JP6106980B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6106980B2
JP6106980B2 JP2012166222A JP2012166222A JP6106980B2 JP 6106980 B2 JP6106980 B2 JP 6106980B2 JP 2012166222 A JP2012166222 A JP 2012166222A JP 2012166222 A JP2012166222 A JP 2012166222A JP 6106980 B2 JP6106980 B2 JP 6106980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
belt
intermediate transfer
driving
transfer belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012166222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014026112A (ja
JP2014026112A5 (ja
Inventor
英一 奈良
英一 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2012166222A priority Critical patent/JP6106980B2/ja
Publication of JP2014026112A publication Critical patent/JP2014026112A/ja
Publication of JP2014026112A5 publication Critical patent/JP2014026112A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6106980B2 publication Critical patent/JP6106980B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、画像形成装置に関り、特に鉛直方向に搬送される用紙等の被印刷媒体に二次転写する方式の中間転写ベルトを安定して走行駆動させる画像形成装置に関する。
従来、トナーを用いて電子写真方式でトナー像を感光体上に形成し、このトナー像を中間転写ベルトに一次転写し、その一次転写したトナー像を被印刷媒体に二次転写し、この転写トナー像を定着器で被印刷媒体に定着してモノクロ又はフルカラーの画像を形成する画像形成装置が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
この特許文献1では、中間転写ベルトにトナー像が一次転写される上部走行面を形成するために中間転写ベルトを水平に張架する駆動ローラと従動ローラを備えている。中間転写ベルト上のトナー像が被印刷媒体に二次転写される二次転写部は中間転写ベルトの下部走行面に形成されている。
中間転写ベルトの下部走行面は、中央付近で下方に突設され、この突設面を挟んで二次転写ローラとバックアップローラが対向配置されて二次転写部を形成している。この二次転写部に水平方向に搬送されてくる被印刷媒体にトナー像が二次転写される。
一般に、駆動ローラの周面は、中間転写ベルトの安定した走行駆動を確保するために、ゴム状の弾性体で被覆されている。特許文献1では、中間転写ベルトは駆動ローラのおよそ180度の開き角度の円周面に掛け回されているので、中間転写ベルトに対する駆動力は十分であると考えられる。
一方、二次転写ローラやバックアップローラには、電気的伝導性の良さが求められるので、ゴム状の弾性体の使用は不適である。電気的伝導性は金属が最良である。他方、金属表面は摩擦抵抗が低いので、駆動ローラには使用できない。
特許文献1で、中間転写ベルトに対する駆動部と二次転写部とを分けて配置し、駆動部は中間転写ベルトの掛け渡し端部に配置し、二次転写部は中間転写ベルトの駆動性に最も不適な走行面中央部が設定されているのには上記の事柄から考えて当然の構成といえる。
ここで、近年、処理速度の向上と転写前のトナー像の安定化のために、一次転写部から二次転写部までの距離を短縮し、且つ被印刷媒体ジャム処理の簡易化のために被印刷媒体を鉛直方向に搬送する形式の画像形成装置が実用化されている。
この形式の画像形成装置について考えると、一次転写部から二次転写部までの距離を最短にするには、物理的に、中間転写ベルトを水平に張設する駆動ローラと従動ローラのうち、いずれかのローラを転写バックアップローラとして、この位置に二次転写部を構成するのが好ましい。
一方、現像部の感光体に接する中間転写ベルトの平面を弛み等のない安定した走行状態で中間転写ベルトを駆動するには、これも物理的にみて、中間転写ベルトを駆動する駆動ローラを、ベルト走行方向の下流側に設けるようにするのが好ましい。
つまるところ、一次転写部から二次転写部までの距離を最短にし、且つ被印刷媒体を鉛直方向に搬送する形式を採るためには、転写バックアップローラとして機能させるローラは駆動ローラしかないということになる。
特開2010−134167号公報
