JP6372462B2 - 中間転写ユニットを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中間転写ユニット備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式が採用されたプリンターや複写機等の画像形成装置として、静電潜像を担持する感光体ドラムと、該感光体ドラムからトナー像をシートに転写する中間転写ユニットと、を備えたものが知られている。フルカラー画像に代表される複数色からなる画像がシートに転写されるために、中間転写ユニットは、中間転写ベルトと一次転写ローラーとを備える。中間転写ベルトが複数の感光体ドラムに対向して周回され、一次転写ローラーに印加される一次転写電圧によって各感光体ドラムから中間転写ベルト上にトナー像が転写される。
特許文献1には、中間転写ユニット、および感光体ドラムを支持するドラムユニットが、それぞれ画像形成装置の装置本体に対して着脱可能とされる技術が開示されている。また、特許文献1には、着脱時に中間転写ベルトとドラムユニットとの干渉を防止する干渉防止部材が開示されている。
特開2003−43764号公報
上記のように、中間転写ユニットが装置本体に対して着脱可能とされる場合、中間転写ユニットが床置きされる際に、中間転写ベルトが損傷しやすい。一方、このような損傷を防止する損傷防止部材は、装置本体の内部で、他のユニットと干渉しやすいという課題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、床置き時の中間転写ベルトの損傷を防止しつつ、装置本体内で他のユニットとの干渉を防止した中間転写ユニット備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、第1方向に延びる軸回りに回転され前記第1方向と交差する第2方向に所定の間隔をおいて隣接して配置される複数の感光体ドラムを備える装置本体と、前記装置本体に対して、前記複数の感光体ドラムに隣接するように前記第2方向に沿って装着される中間転写ユニットであって、前記第2方向に沿って周回駆動され、表面に前記複数の感光体ドラムから転写されたトナー像を担持する中間転写ベルトを含む中間転写ユニットと、を備える画像形成装置であって、前記中間転写ユニットは、前記中間転写ベルトを挟んで前記感光体ドラムにそれぞれ対向して配置される複数の転写ローラーと、前記第1方向の両端側において前記第2方向に延びるように配置され、前記中間転写ベルトを周回可能に支持する一対の側壁と、前記一対の側壁の下端部に少なくとも3つ配置され、前記中間転写ユニットが前記装置本体から脱離された場合に、所定の設置面に当接する複数の脚部と、を更に有し、前記一対の側壁の少なくとも一の側壁は、前記第1方向に突設された軸部を備え、前記複数の脚部のうちの少なくとも一の脚部は、前記軸部回りに回動可能とされ、前記装置本体から脱離された前記中間転写ユニットを支持可能な第1の姿勢と、前記第1の姿勢から前記軸部回りに回動された第2の姿勢との間で、姿勢変更が可能な可動脚部であり、前記中間転写ユニットが前記装置本体に装着されると、前記可動脚部は前記第1の姿勢とされ、前記装置本体内で前記可動脚部を検出可能な検出部と、前記転写ローラーが前記感光体ドラムに当接する第1の状態と、前記転写ローラーが前記感光体ドラムから離間する第2の状態との間で、前記装置本体内において前記中間転写ユニットを状態変更させる駆動機構と、を更に有し、前記可動脚部は、前記中間転写ユニットの前記第1の状態と前記第2の状態との状態変更に伴って、第1の位置と第2の位置との間で位置変更され、前記検出部は、前記可動脚部の前記位置変更に伴って、前記中間転写ユニットの前記状態変更を検出し、前記可動脚部は、前記中間転写ユニットの前記装置本体への装着時に、前記検出部に接触し前記検出部を清掃可能な清掃部材を更に備えることを特徴とする。
本構成によれば、中間転写ユニットが装置本体から脱離されると、中間転写ユニットが所定の設置面に直置き可能とされる。この結果、中間転写ユニットや装置本体のメンテナンス性が向上される。中間転写ユニットには、少なくとも3つの脚部が備えられている。このため、直置きされた際に、中間転写ベルトが損傷することが抑止される。更に、中間転写ユニットが再び装置本体内に装着される際には、可動脚部が軸部回りに回動可能とされている。このため、中間転写ユニットが感光体ドラムやその他のユニットに近接しながら装着される場合であっても、可動脚部とこれらのユニットとの干渉が防止される。また、本構成によれば、床置き時の中間転写ベルトの損傷が防止され、装置本体内で中間転写ユニットと他のユニットとの干渉が防止される。更に、本構成によれば、検出部が可動脚部を検出することによって、中間転写ユニットの状態変更が検出される。また、中間転写ユニットの装着時に、可動脚部の清掃部材によって検出部が清掃される。このため、検出部の検出精度が安定して維持される。
上記の構成において、前記可動脚部は、前記第1の姿勢から前記軸部回りに前記第2方向先端側または前記第2方向後端側に回動されることで、前記第2の姿勢に姿勢変更することが望ましい。
本構成によれば、可動脚部が軸部回りにいずれの方向にも回動可能である。このため、中間転写ユニットの装着時または脱離時に、可動脚部と他のユニットとの干渉が防止される。
上記の構成において、前記可動脚部が前記第1の姿勢となるように、前記可動脚部を前記軸部回りに付勢する付勢部材を更に備えることが望ましい。
本構成によれば、中間転写ユニットが装置本体から脱離された際に、可動脚部が速やかに第1の姿勢とされる。このため、中間転写ユニットの直置きが容易に実現される。
上記の構成において、前記可動脚部は、前記第1方向と交差し前記一の側壁に対向して配置される板状部材からなり、前記付勢部材は、前記可動脚部と前記一の側壁との間に配置され、前記軸部に外嵌された捻りコイルばねであって、前記可動脚部は、前記第1方向に沿って前記可動脚部を貫通して形成された係止穴を備え、前記付勢部材の一端部は前記一の側壁に係止され、前記付勢部材の他端部は前記係止穴に係止され、前記係止穴は、前記一の側壁に向かって先拡がりのテーパ形状を備えていることが望ましい。
本構成によれば、捻りコイルばねからなる付勢部材の他端部が、可動脚部の係止穴に容易に装着される。
上記の構成において、前記可動脚部は、前記軸部に挿通される孔部と、前記軸部回りに回動可能な本体部と、を備え、前記本体部は、前記孔部を中心とした円弧形状からなる外周部を備え、前記中間転写ユニットが前記装置本体から脱離されると、前記外周部が前記設置面に当接することが望ましい。
本構成によれば、可動脚部の外周部が円弧形状を備えているため、可動脚部の姿勢が変動した場合であっても、中間転写ベルトと設置面との距離が安定して維持される。
上記の構成において、前記本体部は、前記第1の姿勢における前記外周部の最下端部を挟むように、前記円弧形状の周方向に間隔をおいて前記外周部から突設された一対の突起を備えることが望ましい。
本構成によれば、設置面に直置きされた中間転写ユニットに対して、水平方向の力が付与された場合であっても、突起によって可動脚部の過剰な回動が規制される。このため、中間転写ベルトの損傷が抑止される。
上記の構成において、前記第1の姿勢に配置された前記可動脚部において、前記孔部は、前記軸部の上端側に対向する上側内周面と、前記軸部の下端側に対向する下側内周面とを備え、前記可動脚部が前記第1の姿勢で前記設置面に当接した状態において、前記可動脚部の前記軸部回りの回動を規制する規制機構を備えることが望ましい。
本構成によれば、設置面に直置きされた中間転写ユニットに対して、水平方向の力が付与された場合であっても、規制機構によって可動脚部の回動が規制される。
上記の構成において、前記規制機構は、前記軸部の下端側または前記下側内周面に配置された高摩擦部材であることが望ましい。
本構成によれば、軸部と孔部の内周面との摩擦が増大することによって、可動脚部の回動が規制される。
上記の構成において、前記規制機構は、前記軸部の下端側に配置された第1ギア歯と、前記下側内周面に配置され、前記第1ギア歯と係合可能な第2ギア歯と、を含むことが望ましい。
本構成によれば、第1ギア歯と第2ギア歯との噛み合いによって、可動脚部の回動が規制される。
上記の構成において、前記可動脚部から前記第1方向に延びるように延設され、前記第1の姿勢において、前記中間転写ベルトを下方から支持可能なベルト支持部を更に有することが望ましい。
本構成によれば、中間転写ユニットが設置面に直置きされた場合であっても、下方に垂れさがった中間転写ベルトの損傷が防止される。
上記の構成において、前記検出部は、前記装置本体側に備えられていることが望ましい。
本構成によれば、検出部が装置本体側に備えられているため、中間転写ユニットが装置本体から脱離される度に、検出部の清掃が実現される。また、中間転写ユニットのコストが低減される。
本発明によれば、床置き時の中間転写ベルトの損傷を防止しつつ、装置本体内での他のユニットとの干渉を防止した中間転写ユニット備えた画像形成装置が提供される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写ユニットの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写ユニットの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写ユニットの一部を拡大した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写ユニットの一部を拡大した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写ユニットの一部を拡大した斜視図である。 図4の中間転写ユニットの一部の分解斜視図である。 図4の中間転写ユニットの一部から可動脚部を取り除いた状態の斜視図である。 図6の中間転写ユニットの一部に可動脚部が装着された状態の斜視図である。 図7の可動脚部の一部を拡大した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る可動脚部の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る可動脚部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る中間転写ユニットの可動脚部周辺の正面図である。 図11の可動脚部の一部を拡大した正面図である。 本発明の第3実施形態に係る中間転写ユニットの可動脚部周辺の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る中間転写ユニットの可動脚部および検出部の斜視図である。 図14の可動脚部および検出部の拡大斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る中間転写ユニットの可動脚部周辺の斜視図である。 図16の中間転写ユニットから可動脚部が取り外された状態の斜視図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る画像形成装置10について、図面に基づき詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置の一例として、タンデム方式のカラープリンタを例示する。画像形成装置は、例えば、複写機、ファクシミリ装置、及びこれらの複合機等であってもよい。
図1は、画像形成装置10の内部構造を示す断面図である。この画像形成装置10は、箱形の筐体構造を備える装置本体11を備える。この装置本体11内には、シートPを給紙する給紙部12、給紙部12から給紙されたシートPに転写するトナー像を形成する画像形成部13、前記トナー像が一次転写される中間転写ユニット14、二次転写ローラー145、画像形成部13にトナーを補給するトナー補給部15、及び、シートP上に形成された未定着トナー像をシートPに定着する処理を施す定着部16が内装されている。さらに、装置本体11の上部には、定着部16で定着処理の施されたシートPが排紙される排紙部17が備えられている。
装置本体11内には、画像形成部13より右側位置に、上下方向に延びるシート搬送路111が形成されている。シート搬送路111には、適所にシートを搬送する搬送ローラー対112およびレジストローラー対113が設けられている。シート搬送路111は、シートPを給紙部12から排紙部17まで、画像形成部13(二次転写ニップ部)及び定着部16を経由して搬送させる搬送路である。
給紙部12は、複数枚のシートPが積層されたシート束P1を貯留する給紙トレイ121、ピックアップローラー122、及び給紙ローラー対123、手差しトレイ124を備える。
更に、画像形成装置10は、右カバーユニット10Rを備える(図1)。右カバーユニット10Rは、装置本体11の右側の側部を画定する。右カバーユニット10Rは、カバー支点部10R1を備える。右カバーユニット10Rは、装置本体11に対してカバー支点部10R1を中心に矢印DA方向に開放可能とされる。右カバーユニット10Rには、二次転写ローラー145やレジストローラー対113の右側のローラーなどが回転可能に支持されている。そして、右カバーユニット10Rが開放されると、シート搬送路111が装置本体11の外側に露出される。この状態で、装置本体11の内部に中間転写ユニット14が装着可能とされる。
画像形成部13は、シートPに転写するトナー像を形成するものであって、異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ユニットを備える。この画像形成ユニットとして、本実施形態では、中間転写ベルト141の回転方向上流側から下流側へ(図1に示す左側から右側へ)向けて順次配設された、マゼンタ(M)色の現像剤を用いるマゼンタ用ユニット13M、シアン(C)色の現像剤を用いるシアン用ユニット13C、イエロー(Y)色の現像剤を用いるイエロー用ユニット13Y、及びブラック(Bk)色の現像剤を用いるブラック用ユニット13Bkが備えられている。各ユニット13M、13C、13Y、13Bkは、それぞれ感光体ドラム20(像担持体)と、感光体ドラム20の周囲に配置された帯電装置21、現像装置23及びクリーニング装置25とを備える。また、各ユニット13M、13C、13Y、13Bk共通の露光装置22が、画像形成ユニットの下方に配置されている。
感光体ドラム20は、その軸回りに回転駆動され、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。なお、感光体ドラム20の回転軸は、前後方向(第1方向、図1の紙面と直交する方向)に延びている。この感光体ドラム20としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。また、図1に示すように、各色に対応した複数の感光体ドラム20は、第1方向と交差する第2方向(左右方向、水平方向)に所定の間隔をおいて配置されている。
帯電装置21は、感光体ドラム20の表面を均一に帯電する。露光装置22は、均一に帯電された感光体ドラム20の周面に、画像データに基づき変調された光を照射して、静電潜像を形成する。また、クリーニング装置25は、トナー像転写後の感光体ドラム20の周面を清掃する。
現像装置23は、感光体ドラム20の周面にトナーを供給する。現像装置23は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤用のものである。現像装置23のトナーは、感光体ドラム20の周面に供給され、前記静電潜像が現像される。なお、本実施形態では、前記トナーはプラスの極性に帯電する特性を備える。
中間転写ユニット14は、画像形成部13とトナー補給部15との間に設けられた空間に配置される。中間転写ユニット14は、中間転写ベルト141と、駆動ローラー142と、テンションローラー143と、複数の一次転写ローラー24(転写ローラー)と、ベルトクリーニング装置144と、を備える。
中間転写ベルト141は、無端状のベルト状回転体であって、その周面側が各感光体ドラム20の周面にそれぞれ当接するように、駆動ローラー142及びテンションローラー143に架け渡されている。中間転写ベルト141は、第2方向に沿った一の方向に周回駆動され、複数の感光体ドラム20から転写されたトナー像を表面に担持する。中間転写ベルト141は、基層、弾性層、及びコート層から成る積層構造を有する導電性の軟質ベルトである。
駆動ローラー142は、中間転写ユニット14の右端側で中間転写ベルト141を張架し、中間転写ベルト141を周回駆動させる。駆動ローラー142は金属ローラーからなる。テンションローラー143は、中間転写ユニット14の左端側で中間転写ベルト141を張架する。テンションローラー143は、中間転写ベルト141に張力を付与する。テンションローラー143の近傍には、中間転写ベルト141の周面上に残存したトナーを除去するベルトクリーニング装置144(図1)が配置されている。
一次転写ローラー24は、中間転写ベルト141を挟んで感光体ドラム20に対向して配置される。この結果、一次転写ローラー24は、感光体ドラム20との間で一次転写ニップ部を形成し、感光体ドラム20上のトナー像を中間転写ベルト141上に一次転写する。図1に示されるように、各色の感光体ドラム20に対向して、それぞれ、一次転写ローラー24が配置される。一次転写ローラー24は、前後方向に延びるローラーであって、中間転写ベルト141とともに回転される。
二次転写ローラー145は、中間転写ベルト141を挟んで駆動ローラー142に対向して配置されている。二次転写ローラー145は、中間転写ベルト141の周面に圧接されて二次転写ニップ部を形成している。中間転写ベルト141上に一次転写されたトナー像は、給紙部12から供給されるシートPに、前記二次転写ニップ部において二次転写される。
トナー補給部15は、画像形成に用いられるトナーを貯留するものであり、本実施形態ではマゼンタ用トナーコンテナ15M、シアン用トナーコンテナ15C、イエロー用トナーコンテナ15Y及びブラック用トナーコンテナ15Bkを備える。これらトナーコンテナ15M、15C、15Y、15Bkは、それぞれMCYBk各色の補給用トナーを貯留するものであり、コンテナ底面に形成されたトナー排出口15Hから、MCYBk各色に対応する画像形成ユニット13M、13C、13Y、13Bkの現像装置23に、不図示のトナー搬送部を通して各色のトナーを補給する。
定着部16は、シートPに転写されたトナー像を定着する。
排紙部17は、装置本体11の頂部が凹没されることによって形成され、この凹部の底部に排紙されたシートPを受ける排紙トレイ171が形成されている。定着処理が施されたシートPは、定着部16の上部から延設されたシート搬送路111を経由して、排紙トレイ151へ向けて排紙される。
次に、図1に加え、図2A乃至図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る中間転写ユニット14について詳述する。図2Aおよび図2Bは、本実施形態に係る中間転写ユニット14の斜視図である。図3Aおよび図3Bは、本実施形態に係る中間転写ユニット14の一部を拡大した斜視図である。同様に、図4は、本実施形態に係る中間転写ユニット14の一部を拡大した斜視図である。
中間転写ユニット14は、前後および左右方向に延びる扁平状の直方体形状からなるユニットである。図2Aに示すように、中間転写ユニット14は左右方向に長く延びている。中間転写ユニット14は、ユニット前壁51(側壁)と、ユニット後壁52(側壁)とを備える。ユニット前壁51およびユニット後壁52は、前後方向の両端側において左右方向に延びるように配置された一対の側壁である。ユニット前壁51およびユニット後壁52は、樹脂材料からなるフレームである。ユニット前壁51およびユニット後壁52は、中間転写ベルト141を周回可能に支持する。詳しくは、前述の駆動ローラー142、テンションローラー143、複数の一次転写ローラー24が、ユニット前壁51およびユニット後壁52に回転可能に支持されている。また、ユニット前壁51およびユニット後壁52の左端側には、前述のベルトクリーニング装置144が支持されている。装置本体11から右カバーユニット10Rが開放されると、中間転写ユニット14は、図1および図2Aの矢印DH方向に沿って、装置本体11に装着される。この際、中間転写ユニット14は、複数の感光体ドラム20の上方において、感光体ドラム20に隣接するように配置される。
中間転写ユニット14は、更に、前プレート53と、第1固定脚部51S(脚部)と、第2固定脚部52S(脚部)と、可動脚部60(脚部)と、を備える。前プレート53は、ユニット前壁51の左端側に前方から装着される板金部材である。前プレート53は、ユニット前壁51に複数のスクリューによって固定される。第1固定脚部51S、第2固定脚部52Sおよび可動脚部60は、ユニット前壁51およびユニット後壁52の下端部に配置される脚部である。これらの脚部は、中間転写ユニット14が装置本体11から脱離された場合に、所定の設置面(床面)に当接することで、中間転写ユニット14を支持する機能を備えている。
図2Aおよび図3Aを参照して、第1固定脚部51Sは、ユニット前壁51の右端側の下部から下方に向かって突設されている。また、図2Bおよび図3Bを参照して、第2固定脚部52Sは、ユニット後壁52の左右方向の中央部の下部から下方に向かって突設されている。更に、可動脚部60は、ユニット前壁51の左端部に備えられている。
図5は、図4の中間転写ユニット14の一部の分解斜視図である。図6は、図4の中間転写ユニット14から可動脚部60が取り外された状態の斜視図である。図7は、図6の中間転写ユニット14に可動脚部60が装着された状態の斜視図である。図8は、図7の可動脚部60の一部を拡大した斜視図である。図9は、本実施形態に係る可動脚部60の正面図である。図10は、図9のA−A断面における可動脚部60の水平方向に沿った断面図である。
図5および図6を参照して、ユニット前壁51は、軸部510と、第1係合突起511(図6)と、第2係合突起512(図6)とを備える。軸部510は、ユニット前壁51の左端部から前方(第1方向)に突設された円筒状の突起である。第1係合突起511および第2係合突起512H、軸部510の上方において、ユニット前壁51から前方に突設された略直方体形状の突起である。図6に示すように、第1係合突起511と第2係合突起512との間には、僅かな隙間が形成されている。
可動脚部60は、軸部510回りに回動可能とされている。可動脚部60は、装置本体11から脱離された中間転写ユニット14を床面(設置面)において支持可能な第1の姿勢と、第1の姿勢から軸部510回りに回動された第2の姿勢との間で、姿勢変更が可能とされる。第1の姿勢では、可動脚部60の下端部が、第1固定脚部51Sおよび第2固定脚部52Sの下端部と同じ高さとされる。一方、第2の姿勢では、可動脚部60の下端部は、第1固定脚部51Sおよび第2固定脚部52Sの下端部よりも上方に退避する。
可動脚部60は、前後方向と交差しユニット前壁51に対向して配置される板状部材からなる。可動脚部60は、略扇形形状からなる。可動脚部60は、本体部601と、孔部602と、係止穴603と、外周部604と、リブ605と、第1突起606と、第2突起607と、を備える(図7)。
本体部601は、略扇形形状からなる可動脚部60の本体部分である。本体部601は、軸部510回りに回動可能とされる。本体部601の3つの角部は、図7に示すように円弧状に施されている。孔部602は、本体部601の上端側において、前後方向に沿って可動脚部60の本体部601を貫通して形成された略円形状の穴である。孔部602には、前述の軸部510が挿通される。
係止穴603は、孔部602の直下において、前後方向に沿って可動脚部60の本体部601を貫通して形成された矩形状の穴である。係止穴603は、孔部602よりも小さく開口されている。図10を参照して、係止穴603は、ユニット前壁51(後方)に向かって先拡がりのテーパ形状(テーパ部603T)を備えている。
外周部604は、本体部601の一部であって、可動脚部601の下端部に形成されている。図7に示すように、外周部604は、孔部602を中心として、径方向に所定の幅をもった円弧形状からなる。なお、外周部604は、本体部601の上端部に対して段差をもって配置され、本体部601の上端部よりも前方に配置されている。中間転写ユニット14が装置本体11から脱離されると、外周部604の外周縁604Rが床面に当接可能とされる。
リブ605は、外周部604に接するように本体部601に配置された突起である。リブ605は、外周部604の円弧形状における周方向に間隔をおいて複数配置されている。複数のリブ605によって可動脚部60の剛性が高く設定される。この結果、可動脚部60が中間転写ユニット14を支持する場合であっても、可動脚部60の破損が防止される。
第1突起606および第2突起607は、図7に示す第1の姿勢における外周部604の外周縁604Rの最下端部を挟むように、周方向に間隔をおいて外周縁604Rから突設された一対の突起である。
更に、中間転写ユニット14は、付勢ばね61を備える(図5、図6)。付勢ばね61は、可動脚部60が第1の姿勢となるように、可動脚部60を軸部510回りに付勢する捻りコイルばねである。付勢ばね61は、可動脚部60とユニット前壁51との間に配置され、軸部510に外嵌されている。付勢ばね61は、第1ばね端部611と、第2ばね端部612とを備える。第1ばね端部611は、線状部材からなる付勢ばね61の一端部である。第1ばね端部611は、ユニット前壁51の第1係合突起511と第2係合突起512との間に係止されている。第2ばね端部612は、付勢ばね61の他端部である。第2ばね端部612は、可動脚部60の係止穴603に係止されている。
図8を参照して、孔部602は、上側内周面602Aと、下側内周面602Bとを備える。上側内周面602Aは、孔部602の内周面の上端部である。図7に示すように、可動脚部60が第1の姿勢とされると、上側内周面602Aは、軸部510の上端側に対向する。同様に、下側内周面602Bは、孔部602の内周面の下端部である。なお、下側内周面602Bは、略円形状の孔部602の下端側が僅かに下方に延びることで形成されている。このため、軸部510の中心(軸心)から見て、下側内周面602Bは上側内周面602Aよりも遠い位置に配置されている。図7および図8に示すように、可動脚部60が第1の姿勢とされると、下側内周面602Bは、軸部510の下端側に対向する。
更に、中間転写ユニット14は、高摺動部材602S(高摩擦部材)を備える(図8)。高摺動部材602Sは、下側内周面602Bに貼り付けられたゴム部材である。高摺動部材602Sは、可動脚部60が第1の姿勢で床面に当接した状態において、可動脚部60の軸部510回りの回動を規制する規制機構として機能する。なお、他の実施形態において、高摺動部材602Sは、軸部510の周面の下端部に固定されてもよい。
図6に示すように、第1係合突起511と第2係合突起512との間に、付勢ばね61の第1ばね端部611が係止されるとともに、付勢ばね61が軸部510に外嵌される。そして、第2ばね端部612が可動脚部60の係止穴603に挿通されながら、孔部602が軸部510に外嵌される(図7)。この際、係止穴603がテーパ部603Tを備えているため、第2ばね端部612が係止穴603に容易に装着される。孔部602を貫通した軸部510は、前プレート53に開口されたプレート孔部531(図5)に挿通される。この状態で、前プレート53がユニット前壁51に締結されると、可動脚部60が軸部510回りに回動可能に支持される。
中間転写ユニット14が装置本体11から脱離されると、中間転写ユニット14が床面(所定の設置面)に直置き可能とされる。この結果、脱離された中間転写ユニット14や内部が空洞となった装置本体11のメンテナンス性が向上される。中間転写ユニット14には、少なくとも3つの脚部(第1固定脚部51S、第2固定脚部52Sおよび可動脚部60)が備えられている。このため、直置きされた際に、中間転写ベルト141が床面に接することがなく、中間転写ベルト141が損傷することが抑止される。
前述のように、付勢ばね61は、可動脚部60が第1の姿勢(図2A、図4および図7)となるように、可動脚部60を付勢している。このため、中間転写ユニット14が装置本体11から脱離された際に、可動脚部60が速やかに第1の姿勢とされる。このため、中間転写ユニット14の直置きが容易に実現される。
また、前述のように、中間転写ユニット14は複数の感光体ドラム20に隣接して配置されている。装置本体11の内部では、中間転写ユニット14の中間転写ベルト141は、感光体ドラム20に当接する必要がある。一方、中間転写ユニット14が装置本体11から脱離されると、中間転写ベルト141の保護のため、可動脚部60は中間転写ベルト141よりも下方に突出する必要がある。可動脚部60が中間転写ベルト141よりも下方に突出し続けた状態で、中間転写ユニット14が装置本体11に装着されると、可動脚部60が感光体ドラム20やその他のユニットに干渉する場合がある。この場合、中間転写ユニット14の装着が妨げられることや、互いのユニットが損傷することがある。
本実施形態では、脱離された中間転写ユニット14が再び装置本体11内に装着される際には、可動脚部60が軸部510回りに回動可能とされている。このため、中間転写ユニット14が感光体ドラム20やその他のユニットに近接しながら装着される場合であっても、可動脚部60とこれらのユニットとの干渉(強い接触)が防止される。換言すれば、可動脚部60がこれらのユニットと接触し押圧されると、可動脚部60が速やかに第2の姿勢に姿勢変更するため、互いの損傷が防止される。
特に、可動脚部60は、第1の姿勢から軸部510回りに第2方向先端側(図4の矢印D2方向)または第2方向後端側(図4の矢印D1方向)に回動されることで、第2の姿勢に姿勢変更する。すなわち、可動脚部60が軸部510回りにいずれの方向にも回動可能である。このため、中間転写ユニット14の装着時または脱離時に、可動脚部60と他のユニットとの干渉が防止される。
中間転写ユニット14が装置本体11に装着される際に、感光体ドラム20を支持するドラムユニット(不図示)に、可動脚部60の外周左端部604A(図4)が接触すると、可動脚部60は矢印D1方向に回動する。その後、装置本体11の内部に中間転写ユニット14が装着されると、所定の空間に可動脚部60が配置可能とされているため、可動脚部60は再び第1の姿勢に姿勢変更する。一方、中間転写ユニット14が装置本体11から脱離される際に、感光体ドラム20を支持するドラムユニット(不図示)に、可動脚部60の外周右端部604B(図4)が接触すると、可動脚部60は矢印D2方向に回動する。その後、装置本体11から中間転写ユニット14が脱離されると、可動脚部60は再び第1の姿勢に姿勢変更する。この結果、中間転写ユニット14の床置きが可能となる。
中間転写ユニット14が床置きされた際、可動脚部60の外周部604が円弧形状を備えているため、可動脚部60の姿勢が変動した場合であっても、中間転写ベルト141と床面との距離が安定して維持される。また、本実施形態では、外周縁604Rに第1突起606および第2突起607が備えられている(図7)。このため、床置きされた中間転写ユニット14に対して、水平方向の力が付与された場合であっても、第1突起606および第2突起607が床面に当接することによって、可動脚部60の過剰な回動が規制される。このため、中間転写ユニット14が倒れることが抑止され、中間転写ベルト141の損傷が抑止される。
更に、本実施形態では、高摺動部材602Sが規制機構として機能する。すなわち、中間転写ユニット14が装置本体11の外部で床置きされると、中間転写ユニット14の自重によって、軸部510の下端部が高摺動部材602Sに強く当接する。このため、軸部510と孔部602の内周面との摩擦が増大することによって、可動脚部60の回動が規制される。なお、中間転写ユニット14が床面から持ち上げられると、可動脚部60の自重によって、軸部510の上端側が孔部602の上側内周面602Aに当接する(図8)。この際、軸部510の下端側と高摺動部材602Sとの間には僅かな隙間が形成される。このため、装置本体11の内部において、可動脚部60が容易に回動することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る可動脚部60について説明する。図11は、本実施形態に係る中間転写ユニット14の可動脚部60の周辺の正面図である。図12は、図11の可動脚部60の一部を拡大した正面図である。なお、本実施形態では、先の第1実施形態と比較して、可動脚部60の高摺動部材602Sの代わりに、第1ギア歯510Gおよび第2ギア歯601Gが備えられる点で相違するため、当該相違点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
図11および図12を参照して、軸部510は、第1ギア歯510Gを備える。また、可動脚部60は、第2ギア歯601Gを備える。第1ギア歯510Gは、軸部510の下端側において、周方向に隣接して配置された複数のギア歯である。一方、第2ギア歯601Gは、孔部602の下側内周面602B(図8)に配置され、第1ギア歯510Gと係合可能な複数のギア歯である。本実施形態では、第1ギア歯510Gおよび第2ギア歯601Gが規制機構として機能する。
すなわち、中間転写ユニット14が装置本体11の外部で床置きされると、中間転写ユニット14の自重によって、軸部510の第1ギア歯510Gが可動脚部60の第2ギア歯601Gと噛み合う。この状態で中間転写ユニット14に水平方向に力が付与されると、第1ギア歯510Gと第2ギア歯601Gとの噛み合いによって、可動脚部60の回動が規制される。なお、この場合も中間転写ユニット14が床面から持ち上げられると、可動脚部60の自重によって、軸部510の上端側が孔部602の上側内周面602Aに当接する(図12)。この際、軸部510の第1ギア歯510Gと第2ギア歯601Gとの間には僅かな隙間が形成される。このため、装置本体11の内部において、第1ギア歯510Gと第2ギア歯601Gとが噛み合うことがなく、可動脚部60が容易に回動することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る可動脚部60について説明する。図13は、本発明の第3実施形態に係る中間転写ユニット14の可動脚部60の周辺の斜視図である。図14は、本実施形態に係る中間転写ユニット14の可動脚部60およびユニット検知部70の斜視図である。図15は、図14の可動脚部60およびユニット検知部70の拡大斜視図である。なお、本実施形態では、先の第1実施形態と比較して、可動脚部60が清掃部604Pを備え、中間転写ユニット14がユニット検知部70および駆動機構Gを備える点で相違するため、当該相違点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
本実施形態では、可動脚部60は、清掃部604Pを備える。清掃部604Pは、外周部604の前側の側面に設けられたスポンジ部材である。なお、他の実施形態において、清掃部604Pはブラシ部材であっても、その他の清掃機能を備える部材であってもよい。
ユニット検知部70は、画像形成装置10の装置本体11に備えられたPIセンサー(フォトセンサー)である。ユニット検知部70は、装置本体11内で可動脚部60を検出可能とされている。ユニット検知部70は、ユニット本体700と、発光部701と、受光部702と、コネクター部703と、を備える。発光部701から出射された検出光は、受光部702によって受光される。この際、図15に示すように、可動脚部60の外周部604が、発光部701と受光部702との間に配置されると、検出光が遮蔽される。この結果、装置本体11内に配置された不図示の制御部は、装置本体11内での中間転写ユニット14の状態を検出する。コネクター部703は、装置本体11内の不図示の電気基板を介して、前記制御部に電気的に接続されている。
駆動機構Gは、装置本体11内に備えられている。駆動機構Gは、不図示のモーターと、当該モーターに接続されたギア群と、当該ギア群に接続された回転可能なカムとを備える。駆動機構Gは、装置本体11の内部において、中間転写ユニット14の一次転写ローラー24を上下に移動させる。詳しくは、駆動機構Gは、中間転写ユニット14を第1の状態と第2の状態との間で状態変更させる。中間転写ユニット14が第1の状態とされると、各色の一次転写ローラー24が中間転写ベルト141を挟んで感光体ドラム20に当接する。一方、中間転写ユニット14が第2の状態とされると、各色の一次転写ローラー24が感光体ドラム20から上方に離間する。そして、可動脚部60は、不図示のスライド機構によって、中間転写ユニット14の状態変更に伴って、第1の位置と第2の位置との間で左右にスライド移動する。この可動脚部60のスライド移動が、前述のユニット検知部70によって検知可能とされている。したがって、ユニット検知部70は、可動脚部60の位置変更に伴って、中間転写ユニット14の状態変更を検出することができる。
このような構成によれば、装置本体11に備えられた不図示の制御部は、中間転写ユニット14の第1の状態において、画像形成動作を実行することが可能とされる。一方、中間転写ユニット14が装置本体11から取り出される際には、予め制御部は駆動機構Gを制御して、中間転写ユニット14を第1の状態から第2の状態に変化させる。この際、ユニット検知部70が可動脚部60のスライド移動を検出することで、中間転写ユニット14が第2の状態に変化したこと(状態変更)が検知される。したがって、一次転写ローラー24が上方に移動し、中間転写ユニット14と感光体ドラム20とが強く摺擦することが抑止された状態で、中間転写ユニット14の脱離が可能とされる。
更に、本実施形態では、先の第1実施形態と同様に、中間転写ユニット14が装置本体11に装着されると、可動脚部60は第1の姿勢とされる。そして、中間転写ユニット14が装置本体11に挿入される際に、可動脚部60の清掃部604Pは、ユニット検知部70の発光部701に接触し発光部701を清掃する。特に、本実施形態では、第1実施形態と同様に、可動脚部60の近傍にはベルトクリーニング装置144が備えられている。このため、ベルトクリーニング装置144から僅かに飛散したトナーが発光部701に付着すると、検出光の照射が不安定となる。本実施形態では、中間転写ユニット14の着脱に伴って発光部701が清掃されるため、検出光が安定して出射され、ユニット検知部70の検出精度が安定して維持される。なお、他の実施形態において、清掃部604Pは受光部702を清掃するものでもよい。また、本実施形態では、ユニット検知部70が装置本体11に備えられているため、中間転写ユニット14が装置本体11から脱離される度に、ユニット検知部70の清掃が実現される。また、中間転写ユニット14のコストが好適に低減される。
次に、本発明の第4実施形態に係る可動脚部60について説明する。図16は、本実施形態に係る中間転写ユニット14の可動脚部60の周辺の斜視図である。図17は、図16の中間転写ユニット14から可動脚部60が取り外された状態の斜視図である。なお、本実施形態では、先の第1実施形態と比較して、可動脚部60がベルト支持部60Lを備える点で相違するため、当該相違点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
本実施形態では、可動脚部60は、ユニット前壁51の左右方向の中央部に配置されている。一方、ユニット後壁52の左右方向の両端部には、不図示の脚部が一対配置されている。ユニット前壁51は、中央プレート部55を備える。中央プレート部55は、ユニット前壁51の下端において、前方に面して設けられた板状部である。中央プレート部55は、軸部550を備える。可動脚部60の孔部602が軸部550に挿通されることで、可動脚部60の回動が可能とされる。また、先の第1の実施形態と同様に、中央プレート部55は、第1係合突起551と第2係合突起552とを備える(図17)。第1係合突起551と第2係合突起552との間に、付勢ばね61の第1ばね端部611が係止される。一方、付勢ばね61の第2ばね端部612は、可動脚部60に係止される。
本実施形態では、可動脚部60がベルト支持部60Lを備える。ベルト支持部60Lは、可動脚部60の後側の側面から後方に向かって突設された棒状の突片である。図16に示すように、可動脚部60が第1の姿勢とされると、ベルト支持部60Lは、中央プレート部55の下方において、前後方向に延びるように延設される。ベルト支持部60Lは、中間転写ベルト141の下面部を下方から支持可能とされる。このような構成によれば、装置本体11から脱離された中間転写ユニット14が床面に直置きされた場合であっても、下方に垂れさがった中間転写ベルト14の損傷が防止される。
以上、本発明の一実施形態に係る中間転写ユニット14およびこれを備える画像形成装置10につき詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば以下のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の第1実施形態では、中間転写ユニット14の脚部が、第1固定脚部51S、第2固定脚部52Sおよび可動脚部60の3つからなる態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。中間転写ユニット14は、少なくとも3つ以上の脚部を備えていればよい。この場合、少なくとも1つずつの脚部がユニット前壁51およびユニット後壁52に備えられていればよい。
(2)上記の第1実施形態では、3つの脚部のうち可動脚部60のみが回動可能な態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1固定脚部51Sおよび第2固定脚部52Sも、可動脚部60と同様に回動可能な構成とされてもよい。
10 画像形成装置
11 装置本体
14 中間転写ユニット
141 中間転写ベルト
20 感光体ドラム
24 一次転写ローラー(転写ローラー)
51 ユニット前壁(側壁)
510 軸部
510G 第1ギア歯
51S 第1固定脚部(脚部)
52 ユニット後壁(側壁)
52S 第2固定脚部(脚部)
53 前プレート
60 可動脚部(脚部)
601 本体部
601G 第2ギア歯
602 孔部
602A 上側内周面
602B 下側内周面
602S 高摺動部材
603 係止穴
603T テーパ部
604 外周部
604R 外周縁
604P 清掃部(清掃部材)
605 リブ
606 第1突起(突起)
607 第2突起(突起)
60L ベルト支持部
61 付勢ばね(付勢部材)
611 第1ばね端部(一端部)
612 第2ばね端部(他端部)
70 ユニット検知部
G 駆動機構

Claims (11)

  1. 第1方向に延びる軸回りに回転され前記第1方向と交差する第2方向に所定の間隔をおいて隣接して配置される複数の感光体ドラムを備える装置本体と、
    前記装置本体に対して、前記複数の感光体ドラムに隣接するように前記第2方向に沿って装着される中間転写ユニットであって、前記第2方向に沿って周回駆動され、表面に前記複数の感光体ドラムから転写されたトナー像を担持する中間転写ベルトを含む中間転写ユニットと、
    を備える画像形成装置であって、
    前記中間転写ユニットは、
    前記中間転写ベルトを挟んで前記感光体ドラムにそれぞれ対向して配置される複数の転写ローラーと、
    前記第1方向の両端側において前記第2方向に延びるように配置され、前記中間転写ベルトを周回可能に支持する一対の側壁と、
    前記一対の側壁の下端部に少なくとも3つ配置され、前記中間転写ユニットが前記装置本体から脱離された場合に、所定の設置面に当接する複数の脚部と、
    更に有し、
    前記一対の側壁の少なくとも一の側壁は、前記第1方向に突設された軸部を備え、
    前記複数の脚部のうちの少なくとも一の脚部は、前記軸部回りに回動可能とされ、前記装置本体から脱離された前記中間転写ユニットを支持可能な第1の姿勢と、前記第1の姿勢から前記軸部回りに回動された第2の姿勢との間で、姿勢変更が可能な可動脚部であり、
    前記中間転写ユニットが前記装置本体に装着されると、前記可動脚部は前記第1の姿勢とされ、
    前記装置本体内で前記可動脚部を検出可能な検出部と、
    前記転写ローラーが前記感光体ドラムに当接する第1の状態と、前記転写ローラーが前記感光体ドラムから離間する第2の状態との間で、前記装置本体内において前記中間転写ユニットを状態変更させる駆動機構と、
    を更に有し、
    前記可動脚部は、前記中間転写ユニットの前記第1の状態と前記第2の状態との状態変更に伴って、第1の位置と第2の位置との間で位置変更され、
    前記検出部は、前記可動脚部の前記位置変更に伴って、前記中間転写ユニットの前記状態変更を検出し、
    前記可動脚部は、前記中間転写ユニットの前記装置本体への装着時に、前記検出部に接触し前記検出部を清掃可能な清掃部材を更に備えることを特徴とする画像形成装置
  2. 前記可動脚部は、前記第1の姿勢から前記軸部回りに前記第2方向先端側または前記第2方向後端側に回動されることで、前記第2の姿勢に姿勢変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記可動脚部が前記第1の姿勢となるように、前記可動脚部を前記軸部回りに付勢する付勢部材を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置
  4. 前記可動脚部は、前記第1方向と交差し前記一の側壁に対向して配置される板状部材からなり、
    前記付勢部材は、前記可動脚部と前記一の側壁との間に配置され、前記軸部に外嵌された捻りコイルばねであって、
    前記可動脚部は、前記第1方向に沿って前記可動脚部を貫通して形成された係止穴を備え、
    前記付勢部材の一端部は前記一の側壁に係止され、前記付勢部材の他端部は前記係止穴に係止され、
    前記係止穴は、前記一の側壁に向かって先拡がりのテーパ形状を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置
  5. 前記可動脚部は、
    前記軸部に挿通される孔部と、
    前記軸部回りに回動可能な本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、前記孔部を中心とした円弧形状からなる外周部を備え、前記中間転写ユニットが前記装置本体から脱離されると、前記外周部が前記設置面に当接することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置
  6. 前記本体部は、前記第1の姿勢における前記外周部の最下端部を挟むように、前記円弧形状の周方向に間隔をおいて前記外周部から突設された一対の突起を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置
  7. 前記第1の姿勢に配置された前記可動脚部において、前記孔部は、前記軸部の上端側に対向する上側内周面と、前記軸部の下端側に対向する下側内周面とを備え、
    前記可動脚部が前記第1の姿勢で前記設置面に当接した状態において、前記可動脚部の前記軸部回りの回動を規制する規制機構を備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置
  8. 前記規制機構は、前記軸部の下端側または前記下側内周面に配置された高摩擦部材であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置
  9. 前記規制機構は、
    前記軸部の下端側に配置された第1ギア歯と、
    前記下側内周面に配置され、前記第1ギア歯と係合可能な第2ギア歯と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置
  10. 前記可動脚部から前記第1方向に延びるように延設され、前記第1の姿勢において、前記中間転写ベルトを下方から支持可能なベルト支持部を更に有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置
  11. 前記検出部は、前記装置本体側に備えられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
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