JP6104726B2 - X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法 - Google Patents

X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6104726B2
JP6104726B2 JP2013124106A JP2013124106A JP6104726B2 JP 6104726 B2 JP6104726 B2 JP 6104726B2 JP 2013124106 A JP2013124106 A JP 2013124106A JP 2013124106 A JP2013124106 A JP 2013124106A JP 6104726 B2 JP6104726 B2 JP 6104726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dose
ray
irradiation
skin
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013124106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014239838A (ja
Inventor
正典 松本
正典 松本
坂口 卓弥
卓弥 坂口
小林 信夫
信夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Medical Systems Corp
Priority to JP2013124106A priority Critical patent/JP6104726B2/ja
Publication of JP2014239838A publication Critical patent/JP2014239838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6104726B2 publication Critical patent/JP6104726B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明の実施形態は、X線診断装置およびX線診断装置のデータ処理方法に関する。
従来、被検体としての人体にX線を照射して、その透過X線を検出して被検体内部の構造を可視化して画像を生成する装置としてX線診断装置がある。
近年、X線診断装置等の画像装置による診断では、カテーテル等の特殊な器具を被検体に挿入して操作して被検体内部の様子を確認しつつ、治療を行うインターベンショナル・ラジオロジー(Interventional Radiology:IVR)やカテーテル先端に取り付けられた電極から高周波を流すことにより、電気的に治療部位を焼灼または切断するカテーテルアブレーションといった高度な技術を利用した治療が行われる。このため、X線診断装置を用いた場合には、被検体へのX線の透視時間が長期化し、撮影頻度も増加する傾向にある。
このように、近年の治療では被検者の被曝線量が増加し、放射線による皮膚障害の発生報告が増えてきている。そこで、X線診断装置では、X線の照射による皮膚障害の発生を防止するために、種々の技術が提案されている。
例えば、被検体の透視画像を得るために用いられるX線診断装置としては、X線の透視時間が設定値(例えば、1分〜5分程度)に達した時に警告音を発する警告手段や、一定時間(例えば10分)連続してX線の透視が継続した時にX線の被検体への照射を強制的に遮断するX線遮断手段を備えている。
また、積算皮膚線量計(Skin Dose Monitor:SDM)や熱ルミネセンス線量計(ThermoLuminescence Dosimeter:TLD)を組み合わせて、あるいは面積線量計を利用して照射線量を測定することにより、皮膚へのX線の照射線量を推定する技術を備えたX線診断装置が提案されている。
一方、X線出力から皮膚へのX線の照射線量を推定する手法として表面線量簡易換算法(Non Dosimeter Dosimetry:NDD)が知られている。
ここで、現在問題となっているX線等の放射線による皮膚障害を防ぐためには、手術中の被検体の被曝線量をモニタリングすることが重要である。しかし、従来の警告手段やX線遮断手段を備えたX線診断装置では、被検体の皮膚に照射されるX線の照射線量とは無関係に、X線の透視時間を基準として警告あるいはX線の遮断が行われるため、被検体の被曝線量をモニタリングすることができなかった。
さらに、被検体の被曝線量をモニタリングしたとしても、従来提案されているX線診断装置のように照射線量値を計測して表示する装置では、検査や治療中に照射線量値がX線による皮膚障害が発生する恐れのある閾値に達したとしても、検査や治療中には気づかず、検査や治療後に照射線量値が閾値を超えていたことに気づくことが想定される。
そこで、被検体へX線を照射する照射量を推定し、その推定された照射量と、予め設定された照射量制限値との差分を算出し、照射可能な透視可能時間を推定する手段や、推定した透視可能時間を表示したり、警告する手段を備えたX線診断装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4728585号公報
ところで、開示されているX線診断装置では、1回の検査において被検体の皮膚線量の合計値を管理して限界被曝量に到達するまでの透視可能時間を推測し、その透視可能時間を表示するようになっている。
ここで、被検体を多方向から検査や治療を行うことができるX線診断装置の場合には、照射対象となる局所(部位)ごとに透視や撮影が可能であるため、限界被曝量が局所ごとに異なっている。
すなわち、被検体に対してX線が照射される皮膚線量の合計値によって照射可能指標量を推定するX線診断装置では、照射対象である局所ごとでの線量の合計値を判断することができないので、局所ごとでの線量の合計値によって限界被曝量を判断する場合と比べて早期に限界被曝量に到達してしまう。
換言すれば、局所における線量の合計値に基づいて局所ごとに透視可能時間を推定することができなかったので、本来であれば照射位置を変更することによってまだ治療できる状態であったにも関わらず、被検体に対してX線が照射される皮膚線量の合計値に早期に到達してしまい、X線照射の警告や遮断が必要以上に早期になされてしまう、という問題があった。
本実施形態に係るX線診断装置は、被検体にX線を照射するX線発生源と、被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、被検体にX線が照射された当該被検体の皮膚面での照射野を特定し、当該照射野における座標とその座標における累積された線量に基づいて、座標ごとに線量管理ポイントとして累積皮膚照射線量を推定する累積皮膚照射線量推定手段と、推定された累積皮膚照射線量と、予め設定された累積皮膚照射線量制限値とに基づいて、線量管理ポイントごとの透視可能時間と撮影可能枚数とを推定する照射可能指標量推定手段と、推定された線量管理ポイントの透視可能時間と撮影可能枚数に基づいて、透視可能時間と撮影可能枚数とを警告する警告手段と、を備える。
