JP6107108B2 - Posシステムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、POSシステムおよびプログラムに関する。
POSシステムにおいては、不正防止、あるいは商品登録や精算などのミスの確認、取引内容等の確認の効率化などのために、POS端末装置の近傍をカメラによって撮像するようにしたものが知られている。
例えば、商品に付されたデータコードを含む商品画像を撮像する第1の撮像部と、顧客から預かった券の券面画像を撮像する第2の撮像部を備え、第1の撮像部と第2の撮像部のそれぞれにより撮像された画像データを切り替えるようにされたチェックアウトシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば店員が買い上げ商品を登録する登録装置と、商品が登録された後に顧客自らが精算を行う精算装置とがそれぞれ別個の装置として構成され、店内において異なる位置に配置されるPOSシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4861287号公報 特開2011−158993号公報
特許文献2に記載されるようなPOSシステムの場合には、登録装置と精算装置のそれぞれに対応してカメラを備えることになる。これにより、例えば登録装置に対して買い上げ商品を登録しているときの状況を示す登録時の撮像画像と、精算装置により精算している状況を示す精算時の撮像画像とを得ることができる。
例えば、買い上げ商品に対する未払いや顧客からのクレームなどの何らかのトラブルが生じた場合には、そのトラブルの生じた取引に対応する登録時の撮像画像と精算時の撮像画像とを表示できるようにすることが求められる。
しかし、登録装置と精算装置とがそれぞれ別個の装置として構成され、それぞれが異なる場所に配置されている場合には、登録時の撮像画像は登録装置において個別に管理され、精算時の撮像画像は精算装置において個別に管理される。このために、同じ取引に対応している登録時の撮像画像と精算時の撮像画像とを迅速に同一の画面に表示させることができないという問題がある。
一具体例として、例えば同一の商品が2回重複して登録されたために、実際の購入点数よりも登録された買い上げ点数の方が多く、合計金額がその分高くなってしまっているとのクレームが、精算後のレシートを持参した顧客からあったとする。
この場合、精算後のレシートの番号により精算装置から精算時の撮像画像を読み出して閲覧することは可能である。しかし、この取引に対応する登録時の撮像画像については、精算後のレシートの番号と対応付けられてはいないために、直ちに閲覧することはできない。
この場合において精算時の撮像画像を閲覧するには、例えば店員は、精算装置からジャーナルデータを呼び出し、目視でジャーナルデータの内容を参照することで、取引が行われた登録装置を特定する。そして、店員は、特定した登録装置を対象として、さらに登録時の撮像画像を検索するという手順を踏まねばならない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、登録装置と精算装置とが別個に備えられるようなPOSシステムにおいて、同じ取引に対応して撮像した登録時の撮像画像と、精算時の撮像画像とを対応付けて迅速に閲覧できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様としてのPOSシステムは、顧客の購入対象の商品を登録する1以上の登録装置と、前記商品の登録情報に基いて精算を行う複数の精算装置とを有するPOSシステムにおいて、前記登録装置に対して行われる取引ごとの登録の状況を撮像して登録状況画像を取得する第1の撮像手段と、前記登録装置により登録された取引情報に基いて前記精算装置に対して行われる精算の状況を撮像して精算状況画像を取得する第2の撮像手段と、登録が行われるのに応じて前記登録装置が生成する登録情報と、前記登録状況画像と、精算が行われるのに応じて前記精算装置が生成する精算情報と、前記精算状況画像とを、同じ取引ごとに対応付ける対応付け手段と、登録済みの取引が指定されるのに応じて、選択された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを表示する表示制御手段とを備え、前記登録装置は、登録が完了するのに応じて登録された商品について精算を行うべき精算装置を選択し、選択した精算装置に登録データを送信し、前記精算装置は、受信した登録データを利用して精算待機の状態を設定し、前記表示制御手段は、指定された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを画面における同一領域にて選択可能に表示する。
また、本発明の一態様は、顧客の購入対象の商品を登録する1以上の登録装置と、前記商品の登録情報に基いて精算を行う複数の精算装置とを有し、前記登録装置は、登録が完了するのに応じて登録された商品について精算を行うべき精算装置を選択し、選択した精算装置に登録データを送信し、前記精算装置は、受信した登録データを利用して精算待機の状態を設定し、前記登録装置に対して行われる取引ごとの登録の状況を撮像して登録状況画像を取得する第1の撮像手段と、前記登録装置により登録された取引情報に基いて前記精算装置に対して行われる精算の状況を撮像して精算状況画像を取得する第2の撮像手段とを備えるPOSシステムにおけるコンピュータを、登録が行われるのに応じて前記登録装置が生成する登録情報と、前記登録状況画像と、精算が行われるのに応じて前記精算装置が生成する精算情報と、前記精算状況画像とを、同じ取引ごとに対応付ける対応付け手段、登録済みの取引が指定されるのに応じて、選択された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを表示する表示制御手段であって、指定された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを画面における同一領域にて選択可能に表示する表示制御手段として機能させるためのプログラムである。
上記構成のPOSシステムによれば、同じ取引に対応して撮像した登録時の画像と精算時の画像とが対応付けられた状態で管理される。これにより、同じ取引に対応して撮像した登録時の画像と精算時の画像とを迅速に取得して閲覧することが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、登録装置と精算装置とが別個に備えられるようなPOSシステムにおいて、同じ取引に対応して撮像した登録時の撮像画像と、精算時の撮像画像とを対応付けて迅速に閲覧できるようになるという効果が得られる。
本実施形態におけるPOSシステムの構成例を示す図である。 本実施形態のストアコントローラが管理する取引情報の一例を示す図である。 ストアコントローラの構成例を示す図である。 登録装置の構成例を示す図である。 登録装置と撮像部としてのカメラの設置例を示す図である。 精算装置の外観例を示す図である。 精算装置の構成例を示す図である。 精算監視装置の構成例を示す図である。 映像検索画面の構成例を示す図である。 精算完了取引確認画面の一例を示す図である。 精算完了取引確認画面の一例を示す図である。 精算完了取引確認画面の一例を示す図である。 ストアコントローラと登録装置と精算監視装置との間で取引情報を管理するための処理手順例を示す図である。 ストアコントローラと精算装置と精算監視装置との間で取引情報を管理するための処理手順例を示す図である。 精算監視装置が映像検索画面と精算完了取引確認画面の表示のために実行する処理手順例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態によるPOSシステム1の構成図の一例である。図1に示すように、POSシステム1は、ストアコントローラ100と、複数の登録装置200と、複数の精算装置300と、精算監視装置400とを備える。なお、精算監視装置400は複数備えられてもよいが、同図では1つのみを備えるPOSシステム1の構成例を示している。
ストアコントローラ100と、登録装置200と、精算装置300と、精算監視装置400とは、互いに、LAN(Local Area Network)110を経由して接続されている。LAN接続の形態は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
ストアコントローラ100は、POSシステム1を制御するコンピュータであり、例えばPOSシステム1におけるサーバとして機能する。
ストアコントローラ100は、例えば、商品マスタを記憶する。商品マスタは、各商品の商品識別情報(例えばJANコード)、商品名称、販売価格などの商品情報を格納(保持)するファイルである。ストアコントローラ100は、商品の販売状況及び仕入れ状況等に応じて更新された最新の商品マスタを、適宜、他の装置(登録装置200、精算装置300、精算監視装置400)に送信する。
