JP2024048718A - 情報通信端末、プログラム - Google Patents

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Shogo Sato
淳 鹿島
Atsushi Kashima
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Abstract

【課題】顧客の利便性を向上させる。【解決手段】顧客によって使用される情報通信端末であって、撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づいて商品を登録する登録手段と、前記登録手段によって登録された商品に関する情報を表示する表示手段と、商品を注文する注文手段と、顧客が入店したか否かを判定する入店判定手段とを備え、前記表示手段は、前記入店判定手段によって顧客が入店したと判定した場合、前記注文手段によって注文された商品の精算に関する情報を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報通信端末、プログラムに関する。
携帯端末を用いて商品を購入するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、顧客は、店内においてショッピングカートに装着された端末を用いて商品を登録する。
特開2018-147252号公報
しかしながら、顧客の利便性について更に追及する余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客の利便性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための一態様は、顧客によって使用される情報通信端末であって、撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づいて商品を登録する登録手段と、前記登録手段によって登録された商品に関する情報を表示する表示手段と、商品を注文する注文手段と、顧客が入店したか否かを判定する入店判定手段とを備え、前記表示手段は、前記入店判定手段によって顧客が入店したと判定した場合、前記注文手段によって注文された商品の精算に関する情報を表示することを特徴とする情報通信端末である。
販売システムを説明するためのネットワークの概念図である。 動作の一例を示したシーケンス図である。 動作の一例を示したシーケンス図である。 動作の一例を示したシーケンス図である。 携帯端末の表示例である。 携帯端末の表示例である。 携帯端末の表示例である。 携帯端末の表示例である。 レシートの印刷例、携帯端末の表示例である。
図1は、本実施形態の販売システム1を説明するためのネットワークの概念図である。図1に示す販売システム1は、本部サーバ10、ネット注文サーバ20A、店内登録サーバ20B、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、携帯端末60、店員端末80、ロッカー装置90を含む。販売システム1は、種々の業態(スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンタ、家電量販店等)に導入可能である。
ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、ロッカー装置90は、店内(商品陳列エリア、会計エリア、バックヤード等。破線T内)に設置される。ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50は、LAN19(有線でも無線でもよい)に接続される。なお、ロッカー装置90もLAN19に接続されてもよい。また、店内には、携帯端末60、店員端末80が存在する。本部サーバ10、ネット注文サーバ20A、店内登録サーバ20Bは、店外(例えば、本社やデータセンタ等)に設置される。また、店外には、携帯端末60が存在する。
なお、図1において、各装置(端末)の台数は例示である。例えば、図1において、精算装置50の右側に「…」を図示したが、店内に設置される精算装置50の数は1台以上であればよい。また例えば、図1において、店内に2台の携帯端末60を図示したが、店内において使用される携帯端末60の数は店内の顧客の数に応じて変化する。店外の携帯端末60についても同様である。また例えば、図1において、1台の店員端末80を図示したが、店内において使用される店員端末80の数は、ピッキング作業等を行っている店員の数に応じて変化する。
また、店内には、他の装置を設置してもよい。例えば、店内には、店員の操作に基づいて商品を登録し、顧客の操作に基づいて精算するセミセルフの装置群(登録装置、精算装置)や、顧客の操作に基づいて商品を登録し、顧客の操作に基づいて精算するフルセルフの装置(登録精算装置)を設置してもよい。
(ネット注文、店内登録、ネット注文商品、店内登録商品)
顧客は、携帯端末60を用いてネット上での商品の注文が可能である。また、顧客は、携帯端末60を用いて店内での商品の登録が可能である。以下、ネット上での商品の注文をネット注文(又は、事前注文、事前購入)と称し、ネット注文に係る商品をネット注文商品(又は、事前注文商品、事前購入商品)と称する場合がある。また、店内での商品の登録を店内登録(又は、店内購入)と称し、店内登録に係る商品を店内登録商品(又は店内購入商品)と称する場合がある。
(ネット注文サーバ20A)
ネット注文サーバ20Aは、携帯端末60によるネット注文をサポートするサーバである。ネット注文サーバ20Aは、種々の情報を記憶する。例えば、ネット注文サーバ20Aは、ネット注文に用いられる商品マスタ(ネット注文用商品マスタとも称する)、注文ファイル(ネット注文用カートファイルとも称する)を記憶する。ネット注文用商品マスタは、店内で登録可能な商品のうちネット注文に適した商品として抜粋された商品(又は、店内で登録可能な商品のうちネット注文に適さない商品を除いた残りの商品)の商品コード(商品識別情報)、商品名、価格等を記憶したファイルである。注文ファイルは、各注文の注文情報を記憶したファイルである。夫々の注文情報は、例えば、注文日時、顧客を識別する顧客識別情報、商品情報(商品1の商品コード、商品名、価格、商品2の商品コード、商品名、価格、…)、当該注文のステータス(処理状況情報)を含む。なお、「商品Nの商品コード、商品名、価格」は、「商品Nの商品コード、商品Nの商品名、商品Nの価格」を示している。
図示は省略するが、ネット注文サーバ20Aは、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。ネット注文サーバ20Aは、例えばインターネットデータセンタ等に設置されるクラウドサーバであってもよい。ネット注文サーバ20Aは、複数台のサーバから構成されてもよい。
(店内登録サーバ20B)
店内登録サーバ20Bは、携帯端末60による店内登録をサポートするサーバである。店内登録サーバ20Bは、種々の情報を記憶する。例えば、店内登録サーバ20Bは、店内登録に用いられる商品マスタ(店内登録用商品マスタとも称する)、取引ファイル(店内登録用カートファイルとも称する)を記憶する。店内登録用商品マスタは、店内で登録可能な商品の商品コード、商品名、価格等を記憶したファイルである。取引ファイルは、各取引の取引情報を記憶したファイルである。夫々の取引情報は、例えば、入店(来店)日時、取引を識別する取引識別情報、顧客識別情報、商品情報(商品1の商品コード、商品名、価格、商品2の商品コード、商品名、価格、…)、当該取引のステータス(処理状況情報)を含む。
図示は省略するが、店内登録サーバ20Bは、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。店内登録サーバ20Bは、例えばインターネットデータセンタ等に設置されるクラウドサーバであってもよい。店内登録サーバ20Bは、複数台のサーバから構成されてもよい。
(本部サーバ10)
本部サーバ10は、例えば、ネット注文サーバ20Aや店内登録サーバ20Bやストアコントローラ30に種々の情報を供給する。例えば、本部サーバ10は、ネット注文サーバ20Aにネット注文用商品マスタを供給する。また例えば、本部サーバ10は、店内登録サーバ20Bやストアコントローラ30に店内登録用商品マスタを供給する。
図示は省略するが、本部サーバ10は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。本部サーバ10は、例えばインターネットデータセンタ等に設置されるクラウドサーバであってもよい。本部サーバ10は、複数台のサーバから構成されてもよい。
(携帯端末60)
携帯端末60は、顧客によって使用される。例えば、携帯端末60は、ネット注文や店内登録において使用される。携帯端末60は、例えば、スマートフォンであるが、タブレット端末であってもよい。携帯端末60は、店内においてはショッピングカート(非図示)に取り付けられた状態(セットされた状態)で使用されてもよい。つまり、携帯端末60は、可搬式の装置であればよい。
図示は省略するが、携帯端末60は、例えば、CPU、記憶部、表示部、操作部、音声出力部(スピーカ)、音声入力部(マイク)、撮像部(カメラ)及び通信部を備える。携帯端末60は、更に、発光部(ライト)や、当該携帯端末60(筐体)の位置を検出可能なセンサ(例えば、GPSセンサ)や、当該携帯端末60(筐体)の姿勢や振動(変位、速度、又は、加速度)を検出可能なセンサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ)を備えてもよい。
CPUは、中央演算処理装置であって、記憶部に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、携帯端末60全体を制御する。記憶部は、種々の情報(例えば、CPUが参照又は生成等する情報、外部から取得した情報等)を記憶する。記憶部は、1以上の種々の記憶部材(例えば、メモリやストレージとなるもの。例えば、RAM、ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等)の総称である。記憶部には、例えば、当該携帯端末60を使用する顧客の顧客識別情報が記憶されている。なお、顧客識別情報は、少なくとも販売システム1内において一の顧客を特定可能な情報であればよく、例えば販売システム1が提供するサービス(例えば、ネット注文サーバ20Aによるネット注文サービス、店内登録サーバ20Bによる店内登録サービス、特典付与等に関係する会員サービス等)の利用に際し登録した情報であってもよいし、販売システム1の範囲を超えて一の顧客を特定可能な情報(例えば、電話番号、メールアドレス等)であってもよい。表示部は、例えば、液晶ディスプレイであって、種々の情報(画像情報を含む)を表示する。表示部は、表示画面への操作を受付可能なタッチパネルとして構成される。操作部は、操作者(顧客)の操作を受け付ける。操作部は、1以上の種々の操作部材(筐体に設けられた種々の操作子(ハードボタン)の総称である。なお、表示部はタッチパネルとして構成されため、操作部の一部として捉えてもよい。音声出力部は、音声を出力する。音声入力部は、音声を入力する。撮像部は、撮像画像(静止画像、動画像)を取得する。通信部は、種々の情報を送受信する。通信部は、1以上の種々の通信部材(例えば、5G等の携帯無線通信、無線LAN、近距離無線通信、非接触通信等の通信部材)の総称である。
携帯端末60は、撮像部によって取得した撮像画像から種々のコード(例えば、商品に付された商品コード。JANコード)を読み取るコード認識機能(スキャナ機能)を備える。携帯端末60による商品の登録は、当該コード認識機能によって実現される。
(店員端末80)