ところで、前述したように、駆動ローラの周面は中間転写ベルトの安定した走行駆動を確保するための必須の形態としてゴム状の弾性体で被覆されている。他方、転写バックアップローラとして機能させるローラは高い導電性が求められる。
したがって、転写バックアップローラの周面が金属表面であることが好ましい。ところが、駆動ローラの周面を金属部材で構成したのでは中間転写ベルトを安定して走行させるだけの表面摩擦力は得られない。ここに二律背反の解決すべき問題が残されている。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、鉛直方向に搬送される被印刷媒体に二次転写する方式の中間転写ベルトを安定して走行駆動させる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、それぞれのローラの回転軸が所定の位置に固定された第1のローラ及び第2のローラに掛け渡された無端状の駆動補助ベルトと、前記駆動補助ベルトを押圧することによって、当該駆動補助ベルトを張設する駆動補助ベルト張設ローラと、前記駆動補助ベルト及び前記駆動補助ベルト張設ローラの外側に掛け渡された無端状の中間転写ベルトと、を備え、前記中間転写ベルトは、前記駆動補助ベルトに連続して接するように当該駆動補助ベルトを介して前記第1のローラ及び前記第2のローラで張架され、前記第1のローラ及び前記第2のローラのいずれか一方前記駆動補助ベルトを介して前記中間転写ベルトを循環移動させる駆動ローラであり且つ他方は二次転写バックアップローラであり、前記中間転写ベルトを介して前記二次転写バックアップローラを押圧する二次転写ローラを更に備えている、ことを特徴とする。
本発明は、鉛直方向に搬送される被印刷媒体に二次転写する方式の中間転写ベルトを安定して走行駆動させる画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(プリンタ)の内部構成を説明する断面図である。 実施例1のプリンタの構成における中間転写ベルトを駆動するベルト駆動機構の構成を拡大して示す図である。 図2の二次転写ローラ、被印刷媒体、内側ガイド及び外側ガイドを取り除いて矢印c方向にベルト駆動機構のみを見た図である。 実施例2としての駆動補助ベルトを駆動ローラと従動ローラのそれぞれの両端部のみに掛け渡すようにした例を示す図である。 (a),(b),(c)は感光体ドラムと二次転写ベルトとの位置関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明において上述した第1のローラは例えば駆動ローラ24又は従動ローラであり、第2のローラは例えば駆動ローラ24又は従動ローラである。
図1は、本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(以下、単に、プリンタという)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、転写ベルトユニット3の中間転写ベルト8の下部走行部表面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9m、9c、9y、9k)を多段式に並設した構成からなる。この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
上記4個の現像装置9(9m、9c、9y、9k)のうち下流側(図の右側)の3個の現像装置9m、9c及び9yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像装置9(9m、9c、9y、9k)は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下イエロー(Y)のトナー用の現像装置9yを例にしてその構成を説明する。
現像装置9(9m、9c、9y、9k)は、最上部に感光体ドラム11を備えている。この感光体ドラム11は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム11の周面近傍を取り巻いて、クリーナ12、帯電ローラ13、光書込ヘッド14、及び現像器15の現像ローラ16が配置されている。
現像器15は、外部を覆う筐体17、内部に設けられた隔壁18、現像ローラ16、第1の攪拌搬送スクリュー19、及び第2の攪拌搬送スクリュー21を備えている。第1の攪拌搬送スクリュー19及び第2の攪拌搬送スクリュー21は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転する螺旋状のフィンから成る。
この現像器15には、トナー供給部4のリザーブタンク22から、同図にはY、M、C、Kで示すようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に、凹凸が少なく平べったい扁平なループ状になって延在する無端状の上述した中間転写ベルト8を備えている。中間転写ベルト8は、扁平ループ状の左方の端部を、従動ローラ23に掛け渡されている。
