JP6105450B2 - 環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法と、ベイカリイ生地供給装置、及びベイカリイ製品 - Google Patents
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Description
ドーナツはバッター状の生地を型で成形して油揚げすることにより製造される。一方、バウムクーヘンは、円柱状の心棒に、バッター状の生地を付着させて焼成することを繰り返し、中心から外側へ何層も積層させた円柱状の菓子とした後、輪切りにすることにより製造される。
しかも、隣接する略半球状のベイカリイ生地同士の側面方向への膨化が互いに影響し合うことで安定的に膨化し、個々の製品形状が製品間でばらつくことが抑制され、全体として略均一にすることできる。とりわけ、前記ベイカリイ生地の粘度を10000cP〜300000cPとすること、さらには、該ベイカリイ生地を焼成板より2mm〜40mmの高さから吐出することとした場合、このような製品形状の安定化および製品形状の製品間のばらつきを抑制して全体として略均一な製品形状とする効果がより確実となる。
本発明の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法は、粘性の高い流動状ベイカリイ生地を焼成板上に供給し、これを運行窯で連続的に焼成することでベイカリイ製品を連続的に製造する方法である。
デンプンを主成分とする原料粉として最も代表的なものは小麦粉であるが、小麦粉以外にも、米粉、大豆粉、蕎麦粉、トウモロコシ粉などの穀物粉や、ジャガイモ粉、サツマイモ粉、タピオカ粉などの芋類の粉が挙げられ、これらのうち2種類以上組み合わせても良い。また、小麦粉としては、強力粉、中力粉、薄力粉などが挙げられ、これらのうち2種類以上を組み合わせても良い。
なお、以下に述べる実施の形態においては、本発明の好適なシューパフの具体例を用いて説明しているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、以下に述べるシューパフの具体例に限られるものではない。
これにより、高さ方向への膨化が不十分となったり、あるいは膨化方向が定まらず暴れて不均一形状となったりすることを防止することができ、均一な形状をしたボリューム感のある見栄えの良い製品を効率良く製造することができる。
なお、焼成板上に供給されたシュー生地の間隔としては、図1(B−1)に示すように、供給直後に必ずしも隣接する略半球状ベイカリイ生地HP同士が互いにくっついている必要はない。すなわち、シュー生地の供給直後は、図1(B−2)に示すように、各略半球状シュー生地HPが全て互いにわずかずつ離れていても、一部がくっついておりその他が離れた状態であっても良く、また、各略半球状シュー生地HPが離れていた場合であっても良い。さらにまた、供給直後には離れた状態であったシュー生地がその有する流動性によって経時的に平面方向に徐々に拡がって一部もしくは全部がくっついた状態となるものであっても良い。
図3において、シュー生地供給装置30は、シュー生地を貯留するホッパー3と、このホッパー3からシュー生地を受け入れて一定量ずつ送り出す送出ポンプ4と、この送出ポンプ4からシュー生地を受け入れて焼成板5上に吐出するアタッチメントノズルとしての生地供給ノズル10とを少なくとも備えている。
このような送出ポンプ4としては、たとえば、図4に示すような、いわゆる、ロータリポンプとすることができる。
なお、図4中の点線矢印は、シュー生地の送り出し方向を示している。
図5(C)において、ノズル本体11の下部(底部)の周縁部に、8個の下方吐出管13・・13が均等間隔で環状に設けられた生地供給ノズル10が示されている。
図11中の矢印Xは、水平サーボモータによって基部34が移動する方向を示し、同矢印Yは、昇降用サーボモータによって脚部33・・33が移動する方向を示す。
図中、実線矢印は、焼成板5の進行方向を示し、点線矢印は、生地供給ノズル10の動きを示している。
ワイヤカッター20は、図7に示すように、ワイヤとして2本の線状切断部21A,21Bと、これらの線状切断部の両端をともに保持するワイヤ保持部として、2本のワイヤアーム22,22を備え、線状切断部21(21A,21B)が何れも焼成板の移動方向と交差する向きに配されるものとなる。
図7において、2本の線状切断部21A,21Bは、2本のワイヤアーム22の間に並列に架け渡されるように設けられたものとして示されている。
図12中の矢印Wは、動力伝達部26が移動する方向を示している。
従って、該コンピュータでエアシリンダー機構の動作を制御することにより、カッター駆動体の動作を制御し、これに固定的に接続されたワイヤ保持部を任意に前後に水平方向に往復動させることができる。
先ず、切断前初期位置にあるとき、具体的には、図9に示すように、最初、ワイヤカッター20は一方の線状切断部21(21B)が生地供給ノズル10の下方吐出管より下流側に位置し、もう一方の線状切断部21(21A)が生地供給ノズル10の真ん中に位置したものとなっている。すなわち、底面から見ると図8(A)に示す状態となっている。
まず、以下の表1に示す配合の原料を合わせて常法に従いミキシングするにより、シュー生地を調製した。
その結果、焼成前の隣接する略半球状シュー生地同士の側面が適度に互いにくっついて複数の玉状シューパフが複合した略均一な形状をした見栄えの良い環状形シューパフとすることができた。
Claims (8)
- 粘性の高い保形性のある流動状ベイカリイ生地を焼成板上に供給し、これを運行窯で連続的に焼成することで前記ベイカリイ生地の焼成時の体積の膨張率が4〜15倍となるベイカリイ製品を連続的に製造する方法であって、
前記ベイカリイ生地の供給は、
該ベイカリイ生地を焼成板の上方において環状に配した複数の箇所から同時に吐出して、該吐出されたベイカリイ生地が前記焼成板上において複数箇所に環状に載置されると共に、それぞれ略半球状となるように行われ、
その後、前記複数箇所に環状に載置された略半球状のベイカリイ生地同士が焼成されることにより、膨化しながら隣接する他の略半球状ベイカリイ生地と互いに適度にくっついて複数の玉状ベイカリイ焼成膨張物が複合した環状形ベイカリイ製品となる、
ことを特徴とする環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。 - 前記ベイカリイ生地の粘度が10000cP〜300000cPであることを特徴とする請求項1に記載の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。
- 前記ベイカリイ生地を焼成板より2mm〜40mmの高さから吐出することを特徴とする請求項1又は2に記載の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。
- 前記ベイカリイ生地を5箇所〜16箇所の複数箇所から吐出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。
- 前記ベイカリイ生地を焼成板上において複数箇所に環状に載置する際、載置した直後のベイカリイ生地の上部を略水平方向にカットすることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。
- 前記ベイカリイ生地がシュー生地であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。
- 前記ベイカリイ生地の供給を複数列で行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。
- 前記ベイカリイ生地の吐出終了後、焼成板上に載置した直後のベイカリイ生地の上部に細く粘り伸びるベイカリイ生地をワイヤカッターで切断することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の環状形ベイカリイ製品の連続的な製造方法。
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