JP6102667B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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本発明は、マイコン(マイクロコンピュータ)を備えた電子制御装置に関する。
制御対象を制御する電子制御装置には、制御のための処理を行うマイコンと、マイコンを監視して、異常を検出したときにマイコンにリセット信号を供給する監視回路とが、備えられる。また、監視回路としては、監視対象のマイコンとは別のマイコンが用いられることもある。また、2つのマイコンが、互いに相手の異常を監視する構成も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−282302号公報
ところで、監視回路からマイコンのリセット端子へリセット信号を供給するためのリセットラインに断線等の異常が生じていると、マイコンが異常になったときに監視回路がリセット信号を出力しても、マイコンをリセットして正常復帰させることができない。しかし、従来の電子制御装置では、リセットラインの異常を検出することができなかった。
そこで、本発明は、マイコンのリセット端子へリセット信号を供給するためのリセットラインに異常が生じていることを、検出できるようにすることを目的としている。
第1発明の電子制御装置は、マイコンと、監視手段とを備える。監視手段は、マイコンの動作を監視して、マイコンが異常であると判定すると、マイコンのリセット端子へ、アクティブレベルのリセット信号を、リセットラインを介して出力することにより、マイコンをリセットする。
そして、この電子制御装置において、マイコンは、有効時間生成手段と、判定手段とを備える。また、監視手段は、パルス出力手段を備える。
マイコンにおいて、有効時間生成手段は、リセット端子に入力されるリセット信号が所定の有効時間以上アクティブレベルになった場合に、当該マイコンをリセット状態にするリセット回路を動作させるが、リセット信号がアクティブレベルになる時間が有効時間未満である場合には、リセット回路を動作させない。
そして、監視手段において、パルス出力手段は、マイコンのリセット端子へ、前記有効時間よりも短い時間アクティブレベルとなるリセット信号である診断用パルスを、前記リセットラインを介して出力する。このため、リセットラインが正常であれば、パルス出力手段により出力された診断用パルスはマイコンのリセット端子に入力されるが、マイコンはリセットされない。
そこで、マイコンにおいて、判定手段は、パルス出力手段により出力された診断用パルスが当該マイコンのリセット端子に入力されたか否かを判定することにより、前記リセットラインが正常か否かを判定する。
以上の構成により、監視対象のマイコンをリセットしてしまうことなく、監視対象のマイコンにて、リセットラインの異常を検出することができるようになる。つまり、リセットラインの異常をマイコンの動作中に任意のタイミングで検出することができるようになる。
尚、特許請求の範囲に記載した括弧「()」内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、特許請求の範囲に記載した括弧「()」内において、括弧「〈〉」内ではない符号は、後述する実施形態に記載のメインマイコンとサブマイコンとのうち、メインマイコンの方を監視される側のマイコンとし、サブマイコンの方を監視手段とした場合の、具体的手段との対応関係を示すものである。逆に、括弧「〈〉」内の符号は、サブマイコンの方を監視される側のマイコンとし、メインマイコンの方を監視手段とした場合の、具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の電子制御装置の構成を表す構成図である。 有効時間生成回路の作用を説明する説明図である。 第1実施形態のメインマイコンとサブマイコンとが行う各処理を表すフローチャートである。 第2実施形態のメインマイコンとサブマイコンとが行う第1処理を表すフローチャートである。 第2実施形態のメインマイコンとサブマイコンとが行う第2処理を表すフローチャートである。 第3実施形態のメインマイコンとサブマイコンとが行うパルス出力禁止処理を表すフローチャートである。 第3実施形態のメインマイコンとサブマイコンとが行う判定禁止処理を表すフローチャートである。
本発明が適用された実施形態の電子制御装置について説明する。尚、本実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)は、例えば、自動車のエンジンを制御するものである。
[第1実施形態]
図1に示すように、本実施形態のECU1は、主にエンジンを制御するための処理を行うメインマイコン(以下単に、マイコンともいう)11と、メインマイコン11の動作を監視すると共に、メインマイコン11によって動作が監視されるサブマイコン(以下単に、マイコンともいう)12と、メインマイコン11から出力される制御信号に応じて、エンジンを動作させるためのアクチュエータ(例えばスロットルの開度を調節するスロットルモータやインジェクタ等)13を駆動する出力回路14と、を備えている。尚、駆動対象のアクチュエータ13は2つ以上でも良い。
メインマイコン11とサブマイコン12との間には、サブマイコン12の出力端子31から出力されるリセット信号をメインマイコン11のリセット端子20へ供給するための信号線であるリセットライン15と、メインマイコン11の出力端子21から出力されるリセット信号をサブマイコン12のリセット端子30へ供給するための信号線であるリセットライン16と、両マイコン11,12間で通信するための通信線17とが、配設されている。尚、通信線17は、メインマイコン11の通信用端子22とサブマイコン12の通信用端子32との間に設けられている。また、他の構成例として、メインマイコン11とサブマイコン12が、2系統の通信線を介して双方向に通信するようになっていても良い。
メインマイコン11は、プログラムを実行するCPU23と、実行対象のプログラムや固定データなどが記憶されたROM24と、CPU23による演算結果などが記憶されるRAM25と、信号の入出力を行うための入出力ポート(図示省略)等を備える。同様に、サブマイコン12も、CPU33と、ROM34と、RAM35と、入出力ポート(図示省略)等を備える。
更に、メインマイコン11は、リセット回路26と、有効時間生成回路27と、インプットキャプチャ部28と、を備える。
インプットキャプチャ部28は、リセット端子20への入力信号Si(即ち、サブマイコン12からのリセット信号)に有効エッジ(この例では立ち上がりエッジ)が生じたことを検出する。そして、インプットキャプチャ部28は、入力信号Siに有効エッジが生じたことを検出すると、当該インプットキャプチャ部28が有するレジスタ(いわゆるインプットキャプチャレジスタ)28aに記憶されるエッジ検出履歴としてのフラグをセットする(具体的には“1”にする)。レジスタ28aは、CPU23からリード/ライトの両方のアクセスが可能である。