本実施形態に係るX線診断装置の第1の実施形態を示す構成図。 図1に示すX線診断装置の詳細構成を示す概念図。 図1に示すX線診断装置のメイン制御部の機能ブロック図。 図1に示すX線診断装置により被検体のX線診断を実施する際の手順を示したフローチャート。 第1の実施形態において、X線発生部が被検体を照射した際に、被検体の皮膚の一部が照射される部分を示したイメージ図。 第1の実施形態において、被検体を照射する際に、X線発生部とX線検出部がCアームによって回転する回転方向を示した説明図。 第1の実施形態において、被検体を照射したときの皮膚に照射される位置関係(照射野)を示した説明図。 第1の実施形態において、被検体を照射したときの照射野ごとに推定された最大皮膚照射線量を示した説明図。 第1の実施形態において、X線が所定の時間照射された後、照射野ごとに推定された線量管理ポイントにおける累積線量(累積皮膚照射線量)を示した説明図。 第2の実施形態におけるCアームの角度における最大皮膚照射線量となる線量管理ポイントの累積線量を、二次元の角度空間マップ上に累積皮膚線量マップとして表示した説明図。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るX線診断装置1およびX線診断装置1のデータ処理方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るX線診断装置1の第1の実施形態を示す構成図であり、図2は、図1に示すX線診断装置1の詳細構成を示す概念図である。
図1に示すように、X線診断装置1は、Cアーム2の一端にX線発生源としてのX線発生部(X線管)3を、また他端にX線検出手段としてのX線検出部4を設けることにより、X線発生部3とX線検出部4とを対向配置させて固定保持する構造となっている。
また、X線発生部3とX線検出部4との間には、寝台5が設けられる。
寝台5は、天板6と、天板6を支える脚部7とを備えている。天板6には、患者である被検体PTが載置されている。
天板6は、所要の方向、例えば、垂直方向及び水平方向に移動可能に構成される。
寝台5の天板6ならびにCアーム2には、それぞれモータ8と位置センサ9が設けられ、各モータ8および位置センサ9は、機械制御部10と接続される。そして、位置センサ9のセンサ情報に応じて機械制御部10によりモータ8が制御され、寝台5の天板6やCアーム2が所要の位置関係となるように駆動されるように構成されている。
X線発生部3は、高電圧発生部11と接続され、高電圧発生部11から所要の電圧を受けて、X線を被検体PTに向けて照射するように構成されている。
高電圧発生部11は、X線制御部12と接続され、X線制御部12が高電圧発生部11を制御することにより、撮影および透視の際にX線発生部3から照射されるX線が制御される。
機械制御部10およびX線制御部12は、メイン制御部13に接続され、メイン制御部13により制御される。
メイン制御部13には、機械制御部10、X線制御部12等の各種制御部、撮影プロトコル選択部(X線条件入力部)14、皮膚照射線量制限値入力部15等の入力手段、撮影プロトコル表示部(X線条件表示部)16、透視可能時間表示部17、撮影可能枚数表示部18等の表示手段、警告情報出力部19が接続される。
そして、撮影プロトコル選択部14、皮膚照射線量制限値入力部15等の入力手段から入力された情報に基づいて、メイン制御部13から機械制御部10およびX線制御部12に制御信号を与えることにより、X線診断装置1全体が管理または制御されるとともに、表示すべき情報が撮影プロトコル表示部16、透視可能時間表示部17、撮影可能枚数表示部18等の表示手段に与えられて表示されるように構成されている。
また、メイン制御部13には、メインCPU(Central Processing Unit)20および主記憶装置21の他、撮影プロトコル記憶媒体(X線条件記憶媒体)22、位置記憶媒体23、皮膚照射線量制限値記憶媒体24、三次元モデル格納部60等の記憶手段が備えられる。
本実施形態では、メイン制御部13に三次元モデル格納部60を備え、この三次元モデル格納部60に、人体モデルにおける空間座標とその座標において累積皮膚線量とを割り当てた線量管理ポイントを格納することを特徴としている。この三次元モデル格納部60に格納した線量管理ポイントについては、後述する。
撮影プロトコル選択部14は、撮影条件や透視条件、予め撮影術式に応じて撮影条件および透視条件が設定された撮影プロトコルや検査プロトコルの選択情報等のX線条件情報をメインCPU20に与えることにより、X線条件を設定する機能を有する。
皮膚照射線量制限値入力部15は、放射線皮膚障害が発生する危険性の有無の基準となるX線の照射線量値である皮膚照射線量制限値をメインCPU20に与えて設定する機能を有する。皮膚照射線量制限値としては、例えば一時的脱毛の閾値である3[Gy](グレイ)や初期紅斑の閾値である2[Gy]とすることができる。なお、本実施形態では、X線が照射された際の累積値である累積皮膚照射線量制限値を閾値としている。また、本実施形態では累積値を用いているため、例えば、4[Gy]などと設定することができる。
撮影プロトコル表示部16は、撮影プロトコル選択部14により設定された撮影条件および透視条件または選択された撮影プロトコルや検査プロトコル等のX線条件情報をメインCPU20から受けて表示させる機能を有する。
メインCPU20は、主記憶装置21から各種プログラムを読み込んで、X線診断装置1全体の制御または情報の管理に必要な各種情報処理を実行する機能を有する。
図3は、図1に示すX線診断装置1のメイン制御部13の機能ブロック図である。
メイン制御部13のメインCPU20は、プログラムが読み込むことにより、情報管理手段30、制御手段31、累積皮膚照射線量推定手段32、透視可能時間推定手段33、撮影可能枚数推定手段34、警告手段35およびX線遮断手段36として機能する。
情報管理手段30は、各種情報を管理する機能を有する。すなわち、情報管理手段30は、撮影プロトコル選択部14や皮膚照射線量制限値入力部15等の入力手段や制御手段31から各種情報を受けて、必要に応じて主記憶装置21、撮影プロトコル記憶媒体22、位置記憶媒体23、皮膚照射線量制限値記憶媒体24、三次元モデル格納部60等の記憶手段に書き込む機能、記憶手段に記憶された情報を読み込んで各構成要素に与える機能を有する。
例えば、情報管理手段30は、制御手段31から各種制御情報を受けて位置記憶媒体23等の記憶手段に書き込む機能、撮影プロトコル選択部14からX線条件情報を受けて撮影プロトコル記憶媒体22に書き込む機能、皮膚照射線量制限値入力部15から皮膚照射線量制限値を受けて皮膚照射線量制限値記憶媒体24に書き込む機能を有する。
また、情報管理手段30は、累積皮膚照射線量推定手段32において推定された照射野ごとの累積皮膚照射線量を、三次元モデル格納部60の線量管理ポイントに書き込む機能を有する。
また、情報管理手段30は、撮影プロトコル記憶媒体22に記録されたX線条件情報を撮影プロトコル表示部16に与えて表示させる機能を有する。
制御手段31は、情報管理手段30から受けた情報に基づいて、機械制御部10やX線制御部12に制御信号を与えることにより寝台5(図1)の位置やX線発生部3(図1)から被検体PT(図1)に照射されるX線を制御する一方、機械制御部10やX線制御部12から寝台5やX線発生部3の位置情報やX線に関する情報等の制御情報を受け付けて情報管理手段30に与える機能を有する。
累積皮膚照射線量推定手段32は、被検体PTにX線が照射されたその被検体PTの皮膚面での照射野を特定し、その照射野における座標とその座標における累積された皮膚照射線量に基づいて、座標ごとに線量管理ポイントとして累積皮膚照射線量を推定する機能を有する。
具体的には、累積皮膚照射線量推定手段32は、情報管理手段30からX線条件情報およびX線と被検体PTとの相対的な位置関係を示す情報として、寝台5やX線発生部3の位置情報を受けて、任意の方法で被検体PTの照射された照射野におけるX線の累積皮膚照射線量を推定する機能を有しており、得られた累積皮膚照射線量を照射可能指標量推定手段61に与える機能を有する。
