JP6102889B2 - 分流器およびそれを備えた空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば冷媒等の流体を分流させるために用いられる分流器に関すると共に、その分流器を備えた空気調和機に関する。
従来、分流器としては、特開平10−213284号公報(特許文献1)に記載されているように、分流器本体および蓋部材を備え、冷媒を分流するものがある。
上記分流器本体は金属板に絞り加工を施して形成される。この分流器本体は、冷媒が流入する1つの筒形状の入口を上流側に有する一方、円柱形状の凹部を下流側に有する。
上記蓋部材は、円板形状に形成され、上記凹部に嵌合する。また、上記蓋部材は4つの筒形状の出口を下流側に有し、この各出口が上記入口に連通する。
特開平10−213284号公報
ところで、上記従来の分流器では、上記分流器本体に蓋部材の外周縁部をろう付けで接合すると共に、蓋部材の各出口に出口配管をろう付けで接合する。このとき、上記蓋部材の外周縁部のろう付けは、出口配管のろう付けと同時に行われる。
しかしながら、上記蓋部材の外周縁部のろう付けと出口配管のろう付けとを同時に行う場合、蓋部材に関しては、外周縁部および4つの出口を加熱することになる。すなわち、上記蓋部材において5箇所もの加熱が必要になる。したがって、上記蓋部材のろう付け箇所の温度ムラが大きくなるので、ろう付け不良が起こり易いという問題がある。
そこで、この発明の課題は、簡単な構造でろう付け不良を低減できる分流器およびそれを備えた空気調和機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の分流器は、
底部と、この底部の周縁部に立設された筒部とを有する分流器本体と、
上記筒部内に挿入される蓋部材と
を備え、
上記蓋部材の軸方向の外側端面には、1つの入口配管が接続される1つの入口が設けられ、
上記分流器本体の上記底部の軸方向の外側端面には、複数の出口配管が接続されてそれぞれが入口と連通する複数の出口が設けられ、
上記底部の軸方向の内側端面に対する上記蓋部材の軸方向の外側端面の高さは、上記底部の軸方向の内側端面に対する上記筒部の先端面の高さ以下であることを特徴としている。
上記構成によれば、上記蓋部材は分流器本体の筒部内に挿入される。この蓋部材の軸方向の外側端面には、1つの入口配管が接続される1つの入口が設けられている。したがって、上記分流器本体の筒部に蓋部材の外周縁部をろう付けで接合すると共に、蓋部材の1つの入口に入口配管をろう付けで接合する場合、蓋部材の加熱箇所は2箇所で済む。したがって、上記蓋部材のろう付け箇所の温度ムラが小さくなるので、ろう付け不良が起こり難くなる。したがって、上記分流器は簡単な構造でろう付け不良を低減できる。
また、上記底部の軸方向の内側端面に対する蓋部材の軸方向の外側端面の高さは、底部の軸方向の内側端面に対する筒部の先端面の高さ以下である。これにより、上記蓋部材の外周縁部のろう付けと入口配管のろう付けとを同時に行うことができる。したがって、上記分流器は、製造工程数を減らせるので、低コストで製造することができる。
一実施形態の分流器では、
上記蓋部材の軸方向の外側端面と、上記分流器本体の上記筒部の先端面とは、同一平面内に位置する。
上記実施形態によれば、上記蓋部材の軸方向の外側端面と、分流器本体の上記筒部の先端面とが、同一平面内に位置すると、蓋部材の外側端面と、分流器本体の筒部の内周面とで、凹部が形成されなくなる。したがって、上記分流器本体の筒部に蓋部材の外周縁部をろう付けで接合すると共に、蓋部材の1つの入口に入口配管をろう付けで接合する場合、上記凹部にろう材が溜まるのを防ぐことができる。その結果、上記分流器はろう材の使用量の増加を抑制できる。
ところで、特開平10−213284号公報の分流器では、入口に流体を流した場合、入口の肉厚が薄いため、流体による大きな異音が入口を介して聞こえてしまう。
そこで、一実施形態の分流器では、
上記蓋部材は、軸方向において太さが略一定である、または、軸方向外側に近づくにしたがって太くなる柱形状を有する。
上記実施形態によれば、上記蓋部材の入口周囲の部分の肉厚が厚くなるので、流体が入口を通過する場合、その流体による異音が外部へ放出されるのを蓋部材の入口周囲の部分で防ぐことができる。すなわち、上記蓋部材の入口周囲の部分で遮音効果が得られる。
仮に、上記分流器本体および蓋部材を絞り加工で形成するなら、絞り加工のための専用設備が必要になるため、製造コストが増大してしまう。また、上記専用設備によって分流器本体および蓋部材の形状が固定されるので、分流器本体および蓋部材の設計変更が容易ではない。また、上記絞り加工だと、分流器本体および蓋部材の材料が制限されるため、材料置換によるコストダウンが難しい。さらに、上記絞り加工は、加工精度が低いため、所望の性能が得られない可能が高くなる。
これに対して、一実施形態の分流器では、
上記分流器本体および上記蓋部材の各形成には切削加工が用いられている。