リセット回路26には、有効時間生成回路27の出力信号Srが、動作指令として入力される。そして、リセット回路26は、有効時間生成回路27の出力信号Srがアクティブレベル(この例ではハイ)になると、当該メインマイコン11をリセット状態にする。
有効時間生成回路27は、遅延回路27aとアンド回路27bとを備える。
遅延回路27aは、図2における1段目及び2段目又は4段目及び5段目に示すように、リセット端子20への入力信号Siを所定の有効時間Te(例えば数ms)だけ遅延して出力する。
そして、アンド回路27bは、遅延回路27aの出力信号Sdと、リセット端子20への入力信号Siとの、論理積信号を、当該有効時間生成回路27の出力信号Srとして、リセット回路26に出力する。
このため、図2における1段目〜3段目に示すように、リセット端子20への入力信号Siがハイになる時間が、有効時間Te未満である場合には、入力信号Siと遅延回路27aの出力信号Sdとの両方が同時にハイになる期間が生じず、出力信号Srはローのままとなる。これに対して、図2における4段目〜6段目に示すように、リセット端子20への入力信号Siがハイになる時間が、有効時間Te以上であれば、入力信号Siと遅延回路27aの出力信号Sdとの両方が同時にハイになる期間が生じ、その期間において出力信号Srがハイになる。
よって、有効時間生成回路27は、サブマイコン12からリセット端子20に入力されるリセット信号が有効時間Te以上ハイになった場合に、リセット回路26を動作させる(つまり、リセット回路26に当該メインマイコン11をリセットさせる)こととなる。逆に、リセット端子20へのリセット信号がハイになる時間が、有効時間Te未満である場合には、有効時間生成回路27は、リセット回路26を動作させないため、メインマイコン11はリセットされない。
また、図1に示すように、サブマイコン12も、リセット回路36と、有効時間生成回路37と、インプットキャプチャ部38とを備える。それらは、メインマイコン11側のリセット回路26、有効時間生成回路27及びインプットキャプチャ部28の各々と同様のものであるため、詳細な説明は省略する。
このため、サブマイコン12においても、リセット端子30への入力信号Si(即ち、メインマイコン11からのリセット信号)に有効エッジ(この例では立ち上がりエッジ)が生じると、インプットキャプチャ部38におけるレジスタ38a内のフラグ(エッジ検出履歴)がセットされる。また、メインマイコン11からリセット端子30に入力されるリセット信号が有効時間Te以上ハイになった場合に、有効時間生成回路37が、リセット回路36を動作させて、該リセット回路36に当該サブマイコン12をリセットさせる。逆に、リセット端子30へのリセット信号がハイになる時間が、有効時間Te未満である場合には、有効時間生成回路37は、リセット回路36を動作させないため、サブマイコン12はリセットされない。
次に、各マイコン11,12の動作内容について説明する。尚、以下に説明するメインマイコン11の動作や処理内容は、CPU23がROM24内のプログラムを実行することで実現され、同様に、以下に説明するサブマイコン12の動作や処理内容は、CPU33がROM34内のプログラムを実行することで実現される。
メインマイコン11は、制御対象としてのエンジンを制御するための制御処理と、サブマイコン12に動作を監視されるための応答処理(サブマイコン12に対する応答処理)と、サブマイコン12の動作を監視するための監視処理(サブマイコン12の監視処理)とを行う。各処理の内容は、例えば下記の通りである。
〈制御処理〉
メインマイコン11は、自動車の運転者によるアクセル操作量、エンジン回転数、エンジンの冷却水温等の制御情報を入力し、その制御情報に基づいて制御演算を行う。そして、メインマイコン11は、その制御演算の結果に基づいて、出力回路14に制御信号を出力することにより、アクチュエータ13を動作させてエンジンを制御する。例えば、アクチュエータ13がスロットルモータであれば、エンジンの出力が制御される。
〈サブマイコン12に対する応答処理〉
メインマイコン11は、例えば、一定時間毎に、ROM24内に用意されたダミーデータを演算対象の入力データとして、所定のテスト演算を行い、そのテスト演算の演算結果データをサブマイコン12に送信する。本実施形態では、例えば、複数のテスト番号毎にダミーデータとテスト演算が決められており、メインマイコン11は、その複数のテスト番号について、テスト演算を行うと共に、各テスト番号と、そのテスト番号に対応する演算結果データとを、対応付けてサブマイコン12に送信する。
〈サブマイコン12の監視処理〉
メインマイコン11は、サブマイコン12の動作を監視し、サブマイコン12が異常であると判定すると、サブマイコン12をリセットするためのリセット信号を、出力端子21から出力する。
例えば、メインマイコン11は、サブマイコン12から通信線17を介して送られてくるデータ値(後述する処理実行カウンタの値)が、一定時間以内に増加したか否かを判定し、そのデータ値が増加しなければ、サブマイコン12が異常であると判定して、出力端子21からリセット信号を出力する。
尚、本実施形態において、リセット信号のアクティブレベルは、前述の通り、ハイである。そして、メインマイコン11は、サブマイコン12の監視処理では、前述の有効時間Te以上ハイになるリセット信号を、出力端子21から出力する。すると、その出力されるリセット信号は、リセットライン16を介して、サブマイコン12のリセット端子30に入力され、その結果、サブマイコン12はリセットされる。
一方、サブマイコン12は、メインマイコン11の動作を監視するための監視処理(メインマイコン11の監視処理)と、メインマイコン11に動作を監視されるための応答処理(メインマイコン11に対する応答処理)とを行う。各処理の内容は、例えば下記の通りである。
《メインマイコン11の監視処理》
サブマイコン12のROM34には、メインマイコン11が前述の応答処理を行うことで送信してくる演算結果データの期待値が、テスト番号毎に記憶されている。
そして、サブマイコン12は、メインマイコン11から受信した演算結果データと、その演算結果データに対応するテスト番号についてROM34に記憶されている期待値(即ち、演算結果データの正しい値)とを比較することにより、メインマイコン11からの演算結果データが正しいか否かを判定し、演算結果データが正しくないと判定したならば、異常カウンタをインクリメントする。そして更に、サブマイコン12は、例えば、所定時間における異常カウンタの増加量が所定値以上になったら、メインマイコン11が異常であると判定して、メインマイコン11をリセットするためのリセット信号を、出力端子31から出力する。
尚、サブマイコン12も、メインマイコン11の監視処理では、前述の有効時間Te以上ハイになるリセット信号を、出力端子31から出力する。すると、その出力されるリセット信号は、リセットライン15を介して、メインマイコン11のリセット端子20に入力され、その結果、メインマイコン11はリセットされる。