照射可能指標量推定手段61は、透視可能時間推定手段33と撮影可能枚数推定手段34と備えて構成されている。そのため、累積皮膚照射線量推定手段32は、推定された累積皮膚照射線量を、照射可能指標量推定手段61の透視可能時間推定手段33及び撮影可能枚数推定手段34に与えるとともに、警告手段35とX線遮断手段36にも与える機能を有する。なお、累積皮膚照射線量の推定方法としては、例えば、公知のNDD法(Non Dosimeter Dosimetry method)を用いて皮膚照射線量を求めて、それを基に累積皮膚照射線量を求める方法が考えられる。
さらに、累積皮膚照射線量推定手段32には、撮影中ないし透視中におけるX線条件および寝台5の位置の変化に追従して随時または一定時間ごとにX線の累積皮膚照射線量を繰り返し再計算する機能が備えられる。
また、照射可能指標量推定手段61は、透視可能時間推定手段33と撮影可能枚数推定手段34とを備えることにより、推定された線量管理ポイントごとの累積皮膚照射線量と、予め設定された累積皮膚照射線量制限値とに基づいて、線量管理ポイントごとの透視可能時間と撮影可能枚数とを推定する機能を有する。
すなわち、照射可能指標量推定手段61の透視可能時間推定手段33は、累積皮膚照射線量推定手段32から受けた所定の時刻、例えば、現在の時刻における累積皮膚照射線量とメインCPU20から受けた累積皮膚照射線量制限値とから、累積皮膚照射線量が累積皮膚照射線量制限値に達するまでに要する透視時間を推定する機能と、推定した時間を透視可能時間として透視可能時間表示部17に与えることにより表示させる機能とを有する。
また、透視可能時間推定手段33には、累積皮膚照射線量推定手段32と同様に撮影中ないし透視中におけるX線の皮膚照射線量の変化に追従して随時または一定時間ごとに透視可能時間を繰り返し再計算する機能が備えられる。
また、照射可能指標量推定手段61の撮影可能枚数推定手段34は、累積皮膚照射線量推定手段32から受けた所定の時刻、例えば、現在の時刻における累積皮膚照射線量とメインCPU20から受けた累積皮膚照射線量制限値とから、累積皮膚照射線量が累積皮膚照射線量制限値に達するまでに撮影可能な画像の枚数を推定する機能と、推定した画像の枚数を撮影可能枚数として撮影可能枚数表示部18に与えることにより表示させる機能とを有する。
また、撮影可能枚数推定手段34には、累積皮膚照射線量推定手段32と同様に撮影中ないし透視中におけるX線の累積皮膚照射線量の変化に追従して随時または一定時間ごとに撮影可能枚数を繰り返し再計算する機能が備えられる。
すなわち、透視可能時間推定手段33および撮影可能枚数推定手段34は、それぞれ継続してX線照射できる度合いの指標量である照射可能指標量を求める照射可能指標量推定手段61の一例として機能し、透視可能時間および撮影可能枚数が照射可能指標量の一例として用いられる。
警告手段35は、線量管理ポイントの累積皮膚照射線量に基づいて、外部に警告する機能を有する。ここで、警告とは、線量管理ポイントごとに予め警告対象となる累積線量が設定されており、その設定値になると外部に報知することをいう。例えば、警告手段35は、残りの透視可能時間を表示することによって、この表示自体が警告に該当し、残りの透視可能時間を参照情報としてユーザに通知する。
具体的には、警告手段35は、累積皮膚照射線量推定手段32から受けた累積皮膚照射線量と情報管理手段30から受けた累積皮膚照射線量制限値とを比較して、累積皮膚照射線量が予め定められた閾値を超える場合や、累積皮膚照射線量が累積皮膚照射線量制限値に達した場合に、警告情報出力部19の表示装置やスピーカに警告表示画像情報や警告音を警告情報として与えることにより出力させる機能を有する。
X線遮断手段36は、照射されるX線の遮断を行う機能を有する。すなわち、被検体PTへのX線照射量が予め定められた照射量制限値に達した場合、警告手段35が警告情報を出力するともに、X線遮断手段36がX線の照射の遮断を行う機能を有する。
具体的には、累積皮膚照射線量推定手段32から受けた累積皮膚照射線量と情報管理手段30から受けた累積皮膚照射線量制限値とを比較して、累積皮膚照射線量が予め定められた閾値を超える場合のような一定の条件に達した際に、X線の照射を強制的に遮断する機能を有する。
なお、X線の照射を遮断方法としては、例えば、X線発生部3(図2)とメイン制御部13との間の制御信号を遮断する方法や実際に照射されたX線を被検体PTとX線発生部3との間でシールドにより遮断する方法が挙げられる。
また、X線検出部4(図2)は、例えば、I.I.(イメージ・インテンシファイア)やX線平面検出器等のX線検出系と光学系とから構成され、被検体PTを透過したX線を検出する機能を有する。
X線検出部4は、画像信号処理部37、輝度制御部38、露光タイマー制御部39と並列接続され、X線の検出信号が与えられるように構成される。
画像信号処理部37は、画像表示部40および画像記憶媒体41に接続される。画像信号処理部37は、X線検出部4から被検体PTを透過したX線の検出信号を受けて、各種信号処理によりX線画像データを生成する機能と、生成したX線画像データを画像表示部40に与えて表示させるとともに、X線画像データを画像記憶媒体41に書き込む機能とを有する。
輝度制御部38は、X線検出部4から被検体PTを透過したX線の検出信号を受けて、X線画像の輝度が適切な輝度となるようにX線条件の再設定情報をX線制御部12に与えてフィードバックさせる機能を有する。
露光タイマー制御部39は、X線検出部4から被検体PTを透過したX線の検出信号を受けて電気信号に変換するとともに、変換した電気信号の積分値を計算し、積分値が一定値に達した場合には、X線の照射を遮断する機能を備えたX線制御部12の図示しない露光タイマーに制御信号を与えることによりX線を遮断する機能を有する。
(照射可能指標量通知処理)
次にX線診断装置1の作用について説明する。
図4は、図1に示すX線診断装置1により被検体PTのX線診断を実施する際の手順を示したフローチャートである。図4において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示している。
まず、ステップS1では、X線撮影の際の撮影条件および透視条件などのX線条件および放射線皮膚障害が発生する危険性の有無の基準となるX線の累積皮膚照射線量制限値が設定される。具体的には、図3に示すように、撮影プロトコル選択部14から撮影プロトコルの選択情報がX線条件情報としてメインCPU20に与えられ、皮膚照射線量制限値入力部15から、例えば、一時的脱毛の累積された閾値(累積皮膚照射線量制限値)として、3[Gy]がメインCPU20に与えられる。
このため、情報管理手段30は、撮影プロトコル選択部14から取得したX線条件情報を撮影プロトコル記憶媒体22に、また、皮膚照射線量制限値入力部15から受けた累積皮膚照射線量制限値を皮膚照射線量制限値記憶媒体24に、それぞれ書き込む。さらに、情報管理手段30からX線条件情報が撮影プロトコル表示部16に与えられ、そのX線条件情報が表示される。
次にステップS2では、設定されたX線条件に従って、X線発生部3からX線が被検体PTに照射され、透過したX線がX線検出部4により検出される。そして、その検出されたX線画像データが、画像表示部40(図1)に表示される。
この場合、制御手段31(図3)は、寝台5の天板6およびCアーム2に設けられた位置センサ9のセンサ情報を、機械制御部10を介して寝台5の位置情報として受けとり、その位置情報を情報管理手段30に与える。さらに、情報管理手段30は、寝台5の位置情報を位置記憶媒体23に書き込む。また、情報管理手段30は、撮影プロトコル記憶媒体22に保存されたX線条件を制御手段31に与える。
制御手段31は、寝台5の位置情報を参照し、情報管理手段30から受けたX線条件に従うX線が、X線発生部3から被検体PTの所要の領域に照射されるように、機械制御部10およびX線制御部12に制御信号を与える。
