JP6107123B2 - 酸素濃度測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種の炉内雰囲気中の酸素濃度を測定する酸素濃度測定装置に関する。特に一定の測定精度を維持することができる酸素濃度測定装置に関する。
金属部品の熱処理、表面処理等に用いる炉内では、酸素は非常に微量である。このように微量の酸素を測定するために、主としてセラミックスを用いた酸素濃度測定装置が採用されている。
特許文献1には、従来の酸素濃度測定装置が開示されている。図7は、従来の酸素濃度測定装置のセンサ部分近傍の内部構造を模式的に示す部分断面図である。図7に示すように、従来の酸素濃度測定装置では、アルミナ管13内部を流れる基準ガスと、測定対象となる測定ガスとの酸素濃度差によりジルコニア(素子)12で発生する起電力を、内部電極16に接続された白金電極14と外部電極17に接続された白金電極15との電位差として測定する。
発生する起電力の大きさは、基準ガスの温度によっても変動する。そこで、熱電対18を用いた熱電対温度測定部により基準ガスの温度を測定しておくことにより、ネルンストの式を用いて周囲環境の温度変化に応じた測定ガスの酸素濃度を算出することができる。
特開平03−105243号公報
特許文献1に開示された酸素濃度測定装置では、熱電対18の結合部分を熱電対温度測定部として機能させている。しかし、結合部分から基準ガスを流出する経路は確保されておらず、結合部分の近傍に流入した基準ガスが滞留する。したがって、基準ガスの酸素濃度を一定に維持することが困難であり、ジルコニア素子12で発生する起電力にばらつきが生じるおそれがあるという問題点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、基準ガスの酸素濃度を一定に維持することができ、測定ガスの酸素濃度を正しく測定することが可能な酸素濃度測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る酸素濃度測定装置は、測定対象となる測定ガスと接触する側において外部電極と、基準ガスと接触する側において内部電極と、それぞれ接続され、前記測定ガスの酸素濃度と前記基準ガスの酸素濃度との差に応じて起電力を発生するジルコニア素子と、前記外部電極に接続された第1の白金電極と、前記内部電極に接続された第2の白金電極と、温度を測定する熱電対とを備える酸素濃度測定装置において、前記基準ガスが流入する基準ガス流入管の一端に円柱状の第1のセンサ保持部材と、該第1のセンサ保持部材に嵌め合わされている、前記ジルコニア素子を保持する円柱状の第2のセンサ保持部材とを備え、前記第1のセンサ保持部材には前記基準ガスが流通可能な穴部を設けてあり、前記第1のセンサ保持部材と前記第2のセンサ保持部材との間に、前記基準ガス流入管及び前記穴部を経由して流入した基準ガスを流出させる隙間を設けてあり、前記基準ガス流入管を内挿している基準ガス流出管と前記基準ガス流入管との間の空間を、前記基準ガスが流出する基準ガス流出経路として用いることを特徴とする。
上記構成では、基準ガスが、基準ガス流入管及び穴部を経由してジルコニア素子の近傍まで流入し、第1のセンサ保持部材と第2のセンサ保持部材との間の隙間から、基準ガス流入管を内挿している基準ガス流出管と基準ガス流入管との間の基準ガス流出経路を通って外部へと流出する。これにより、ジルコニア素子近傍において、基準ガスが滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持した状態で測定ガスの酸素濃度を測定することができ、高い測定精度を有する酸素濃度測定装置を提供することが可能となる。
また、本発明に係る酸素濃度測定装置は、前記第1のセンサ保持部材及び前記第2のセンサ保持部材は、互いに嵌め合わせる側の端面をV字状に切り込んであり、前記隙間は、前記端面の突出する部分と切り込んである部分とを嵌め合わせることにより形成されていることが好ましい。
上記構成では、第1のセンサ保持部材及び第2のセンサ保持部材は、互いに嵌め合わせる側の端面をV字状に切り込んであり、隙間は、端面の突出する部分と切り込んである部分とを嵌め合わせることにより形成されているので、第1のセンサ保持部材の穴部を流通した基準ガスは、形成された隙間から基準ガス流出経路を通って確実に外部へと流出する。したがって、ジルコニア素子近傍において、基準ガスが滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持した状態で測定ガスの酸素濃度を測定することができ、高い測定精度を有する酸素濃度測定装置を提供することが可能となる。
また、本発明に係る酸素濃度測定装置は、前記穴部は、前記基準ガス流入管と連結するように、前記第1のセンサ保持部材を貫通する貫通孔として形成されていることが好ましい。
上記構成では、穴部が基準ガス流入管と連結するように、第1のセンサ保持部材を貫通する貫通孔として形成されているので、ジルコニア素子の近傍まで確実に基準ガスを流入させることができる。したがって、ジルコニア素子近傍において、基準ガスが滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持した状態で測定ガスの酸素濃度を測定することができ、高い測定精度を有する酸素濃度測定装置を提供することが可能となる。