《メインマイコン11に対する応答処理》
サブマイコン12は、メインマイコン11の監視処理を実行する毎に、前述の処理実行カウンタをインクリメントし、その処理実行カウンタの値をメインマイコン11に送信する。
このため、サブマイコン12が異常になって、サブマイコン12からメインマイコン11に送信される処理実行カウンタの値が増加しなくなると、メインマイコン11からサブマイコン11のリセット端子30へ、有効時間Te以上ハイのリセット信号がリセットライン16を介して出力され、サブマイコン12がリセットされる。
また、メインマイコン11が異常になって、メインマイコン11からサブマイコン12に送信されるテスト演算の演算結果データが正しくなくなると、サブマイコン12からメインマイコン11のリセット端子20へ、有効時間Te以上ハイのリセット信号がリセットライン15を介して出力され、メインマイコン11がリセットされる。
ところで、リセットライン15,16は、断線するか、グランド電位(即ち、リセット信号の非アクティブ側の電位)にショートすると、アクティブレベル(この例ではハイ)のリセット信号を伝達することができなくなる。
そして、リセットライン15に、アクティブレベルのリセット信号を伝達不能な異常(以下単に、異常という)が生じると、メインマイコン11が異常になった場合に、その異常なメインマイコン11をサブマイコン12によってリセットすることができなくなる。同様に、リセットライン16に異常が生じると、サブマイコン12が異常になった場合に、その異常なサブマイコン12をメインマイコン11によってリセットすることができなくなる。
このため、ECU1では、各マイコン11,12が、図3に示す処理を行うことにより、リセットライン15,16の診断(異常の検出)を実施する。
図3に示すように、メインマイコン11は、例えば一定時間毎に、リセット診断準備モードになる(S110)。尚、他の例として、メインマイコン11は、例えば所定のイベントの発生時毎に、リセット診断準備モードになっても良い。
そして、メインマイコン11は、リセット診断準備モードになると、サブマイコン12へリセット診断実施要求を送信する(S120)。すると、サブマイコン12も、リセット診断準備モードになる(S210)。
サブマイコン12は、リセット診断準備モードになると、メインマイコン11へ、出力端子21からの診断用パルスの出力予定時刻を指示する情報として、出力端子21から診断用パルスを出力する時までの時間Tsを示す時刻情報を送信する(S220)。尚、診断用パルスは、ハイになる時間が有効時間Te未満のリセット信号であり、実際にはリセット信号として機能しない信号である。
メインマイコン11は、サブマイコン12からの時刻情報を受信すると、リセット診断準備モードからリセット診断実施モードに移行する(S130)。そして、メインマイコン11は、出力端子21から診断用パルスを出力するためのタイマ処理に対し、診断用パルスの出力時刻として、サブマイコン12から指示された出力予定時刻(具体的には、時刻情報の受信時から該時刻情報が示す上記時間Tsだけ後の時刻)を設定する(S140)。更に、メインマイコン11は、インプットキャプチャ部28のレジスタ28a内のエッジ検出履歴(フラグ)を“0”にクリアする(S150)。そして、メインマイコン11は、サブマイコン12へ、出力端子31からの診断用パルスの出力予定時刻を指示する情報として、出力端子31から診断用パルスを出力する時までの時間Tmを示す時刻情報を送信する(S160)。
サブマイコン12は、メインマイコン11からの時刻情報を受信すると、リセット診断準備モードからリセット診断実施モードに移行する(S230)。そして、サブマイコン12は、出力端子31から診断用パルスを出力するためのタイマ処理に対し、診断用パルスの出力時刻として、メインマイコン11から指示された出力予定時刻(具体的には、時刻情報の受信時から該時刻情報が示す上記時間Tmだけ後の時刻)を設定する(S240)。更に、サブマイコン12は、インプットキャプチャ部38のレジスタ38a内のエッジ検出履歴(フラグ)を“0”にクリアする(S250)。このS250の処理は、サブマイコン12がS220でメインマイコン11に指示した診断用パルスの出力予定時刻よりも、前のタイミングで実行される。
その後、サブマイコン12は、当該サブマイコン12における上記タイマ処理により、診断用パルスの出力時刻になるまで待ち(S410)、その出力時刻(即ち、メインマイコン11から指示された出力予定時刻)になったと判断すると、出力端子31から診断用パルスを出力する(S420)。
また、メインマイコン11も、上記S160の処理を行った後は、当該メインマイコン11における上記タイマ処理により、診断用パルスの出力時刻になるまで待ち(S310)、その出力時刻(即ち、サブマイコン12から指示された出力予定時刻)になったと判断すると、出力端子21から診断用パルスを出力する(S320)。
更に、メインマイコン11は、上記S160の処理を行った後、上記S310,S320の処理を含む他の処理と例えばマルチタスクのかたちで並行して、S500〜S550の処理を行う。
メインマイコン11は、S500では、上記S160でサブマイコン12へ時刻情報(Tm)を送信してから、その時刻情報が示す時間Tmに所定の余裕時間Tαを加えた待機時間Tmα(=Tm+Tα)が経過するまで待つ。尚、余裕時間Tαは、待機時間Tmαが経過する時が、サブマイコン12がS420で診断用パルスを出力する時よりも後になる範囲で、できるだけ短い時間に設定されている。
そして、メインマイコン11は、上記待機時間Tmαが経過したと判断すると、サブマイコン12からの診断用パルスの出力予定時刻(S160でサブマイコン12に指示した出力予定時刻でもある)が経過したと判断し、S510に進む。メインマイコン11は、S510にて、インプットキャプチャ部28のレジスタ28aからエッジ検出履歴を読み出し、そのエッジ検出履歴から、リセット端子20に有効エッジが入力されたか否かを判定する。つまり、リセット端子20にサブマイコン12からの診断用パルスが入力されたか否かを判定する。具体的には、S150で“0”にクリアしておいたエッジ検出履歴が“1”であれば、リセット端子20に診断用パルスが入力されたと判定する。
メインマイコン11は、S510にて、リセット端子20に診断用パルスが入力されたと判定した場合には、S520にて、リセットライン15は正常と判定し、S540に進む。また、メインマイコン11は、S510にて、リセット端子20に診断用パルスが入力されないと判定した場合には、S530にて、リセットライン15は異常と判定し、S540に進む。
そして、メインマイコン11は、S540にて、サブマイコン12へ、リセットライン15の診断結果(即ち、正常か異常かの判定結果)を送信する。