このため、機械制御部10は、メインCPU20から受けた制御信号によりモータ8(図2)を制御して、寝台5やCアーム2が所要の位置関係となるように駆動させる一方、X線制御部12は、メインCPU20から受けた制御信号により高電圧発生部11を制御して、高電圧発生部11から所要の電圧がX線発生部3に印加されてX線条件に従うX線が被検体PTの所要の領域に照射される。
そして、被検体PTを透過したX線は、X線検出部4により検出され、検出信号が画像信号処理部37(図2)、輝度制御部38(図2)および露光タイマー制御部39(図2)に与えられる。輝度制御部38は、X線検出部4から受けた検出信号に基づいてX線画像の輝度が適切な輝度となるようなX線条件の再設定情報をX線制御部12に与えてフィードバックさせ、露光タイマー制御部39は、X線検出部4から受けた検出信号を電気信号に変換して積分値を計算し、計算した電気信号の積分値に応じてX線制御部12の図示しない露光タイマーに制御信号を与える。
また、画像信号処理部37は、X線検出部4から受けたX線の検出信号に各種信号処理を実施することによりX線画像データを生成し、画像表示部40に与えて表示させる。さらにX線画像データは、必要に応じて画像記憶媒体41に書き込まれて保存される。このため、ユーザは被検体PTのX線画像を確認してX線診断を行うことができる。
ステップS3では、累積皮膚照射線量推定手段32は、情報管理手段30からX線条件情報および寝台5の位置情報を受けて、例えば、公知のNDD法(Non Dosimeter Dosimetry method)により、被検体PTに照射されたX線の累積皮膚照射線量を推定する。
累積皮膚照射線量は、NDD法による公知の式(1)で皮膚照射線量を推定することができるので、この推定される皮膚照射線量を、線量管理ポイントごとに累積することより算出される。このため、累積皮膚照射線量推定手段32は、寝台5の位置情報から求まる焦点から皮膚までの距離と、X線条件情報であるX線管の管電流、管電圧、アルミ濾過から、皮膚照射線量を推定する。
[数1]
D=(NDD−M)×mAs×(1/FSD) [mGy] ・・・(1)
但し、
D :皮膚照射線量(mGy)
(NDD−M):アルミ濾過とX線管の管電圧とから定まる係数
mAs :X線管の管電流(mA)×撮影時間(sec)
FSD :焦点から皮膚までの距離(m)
である。
尚、(NDD−M)を求める際には、X線発生部3とX線絞りの総ろ過が計算に用いられる。
累積皮膚照射線量推定手段32は、被検体PTにX線が照射されたその被検体PTの皮膚面での照射野を特定し、その照射野における座標とその座標における累積された皮膚照射線量に基づいて、その座標ごとに線量管理ポイントとして累積皮膚照射線量を推定する。ここで、累積皮膚照射線量推定手段32が、線量管理ポイントごとに累積皮膚照射線量を管理する方法について、順を追って説明する。
図5は、第1の実施形態において、X線発生部3が被検体PTを照射した際に、被検体PTの皮膚の一部が照射される部分を示したイメージ図である。
図5に示すように、被検体PTは、X線発生部3からX線が照射されると、被検体PTの皮膚の一部に照射野が形成される。そして、X線検出部4は、この照射野を透過したX線を検出する。
次に、Cアーム2(図1)によってX線発生部3とX線検出部4が被検体PTに対して回転移動する方向について定義する。
図6は、第1の実施形態において、被検体PTを照射する際に、X線発生部3とX線検出部4がCアーム2によって回転する回転方向を示した説明図である。
図6に示すように、図6(a)では、被検体PTの長手方向(体軸方向)を軸とした場合の右手方向(紙面に対して右方向)に回転させた角度付けを、RAO(Right Anterior Oblique)という。また、被検体PTの長手方向(体軸方向)を軸とした場合の左手方向(紙面に対して左方向)に回転させた角度付けを、LAO(Left Anterior Oblique)という。また、図6(b)では、被検体PTの短手方向を軸とした場合の頭部方向(紙面に対して左方向)に回転させた角度付けを、CRA(Cranial)という。被検体PTの短手方向を軸とした場合の足部方向(紙面に対して右方向)に回転させた角度付けを、CAU(Caudal)という。
そして、RAO、LAO、CRA及びCAUにCアーム2を回転させた角度を付すことにより、被検体PTに対するCアーム2の位置を表すことができる。具体的には例えば、RAO10、CAU10、LAO20、CRA0などと表示することができる。
図7は、第1の実施形態において、被検体PTを照射したときの皮膚に照射される位置関係(照射野)を示した説明図である。
図7に示すように、被検体PTの照射対象となる中心を対象中心ATとした場合、Cアーム2を回転移動することにより、X線発生部3とX線検出部4が移動することを示している。ここで、X線発生部3AとX線検出部4Aの位置を、LAO30、CRA0とし、また、X線発生部3BとX線検出部4Bの位置を、RAO30、CRA0とする。
図7において、X線発生部3Aの位置からX線を照射する場合とX線発生部3Bの位置からX線を照射する場合とでは、被検体PTにおける照射野が異なることを示している。また、被検体PTの体表上には、所定の空間座標(P1、P2・・・P20・・・PN)が割り当てられている。
なお、この空間座標は、線量管理ポイントの空間位置を示すものである。そして、被検体PTにおける照射野を線量管理ポイントによって三次元的に特定することにより、その照射野に含まれる累積皮膚照射線量は、空間座標ごとに管理される。なお、この空間座標は、照射野において均等である必要はなく、また対象となる空間座標の数も限定されるものではない。したがって、例えば、ある照射野において、100〜200個程度の空間座標が含まれるようになっていてもよい。
図8は、第1の実施形態において、被検体PT(図5)を照射したときの照射野ごとに推定された最大皮膚照射線量を示した説明図である。
図8に示すように、図8(a)では、CAUの欄と、LAOの欄と、最大皮膚照射線量の欄が設けられている。図8(a)では、X線発生部3の位置と、その位置において推定された最大皮膚照射線量を示している。
具体的には、照射野がCAU0、LAO0のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.6[Gy]である。照射野がCAU0、LAO5のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.5[Gy]である。照射野がCAU0、LAO10のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.4[Gy]である。照射野がCAU0、LAO15のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.2[Gy]である。照射野がCAU0、LAO20のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.2[Gy]である。
また、図8(b)では、CAUの欄と、RAOの欄と、最大皮膚照射線量の欄が設けられている。図8(b)では、X線発生部3の位置と、その位置において推定された最大皮膚照射線量を示している。
具体的には、照射野がCAU0、RAO0のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.6[Gy]である。照射野がCAU0、RAO5のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.7[Gy]である。照射野がCAU0、RAO10のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.8[Gy]である。照射野がCAU0、RAO15のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.6[Gy]である。照射野がCAU0、RAO20のとき、その照射野において推定された最大皮膚照射線量は、0.4[Gy]である。