店員端末80は、店員によって使用される。例えば、店員端末80は、ネット注文業務に使用される。ネット注文業務とは、ネット注文商品を確認し、店内の陳列棚やバックヤードからのピッキングするピッキング作業、ピッキング作業によってピッキングしたネット注文商品をロッカー装置90に収納する収納作業を含む。店員端末80は、例えば、スマートフォンであるが、タブレット端末であってもよいし、ノートPCであってもよい。
図示は省略するが、店員端末80は、例えば携帯端末60と同様、CPU、記憶部、表示部、操作部、音声出力部、音声入力部、撮像部及び通信部を備えるものであってもよいし、少なくとも、CPU、記憶部、表示部、操作部及び通信部を備えるものであればよい。
(ロッカー装置90)
ロッカー装置90は、店員及び顧客によって使用される。例えば、店員は、ロッカー装置90にネット注文商品を収納する(収納作業)。顧客は、ロッカー装置90からネット注文商品を受け取る。ロッカー装置90は、複数の収納口(収納庫)を有し、夫々の収納口は施錠/解錠が可能である。また、ロッカー装置90は、例えば、CPU、記憶部、表示部、操作部、音声出力部、撮像部及び通信部を備えるものであってもよい。また、ロッカー装置90は、撮像画像から種々のコードを読み取るコード認識機能(スキャナ機能)を備えてもよい。
また、ロッカー装置90は、個々の収納口の解錠を制御する。例えば、ロッカー装置90は、以下のように、収納口の解錠を制御してもよい。ロッカー装置90は、夫々の収納口を解錠するためのパスワード(解錠用PW)を外部(例えば、ネット注文サーバ20A)から取得し、記憶部に記憶する。ロッカー装置90は、顧客が提示した注文商品受取用コード(解錠用PW、収納口番号、顧客識別情報をコード化したもの)をコード認識機能によって読み取る。つまり、ロッカー装置90は、顧客が提示した注文商品受取用コードから解錠用PW、収納口番号、顧客識別情報を読み取る。ロッカー装置90は、当該注文商品受取用コードから読み取った解錠用PWが記憶部に記憶している解錠用PWと一致するか否かを判断する。ロッカー装置90は、注文商品受取用コードから読み取った解錠用PWが記憶部に記憶している解錠用PWと一致する場合、当該注文商品受取用コードから読み取った収納口番号の収納口を解錠する。
なお、ロッカー装置90は、上記に加え、店員による所定の操作等に基づいて収納口を解錠してもよい。例えば、ロッカー装置90は、収納口番号の指定と解錠する旨の操作(解錠ボタンの操作や店員専用の解錠用コードの読み取り等)とがあった場合に指定された収納口番号の収納口を解錠してもよい。
個々の収納口の施錠に関しては特に限定しないが、例えば、ロッカー装置90は、店員による所定の操作等に基づいて収納口を施錠してもよい。例えば、ロッカー装置90は、収納口番号の指定と施錠する旨の操作(施錠ボタンの操作や店員専用の施錠用コードの読み取り等)とがあった場合に指定された収納口番号の収納口を施錠してもよい。つまり、店員は、商品(ネット注文商品)を収納口に収納した場合、該収納口を施錠するための操作を行うようにしてもよい。
なお、ロッカー装置90は、店員による商品の収納後や顧客による商品の取出後に、収納口を自動的に施錠されるようにしてもよい。収納口を自動的に施錠する場合、上述したように、ロッカー装置90は、店員による所定の操作等に基づいて収納口を解錠してもよい。
(精算装置50)
精算装置50は、主に顧客によって使用される。具体的には、精算装置50は、携帯端末60を用いて注文した商品(ネット注文商品)や、携帯端末60を用いて登録した商品(店内登録商品)を、顧客の操作に基づいて精算する。
図示は省略するが、精算装置50は、CPU、記憶部、表示部、スキャナ部、カード決済部(非現金決済部)、釣銭機(現金決済部)、印刷部、音声出力部、撮像部、通信部及びサインポールを備える。なお、精算装置50は、1以上の種々の操作部材からなるキー操作部や、人の存在を検出(検知、認識)するセンサ(人感センサ等)等を更に備えてもよい。
CPUは、中央演算処理装置であって、記憶部に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置50全体を制御する。記憶部は、種々の情報を記憶する。記憶部は、1以上の種々の記憶部材の総称である。表示部は、例えば、液晶ディスプレイであって、種々の情報を表示する。表示部は、表示画面への操作を受付可能なタッチパネルとして構成される。スキャナ部は、種々のコード(例えば、精算用コード(後述)、会員カード上の会員コード、商品に付された商品コード、店員の名札等に付された店員コード)をスキャンし、夫々のコードを読み取る。
カード決済部は、種々のカード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、デビット支払時におけるキャッシュカード、ポイント支払時におけるポイントカード等)による決済機構である。釣銭機は、現金による決済機構である。印刷部は、種々の媒体(レシート等)を印刷、発行する。音声出力部は、音声(例えば、確認音、警告音、音声ガイダンス等)を出力する。撮像部(カメラ)は、撮像画像(静止画像、動画像)を取得する。通信部は、1以上の種々の通信部材の総称である。サインポールは、先端部分に発光部を有し、発光部の発光態様によって、種々の情報(店員呼出、動作状況等)を報知する。
(ストアコントローラ30)
ストアコントローラ30は、主に店内に設置されている装置(取引状況管理装置40、精算装置50)と店外に設置されている装置(本部サーバ10、ネット注文サーバ20A、店内登録サーバ20B)との間における情報の通信を担当するサーバである。図示は省略するが、ストアコントローラ30は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。
(取引状況管理装置40)
取引状況管理装置40は、店内に設置されている装置を管理(状況等を監視、制御等)する装置(例えば、パーソナルコンピュータ)である。図示は省略するが、取引状況管理装置40は、少なくとも、CPU、記憶部、表示部(タッチパネルとして構成してもよい)、操作部(キーボード、マウス等)、通信部を備える。取引状況管理装置40は、印刷装置(非図示)と通信可能であり、種々の情報を印刷装置から出力してもよい。
取引状況管理装置40は、店内に設置されている装置の管理に加え、本部サーバ10にアクセスし、本部サーバ10に記憶されている商品マスタ(ネット注文用商品マスタ、店内登録用商品マスタ)をメンテナンス(商品の設定等)してもよいし、ネット注文サーバ20Aにアクセスし、ネット注文サーバ20Aに記憶されている種々の情報を表示又は修正してもよいし、店内登録サーバ20Bにアクセスし、店内登録サーバ20Bに記憶されている種々の情報を表示又は修正してもよい。
(商品購入の態様)
顧客は、携帯端末60を用いて、ネット注文も店内登録も可能であると説明したが、ネット注文商品の精算前に店内登録し、ネット注文商品と店内登録商品とを纏めて精算することも可能である(例えば、図8(D)、図9(A)参照)。
つまり、販売システム1では、携帯端末60を用いた商品購入の態様として、3種類が用意されている。1つ目は、ネット注文単体の態様である。顧客は、携帯端末60を用いてネット注文し、その後、精算装置50を用いてネット注文商品を精算する。顧客は、精算後に、ネット注文商品をロッカー装置90から受け取る。2つ目は、店内登録単体の態様である。顧客は、携帯端末60を用いて店内登録し、その後、精算装置50を用いて店内登録商品を精算する。顧客は、精算後、店内登録商品を精算装置50の前から持ち帰る(ロッカー装置90は使用しない)。3つ目は、ネット注文と店内登録とを合わせた態様である。顧客は、携帯端末60を用いてネット注文し、その後、携帯端末60を用いて店内登録し、その後、精算装置50を用いてネット登録商品及び店内登録商品を精算する。顧客は、精算後、店内登録商品を精算装置50の前から持ち帰り、ネット注文商品をロッカー装置90から受け取る。
(各装置の動作)
図2~図4は、動作の一例を示したシーケンス図である。図2~図4のシーケンス図は、顧客がネット注文してからネット注文商品を受け取る迄の、各装置の動作の一例を示している。
(図2のシーケンス図)
図2のシーケンス図は、顧客がネット注文をしてから店員がネット注文業務を終える迄の、携帯端末60、ネット注文サーバ20A及び店員端末80の動作の一例を示している。図2において、左側は携帯端末60の動作を示し、真ん中はネット注文サーバ20Aの動作を示し、右側は店員端末80の動作を示している。
ステップS1:携帯端末60は、顧客の操作に基づいて商品を注文する。
ステップS2:ネット注文サーバ20Aは、上記注文の注文情報を生成、記憶する。
(ステップS1、S2の補足)
携帯端末60は、顧客の操作に基づいて商品紹介要求情報をネット注文サーバ20Aに送信する。商品紹介要求情報を受信したネット注文サーバ20Aは、商品紹介画面(非図示)の画面情報を携帯端末60に送信する。携帯端末60は、商品紹介画面を表示する。商品紹介画面は、商品を紹介(商品名、商品の画像、価格等を表示)するとともに、注文に係る種々の操作(例えば、商品を選択する操作、数量を指定する操作、選択を取り消す操作、数量を変更する操作、注文を確定させる操作)を受け付け可能な画面である。
顧客は、商品紹介画面を操作して商品を注文する。携帯端末60は、注文内容を記憶する。例えば、携帯端末60は、1品目の注文を受け付けた場合、該1品目の注文内容を反映した候補注文商品情報を生成して記憶し、続いて2品目の注文を受け付けた場合、該2品目の注文内容を反映させるべく候補注文商品情報を更新する。1品目の注文内容を反映した候補注文商品情報は、1品目の注文に係る商品の商品コード、価格、数量を含む。2品目の注文内容を反映させるべく更新した更新後の候補注文商品情報は、1品目の注文に係る商品の商品コード、価格、数量、2品目の注文に係る商品の商品コード、価格、数量を含む。
顧客は、商品紹介画面を操作して注文を確定させる。携帯端末60は、注文を確定させる操作を受け付けた場合、顧客識別情報とともに、最新(現時点)の候補注文商品情報を注文商品情報としてネット注文サーバ20Aに送信する。例えば、携帯端末60は、1品目~3品目の注文を受け付けた後に注文を確定させる操作を受け付けた場合、顧客識別情報とともに、1品目~3品目の注文内容を反映した候補注文商品情報(1品目の注文に係る商品の商品コード、価格、数量、2品目の注文に係る商品の商品コード、価格、数量、3品目の注文に係る商品の商品コード、価格、数量)を注文商品情報としてネット注文サーバ20Aに送信する。
ネット注文サーバ20Aは、顧客識別情報及び注文商品情報を受信した場合、注文ファイル内に注文情報を生成して記憶する。ネット注文サーバ20Aが生成する注文情報は、上述したように、注文日時、顧客識別情報、商品情報(商品1の商品コード、商品名、価格、商品2の商品コード、商品名、価格、…)、ステータスを含むが、携帯端末60から顧客識別情報及び注文商品情報を受信したネット注文サーバ20Aは、例えば、以下のように、新たに注文情報を生成してもよい。ネット注文サーバ20Aは、携帯端末60から顧客識別情報及び注文商品情報を受信した日時を新たに生成する注文情報内の注文日時とする。ネット注文サーバ20Aは、携帯端末60から受信した顧客識別情報を新たに生成する注文情報内の顧客識別情報とする。ネット注文サーバ20Aは、携帯端末60から受信した注文商品情報を新たに生成する注文情報内の商品情報とする。ネット注文サーバ20Aは、「作業前(例えば、01)」を新たに生成する注文情報内のステータスとする。
ステップS3:ネット注文サーバ20Aは、注文情報を店員端末80に送信する。
ステップS4:店員端末80は、注文情報を表示する。
(ステップS3、S4の補足)
店員端末80は、例えば、店員の操作に基づいて、ピッキング作業が必要なネット注文商品の注文情報をネット注文サーバ20Aに要求する。ネット注文サーバ20Aは、ステータスが「作業前(01)」の注文情報についてステータスを「作業前(01)」から「準備中(例えば、02)」に更新し、更新後の注文情報を店員端末80に送信する。