また、メインマイコン11は、サブマイコン12が後述するS640で送信してくるリセットライン16の診断結果を受信すると、S550にて、その受信したリセットライン16の診断結果と、当該メインマイコン11によるリセットライン15の診断結果とを、ROM24内のソフトウェアに対して公開する。具体的には、ソフトウェアが参照する(実際にはCPU23がソフトウェアを実行することで参照する)RAM25の診断結果格納用領域に、最新の診断結果を更新記憶する(上書きする)。そして、メインマイコン11において、診断結果を参照するソフトウェアは、リセットライン15,16の何れかが異常である場合には、所定のフェールセーフ処理が実施されるように構成されている。フェールセーフ処理としては、例えば、アクチュエータ13の駆動を中止したり、アクチュエータ13への電源供給経路を遮断したり、警告灯を点灯させたりする処理等が考えられる。
一方、サブマイコン12も、上記S250の処理を行った後、上記S410,S420の処理を含む他の処理と例えばマルチタスクのかたちで並行して、S600〜S650の処理を行う。S600〜S650の処理は、メインマイコン11で行われるS500〜S550の処理と同様の処理である。
サブマイコン12は、S600では、上記S220でメインマイコン11へ時刻情報(Ts)を送信してから、その時刻情報が示す時間Tsに所定の余裕時間Tβを加えた待機時間Tsβ(=Ts+Tβ)が経過するまで待つ。尚、余裕時間Tβは、待機時間Tsβが経過する時が、メインマイコン11がS320で診断用パルスを出力する時よりも後になる範囲で、できるだけ短い時間に設定されている。
そして、サブマイコン12は、上記待機時間Tsβが経過したと判断すると、メインマイコン11からの診断用パルスの出力予定時刻(S220でメインマイコン11に指示した出力予定時刻でもある)が経過したと判断し、S610に進む。サブマイコン12は、S610にて、インプットキャプチャ部38のレジスタ38aからエッジ検出履歴を読み出し、そのエッジ検出履歴から、リセット端子30に有効エッジが入力されたか否かを判定する。つまり、リセット端子30にメインマイコン11からの診断用パルスが入力されたか否かを判定する。具体的には、S250で“0”にクリアしておいたエッジ検出履歴が“1”であれば、リセット端子30に診断用パルスが入力されたと判定する。
サブマイコン12は、S610にて、リセット端子30に診断用パルスが入力されたと判定した場合には、S620にて、リセットライン16は正常と判定し、S640に進む。また、サブマイコン12は、S610にて、リセット端子30に診断用パルスが入力されないと判定した場合には、S630にて、リセットライン16は異常と判定し、S640に進む。
そして、サブマイコン12は、S640にて、メインマイコン11へ、リセットライン16の診断結果(即ち、正常か異常かの判定結果)を送信する。
また、サブマイコン12は、メインマイコン11が前述のS540で送信してくるリセットライン15の診断結果を受信すると、S650にて、その受信したリセットライン15の診断結果と、当該サブマイコン12によるリセットライン16の診断結果とを、ROM34内のソフトウェアに対して公開する。具体的には、ソフトウェアが参照する(実際にはCPU33がソフトウェアを実行することで参照する)RAM35の診断結果格納用領域に、最新の診断結果を更新記憶する。そして、サブマイコン12においても、診断結果を参照するソフトウェアは、リセットライン15,16の何れかが異常である場合には、所定のフェールセーフ処理が実施されるように構成されている。
図3の処理では、メインマイコン11側のS150,S160,S500〜S540と、サブマイコン12側のS240,S410,S420との各処理が、メインマイコン11のリセットライン15を診断するための処理になっている。
また、サブマイコン12側のS220,S250,S600〜S640と、メインマイコン11側のS140,S310,S320との各処理が、サブマイコン12のリセットライン16を診断するための処理になっている。
ここで、以下では、メインマイコン11の方を、監視される側の監視対象マイコンとし、サブマイコン12の方を、監視する側の監視マイコン(監視手段に相当)として、ECU1の作用を説明する。
メインマイコン11は、サブマイコン12がS420の処理で出力した診断用パルスがリセット端子20に入力されたか否かを、S510の処理で判定する。
そして、リセットライン15が正常であれば、サブマイコン12からの診断用パルスがリセット端子20に入力されるため、メインマイコン11は、リセット端子20に診断用パルスが入力されたと判定して(S510:YES)、リセットライン15は正常と判定することとなる(S520)。この場合、診断用パルスのハイ時間は有効時間Te未満であるため、メインマイコン11は、リセットされずに動作する。
また、リセットライン15に異常が生じていると、サブマイコン12からの診断用パルスがリセット端子20に入力されないため、メインマイコン11は、リセット端子20に診断用パルスが入力されないと判定して(S510:NO)、リセットライン15は異常と判定することとなる(S530)。
このようにECU1によれば、メインマイコン11をリセットしてしまうことなく、メインマイコン11にて、リセットライン15の異常を検出することができる。このため、リセットライン15の異常を、メインマイコン11の動作中において、任意のタイミングで(例えば一定時間毎や所定のイベントの発生時毎に)検出することができるようになる。
比較例として、例えばECUの起動時や動作終了時において、マイコンを故意にリセットしてみることにより、リセットラインの正常/異常を診断することも考えられるが、そのように構成すると、ECUの起動時間や動作終了時間が長くなってしまう。これに対して、本実施形態のECU1によれば、通常動作中にリセットラインの診断を実施することができるため有利である。
また、メインマイコン11は、S150,S500〜S530の処理により、診断用パルスが、サブマイコン12からの当該診断用パルスの出力予定時刻において、リセット端子20に入力されたか否かを判定しており、診断用パルスが入力されないと判定した場合に、リセットライン15が異常と判定している。
このため、メインマイコン11において、サブマイコン12から出力された診断用パルスがリセット端子20に入力されたか否かを、精度良く判定することができ、延いては、リセットライン15の正常/異常を精度良く判定することができる。例えば、サブマイコン12から診断用パルスが出力されるはずのない期間において、リセット端子20に診断用パルスが入力されないからといって、リセットライン15が異常と誤判定してしまうことを防止することができる。また、サブマイコン12から診断用パルスが出力されるはずのない期間において、リセット端子20に診断用パルスと同様のノイズが入力されてしまった場合でも、リセット端子20にサブマイコン12からの診断用パルスが入力されたと誤判定(延いては、リセットライン15が正常と誤判定)してしまうことを防止することができる。