ここで、図8で示した最大皮膚照射線量は、各照射野において推定された皮膚照射線量のうち最大値を取る皮膚照射線量を最大皮膚照射線量として抽出したものである。また、照射野は、図5で説明したように、被検体PTの皮膚の所定の表面であるため、その表面の場所によっては皮膚照射線量が異なる。
そこで、第1の実施形態では、被検体PTの照射野において、線量を管理するポイント(上述の線量管理ポイントP1、P2・・・PNを意味する。)が空間座標(空間位置)によって与えられ、その線量管理ポイントについて過去において照射された皮膚照射線量が、累積されて管理される(これを累積線量という。)ようになっている。
図9は、第1の実施形態において、X線が所定の時間照射された後、照射野ごとに推定された線量管理ポイントにおける累積線量(累積皮膚照射線量)を示した説明図である。
図9では、線量管理ポイントの欄と、累積線量の欄と、照射野(RAO/LAO)の欄と、を有している。図9では、所定の照射野において、例えば、CAUをゼロとした場合の被検体PTの皮膚の表面に照射されて累積された累積線量を、線量管理ポイントごとに示している。なお、CAUをゼロとした場合の例示であるため、図9中ではCAUの記載を省略する。
まず、Cアーム2(図1)の位置が決定されると、照射野が決定する。照射野が決定されると、図9に示すように、照射野ごとの照射範囲(図9の○印)が決定する。すなわち、例えば、CAU0、RAO20の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP1からP3までが含まれる。そして、この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量(すなわち、累積線量のうちの最大値のことである。)は、線量管理ポイントP3の2.6[Gy]と推定される。
また、CAU0、RAO15の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP2からP4までが含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP4の2.7[Gy]と推定される。
同様に、CAU0、RAO10の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP3からP5までが含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP5の3.8[Gy]と推定される。CAU0、RAO5の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP4からP6までが含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP5の3.8[Gy]と推定される。CAU0、RAO0の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP5からP7までが含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP5の3.8[Gy]と推定される。
また、CAU0、LAO5の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP6からP8までが含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP6の2.9[Gy]と推定される。
また、CAU0、LAO10の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP7からP9までが含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP7の2.8[Gy]と推定される。
また、CAU0、LAO15の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP8からP10までが含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP8の2.6[Gy]と推定される。
また、CAU0、LAO20の照射野では、照射範囲は、線量管理ポイントのP9とP10が含まれる。この照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量は、線量管理ポイントP9の2.5[Gy]と推定される。
このように、累積皮膚照射線量推定手段32は、線量管理ポイントごとに累積線量(累積皮膚照射線量)が管理されているので、照射野に対応する照射範囲に基づいて最大累積皮膚照射線量を推定する。
次にステップS4では、透視可能時間推定手段33は、累積皮膚照射線量推定手段32から受けた照射野ごとの最大累積皮膚照射線量と、情報管理手段30から受けた累積皮膚照射線量制限値とから、累積線量が累積皮膚照射線量制限値に達するまでに要する時間を推定する。そして、透視可能時間推定手段33は、推定した時間を透視可能時間として透視可能時間表示部17に与えることにより、その透視可能時間を表示させる。
なお、透視可能時間の推定方法は、一例として、累積皮膚照射線量制限値に達するまでの残り線量を算出し、1照射あたりの加算線量との透視レートを用いて、残り線量を照射することができる透視時間(撮影時間)を推定することができる。
一方、撮影可能枚数推定手段34は、累積皮膚照射線量推定手段32から受けた照射野ごとの最大累積皮膚照射線量と、情報管理手段30から受けた累積皮膚照射線量制限値とから、累積線量が累積皮膚照射線量制限値に達するまで撮影可能な画像の枚数を推定する。そして、撮影可能枚数推定手段34は、推定した画像の枚数を撮影可能枚数として撮影可能枚数表示部18に与えることにより、その撮影可能枚数を表示させる。
なお、撮影可能枚数の推定方法は、一例として、残り線量を1照射あたりの加算線量で除算することにより推定することができる。
ここで、第1の実施形態では、例えば、1秒間の照射条件において、線量管理ポイントに加算される加算線量(皮膚照射線量)は、照射野によらず一定値であるとして透視可能時間を推定する方法と、数式(1)を用いて焦点から線量管理ポイントまでの距離を考慮した加算線量により透視可能時間を推定する方法とが考えられる。
本実施形態では、いずれの方法を用いてもよく、また、残りの透視可能時間は、次式に基づいて算出することができる。
[数2]
残りの透視可能時間=(閾値―線量管理ポイントの累積線量)/1秒間に加算される加算線量(数式1で推定される皮膚照射線量) ・・・(2)
具体的には、例えば、各照射野の照射範囲(照射野)における最大累積皮膚照射線量を数式(2)の線量管理ポイントの累積線量に代入するとともに、予め設定された累積皮膚照射線量制限値を数式(2)の閾値に代入し、照射野ごとの透視可能時間を推定することができる。
ここで、例えば、加算線量が照射野によらず一定であるとして透視可能時間を推定する場合、線量管理ポイントにおける閾値がいずれも同値であると仮定すると、残りの透視可能時間は、線量管理ポイントにおける累積線量の大きさによって異なる。
例えば、線量管理ポイントのP5が含まれる照射野は、累積線量が最大であるため透視可能時間に余裕が少なく、線量管理ポイントのP5が含まれない他の照射野は、相対的に比較すると透視可能時間に余裕がある。
すなわち、線量管理ポイントのP5が含まれる照射野(CAU0、RAO10と、CAU0、RAO5と、CAU0、RAO0)は、他の照射野と対比して、照射野における透視可能時間に余裕が少ない。