店員端末80は、注文情報を受信する。店員端末80は、注文情報をネット注文業務画面(非図示)に表示する。ネット注文業務画面は、注文情報を表示するとともに、ネット注文業務(ピッキング作業、収納作業)に係る種々の操作(例えば、収納口番号を入力する操作、収納作業の完了の操作)を受け付け可能な画面である。店員は、ネット注文業務画面を介してネット注文業務を行う。
ステップS5:店員端末80は、商品を収納した収納口番号の入力を受け付ける。例えば、ネット注文業務画面には、収納口番号を入力するための収納口番号入力欄が設けられ、店員端末80は、当該入力欄へ入力を受け付けてもよい。つまり、店員は、注文情報を確認しつつ商品(ネット注文商品)をピッキングし、ピッキングした商品をロッカー装置90の収納口に収納し、店員端末80に当該収納口の収納口番号を入力する。なお、ロッカー装置90は、店員の操作に基づいて又は自動的に、当該収納口を施錠する。
ステップS6:店員端末80は、収納作業の完了の操作を受け付ける。例えば、ネット注文業務画面には、収納作業の完了後に操作する収納作業完了ボタンが操作可能に表示され、店員端末80は、当該ボタンの操作を受け付けてもよい。つまり、店員は、収納口番号の入力後、収納作業の完了の操作を行う。
ステップS7:店員端末80は、ロッカー装置90(具体的には夫々の収納口)を解錠するための解錠用PWを生成する。一例として、店員端末80は、YY(西暦の下2桁)+MM(月)+DD(日)+NN(店員端末80の号機番号)+XXX(日毎号機毎に000から採番される3桁の通し番号)からなるYYMMDDNXXXを解錠用PWとして生成してもよい。
ステップS8:店員端末80は、収納完了情報をネット注文サーバ20Aに送信する。収納完了情報は、顧客識別情報、収納口番号、解錠用PWを含む。
ステップS9:ネット注文サーバ20Aは、収納完了情報を受信する。
ステップS10:ネット注文サーバ20Aは、注文情報(収納完了情報に含まれる顧客識別情報によって特定される注文情報)内に解錠用PWを記憶(追加)する。また、ネット注文サーバ20Aは、注文情報内のステータスを「準備中(02)」から「収納済(例えば、03)」に更新する。
ステップS11:ネット注文サーバ20Aは、解錠用PWをロッカー装置90に送信する。なお、解錠用PWを受信したロッカー装置90は、受信した解錠用PWを記憶部に記憶する。
(図3のシーケンス図)
図3のシーケンス図は、顧客が入店してから携帯端末60にネット注文商品が表示される迄の、携帯端末60、店内登録サーバ20B及びネット注文サーバ20Aの動作の一例を示している。図3において、左側は携帯端末60の動作を示し、真ん中は店舗登録サーバ20Bの動作を示し、右側はネット注文サーバ20Aの動作を示している。
ステップS20:携帯端末60は、顧客の入店を検出する。例えば、携帯端末60は、GPSセンサを利用して顧客の入店を検出してもよい。つまり、携帯端末60は、GPSセンサによって取得(検出)される現在位置が、店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)以外の位置から店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)になった場合、顧客が入店したと判断してもよい。なお、携帯端末60は、店の位置を記憶部に記憶しておいてもよいし、外部の装置に問い合わせてもよい。また例えば、携帯端末60は、無線LANを利用して顧客の入店を検出してもよい。つまり、店内に無線LANのアクセスポイントを設置し、携帯端末60は、該アクセスポイントの識別情報を受信した場合、顧客が入店したと判断してもよい。
ステップS21:携帯端末60は、顧客から所定の操作を受け付ける。例えば、携帯端末60は、開始画面(例えば、図5(D)参照)上の店内会計ボタンBT03の操作を受け付ける。
ステップS22:携帯端末60は、入店完了情報を店内登録サーバ20Bに送信する。入店完了情報は、当該顧客(入店した顧客)の顧客識別情報を含む。
ステップS23:店内登録サーバ20Bは、入店完了情報を受信する。
ステップS24:店内登録サーバ20Bは、取引ファイル内に取引情報を生成して記憶する。店内登録サーバ20Bが生成する取引情報は、上述したように、入店日時、取引識別情報、顧客識別情報、商品情報(商品1の商品コード、商品名、価格、商品2の商品コード、商品名、価格、…)、ステータスを含むが、携帯端末60から入店完了情報を受信した店内登録サーバ20Bは、以下のように、新たに取引情報を生成してもよい。店内登録サーバ20Bは、携帯端末60から入店完了情報を受信した日時を新たに生成する取引情報内の入店日時とする。店内登録サーバ20Bは、取引識別情報を発行し、発行した取引識別情報を新たに生成する取引情報内の取引識別情報とする。店内登録サーバ20Bは、携帯端末60から受信した入店完了情報に含まれる顧客識別情報を新たに生成する取引情報内の顧客識別情報とする。店内登録サーバ20Bは、新たに生成する取引情報内の商品情報には何もセットしない(空とする)。店内登録サーバ20Bは、「精算前(例えば、10)」を新たに生成する取引情報内のステータスとする。
ステップS25:店内登録サーバ20Bは、当該顧客の注文情報をネット注文サーバ20Aに要求する。例えば、店内登録サーバ20Bは、注文情報要求情報をネット注文サーバ20Aに送信する。注文情報要求情報は、当該顧客(入店した顧客)の顧客識別情報を含む。
ステップS26:ネット注文サーバ20Aは、要求(注文情報要求情報)を受信する。
ステップS27:ネット注文サーバ20Aは、要求された注文情報を店内登録サーバ20Bに送信する。なお、ネット注文サーバ20Aが店内登録サーバ20Bに送信する注文情報は、注文日時、顧客識別情報、商品情報(商品1の商品コード、商品名、価格、商品2の商品コード、商品名、価格、…)、ステータス「収納済」、解錠用PWを含む。
ステップS28:店内登録サーバ20Bは、注文情報を受信する。
ステップS29:店内登録サーバ20Bは、取引情報内に注文情報を反映させる。つまり、店内登録サーバ20Bは、ステップS24にて生成、記憶した取引情報内にステップS28にて受信した注文情報を反映させる。店内登録サーバ20Bは、以下のように、反映させてもよい。店内登録サーバ20Bは、ステップS24にて生成、記憶した取引情報内の商品情報(空の情報)に、ステップS28にて受信した注文情報内の商品情報をセットする。店内登録サーバ20Bは、各商品について、ネット注文商品である旨の情報を付加してもよい。店内登録サーバ20Bは、ステップS24にて生成、記憶した取引情報内にステップS28にて受信した注文情報内の解錠用PWを記憶(追加)する。
ステップS29の終了時において、ネット注文後に入店した顧客に関する情報として、ネット注文サーバ20Aには当該顧客の注文情報(注文日時、顧客識別情報、商品情報(商品1の商品コード、商品名、価格、商品2の商品コード、商品名、価格、…)、ステータス「収納済」、解錠用PW)が記憶され、店内登録サーバ20Bには当該顧客の取引情報(入店日時、取引識別情報、顧客識別情報、商品情報(商品1(ネット注文商品)の商品コード、商品名、価格、商品2(ネット注文商品)の商品コード、商品名、価格、…)、ステータス「精算前」、解錠用PW)が記憶されている。なお、「商品N(ネット注文商品)の商品コード、商品名、価格」は、「商品Nがネット注文商品である旨の情報、商品Nの商品コード、商品Nの商品名、商品Nの価格」を示している。
ステップS30:店内登録サーバ20Bは、取引情報を携帯端末60に送信する。
ステップS31:携帯端末60は、取引情報を受信する。携帯端末60は、取引情報を記憶する。
ステップS32:携帯端末60は、取引情報に基づく登録画面を表示する。
(図4のシーケンス図)
図4のシーケンス図は、顧客が会計指示の操作を行ってからネット注文商品を受け取る迄の、携帯端末60、精算装置50、店内登録サーバ20B及びロッカー装置90の動作の一例を示している。図4において、左端は携帯端末60の動作を示し、左から2番目は精算装置50の動作を示し、左から3番目は店舗登録サーバ20Bの動作を示し、右端はロッカー装置90の動作を示している。
ステップS40:携帯端末60は、顧客から会計指示の操作を受け付ける。例えば、携帯端末60は、登録画面上の会計指示ボタンBT20(後述)の操作を受け付ける。
ステップS41:携帯端末60は、精算用コードを生成して表示する。精算用コードとは、精算用情報をコード化(例えば2次元コード化)したものである。精算用情報とは、当該取引の取引情報を店内登録サーバ20Bから取得するために必要な情報(例えば、当該取引を識別する取引識別情報)である。顧客は、携帯端末60に表示されている精算用コードを精算装置50に読み取らせる。
ステップS42:精算装置50は、顧客の読取動作に基づいて、携帯端末60に表示されている精算用コードを読み取る。つまり、精算装置50は、取引識別情報を取得する。
ステップS43:精算装置50は、当該顧客の取引情報を店内登録サーバ20Bに要求する。例えば、精算装置50は、取引情報要求情報を店内登録サーバ20Bに送信する。取引情報要求情報は、ステップS42にて取得した取引識別情報を含む。
ステップS44:店内登録サーバ20Bは、要求(取引情報要求情報)を受信する。
ステップS45:店内登録サーバ20Bは、要求された取引情報を精算装置50に送信する。
ステップS46:精算装置50は、取引情報を受信する。
ステップS47:精算装置50は、精算する。例えば、精算装置50は、商品一覧画面(非図示)を表示し、商品一覧画面において顧客の操作(OKボタンの操作)があった場合に決済方法(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー等)の選択を受け付ける決済方法選択画面を表示し、決済画面において選択された決済方法に応じた画面(例えば、現金の場合には現金投入指示画面等、クレジットカードの場合にはカードの読取指示画面等)を順次表示し、選択された決済方法により精算する。なお、精算装置50は、例えば、店員の介在(確認等)が必要な場合(例えば、ビール等の年齢の確認が必要な商品がある場合、商品コードの取得に失敗した場合等)や顧客による明示的な操作(商品確認ボタンの操作等)があった場合に限って、商品一覧画面を表示してもよい。例えば、精算装置50は、取引情報の受信後に商品一覧画面を表示せずに、商品確認ボタンを操作可能に表示した決済方法選択画面を表示してもよい。
ステップS48:精算装置50は、レシートを印刷、発行する。
ステップS49:精算装置50は、精算完了情報を店内登録サーバ20Bに送信する。精算装置50が送信する精算完了情報は、取引識別情報、決済情報(例えば、決済種別、精算金額等)を含む。
ステップS50:店内登録サーバ20Bは、精算完了情報を受信する。
ステップS51:店内登録サーバ20Bは、当該取引の精算が完了した旨を記憶する。例えば、店内登録サーバ20Bは、当該取引情報内のステータスを「精算前(10)」から「精算済(例えば、11)」に更新する。
ステップS52:店内登録サーバ20Bは、精算完了情報をネット注文サーバ20Aに送信する。店内登録サーバ20Bが送信する精算完了情報は、当該取引の顧客の顧客識別番号を含む。なお、精算完了情報を受信したネット注文サーバ20Aは、当該顧客の注文情報内のステータスを「収納済(03)」から「精算済(例えば、04)」に更新する。
ステップS53:店内登録サーバ20Bは、解錠許可情報を携帯端末60に送信する。解錠許可情報は、収納口番号、解錠用PWを含む。
ステップS54:携帯端末60は、解錠許可情報を受信する。
ステップS55:携帯端末60は、注文商品受取用コードを生成して表示する。注文商品受取用コードは、上述したように、解錠用PW、収納口番号、顧客識別情報をコード化(例えば2次元コード化)したものである。顧客は、携帯端末60に表示されている注文商品受取用コードをロッカー装置90に読み取らせる。
ステップS56:ロッカー装置90は、顧客の読取動作に基づいて、携帯端末60に表示されている注文商品受取用コードを読み取る。つまり、ロッカー装置90は、解錠用PW、収納口番号、顧客識別情報を取得する。