尚、メインマイコン11は、例えば、サブマイコン12からの診断用パルスの出力予定時刻が到来したと判断した時に、リセット端子20への入力信号を読み取って、その入力信号がハイであれば、サブマイコン12からの診断用パルスがリセット端子20に入力された、と判定するように構成することもできる。そして、その場合、メインマイコン11は、例えば、S160でサブマイコン12へ時刻情報(Tm)を送信してから、その時刻情報が示す時間Tmに、サブマイコン12との間の通信遅れ時間や、サブマイコン12側で診断用パルスの出力時刻を設定するまでの処理遅れ時間等加えた時間が経過した時に、診断用パルスの出力予定時刻が到来したと判断することができる。但し、このように構成すると、リセット端子20に入力された診断用パルスを見逃してしまう可能性が生じる。
そこで、メインマイコン11は、S150,S500〜S530の処理では、診断用パルスがサブマイコン12からの当該診断用パルスの出力予定時刻においてリセット端子20に入力されたか否かとして、診断用パルスが出力予定時刻を含む所定の期間においてリセット端子20に入力されたか否か、を判定している。その所定の期間とは、S150の処理でエッジ検出履歴をクリアした時から、S510でレジスタ28aからエッジ検出履歴を読み出す時までの期間である。つまり、その期間中に、インプットキャプチャ部28によってリセット端子20への有効エッジが検出された場合に、診断用パルスが出力予定時刻においてリセット端子20に入力された、と判定するようになっている。このようにすることで、メインマイコン11は、サブマイコン12からリセット端子20に入力された診断用パルスを見逃してしまうことがない。
また、メインマイコン11は、サブマイコン12に対して、診断用パルスの出力予定時刻を指示し(S160)、サブマイコン12は、その指示された出力予定時刻になると診断用パルスを出力するようになっている(S240,S410,S420)。そして、メインマイコン11は、サブマイコン12に指示した出力予定時刻を、サブマイコン12からの診断用パルスの出力予定時刻として、診断用パルスが入力されたか否かの判定を行っている。
このため、メインマイコン11は、自身における処理負荷が小さくなる時を狙って、サブマイコン12に診断用パルスを出力してもらうことができ、延いては、リセットライン15が正常か否かを判定するための処理(S150,S500〜S530)を、自身の処理負荷が小さい場合に実施することができるようになる。
尚、サブマイコン12の方を、監視される側の監視対象マイコンとし、メインマイコン11の方を、監視する側の監視マイコン(監視手段に相当)とした場合、サブマイコン12側のS220の処理は、メインマイコン11側のS160の処理に相当し、メインマイコン11側のS140,S310,S320の各処理は、サブマイコン12側のS240,S410,S420の各処理に相当している。そして、サブマイコン12側のS250,S600〜S650の各処理は、メインマイコン11側のS150,S500〜S550の各処理に相当している。このため、ECU1の作用に関する上記説明の内容は、サブマイコン12の方を監視対象マイコンとし、メインマイコン11の方を監視マイコンとしても、同様に言えることである。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のECUについて説明するが、ECUの符号としては、第1実施形態と同じ“1”を用いる。また、第1実施形態と同様の構成要素や処理についても、第1実施形態と同じ符号を用いる。そして、このことは、後述する他の実施形態についても同様である。
第2実施形態のECU1は、第1実施形態のECU1と比較すると、各マイコン11,12が、図3に示した処理に代えて、図4の第1処理と図5の第2処理とを行う点が異なる。
図4の第1処理は、他のマイコンを監視する側の監視マイコンが行う処理であり、図5の第2処理は、監視される側の監視対象マイコンが行う処理である。
前述の通り、ECU1において、メインマイコン11とサブマイコン12は、互いに監視し合うため、監視マイコンと監視対象マイコンとの双方として機能する。しかし、以下では、分かりやすくするために、サブマイコン12の方を監視マイコンとし、メインマイコン11の方を監視対象マイコンとして説明する。このため、サブマイコン12が図4の第1処理を行い、メインマイコン11が図5の第2処理を行うものとして、各処理及びECU1の作用を説明する。
サブマイコン12は、図4の第1処理を、例えば一定時間毎に実行する。尚、他の例として、サブマイコン12は、例えば所定のイベントの発生時毎に、図4の第1処理を実行しても良い。
図4に示すように、サブマイコン12は、第1処理を開始すると、S710にて、監視対象のメインマイコン11から、リセットライン15の異常が既に通知されているか否かを判定する。具体的には、メインマイコン11から送信されるリセットライン15の診断結果のうち、リセットライン15の異常を示す診断結果を既に受信しているか否かを判定する。尚、リセットライン15の診断結果は、後述する図5のS870でメインマイコン11からサブマイコン12に送信される。
そして、サブマイコン12は、リセットライン15の異常が既に通知されていると判定した場合には(S710:YES)、そのまま当該第1処理を終了する。
また、サブマイコン12は、リセットライン15の異常が通知されていないと判定した場合には(S710:NO)、リセットライン15の診断を行うために、S720に進む。
サブマイコン12は、S720では、メインマイコン11へ、出力端子31からの診断用パルスの出力予定時刻を通知する情報として、出力端子31から診断用パルスを出力する時までの時間Toを示す出力通知情報を送信する。
そして、サブマイコン12は、次のS730にて、メインマイコン11に通知した出力予定時刻まで待つ。具体的には、S720の処理を行ってから、メインマイコン11に送信した出力通知情報が示す時間Toだけ待つ。
サブマイコン12は、出力予定時刻になったと判断すると、S740にて、出力端子31から診断用パルスを出力する。
その後、サブマイコン12は、S750にて、メインマイコン11が送信してくるリセットライン15の診断結果を受信し、その受信した診断結果を、前述したRAM35の診断結果格納用領域に更新記憶する。そして、その後、サブマイコン12は、当該第1処理を終了する。
尚、RAM35の診断結果格納用領域に記憶されたリセットライン15の診断結果(メインマイコン11からの診断結果)は、次回の上記S710で参照される。また、第1実施形態と同様に、サブマイコン12は、当該サブマイコン12が判定したリセットライン16の診断結果も、RAM35の診断結果格納用領域に更新記憶する。
一方、メインマイコン11は、図5の第2処理を、例えばサブマイコン12との通信を実施する毎に実行する。
図5に示すように、メインマイコン11は、第2処理を開始すると、S810にて、サブマイコン12からの出力通知情報を受信したか否かを判定する。