一方、線量管理ポイントのP5が含まれない照射野(例えば、CAU0、RAO15やCAU0、LAO10など)は、線量管理ポイントのP5が含まれる照射野(CAU0、RAO10と、CAU0、RAO5と、CAU0、RAO0)と対比して、照射野における透視可能時間に余裕がある。
そこで、例えば、照射野がCAU0、RAO10であって透過可能時間に余裕がない場合であっても、照射野における最大累積皮膚照射線量がより少ない照射野に変更することにより、透視可能時間を延ばすことができる。そのためには、各照射野は、それぞれ最大累積皮膚照射線量に基づいて、照射野ごとに透視可能時間が推定されるようになっている。
具体的には、例えば、CAU0、RAO20の照射野では、線量管理ポイントP3の2.6[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。また、CAU0、RAO15の照射野では、線量管理ポイントP4の2.7[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。
同様に、CAU0、RAO10の照射野では、線量管理ポイントP5の3.8[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。また、CAU0、RAO5の照射野でも、線量管理ポイントP5の3.8[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。また、CAU0、RAO0の照射野でも、線量管理ポイントP5の3.8[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。
そして、CAU0、LAO5の照射野では、線量管理ポイントP6の2.9[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。また、CAU0、LAO10の照射野では、線量管理ポイントP7の2.8[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。また、CAU0、LAO15の照射野では、線量管理ポイントP8の2.6[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。また、CAU0、LAO20の照射野では、線量管理ポイントP9の2.5[Gy]に基づいて透視可能時間が推定される。
このように、本実施形態では、照射野ごとの線量管理ポイントの最大累積皮膚照射線量と、累積皮膚照射線量制限値と対比して、透視可能時間と撮影可能枚数を推定・表示することができる(ステップS4)。そして、現在の照射野において透視可能時間と撮影可能枚数に余裕がない場合であっても、照射野を変更することにより(ステップS41のYes)、継続してX線を照射することができる。
例えば、図9の例において、現在の照射野がCAU0、RAO10の場合であってこの照射野における透視可能時間と撮影可能枚数に余裕がない場合は、現在の照射野をCAU0、LAO5に変更することにより、最大累積皮膚照射線量(照射野における累積線量の最大値)が、3.8[Gy]から2.9[Gy]に減少するため、透視可能時間と撮影可能枚数の余裕を確保することができ、継続してX線を照射することができる。
また、現在の照射野がCAU0、RAO5の場合であってこの照射野における透視可能時間と撮影可能枚数に余裕がない場合は、現在の照射野をCAU0、LAO20に変更することにより、最大累積皮膚照射線量が、3.8[Gy]から2.5[Gy]に減少するため、透視可能時間と撮影可能枚数の余裕を確保することができ、継続してX線を照射することができる。
なお、第1の実施形態では、各照射野における最大皮膚照射線量を用いて、各照射野の透視可能時間と撮影可能枚数を推定することができる旨を開示したが、これに限定されるものではない。例えば、数式(2)で説明した残りの透視可能時間を推定する方法の場合には、距離に応じたより正確な累積線量を算出することができるので、より正確な残りの透視可能時間に基づいて、照射野を変更することができる。
また、例えば、数式(2)で示した閾値に対し、線量管理ポイントごとや照射野ごとに、それぞれ異なる累積皮膚照射線量制限値を割り当てるようにしてもよい。
このように、第1の実施形態では、累積皮膚照射線量推定手段32が、各照射野のうち最も余裕の少ない最大累積皮膚照射線量に基づいて、残りの透視可能時間と撮影可能枚数を推定することができるので、ユーザは、照射野を変更することにより、X線の照射による治療を継続することができる。
そして、ユーザが照射野を変更した場合には(ステップS41のYes)、ステップS1に戻り、撮影プロトコルの実行や撮影プロトコル選択部14からの入力情報により変更され、X線条件や寝台5の位置情報の変化情報が、情報管理手段30により管理される。そして、変更後の照射野に基づいて、ステップS1以降の処理が再び開始される。
一方、照射野が変更されなかった場合には(ステップS41のNo)、警告手段35およびX線遮断手段36が、累積皮膚照射線量推定手段32から受けた累積皮膚照射線量と情報管理手段30から受けた累積皮膚照射線量制限値とを定期的(所定のタイミング)に比較する(ステップS5)。
累積皮膚照射線量は、透視や治療の時間の経過に伴って増加するため、定期的に比較することにより、透視可能時間と撮影可能枚数を、現在(最新の状態)の透視可能時間と撮影可能枚数に更新する。
次にステップS6では、警告手段35およびX線遮断手段36は、例えば、累積皮膚照射線量と累積皮膚照射線量制限値との比(または差分)が、予め定められた閾値以内であるか否かを判定する。
この場合、警告手段35が判定に用いる閾値とX線遮断手段36が判定に用いる閾値は、同一であってもよく、また異なっていてもよい。ここで、例えば、累積皮膚照射線量と累積皮膚照射線量制限値との比を閾値に用いた場合、警告手段35が判定に用いる比は、X線遮断手段36が判定に用いる閾値の比よりも大きい値を設定することができる。この場合、X線遮断手段36でX線の照射が遮断される前に、警告手段35によって警告されることを意味している。
次にステップS7では、撮影時間が経過して、警告手段35により累積皮膚照射線量と累積皮膚照射線量制限値との比が閾値を超えると判定された場合には(ステップS6のNO)、警告手段35は、警告情報出力部19の表示装置やスピーカに警告表示画像情報や警告音が警告情報として与え、その警告表示画像情報や警告音が出力される。
次にステップS8では、情報管理手段30は、照射野が変更されたか否かを判定する。ここで、照射野が変更された場合には(ステップS8のYes)、ステップS1に戻り、撮影プロトコルの実行や撮影プロトコル選択部14からの入力情報により変更され、X線条件や寝台5の位置情報の変化情報が、情報管理手段30により管理される。そして、変更後の照射野に基づいて、ステップS1以降の処理が再び開始される。
一方、照射野が変更されなかった場合であって撮影時間が経過し、X線遮断手段36により累積線量と累積皮膚照射線量制限値との比が閾値を超えたと判定された場合には(ステップS8のNo)、X線遮断手段36は、例えば、X線制御部12に制御信号を与えることにより、X線の照射を強制的に遮断し(ステップS9)、終了する。
このため、万一、ユーザがX線の照射を停止せずに、被検体PTに放射線皮膚障害の発生の恐れがある累積皮膚照射線量に近づいた場合であっても、確実にX線が遮断され被検体PTの放射線皮膚障害の発生を回避することができる。
これに対し、ステップS6において、累積皮膚照射線量と累積皮膚照射線量制限値との比が、予め定められた閾値以内であると判定された場合には(ステップS6のYES)、X線撮影を継続して実施することができる。