ステップS57:ロッカー装置90は、該当する収納口を解錠する。つまり、ロッカー装置90は、ステップS56において取得した解錠用PWが、記憶部に記憶している解錠用PWと一致すると判断し、ステップS56において取得した収納口番号の収納口を解錠する。
ステップS58:ロッカー装置90は、当該解錠用PWを無効化する。例えば、ロッカー装置90は、ステップS56において取得した解錠用PW(つまり解錠に使用した解錠用PW)を記憶部から消去する。
ステップS59:ロッカー装置90は、引渡完了情報をネット注文サーバ20Aに送信する。引渡完了情報は、ステップS56において取得した顧客識別情報(つまり当該顧客の顧客識別情報)を含む。なお、引渡完了情報を受信したネット注文サーバ20Aは、当該顧客の注文情報内のステータスを「精算済(04)」から「商品引渡済(例えば、05)」に更新する。
(図2~図4のシーケンス図の補足)
商品購入の態様として、3種類の態様(ネット注文単体の態様、店内登録単体の態様、ネット注文と店内登録とを合わせた態様)について説明したが、各態様と、図2~図4のシーケンス図との関係について補足する。
(ネット注文と店内登録とを合わせた態様)
図2~図4のシーケンス図では店内登録に関する処理を省略しているが、ネット注文と店内登録とを合わせた態様では、店内登録に関する処理が存在する。具体的には、携帯端末60が登録画面を表示した後、携帯端末60が会計指示の操作を受け付ける迄の間(図3のステップS32~図4のステップS40の間)において、下記のステップS33~S38のような処理が存在する。なお、ステップS33~S38は非図示としている。
ステップS33:携帯端末60は、図3のステップS32に続いて、顧客による商品(商品に付されたバーコード)のスキャン動作に基づいて該商品の商品コードを取得する。
ステップS34:携帯端末60は、取得した商品コードを店内登録サーバ20Bに送信する。
ステップS35:店内登録サーバ20Bは、商品コードを受信する。
ステップS35:店内登録サーバ20Bは、取引情報を更新する。具体的には、店内登録サーバ20Bは、受信した商品コードの商品を取引情報内に記憶する。従って、取引情報内には、ネット注文商品に加え、店内登録商品が記憶される。
ステップS36:店内登録サーバ20Bは、更新後の取引情報を携帯端末60に送信する。
ステップS37:携帯端末60は、取引情報を受信する。
ステップS38:携帯端末60は、取引情報に基づく登録画面を表示する。登録画面には、ネット注文商品に加え、店内登録商品も表示される(例えば、図8(A)参照)。
ステップS38の後には、顧客は、次の商品をスキャンする場合と会計指示の操作を行う場合とがある。顧客が次の商品をスキャンした場合にはステップS33に戻り、顧客が会計指示の操作を行った場合には図4のステップS40に進む。つまり、ステップS33~S38は、商品コードを取得する毎、繰り返し実行される。
(ネット注文単体の態様)
ネット注文単体の態様では、店内登録に関する処理(上述したステップS33~S38のような処理)は存在しない。つまり、図3のステップS32に続いて図4のステップS40に進む。
(店内登録単体の態様)
図2~図4のシーケンス図ではネット注文に関する処理を含んでいるが(ネット注文に関する処理を中心に説明しているが)、店内登録単体の態様では、ネット注文に関する処理は存在しない。具体的には、図2のステップS1~S11、図3のステップS25~S29、図4のステップS52~S59は存在しない。なお、ステップS21では、例えば、携帯端末60は、開始画面(例えば、図5(C)参照)上の店内買物開始ボタンBT02の操作を受け付ける。
また、店内登録単体の態様では、ネット注文と店内登録とを合わせた態様の場合と同様、店内登録に関する処理(上述したステップS33~S38のような処理)が存在する。但し、ネット注文と店内登録とを合わせた態様では、取引情報内にネット注文商品も店内登録商品も記憶されるが、店内登録単体の態様では、取引情報内にネット注文商品は記憶されない。また、ネット注文と店内登録とを合わせた態様では、登録画面にネット注文商品も店内登録商品も表示されるが、店内登録単体の態様では、登録画面にネット注文商品は表示されない。
(携帯端末60の表示例)
図5は、携帯端末60の表示例である。図5(A)~図5(D)は、何れも開始画面の一例である。携帯端末60は、現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)以外の位置であって且つネット注文をしていない場合、図5(A)に示したような開始画面を表示する。図5(A)に示した開始画面には、ネット注文ボタンBT01が操作可能な態様で表示され、店内買物開始ボタンBT02が操作不可能な態様(例えば、グレーダウン表示。図中は破線)で表示されている。ネット注文ボタンBT01は、ネット注文を開始する場合に操作するボタンである。店内買物開始ボタンBT02は、店内で買物を開始する場合に操作するボタンである。現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)以外の位置であるため、店内買物開始ボタンBT02は操作できない。
携帯端末60は、現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)以外の位置であって且つネット注文をしている場合、図5(B)に示したような開始画面を表示する。図5(B)に示した開始画面には、ネット注文ボタンBT01が操作可能な態様で表示され、店内会計ボタンBT03が操作不可能な態様で表示されている。店内会計ボタンBT03は、ネット注文商品について会計(精算)する場合に操作するボタンである。現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)以外の位置であるため、店内会計ボタンBT03は操作できない。また、図5(B)に示した開始画面には、店に行ってネット注文商品を会計するように促したメッセージMS04が表示されている。
携帯端末60は、現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)の位置であって場合且つネット注文をしていない場合、図5(C)に示したような開始画面を表示する。図5(C)に示した開始画面には、ネット注文ボタンBT01も店内買物開始ボタンBT02も操作可能な態様で表示されている。
例えば、店に一旦入ったが(又は店の近くを通ったが)、商品だけ選んでおいて受け取りは後にしたいような場面に、顧客は、図5(C)の開始画面のネット注文ボタンBT01(図5(D)の開始画面のネット注文ボタンBT01も同様)を操作する。
携帯端末60は、現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)の位置であって場合且つネット注文をしている場合、図5(D)に示したような開始画面を表示する。図5(D)に示した開始画面には、ネット注文ボタンBT01も店内会計ボタンBT03も操作可能な態様で表示されている。また、図5(D)に示した開始画面には、店内にてネット注文商品の会計が可能である旨のメッセージMS05が表示されている。
なお、携帯端末60は、顧客が所定のアイコンを操作した場合に、図5(A)~図5(D)の何れかの開始画面を表示してもよい。
図6(A)~図6(D)は、ネット注文をしていなかった場合(店内登録単体の態様の場面)における、携帯端末60の表示例である。
図6(A)は、顧客が入店して最初に表示される登録画面(初期登録画面)である。顧客(ネット注文をしていない顧客)は、入店後、開始画面(例えば、図5(C)参照)の店内買物開始ボタンBT02を操作する。携帯端末60は、店内買物開始ボタンBT02の操作を受け付け(図3のステップS21)、図6(A)に示したような登録画面を表示する(図3のステップS32)。
ネット注文をしていなかった場合の初期登録画面は、図6(A)に示したように、撮像画像表示領域HR610、合計表示領域HR620及び登録情報表示領域HR630が設けられている。撮像画像表示領域HR610は、主に撮像画像を表示する領域である。合計表示領域HR620は主に合計(合計点数、合計金額)を表示する領域である。登録情報表示領域HR630は、主に商品の登録情報を表示する領域である。
合計表示領域HR620には、拡張ボタンBT10が操作可能に表示され、会計指示ボタンBT20が操作不可能な態様で表示されている。顧客は、登録情報表示領域HR630を拡張状態にする場合、拡張ボタンBT10を操作する。顧客は、精算(会計)に進む場合(つまり商品の登録を終える場合)、会計指示ボタンBT20を操作する。会計指示ボタンBT20は、図6(C)に示すように、商品が登録されている場合に操作可能になる。
図6(B)は、図6(A)の場面に続いて、顧客が拡張ボタンBT10を操作した場合の登録画面である。携帯端末60は、拡張ボタンBT10の操作があった場合、図6(B)に示したように、撮像画像表示領域HR610を無くして登録情報表示領域HR630を拡張状態にする。合計表示領域HR620には、拡張ボタンBT10に代えて非拡張ボタンBT11が操作可能に表示されている。顧客は、登録情報表示領域HR630を非拡張状態にする場合、非拡張ボタンBT11を操作する。携帯端末60は、非拡張ボタンBT11の操作があった場合、図6(A)に示したように、撮像画像表示領域HR610を出現させて登録情報表示領域HR630を非拡張状態にする。
図6(C)は、図6(A)の場面に続いて、顧客が商品(〇〇牛乳、〇〇弁当)を店内登録した場合の登録画面である。携帯端末60は、ステップS38において図6(C)に示したような登録画面を表示する。
合計表示領域HR620には、〇〇牛乳と〇〇弁当の合計が表示され、拡張ボタンBT10及び会計指示ボタンBT20が操作可能に表示されている。登録情報表示領域HR630には、店内登録した各商品(夫々の店内登録商品)について、商品名、数量、価格が表示されている。各商品の数量については、操作可能な数量ボタンBT12によって示されている。顧客は、購入数量を変更する場合や購入商品を取り消す場合、数量ボタンBT12を操作する。携帯端末60は、数量ボタンBT12の操作があった場合、例えば、購入数量の変更や購入商品の取り消しを受付可能な小画面(非図示)を表示し、顧客から購入数量の変更や購入商品の取り消しを受け付ける。
図6(D)は、図6(C)の場面に続いて、顧客が会計指示ボタンBT20を操作した場合に表示される精算用コード表示画面である。携帯端末60は、会計指示ボタンBT20の操作を受け付け(図4のステップS40)、精算用コードを生成し、生成した精算用コードを図6(D)に示したような精算用コード表示画面に表示する(図4のステップS41)。
図6(D)に示した精算用コード表示画面には、精算用コードGA55のほか、精算装置50において精算用コードGA55を読み取る旨を指示するメッセージMS51、符号Aにて示した精算情報(合計、うちネット注文合計、うち店内登録合計)が表示され、買物に戻るボタンBT50が操作可能に表示されている。顧客は、店内で更に商品を購入する場合、購入数量を変更する場合、購入商品を取り消す場合、買物に戻るボタンBT50を操作する。携帯端末60は、買物に戻るボタンBT50の操作があった場合、会計指示ボタンBT20の操作前の登録画面(例えば、図6(C)の登録画面)を表示する。なお、符号Aにて示した精算情報は、「合計2点 680円 ネット注文分 合計0点 0円 店内登録分 合計2点 680円」である。なお、上記符号Aの例では、明示的に「ネット注文分 合計0点 0円」と表示しているが、ネット注文商品が存在しない場合には、「ネット注文分 合計0点 0円」を表示しなくてもよい。また、ネット注文商品が存在しない場合には合計情報と店内登録分の情報とが一致(重複)するため、「店内登録分 合計2点 680円」も表示しなくてもよい。
図7(A)~図7(D)は、ネット注文をしていた場合(ネット注文単体の態様の場面、ネット注文と店内登録とを合わせた態様の場面の一部)における、携帯端末60の表示例である。
図7(A)は、顧客が入店して最初に表示される登録画面(初期登録画面)である。顧客(ネット注文をしていた顧客)は、入店後、開始画面(例えば、図5(D)参照)の店内会計ボタンBT03を操作する。携帯端末60は、店内会計ボタンBT03の操作を受け付け(図3のステップS21)、図7(A)に示したような登録画面を表示する(図3のステップS32)。
ネット注文をしていた場合の初期登録画面は、図7(A)に示したように、合計表示領域HR620及び登録情報表示領域HR630が設けられている。つまり、ネット注文をしていた場合の初期登録画面は、拡張ボタンBT10の操作があった場合と同様、撮像画像表示領域HR610を無くしている。
合計表示領域HR620には、〇〇洗剤と〇〇弁当の合計が表示され、非拡張ボタンBT11が操作不可能な態様で表示され、会計指示ボタンBT20及び店内追加購入ボタンBT30が操作可能に表示されている。顧客は、精算(会計)に進む場合、会計指示ボタンBT20を操作する。顧客は、店内で商品を追加購入する場合、店内追加購入ボタンBT30を操作する。
登録情報表示領域HR630には、ネット注文した各商品(夫々のネット注文商品)について、商品名、数量、価格が表示されている。画像GA13は、ネット注文商品(事前注文商品、事前購入商品)である旨を示した情報である。また、ネット注文商品については、購入数量の変更や取り消しを禁止する。例えば、携帯端末60は、図7(A)に示したように、ネット注文商品については数量ボタンBT12を操作不可能な態様で表示する。
図7(B)は、図7(A)の場面に続いて、顧客が店内追加購入ボタンBT30を操作した場合の登録画面である。携帯端末60は、店内追加購入ボタンBT30の操作があった場合、図7(B)に示したように、店内登録に備えて、撮像画像表示領域HR610を出現させて登録情報表示領域HR630を非拡張状態にする。合計表示領域HR620には、非拡張ボタンBT11に代えて拡張ボタンBT10が操作可能に表示されている。また、既に操作されているため、店内追加購入ボタンBT30は操作不可能な態様となっている。
図7(C)は、図7(B)の場面に続いて、顧客が拡張ボタンBT10を操作した場合の登録画面である。
図7(D)は、図7(A)又は図7(B)又は図7(C)の場面に続いて、顧客が会計指示ボタンBT20を操作した場合に表示される精算用コード表示画面である。携帯端末60は、会計指示ボタンBT20の操作を受け付け(図4のステップS40)、精算用コードを生成し、生成した精算用コードを図7(D)に示したような精算用コード表示画面に表示する(図4のステップS41)。
図7(D)に示した精算用コード表示画面には、精算用コードGA55のほか、精算装置50において精算用コードを読み取る旨を指示するメッセージMS51、符号Bにて示した精算情報(合計、うちネット注文合計、うち店内登録合計)、会計後にネット注文商品の持ち帰る旨を指示するメッセージMS52が表示され、店内追加購入ボタンBT51が操作可能に表示されている。顧客は、店内で商品を追加購入する場合、店内追加購入ボタンBT51を操作する。携帯端末60は、店内追加購入ボタンBT51の操作があった場合、会計指示ボタンBT20の操作前の登録画面を表示する。なお、符号Bにて示した精算情報は、「合計2点 900円 ネット注文分 合計2点 900円 店内登録分 合計0点 0円」である。なお、上記符号Bの例では、明示的に「店内登録分 合計0点 0円」と表示しているが、店内登録商品が存在しない場合には、「店内登録分 合計0点 0円」を表示しなくてもよい。また、店内登録商品が存在しない場合には合計情報とネット注文分の情報とが一致(重複)するため、「ネット注文分 合計2点 900円」も表示しなくてもよい。
図8(A)~図8(D)は、ネット注文をしていた場合(ネット注文と店内登録とを合わせた態様の場面)における、携帯端末60の表示例である。
図8(A)は、図7(B)の場面に続いて、顧客が商品(〇〇牛乳、〇〇弁当)を店内登録した場合の登録画面である。携帯端末60は、ステップS38において図8(A)に示したような登録画面を表示する。
合計表示領域HR620には、〇〇洗剤、〇〇味噌、〇〇牛乳、〇〇弁当の合計が表示されている。登録情報表示領域HR630には、夫々の商品の商品名、数量、価格が表示されている。図8(A)に示すように、携帯端末60は、ネット注文商品(〇〇洗剤、〇〇味噌)については数量ボタンBT12を操作不可能な態様で表示し、店内登録商品(〇〇牛乳、〇〇弁当)については数量ボタンBT12を操作可能に表示している。
携帯端末60は、図8(A)に示した登録画面に代えて図8(B)又は図8(C)に示したような登録画面を表示してもよい。図8(B)に示した登録画面には、一括ボタンBT40が操作可能に表示されている。顧客は、ネット注文商品を一括して(纏めて)表示させる場合には、一括ボタンBT40を操作する。携帯端末60は、一括ボタンBT40の操作があった場合には、例えば、図8(C)に示したような登録画面を表示する。図8(C)に示した登録画面には、ネット注文商品が一括して表示され、詳細ボタンBT41が操作可能に表示されている。なお、図8(C)では、一括表示としてネット注文商品の合計点数(「2点」)を表示しているが、ネット注文商品分の合計点数に代えて又は加えてネット注文商品分の合計金額(「900円」)を表示してもよい。顧客は、ネット注文商品について詳細に表示させる場合には、詳細ボタンBT41を操作する。携帯端末60は、詳細ボタンBT41の操作があった場合には、例えば、図8(B)に示したような登録画面を表示する。
図8(D)は、図8(A)又は図8(B)又は図8(C)の場面に続いて、顧客が会計指示ボタンBT20を操作した場合に表示される精算用コード表示画面である。携帯端末60は、会計指示ボタンBT20の操作を受け付け(図4のステップS40)、精算用コードを生成し、生成した精算用コードを図8(D)に示したような精算用コード表示画面に表示する(図4のステップS41)。
図8(D)に示した精算用コード表示画面には、精算用コードGA55のほか、精算装置50において精算用コードを読み取る旨を指示するメッセージMS51、符号Cにて示した精算情報(合計、うちネット注文合計、うち店内登録合計)、会計後にネット注文商品の持ち帰る旨を指示するメッセージMS52が表示され、買物に戻るボタンBT50が操作可能に表示されている。なお、符号Cにて示した精算情報は、「合計4点 1580円 ネット注文分 合計2点 900円 店内登録分 合計2点 680円」である。
図9は、レシートの印刷例、携帯端末60の表示例である。図9(A)は、ネット注文をしていた場合(ネット注文と店内登録とを合わせた態様の場面)において精算装置50が印刷、発行するレシートの一例である。例えば、精算装置50は、図8(D)に示した精算用コードGA55を読み取り(図4のステップS42)、現金による精算(図4のステップS47)が完了した場合、図9(A)に示したようなレシートを印刷、発行する(図4のステップS48)。図8(D)に示したレシートには、商品全体に関する情報(符号D)や預り金額等に関する情報(符号E)に加え、ネット注文商品に関する情報(符号F)や店内登録商品に関する情報(符号G)も印刷されている。図9(B)については後述する。
図9(C)は、ネット注文をしていた場合における、携帯端末60の表示例である。例えば、携帯端末60は、図7(D)や図8(D)に示した精算用コードGA55を読み取った精算装置50による精算(図4のステップS47)が完了した場合、注文商品受取用コードを生成し、生成した注文商品受取用コードを図9(C)に示したような注文商品受取用コード表示画面に表示する(図4のステップS55)。
図9(C)に示した注文商品受取用コード表示画面には、注文商品受取用コードGA65のほか、ロッカー装置90において注文商品受取用コードGA65を読み取る旨を指示するメッセージMS61、引き取り商品に関する情報(同図では「お引き取り商品:合計2点」が表示されている。図9(D)については後述する。
(ネット注文商品と店内登録とが同一の場合)
ネット注文商品と同一の商品を店内登録する場合、注意を喚起してもよい。例えば、図8(A)の場面に続いて、携帯端末60は、スキャン動作に基づいて〇〇洗剤の商品コードを取得した場合(非図示のステップS33)、例えば「スキャンした〇〇洗剤はネットでも1つ購入されています」というような注意を促すメッセージを表示(例えば、小画面において表示)してもよい。携帯端末60は、上記報知に加え、当該商品の店内登録の要否(つまり当該商品を重ねて購入する必要があるか否か)を顧客に確認してもよい。例えば、携帯端末60は、小画面に「スキャンした〇〇洗剤はネットでも1つ購入されています。更に購入しますか」というようなメッセージを表示するとともに、購入するボタンと購入しないボタンとを操作可能に表示し、購入するボタンの操作があった場合、当該商品を登録してもよい。該小画面は、購入するボタン又は購入しないボタンの操作によって消去される。
携帯端末60は、ネット注文商品の商品コードを記憶部に記憶している(図3のステップS27~S31)。従って、携帯端末60は、バーコードから取得した商品コードが、記憶部に記憶しているネット注文商品の商品コードと一致する場合には、上述のような小画面を表示する。携帯端末60は、小画面において購入するボタンの操作があった場合には当該商品コードを店内登録サーバ20Bに送信し、小画面において購入しないボタンの操作があった場合には当該商品コードを店内登録サーバ20Bに送信しない。
なお、店内登録する前に報知するのではなく店内登録し後に顧客に報知してもよい。つまり、店内登録した商品がネット注文商品と同一の商品であった場合、注意を喚起してもよい。例えば、図8(A)の場面に続いて、携帯端末60は、スキャン動作に基づいて〇〇洗剤の商品コードを取得した場合、〇〇洗剤を店内登録商品として表示するとともに(非図示のステップS38)、「登録した〇〇洗剤はネットでも1つ購入されています。不要であれば取り消してください」というような注意を促すメッセージを表示(例えば、小画面において表示)してもよい。該小画面は、例えば、OKボタンの操作によって消去される。
(ネット注文商品を店員がピッキングできなかった場合)
例えば、ネット注文~ピッキング作業迄の間に該当商品が売れるなどして、ネット注文商品をピッキングできない状況も生じ得る。つまり、ネット注文商品は、店員によって確保され、ロッカー装置90に収納されるが、時間差で確保できない場合もある。このような場合には、顧客に対し、確保できなかった旨(確保できなかった商品、数量)を報知してもよい。例えば、携帯端末60は、登録画面において、確保できなかった旨を表示してもよい。一例として、携帯端末60は、登録情報表示領域HR630において、確保できなかったネット注文商品と確保できたネット注文商品とを区別可能に表示(例えば、取消線の付加、未確保である旨の画像の付加等)してもよい。上記に代えて又は加えて、「〇〇は非確保」や「〇〇を注文されましたが、品切れとなりご用意できませんでした」というようなメッセージを表示してもよい。図9(D)は、〇〇洗剤が確保できなかった場合の登録情報表示領域HR630の表示例である。
なお、携帯端末60が、商品が確保できなかった旨を表示する迄の流れは、例えば、以下のように実現してもよい。店員端末80は、夫々のネット注文商品について確保できなかった旨の入力を受け付け可能とし、店員は、ある商品aを確保できなかった場合、ネット注文業務画面にて当該商品aについて確保できなかった旨を入力する。これにより、商品aが確保できなかった旨の情報が、ネット注文サーバ20A(当該顧客の注文ファイル内に注文情報)に反映され、登録画面に表示される。