そして、メインマイコン11は、出力通知情報を受信していないと判定した場合には(S810:NO)、そのまま当該第2処理を終了するが、出力通知情報を受信したと判定した場合には(S810:YES)、S820に進む。
メインマイコン11は、S820では、インプットキャプチャ部28のレジスタ28a内のエッジ検出履歴(フラグ)を“0”にクリアする。
そして、メインマイコン11は、次のS830にて、出力通知情報によって通知された出力予定時刻が過ぎるまで待つ。具体的には、出力通知情報を受信してから、その出力通知情報が示す時間Toが経過するまで待つ。尚、他の例として、S830では、出力通知情報を受信してから、上記時間Toに所定の余裕時間Tγを加えた時間(To+Tγ)が経過するまで待つようにしても良い。
そして、メインマイコン11は、出力予定時刻が過ぎたと判断すると、S840にて、インプットキャプチャ部28のレジスタ28aからエッジ検出履歴を読み出し、そのエッジ検出履歴から、リセット端子20に有効エッジが入力されたか否かを判定する。つまり、サブマイコン12が図4のS740で出力した診断パルスが、リセット端子20に入力されたか否かを判定する。具体的には、S820で“0”にクリアしておいたエッジ検出履歴が“1”であれば、リセット端子20に診断用パルスが入力されたと判定する。
メインマイコン11は、S840にて、リセット端子20に診断用パルスが入力されたと判定した場合には、S850にて、リセットライン15は正常と判定し、S870に進む。また、メインマイコン11は、S840にて、リセット端子20に診断用パルスが入力されないと判定した場合には、S860にて、リセットライン15は異常と判定し、S870に進む。
そして、メインマイコン11は、S870にて、サブマイコン12へ、リセットライン15の診断結果(S850又はS860の判定結果)を送信し、その後、当該第2処理を終了する。
以上のような第2実施形態のECU1では、サブマイコン12が、監視対象のメインマイコン11に、診断用パルスの出力予定時刻を通知して(S720)、その通知した出力予定時刻になると診断用パルスを出力するようになっている(S730,S740)。そして、メインマイコン11は、サブマイコン12から通知された出力予定時刻を用いて、診断用パルスがリセット端子20に入力されたか否かの判定を行っている(S820〜S860)。
このため、監視する側のサブマイコン12は、自身における処理負荷が小さくなる時を狙って、監視対象のメインマイコン11に診断用パルスを出力することができる。
また、メインマイコン11は、S820〜S860の処理により、第1実施形態と同様に、診断用パルスが、サブマイコン12からの当該診断用パルスの出力予定時刻において、リセット端子20に入力されたか否かを判定している。よって、第1実施形態と同様に、メインマイコン11は、サブマイコン12から出力された診断用パルスがリセット端子20に入力されたか否かを、精度良く判定することができる。
尚、メインマイコン11は、以下のようにして、診断用パルスの入力有無を判定するように構成しても良い。例えば、メインマイコン11は、サブマイコン12からの出力予定情報を受信してから、その出力予定情報が示す時間Toが経過した時、あるいは、その時間Toよりもサブマイコン12との間の通信遅れ時間だけ短い時間が経過した時に、診断用パルスの出力予定時刻が到来したと判断する。そして、メインマイコン11は、出力予定時刻が到来したと判断すると、リセット端子20への入力信号を読み取り、その入力信号がハイであれば、サブマイコン12からの診断用パルスがリセット端子20に入力された、と判定するように構成することもできる。
但し、このように構成すると、リセット端子20に入力された診断用パルスを見逃してしまう可能性が生じる。
そこで、本第2実施形態においても、メインマイコン11は、S820〜S860の処理では、診断用パルスがサブマイコン12からの当該診断用パルスの出力予定時刻においてリセット端子20に入力されたか否かとして、診断用パルスが出力予定時刻を含む所定の期間においてリセット端子20に入力されたか否か、を判定している。その所定の期間とは、S820の処理でエッジ検出履歴をクリアした時から、S840でレジスタ28aからエッジ検出履歴を読み出す時までの期間である。そして、このようにすることで、メインマイコン11は、サブマイコン12からリセット端子20に入力された診断用パルスを見逃してしまうことがない。
また、本第2実施形態のECU1において、メインマイコン11は、リセットライン15が異常であると判定したことを、リセットライン15の診断結果として、サブマイコン12に通知する(S870)。そして、サブマイコン12は、メインマイコン11から、リセットライン15の異常が既に通知されている場合には(S710:YES)、図4の第1処理におけるS720以降を実施せず、その結果、診断用パルスを出力しないようになっている。このため、メインマイコン11によってリセットライン15が異常であると判定された後は、サブマイコン12がメインマイコン11に診断用パルスを出力しなくなり、延いては、サブマイコン12における処理負荷を低減することができる。
また、サブマイコン12は、メインマイコン11から、リセットライン15の異常が既に通知されている場合には(S710:YES)、メインマイコン11への出力予定情報の送信もしない。このため、メインマイコン11は、図5のS860でリセットライン15が異常と判定した場合、その後は、診断用パルスがリセット端子20に入力されたか否かの判定(以下、診断用パルスの入力有無判定ともいう)と診断結果の送信とを行う処理(図5におけるS820〜S870の処理)を実施しなくなる。よって、メインマイコン11における処理負荷も低減することができる。
本第2実施形態において、サブマイコン12が、図4のS710で「YES」と判定して、図4におけるS720以降を実施しないことは、当該サブマイコン12が診断用パルスを出力しないようにすることと、メインマイコン11が診断用パルスの入力有無判定を実施しないようにすることとの、両方として機能している。
尚、第2実施形態のECU1の作用に関する上記説明の内容は、サブマイコン12の方を監視対象マイコンとし、メインマイコン11の方を監視マイコンとしても、同様に言えることである。
[第3実施形態]
第3実施形態のECU1は、第1実施形態のECU1と比較すると、各マイコン11,12が、図6のパルス出力禁止処理と図7の判定禁止処理とを、更に行う点が異なる。
図6の処理は、他のマイコンを監視する側の監視マイコンが行う処理であり、図7の処理は、監視される側の監視対象マイコンが行う処理である。
前述の通り、メインマイコン11とサブマイコン12は、監視マイコンと監視対象マイコンとの双方として機能するが、以下では、分かりやすくするために、サブマイコン12の方を監視マイコンとし、メインマイコン11の方を監視対象マイコンとして説明する。このため、サブマイコン12が図6の処理を行い、メインマイコン11が図7の処理を行うものとして、各処理及びECU1の作用を説明する。