また、中間転写ベルト8は、扁平ループ状の右方の端部を、ゴムローラ等の駆動ローラ24と、転写バックアップローラとして機能するゴムローラ等の従動ローラ25とに掛け渡されている。この中間転写ベルト8の右方端部には、更に駆動補助ベルト26及びベルト張設ローラ28が配置されている。
図5に示すように、YMCKの各感光体ドラム11すべてを中間転写ベルト8から離間させた状態と、少なくともKの感光体ドラム11が中間転写ベルト8と接触して印刷を行っている状態とでは、駆動ローラ24と中間転写ベルと8との接触面積が異なる。このように、印刷を行っている状態では、駆動ローラ24と中間転写ベルト8との接触面積が小さいので、中間転写ベルト8が滑りやすくなる。これを抑制するために、中間転写ベルト8と、駆動ローラ24及び従動ローラ25と、の間に駆動補助ベルト26を介在させている。
この中間転写ベルト8の右方の端部において、一方では、従動ローラ25、この従動ローラ25に中間転写ベルト8及び駆動補助ベルト26を介して圧接する二次転写ローラ27によって二次転写部20が形成されている。
他方では、駆動ローラ24、従動ローラ25、駆動補助ベルト26、及びベルト張設ローラ28によるベルト駆動機構が形成されている。このベルト駆動機構によって中間転写ベルト8は、図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動駆動される。尚、このベルト駆動機構については詳しくは後述する。
中間転写ベルト8の下方を循環移動する下部ベルトの裏面には、一次転写ローラ29が中間転写ベルト8を介して感光体ドラム11に圧接している。中間転写ベルト8は下方を循環移動する下部ベルト表面8aに、感光体ドラム11のトナー像を一次転写ローラ29により直接転写(一次転写)される。
中間転写ベルト8は、一次転写されたトナー像を被印刷媒体に転写(二次転写)すべく、前述した二次転写部20へトナー像を搬送する。二次転写部では、中間転写ベルト8上のトナー像を被印刷媒体に二次転写する。具体的には、二次転写ローラ27は、被印刷媒体を挟持搬送しながら、不図示のバイアス電源から供給されるバイアス電圧を被印刷媒体に印加する。これにより、中間転写ベルト8上の4色のトナー像が被印刷媒体に二次転写される。
上記の中間転写ベルト8、一次転写ローラ29、従動ローラ23、駆動ローラ24、従動ローラ25、駆動補助ベルト26、及びベルト張設ローラ28は、一体となって転写ベルトユニット3に組み込まれている。
この転写ベルトユニット3には、ベルトクリーナ30が配置されている。ベルトクリーナ30は、中間転写ベルト8の従動ローラ23に掛け渡されている表面に当接するクリーニングブレード31を備えている。ベルトクリーナ30の下方には廃トナー回収容器32が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ30のクリーニングブレード31は、中間転写ベルト8の表面に当接して廃トナーを擦り取って除去する。ベルトクリーナ30は、その廃トナーを搬送スクリューにより下方の廃トナー回収容器32に送り込んでいる。
トナー供給部4は、中間転写ベルト8の上部走行部の上方に左から右へ配置されている前述したY、M、C、Kで示す4個のリザーブタンク22と、これらのリザーブタンク22の上にそれぞれ着脱自在に配置されたY、M、C、Kで示すトナー補充用のトナーカートリッジ33で構成される。
4個のトナーカートリッジ33は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを収容し、4個のリザーブタンク22は、それぞれ上に装着されているトナーカートリッジ33からトナーを補充される。
これら4個のリザーブタンク22は、図1では転写ベルトユニット3の向う側に隠れて見えないが、それぞれトナー供給路により対応する現像装置9(9m、9c、9y、9k)の現像器15と連結されている。
このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
このトナー供給部4の左方には、ベルトクリーナ30の左方から従動ローラ23の上方にかけて2つの電装部34が配設されている。電装部34は、複数の電子部品からなる制御装置が搭載された回路基盤を備えている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット35(35a、35b)を備えている。2個の給紙カセット35(35a、35b)の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ被印刷媒体取出ローラ36、給送ローラ37、捌きローラ38、待機搬送ローラ対39が配置されている。
待機搬送ローラ対39の被印刷媒体搬送方向(図の鉛直上方向)には、前述した二次転写部が形成されている。二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式定着ユニット6が配置されている。