上記実施形態によれば、上記分流器本体および蓋部材の各形成に切削加工を用いることにより、製造コストの増大の抑制、設計変更の容易化、コストダウン、および、所望の性能の獲得の可能性のアップといった効果が得られる。
一実施形態の分流器では、
上記分流器本体および上記蓋部材は、それぞれ、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。
上記実施形態によれば、上記アルミニウムまたはアルミニウム合金は、例えば真鍮に比べて価格が安い。したがって、上記分流器は、分流器本体および上記蓋部材のそれぞれをアルミニウムまたはアルミニウム合金で構成することにより、製造コストの低減効果が得られる。
この発明の空気調和機は、
この発明または一実施形態の分流器を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記分流器を備えるので、信頼性を高めることができると共に、製造コストを低く抑えることができる。
この発明の分流器は、底部と、この底部の周縁部に立設された筒部とを有する分流器本体と、上記筒部内に挿入される蓋部材とを備える。この蓋部材の軸方向の外側端面には、1つの入口配管が接続される1つの入口が設けられている。したがって、上記分流器本体の筒部に蓋部材の外周縁部をろう付けで接合すると共に、蓋部材の1つの入口に入口配管をろう付けで接合する場合、ろう付け不良が起こり難くなるので、簡単な構造でろう付け不良の低減効果が得られる。
また、上記底部の軸方向の内側端面に対する蓋部材の軸方向の外側端面の高さは、底部の軸方向の内側端面に対する筒部の先端面の高さ以下である。したがって、上記蓋部材の外周縁部のろう付けと入口配管のろう付けとを同時に行うことができるので、製造工程数を減らせ、その結果、低コストで製造することができる。
この発明の空気調和機は、この発明または一実施形態の分流器を備えるので、信頼性を高めることができると共に、製造コストを低く抑えることができる。
この発明の第1実施形態の空気調和機の冷媒回路図である。 上記第1実施形態の分流器の断面図である。 上記第1実施形態の蓋部材の断面図である。 上記第1実施形態の分流器本体の断面図である。 上記第1実施形態の分流器の斜視図である。 上記第1実施形態の分流器の分解斜視図である。 上記第1実施形態の分流器の変形例の断面図である。 この発明の第2実施形態の分流器の断面図である。 この発明の第3実施形態の分流器の断面図である。
以下、この発明の分流器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、この発明の第1実施形態の分流器100を用いた空気調和機の冷媒回路を示す。
上記空気調和機は、圧縮機1と、この圧縮機1の吐出側に一端が接続された四路切換弁2と、この四路切換弁2の他端に一端が接続された室外熱交換器3と、この室外熱交換器3の他端に一端が接続された電動膨張弁4と、この電動膨張弁4の他端に入口側が接続された分流器100と、この分流器100の出口側に複数のパスの一端が接続された室内熱交換器5と、この室内熱交換器5の複数のパスの他端に入口側が接続された合流器150と、この合流器150の出口側に四路切換弁2を介して一端が接続され、他端が圧縮機1の吸入側に接続されたアキュムレータ6とを備えている。この圧縮機1,四路切換弁2,室外熱交換器3,電動膨張弁4,室内熱交換器5およびアキュムレータ6が冷媒回路を構成している。また、この空気調和機は、室外熱交換器3近傍に配置され、室外空気を室外熱交換器3に供給する室外ファン7と、室内熱交換器5近傍に配置され、室内空気を室内熱交換器5に供給する室内ファン8を備えている。
上記構成の空気調和機において、冷房運転時、四路切換弁2内の流路を実線で示すようにして、圧縮機1を起動すると、圧縮機1の吐出側から吐出された高圧冷媒が四路切換弁2を通って室外熱交換器3に入る。そして、室外熱交換器3で凝縮した冷媒は、電動膨張弁4で減圧された後、分流器100を介して室内熱交換器5に入る。この室内熱交換器5で蒸発した冷媒が、合流器150,四路切換弁2およびアキュムレータ6を介して圧縮機1の吸入側に戻る。こうして、圧縮機1,室外熱交換器3,電動膨張弁4,分流器100,室内熱交換器5,合流器150およびアキュムレータ6で構成された冷媒回路を冷媒が循環することにより、室内ファン8により室内熱交換器5を介して室内空気を循環させて室内を冷房する。
図2は、上記分流器100を軸方向に平行な面で切った断面を示す。
上記分流器100は分流器本体101および蓋部材102を備える。冷房運転時、電動膨張弁4からの冷媒は、1本の入口配管151で分流器100に案内されて、4本の出口配管152,152,…(図2では2本だけ図示する)に分流される。なお、入口配管151の材料としては、例えば銅が用いられる。
図3は、上記蓋部材102を軸方向に平行な面で切った断面を示す。