サブマイコン12は、図6のパルス出力禁止処理を、例えば一定時間毎に実行する。尚、他の例として、サブマイコン12は、例えばリセット診断準備モード又はリセット診断実行モードになった時毎に、図6のパルス出力禁止処理を実行しても良い。
図6に示すように、サブマイコン12は、パルス出力禁止処理を開始すると、S910にて、監視対象のメインマイコン11から、リセットライン15の異常が既に通知されているか否かを判定する。具体的には、メインマイコン11から送信されるリセットライン15の診断結果のうち、リセットライン15の異常を示す診断結果を既に受信しているか否かを判定する。尚、リセットライン15の診断結果は、図3のS540でメインマイコン11からサブマイコン12に送信される。
そして、サブマイコン12は、リセットライン15の異常が通知されていないと判定した場合には(S910:NO)、そのまま当該パルス出力禁止処理を終了する。
また、サブマイコン12は、リセットライン15の異常が既に通知されていると判定した場合には(S910:YES)、S920にて、出力端子31からの診断用パルスの出力を、実施しないようにする処理を行い、その後、当該パルス出力禁止処理を終了する。尚、S920で行う処理は、例えば、図3におけるS240の処理(即ち、診断用パルスの出力時刻を設定する処理)を実施しないようにする処理で良いが、他の例として、例えば、図3におけるS420の処理(即ち、診断用パルスを出力する処理)自体を実施しないようにする処理でも良い。
一方、メインマイコン11は、図7の判定禁止処理を、例えば一定時間毎に実行する。尚、他の例として、メインマイコン11は、例えばリセット診断準備モード又はリセット診断実行モードになった時毎に、図7の判定禁止処理を実行しても良い。
図7に示すように、メインマイコン11は、判定禁止処理を開始すると、S1010にて、リセットライン15が異常であると既に判定しているか否かを判定し、リセットライン15が異常であると判定していない場合には、そのまま当該判定禁止処理を終了する。
また、メインマイコン11は、リセットライン15が異常であると既に判定している場合には(S1010:YES)、S1020にて、診断用パルスの入力有無判定を実施しないようにする処理を行い、その後、当該判定禁止処理を終了する。尚、S1020で行う処理は、例えば、図3におけるS500〜S540の処理を実施しないようにする処理で良いが、更に図3におけるS150の処理(エッジ検出履歴をクリアする処理)を実施しないようにする処理を加えても良い。
以上のような第3実施形態のECU1によっても、第2実施形態のECU1と同様に、メインマイコン11によってリセットライン15が異常であると判定された後は、サブマイコン12がメインマイコン11に診断用パルスを出力しなくなり(S920)、メインマイコン11も診断用パルスの入力有無判定を実施しなくなる(S1020)。よって、両マイコン11,12の処理負荷を低減することができる。
尚、第1の変形例として、メインマイコン11は、図7のS1020では、当該メインマイコン11が診断用パルスの入力有無判定を実施しないようにする処理に加えて、サブマイコン12が診断用パルスを出力しないようにするための処理を行っても良い。その処理としては、例えば、図3のS160にて、サブマイコン12へ、前述の時刻情報の代わりに、リセット診断実行モードへ移行させるが、図3におけるS240,S410,S420の処理(即ち、診断用パルスを出力するための処理)は行わないことを指示する情報を、送信するように変更する処理を行えば良い。この変形例の場合、サブマイコン12は、図6の処理を実行しなくても良くなる。
また、第2の変形例として、サブマイコン12は、図6のS920では、当該サブマイコン12が診断用パルスの出力を実施しないようにする処理に加えて、メインマイコン11が診断用パルスの入力有無判定を実施しないようにするための処理を行っても良い。その処理としては、例えば、図3のS220にて、メインマイコン11へ、前述の時刻情報に加えて、S150,S500〜S540の処理は行わないことを指示する情報を、送信するように変更する処理を行えば良い。この変形例の場合、メインマイコン11は、図7の処理を実行しなくても良くなる。
一方、第3実施形態のECU1の作用に関する上記説明の内容と、上記各変形例の内容は、サブマイコン12の方を監視対象マイコンとし、メインマイコン11の方を監視マイコンとしても、同様に言えることである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。また、前述した数値も一例である。
例えば、第1,第3実施形態において、メインマイコン11は、診断用パルスの入力有無判定のために、図3のS500〜S530の処理に代えて、以下の処理を行っても良い。
まず、メインマイコン11は、リセット端子20への入力信号に有効エッジが生じたことをインプットキャプチャ部28が検出した時に発生する割り込み(いわゆるインプットキャプチャ割り込み)の処理にて、現在の時刻が、サブマイコン12からの診断用パルスの出力予定時刻であるか否かを判定する。例えば、現在の時刻が、出力予定時刻として許容できる所定の範囲に入っていれば、現在の時刻が出力予定時刻であると判定することができる。そして、現在の時刻が出力予定時刻であるいうことは、診断用パルスが、それの出力予定時刻においてリセット端子20に入力されたということである。このため、メインマイコン11は、現在の時刻が出力予定時刻であると判定した場合には、リセットライン15が正常と判定する。また、メインマイコン11は、図3のS160でサブマイコン12へ時刻情報を送信してから、その時刻情報が示す時間Tmよりも長い制限時間が経過しても、インプットキャプチャ割り込みが発生しない場合には、診断用パルスがリセット端子20に入力されないと判定し、延いては、リセットライン15が異常と判定する。
そして、このような判定方法の変形は、第1,第3実施形態におけるサブマイコン12にも適用することができ、第2実施形態の各マイコン11,12にも適用することができる。
また、第1,第3実施形態において、メインマイコン11とサブマイコン12とが時刻を共有しているのであれば、各マイコン11,12が行う図3の処理のうち、相手に時刻情報を送信する処理を省くことができる。その場合、各マイコン11,12は、例えば、一定時間毎に、S150,S250の処理を行うと共に、その後すぐにS320,S420の処理を行い、更にその後、S510〜S550,S610〜S650の処理を行うように構成することができる。そして、このような変形は、第2実施形態の各マイコン11,12にも適用することができる。
また、上記各実施形態において、各マイコン11,12がエッジ検出履歴をクリアするタイミングは、相手のマイコンが診断用パルスを出力するタイミングよりも前であれば、前述したS150,S250,S820のタイミング以外でも良い。但し、エッジ検出履歴をクリアするタイミングは、相手のマイコンから診断用パルスが出力されるタイミングにできるだけ近い方が好ましい。