また、ストアコントローラ100は、取引に関するログファイルとして、取引ごとの取引内容を示す取引情報を記憶する。取引情報は、例えば買い上げ商品の内訳などに対応する取引の登録に応じて登録装置200が生成した登録情報と、精算に応じて精算装置300が生成した精算情報とを含む。
本実施形態のPOSシステムにおいて、登録装置200は、店内において予め定められた所定の位置に配置される。また、精算装置300は、例えば登録装置200により店員に買い上げ商品の登録をしてもらった顧客が出口に至るまでの動線における所定位置に配置される。
登録装置200は、顧客が購入する商品(買上商品)について、店員(オペレータ)が商品登録を行うための装置である。
登録装置200は、店員の操作により1つの取引に応じた商品の登録を完了させるのに応じて、前述のように取引情報の一部である登録情報を生成し、ストアコントローラ100に送信する。
登録装置200は、取引ごとに応じた登録が行われるのに応じて登録情報を生成し、生成した登録情報をストアコントローラ100に送信する。ストアコントローラ100は、受信した登録情報を1つの取引情報として記憶する。これにより、1つの取引に対応する取引情報が新規登録される。
精算装置300は、顧客自らが精算を行うための装置である。
また、精算装置300は、登録装置200により登録済の取引に対応して顧客による精算が完了するのに応じて精算情報を生成し、生成した精算情報をストアコントローラ100に送信する。
また、精算装置300は、1つの取引に対応した精算が開始されるのに応じて、精算情報の1つとして、「精算中」を示す精算状況情報をストアコントローラ100に送信する。また、精算装置300は、1つの取引に対応した精算が完了するのに応じて、「精算完了」を示す精算状況情報をストアコントローラ100に送信する。
ストアコントローラ100は、精算装置300から送信される精算情報を受信するのに応じて、すでに記憶している取引情報における登録情報のうちで、受信した精算情報が対応する登録情報を特定する。つまり、ストアコントローラ100は、登録情報と精算情報との対応付けを行う。なお、この登録情報と精算情報との対応付けを行うにあたり、ストアコントローラ100は、共通の会計券の番号を含む登録情報と精算情報とが同じ取引に対応するものとして特定すればよい。会計券とは、登録装置200による買い上げ商品の登録が完了するのに応じて登録装置200が発行する券であり、買い上げ商品の内訳や、合計金額などが印字されている。
会計券には、会計券を一意に識別する識別子として会計券番号が設定され、登録装置200が生成する登録情報は会計券番号を含む。また、会計券は、精算装置300により精算を行うときに、顧客は、精算装置300のスキャナによって会計券の印字内容を読み込ませるが、印字内容の情報には会計券番号が含まれる。精算装置300は、読み込んだ会計券番号を精算情報に含める。これにより、ストアコントローラ100は、共通の会計券番号(取引識別子)に対応付けられた登録情報と精算情報とを、同一の取引に対応する登録情報と精算情報として対応付けることができる。
そして、ストアコントローラ100は、対応関係が特定された登録情報を含む取引情報に対して、受信した精算情報を格納する。これにより、ストアコントローラ100において、同一の取引に対応する登録情報と精算情報との対応関係が特定された状態で管理される。
また、ストアコントローラ100は、取引情報のデータを精算監視装置400に転送することで、精算監視装置400にも取引情報を記憶させる。そのうえで、ストアコントローラ100は、新規の取引の登録や精算などに応じて取引情報を更新するのに応じて、精算監視装置400が記憶する取引情報についても、同じように更新された内容にするための同期制御を実行する。
この同期制御として、ストアコントローラ100は、自身が記憶している取引情報を更新するのに応じて、例えば更新前と更新後の取引情報の差分データを精算監視装置400に送信すればよい。精算監視装置400は、受信した差分データを利用して自己が記憶している取引情報を更新すればよい。
なお、ストアコントローラ100は、登録装置200や精算装置300に対しても、例えば登録装置200や精算装置300からの要求、または、所定のタイミングで、取引情報を送信してもよい。
精算監視装置400は、主に精算装置300における精算の状況を監視するための装置である。例えば精算監視装置400においては、例えば登録装置200における登録が完了してから一定時間を経過しても精算が完了していない未済取引がある場合に、このような取引を所定の表示態様により通知する。この表示を見ることで、店員は、現在の店内において登録が完了している取引全体における精算状況がどのようになっているのかを把握できる。
また、精算監視装置400は、例えば未済取引を指定する操作が店員によって行われるのに応じて、指定された未済取引に対応して撮像された、登録装置200に対する登録時の状況の撮像画像を表示させることができる。この画像を見ることにより、店員は、取引の登録を済ませていながら未だ精算を済ませてない顧客を確認することができる。また、例えば店員が行っていた商品登録の様子を確認することができる。
また、精算監視装置400は、例えば、店員の操作に応じて精算装置300ごとの釣銭釣札部における貨幣、紙幣などの収納枚数の状況などを確認することができる。
なお、本実施形態の精算監視装置400は、例えば表示部と一体化されたタッチパネルを備えることにより、表示部に対して指(あるいはスタイラスペンなどであってもよい)などの操作体を触れることによる操作を行うことができるようになっている。
[取引情報の構造例]
ここで、図2を参照して、ストアコントローラ100と精算監視装置400が記憶する取引情報の構造例について説明する。
図2に示す取引情報は、一取引ごとに登録情報と精算情報を含む。
まず、登録情報から説明する。登録情報は、会計券番号、登録装置番号、商品コード、数量、合計金額、登録完了日時及び登録状況画像アドレスを含む。
登録情報において、会計券番号は、一取引の登録完了に対応して登録装置200が発行した会計券に付与された番号を示す。会計券番号は、会計券ごとに固有の値が付与される。また、会計券は、1つの取引と一意に対応する。従って、会計券番号は、取引を一意に識別する識別子(取引識別子)である。
なお、会計券番号の採番規則については特に限定しない。例えば、登録装置200の間で重複しない値を付与してもよいし、POSシステム1全体として重複しない値の取引識別情報を付与してもよい。登録装置200の間で重複しない値の取引識別情報を発行する場合には、POSシステム1全体では、各登録装置200に付与された登録装置識別情報と会計券番号とから各取引を特定する。また、POSシステム1全体として重複しない値の会計券番号を発行する場合には、ストアコントローラ100が、各登録装置200における会計券番号の採番を決定し、決定した番号を登録装置200に通知すればよい。
登録装置番号は、該当の取引に対応して登録を行った登録装置200を一意に識別する登録装置識別子である。なお、本実施形態において、登録装置番号は、登録装置200と精算装置300との間で固有となる番号が設定される。従って、登録装置番号は、精算装置300に付与される精算装置番号のいずれとも重複しない。
商品コードは、商品ごとに付与された番号である。商品コードは商品を一意に識別する商品識別子である。
数量は、商品コードが示す商品の登録数(買い上げ数)を示す。
合計金額は、該当の取引における顧客の支払金額の合計を示す。
登録完了日時は、該当の取引についての登録装置200による登録が完了した日時を示す。
登録状況画像アドレスは、該当の取引に対応して行われた登録の状況を撮像した画像(登録状況画像)のデータを記憶するアドレス(ディレクトリ、パス)を示す。
次に、精算情報について説明する。精算情報は、精算装置番号、精算開始日時、精算完了日時、精算状況画像アドレス、支払い方法、預かり金、釣り、精算レシート番号、精算状況を示す。
精算装置番号は、該当の取引に対応して精算が行われた精算装置300を一意に識別する登録装置識別子である。なお、本実施形態において、精算装置番号は、登録装置200と精算装置300との間で固有となる番号が設定される。
精算開始日時は、該当の取引に対応する精算装置300の精算に関する処理が開始された日時を示す。
精算完了日時は、該当の取引に対応する精算装置300の精算に関する処理が完了した日時を示す。
精算状況画像アドレスは、該当の取引に対応して精算装置300に対して行われた精算の状況を撮像した画像(精算状況画像)のデータを記憶するアドレス(ディレクトリ、パス)を示す。