上記蓋部材102は、図2,図3に示すように、軸方向において太さが略一定である柱形状を呈する。すなわち、蓋部材102は略円柱形状に形成されている。また、蓋部材102は筒部112内に挿入される。また、蓋部材102も、分流器本体101と同様に、真鍮に切削加工だけ行って形成される。なお、蓋部材102の形状は、略円柱形状に限られず、分流器本体101の形状に合わせて適宜設定すればよい。
また、上記蓋部材102の軸方向の外側端面には、1つの入口配管151が接続される1つの入口120が設けられる。
上記入口120は、底部111に近づくにしたがって径が縮小するテーパ部121と、一端がテーパ部121の小径側の端に連なる入口本体部122とから成っている。この入口本体部122内には入口配管151の一端部が嵌合する。また、入口本体部122の他端は、底部111に近づくにしたがって径が縮小するテーパ面123を介して、第1流路124の一端に接続されている。
上記第1流路124は、テーパ面123側の端部の径と軸方向の中間部の径とが入口本体部122の径よりも小さくなるように形成されている。また、第1流路124のテーパ面123側とは反対側の端部、つまり、第1流路124の底部111側の端部は、底部111側に近づくにしたがって径が拡大するように形成されている。
また、上記第1流路124を流れた冷媒は、第2流路125内に入って、後で詳しく説明する4つの出口110,110,…(図2では2つだけ図示する)に分配される。この第2流路125は入口本体部122よりも大径の略円板形状の流路である。
図4は、上記分流器本体101を軸方向に平行な面で切った断面を示す。
上記分流器本体101は、図2,図4に示すように、円板形状の底部111と、この底部111の周縁部に立設された円筒形状の筒部112とを有し、真鍮に切削加工だけ行って形成される。なお、底部111の形状は、円板形状に限られず、例えば四板形状であってもよい。また、筒部112の形状は、円筒形状に限られず、底部111の形状に合わせて変えてもよい。
また、上記底部111の軸方向の外側端面には、4つの出口110,110,…が周方向に等間隔に設けられる。各出口110には出口配管152が接続される。また、各出口110は、入口120と連通し、入口120に流入した冷媒の一部が通過する。なお、出口110の数は、4つに限定されず、2つ、3つまたは5つ以上であってもよい。また、出口配管152の本数は、出口110の数に対応させればよい。なお、出口配管152の材料としては、例えば銅が用いられる。
上記各出口110は、蓋部材102に近づくにしたがって径が縮小するテーパ部113と、一端がテーパ部113の小径側の端に連なる出口本体部114とから成っている。この出口本体部114内には出口配管152の一端部が嵌合する。また、各出口110は第3流路115を介して、第2流路125と連通している。この第3流路115の径は出口本体部114の径よりも小さくなるように設定されている。なお、出口本体部114は入口本体部122よりも小径となるように形成してもよい。
また、図2に示すように、上記底部111の軸方向の内側端面に対する蓋部材102の軸方向の外側端面の高さH1は、底部111の軸方向の内側端面に対する筒部112の先端面の高さH2よりも低い。また、蓋部材102の軸方向の外側端面は、筒部112の先端面と略平行になっている。
図5は、上記分流器100の入口120側を軸方向に対して傾斜する方向から見た状態を示す。また、図6は、上記分流器100を分解したとき軸方向に対して傾斜する方向から見た状態を示す。
上記蓋部材102は、図5,図6に示すように、分流器本体101の筒部112内に開口116側から挿入される。
上記構成の分流器100では、分流器本体101の筒部112に蓋部材102の外周縁部をろう付けで接合すると共に、蓋部材102の1つの入口120に入口配管151をろう付けで接合する。この場合、蓋部材102の加熱箇所は2箇所で済むことにより、蓋部材102のろう付け箇所の温度ムラが小さくなるので、ろう付け不良が起こり難くなる。したがって、分流器100は簡単な構造でろう付け不良を低減できる。
また、上記蓋部材102の熱容量と入口配管151の熱容量とに違いがあっても、蓋部材102と入口配管151のろう付け箇所が1箇所であるので、蓋部材102および入口配管151の両方をろう付けに適した温度まで加熱するのに要する時間を低減できる。したがって、蓋部材102の熱容量と入口配管151の熱容量とに違いがあっても、蓋部材102のろう付け箇所の温度ムラが小さくできる。
また、上記底部111の軸方向の内側端面に対する蓋部材102の軸方向の外側端面の高さH1は、底部111の軸方向の内側端面に対する筒部112の先端面の高さH2よりも低くなっている。これにより、入口120近傍で溶融させたろう材を蓋部材102の外周縁部側に送ったり、蓋部材102の外周縁部近傍で溶融させたろう材を入口120側に送ったりすることができるので、上述の2つのろう付けを同時に行える。したがって、分流器100は、製造工程数を減らせるので、低コストで製造することができる。