また、携帯端末60は、登録画面に代えて又は加えて開始画面(図5(B)や図5(D)の開始画面)において、確保できなかった旨(確保できなかった商品、数量)を報知してもよい。また、携帯端末60は、ネット注文商品が店員によって確保されなかった場合には、確保できなかった旨の報知に代えて又は加えて、確保予定日時を報知(例えば、開始画面に表示、登録画面に表示)してもよい。例えば、店員端末80は、夫々のネット注文商品について確保予定日時の入力を受け付け可能とし、店員は、ある商品aを確保できなかった場合、当該商品aの納品(入荷)予定日時を確認し、ネット注文業務画面にて当該商品aの確保予定日時を入力してもよい。なお、店員端末80は、商品aについて確保できなかった旨の入力を受け付けた場合、商品の納品予定情報を参照し、当該商品aの確保予定日時を自動的に取得してもよい。更に、上記に代えて又は加えて、確保できなかった場合には、電子メールやメッセージサービス(SMS、RCS、MMS等)等のプッシュ型の通知によって報知してもよい。これにより、注文後未だ来店しておらずまた画面も表示していない顧客(例えばアプリ起動していない顧客)に対し、確保できなかった旨をいち早く伝えることができる。
(ステータスの確認)
顧客は、自身のネット注文の状況を確認可能である。例えば、携帯端末60は、注文情報のステータス(「作業前」、「準備中」「収納済」「精算済」「商品引渡済」)を表示してもよい。店員は、ネット注文の状況を確認可能である。例えば、店員端末80や取引状況管理装置40は、夫々のネット注文のステータスを表示してもよい。また、店員端末80や取引状況管理装置40は、夫々の取引情報のステータス(「精算前」「精算済」)を表示してもよい。
(有料レジ袋)
ネット注文において、有料レジ袋の要否を指定(要の場合にはサイズ、数量を更に指定可能)できるようにしてもよい。つまり、有料レジ袋をネット注文商品として取り扱ってもよい。また、予め夫々のネット注文商品のサイズ等を記憶(例えば、ネット注文用商品マスタ内に記憶)しておき、注文内容(数量、個数)から有料レジ袋の推奨サイズや推奨数量を顧客に提示してもよい。つまり、携帯端末60は、ネット注文時に、注文内容(数量、個数)に基づいて有料レジ袋の推奨サイズや推奨数量を表示してもよい。また、携帯端末60は、有料レジ袋を購入した場合、店員による袋詰めの要否を指定できるようにしてもよい。
以上、販売システム1について説明したが、販売システム1では、顧客が、携帯端末60を用いてネット注文すると、店舗の店員が、ネット注文商品をロッカー装置90に収納する(例えば、図2参照)。顧客が、入店すると、ネット注文の商品データ(注文情報)が当該顧客の仮想カート(取引情報)に展開され、携帯端末60はネット注文商品を表示する(例えば、図3、図7(A)参照)。顧客は、店内で商品の登録も可能である(例えば、図8参照)。ネット注文商品と店内登録商品とは纏めて精算可能であり、ネット注文商品と店内登録商品とを纏めたレシートを印刷、発行する(例えば、図8(D)、図9(A)参照)。顧客は、精算後に、2次元コード(注文商品受取用コードGA65)を用いてロッカー装置90(収納口)を解錠し、自身のネット注文商品を受け取る(例えば、図4、図9(C)参照)。
以上、実施形態について説明したが、実施形態によれば、顧客の利便性が向上する。一側面として、商品をネット注文した顧客は、ネット注文商品の精算に際し、店舗にて“ついで買い”もすることができる。一側面として、店舗において商品を登録する顧客は、店舗における商品の登録に先立って、ネットにて商品を注文することができる。事前に注文しておけるため、店内で買い回りする時間的余裕のない顧客も気軽に買い物ができる。加えて、顧客の店舗滞在時間の減少により感染症対策の効果も期待できる。
(変形例等)
以上、実施形態について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、例えば下記(1)~(26)に示すように、適宜変更が可能である。また、下記(1)~(26)は、夫々適宜組み合わされてよい。
(1)上記実施形態では、ネット注文商品と店内登録商品とが混在する場合、ネット注文商品を店内登録商品よりも上側に表示する例を説明したが(例えば、図8(A)~(C)の登録情報表示領域HR630の表示、図8(D)の符号Cの精算情報の表示)、店内登録商品をネット注文商品よりも上側に表示してもよい。レシート等の印刷についても同様である。
(2)上記実施形態では、夫々のネット注文商品にはネット注文商品である旨の情報(画像GA13)を付して表示する例を説明したが(例えば、図7(A)、図8(A))、ネット注文商品であるか店内登録商品であるかが区別可能であればよい。例えば、店内登録商品の方に店内登録商品である旨の情報を付して表示してもよい。また、表示位置(表示領域)や表示態様によってネット注文商品であるか店内登録商品であるかが認識できるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、ネット注文をしていた場合の最初の登録画面(初期登録画面)において非拡張ボタンBT11を操作不可能な態様で表示する例を説明したが(図7(A)、最初の登録画面において非拡張ボタンBT11の操作を可能とし、非拡張ボタンBT11の操作があった場合には店内追加購入ボタンBT30の操作があった場合と同様に動作してもよい。例えば、図7(A)の登録画面において非拡張ボタンBT11の操作を可能とし、当該非拡張ボタンBT11の操作があった場合には、図7(B)に示した登録画面を表示してもよい。
(4)上記実施形態では、ネット注文をしていた場合の初期登録画面として撮像画像表示領域HR610が無い登録画面(例えば、図7(A))を表示する例を説明したが、ネット注文をしていた場合の初期登録画面として撮像画像表示領域HR610が有る登録画面を表示してもよい。上記の場合において、店内追加購入ボタンBT30の操作前は店内登録を禁止(例えば、カメラの起動を禁止、コード認識機能を停止等)し、操作後に店内登録を許可する態様としてもよいし、店内追加購入ボタンBT30の操作がなくても店内登録を許可する態様としてもよい。後者の態様では、撮像画像表示領域HR610においてバーコードの読み取りを指示し(例えば、図7(B)に示したように「バーコードをスキャンして下さい」と表示し)、前者の態様では撮像画像表示領域HR610において店内追加購入ボタンBT30の操作を指示してもよい。
(5)上記実施形態では、ネット注文をしていた場合、開始画面に続いて登録画面(初期登録画面)を表示し、登録画面上の会計指示ボタンBT20の操作後に精算用コード表示画面を表示する例を説明したが、ネット注文をしていた場合、開始画面に続いて精算用コード表示画面を表示してもよい。例えば、携帯端末60は、開始画面に続いて、図7(A)の登録画面に代えて、図7(D)の精算用コード表示画面を表示してもよい。つまり、上記実施形態では、ネット注文をしていた場合でもネット注文をしていない場合でも、一旦、登録画面を表示する例を説明したが、ネット注文をしていた場合には登録画面を表示せずに最初から精算用コード表示画面を表示してもよい。なお、上記実施形態の如く、ネット注文をしていた場合でもネット注文をしていない場合でも一旦登録画面を表示する態様の場合、ネット注文の有無に関わらず共通の画面遷移としているため、顧客にとって分かり易い。登録画面を表示せずに最初から精算用コード表示画面を表示する態様の場合、ネット注文商品の精算にいち早く進めることができる。
登録画面を表示せずに精算用コード表示画面を表示する態様では、精算用コード表示画面に店内追加購入ボタンを操作可能に表示する。顧客は、店内で商品を購入しない場合、精算用コード表示画面に表示されている精算用コードGA55を精算装置50に読み取らせ、店内で商品を購入する場合、精算用コード表示画面上の店内追加購入ボタンを操作する。携帯端末60は、店内追加購入ボタンの操作があった場合、ネット注文商品を反映した登録画面(例えば、図7(A)、図7(B)又は図7(C))を表示する。
(6)上記実施形態では、携帯端末60が注文商品受取用コードGA65を表示する例を説明したが(図9(C))、精算装置50が図9(B)に示したような注文商品受取用コードGA65を印刷したレシートを発行してもよい。なお、精算装置50は、注文商品受取用コードGA65を印刷した媒体をレシートとは別に発行してもよい。
(7)上記実施形態では、ネット注文商品を受け取る顧客には解錠される収納口(つまり自身が受け取るネット注文商品が収納されている収納口)を報知しない例を説明したが、解錠される収納口を報知してもよい。例えば、携帯端末60は、注文商品受取用コード表示画面(図9(C))に収納口番号を表示してもよい。また、上記(6)に関連し、精算装置50は、注文商品受取用コードGA65と収納口番号とを印刷したレシートを発行してもよいし、注文商品受取用コードGA65と収納口番号とを印刷した媒体をレシートとは別に発行してもよい。
また、精算完了前に顧客に収納口を報知してもよい。例えば、ネット注文商品をロッカー装置90に収納した段階で顧客に収納口を報知してもよい。具体的には、ネット注文サーバ20Aは、店員端末80から収納完了情報(上述したように収納完了情報は、顧客識別情報、収納口番号、解錠用PWを含む)を受信した場合(図2のステップS9)、当該顧客の携帯端末60に収納口番号(収納完了の旨も兼ねる)を送信してもよい。また例えば、入店後精算開始前に顧客に収納口を報知してもよい。具体的には、店内登録サーバ20Bは、取引情報を携帯端末60に送信するときに(図3のステップS30)、取引情報とともに収納口番号を送信してもよい。
(8)上記実施形態では、ネット注文サーバ20Aがネット注文用商品マスタを記憶し、店内登録サーバ20Bが店内登録用商品マスタを記憶する例を説明したが、共通の商品マスタ(例えば、ネット注文商品に該当するか否かのフラグを有する商品マスタ)を記憶してもよい。
(9)上記実施形態では、ネット注文サーバ20Aと店内登録サーバ20Bとを別個に用いる例を説明したが(例えば、図1)、ネット注文サーバ20Aの機能と店内登録サーバ20Bの機能を兼ね備えたサーバ(ネット注文店内登録サーバ20Cと称する)を用いてもよい。なお、上記実施形態では、ネット注文サーバ20Aについて複数台のサーバから構成されてもよく、店内登録サーバ20Bについても複数台のサーバから構成されてもよいと説明したが、ネット注文店内登録サーバ20Cについても同様に複数台のサーバから構成されてもよい。
ネット注文店内登録サーバ20Cは、注文情報を記憶する注文ファイル(ネット注文用カートファイルとも称する)と取引情報を記憶する取引ファイル(店内登録用カートファイル)とを別々に管理してもよい。この場合、ネット注文店内登録サーバ20Cは、ネット注文した顧客が入店した場合、店内登録サーバ20Bと同様、取引情報内に注文情報を反映させる(図3のステップS29)。
ネット注文店内登録サーバ20Cは、ネット注文商品と店内登録商品とを区別可能な態様で注文情報も取引情報も一のファイル(例えば、取引ファイル)内に記憶してもよい。例えば、ネット注文商品については、図3のステップS29と同様、ネット注文商品である旨の情報を付加して一のファイルに記憶してもよい。つまり、ネット注文した顧客が入店する前の時点(ネット注文の時点)において、ネット注文店内登録サーバ20Cは、ステップS29の反映がなされたように、一のファイルに注文情報を記憶してもよい。
(10)上記実施形態では、ネット注文商品として「〇〇洗剤」「○○味噌」を例示したが、ロッカー装置90への収納に適したもの(例えば、食品であれば日持ちするもの、要冷蔵冷凍でないもの等)であればよい。また、ネット注文商品を食品以外のもの(例えば、日用品等)に限定してもよい。
なお、ネット注文と店内販売とで特典を異ならせてもよい。例えば、同一商品であってもネット注文の方が店内販売よりも安くしてもよいし、ネット注文の方が店内販売よりも付与されるポイントを多くしてもよい。
(11)上記実施形態では、店員端末80が解錠用PWを生成し、店員端末80によって生成された解錠用PWをネット注文サーバ20Aやロッカー装置90が記憶(他の装置にも送信)する例を説明したが、解錠用PWの生成、記憶の態様はこれに限定されない。例えば、ネット注文サーバ20Aが解錠用PWを生成(例えば、収納完了情報を受信した後に生成)し、ロッカー装置90が記憶(他の装置にも送信)してもよい。また例えば、ロッカー装置90は、解錠用PWを記憶しなくてもよい。ロッカー装置90は、注文商品受取用コードを読み取った場合、注文商品受取用コードから取得した解錠用PWが、正しいものであるか否かをネット注文サーバ20Aに問い合わせてもよい。