ベルト式定着ユニット6の更に下流側には、定着後の被印刷媒体を、ベルト式定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対41、及びその搬出される被印刷媒体を装置上面に形成されている排紙トレー42に排紙する排紙ローラ対43が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対43の直前から図の右横方向に分岐する開始返送路44a、それから下方に曲がる中間返送路44b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送被印刷媒体を反転させる終端返送路44cから成る返送路を備えている。
また、返送路の途中には、5組の返送ローラ対45(45a、45b、45c、45d、45e)が配置されている。上記終端返送路45eの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット35aに対応する待機搬送ローラ対39への搬送路に合流している。
図2は、上記実施例1のプリンタ1の構成における中間転写ベルトを駆動するベルト駆動機構の構成を拡大して示す図である。なお、図2には、図1に示した構成と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図2に示すように、中間転写ベルト8の右方の端部に形成される本例のベルト駆動機構は、前述したように駆動ローラ24、転写バックアップローラを兼ねる従動ローラ25、駆動補助ベルト26、及びベルト張設ローラ28により構成され、中間転写ベルト8の内側に配置されている。
尚、図2には、中間転写ベルト8の外側から従動ローラ25に対し中間転写ベルト8及び駆動補助ベルト26を介して圧接する二次転写ローラ27によって形成されている二次転写部20、及びこの二次転写部20に搬入される被印刷媒体46、この被印刷媒体46を二次転写部20へ案内する内側ガイド47及び外側ガイド48も示している。
図3は、図2の二次転写ローラ27、被印刷媒体46、内側ガイド47及び外側ガイド48を取り除いて、矢印c方向にベルト駆動機構のみを見た図である。尚、図3には図1及び図2に示した構成と同一の構成部分には図1及び図2と同一の番号を付与して示している。
また、図3には、駆動ローラ24の支持軸51と従動ローラ25の支持軸52、及びこれらの支持軸51及び支持軸52を回転自在に保持する図示を省略した転写ベルトユニット3のサイドフレーム53も示している。
図3に示すように、本例のベルト駆動機構は、無端状の駆動補助ベルト26が駆動ローラ24と従動ローラ25とのそれぞれ長手方向全面にわたって掛け渡されている。駆動ローラ24と従動ローラ25は、駆動補助ベルト26を介して中間転写ベルト8を張架している。
中間転写ベルト8は、比較的動摩擦係数の高いポリイミドを素材とするフィルム状の部材で構成される。また、駆動補助ベルト26は、導電性粒子がゴム材に分散されて埋め込まれた、表面が導電性の弾性を有するゴムベルトで構成され、不図示の配線により接地回路に接続されている。
この駆動補助ベルト26には、図2に示すように、駆動ローラ24と従動ローラ25の中間において、駆動補助ベルト26の中間転写ベルト8に接しない面(二次転写部20方向に向く外側面とは反対側面)をベルト張設ローラ28により押圧されて、駆動ローラ24と従動ローラ25間に張設されている。
これにより、駆動補助ベルト26は、駆動ローラ24の周面下部と従動ローラ25の周面上部との間の二次転写部20方向に向く広い範囲の外側面を中間転写ベルト8の内側面に接触させて、図2の矢印dで示す反時計回り方向に循環駆動される。これにより、中間転写ベルト8は、図2の矢印eで示すように、反時計回り方向に循環駆動される。
図2に示す構成において、ベルト張設ローラ28を除去した構成とした場合は、駆動ローラ25が駆動補助ベルト26及び中間転写ベルト8の走行方向後部側の位置になるので、従動ローラ25との間でベルトに弛みが発生しやすく、ベルトの良好な走行、ひいては良好なトナー像の転写ができなくなる。
したがって、この場合は、従動ローラ25を駆動ローラとし、駆動ローラ24を従動ローラ(アイドルローラ)とする。駆動ローラ(25)は、一方では転写バックアップローラとして二次転写処理に寄与し、他方では駆動ローラとして、駆動補助ベルト26の助成の下に中間転写ベルト8を循環駆動する。
上記ベルト張設ローラ28の有り無しに係わり無く、弾性体ゴムベルトである駆動補助ベルト26の安定した走行と、この駆動補助ベルト26により広い領域で密着されたことにより、中間転写ベルト8は安定した走行が得られ、良好な転写性を確保することができ、画質が安定した画像を得ることができる。
ところで、表面が導電性の弾性体ゴムベルトで構成される駆動補助ベルト26は高価である。そこで、駆動補助ベルト26を駆動ローラ24と従動ローラ25のそれぞれ長手方向全面にわたって掛け渡すことをせず、駆動ローラ24と従動ローラ25のそれぞれの両端部のみに掛け渡すようにしてもよい。
図4は、実施例2としての、駆動補助ベルト26を駆動ローラ24と従動ローラ25のそれぞれの両端部のみに掛け渡すようにした例を示す図である。なお、図4には、図1乃至図3に示した構成と同一の構成部分には図1乃至図3と同一の番号を付与して示している。
図4に示すように、二本の細幅の駆動補助ベルト26(26a、26b)は、駆動ローラ24と従動ローラ25のそれぞれの両端部のみに掛け渡されている。この両端部は、中間転写ベルト8の非画像転写領域に設定されている。