また、上記筒部112と入口120の間には蓋部材102の一部が存在するので、この蓋部材102の一部が遮音壁の役割を果たすことができる。したがって、分流器100は冷媒による異音を低減できる。
また、上記分流器本体101および蓋部材102は切削加工だけで形成されるので、特殊な設備は不要である。したがって、分流器100の製造コストの上昇を抑制することができる。
また、上記分流器本体101および蓋部材102を切削加工だけで形成するのであれば、分流器本体101および蓋部材102の設計変更も容易に行うことができる。
また、上記切削加工は分流器本体101および蓋部材102の材料の制限が少ないので、材料置換でコストダウンできる。
さらに、上記切削加工は寸法精度を高くすることができるので、所望の性能を得られる可能性が高くなる。
また、上記空気調和機は、分流器100を備えることにより、信頼性を高めることができると共に、製造コストを低く抑えることができる。
上記第1実施形態では、分流器本体101および蓋部材102は、それぞれ、真鍮から成っていたが、他の材料から成るようにしてもよい。例えば、分流器本体101および蓋部材102は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から成るようにしてもよい。あるいは、分流器本体101と蓋部材102の一方がアルミニウムから成るようにすると共に、分流器本体101と蓋部材102の他方がアルミニウム合金から成るようにしてもよい。
このように、上記分流器本体101および蓋部材102のうちの少なくとも一方の材料として、アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることにより、製造コストの低減効果が得られる。
上記第1実施形態では、分流器本体101および蓋部材102は、それぞれ、切削加工だけで形成されていたが、鍛造加工または鋳造加工と切削加工で形成されてもよい。
上記第1実施形態において、分流器本体101および蓋部材102の表面に銅メッキを施してもよい。このようにした場合、銅メッキの色は温度に応じて変化するので、ろう付けのための加熱の温度管理がやり易くなる。
上記第1実施形態において、室内熱交換器5の換わりに、一端側が電動膨張弁4に接続された第1熱交換器と、一端側が第1熱交換器の他端側に接続された第2熱交換器とを用いてもよい。この第1,第2熱交換器を用いる場合、第1,第2熱交換器の全体を蒸発域とする冷房運転と、第1熱交換器の一部だけを蒸発域とする除湿運転とを行うことができる。
また、上記第1,第2熱交換器を用いる場合、分流器100は、電動膨張弁4と第1熱交換器との間に配置してもよいし、第1熱交換器と第2熱交換器との間に配置してもよい。
上記第1実施形態において、合流器150の構造を分流器100の構造と同一にしてもよい。
上記第1実施形態では、蓋部材102の軸方向の外側端面と、筒部112の先端面と略平行になっていたが、筒部112の先端面と非平行にしてもよい。このようにする場合、例えば図7に示すように、分流器1100は、蓋部材102に換えて蓋部材1102を備えてもよい。
上記蓋部材1102の軸方向の外側端面は、内周側より外周側が底部111に近くなるように傾斜している。これにより、入口120近傍でろう材を溶融させると、溶融したろう材が蓋部材1102の外周縁部側に流れ落ちる。したがって、蓋部材1102の外周縁部と入口配管151の同時ろう付けを容易かつ確実に行うことができる。
なお、図7では、図1の構成部と同一構成部には、図1の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
〔第2実施形態〕
図8は、この発明の第2実施形態の分流器200を軸方向に平行な面で切った断面を示す。なお、図8では、図1の構成部と同一構成部には、図1の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記分流器200は、図1の蓋部材102とは異なる形状の蓋部材202を備えている。この蓋部材202の軸方向の外側端面と、分流器本体101の筒部112の先端面とは、同一平面内に含まれる。別の言い方をすれば、底部111の軸方向の内側端面に対する蓋部材102の軸方向の外側端面の高さは、底部111の軸方向の内側端面に対する筒部112の先端面の高さと同じH2である。
また、上記蓋部材202の軸方向の外側端面には、1つの入口配管151が接続される1つの入口220が設けられる。この入口220は、底部111に近づくにしたがって径が縮小するテーパ部121と、一端がテーパ部121の小径側の端に連なる入口本体部222とで形成されている。
上記入口本体部222は、軸方向の長さが図1の入口本体部122の軸方向の長さよりも長い点だけが、第1実施形態の入口本体部122とは異なる。
上記構成の分流器200では、蓋部材202の軸方向の外側端面と、分流器本体101の筒部112の先端面とは、同一平面内に含まれるので、蓋部材202の軸方向の外側端面上に大量のろう材が溜まり難くなる。したがって、分流器200はろう材の使用量の増加を抑制できる。