(12)上記実施形態では、店員端末80が収納口番号の入力を受け付ける例を説明したが、ロッカー装置90が収納口番号の入力を受け付けてもよい。例えば、以下のようにしてもよい。店員は、ロッカー装置90の一の収納口にネット注文商品を収納し、店員端末80に顧客識別情報を含む収納用コードを表示させる(ネット注文商品の収納前に収納用コードを表示させてもよいし、ネット注文商品の収納後に収納用コードを表示させてもよい)。店員は、ネット注文商品の収納後、店員端末80に表示させた収納用コードをロッカー装置90に読み取らせ、ロッカー装置90に収納口番号(ネット注文商品を収納した収納口の収納口番号)を入力する。収納口番号の入力を受け付けたロッカー装置90は、解錠用PWを生成し、収納完了情報(顧客識別情報、収納口番号、解錠用PWを含む)をネット注文サーバ20Aに送信する。なお、収納口番号の入力を受け付けたロッカー装置90は、収納完了情報(顧客識別情報、収納口番号)を店員端末80に送信し、店員端末80において解錠用PWを生成し、店員端末80から収納完了情報(顧客識別情報、収納口番号、解錠用PWを含む)をネット注文サーバ20Aに送信してもよい。
(13)上記実施形態では、説明を省略したが、精算装置50は、現在操作している顧客がネット注文を行った顧客(精算対象の商品の一部又は全部がネット注文商品である顧客)であるか否かに応じて表示を異ならせてもよい。例えば、精算装置50は、当該顧客がネット注文を行った顧客である場合には、表示画面(例えば、レシートを発行するときの画面等)において、ネット注文商品の引き取り指示するメッセージや、ロッカー装置90において注文商品受取用コードGA65を読み取る旨を指示するメッセージ(図9(B)のメッセージMS61と同様のメッセージ)を表示してもよい。また、精算装置50は、当該顧客がネット注文も店内登録も行った顧客である場合には、表示画面(例えば、商品一覧画面、決済方法選択画面等)において、店内登録分の合計(合計点数、合計金額)やネット注文分の合計(合計点数、合計金額)を表示してもよい。
(14)上記実施形態では、説明を省略したが、精算装置50は、当該精算装置50において処理を開始する顧客(又は当該精算装置50において処理中の顧客)がネット注文を行った顧客(すなわち処理後にロッカー装置90に移動する顧客)である旨を店員に報知してもよい。これにより、店員は、必要に応じて顧客をロッカー装置90に誘導させることについて予め認識することができる。
例えば、精算装置50は、ネット注文商品を含む取引の精算用コードGA55(例えば、図7(D)や図8(D)の精算用コードGA55)を読み取った場合、当該精算装置50において処理を開始する顧客(又は当該精算装置50において処理中の顧客)がネット注文を行った顧客である旨の情報(通知)を取引状況管理装置40や店員端末80に送信してもよい。なお、精算装置50は、精算用コードGA55の読取後からレシートを印刷、発行する迄の何れかのタイミングにおいて、上記情報を取引状況管理装置40や店員端末80に送信してもよい。
また、精算装置50は、ネット注文を行った顧客とネット注文を行っていない顧客とで、サインポールの発光態様を異ならせてもよい。また、上記(13)にも関連するが、精算装置50は、ネット注文を行った顧客とネット注文を行っていない顧客とで、表示画面の表示態様(例えば、文字色、背景色等)を異ならせてもよい。
(15)上記実施形態では、携帯端末60は、現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)であるか否かやネット注文をしているか否かに応じて、図5(A)~図5(D)に何れかの開始画面を表示すると説明したが、2つ目の条件である「ネット注文をしているか否か」に関しては、下記の条件a又は条件bの何れかに置き換えてもよい。
条件a:ネット注文サーバ20Aに当該顧客の精算前の注文情報(即ち、ステータス「作業前」、「準備中」「収納済」の注文情報)が記憶されているか否か。
条件b:ネット注文サーバ20Aに当該顧客の作業前(ピッキング開始前)の注文情報(即ち、ステータス「作業前」の注文情報)が記憶されているか否か。
つまり、携帯端末60は、現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)であるか否かや当該顧客の精算前の注文情報が記憶されているか否か(条件a)に応じて、図5(A)~図5(D)に何れかの開始画面を表示してもよい。また、携帯端末60は、現在位置が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)であるか否かや当該顧客の作業前の注文情報が記憶されているか否か(条件b)に応じて、図5(A)~図5(D)に何れかの開始画面を表示してもよい。
なお、携帯端末60は、ネット注文のステータスが更新された場合には更新後のステータスに合わせて表示中の開始画面を更新してもよい(例えば、図5(A)の開始画面から図5(B)の開始画面に切り換えてもよい)。
(16)上記(15)にも関連するが、図5(D)の開始画面の店内会計ボタンBT03が操作され、かつ当該顧客の注文情報が作業前(ステータス「作業前」)であった場合には、注文情報が作業前である顧客が入店した旨を店員に報知してもよい。例えば、店内登録サーバ20Bは、入店完了情報を受信した場合(図3のステップS23)、当該顧客の注文情報が作業前であった場合には、直接に、又は他の装置(例えば、本部サーバ10、ストアコントローラ30)を介して、注文情報が作業前である顧客が入店した旨の情報(通知)を店員端末80や取引状況管理装置40に送信してもよい。また、図5(D)の開始画面の店内会計ボタンBT03が操作され、かつ当該顧客の注文情報が作業前であった場合には、準備に少々時間が掛かる旨等を当該顧客に報知してもよい。例えば、携帯端末60は、店内会計ボタンBT03の操作後に開始画面において、準備に少々時間が掛かる旨や準備時間を表示してもよい。
(17)上記(15)にも関連するが、2回目以降のネット注文があった場合(つまり、図5(B)のネット注文ボタンBT01が操作された場合、又は、図5(D)のネット注文ボタンBT01が操作された場合)には、当該顧客の別の注文情報として処理してもよい。例えば、「顧客識別番号」に代えて「顧客識別番号+枝番」を用いてもよい。なお、先の注文が作業前の注文情報であった場合には、別の注文情報とせずに、同一の注文情報として処理(例えば、先の注文に後の注文を追加)してもよい。
(18)上記(17)とは異なるが、2回目以降のネット注文は禁止してもよい。つまり、図5(B)や図5(D)の開始画面では、ネット注文ボタンBT01は操作不可能な態様で表示してもよい。
(19)上記実施形態では、携帯端末60は、顧客の入店を検出した後に、顧客による所定の操作を受け付けた場合、入店完了情報を送信する例を説明したが(図3のステップS20~S22)、携帯端末60は、顧客による所定の操作を受け付けた後に、顧客の入店を検出した場合、入店完了情報を送信してもよい。つまり、携帯端末60は、順序は問わず、顧客の入店を検出し、かつ、顧客による所定の操作を受け付けた場合、入店完了情報を送信してもよい。
(20)上記実施形態では、入店完了情報を送信する前の顧客による所定の操作が、開始画面上の店内会計ボタンBT03の操作である例を説明したが(図3のステップS21)、他の操作であってもよい。
例えば、携帯端末60は、アイコンの操作によってアプリが起動し、開始画面を表示してもよい。携帯端末60は、アプリの起動している状態において(アプリを起動させる操作を受け付けた後に)顧客の入店を検出した場合に入店完了情報を送信してもよいし、顧客の入店を検出した後にアプリを起動させる操作を受け付けた場合に入店完了情報を送信してもよい。つまり、入店完了情報を送信する前の顧客による所定の操作は、アプリを起動させるアイコンの操作であってもよい。
また、店内(例えば入口付近)に表示装置(サイネージ等)を設置し、該表示装置に刻々と変化させる入店判断用情報(例えば、1分毎に変化する4桁の数字、1分毎に変化するコード(バーコード、2次元コード等))を表示させてもよい。入店した顧客は、表示装置に表示されている入店判断用情報を携帯端末60に入力する(置数入力、スキャン入力等)。携帯端末60は、入力された入店判断用情報と顧客識別情報とを含む入店完了情報を店内登録サーバ20Bに送信する。つまり、入店完了情報を送信する前の顧客による所定の操作は、携帯端末60に入店判断用情報を入力(置数入力、スキャン入力等)する操作であってもよい。なお、店内登録サーバ20Bは、携帯端末60から受信した入店完了情報に含まれる入店判断用情報が有効なものであれば、当該入店完了情報に含まれる顧客識別情報の顧客が入店したと判断する。
また、入店した顧客は、携帯端末60を操作し、携帯端末60に2次元コード等を表示させてもよい。当該2次元コード等は、例えば顧客識別情報をコード化したものである。顧客は、該2次元コード等を店内に設置された装置(又は、店員端末80)に読み取らせる。店内に設置された装置(又は店員端末80)は、2次元コード等から得られた顧客識別情報を店内登録サーバ20Bに送信する。店内登録サーバ20Bは、店内に設置された装置等から受信した顧客識別情報の顧客が入店したと判断する。当該ケースにおいて、携帯端末60が店内登録サーバ20Bに送信する顧客識別情報は、入店完了情報に相当する。つまり、入店完了情報を送信する前の顧客による所定の操作は、携帯端末60に2次元コード等を表示させ、店内に設置された装置に読み取らせる操作(動作)であってもよい。
(21)上記実施形態では、携帯端末60は、顧客の入店を検出した後に、顧客による所定の操作を受け付けた場合、入店完了情報を送信する例を説明したが、入店の検出か顧客の操作の何れか一方に基づいて入店完了情報を送信してもよい。つまり、携帯端末60は、入店の検出を条件とせずに顧客の操作に基づいて入店完了情報を送信してもよいし、顧客の操作を条件とせずに入店の検出に基づいて入店完了情報を送信してもよい。なお、前者の態様(入店の検出を条件としない態様)では、実際には店舗に来ていない場合も考えられる。従って、携帯端末60は現在位置の位置情報とともに入店完了情報を送信し、ネット注文サーバ20Aは携帯端末60が店の位置(又は店の位置から所定範囲内の位置)にある場合に、以降の処理(図3のステップS24以降の処理)を進めるようにしてもよい。後者の態様(顧客の操作を条件としない態様)では、例えばただ通りかかっただけで今は精算する積りがない場合も考えられる。従って、携帯端末60は、例えば取引情報の受信(図3のステップS31)後に最初に表示する画面において、今は精算する積りがない場合の操作を受け付けてもよい(例えば、キャンセルボタンを操作可能に表示してもよい)。
(22)上記(19)~上記(21)に関連するが、携帯端末60が販売システム1に入店完了情報を送信する条件(つまり、顧客が入店したと判定する条件)は、下記入店判定条件A~入店判定条件Dの何れか1つ又は2以上を組み合わせたものであればよい。
入店判定条件A:GPS、無線LAN、ビーコン等の情報の受信(つまり店舗の位置への当該携帯端末60の移動(接近))
入店判定条件B:アプリを起動させる操作
入店判定条件C:画面上の所定のボタンの操作
入店判定方法D:実店舗の入り口付近等に掲示された情報の入力(置数入力、スキャン)
なお、入店判定条件Aは顧客の明示的(主体的)な操作に基づかない条件、入店判定条件B~入店判定条件Dは顧客の明示的な操作に基づく条件である。携帯端末60は、入店判定条件Aの場合、更に入店の意思を確認し、最終的に入店したと判定してもよい。