そして、ステップS10において、制御手段31によりX線撮影が終了していないと判定された場合には(ステップS10のNO)、ステップS1に戻り、X線撮影が継続して実施される。
この場合、再びステップS1において、X線条件や寝台5の位置が、撮影プロトコルの実行や撮影プロトコル選択部14からの入力情報により必要に応じて変更され、X線条件や寝台5の位置情報の変化情報は、情報管理手段30により管理される。そして、変更後の照射野に基づいて、ステップS1以降の処理が再び開始され、再計算される。
一方、X線撮影が終了したと判定された場合には(ステップS10のYes)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るX線診断装置1によれば、照射野における最大皮膚照射線量となる線量管理ポイントの累積線量と累積皮膚照射線量制限値とに基づいて、照射野ごとに透視可能時間と撮影可能枚数とを推定することができるので、照射野を変更することにより、継続してX線診断を行うことができる。
すなわち、現在の照射野において、累積線量(累積皮膚照射線量)が累積皮膚照射線量制限値までの余裕がなくなった場合でも、照射野を変更することにより、変更後の照射野の設定条件に基づいて、局所ごとに累積皮膚照射線量を確認しX線照射による診断を継続して実施することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、図9で示した照射野ごとの累積皮膚照射線量(累積線量)に基づいて、透視可能時間や撮影可能枚数の表示を行うようになっていた。第2の実施形態では、図9で示した各照射野に含まれる最大皮膚照射線量となる線量管理ポイントの累積線量を、二次元の角度空間マップ上に累積皮膚線量マップとして表示するようになっている。
図10は、第2の実施形態におけるCアーム2(図1)の角度における最大皮膚照射線量となる線量管理ポイントの累積線量を、二次元の角度空間マップ上に累積皮膚線量マップとして表示した説明図である。
図10に示すように、累積皮膚線量マップは、図9で示した照射野ごとの最大皮膚照射線量となる線量管理ポイントの累積線量を、二次元の角度空間マップ上に表示したものである。
これにより、現在の累積線量が容易に分かるとともに、仮想的にCアーム2をどのように回転させれば、X線の照射方向を変更しつつ対象中心ATに照射することができるかを容易に認識することができる。また、絞りのFOV(Field Of View:実視野角)ごとに表示を切り替えるように設定してもよい。
また、照射野ごとの累積線量を程度に応じて色分けし、その色分けによる累積皮膚線量マップとして、より視覚的に表示するようにしてもよい。
これにより、現在のCアーム2の角度ではX線による透視や治療を継続することが困難な場合でも、透視や治療を継続することができるX線発生部3の回転角度を、容易に認識することができる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、図9で示した各照射野に含まれる最大皮膚照射線量となる線量管理ポイントの累積線量を、二次元の角度空間マップ上に累積皮膚線量マップとして表示していた。第3の実施形態では、第2の実施形態で表示された累積皮膚線量マップに透視可能時間推定手段33を適用して累積皮膚線量マップを透視可能時間マップに変換し、変換された透視可能時間マップを表示するようになっている。
なお、この場合、第3の実施形態は、第2の実施形態で表示された累積皮膚線量マップに限定されるものではなく、図9で示した照射野ごとの最大皮膚照射線量に基づいて、直接透視可能時間マップを生成するようにしてもよい。
また、第1の実施形態から第3の実施形態では、累積皮膚照射線量推定手段32が累積照射線量を推定するようになっていたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、第1の実施形態のX線診断装置1に線量計をさらに備え、その線量計により被検体PTに照射されたX線の皮膚照射線量を、線量管理ポイントごとに推定するようにしてもよい。
すなわち、図1に示すX線診断装置1において、皮膚照射線量をX線条件情報や寝台5の位置情報から推定する代わりに、線量計の計測値から推定するように設定することもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 X線診断装置
2 Cアーム
3、3A、3B X線発生部
4、4A、4B X線検出部
5 寝台
6 天板
7 脚部
8 モータ
9 位置センサ
10 機械制御部
11 高電圧発生部
12 X線制御部
13 メイン制御部
14 撮影プロトコル選択部
15 皮膚照射線量制限値入力部
16 撮影プロトコル表示部
17 透視可能時間表示部
18 撮影可能枚数表示部
19 警告情報出力部
20 メインCPU
21 主記憶装置
22 撮影プロトコル記憶媒体
23 位置記憶媒体
24 皮膚照射線量制限値記憶媒体
30 情報管理手段
31 制御手段
32 累積皮膚照射線量推定手段
33 透視可能時間推定手段
34 撮影可能枚数推定手段
35 警告手段
36 X線遮断手段
37 画像信号処理部
38 輝度制御部
39 露光タイマー制御部
40 画像表示部
41 画像記憶媒体
60 三次元モデル格納部
61 照射可能指標量推定手段
AT 対象中心
P1、P2、P3、P4、P5 線量管理ポイント
PT 被検体

Claims (10)

  1. 被検体にX線を照射するX線発生源と、
    前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記被検体にX線が照射された当該被検体の皮膚面での照射野を特定し、当該照射野における座標とその座標における累積された線量に基づいて、座標ごとに線量管理ポイントとして累積皮膚照射線量を推定する累積皮膚照射線量推定手段と、
    前記推定された累積皮膚照射線量と、予め設定された累積皮膚照射線量制限値とに基づいて、前記線量管理ポイントごとの透視可能時間と撮影可能枚数とを推定する照射可能指標量推定手段と、
    前記推定された線量管理ポイントの透視可能時間と撮影可能枚数に基づいて、透視可能時間と撮影可能枚数とを警告する警告手段と、
    を備えることを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記累積皮膚照射線量推定手段は、
    前記各照射野において最大値となる累積皮膚照射線量を、前記X線発生源の位置における二次元の角度空間マップ上に前記照射野ごとの累積皮膚線量マップとして表示させる
    請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記累積皮膚照射線量推定手段は、
    前記各照射野において最大値となる累積皮膚照射線量に対し、前記照射可能指標量推定手段によって前記各照射野の透視可能時間を推定させるとともに、表示させた前記累積皮膚線量マップを推定された前記透視可能時間に基づく透視可能時間マップに変換し、当該透視可能時間マップを表示させる
    請求項2に記載のX線診断装置。
  4. 前記警告手段は、
    前記推定された透視可能時間のうち最も余裕の少ない線量管理ポイントの透視可能時間に基づいて、前記推定された透視可能時間と撮影可能枚数とを警告する
    請求項1から3のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  5. 被検体を載置する寝台をさらに備え、
    前記照射可能指標量推定手段は、
    前記X線発生源から照射されるX線のX線条件と、前記寝台及び前記X線発生源の位置情報の変化に基づいて、前記透視可能時間を再計算する