支払い方法は、該当の取引に対応する精算にあたって、顧客が精算装置300に対して所定操作により指定した支払い方法を示す。例えば、支払い方法は、「現金」、「カード」、「商品券」などの予め可能であると定められた支払い方法のうちのいずれかを示す。
預かり金は、支払い方法が現金である場合に、顧客が精算のために精算装置300に預けた金額を示す。
釣りは、入金された預かり金に応じて顧客に戻した釣りの金額を示す。釣りの金額は、預かり金から商品の合計金額を減算して求められる。
精算レシート番号は、該当の取引に対応する精算が完了したのに応じて精算装置300が発行するレシートの番号である。この精算レシート番号は、例えば精算後における顧客からの返品、交換などに対応できるようにするために、取引ごとに一意となるように設定される。
本実施形態において、精算装置300は、精算レシート番号について、例えば精算レシートの発行順に従って連番を付与し、例えば営業日ごとにリセットする。この場合、精算レシート番号は、例えば同じ営業日において異なる精算装置300ごとに対応して同じ精算レシート番号が重複する可能性がある。しかし、精算装置番号と精算レシート番号と営業日を組み合わせることにより、精算レシートを取引ごとに対応して一意に識別可能になる。
なお、精算装置300が、例えば精算装置番号や精算レシート番号などを含めた連番としての精算レシート番号を付与することにより、精算装置300が、精算レシート番号を付与する段階で取引ごとに一意となるようにしてもよい。
精算状況は、該当の取引における精算の進捗状況を示す。精算状況は、例えば「精算前」、「精算中」、「精算完了」などの状態ごとに対応して予め定められた所定値を示す。
なお、本実施形態においては、精算状況として、精算前の登録に際しての進捗状況も示す。さらに、取引が中断または取り消された場合にも対応して、中断または取消があった場合には、その旨についても示す。
具体的に、本実施形態の精算状況は、「登録中」、「登録済み(精算前)」、「精算中」、「精算完了」、「中断」、「取消」の状態のうちでいずれかを示す値を格納する。一例として、精算状況は、「0」により「登録中」を示し、「1」により「登録済み(精算前)」を示し、「2」により「精算中」を示し、「3」により「精算完了」を示し、「4」により「中断」を示し、「5」により「取消」を示すようにすればよい。
なお、「中断」とは、レシート切れ、釣銭不足などをはじめとした原因によって精算装置300が使用できなくなった場合に、店員がメンテナンス画面で操作することにより手動で設定される状態である。「取消」とは、例えば全品返品などのように、一旦は登録された取引をなかったものとする状態であり、例えば「中断」と同様に店員の操作により発生される。
図2においては、会計券番号「000001」、「999999」、「123456」の3つの取引ごとに対応した取引情報が示されている。これらの取引情報のうち、会計券番号「000001」、「999999」の各取引情報における精算状況は「2」であり、「精算中」であることを示している。つまり、会計券番号「000001」、「999999」の各取引情報に該当する取引は、精算装置300に対する精算が開始されている状態である。
「精算中」の状態の取引に対応する会計券番号「000001」、「999999」の取引情報の場合、精算情報における精算装置番号、精算開始日時、精算完了日時、支払い方法、預かり金、釣り、精算レシート番号は、未だ確定していないので、格納されていない。
ただし、精算が開始されるのに応じて、精算の開始された時刻が特定される。また、精算が開始されるのに応じて精算状況画像の撮像が開始され、精算状況画像の記録が開始されるため、精算状況画像の記録開始に際して精算状況画像アドレスが決定される。これにより、会計券番号「000001」、「999999」の取引情報において、精算開始日時と精算状況画像アドレスには、それぞれ有効な情報が格納されている。
また、会計券番号「123456」の取引情報における精算状況は「1」となっており「登録済み」であることを示している。つまり、会計券番号「123456」の取引情報が対応する取引は、登録装置200による買い上げ商品の登録は完了しているが精算は未だ開始されていない状況である。
このように精算が開始されていない状況の場合、取引情報における精算情報は、精算状況以外の項目については、未だ有効な情報が格納されていない状態である。
[ストアコントローラの構成例]
図3を参照して、ストアコントローラ100の構成例について説明する。
図3に示すストアコントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ハードディスク104及び通信部105を備える。なお、これらCPU101、ROM102、RAM103、ハードディスク104及び通信部105は、例えばバスを介して相互通信が可能である。
CPU101は、中央処理装置であり、ROM102に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、ストアコントローラ100における動作を制御する。CPU101の制御により、取引情報の記憶、更新、また、精算監視装置400の取引情報との同期などの、取引情報に関する管理が行われる。
ROM102は、例えば補助記憶装置の1つであり、CPU101が実行すべきプログラムなどをはじめとする所定のデータを記憶する不揮発性のメモリである。
RAM103は、CPU101の主記憶装置であり、CPU101の演算結果を記憶する。
ハードディスク104は、補助記憶装置として各種の情報を記憶する。例えば、ハードディスク104は、取引情報を記憶する。
通信部105は、LAN110を経由して登録装置200、精算装置300及び精算監視装置400などと通信を実行する。
[登録装置の構成例]
図4を参照して登録装置200の構成例について説明する。
図4に示すように、登録装置200は、CPU201、ROM202、RAM203、スキャナ部204、店員用表示部205、客用表示部206、操作部207、通信部208、ブザー209、印刷部210、ハードディスク211及び撮像部(カメラ)212を備える。
各構成要素は、互いにバスを介して接続されており相互に通信可能である。なお、スキャナ部204、撮像部212は、登録装置200と一体ではなく、登録装置200に着脱可能な別体(外付)であってもよい。
CPU201は、中央処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、登録装置200の動作を制御する。
ROM202は、補助記憶装置の1つであり、上記プログラムを記憶している読み出し専用メモリである。
RAM203は、CPU201の主記憶装置であり、CPU201の演算結果が一次的に記憶される随時読み出し書き込みメモリである。
スキャナ部204は、商品に付されているバーコード(商品コード)を光学的に読み取る。CPU201は、スキャナ部204によって読み取られたバーコード(商品コード)をRAM203に記憶させる。
店員用表示部205は、店員向けに種々の情報を表示する。例えば、店員用表示部205は、商品マスタから取得した情報(例えば、商品の名称、価格等)を表示する。
また、店員用表示部205は、店員への表示機能に加え、店員からの入力受付機能も有する。例えば、店員用表示部205は、タッチパネル式(例えば、液晶タッチパネル)であってもよい。例えば、店員用表示部205は、商品登録用の画面(商品登録画面)の表示中において、当該商品登録画面に設けられたボタン(プリセットボタン)を店員がタッチすることによって、当該ボタンに予め設定登録されている商品の商品情報(商品コード等)の入力を受け付けるようにしてもよい。また、例えば、店員用表示部205は、店員が、未精算一覧画面上にて所望の未精算取引情報(当該未精算取引情報が表示された画面上の領域)をタッチすることによって、ある未精算取引の指定の入力を受け付けるようにしてもよい。
客用表示部206は、顧客向けに種々の情報を表示する。例えば、客用表示部206は、商品マスタから取得した情報を表示する。客用表示部206は、店員用表示部205と同様、タッチパネル式であってもよい。例えば、客用表示部206は、顧客が、ある内容(例えば、年齢、合計金額)に関する確認ボタンにタッチすることによって、当該内容の確認の入力を受け付けるようにしてもよい。
操作部207は、登録装置200を動作させる各種のキー、小計キー、現計キー、置数キー、訂正キー、プリセットキー等の操作ボタンからなる。例えば、操作部207は、予めプリセットキーに設定登録されている商品情報(商品コード等)の入力を受け付ける。
通信部208は、LAN110を経由し、他の装置(ストアコントローラ100、他の登録装置200、精算装置300、精算監視装置400)と通信する。例えば、通信部208は、CPU201の制御に従って取引情報をストアコントローラ100に送信する。
通信部208は、CPU201の制御に従って撮像データ(後述)を送受信する。
ブザー209は、店員に注意を促すブザー音を発生させる。