また、上記各実施形態の各マイコン11,12において、リセット端子20,30への入力信号にエッジが生じたことを検出するために、インプットキャプチャ部28,38とは別のラッチ回路を設けても良い。
また、第1,第3実施形態において、例えばメインマイコン11は、図3におけるS510の判定により、リセット端子20に診断用パルスが入力されないと判定した連続回数を計数し、その回数が所定値に達した場合に、リセットライン15が異常と判定しても良い。そして、このような変形は、第1,第3実施形態におけるサブマイコン12にも適用することができ、第2実施形態の各マイコン11,12にも適用することができる。
また、上記各実施形態において、各マイコン11,12は、リセットライン15,16の診断結果を、書き換え可能な不揮発性メモリに記憶しても良い。
また、上記各実施形態のECU1において、例えば、メインマイコン11がサブマイコン12の動作監視及びリセットを実施しない構成にすることもできる。また例えば、サブマイコン12の代わりに、サブマイコン12と同様の役割を果たす監視回路を設けても良い。その場合、メインマイコン11は、監視回路の動作を監視しなくても良い。
一方、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
尚、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述したECUの他、当該ECUを構成要素とするシステム、当該ECUのマイコンが実行するプログラム、このプログラムを記録した媒体、リセットラインの診断方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
11…メインマイコン、12…サブマイコン、15,16…リセットライン、20,30…リセット端子、23,33…CPU、26,36…リセット回路、27,37…有効時間生成回路

Claims (6)

  1. マイコン(11〈12〉)と、
    前記マイコンの動作を監視して、前記マイコンが異常であると判定すると、前記マイコンのリセット端子(20〈30〉)へ、アクティブレベルのリセット信号を、リセットライン(15〈16〉)を介して出力することにより、前記マイコンをリセットする監視手段(12〈11〉)と、
    を備える電子制御装置において、
    前記マイコンは、
    前記リセット端子に入力される前記リセット信号が所定の有効時間以上アクティブレベルになった場合に、当該マイコンをリセット状態にするリセット回路(26〈36〉)を動作させ、前記リセット信号がアクティブレベルになる時間が前記有効時間未満である場合には、前記リセット回路を動作させない有効時間生成手段(27〈37〉)を備え、
    前記監視手段は、
    前記マイコンの前記リセット端子へ、前記有効時間よりも短い時間アクティブレベルとなるリセット信号である診断用パルスを、前記リセットラインを介して出力するパルス出力手段(33,S240,S410,S420,S730,S740〈23,S140,S310,S320,S730,S740〉)を備え、
    更に、前記マイコンは、
    前記パルス出力手段により出力された前記診断用パルスが前記リセット端子に入力されたか否かを判定することにより、前記リセットラインが正常か否かを判定する判定手段(23,S150,S500〜S530,S820〜S860〈33,S250,S600〜S630,S820〜S860〉)を備え
    前記判定手段は、
    前記診断用パルスが前記パルス出力手段による当該診断用パルスの出力予定時刻において前記リセット端子に入力されたか否かを判定し、前記診断用パルスが入力されないと判定した場合に、前記リセットラインが異常であると判定すること、
    を特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項に記載の電子制御装置において、
    前記判定手段は、
    前記診断用パルスが前記出力予定時刻において前記リセット端子に入力されたか否かとして、前記診断用パルスが前記出力予定時刻を含む所定の期間において前記リセット端子に入力されたか否か、を判定すること、
    を特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項又は請求項に記載の電子制御装置において、
    前記マイコンは、
    前記監視手段に前記診断用パルスの前記出力予定時刻を指示する時刻指示手段(23,S160〈33,S220〉)を備え、
    前記監視手段の前記パルス出力手段(33,S240,S410,S420〈23,S140,S310,S320〉)は、
    前記時刻指示手段により指示された前記出力予定時刻になると前記診断用パルスを出力し、
    前記マイコンの前記判定手段(23,S150,S500〜S530〈33,S250,S600〜S630〉)は、
    前記診断用パルスが前記時刻指示手段により指示された前記出力予定時刻において前記リセット端子に入力されたか否かを判定すること、
    を特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項又は請求項に記載の電子制御装置において、
    前記監視手段は、
    前記マイコンに前記診断用パルスの前記出力予定時刻を通知する時刻通知手段(33,S720〈23,S720〉)を備え、
    前記監視手段の前記パルス出力手段(33,S730,S740〈23,S730,S740〉)は、
    前記時刻通知手段により通知された前記出力予定時刻になると前記診断用パルスを出力し、
    前記マイコンの前記判定手段(23,S820〜S860〈33,S820〜S860〉)は、
    前記診断用パルスが前記時刻通知手段により通知された前記出力予定時刻において前記リセット端子に入力されたか否かを判定すること、
    を特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の電子制御装置において、
    前記判定手段によって前記リセットラインが異常であると判定された後は、前記パルス出力手段が前記診断用パルスを出力しないようにする出力禁止手段(33,S710,S920〈22,S710,S920〉)を備えること、
    を特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の電子制御装置において、
    前記判定手段によって前記リセットラインが異常であると判定された後は、前記判定手段が、前記診断用パルスが前記リセット端子に入力されたか否かの判定を実施しないようにする判定禁止手段(33とS710,22とS1020〈22とS710,33とS1020〉)を備えること、
    を特徴とする電子制御装置。
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