    請求項1から4のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  6. 前記累積皮膚照射線量推定手段は、
    前記X線条件と、前記寝台及び前記X線発生源の位置情報に基づいて、前記被検体に照射されたX線照射量を推定する
    請求項5に記載のX線診断装置。
  7. 前記累積皮膚照射線量推定手段は、
    線量計の計測値からX線照射量を推定する
    請求項1から4のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  8. 照射されるX線の遮断を行う遮断手段をさらに備え、
    前記被検体のX線照射量が予め定められた照射量制限値に達した場合、前記警告手段が警告情報を出力するともに、前記遮断手段が前記X線の照射の遮断を行う
    請求項1から7のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  9. 前記照射可能指標量推定手段は、
    前記透視可能時間を所定時間ごとに再計算する
    請求項1から8のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  10. 被検体にX線を照射するX線発生源と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、を備えたX線診断装置のデータ処理方法であって、
    前記被検体にX線が照射された当該被検体の皮膚面での照射野を特定し、当該照射野に含まれる線量に基づいて、当該線量を管理する線量管理ポイントごとに累積皮膚照射線量を推定するステップと、前記推定された累積皮膚照射線量と、予め設定された線量管理ポイントごとの累積皮膚照射線量制限値とに基づいて、前記線量管理ポイントごとの透視可能時間と撮影可能枚数とを推定するステップと、
    前記推定された透視可能時間と撮影可能枚数に基づいて、透視可能時間と撮影可能枚数とを警告するステップと、
    を含むX線診断装置のデータ処理方法。
JP2013124106A 2013-06-12 2013-06-12 X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法 Active JP6104726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124106A JP6104726B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124106A JP6104726B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014239838A JP2014239838A (ja) 2014-12-25
JP6104726B2 true JP6104726B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=52139433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013124106A Active JP6104726B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6104726B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6953199B2 (ja) * 2017-06-26 2021-10-27 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用装置及びx線システム
JP7342553B2 (ja) * 2019-09-17 2023-09-12 株式会社島津製作所 X線撮影装置
WO2023149297A1 (ja) * 2022-02-03 2023-08-10 株式会社島津製作所 X線撮影システムおよび線量表示方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3483157B2 (ja) * 1994-01-24 2004-01-06 株式会社日立メディコ X線ct装置
JP2007089923A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp X線診断装置
JP2008132147A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Toshiba Corp 被曝線量算出方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014239838A (ja) 2014-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4944667B2 (ja) X線撮影装置
KR102233319B1 (ko) 관심 영역 추적 방법, 방사선 촬영 장치, 방사선 촬영 장치의 제어 방법 및 방사선 촬영 방법
US9833210B2 (en) Medical image diagnostic apparatus
JP2010221032A (ja) 画像収集時に放射線線量使用の遠隔報告を行うシステムおよび方法
US10974067B2 (en) Radiation irradiating apparatus and radiation dose management system
JP6293713B2 (ja) 画像処理装置、放射線断層撮影装置並びにプログラム
JP2011234928A (ja) X線透視撮影装置
JP4322459B2 (ja) X線診断装置
US11612371B2 (en) Radiation tracking for portable fluoroscopy x-ray imaging system
JP2014054425A (ja) X線診断装置
JP4728585B2 (ja) X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法
JP6104726B2 (ja) X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法
JP2005198762A (ja) X線診断装置及び照射線量制御方法
JP6529750B2 (ja) 医用画像診断装置
JP5865641B2 (ja) X線ct装置、及び、放射線治療装置
JP6165559B2 (ja) X線ct装置
JP5558800B2 (ja) 骨密度測定装置
JP2017164426A (ja) 放射線撮影装置
JP2007244489A (ja) 診断用x線透視撮影装置
JP6632881B2 (ja) 医用画像診断装置
JP2019017801A (ja) X線撮影装置
JP7159905B2 (ja) 画像処理装置、プログラム及び放射線科情報システム
JP2018068747A (ja) 放射線断層撮影装置およびプログラム
JP7412908B2 (ja) 吸収線量管理装置及び吸収線量管理方法
JP5364632B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および放射線画像システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160408

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6104726

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350