(23)上記実施形態では、ネット注文商品について購入数量の変更や購入の取消を禁止する例を説明したが(例えば、図7(A))、携帯端末60は、初期登録画面の表示前(具体的には、入店完了情報の送信前)であれば、ネット注文商品の購入数量の変更操作や購入取消の操作を受け付けるようにしてもよい。また、携帯端末60は、初期登録画面の表示前であっても初期登録画面の表示後であっても、ネット注文商品の購入数量の変更操作や購入取消の操作を受け付けるようにしてもよい。なお、上記の操作があった場合には、操作内容(ネット注文商品の購入数量の変更、購入の取消)が、店員端末80や取引状況管理装置40に通知され、店員が対応(ロッカー装置90から商品を取り出す等)できるようにしておけばよい。
(24)上記実施形態では、顧客が携帯端末60を用いてネット注文も店内登録も行う例を説明したが、顧客は携帯端末60とは異なる装置(例えば、自宅や職場のパーソナルコンピュータ、別の携帯端末等)を用いてネット注文し、携帯端末60を用いて店内登録を行ってもよい。携帯端末60とは異なる装置を用いてネット注文を行う態様の場合、ネット注文した顧客の入店を下記のように認識する。
例えば、ネット注文と店内登録とにおいて同一の顧客識別情報を用いればよい。つまり、ある顧客Aがパーソナルコンピュータを用いてネット注文するときの顧客識別情報(顧客Aの注文情報に含まれる顧客識別情報)と、当該顧客Aが入店したときの顧客識別情報(当該顧客の携帯端末60が送信する入店完了情報に含まれる顧客識別情報)とが同一であればよい。これにより、顧客Aが入店したときに、顧客Aの注文情報を特定し、取引情報内に反映させることができる(図3のステップS29)。
また例えば、ネット注文と店内登録とにおいて異なる顧客識別情報を用いても、同一の顧客の識別情報であるとして例えば相互に対応付けられていればよい。つまり、顧客Aが入店したときの顧客識別情報と顧客Aがネット注文したときの顧客識別情報とが異なるものであっても、顧客Aが入店したときの顧客識別情報から顧客Aの注文情報を特定可能であればよい。なお、ネット注文に用いる顧客識別情報と店内登録に用いる顧客識別情報の対応関係は、販売システム1内において参照可能(少なくとも店内登録サーバ20Bが参照可能)であればよい。
(25)上記実施形態では、ネット注文商品の引き渡しにロッカー装置90を用いる例を説明したが、ネット注文商品の引き渡しにロッカー装置90を用いなくてもよい。例えば、引き渡し用のカウンタ(エリア)においてネット注文商品を引き渡してもよい。引き渡し用のカウンタでは、引き渡す商品がどれであるかや引き渡しの完了を管理できればよい。以下は、一例である。
店員は、ピッキングした商品(1以上のネット注文商品)をカウンタの奥の所定の保管場所に運ぶ。店員は、運んだ商品に目印となるタグ(例えば、1~99の数字が付されたタグ)を付けるとともに、付けたタグの情報(例えば、タグの番号)を店員端末80に入力する。つまり、顧客識別情報とタグ(即ち引渡対象物)とを対応付ける。一方、精算を済ませた顧客は、注文商品受取用コードをカウンタの店員に提示する。注文商品受取用コードは、当該顧客の引渡対象物に対応するタグの情報(タグの番号)を含むものである。カウンタの店員は、店員端末80(又は、カウンタに設置等された端末)で注文商品受取用コードを読み取ってタグの情報を取得する。つまり、店員は、当該顧客の引渡対象物がどれであるかを確認する。また、注文商品受取用コードを読み取った店員端末80(カウンタに設置等された端末)は、引渡完了情報をネット注文サーバ20Aに送信する。店員端末80(カウンタに設置等された端末)は、商品を引き渡した旨の店員の操作に基づいて引渡完了情報をネット注文サーバ20Aに送信してもよい。なお、注文商品受取用コードではなくタグ番号をそのまま用いてもよい。つまり、携帯端末60は注文商品受取用コードに代えてタグ番号を表示してもよいし、精算装置50は注文商品受取用コードに代えてタグ番号をレシートに印刷してもよい。なお、タグ番号を用いる場合には、カウンタにおいて読み取りは行わなくてもよい。
(26)各装置(携帯端末60、精算装置50、取引状況管理装置40、ネット注文サーバ20A、店内登録サーバ20B、ネット注文店内登録サーバ20C、店員端末80、ロッカー装置90等)における各機能(入出力、記憶、処理(判断含む))の一部又は全部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。例えば、各装置は、入出力のインターフェース等に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。一例として、各装置の動作を制御するためのプログラムをクラウドサーバが実行し、各装置はブラウジング機能によって画面を表示等してもよい。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、情報通信端末、プログラムに関する。
[背景技術]
携帯端末を用いて商品を購入するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、顧客は、店内においてショッピングカートに装着された端末を用いて商品を登録する。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2018-147252号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、顧客の利便性について更に追及する余地がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客の利便性を向上させる技術を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)顧客によって使用される情報通信端末(例えば、携帯端末60)であって、撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づいて商品を登録する登録手段と、前記登録手段によって登録された商品に関する情報を表示する表示手段と、商品を注文する注文手段と、顧客が入店したか否かを判定する入店判定手段とを備え、前記表示手段は、前記入店判定手段によって顧客が入店したと判定(例えば、入店判定条件A~入店判定条件Dの1つ以上に基づいて顧客が入店したと判定)した場合、前記注文手段によって注文された商品の精算に関する情報(例えば、図7(A)~図7(C)の会計指示ボタンBT20、図7(D)の精算用コードGA55等)を表示することを特徴とする情報通信端末である。
(1)の情報通信端末によれば、精算に関して案内されるため、顧客の利便性が向上する。
(2)前記表示手段は、前記登録手段によって登録された商品と前記注文手段によって注文された商品とを識別可能に表示(例えば、図8(A)等)することを特徴とする(1)に記載の情報通信端末である。
(2)の情報通信端末によれば、区別されて表示されるため、顧客の利便性が向上する。
(3)前記表示手段は、前記登録手段によって登録された商品を取消可能に表示し、前記注文手段によって注文された商品を取消可能に表示しない(例えば、図8(A)等)ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の情報通信端末である。
(3)の情報通信端末によれば、取消の可否が示されるため、顧客の利便性が向上する。
(4)前記表示手段は、前記注文手段によって注文された商品と同一の商品が前記登録手段によって登録される場合、前記注文された商品と同一の商品が登録される旨の情報を表示することを特徴とする(1)~(3)に記載の情報通信端末である。
(4)の情報通信端末によれば、意に反して重複して購入することがなくなるため、顧客の利便性が向上する。
(5)前記注文手段によって注文された商品は店員によって確保されるものであり、前記表示手段は、前記注文手段によって注文された商品のうち店員によって確保されなかった商品がある場合、前記確保されなかった商品について報知することを特徴とする(1)~(4)に記載の情報通信端末である。
(5)の情報通信端末によれば、確保できなかった状況が確認できるため、顧客の利便性が向上する。
(6)撮像部と表示部とを備え、顧客によって使用される情報通信端末(例えば、携帯端末60)としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて商品を登録する登録手段、前記登録手段によって登録された商品に関する情報を表示部に表示させる表示制御手段、商品を注文する注文手段、顧客が入店したか否かを判定する入店判定手段として機能させ、前記表示制御手段は、前記入店判定手段によって顧客が入店したと判定した場合、前記注文手段によって注文された商品の精算に関する情報を表示部に表示させることを特徴とするプログラムである。
なお、以上に説明した各装置(本部サーバ10、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、携帯端末60等)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記各装置の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…販売システム 10…本部サーバ 20A…ネット注文サーバ 20B…店内登録サーバ 30…ストアコントローラ 40…取引状況管理装置 50…精算装置 60…携帯端末 80…店員端末 90…ロッカー装置

Claims (6)

  1. 顧客によって使用される情報通信端末であって、
    撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づいて商品を登録する登録手段と、
    前記登録手段によって登録された商品に関する情報を表示する表示手段と、
    商品を注文する注文手段と、
    顧客が入店したか否かを判定する入店判定手段と
    を備え、
    前記表示手段は、
    前記入店判定手段によって顧客が入店したと判定した場合、前記注文手段によって注文された商品の精算に関する情報を表示する
    ことを特徴とする情報通信端末。
  2. 前記表示手段は、
    前記登録手段によって登録された商品と前記注文手段によって注文された商品とを識別可能に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
  3. 前記表示手段は、
    前記登録手段によって登録された商品を取消可能に表示し、前記注文手段によって注文された商品を取消可能に表示しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
  4. 前記表示手段は、
    前記注文手段によって注文された商品と同一の商品が前記登録手段によって登録される場合、前記注文された商品と同一の商品が登録される旨の情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
  5. 前記注文手段によって注文された商品は店員によって確保されるものであり、
    前記表示手段は、
    前記注文手段によって注文された商品のうち店員によって確保されなかった商品がある場合、前記確保されなかった商品について報知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
  6. 撮像部と表示部とを備え、顧客によって使用される情報通信端末としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて商品を登録する登録手段、
    前記登録手段によって登録された商品に関する情報を表示部に表示させる表示制御手段、
    商品を注文する注文手段、
    顧客が入店したか否かを判定する入店判定手段
    として機能させ、
    前記表示制御手段は、
    前記入店判定手段によって顧客が入店したと判定した場合、前記注文手段によって注文された商品の精算に関する情報を表示部に表示させる
    ことを特徴とするプログラム。
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