を開始が遅れることを抑制することができる。
次に図10を参照して、スキャン機能処理の実施例3を説明する。実施例1では、移動処理(ステップS115)の後であって切替動作が終了した(ステップS135)後に、搬送補正データ取得処理が完了しているか否かを判断する判断処理(ステップS150)を実行する例を示したが、実施例3では、移動処理(ステップS115)の直後であって切替動作を開始する前に判断処理を実行する例を説明する。なお、実施例1と同一の処理には同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
このように、実施例3では、CPU20は、移動処理(ステップS115)の直後に、搬送補正データ取得処理が完了しているか否かを判断する判断処理(ステップS305)を実行する。そして、判断処理において搬送補正データ取得処理が完了していると判断する場合、切替処理を実行する。
本実施形態では、上記したように、CPU20は、ADF読取の際に、遊星ギア17をFB側位置からADF側位置に切替える(ステップS135)。そして、搬送部44によって搬送される原稿と対向する位置にある状態での搬送読取部6と移動読取部7とに、搬送部44によって搬送される原稿を読取らせる読取処理(ステップS155)を実行する。そのため、遊星ギア17についてADF側位置とFB側位置とを切替える構成において、ADF読取の際に、1回の搬送で原稿の両面を各読取部6,7によって読取らせることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
Claims (6)
- 原稿を搬送路に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記原稿の画像を読取る搬送読取部と、
所定の方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジに保持され、前記搬送部によって搬送される前記原稿について、前記搬送読取部が読取る面と異なる面の画像を読取る移動読取部と、
モータと、
前記モータが供給する動力を伝達するモータ側伝達ギアと、
前記搬送部が搬送する前記原稿の画像を前記搬送読取部によって読取る搬送読取の際に、前記搬送部に前記動力を伝達する搬送部側伝達ギアと、
前記キャリッジを移動させて前記原稿の画像を前記移動読取部によって読取る移動読取の際に、前記キャリッジに前記動力を伝達するキャリッジ側伝達ギアと、
前記搬送読取の際に、前記モータ側伝達ギアと前記搬送部側伝達ギアとを連結する搬送部側位置で前記搬送部側伝達ギアと噛合い、前記移動読取の際に、前記モータ側伝達ギアと前記キャリッジ側伝達ギアとを連結するキャリッジ側位置で前記キャリッジ側伝達ギアと噛合うように切替わる切替ギアと、
制御部とを備え、
前記制御部は、
前記搬送読取部が読取った原稿の画像を補正するための補正データを取得する搬送補正データ取得処理と、
前記搬送部によって搬送される前記原稿と対向する位置に前記キャリッジを移動させる移動処理と、
前記移動処理の後に、前記切替ギアを前記キャリッジ側位置から前記搬送部側位置に切替える切替処理と、
前記搬送読取の際に、前記搬送部によって搬送される前記原稿と対向する位置にある状態での前記搬送読取部と前記移動読取部とに、前記搬送部によって搬送される前記原稿を読取らせる読取処理とを実行する、画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置において、
前記搬送補正データ取得処理および前記移動処理において共通に使用されるタイミング信号を生成する信号生成部を備え、
前記制御部は、
前記信号生成部による前記タイミング信号の生成を制御するタイミング処理と、
読取の設定が高解像度に設定されているか否かを判断する設定判断処理とを、さらに実行し、
前記設定判断処理において高解像度に設定されていると判断する場合、
前記搬送補正データ取得処理を実行した後、前記タイミング処理によって前記タイミング信号の周波数を変更して前記移動処理を実行する、画像読取装置。 - 請求項2に記載の画像読取装置において、
前記制御部は、
前記設定判断処理において高解像度に設定されていないと判断する場合、前記搬送補正データ取得処理を実行する際に、前記タイミング処理によって生成される前記タイミング信号に基づき前記移動処理を実行する、画像読取装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記搬送路内の、前記搬送読取部および前記移動読取部よりも上流に設けられ、前記原稿を検出する原稿検出部を備え、
前記制御部は、
前記原稿検出部により前記原稿を検出する原稿検出処理を実行し、
前記切替処理の開始後であって前記原稿の読取の開始前に、前記原稿検出処理において前記原稿を検出した場合は、
前記モータの駆動を停止する停止処理を実行する、画像読取装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記制御部は、
前記移動処理に続いて、前記搬送補正データ取得処理が完了しているか否かを判断する判断処理を実行し、
前記判断処理において前記搬送補正データ取得処理が完了していると判断する場合、前記切替処理を実行する、画像読取装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記キャリッジの移動経路上に設けられる被読取部材を備え、
前記制御部は、
前記移動処理の前に、前記移動読取部に前記被読取部材を読取らせることで、当該移動読取部が読取った原稿の画像を補正するための補正データを取得する移動補正データ取得処理を実行する、画像読取装置。
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