〔第3実施形態〕
図9は、この発明の第3実施形態の分流器300を軸方向に平行な面で切った断面を示す。なお、図9では、図1の構成部と同一構成部には、図1の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記分流器300は、図1の分流器本体101とは異なる形状の分流器本体301と、図1の蓋部材102とは異なる形状の蓋部材302とを備えている。
上記分流器本体301は、底部111に近づくにしたがって肉厚が厚くなる筒部312を有する点だけが、図1の分流器本体101とは異なる。筒部312の内周面は軸方向に傾斜している。すなわち、筒部312の内周面は、円錐面に含まれるような面である。
上記蓋部材302は、柱形状であり、筒部312の内周面と平行な周面を有する。これにより、蓋部材302の軸方向の外側端面の外周縁は、蓋部材302の軸方向の内側端面の外周縁よりも大きくなっている。すなわち、蓋部材302は、底部111から離れるにしたがって径が拡大する。別の言い方をすれば、蓋部材302は、軸方向外側に近づくにしたがって太くなる。
また、上記蓋部材302は第2流路325を底部111側に有する。この第2流路325は、図1の第2流路125よりも径が少しだけ小さい略円板形状の流路である。
また、上記底部111の軸方向の内側端面に対する蓋部材302の軸方向の外側端面の高さH1は、底部111の軸方向の内側端面に対する筒部312の先端面の高さH2よりも低い。また、蓋部材302の軸方向の外側端面は、筒部312の先端面と略平行になっている。
上記構成の分流器300において、筒部312と入口120の間には蓋部材302の一部が存在するので、この蓋部材302の一部が遮音壁の役割を果たすことができる。したがって、分流器300は冷媒による異音を低減できる。
この発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態に記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
100,200,300,1100 分流器
101,301 分流器本体
102,202,302,1102 蓋部材
110 出口
111 底部
112,312 筒部
120,220 入口
151 入口配管

Claims (5)

  1. 底部(111)と、この底部(111)の周縁部に立設された筒部(112,312)とを有する分流器本体(101,301)と、
    上記筒部(112,312)内に挿入される蓋部材(102,202,302,1102)と
    を備え、
    上記蓋部材(102,202,302,1102)の軸方向の外側端面には、1つの入口配管(151)が接続される1つの入口(120,220)が設けられ、
    上記分流器本体(101,301)の上記底部(111)の軸方向の外側端面には、複数の出口配管(152,152,…)が接続されてそれぞれが入口(120,220)と連通する複数の出口(110)が設けられ、
    上記底部(111)の軸方向の内側端面に対する上記蓋部材(102,202,302,1102)の軸方向の外側端面の高さ(H1)は、上記底部(111)の軸方向の内側端面に対する上記筒部(112,312)の先端面の高さ(H2)以下であり、
    上記蓋部材の軸方向の外側端面は、内周側より外周側が上記底部に近くなるように傾斜していることを特徴とする分流器(100,200,300,1100)。
  2. 請求項1に記載の分流器(100,200,300,1100)において、
    上記蓋部材(102,202,302,1102)は、軸方向において太さが略一定である、または、軸方向外側に近づくにしたがって太くなる柱形状を有することを特徴とする分流器(100,200,300,1100)。
  3. 請求項1または2に記載の分流器(100,200,300,1100)において、
    上記分流器本体(101,301)および上記蓋部材(102,202,302,1102)の各形成には切削加工が用いられていることを特徴とする分流器(100,200,300,1100)。
  4. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の分流器(100,200,300,1100)において、
    上記分流器本体(101,301)および上記蓋部材(102,202,302,1102)は、それぞれ、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする分流器(100,200,300,1100)。
  5. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の分流器(100,200,300,1100)を備えたことを特徴とする空気調和機。
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