印刷部210は、精算装置300における精算処理を行うときに必要となる情報を2次元コード(例えば、QR(Quick Response)コード(登録商標))化して所定の印刷媒体に印刷し、会計券として発行(発券)する。具体的に、会計券の2次元コードは、会計券番号と、対応の取引における買い上げ商品とその数量、買上金額(合計金額)などの情報を含む。
なお、会計券は、例えば会計券番号のみの情報が印字されていてもよい。会計券番号のみの情報を印字するにあたっては、例えば一次元バーコードが用いられることが多い。
このように会計券に会計券番号のみが印字されるPOSシステムでは、登録装置は、商品の登録完了に応じて、会計券番号を印字した会計券を発行するとともに、買い上げ商品や買い上げ金額などに関する情報(登録情報)を会計券番号と対応付けてストアコントローラに送信する。発行された会計券は、例えば店員から顧客に受け渡される。顧客は、精算に際して、会計券に印字された会計券番号を精算装置により読み取らせる。精算装置は、読み取った会計券番号に対応する登録情報をストアコントローラから取得し、取得した登録情報を利用して精算処理を行えばよい。
ハードディスク211は、各種の情報を記憶する補助記憶装置である。本実施形態において、ハードディスク211は、撮像部212によって取引ごとに対応して撮像された登録状況画像を記憶する。
CPU201は、例えば登録状況画像の記憶をハードディスク211に開始する際に、登録状況画像を記憶するアドレス(ディレクトリ)を決定する。このように決定されたアドレスが登録情報における登録状況画像アドレスとして格納される。
また、CPU201は、例えば精算監視装置400からの登録画像要求に応じて、登録画像要求が指定するアドレスに従ってハードディスク211から登録状況画像を読み出す。CPU201は、読み出した登録状況画像を精算監視装置400に送信する。
撮像部(第1の撮像手段)212は、登録装置200に対して行われる取引ごとの登録の状況を撮像して登録状況画像を取得する。登録状況画像は、例えば動画の形式である。具体的に、撮像部212は、店員がある一取引に対応する買上商品について商品登録作業をしているときに、この商品登録作業が完了するのを待っている顧客と、登録されている商品とを撮像するように設けられる。
このように撮像される登録状況画像を見ることにより、例えば、顧客が精算を済ませていない商品を持ったまま店舗外に出るような不正行為が行われた場合には、このような顧客の顔を含めた容姿を視覚的に特定することができる。また、顧客から店員による商品登録操作のミスに起因するようなクレームを受けた場合には、登録時においてどのように商品が登録されたのかを視覚的に把握できる。
図5の斜視図を参照して、撮像部212の設置位置と撮像方向について説明する。
図5(a)と図5(b)の各斜視図は、カウンタ台22に設置された登録装置200の斜視図である。図5(a)と図5(b)において、矢印Aは、顧客の移動方向(会計動線)を表し、ドット表示領域Bは顧客の標準的な立ち位置を表している。すなわち、図5(a)は、会計動線の上流側から見た登録装置200の斜視図であり、図5(b)は会計動線の下流側から見た登録装置200の斜視図である。図5(c)は、登録状況画像の画像内容の一例である。
撮像部212は、顧客の容姿、服装を確認できる登録状況画像が撮像できるように配置される。つまり、図5(a)及び図5(b)において示すドット表示領域B上に立った顧客を撮像した場合に、図5(c)に示すような状態の画像が得られるように配置する。
このために、一例として、図5(a)及び図5(b)ように、カウンタ台22の近傍に置かれた商品棚20の上部に撮像部212を配置したうえで、撮像方向を設定する。
また、例えば、客用表示部206の上部に撮像部212を配置しても、例えば必要な情報が撮像された登録状況画像を得ることができる。
なお、撮像部212と登録装置200の本体とはケーブルによって接続され、該ケーブルにより登録状況画像の画像データが撮像部212から本体に送信されるようにしてもよいし、撮像部212と本体とは無線接続され、無線通信により登録状況画像の画像データが撮像部212から登録装置200の本体に送信されるようにしてもよい。また、登録状況画像を記憶する記憶装置(例えばハードディスク)は、必ずしも、登録装置200の本体内に備えられていなくともよく、例えば登録装置200に対する外付けの記憶装置として備えられてもよい。
[精算装置の構成例]
次に、図6を参照して精算装置300の外観例について説明する。
精算装置300は、図6に示すように、決済部310、表示部330、撮像部340及びサインポール部350を備える。
決済部310は、会計券に対応する登録情報に基づいて決済を実行する部位である。決済部310は、リーダ部312、印刷物発行口314、硬貨投入口315、札入れ口316及び釣銭口318を含む。
リーダ部312は、会計券のバーコードを光学的に読み取る。
印刷物発行口314は、精算の完了に応じて、精算内容を示す精算レシートを発行する。なお、印刷物発行口314は、精算レシート以外の印刷物を発行してもよい。
硬貨投入口315は、顧客が支払いのために入金する預かり金としての金種のうち硬貨を入金するための部位である。
札入れ口316は、顧客が支払いのために入金する預かり金としての金種のうち紙幣を入金するための部位である。
釣銭口318は、釣銭を排出する部位である。
表示部330は、精算に関してユーザが操作するための画像が表示される。また、表示部330はタッチパネル式であり、顧客は、表示部330に対して操作を行うことにより精算が行える。
撮像部(カメラ:第2の撮像手段)340は、精算装置に対して行われる精算の状況を撮像して精算状況画像を取得する。具体的に、撮像部340は、精算状況画像として、顧客が精算を行うための操作や入金作業などを行っている状況を撮像できるように設置される。なお、精算状況画像も、登録状況画像と同様に、例えば動画の形式である。
サインポール部350は、先端の発光部が点灯または点滅する。例えば、買物客が店員を呼ぶ操作をした場合に点灯する。
図7は、精算装置300の構成例を示している。なお、図7において、図6と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図7に示す精算装置300は、CPU301、ROM302、RAM303、ハードディスク304、操作部305、通信部306、決済部310、表示部330、撮像部(カメラ)340及びサインポール部350を備える。
CPU301は、ROM302に記憶されたプログラムを実行し、精算装置300全体を制御する。
ROM302は、補助記憶装置の1つとして種々の情報を記憶する。例えば、精算装置300のROMは、会計処理をCPUに実行させるためのプログラムを記憶する。
RAM303は、CPU301の主記憶装置としてCPU301の演算結果を一次的に記憶する、随時読み出し書き込みメモリである。
ハードディスク304は、CPU301の補助記憶装置として各種の情報を記憶する。実施形態において、ハードディスク304は、撮像部340によって取引ごとに対応して撮像された精算状況画像を記憶する。
CPU301は、例えば精算状況画像の記憶をハードディスク304に開始する際に、登録状況画像を記憶するアドレス(ディレクトリ)を決定する。このように決定されたアドレスが図2の精算情報における精算状況画像アドレスとして格納される。
また、CPU301は、例えば精算監視装置400からの精算画像要求に応じて、精算画像要求が指定するアドレスに従ってハードディスク304から登録状況画像を読み出す。CPU301は、読み出した登録状況画像を精算監視装置400に送信する。
操作部305は、精算装置300を動作させるための各種の操作ボタンを一括して示したものである。
通信部306は、LAN110を経由し、他の装置(ストアコントローラ100、登録装置200、他の精算装置300、精算監視装置400)と通信する。例えば、通信部306は、CPU301の制御に従って取引情報をストアコントローラ100に送信する。
決済部310は、図6にて説明したように、リーダ部312は、印刷物発行口314、硬貨投入口315、札入れ口316及び釣銭口318を含み、リーダ部312により読み取った会計券に対応する登録情報に基づいて決済を実行する部位である。
CPU301は、例えばリーダ部312により読み取られた会計券の会計券番号に対応する登録情報をストアコントローラ100から取得する。そして、CPU301が決済部310を制御することにより、例えば顧客の入金に応じた決済が決済部310にて行われる。
表示部330は、例えば、タッチパネル式のディスプレイ装置である。表示部330は、CPU301の表示制御に応じて、精算などに関係する各種の画像を表示する。また、タッチパネルに対して行われた操作に応じた操作信号をCPU301に出力する。
また、CPU301は、買物客が店員を呼ぶ操作を操作部305に対して行うのに応じて、サインポール部350の発光部が点灯または点滅するように制御する。
[精算監視装置の構成例]
図8は、精算監視装置400の構成例を示している。
図8に示す精算監視装置400は、CPU401、ROM402、RAM403、ハードディスク404、表示部405、操作部406及び通信部407を備える。
CPU401は、ROM402に記憶されたプログラムを実行し、精算監視装置400全体を制御する。
ROM402は、補助記憶装置の1つであり、CPU401が実行するプログラムの他、所定の情報を記憶する不揮発性のメモリである。
RAM403は、CPU401の主記憶装置としてCPU401の演算結果を一時的に記憶する、随時読み出し書き込みメモリである。
ハードディスク404は、CPU401の補助記憶装置として各種の情報を記憶する。
ハードディスク404は、各種の情報の1つとして取引情報を記憶する。ハードディスク404が記憶する取引情報は、ストアコントローラ100が送信したものである。
ハードディスク404が記憶する取引情報は、前述のようにストアコントローラ100が実行する同期制御に応じて、CPU401によってストアコントローラ100が記憶する取引情報の内容と同期するように更新が行われる。
表示部405は、CPU401の制御に応じて各種の監視用画像を表示する。監視用画像の1つとして、CPU401は、操作により指定された取引に対応する登録状況画像と精算状況画像を表示部405に表示させることができる。
また、表示部405は、タッチパネル式であり、表示部405の画面に対して指などの操作体を触れることによる操作が可能である。
操作部406は、精算監視装置400において備えられる各種キー、ボタンなどの操作子を一括して示したものである。
通信部407は、LAN110を経由して、ストアコントローラ100、登録装置200及び精算装置300などと通信を実行する。
[精算監視装置による精算未済取引に関する表示]
精算監視装置400は、例えば、ハードディスク404が記憶する取引情報に基づいて、登録装置200による登録が完了した取引について管理する。
具体的に、精算監視装置400は、登録が完了した取引のうちで、登録が完了したと時点から一定時間を経過しても精算が完了していない取引(精算未済取引)のリストを表示部405の画面に表示する。また、精算未済取引については、登録が完了した時点から一定時間を経過しても精算装置300に会計券が読み込まれていない「登録中」の状態の取引と、精算装置300に会計券が読み込まれたが精算が完了していない「精算中」の状態の取引とで区分して表示する。
例えば、店員は、表示部405に表示される精算未済取引のリストのうちから任意の精算未済取引を指定する操作を行うことができる。この操作に応じて、精算監視装置400は、指定された精算未済取引に対応する情報を提示する精算未済取引画像を表示する。
精算未済取引画像としては、精算未済取引が「登録中」の状態のときには、精算未済取引に対応する登録情報の内容と、登録状況画像とが表示される。
また、精算未済取引が「精算中」の状態のときの精算未済取引画像としては、精算未済取引に対応する登録情報の内容と、現在までにおいて顧客が精算のために精算装置300に行った操作に応じて得られた精算情報の内容と、登録状況画像とが表示される。例えば、顧客が会計券を精算装置300に読み取らせるまでの操作を行っていれば、精算情報の内容として、精算が開始された時刻や読み取られた会計券番号などが表示される。
このような表示が行われることで、例えば、買い上げ商品の登録が行われた後において一定時間を経過しても精算を完了していない取引の内容と顧客の容姿などを把握することが可能になる。これにより、買い上げ商品の登録を行っておきながら精算を済ませずに店舗から出てしまうような不正行為を行った顧客を特定することが可能になる。
[精算装置による精算完了取引に関する表示]
また、例えば精算が完了した後において、顧客から商品登録や精算装置300の精算処理などに関してクレームを受けることがある。一例として、店員が同じ商品を2回重複して登録する操作を行ってしまったために、実際の購入点数に応じた合計金額よりも高い購入金額を支払ってしまったというようなケースである。また、例えば精算装置300において何らかの原因により正しい金額の釣りが出てこなかったというようなケースである。
このように精算を完了させた顧客からクレームを受けた場合、店員側では、クレームに関するトラブルの原因が登録時と精算時のいずれであるのかを判断できない場合がある。そこで、このような場合には、クレームを受けた取引についての登録状況画像と精算状況画像とのいずれについても店員が確認できれば判断がより的確になって好ましい。
しかし、登録状況画像を確認するために、クレームを受けた取引を登録した登録装置200にまで赴いて登録状況画像を再生し、精算状況画像を確認するために、精算装置300にまで赴いて精算状況画像を再生させるというのでは相当の手間がかかってしまう。
そこで、本実施形態の精算監視装置400は、精算が完了した取引(精算完了取引)の指定に応じて精算完了取引についての情報を提示する精算完了取引確認画面を表示するにあたり、指定された精算完了取引の登録状況画像と精算状況画像とを表示する。
以下、図9〜図12を参照して、精算完了取引確認画面の表示態様例について店員の操作例とともに説明する。
なお、以降の説明にあたり、登録状況画像と精算状況画像とで特に区別する必要の無い場合には、取引状況画像と記載する。
店員は、まず、精算完了取引確認画面P2を表示させるにあたり、例えば表示部405に表示させたメニュー画面に対する操作によって、図9に示す映像検索画面P1を表示させる。
映像検索画面P1においては、日付入力ボックスbx1、レジ番号入力ボックスbx2、レシート番号入力ボックスbx3、従業員番号入力ボックスbx4及び検索ボタンbt1が配置されている。
店員は、顧客の精算レシートに記入されている精算完了日時を日付入力ボックスbx1に入力する操作を行う。また、店員は、顧客の精算レシートに記入されている精算装置300の精算装置番号をレジ番号入力ボックスbx2に入力する操作を行う。また、店員は、顧客の精算レシートに記入されている精算レシート番号をレシート番号入力ボックスbx3に入力する操作を行う。
このように、図9に示す例では、精算完了後の取引を検索するための検索条件は、精算日時、精算装置番号及び精算レシート番号である。なお、例えば図2に示した取引情報の例であれば、精算レシート番号のみを検索条件としても取引(すなわち取引情報)を特定することは可能である。しかし、精算レシート番号のみを検索条件とした場合には、検索範囲が広くなってしまう。そこで、例えば精算レシートに記載されている精算日時と精算装置番号とを検索条件に加えることにより検索範囲が狭くなり、例えば検索時間の短縮や検索処理の負荷を軽減できる。
また、図示による説明は省略するが、精算監視装置400は、例えば日付や精算装置番号などを指定して検索範囲を特定したうえで曖昧検索などを行って検索された取引のリストから該当の取引を特定するという機能も備えてもよい。
また、店員は、図9の映像検索画面P1における従業員番号入力ボックスbx4に対して自分の従業員番号を入力する。
個人情報保護の観点から、精算完了取引確認画面は、予め登録された一部の店員しか操作できないようになっているとともに、精算完了取引確認画面を操作した店員を特定できるようにしておくことが求められる。従業員番号入力ボックスbx4は、このような要請に対応して設けられている。
店員は、日付入力ボックスbx1、レジ番号入力ボックスbx2、レシート番号入力ボックスbx3及び従業員番号入力ボックスbx4に対する入力を終えると、検索ボタンbt1に対する操作を行う。
この操作に応じて、表示部405の表示は、図10に示す精算完了取引確認画面P2に切り替わる。
図10の精算完了取引確認画面P2は、図9の映像検索画面P1において入力された精算日時、精算装置番号及び精算レシート番号の検索条件に該当した取引の内容を示す画像である。つまり、精算完了取引確認画面P2は、例えばクレームなどの問合せを行ってきた顧客が持参している精算レシートに対応する取引についての内容を示す画像である。
精算完了取引確認画面P2においては、登録情報領域AR1、精算情報領域AR2、取引状況画像ウィンドウw1、映像検索ボタンbt13、閉じるボタンbt14が配置される。また、取引状況画像ウィンドウw1においては、取引状況画像表示領域AR3と登録状況画像ボタンbt11と精算状況画像ボタンbt12とが配置される。
登録情報領域AR1は、該当の取引に対応する取引情報における登録情報の内容が表示される領域である。登録情報領域AR1においては、例えば、該当の取引に対応する会計券の番号、買い上げ点数、買い上げ金額、登録を行った登録装置200の識別子(レジNO)、登録操作を行った店員(従業員)を示す識別子(従業員NO)、登録が行われた時刻などが示される。
精算情報領域AR2は、該当の取引に対応する取引情報における精算情報の内容が表示される領域である。精算情報領域AR2においては、例えば、該当の取引に対応して精算が行われた精算装置300の識別子(レジNO)、支払い方法の選択、預かり金の入金、釣銭の排出などの精算に関する操作、処理が実行された時刻、精算が完了した時刻などが示される。
取引状況画像ウィンドウw1は、該当の取引に対応する取引状況画像(登録状況画像又は算状況画像)が表示される領域である。
なお、図10は、図9の検索ボタンbt1が操作されたのに応じて最初に精算完了取引確認画面P2が表示されたときの初期状態を示している。この初期状態においては、取引状況画像ウィンドウw1における取引状況画像表示領域AR3は、例えば黒色とされて取引状況画像が表示されていない状態である。
取引状況画像ウィンドウw1における登録状況画像ボタンbt11は、登録状況画像ボタンbt11を表示させるための操作が行われるボタンである。
精算状況画像ボタンbt12は、精算状況画像ボタンbt12を表示させるための操作が行われるボタンである。
店員は、買い上げ商品登録時の状況を確認したいときには、登録状況画像ボタンbt11を操作する。この操作に応じて、取引状況画像表示領域AR3には、図11に示すように、該当の取引における買い上げ商品登録時の状況を撮像した登録状況画像が表示される。
取引状況画像表示領域AR3において、登録状況画像は動画として表示される。これに応じて、取引状況画像ウィンドウw1には、動画を開始位置に移動させるためのボタン、動画を終了位置に移動させるためのボタン、早送りボタン、早戻しボタン、一時停止ボタン、停止ボタンなどの動画再生に関する操作を行うためのボタンが表示される。
取引状況画像表示領域AR3にて再生される登録状況画像を見ることで、店員は、該当の取引における買い上げ商品の登録時において登録装置200の前にいた顧客を確認することができる。また、このとき登録装置200を操作していたオペレータとしての店員が買い上げ商品を登録している様子を見ることで、オペレータの登録作業の内容を確認することができる。登録時に例えばオペレータが誤って同じ商品を2重に登録する操作を行っていれば、登録状況画像を見ている店員は、オペレータが誤って同じ商品を2重に登録してしまった事実のあったことを視覚的に確認することができる。
また、店員は、図10または図11の状態において、精算時の状況を確認したいときには、精算状況画像ボタンbt12を操作する。この操作に応じて、取引状況画像表示領域AR3には、図12に示すように、該当の取引における精算時の状況を撮像した精算状況画像が表示される。
取引状況画像表示領域AR3において、精算状況画像も動画として表示される。また、取引状況画像ウィンドウw1には、登録状況画像が表示される場合と同様に、動画を開始位置に移動させるためのボタン、動画を終了位置に移動させるためのボタン、早送りボタン、早戻しボタン、一時停止ボタン、停止ボタンなどの動画再生に関する操作を行うためのボタンが表示される。
再生される精算状況画像を見ることで、店員は、該当の取引における精算時における入金や釣銭の受け取りの状況を確認することができる。これにより、例えば、精算状況画像を見た店員は、精算時に顧客の入金操作のミスや精算装置300が排出する釣銭のエラーなどがあった場合には、このような状況を視覚的に確認することができる。
また、例えば図12に示すように精算状況画像が表示されている状態において、店員が、登録状況画像の表示に変更したいと思った場合には、精算状況画像ボタンbt12を操作すればよい。
これにより、取引状況画像表示領域AR3は、図11に示すように、登録状況画像を表示する状態に遷移する。
このように、本実施形態の精算監視装置400は、登録状況画像と精算状況画像のいずれも表示させることができる。
そのうえで、精算監視装置400は、店員の操作に応じて、取引状況画像表示領域AR3において登録状況画像と精算状況画像を切り替えるようにして表示させる。
これにより、例えば店員は、精算後の顧客からの取引に関する問合せに対応して取引内容を画像により確認するにあたり、精算監視装置400により買い上げ商品登録時の画像と、精算時の画像との双方を確認することができる。
なお、例えば取引状況画像ウィンドウw1において、登録状況画像と精算状況画像とを同時に表示させてもよい。ただし、店員が登録又は精算時の状況確認を行う際には、登録状況画像と精算状況画像のいずれか一方を注視する必要がある。この場合、登録状況画像と精算状況画像とを同時に表示させたとしても、いずれか一方の画像は店員の視野から外れているような状態にある。このような状態は、例えば限られた表示領域を登録状況画像と精算状況画像とで分割することにもなるために、個々の状況画像のサイズが小さくなってしまい、かえって画面が見づらくなる可能性もある。
そこで、本実施形態では、店員の操作に応じて登録状況画像と精算状況画像とで切り替えて表示するようにしている。これにより、例えば取引状況画像表示領域AR3において登録状況画像または精算状況画像がフルサイズで表示されることになり、登録状況画像または精算状況画像にて表示されている状況を店員が確認しやすくなる。
また、精算完了取引確認画面P2における映像検索ボタンbt13に対する操作が行われるのに応じて、精算完了取引確認画面P2が終了し、図9の映像検索画面P1の表示に遷移する。
また、閉じるボタンbt14に対する操作に応じては、精算完了取引確認画面P2が終了し、例えば監視画面などの表示に遷移する。
[処理手順例]
図13のフローチャートは、ストアコントローラ100と登録装置200と精算監視装置400との間で取引情報を管理するための処理手順例を示している。なお、この図においては、1つの取引に対応する取引情報を対象として管理するための処理を示す。
ステップS101:登録装置200においてCPU201は、1つの取引に対応して買い上げ商品を登録するためのオペレータによる操作が開始されるのに応じて、登録処理を開始する。
ステップS102:登録処理の開始とともに、CPU201は、登録開始通知をストアコントローラ100に送信する。この際、例えばCPU201は、登録処理の開始に際して会計券番号を設定しておくようにして、設定した会計券番号を取引の識別子(取引識別子)として含む登録開始通知を送信すればよい。
ステップS103:CPU201は、ステップS101により開始された登録処理が完了するのに応じて、今回の登録処理の結果を示す登録情報を生成する。CPU201は、生成した登録情報をストアコントローラ100に対して送信する。ステップS103により送信した登録情報は、ステップS102にて送信した登録開始通知に取引識別子として含められた会計券番号と同じ会計券番号を格納している。
ステップS104:本実施形態において、撮像部212は、継続的に撮像を行って撮像画像データを出力しているものとする。CPU201は、ステップS101により登録処理が開始されたタイミングから撮像部212が撮像する撮像画像データのハードディスク211への記録を開始し、登録処理が完了するのに応じて撮像画像データの記録を終了させる。このように記憶された撮像画像データが今回の取引に対応する登録状況画像である。このようにして、CPU201は、登録状況画像をハードディスク211に記憶させる。ハードディスク211に記憶された登録状況画像のアドレスは、ステップS103にて生成された登録情報において登録状況画像アドレスとして格納されている。
ステップS201:ストアコントローラ100において、通信部105は、登録装置200がステップS102により送信した登録開始通知を受信する。
ステップS202:ストアコントローラ100のCPU101は、ステップS201により登録開始通知を受信したのに応じて、新規に取引情報を生成する。生成した取引情報は、例えば登録開始通知に取引識別子として含まれていた会計券番号を格納する。また、生成された取引情報における精算状況には「登録中」を示す値が格納される。CPU101は、生成した取引情報をハードディスク104に対して新規に記憶させる。
なお、ステップS202により取引情報を生成する段階では、該当の取引に対応する精算は行われていない。従って、ステップS202により生成された取引情報において、精算情報は特に有効な情報や値を格納していない。
ステップS203:ストアコントローラ100において、通信部105は、登録装置200がステップS103により送信した登録情報を受信する。
ステップS204:CPU101は、ステップS203により受信した登録情報を、ステップS202にてハードディスク104に記憶させた取引情報に格納する。この際、ステップS203により受信した登録情報と、ステップS202によりハードディスク104に記憶させた取引情報とは、取引情報識別子である会計券番号により対応付けられている。
ステップS205:CPU101は、ステップS204により生成した取引情報を通信部から精算監視装置400に送信する。
ステップS301:精算監視装置400において、通信部407は、ステップS205によりストアコントローラ100から送信された取引情報を受信する。
ステップS302:精算監視装置400において、CPU401は、ステップS301にて受信された取引情報をハードディスク404に記憶させる。これにより、ストアコントローラ100と精算監視装置400は、1つの取引に対応する買い上げ商品の登録の完了に応じて、同じ内容の取引情報を記憶する。
図14のフローチャートは、ストアコントローラ100と精算装置300と精算監視装置400との間で取引情報を管理するための処理手順例を示している。
ステップS401:精算装置300においてCPU301は、1つの取引に対応する精算のための操作が顧客により開始されるのに応じて、精算処理を開始する。
ステップS402:また、精算処理の開始とともに、CPU301は、精算開始通知をストアコントローラ100に送信する。この際、例えばCPU301は、精算処理の開始にあたってリーダ部312により読み込んだ会計券番号を取引識別子として含める。
ステップS403:CPU301は、ステップS401により開始された精算処理が完了するのに応じて、今回の精算処理の結果を示す精算情報を生成する。CPU301は、生成した精算情報をストアコントローラ100に対して送信する。このように生成された精算情報は、ステップS501の精算開始時においてリーダ部312により読み込んだ会計券番号を取引識別子として含める。
ステップS404:本実施形態において、撮像部340は、継続的に撮像を行って撮像画像データを出力しているものとする。CPU301は、ステップS401により精算処理が開始されたタイミングから撮像部340が撮像する撮像画像データのハードディスク304への記録を開始し、精算処理が完了するのに応じて撮像画像データの記録を終了させる。このように記憶された撮像画像データが今回の取引に対応する精算状況画像である。このようにして、CPU301は、精算状況画像をハードディスク304に記憶させる。ハードディスク304に記憶された登録状況画像のアドレスは、ステップS403にて生成された精算情報において登録状況画像アドレスとして格納されている。
ステップS501:ストアコントローラ100において、通信部105は、精算装置300がステップS402により送信した精算開始通知を受信する。
ステップS502:CPU101は、ステップS501により精算開始通知を受信したのに応じて、以下の処理を実行する。つまり、CPU101は、ハードディスク104が記憶している取引情報のうちから、受信した精算開始通知に含まれる取引識別子としての会計券番号と同じ会計券番号を格納する取引情報を検索する。次に、CPU101は、検索した取引情報における精算状況に対して「精算中」を示す値を格納する。
ステップS503:ストアコントローラ100において、通信部105は、精算装置300がステップS403により送信した精算情報を受信する。
ステップS504:ストアコントローラ100のCPU101は、ステップS503による精算情報の受信に応じて、以下の処理を実行する。
ステップS503により受信した精算情報には、取引識別子として、精算装置300が読み込んだ会計券番号が含まれている。そこで、CPU101は、ハードディスクに記憶されている取引情報が格納する登録情報のうちで、ステップS503により受信した精算情報が含む会計券番号と同じ会計券番号を格納する登録情報を検索する。
そして、CPU101は、検索した登録情報を格納する取引情報に、ステップS501にて受信した精算情報を格納する。このように、精算情報が格納されることで、同じ取引における登録状況画像のアドレス(登録状況画像アドレス)と精算状況画像のアドレス(精算状況画像アドレス)とが1つの取引情報に格納される。これにより、同じ取引における登録状況画像と精算状況画像とが対応付けられる。
このように、ストアコントローラ100のCPUは、登録情報と、登録状況画像と、精算情報と、精算状況画像とを同じ取引ごとに対応付ける対応付け手段の一例である。
ステップS505:ステップS504により取引情報に対して精算情報が格納されたことにより、今回の精算に対応する取引情報が更新されたことになる。このように取引情報が更新されるのに応じて、CPU101は、精算監視装置400が記憶する同じ取引についての取引情報を、ストアコントローラ100の記憶する取引情報と同じ内容とするための同期制御を実行する。
このために、例えばCPU101は、ステップS504の処理が行われる前(更新前)の取引情報の内容と、ステップS504の処理が行われた更新後の内容との差分データを抽出する。そして、ストアコントローラ100のCPUは、抽出した差分データを通信部から精算監視装置400に対して送信する。
ステップS601:精算監視装置400におけるCPU401は、ステップS505によるストアコントローラ100の同期制御に応じて、ハードディスク404に記憶される取引情報の内容を同期させる同期処理を実行する。
つまり、CPU401は、ステップS505に対応してストアコントローラ100から送信された差分データを受信する。なお、差分データには、取引識別子として会計券番号が付加されている。CPU401は、受信した差分データが対応する取引情報を検索し、検索した取引情報の内容について差分データを利用して更新する。これにより、ストアコントローラ100と精算監視装置400との間で、同じ取引に対応する取引情報の内容を同期させることが可能になる。
図15のフローチャートは、図9〜図12に示した映像検索画面P1と精算完了取引確認画面P2の表示に関して精算監視装置400が実行する処理手順例を示している。
ステップS701:精算監視装置400のCPU401は、映像検索画面P1の表示を指示するための操作が行われるのを待機している。映像検索画面P1の表示を指示するための操作は、例えば前述のように、表示部405に表示させたメニュー画面に対して行われる。
映像検索画面P1の表示を指示するための操作が行われるのに応じて、CPU401は、ステップS702に進む。
ステップS702:CPU401は、ステップS701にて映像検索画面P1の表示を指示するための操作が行われたことを判定するのに応じて、図9に示したように映像検索画面P1を表示部405に表示させる。
ステップS703:CPU401は、映像検索画面P1を表示させている状態において、映像検索画面P1の表示を終了させるための操作が行われたか否かについて判定する。映像検索画面P1の表示を終了させるための操作が行われた場合、CPU401は、この図に示す処理を終了する。これに伴い、CPU401は、映像検索画面P1の表示を終了させ、例えば監視画面などの表示に移行させる。
一方、映像検索画面P1の表示を終了させるための操作が行われていない場合、CPU401は、ステップS704に進む。
ステップS704:CPU401は、映像検索画面P1に対して検索条件を入力するための操作が行われたか否かについて判定する。検索条件の入力は、図9との対応では、日付入力ボックスbx1、レジ番号入力ボックスbx2及びレシート番号入力ボックスbx3に対する入力である。また、ステップS704では、便宜上、従業員番号入力ボックスbx4に対する入力も検索条件として含めて扱う。
検索条件を入力するための操作が行われた場合、CPU401は、ステップS705に進む。検索条件を入力するための操作が行われていない場合、CPU401は、ステップS705をスキップしてステップS706に進む。
ステップS705:CPU401は、検索条件の入力操作に応じて検索条件を設定する。
ステップS706:CPU401は、検索指示操作が行われたか否かについて判定する。検索指示操作とは、図9との例では、検索ボタンbt1に対する操作である。
検索指示操作が行われない場合、CPU401は、ステップS704に戻る。一方、検索指示操作が行われた場合、CPU401は、ステップS707に進む。
ステップS707:CPU401は、設定された検索条件に該当する取引情報を、ハードディスク404から検索する。
ステップS708:CPU401は、ステップS707により検索した取引情報の内容を利用して精算完了取引確認画面P2を表示部405に表示させる。
ステップS709:CPU401は、精算完了取引確認画面P2を表示させている状態において、登録状況画像の表示を指示する操作(登録状況画像ボタンbt11に対する操作)が行われたか否かについて判定する。
登録状況画像の表示を指示する操作が行われない場合、CPU401は、ステップS710をスキップしてステップS711に進む。
一方、登録状況画像の表示を指示する操作が行われた場合、CPU401は、ステップS710に進む。
ステップS710:CPU401は、登録装置200から登録状況画像を取得する。このために、CPU401は、ステップS707にて検索した取引情報が格納する登録状況画像アドレスを指定して、登録装置200に対して登録状況画像を要求する。
登録装置200は、要求に応答して、指定された登録状況画像アドレスに記憶されている登録状況画像をハードディスク211から読み出して、精算監視装置400に送信する。CPU401は、通信部407にて登録状況画像が受信されるのに応じて、取引状況画像表示領域AR3における登録状況画像の表示を開始させる。
ステップS711:CPU401は、精算完了取引確認画面P2を表示させている状態において、精算状況画像の表示を指示する操作(精算状況画像ボタンbt12に対する操作)が行われたか否かについて判定する。
精算状況画像の表示を指示する操作が行われない場合、CPU401は、ステップS712をスキップしてステップS713に進む。
一方、登録状況画像の表示を指示する操作が行われた場合、CPU401は、ステップS712に進む。
ステップS712:CPU401は、精算装置300から精算状況画像を取得する。このために、CPU401は、ステップS707にて検索した取引情報が格納する精算状況画像アドレスを指定して、精算装置300に対して精算状況画像を要求する。
精算装置300は、要求に応答して、指定された精算状況画像アドレスに記憶されている精算状況画像をハードディスク304から読み出して精算監視装置400に送信する。CPU401は、通信部407にて精算状況画像が受信されるのに応じて、取引状況画像表示領域AR3における精算状況画像の表示を開始させる。
ステップS713:CPU401は、精算完了取引確認画面P2の表示を終了させるための操作(図10〜図12の閉じるボタンbt14に対する操作)が行われたか否かについて判定する。
精算完了取引確認画面P2の表示を終了させるための操作が行われない場合、CPU401は、ステップS709に戻る。これに対して、精算完了取引確認画面P2の表示を終了させるための操作が行われた場合、CPU401は、図15に示す処理を終了する。図15に示す処理を終了する際、CPU401は、精算完了取引確認画面P2の表示を終了させて、例えば、監視画面などへの表示に移行する。このようにCPU401は、本発明の表示制御手段の一例である。
なお、図10〜図12にて説明したように、精算完了取引確認画面P2における映像検索ボタンbt13を操作することによっては映像検索画面P1に戻る。ただし、図15においては、映像検索ボタンbt13の操作に対応した処理については、図示などの便宜上、省略している。
なお、これまでの説明における本実施形態のPOSシステムでは、顧客は任意の精算装置200により精算を行うことが可能とされているが、本発明は、以下のようなPOSシステムにも適用してよい。つまり、登録装置は、登録が完了するのに応じて登録された商品について精算を行うべき精算装置を選択し、選択した精算装置に登録データを送信し、精算装置は、受信した登録データを利用して精算待機の状態を設定するというPOSシステムである。このようなPOSシステムにおいても、登録状況画像と精算状況画像とを同じ取引に対応付けて管理することで、必要に応じて同じ取引の登録状況画像と精算状況画像を対応付けて迅速に閲覧できるようになる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は本実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。上記実施の形態で示したPOSシステムに関し、以下の付記を開示する。
(付記項1)
顧客の購入対象の商品を登録する1以上の登録装置と、前記商品の登録情報に基いて精算を行う複数の精算装置とを有するPOSシステムにおいて、前記登録装置に対して行われる取引ごとの登録の状況を撮像して登録状況画像を取得する第1の撮像手段と、前記登録装置により登録された取引情報に基いて前記精算装置に対して行われる精算の状況を撮像して精算状況画像を取得する第2の撮像手段と、登録が行われるのに応じて前記登録装置が生成する登録情報と、前記登録状況画像と、精算が行われるのに応じて前記精算装置が生成する精算情報と、前記登録状況画像とを、同じ取引ごとに対応付ける対応付け手段と、登録済みの取引が指定されるのに応じて、選択された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを表示する表示制御手段とを備えることを特徴とするPOSシステム。
(付記項2)
前記表示制御手段は、指定された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを画面における同一領域にて選択可能に表示する付記項1に記載のPOSシステム。
上記構成によれば、画面における1つの領域において登録状況画像と精算状況画像とのいずれかを切り替えるようにして表示させることができる。これにより、例えば、画面における1つの領域において登録状況画像または精算状況画像を最大サイズで表示させることが可能になる。
なお、本発明の商品管理システムの各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の商品管理システムの各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 ストアコントローラ、200 登録装置、300 精算装置、400 精算監視装置

Claims (4)

  1. 顧客の購入対象の商品を登録する1以上の登録装置と、前記商品の登録情報に基いて精算を行う複数の精算装置とを有するPOSシステムにおいて、
    前記登録装置に対して行われる取引ごとの登録の状況を撮像して登録状況画像を取得する第1の撮像手段と、
    前記登録装置により登録された取引情報に基いて前記精算装置に対して行われる精算の状況を撮像して精算状況画像を取得する第2の撮像手段と、
    登録が行われるのに応じて前記登録装置が生成する登録情報と、前記登録状況画像と、精算が行われるのに応じて前記精算装置が生成する精算情報と、前記精算状況画像とを、同じ取引ごとに対応付ける対応付け手段と、
    登録済みの取引が指定されるのに応じて、選択された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを表示する表示制御手段とを備え、
    前記登録装置は、登録が完了するのに応じて登録された商品について精算を行うべき精算装置を選択し、選択した精算装置に登録データを送信し、前記精算装置は、受信した登録データを利用して精算待機の状態を設定し
    前記表示制御手段は、
    指定された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを画面における同一領域にて選択可能に表示する
    ことを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記表示制御手段は、
    登録装置の識別子と取引を識別する情報とを少なくとも含む登録情報と、精算装置の識別子を少なくとも含む精算情報とを、前記画面に表示する
    請求項に記載のPOSシステム。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記精算情報として、精算に対応して行われた操作に関する履歴をさらに表示する
    請求項に記載のPOSシステム。
  4. 顧客の購入対象の商品を登録する1以上の登録装置と、前記商品の登録情報に基いて精算を行う複数の精算装置とを有し、前記登録装置は、登録が完了するのに応じて登録された商品について精算を行うべき精算装置を選択し、選択した精算装置に登録データを送信し、前記精算装置は、受信した登録データを利用して精算待機の状態を設定し、前記登録装置に対して行われる取引ごとの登録の状況を撮像して登録状況画像を取得する第1の撮像手段と、前記登録装置により登録された取引情報に基いて前記精算装置に対して行われる精算の状況を撮像して精算状況画像を取得する第2の撮像手段とを備えるPOSシステムにおけるコンピュータを、
    登録が行われるのに応じて前記登録装置が生成する登録情報と、前記登録状況画像と、精算が行われるのに応じて前記精算装置が生成する精算情報と、前記精算状況画像とを、同じ取引ごとに対応付ける対応付け手段、
    登録済みの取引が指定されるのに応じて、選択された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを表示する表示制御手段であって、指定された取引に対応付けられた登録状況画像と精算状況画像とを画面における同一領域にて選択可能に表示する表示制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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