駆動補助ベルト26が全く無い場合は、図2からも分かるように、駆動ローラ24と従動ローラ25のいずれが駆動ローラと従動ローラになったにせよ、中間転写ベルト8は最大限で駆動ローラの90度角の開き角度の周面に接して駆動されるに過ぎない。
しかし、図4の構成であると、たとえローラの両端に限られる細い幅の範囲であっても、駆動補助ベルト26a及び26bの駆動ローラ24の周面下部と従動ローラ25の周面上部との間の二次転写部20方向に向く広い範囲の外側面が中間転写ベルト8の内側面に接触するので、ローラだけの場合に比べて中間転写ベルトのはるかに良好な走行性が得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
第1のローラ及び第2のローラと、
前記第1のローラ及び前記第2のローラに掛け渡され、前記第1のローラ及び前記第2のローラにより張架された無端状の駆動補助ベルトと、
前記駆動補助ベルトの外側に掛け渡された無端状の中間転写ベルトと、
該中間転写ベルト及び前記駆動補助ベルトを介して前記中間転写ベルトの外側から前記第1のローラ又は前記第2のローラに圧接する二次転写ローラと、
を備え、
前記第1のローラ及び前記第2のローラは、前記駆動補助ベルトを介してそれぞれの位置で前記中間転写ベルトを張架し、
前記第1のローラ又は前記第2のローラのいずれか一方は、前記駆動補助ベルトを介して前記中間転写ベルトを循環移動させる駆動ローラである、
ことを特徴とする画像形成装置。
[付記2]
前記中間転写ベルトの内側に配置され、所定の位置で前記中間転写ベルトを張架する従動ローラを備え、
前記駆動補助ベルトは、少なくとも前記第1のローラの回転方向と直交する方向における中央部及び前記第2のローラの回転方向と直交する方向における中央部には掛け渡されておらず、
前記二次転写ローラは、前記中間転写ベルトの走行方向と直交する方向における少なくとも中央部では前記中間転写ベルトのみを介して、前記第1のローラ又は前記第2のローラに圧接している、
ことを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
[付記3]
前記中間転写ベルトの内側に配置され、前記第1のローラ及び前記第2のローラの中間において、前記駆動補助ベルトの前記中間転写ベルトに接しない面を押圧して前記駆動補助ベルトを張設する駆動補助ベルト張設ローラを更に有する、
ことを特徴とする付記1又は2記載の画像形成装置。
[付記4]
前記中間転写ベルトは、ポリイミドを素材とするフィルム状の部材で構成される、ことを特徴とする付記1、2又は3記載の画像形成装置。
本発明は、鉛直方向に搬送される被印刷媒体に二次転写する方式の中間転写ベルトを安定して走行駆動させる画像形成装置に利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 中間転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9y、9m、9c、9k) 現像装置
11 感光体ドラム
12 クリーナ
13 帯電ローラ
14 光書込ヘッド
15 現像器
16 現像ローラ
17 筐体
18 隔壁
19 第1の攪拌搬送スクリュー
20 二次転写部
21 第2の攪拌搬送スクリュー
22 リザーブタンク
23 従動ローラ
24 駆動ローラ
25 従動ローラ(転写バックアップローラ)
26 駆動補助ベルト
28 ベルト張設ローラ
29 一次転写ローラ
30 ベルトクリーナ
31 クリーニングブレード
32 廃トナー回収容器
33 トナーカートリッジ
34 電装部
35(35a、35b) 給紙カセット
36 被印刷媒体取出ローラ
37 給送ローラ
38 捌きローラ
39 待機搬送ローラ対
41 搬出ローラ対
42 排紙トレー
43 排紙ローラ対
44a 開始返送路
44b 中間返送路
44c 終端返送路
45(45a、45b、45c、45d、45e) 返送ローラ対
46 被印刷媒体
47 内側ガイド
48 外側ガイド
51 駆動ローラ支持軸
52 従動ローラ支持軸
53 転写ベルトユニットサイドフレーム

Claims (3)

  1. それぞれのローラの回転軸が所定の位置に固定された第1のローラ及び第2のローラに掛け渡された無端状の駆動補助ベルトと、
    前記駆動補助ベルトを押圧することによって、当該駆動補助ベルトを張設する駆動補助ベルト張設ローラと、
    前記駆動補助ベルト及び前記駆動補助ベルト張設ローラの外側に掛け渡された無端状の中間転写ベルトと、
    を備え、
    前記中間転写ベルトは、前記駆動補助ベルトに連続して接するように当該駆動補助ベルトを介して前記第1のローラ及び前記第2のローラで張架され、
    前記第1のローラ及び前記第2のローラのいずれか一方前記駆動補助ベルトを介して前記中間転写ベルトを循環移動させる駆動ローラであり且つ他方は二次転写バックアップローラであり、