また、本発明に係る酸素濃度測定装置は、前記穴部は、前記第1のセンサ保持部材の中央部分に形成されていることが好ましい。
上記構成では、穴部が、第1のセンサ保持部材の中央部分に形成されているので、ジルコニア素子の近傍まで確実に基準ガスを流入させることができる。したがって、ジルコニア素子近傍において、基準ガスが滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持した状態で測定ガスの酸素濃度を測定することができ、高い測定精度を有する酸素濃度測定装置を提供することが可能となる。
また、本発明に係る酸素濃度測定装置は、前記熱電対は、前記第1のセンサ保持部材に挿通されており、前記穴部は、前記熱電対を前記第1のセンサ保持部材に挿通する貫通孔として形成されていることが好ましい。
上記構成では、熱電対は、第1のセンサ保持部材に挿通されており、穴部は、熱電対を第1のセンサ保持部材に挿通する貫通孔として形成されているので、新たな穴部を形成する必要がない。また、ジルコニア素子の近傍まで確実に基準ガスを流入させることができる。したがって、熱電対が挿通されている穴部を通じて基準ガスが流入してくるので、ジルコニア素子近傍において、基準ガスが滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持した状態で測定ガスの酸素濃度を測定することができ、高い測定精度を有する酸素濃度測定装置を提供することが可能となる。
上記構成によれば、基準ガスが、基準ガス流入管及び穴部を経由してジルコニア素子の近傍まで流入し、第1のセンサ保持部材と第2のセンサ保持部材との間の隙間から、基準ガス流入管を内挿している基準ガス流出管と基準ガス流入管との間の基準ガス流出経路を通って外部へと流出する。これにより、ジルコニア素子近傍において、基準ガスが滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持した状態で測定ガスの酸素濃度を測定することができ、高い測定精度を有する酸素濃度測定装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置の先端部分の構成を示す部分断面図である。 ジルコニア素子の起電力と測定ガスの酸素濃度との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置の第1のセンサ保持部材の正面図である。 本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置の第1のセンサ保持部材の部分側面図である。 本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置の第1のセンサ保持部材と第2のセンサ保持部材との嵌め合わせ状態を模式的に示す斜視図である。 従来の酸素濃度測定装置のセンサ部分近傍の内部構造を模式的に示す部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置の構成を示す断面図である。本実施の形態に係る酸素濃度測定装置1は、酸素濃度を測定する基準となる基準ガスが流入する円筒状のアルミナ管(基準ガス流入管)13の一端(先端)に、ジルコニア素子12を含む酸素センサ部10を備えている。アルミナ管13の他端には、基準ガスを流入する基準ガス流入口2を備えている。また、アルミナ管13を内挿するアルミナ管(基準ガス流出管)20を備えており、アルミナ管13とアルミナ管20との間の空間を基準ガス流出経路として機能させている。
図2は、本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置1の先端部分の構成を示す部分断面図である。図2に示すように、本実施の形態に係る酸素濃度測定装置1は、ジルコニア素子12を含む酸素センサ部10を一端に備えたアルミナ管13が、アルミナ管20を内挿する保護管19に収納されている。ジルコニア素子12は、アルミナ管13内部を流れる基準ガスと接触する側において内部電極16と、酸素濃度の測定対象となる測定ガスと接触する側において外部電極17とに、それぞれ接続されている。
また、白金電極(第1の白金電極)15が外部電極17に、白金電極(第2の白金電極)14が内部電極16に、それぞれ接続されている。なお、ジルコニア素子12は、外部電極17及び内部電極16と一体化して形成されている。内部電極16は、例えばジルコニア素子12の基準ガスと接触する側に白金ペーストを塗布しておき、第2の白金電極14を後述するセンサ保持部材で押しつけた状態で焼き付けることにより形成される。
ジルコニア素子12は、一定の高温環境下では、酸素濃度が高い方から低い方へ電荷が移動するという性質を有している。したがって、電荷の移動によりジルコニア素子12に発生する起電力を、内部電極16と外部電極17との電位差として測定することにより、測定ガスの酸素濃度を測定することができる。
つまり、基準ガスの酸素濃度をPR (%)、測定ガスの酸素濃度をPM (%)とした場合、(式1)のネルンストの式が成立する。
Figure 0006107123
本実施の形態では、ジルコニア素子12において、酸素濃度の高い側では酸素イオンが発生し、低い側では酸素イオンから酸素が発生するという、イオン電導が生じる。イオン電導の化学反応式は、(式2)のように表すことができる。
Figure 0006107123
したがって、(式1)における「反応に含まれる電子数n」は、‘4’となる。
基準ガスの酸素濃度PR は既知であることから、ジルコニア素子12で発生する起電力Eを測定することにより、測定ガスの酸素濃度PM を(式1)から算出することができる。図3は、ジルコニア素子12で発生する起電力Eと測定ガスの酸素濃度PM との関係を示すグラフである。図3に示すように、酸素濃度PM は起電力Eの対数関数値として変動していることがわかる。したがって、ジルコニア素子12で発生する起電力Eを測定することにより、測定ガスの酸素濃度PM を求めることができる。
なお、(式1)に示すネルンストの式からもわかるように、起電力Eは、周囲の雰囲気の温度(絶対温度)Tによって変動する。そこで、熱電対18を用いた熱電対温度測定部により基準ガスの温度(絶対温度)Tを測定しておくことにより、ネルンストの式から正しい起電力Eを求めることができ、より正確に測定ガスの酸素濃度PM を求めることができる。
図2に戻って、本実施の形態に係る酸素濃度測定装置1は、アルミナ管13の一端に、円柱状の第1のセンサ保持部材31と、第1のセンサ保持部材31と嵌め合わせることが可能な、ジルコニア素子12を保持する円柱状の第2のセンサ保持部材32とを備えている。第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間には基準ガスを流通させる隙間を設けてある。熱電対18は、アルミナ管13及び第1のセンサ保持部材31の内部を貫通する穴部に挿通されており、結合部分を熱電対温度測定部として機能させて基準ガスの温度を測定することにより、基準ガスの正確な酸素濃度を把握することができ、測定ガスの酸素濃度PM の測定精度を高めることができる。
なお、アルミナ管13の一端に備える第1のセンサ保持部材31は、アルミナ系の材料で形成されており、第1のセンサ保持部材31と嵌め合わせる第2のセンサ保持部材32も、アルミナ系の材料で形成されている。図2では、熱電対18は、アルミナ管13及び第1のセンサ保持部材31の中央部分に貫通孔として形成されている穴部に挿通されている。熱電対18は、後述の図4に示すように、少なくとも一方の線がアルミナ管などに挿通されることにより、一方の線と他方の線とが絶縁された状態となっているが、図2ではアルミナ管の図示を省略している。なお、第1のセンサ保持部材31の穴部は、特にこれに限定されるものではなく。例えば熱電対18を挿通する貫通孔として複数形成しても良い。
図4は、本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置1の第1のセンサ保持部材31の正面図であり、図5は、本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置1の第1のセンサ保持部材31の部分側面図である。図4(a)は、図2と同様、中央部分に、熱電対18を挿通する貫通孔として穴部310を備える構成を示しており、図4(b)は、熱電対18を挿通する貫通孔として一対の穴部311を備える構成を示している。図5(a)は、第2のセンサ保持部材32を嵌め合わせていない状態を示しており、図5(b)は、第2のセンサ保持部材32を嵌め合わせた状態を示している。
まず、図4(a)に示すように、第1のセンサ保持部材31の中央部分に貫通孔として穴部310を備えている場合、すなわち第1のセンサ保持部材31が中空である場合には、アルミナ管13に挿通させ、少なくとも一方の線がアルミナ管182などに挿通されることにより、一方の線と他方の線とが絶縁された熱電対18を穴部310から引き出し、引き出された熱電対18を互いに結合することで、熱電対温度測定部として機能させる結合部分181を形成している。基準ガスは、アルミナ管13の穴部310から第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間の空間50(図5(b)参照)へと誘導される。
図4(b)及び図5に示すように、第1のセンサ保持部材31に熱電対18を挿通する貫通孔が、基準ガスが流通する一対の穴部311として形成されている。基準ガスは、アルミナ管13を通って、熱電対18が挿通されている一対の穴部311から、第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間の空間50へと誘導される。
そして、図5(a)に示す第1のセンサ保持部材31を、図5(b)に示すように、第2のセンサ保持部材32と嵌め合わせた場合、第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間に空間50が形成され、熱電対18の結合部分181を空間50内に配置することができる。本実施の形態では、第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との嵌め合わせ部分の形状を工夫することで、基準ガスの流出経路となる隙間60を形成している。なお、図5(a)及び図5(b)は、図4(b)の形状を有する第1のセンサ保持部材31を用いる場合について説明しているが、図4(a)の形状を有する第1のセンサ保持部材31を用いる場合においても、同様の効果を得ることができる。この場合、第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間の空間50は、図4(b)の形状を有する第1のセンサ保持部材31を用いる場合と同じとなる。
図6は、本発明の実施の形態に係る酸素濃度測定装置1の第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との嵌め合わせ状態を模式的に示す斜視図である。図6に示すように、第1のセンサ保持部材31及び第2のセンサ保持部材32は、円柱状であり、嵌め合わせる側の端面を互いに嵌め合わせることが可能なようにV字状に切り込んである。そして、第1のセンサ保持部材31に対して、第2のセンサ保持部材32の突出する部分を、互いに対向する位置から90度回転させて嵌め合わせる。すなわち、第1のセンサ保持部材31及び第2のセンサ保持部材32の各端面の突出する部分と切り込んである部分とを嵌め合わせることにより、第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間に空間50及び隙間60が形成される。
したがって、第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間の空間50まで誘導されてきた基準ガスは、隙間60から図2に示すアルミナ管13とアルミナ管20との間の基準ガス流出経路61を通って外部へと流出する。つまり、ジルコニア素子12の近傍において、基準ガスは滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持することが容易となる。
なお、第2の白金電極14は、ジルコニア素子12(内部電極16)の一方の面に圧着させることが好ましい。起電力Eをより確実に測定するためである。本実施の形態では、第2の白金電極14の先端部分を、ジルコニア素子12(内部電極16)とジルコニア素子12へ第2の白金電極14を押しつけて保持する第2のセンサ保持部材32とで挟持している。
以上のように本実施の形態によれば、基準ガスが、アルミナ管13及び第1のセンサ保持部材31に形成されている穴部310又は一対の穴部311を経由して流入し、第1のセンサ保持部材31と第2のセンサ保持部材32との間の隙間60から、アルミナ管13とアルミナ管20との間の基準ガス流出経路61へと流出し、基準ガス流出経路61を通って外部へと流出する。これにより、ジルコニア素子12の近傍において、基準ガスが滞留することがなく、基準ガスの酸素濃度を一定に維持した状態で測定ガスの酸素濃度を測定することができる。したがって、高い測定精度を有する酸素濃度測定装置1を提供することが可能となる。
その他、上述した実施の形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができることは言うまでもない。
1 酸素濃度測定装置
10 酸素センサ部
12 ジルコニア素子
13 アルミナ管(基準ガス流入管)
14 白金電極(第2の白金電極)
15 白金電極(第1の白金電極)
16 内部電極
17 外部電極
18 熱電対
20 アルミナ管(基準ガス流出管)
31 第1のセンサ保持部材
32 第2のセンサ保持部材
50 空間
60 隙間
61 基準ガス流出経路
181 結合部分
310、311 穴部

Claims (5)

  1. 測定対象となる測定ガスと接触する側において外部電極と、基準ガスと接触する側において内部電極と、それぞれ接続され、前記測定ガスの酸素濃度と前記基準ガスの酸素濃度との差に応じて起電力を発生するジルコニア素子と、
    前記外部電極に接続された第1の白金電極と、
    前記内部電極に接続された第2の白金電極と、
    温度を測定する熱電対と
    を備える酸素濃度測定装置において、
    前記基準ガスが流入する基準ガス流入管の一端に円柱状の第1のセンサ保持部材と、該第1のセンサ保持部材に嵌め合わされている、前記ジルコニア素子を保持する円柱状の第2のセンサ保持部材とを備え、
    前記第1のセンサ保持部材には前記基準ガスが流通可能な穴部を設けてあり、
    前記第1のセンサ保持部材と前記第2のセンサ保持部材との間に、前記基準ガス流入管及び前記穴部を経由して流入した基準ガスを流出させる隙間を設けてあり、
    前記基準ガス流入管を内挿している基準ガス流出管と前記基準ガス流入管との間の空間を、前記基準ガスが流出する基準ガス流出経路として用いることを特徴とする酸素濃度測定装置。
  2. 前記第1のセンサ保持部材及び前記第2のセンサ保持部材は、互いに嵌め合わせる側の端面をV字状に切り込んであり、
    前記隙間は、前記端面の突出する部分と切り込んである部分とを嵌め合わせることにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の酸素濃度測定装置。
  3. 前記穴部は、前記基準ガス流入管と連結するように、前記第1のセンサ保持部材を貫通する貫通孔として形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の酸素濃度測定装置。
  4. 前記穴部は、前記第1のセンサ保持部材の中央部分に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の酸素濃度測定装置。
  5. 前記熱電対は、前記第1のセンサ保持部材に挿通されており、
    前記穴部は、前記熱電対を前記第1のセンサ保持部材に挿通する貫通孔として形成されていることを特徴とする請求項3に記載の酸素濃度測定装置。
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