    前記中間転写ベルトを介して前記二次転写バックアップローラを押圧する二次転写ローラを更に備えている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動補助ベルトは、少なくとも前記第1のローラの回転軸方向における中央部及び前記第2のローラの回転軸方向における中央部を除いて掛け渡されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写ベルトは、ポリイミドを素材とするフィルム状の部材で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
JP2012166222A 2012-07-26 2012-07-26 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6106980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012166222A JP6106980B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012166222A JP6106980B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014026112A JP2014026112A (ja) 2014-02-06
JP2014026112A5 JP2014026112A5 (ja) 2015-08-13
JP6106980B2 true JP6106980B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=50199798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012166222A Expired - Fee Related JP6106980B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6106980B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03192283A (ja) * 1989-12-21 1991-08-22 Minolta Camera Co Ltd 画像形成装置
JP2000227735A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Minolta Co Ltd ベルト駆動装置
JP4106170B2 (ja) * 1999-04-22 2008-06-25 シンジーテック株式会社 画像形成装置に使用されるオイル塗布ローラ
JP5278788B2 (ja) * 2007-12-17 2013-09-04 株式会社リコー 離間機構及び画像形成装置
JP4539727B2 (ja) * 2008-02-14 2010-09-08 富士ゼロックス株式会社 転写装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014026112A (ja) 2014-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5393062B2 (ja) 画像形成装置
JP4480553B2 (ja) 画像形成装置
JP2003215878A (ja) 画像形成装置
JP6708469B2 (ja) 中間転写ユニット及び画像形成装置
JP6372462B2 (ja) 中間転写ユニットを備えた画像形成装置
JP6106980B2 (ja) 画像形成装置
JP4528556B2 (ja) 画像形成装置の転写材搬送ガイド機構
JP5821391B2 (ja) 画像形成装置
JP2011191626A (ja) 画像形成装置
US9507293B2 (en) Image forming apparatus and image carrier unit
JP2012008514A (ja) 画像記録装置
JP2015022178A (ja) 廃トナー回収容器
JP2005195648A (ja) 転写装置
JP4856926B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JP2015087714A (ja) 画像形成装置
JP6358218B2 (ja) 画像形成装置
JP2015169812A (ja) 画像形成装置
JP5360433B2 (ja) 画像形成装置
JP5880062B2 (ja) 転写装置
JP5817397B2 (ja) 画像形成装置
US10114333B2 (en) Unit attachment-detachment mechanism and image forming apparatus therewith
JP2023179041A (ja) 画像形成装置
JP2024008053A (ja) 画像形成装置
JP5771579B2 (ja) 画像形成装置
JP3166409U (ja) プロセスカートリッジ、画像形成装置および現像カートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6106980

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees