JP6102634B2 - 在宅診療連携システム及びデータ管理サーバー - Google Patents

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Description

本発明は、在宅診療連携システム及びデータ管理サーバーに関する。
近年、医療の分野においては、在宅診療・介護の重要性が増してきており、在宅療養支援診療所(在支診)の数も年々増加してきている。在宅診療には、在支診の他、訪問看護ステーション、訪問介護事業所、薬局等、複数の医療施設・医療従事者が関係している。
在支診が在宅診療を始めるためには、患者の医療情報だけでなく、介護情報(患者の住居環境、生活状況等)を把握しておくことが有効であり、医療情報と介護情報を、その患者の診療に携わる医療従事者間で共有化できる仕組みが望まれる。
また、在宅診療において、新しい患者を登録する場合、各医療施設に所属する医療従事者のうち、患者が希望する日程で、空いている医療従事者を探すことになる。各医療施設に所属する各医療従事者のスケジュールが参照され、新たな在宅診療に関するスケジュールの調整が行われる。
特定のチーム内で他のユーザーのスケジュールデータを閲覧可能なシステムとして、例えば、ユーザー毎のスケジュールを示すカレンダーを複数並べて表示する際に、カレンダー毎の日付と時間の位置を合わせるとともに、いずれかのカレンダーに対して時間位置を変更すると、他のカレンダーの時間位置も同様に変更されるものが提案されている(特許文献1参照)。
特許第4786885号公報
しかしながら、在宅診療のスケジュールは、通常、週の特定の曜日と時間に毎回同じ医療従事者が割り当てられる等、週単位で決定される場合が多い。そのため、新しい患者を登録する際、多くの場合は、毎週所定の曜日の所定の時間等、定期的な訪問が要求され、その日程で患者を訪問できる医療従事者を簡単に見つけることが重要となる。上記従来技術では、各医療従事者のスケジュールを参照しても、どの日のどの時間帯が空いているかを把握することは困難であった。
また、在宅診療を担当する医療従事者を決めるにあたっては、単に時間的な空きの有無に関する情報だけでなく、訪問先の地理的な情報を合わせて考慮したうえで、スケジュールを決定する必要がある。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、新たに患者を訪問する予定を入れることができる医療従事者を把握しやすくすることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、在宅診療に関わる情報を管理するデータ管理サーバーと、医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された在宅診療連携システムであって、前記データ管理サーバーは、前記医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含むスケジュール情報と、患者毎の当該患者の住所を示す患者住所情報と、を記憶する記憶部と、前記スケジュール情報に基づいて、医療従事者毎に空き時間を求め、医療従事者毎に求められた空き時間毎に、当該空き時間と同じ日に当該医療従事者が訪問する予定の患者を前記スケジュール情報から取得し、当該取得された患者に対応する住所を前記患者住所情報から取得し、当該取得された住所に基づいて当該空き時間に訪問可能な地域を求め、医療従事者毎に前記空き時間を示す情報及び当該空き時間に訪問可能な地域を表示するための表示用データを生成し、当該生成された表示用データを前記端末装置に送信する制御部と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記空き時間を示す情報は、当該空き時間内に訪問可能な患者の数を示す空き数である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記制御部は、前記空き数又は前記地域に応じた色又はパターンを用いて、前記表示用データを生成する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記制御部は、さらに、医療従事者毎に求められた空き時間毎に当該空き時間内に訪問可能な患者の数を示す空き数を算出し、前記スケジュール情報に含まれる医療従事者毎の患者訪問予定と、前記算出された医療従事者毎の空き数と、に基づいて、所定の期間毎に前記医療施設に所属する各医療従事者が訪問する患者の数の前記医療施設に所属する全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合、及び、前記医療施設に所属する各医療従事者の空き数の合計の前記医療施設に所属する全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合を示すグラフを表示するための第2の表示用データを生成し、当該生成された第2の表示用データを前記端末装置に送信する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記制御部は、さらに、前記スケジュール情報に含まれる医療従事者毎の患者訪問予定に基づいて、所定の期間毎に前記医療施設に所属する各医療従事者が訪問する患者の数を示すグラフを表示するための第3の表示用データを生成し、当該生成された第3の表示用データを前記端末装置に送信する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記端末装置は、医療従事者毎に空き時間を入力するための操作部と、前記入力された空き時間を前記データ管理サーバーに送信する送信部と、を備え、前記制御部は、前記空き時間を求めることに代えて、前記端末装置から送信された空き時間を用いる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の在宅診療連携システムにおいて、前記端末装置は、前記スケジュール情報の変更を指示するための操作部と、前記操作部から指示された前記スケジュール情報の変更内容を含む変更要求を前記データ管理サーバーに送信する送信部と、を備え、前記制御部は、前記端末装置から送信された変更要求に基づいて、前記記憶部に記憶されているスケジュール情報を更新する。
請求項8に記載の発明は、在宅診療に関わる情報を管理し、医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続されたデータ管理サーバーであって、前記医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含むスケジュール情報と、患者毎の当該患者の住所を示す患者住所情報と、を記憶する記憶部と、前記スケジュール情報に基づいて、医療従事者毎に空き時間を求め、医療従事者毎に求められた空き時間毎に、当該空き時間と同じ日に当該医療従事者が訪問する予定の患者を前記スケジュール情報から取得し、当該取得された患者に対応する住所を前記患者住所情報から取得し、当該取得された住所に基づいて当該空き時間に訪問可能な地域を求め、医療従事者毎に前記空き時間を示す情報及び当該空き時間に訪問可能な地域を表示するための表示用データを生成し、当該生成された表示用データを前記端末装置に送信する制御部と、を備える。
本発明によれば、新たに患者を訪問する予定を入れることができる医療従事者を容易に把握することができる。
本発明に係る実施の形態における在宅診療連携システムのシステム構成図である。 データ管理サーバーの機能的構成を示すブロック図である。 スケジュール情報の例を示す図である。 端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 データ管理サーバーと端末装置により実行されるスケジュール情報登録処理を示すラダーチャートである。 患者訪問予定入力画面の表示例である。 データ管理サーバーと端末装置により実行される担当者別空き情報表示処理を示すラダーチャートである。 空き数算出処理を示すフローチャートである。 地域決定処理を示すフローチャートである。 担当者別空き情報表示画面の表示例である。 施設空き状況グラフ生成処理を示すフローチャートである。 施設空き状況グラフ表示画面の表示例である。 施設稼働状況グラフ生成処理を示すフローチャートである。 施設稼働状況グラフ表示画面の表示例である。 データ管理サーバーと端末装置により実行されるスケジュール情報変更処理を示すラダーチャートである。 変形例1における担当者別空き情報表示画面の表示例である。 変形例2における担当者別空き情報表示画面の表示例である。 変形例3における担当者別空き情報表示画面の表示例である。 変形例4における第2の空き数算出処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る在宅診療連携システムの一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〔在宅診療連携システムの構成〕
図1に、本実施の形態における在宅診療連携システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、在宅診療連携システム100は、地域のデータセンターに設置されたデータ管理サーバー10と、複数の医療施設としての在宅療養支援診療所20A、訪問看護ステーション20B、訪問介護事業所20C、薬局20D、後方支援病院20Eに所属する医療従事者が使用可能な端末装置30と、を備えて構成されている。データ管理サーバー10と端末装置30とは、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。なお、在宅診療連携システム100を構成する医療施設の数は、特に限定されない。
在宅療養支援診療所20Aは、在宅患者を診断する医師が所属する医療施設である。訪問看護ステーション20Bは、在宅患者の訪問看護を行う看護師が所属する医療施設である。訪問介護事業所20Cは、在宅患者のケアプランを作成するケアマネージャーや、在宅患者の訪問介護を行う訪問介護員(ホームヘルパー)が所属する医療施設である。薬局20Dは、在宅患者に処方された薬を扱う薬剤師が所属する医療施設である。後方支援病院20Eは、在宅患者の緊急時の受け入れ先となる医療施設である。
在宅患者の在宅診療に携わる医療従事者は、端末装置30から患者に対して行った処置内容や在宅診療に関する情報を入力する。入力された情報は、データ管理サーバー10に保存され、チーム内の医療従事者に公開される。医療従事者として、例えば、医師、看護師、ケアマネージャー、訪問介護員、薬剤師等が挙げられる。
データ管理サーバー10は、各医療施設に所属する医療従事者により入力された情報を蓄積し管理する。
〔データ管理サーバーの構成〕
図2に、データ管理サーバー10の機能的構成を示す。
図2に示すように、データ管理サーバー10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM15、記憶部16等を備えて構成されており、各部はバス17により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、データ管理サーバー10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、記憶部16に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM15に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM15は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部16から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部16には、端末装置30に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して端末装置30のユーザーに在宅診療連携サービスを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
また、記憶部16には、ユーザー管理テーブル160、患者基本情報161、チーム対応テーブル162、スケジュール情報163、地域区分情報164等が記憶されている。
ユーザー管理テーブル160には、在宅診療連携システム100内の各医療施設に所属する医療従事者それぞれに対応するユーザーIDに対して、パスワードと、医療従事者が所属する医療施設と、が予め登録されている。
患者基本情報161は、患者毎の患者に関する情報である。患者基本情報161には、患者の氏名、年齢、生年月日、性別、住所、医療施設の患者ID、介護機能の利用者ID、傷病、病状、投与中の薬剤、介護情報(要介護度等)等が含まれる。すなわち、患者基本情報161は、患者の住所を示す患者住所情報を含む。
チーム対応テーブル162は、在宅診療の連携を行うチーム毎に、複数の医療施設が予め対応付けられているテーブルである。データ管理サーバー10は、在宅診療に関わる予め定められた複数の医療施設により形成されたチーム内の情報を管理している。
スケジュール情報163は、医療施設毎に保存されており、当該医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含む情報である。
図3に、スケジュール情報163の例を示す。図3に示すように、各医療施設のスケジュール情報163には、その医療施設に所属する医療従事者毎に、患者訪問予定、休み情報、その他の予定、勤務時間等が含まれる。
患者訪問予定には、該当する医療従事者が在宅患者を訪問する日時、患者名、患者ID、件名(看護・介護のサービス内容)等が含まれる。日時として、特定の日(○年○月○日)における訪問開始時刻と訪問終了時刻とが含まれていてもよいし、曜日毎にスケジュールが組まれている場合には、各曜日における訪問開始時刻と訪問終了時刻とが含まれていてもよい。
休み情報には、該当する医療従事者の休みの日時が含まれる。休みの日時として、患者訪問予定の日時と同様、特定の日の時間帯が含まれていてもよいし、各曜日における時間帯が含まれていてもよい。
その他の予定には、該当する医療従事者の患者訪問予定及び休みを除く予定について、日時、件名等が含まれる。その他の予定として、例えば、医師の場合には、学会の予定や、医療施設の休診予定等が含まれる。
勤務時間には、該当する医療従事者の勤務開始時刻と勤務終了時刻とが含まれる。
地域区分情報164は、住所を複数の地域区分に分類するための情報である。例えば、ある地点から半径何km以内等、予め複数の地域区分が定められており、各住所に対して、いずれかの地域区分が対応付けられている。また、住所を市町村等の地域区分に分類することとしてもよい。
制御部11は、端末装置30からデータ管理サーバー10にアクセスがあった際、チーム対応テーブル162に基づいて、ログインユーザーが所属する医療施設と同じチームに属する他の医療施設の情報の参照を許可する。
制御部11は、記憶部16に記憶されている対象医療施設のスケジュール情報163に基づいて、対象医療施設に所属する医療従事者毎に空き時間を求める。
制御部11は、医療従事者毎に求められた空き時間毎に、当該空き時間と同じ日に当該医療従事者が訪問する予定の患者をスケジュール情報163から取得し、当該取得された患者に対応する住所を患者基本情報161(患者住所情報)から取得し、当該取得された住所に基づいて当該空き時間に訪問可能な地域を地域区分情報164から求める。
制御部11は、医療従事者毎に空き時間を示す情報及び当該空き時間に訪問可能な地域を表示するための表示用データを生成し、当該生成された表示用データを端末装置30に送信する。本実施の形態では、空き時間を示す情報として、当該空き時間内に訪問可能な患者の数を示す空き数を用いる。
制御部11は、対象医療施設に所属する医療従事者毎に求められた空き時間毎に当該空き時間内に訪問可能な患者の数を示す空き数を算出する。制御部11は、記憶部16に記憶されている対象医療施設のスケジュール情報163に含まれる医療従事者毎の患者訪問予定と、算出された医療従事者毎の空き数と、に基づいて、所定の期間毎に医療施設に所属する各医療従事者が訪問する患者の数の医療施設に所属する全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合、及び、医療施設に所属する各医療従事者の空き数の合計の医療施設に所属する全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合を示すグラフを表示するための表示用データを生成し、当該生成された表示用データを端末装置30に送信する。本実施の形態では、所定の期間として、各曜日の午前(AM)、午後(PM)を用いる。
制御部11は、記憶部16に記憶されている対象医療施設のスケジュール情報163に含まれる医療従事者毎の患者訪問予定に基づいて、所定の期間毎に医療施設に所属する各医療従事者が訪問する患者の数を示すグラフを表示するための表示用データを生成し、当該生成された表示用データを端末装置30に送信する。
〔端末装置の構成〕
端末装置30は、各医療従事者により使用されるものであり、Webラウザーを搭載した一般的なPC等から構成されている。端末装置30は、通信ネットワークNを介してデータ管理サーバー10にアクセスし、データ管理サーバー10へのデータの送信や、データ管理サーバー10に保存されているデータの閲覧を行うために用いられる。例えば、端末装置30は、スケジュールの入力・参照を行う際に用いられる。
図4に、端末装置30の機能的構成を示す。
図4に示すように、端末装置30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、RAM35、記憶部36等を備えて構成されており、各部はバス37により接続されている。
制御部31は、CPU等から構成され、端末装置30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、記憶部36に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM35に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
端末装置30がタブレット型端末である場合には、操作部32は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部33に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部31に出力する。
表示部33は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部34は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN、WAN、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM35は、制御部31により実行制御される各種処理において、記憶部36から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部36は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部36には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
〔在宅診療連携システムにおける動作〕
次に、在宅診療連携システム100における動作について説明する。
図5は、データ管理サーバー10と端末装置30により実行されるスケジュール情報登録処理を示すラダーチャートである。この処理は、在宅診療連携システム100内の訪問看護ステーション20Bや訪問介護事業所20C等の医療施設に所属する医療従事者が所属施設のスケジュール情報を登録する際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、端末装置30における処理は、制御部31と記憶部36に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、端末装置30において、操作部32によりWebブラウザー上からデータ管理サーバー10が提供する在宅診療連携サービスにアクセスするためのURLが入力されると、入力されたURLが通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30から在宅診療連携サービスにアクセスするためのURLが受信されると、端末装置30に対し、ログイン画面を表示するための表示用データが送信される。なお、データ管理サーバー10のWebサーバー機能により端末装置30に送信されるログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、端末装置30で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
端末装置30では、通信部34によりログイン画面の表示用データが受信されると、表示部33にログイン画面が表示される。ログイン画面は、ユーザーID及びパスワードの入力欄が表示された画面である。ログイン画面からユーザーID及びパスワードが入力されると、入力されたユーザーID及びパスワードが通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS1)。
データ管理サーバー10では、通信部14によりユーザーID及びパスワードが受信されると、制御部11により、端末装置30を使用するユーザーのユーザー認証が行われる(ステップS2)。具体的には、ユーザー管理テーブル160から、受信されたユーザーIDと一致するレコードが検索され、検索されたレコードのパスワードと受信されたパスワードが一致する場合には、ユーザー認証がOKであると判断される。受信されたユーザーIDがユーザー管理テーブル160にない場合、又は、検索されたレコードのパスワードと受信されたパスワードが一致しない場合には、ユーザー認証はNGであると判断される。ユーザー認証がOKであると判断されると、端末装置30のWebブラウザーにおける操作に従って在宅診療連携サービスが提供される。ユーザー認証がNGである場合、端末装置30にユーザー認証がNGである旨が通信部14を介して通知される。
また、データ管理サーバー10では、制御部11により、ユーザー管理テーブル160から、受信されたユーザーIDに対応する医療施設が取得され、ログインユーザーが所属する医療施設が特定される(ステップS3)。
次に、端末装置30において、操作部32によりログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報の登録が指示されると、スケジュール情報の登録要求が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS4)。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30からスケジュール情報の登録要求が受信されると、制御部11により、端末装置30に対し、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報を入力するための表示用データが通信部14を介して送信される(ステップS5)。
端末装置30では、通信部34により表示用データが受信されると、表示部33にスケジュール情報の入力画面が表示される(ステップS6)。端末装置30のユーザーは、自分が所属する医療施設に関わる在宅患者のケアプランを参照し、スケジュール情報の入力画面において、操作部32により、医療従事者毎の患者訪問予定、休み情報、その他の予定、勤務時間等を入力する(ステップS7)。すなわち、スケジュール情報は、ケアプランに基づいて作成される。ケアプランは、ケアマネージャーから送付された週間予定表(例えば、ケアプラン様式第3表)等である。入力された情報は、通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30において入力された情報が受信されると、制御部11により、受信された情報が、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報163として記憶部16に記憶される(ステップS8)。
以上で、スケジュール情報登録処理が終了する。
図6は、端末装置30の表示部33に表示される患者訪問予定入力画面40の表示例である。患者訪問予定入力画面40には、患者名入力領域41、件名入力領域42、訪問日選択領域43、訪問開始時刻入力領域44、訪問終了時刻入力領域45、滞在時間入力領域46、担当者入力領域47、保存ボタンB1、キャンセルボタンB2が含まれる。
患者名入力領域41は、患者名を入力するための領域である。件名入力領域42は、件名(サービス内容)を入力するための領域である。訪問日選択領域43は、訪問日を選択するための領域である。訪問開始時刻入力領域44は、訪問開始時刻を入力するための領域である。訪問終了時刻入力領域45は、訪問終了時刻を入力するための領域である。滞在時間入力領域46は、滞在時間(訪問開始時刻から訪問終了時刻までの時間)を入力するための領域である。なお、滞在時間は、訪問開始時刻と訪問終了時刻とから自動的に算出されることとしてもよい。担当者入力領域47は、看護・介護等のサービスを行う担当者(医療従事者)を入力するための領域である。保存ボタンB1は、患者訪問予定入力画面40における入力内容の保存を指示するためのボタンである。キャンセルボタンB2は、患者訪問予定入力画面40における入力内容のキャンセルを指示するためのボタンである。
図7は、データ管理サーバー10と端末装置30により実行される担当者別空き情報表示処理を示すラダーチャートである。この処理は、在宅診療連携システム100内の訪問看護ステーション20Bや訪問介護事業所20C等の医療施設に所属する医療従事者が所属施設のスケジュール情報を参照する際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、端末装置30における処理は、制御部31と記憶部36に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS11〜ステップS13の処理は、スケジュール情報登録処理(図5)のステップS1〜ステップS3の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、端末装置30において、操作部32によりログインユーザーが所属する医療施設内の担当者別空き情報の表示が指示されると、担当者別空き情報の表示要求が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS14)。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30から担当者別空き情報の表示要求が受信されると、制御部11により、ログインユーザーが所属する医療施設について、空き数算出処理が行われる(ステップS15)。空き数算出処理は、対象医療施設のスケジュール情報163に基づいて、医療施設に所属する医療従事者毎に空き時間を求め、空き時間に対応する空き数を算出する処理である。
ここで、図8を参照して、空き数算出処理について説明する。
まず、制御部11により、記憶部16に記憶されているログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報163から、処理対象の担当者(医療従事者)の患者訪問予定、勤務時間、休み情報、その他の予定が取得される(ステップS21)。
次に、制御部11により、処理対象の担当者について取得された休み情報に基づいて、処理対象の期間(いずれかの曜日のAM又はPM)が休みであるか否かが判断される(ステップS22)。本実施の形態では、処理対象の期間として、半日(各曜日のAM又はPM)を単位とする。
処理対象の期間が休みでない場合には(ステップS22;NO)、制御部11により、処理対象の担当者について取得された患者訪問予定、勤務時間、その他の予定に基づいて、処理対象の期間の勤務時間内に予定が入っていない時間帯(以下、空き時間という。)があるか否かが判断される(ステップS23)。具体的には、処理対象の期間の勤務時間内であって、患者訪問予定もその他の予定も入っていない時間帯を空き時間とする。なお、スケジュール情報163に勤務時間やその他の予定が含まれない場合には、処理対象の期間において、患者訪問予定を除く時間帯を空き時間と判断すればよい。
処理対象の期間の勤務時間内に空き時間がある場合には(ステップS23;YES)、制御部11により、空き時間が所定時間以上であるか否かが判断される(ステップS24)。所定時間としては、例えば、在宅患者一人当たりの訪問にかかる平均時間が用いられる。
空き時間が所定時間以上である場合には(ステップS24;YES)、制御部11により、空き時間が所定時間で割られ、空き数が算出される(ステップS25)。空き数は、空き時間内に訪問可能な患者の数である。空き数は、整数で求めることとし、空き時間を所定時間で割った値の小数点以下は切り捨てる。
ステップS22において、処理対象の期間が休みである場合(ステップS22;YES)、ステップS23において、処理対象の期間の勤務時間内に空き時間がない場合(ステップS23;NO)、ステップS24において、空き時間が所定時間未満である場合には(ステップS24;NO)、制御部11により、空き数は0とされる(ステップS26)。なお、ステップS24において、所定時間未満であると判断された空き時間については、これ以降の処理では、空き時間から除かれる。
ステップS25又はステップS26の後、制御部11により、全ての曜日のAM及びPMについて、処理が終了したか否かが判断される(ステップS27)。いずれかの曜日のAM又はPMについて、処理が終了していない場合には(ステップS27;NO)、ステップS22に戻り、処理が終了していない曜日のAM又はPMを処理対象の期間として、処理が繰り返される。
ステップS27において、全ての曜日のAM及びPMについて、処理が終了した場合には(ステップS27;YES)、制御部11により、医療施設に所属する全ての担当者について処理が終了したか否かが判断される(ステップS28)。いずれかの担当者について、処理が終了していない場合には(ステップS28;NO)、ステップS21に戻り、処理が終了していない担当者を処理対象として、処理が繰り返される。
ステップS28において、全ての担当者について処理が終了した場合には(ステップS28;YES)、空き数算出処理が終了する。
次に、図7に戻り、制御部11により、空き数算出処理において空き数が算出された空き時間に対し、地域決定処理が行われる(ステップS16)。地域決定処理は、医療従事者毎に求められた空き時間毎に、空き時間に訪問可能な地域を求める処理である。
ここで、図9を参照して、地域決定処理について説明する。
まず、制御部11により、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報163の処理対象の担当者(医療従事者)の患者訪問予定に基づいて、処理対象の空き時間が含まれる日(対象日)に患者訪問予定が入っているか否かが判断される(ステップS31)。
対象日に患者訪問予定が入っている場合には(ステップS31;YES)、制御部11により、当該患者訪問予定から、処理対象の担当者が対象日に訪問する患者が取得される(ステップS32)。対象日に患者訪問予定が複数入っている場合には、患者訪問予定毎に患者が取得される。
次に、制御部11により、記憶部16に記憶されている患者基本情報161に基づいて、ステップS32で取得された患者に対応する住所が取得される(ステップS33)。ステップS32において取得された患者が複数存在する場合には、患者毎に患者の住所が取得される。
次に、制御部11により、取得された患者の住所と地域区分情報164とに基づいて、患者の住所に対応する地域区分が取得され、訪問可能な地域区分として求められる(ステップS34)。ステップS33において取得された患者の住所が複数存在する場合には、住所毎に地域区分が求められる。
次に、制御部11により、ステップS34で求められた地域区分が複数存在するか否かが判断される(ステップS35)。ステップS34で求められた地域区分が複数存在しない場合(ステップS35;NO)、すなわち、求められた地域区分が一つだけの場合には、制御部11により、ステップS34で求められた地域区分が、処理対象の空き時間に対する地域区分として決定される(ステップS36)。
ステップS34で求められた地域区分が複数存在する場合には(ステップS35;YES)、制御部11により、処理対象の空き時間に最も近い患者訪問予定の地域区分が、処理対象の空き時間に対する地域区分として決定される(ステップS37)。
ステップS31において、対象日に患者訪問予定が入っていない場合には(ステップS31;NO)、制御部11により、予め定められている処理対象の担当者のデフォルトの地域区分が、処理対象の空き時間に対する地域区分として決定される(ステップS38)。
ステップS36、ステップS37又はステップS38の後、制御部11により、処理対象の担当者の全ての空き時間について、処理が終了したか否かが判断される(ステップS39)。いずれかの空き時間について、処理が終了していない場合には(ステップS39;NO)、ステップS31に戻り、処理が終了していない空き時間を処理対象として、処理が繰り返される。
ステップS39において、処理対象の担当者の全ての空き時間について、処理が終了した場合には(ステップS39;YES)、制御部11により、医療施設に所属する全ての担当者について処理が終了したか否かが判断される(ステップS40)。いずれかの担当者について、処理が終了していない場合には(ステップS40;NO)、ステップS31に戻り、処理が終了していない担当者を処理対象として、処理が繰り返される。
ステップS40において、全ての担当者について処理が終了した場合には(ステップS40;YES)、地域決定処理が終了する。
次に、図7に戻り、制御部11により、空き数算出処理により算出された担当者毎の各曜日のAM/PMにおける空き数、及び、地域決定処理により決定された空き時間に対応する地域区分に基づいて、担当者毎に、各曜日のAM及びPMについて、空き数及び訪問可能な地域を表示するための表示用データが生成される(ステップS17)。
次に、制御部11により、端末装置30に対し、生成された表示用データが通信部14を介して送信される(ステップS18)。
端末装置30では、通信部34により表示用データが受信されると、表示部33に担当者別空き情報表示画面が表示される(ステップS19)。
以上で、担当者別空き情報表示処理が終了する。
図10は、端末装置30の表示部33に表示される担当者別空き情報表示画面50の表示例である。担当者別空き情報表示画面50には、医療施設に所属する担当者毎、各曜日のAM/PM毎に、空き数が表形式で表示されている。空き数が1以上の場合には、空き数と合わせて、その空き数に対応する空き時間に訪問可能な地域が表示される。例えば、担当者Aの月曜日のPMの空き情報を示す欄51には、空き数として「2」が表示されており、訪問可能な地域として「地域X」が表示されている。また、担当者Aの土曜日のAMの空き情報を示す欄52には、バツ印(×)が表示されているが、これは、担当者Aが休みであることを示している。
次に、担当者別空き情報表示画面50に加え、さらに、端末装置30の表示部33に施設空き状況グラフを表示させる際に実行される処理について説明する。
図11は、データ管理サーバー10により実行される施設空き状況グラフ生成処理を示すフローチャートである。この処理は、端末装置30において、操作部32からログインユーザーが所属する医療施設の空き状況グラフの表示が指示された場合に行われる処理であって、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部11により、対象医療施設のスケジュール情報163に含まれる各担当者の患者訪問予定から、各曜日のAM/PM毎に、各担当者が訪問する患者の数(訪問数)が取得される(ステップS41)。
次に、制御部11により、対象医療施設のスケジュール情報163に含まれる各担当者の患者訪問予定、勤務時間、休み情報、その他の予定から、各曜日のAM/PM毎に、各担当者の空き数が算出される(ステップS42)。空き数の算出については、図8に示す空き数算出処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、制御部11により、各曜日のAM/PM毎に、対象医療施設に所属する各担当者の訪問数が合計される(ステップS43)。各担当者の訪問数の合計を合計訪問数という。
次に、制御部11により、各曜日のAM/PM毎に、対象医療施設に所属する各担当者の空き数が合計される(ステップS44)。各担当者の空き数の合計を合計空き数という。
次に、制御部11により、各曜日のAM/PM毎に、各担当者の訪問数、合計空き数がそれぞれ、(合計訪問数+合計空き数)で割られる(ステップS45)。(合計訪問数+合計空き数)は、医療施設に所属する全医療従事者(休みの者を除く。)が訪問可能な患者の数である。すなわち、(合計訪問数+合計空き数)は、医療施設に所属する全医療従事者が全ての空き時間に患者訪問予定を入れた場合に訪問可能な患者(予め訪問予定が入っている患者を含む。)の数である。
各担当者の訪問数/(合計訪問数+合計空き数)は、各担当者の訪問数の施設全体で訪問可能な患者の数に対する割合である。
また、合計空き数/(合計訪問数+合計空き数)は、施設全体の合計空き数の施設全体で訪問可能な患者の数に対する割合である。
次に、制御部11により、施設空き状況グラフを表示するための表示用データが生成される(ステップS46)。施設空き状況グラフは、各曜日のAM/PM毎に、各担当者の訪問数の施設全体で訪問可能な患者の数に対する割合、合計空き数の施設全体で訪問可能な患者の数に対する割合をグラフ化したものである。
次に、制御部11により、端末装置30に対し、生成された表示用データが通信部14を介して送信される(ステップS47)。
以上で、施設空き状況グラフ生成処理が終了する。
端末装置30では、通信部34により表示用データが受信されると、表示部33に施設空き状況グラフが表示される。
図12は、端末装置30の表示部33に表示される施設空き状況グラフ表示画面60の表示例である。施設空き状況グラフ表示画面60には、各曜日のAM/PM毎に、各担当者の訪問数の施設全体で訪問可能な患者の数に対する割合、施設全体の合計空き数の施設全体で訪問可能な患者の数に対する割合を示す帯グラフが表示される。施設空き状況グラフを参照することで、各曜日のAM/PM毎に、施設全体でどの程度空きがあるか、どの程度各担当者の患者訪問が予定されているかを把握することができる。例えば、図12に示すように、月曜日のAMは、担当者Aと担当者Bと担当者Dの患者訪問予定が入っており、この医療施設に所属する医療従事者の稼働率は100%であることがわかる。すなわち、月曜日のAMには、これ以上、患者訪問予定を入れることはできない。一方、月曜日のPMは、医療施設として40%の空きがあり、患者訪問予定を追加可能であることがわかる。
次に、担当者別空き情報表示画面50に加え、さらに、端末装置30の表示部33に施設稼働状況グラフを表示させる際に実行される処理について説明する。
図13は、データ管理サーバー10により実行される施設稼働状況グラフ生成処理を示すフローチャートである。この処理は、端末装置30において、操作部32からログインユーザーが所属する医療施設の稼働状況グラフの表示が指示された場合に行われる処理であって、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部11により、対象医療施設のスケジュール情報163に含まれる各担当者の患者訪問予定から、各曜日のAM/PM毎に、各担当者が訪問する患者の数(訪問数)が取得される(ステップS51)。
次に、制御部11により、施設稼働状況グラフを表示するための表示用データが生成される(ステップS52)。施設稼働状況グラフは、各曜日のAM/PM毎に、各担当者の訪問数を積み上げてグラフ化したものである。
次に、制御部11により、端末装置30に対し、生成された表示用データが通信部14を介して送信される(ステップS53)。
以上で、施設稼働状況グラフ生成処理が終了する。
端末装置30では、通信部34により表示用データが受信されると、表示部33に施設稼働状況グラフが表示される。
図14は、端末装置30の表示部33に表示される施設稼働状況グラフ表示画面61の表示例である。施設稼働状況グラフ表示画面61には、各曜日のAM/PM毎に、各担当者が訪問する患者の数(訪問数)を積み上げた積み上げ棒グラフが表示される。施設稼働状況グラフを参照することで、各曜日のAM/PM毎の各担当者の訪問数、施設全体での合計訪問数を把握することができる。例えば、図14に示すように、月曜日のAMは、担当者A、担当者B、担当者Dがそれぞれ5人の患者を訪問する予定であり、施設全体では合計15人の患者を訪問する予定であることがわかる。
図15は、データ管理サーバー10と端末装置30により実行されるスケジュール情報変更処理を示すラダーチャートである。この処理は、在宅診療連携システム100内の訪問看護ステーション20Bや訪問介護事業所20C等の医療施設に所属する医療従事者が所属施設のスケジュール情報を変更する際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、端末装置30における処理は、制御部31と記憶部36に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS61〜ステップS63の処理は、スケジュール情報登録処理(図5)のステップS1〜ステップS3の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、端末装置30において、操作部32によりログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報の表示が指示されると、スケジュール情報の表示要求が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS64)。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30からスケジュール情報の表示要求が受信されると、制御部11により、記憶部16からログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報163が読み出され、端末装置30に対し、読み出された医療施設のスケジュール情報163を表示するための表示用データが通信部14を介して送信される(ステップS65)。
端末装置30では、通信部34により表示用データが受信されると、制御部31により、表示部33にスケジュール情報が表示される(ステップS66)。
端末装置30のユーザーは、表示部33に表示されているスケジュール情報について、医療従事者毎の患者訪問予定、休み情報、その他の予定、勤務時間等の変更を指示する。端末装置30において、操作部32によりログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報の変更が指示されると、操作部32から指示されたスケジュール情報の変更内容を含む変更要求が通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS67)。例えば、スケジュール情報に対し、看護・介護を担当する医療従事者の変更、患者訪問の日時の変更、患者訪問予定の削除・追加等が行われる。
データ管理サーバー10では、通信部14により端末装置30からスケジュール情報の変更要求が受信されると、制御部11により、受信された変更要求に基づいて、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報163が更新される(ステップS68)。
以上で、スケジュール情報変更処理が終了する。
スケジュール情報163が更新された後は、更新後のスケジュール情報163に基づいて、担当者別空き情報表示処理(図7)、施設空き状況グラフ生成処理(図11)、施設稼働状況グラフ生成処理(図13)が行われる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、担当者別空き情報表示画面50において、各曜日のAM/PM毎に、各医療従事者の空き時間を示す情報(空き数)及び空き時間に訪問可能な地域が表示されるので、地理的条件も含めて、新たに患者を訪問する予定を入れることができる医療従事者を容易に把握することができる。
また、施設空き状況グラフ表示画面60において、各曜日のAM/PM毎に、各医療従事者が訪問する患者の数の全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合、及び、各医療従事者の空き数の合計の全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合を示すグラフが表示されるので、医療施設全体でどれだけ空きがあるかを確認することができる。また、各曜日のAM/PM毎に、各医療従事者が訪問する患者の数の構成比が一目でわかる。
なお、図12は、各医療従事者が訪問する患者の数の全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合、及び、各医療従事者の空き数の合計の全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合を百分率で表示した場合の例であるが、各医療従事者が訪問する患者の数、各医療従事者の空き数の合計を単に積み上げてグラフ化することとしてもよい。
また、施設稼働状況グラフ表示画面61において、各曜日のAM/PM毎に、医療施設に所属する各医療従事者が訪問する患者の数を示すグラフが表示されるので、各曜日のAM/PM毎に、各医療従事者が訪問する患者の数を容易に把握することができる。
〔変形例1〕
次に、変形例1について説明する。変形例1における在宅診療連携システムは、上記実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成であるため、その構成については図示及び説明を省略する。また、変形例1において行われる各処理についても、上記実施の形態と略同様である。以下、変形例1に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例1では、端末装置30において、担当者別空き情報表示画面が表示される際に、空き数又は地域に応じた色又はパターンが用いられる。
変形例1では、図7に示す担当者別空き情報表示処理のステップS17において、制御部11により、担当者毎に、各曜日のAM及びPMについて、空き数及び訪問可能な地域を表示するための表示用データが生成される際に、空き数又は地域に応じた色又はパターンを用いて、表示用データが生成される。すなわち、ステップS18において、端末装置30に送信される表示用データに、空き数又は地域に応じた色又はパターンを示す情報が含まれる。
図16は、空き数及び地域に応じて色分けした担当者別空き情報表示画面70の表示例である。例えば、地域毎に背景色を変える(同一の地域については同一又は類似の色相とする)とともに、同一の地域については、空き数が多いほど背景色の色を濃くする。担当者Aの月曜日のPMの空き情報を示す欄71には、空き数として「2」が表示されており、訪問可能な地域として「地域X」が表示されている。また、担当者Aの水曜日のPMの空き情報を示す欄72には、空き数として「1」が表示されており、訪問可能な地域として「地域X」が表示されている。欄71と欄72は、「地域X」が共通しているから、同一又は類似の色相の色で表示され、空き数が「2」である欄71の方が空き数が「1」である欄72よりも濃い色で表示される。なお、図16においては、色の濃淡をパターンの違いで表現している。
変形例1によれば、空き数及び訪問可能な地域の表示に際し、空き数又は地域に応じた色又はパターンを用いるので、空き数や地域の違いを認識しやすい。また、同一の地域については同一又は類似の色相とし、空き数が多いほど背景色の色を濃くすることにより、感覚的に空き数の多さを把握することができる。
〔変形例2〕
次に、変形例2について説明する。変形例2における在宅診療連携システムは、上記実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成であるため、その構成については図示及び説明を省略する。また、変形例2において行われる各処理についても、上記実施の形態と略同様である。以下、変形例2に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例2では、端末装置30において、担当者別空き情報表示画面が表示される際に、空き数に応じた色又はパターンが用いられる。
変形例2では、図8に示す空き数算出処理において、処理対象の期間として、各曜日のAM又はPMを用いることに代えて、1か月に含まれる第1週から第5週までの各曜日を用いる。すなわち、1日毎に空き数が算出される。具体的には、ステップS22において、制御部11により、処理対象の担当者について取得された休み情報に基づいて、処理対象の日が休みであるか否かが判断される。また、ステップS27において、制御部11により、1か月に含まれる全ての日について、処理が終了したか否かが判断される。
また、図9に示す地域決定処理では、1日毎に、空き数に対応する空き時間に訪問可能な地域が求められる。
また、図7に示す担当者別空き情報表示処理のステップS17において、制御部11により、担当者毎に、各週の各曜日について、空き数及び訪問可能な地域を表示するための表示用データが生成される際に、空き数に応じた色又はパターンを用いて、表示用データが生成される。すなわち、ステップS18において、端末装置30に送信される表示用データに、空き数に応じた色又はパターンを示す情報が含まれる。
図17は、空き数に応じて色分けした担当者別空き情報表示画面80の表示例である。担当者別空き情報表示画面80では、担当者毎に、1日毎の空き数が1か月分表示されている。例えば、空き数が1以上の場合に同一又は類似の色相の背景色とし、空き数が多いほど背景色の色を濃くする。ここでは、空き数が「1」の場合と、空き数が「2以上」の場合とで、色の濃淡に差をつけている。担当者Aの月曜日の空き情報を示す欄81,82,83,84,85を見ると、空き数として「2」が表示されており、訪問可能な地域として「地域X」が表示されている。したがって、担当者Aは、月曜日に「地域X」の患者を訪問する予定を「2」件追加可能であることがわかる。また、担当者Bの第1週の日曜日の空き情報を示す欄86には、空き数として「1」が表示されており、訪問可能な地域として「地域Y」が表示されている。空き数が「2」である欄81の方が、空き数が「1」である欄86よりも濃い色で表示される。なお、図17においては、色の濃淡をパターンの違いで表現している。
変形例2によれば、空き数及び訪問可能な地域の表示に際し、空き数に応じた色又はパターンを用いるので、空き数の違いを認識しやすい。また、空き数が多いほど背景色の色を濃くすることにより、感覚的に空き数の多さを把握することができる。
〔変形例3〕
次に、変形例3について説明する。変形例3における在宅診療連携システムは、上記実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成であるため、その構成については図示及び説明を省略する。また、変形例3において行われる各処理についても、上記実施の形態と略同様である。以下、変形例3に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例3では、端末装置30において、担当者別空き情報表示画面が表示される際に、空き数が表示されるのではなく、時間軸に沿って空き時間を示すグラフが表示される。
変形例3では、図7に示す担当者別空き情報表示処理のステップS17において、制御部11により、担当者毎に、各曜日について、患者訪問予定、その他の予定、空き時間、及び、空き時間に訪問可能な地域を表示するための表示用データが生成される。患者訪問予定及びその他の予定は、対象医療施設のスケジュール情報163から取得される。空き時間は、図8に示す空き数算出処理のステップS24において、所定時間以上であると判断された空き時間を用いる。空き時間に訪問可能な地域は、図9に示す地域決定処理において求められた地域区分を用いる。
また、ステップS18において、端末装置30に送信される表示用データには、患者訪問予定、その他の予定、空き時間に応じた色又はパターンを示す情報が含まれる。
図18は、患者訪問予定、その他の予定、空き時間、及び、空き時間に訪問可能な地域を表示した担当者別空き情報表示画面90の表示例である。担当者別空き情報表示画面90では、医療従事者毎、第1週の曜日毎に、横軸に時刻をとって、1日に含まれる予定がグラフで表示されている。患者訪問予定、空き時間、その他の予定は、それぞれ異なる色やパターンで区別されている。また、担当者別空き情報表示画面90では、空き時間毎に、空き時間に対応付けられて、訪問可能な地域が表示される。例えば、担当者Aの第1週の月曜日のAMの空き時間91には、訪問可能な地域として「地域X」が表示されている。また、担当者Bの第1週の日曜日のPMの空き時間92には、訪問可能な地域として「地域Y」が表示されている。
変形例3によれば、医療従事者毎に、空き時間と訪問可能な地域とが対応付けられて表示されるので、地理的条件も含めて、新たに患者を訪問する予定を入れることができる医療従事者を容易に把握することができる。また、空き時間がグラフで表示されるので、何時から何時までが空いているのかを詳細に知ることができる。
なお、変形例3では、医療従事者毎に、空き時間に対応する訪問可能な地域を表示する場合について説明したが、医療従事者毎に、既に入っている患者訪問予定に基づいて、訪問する患者の住所に対応する地域(訪問予定地域)を求め、患者訪問予定と訪問予定地域とを対応付けて表示することとしてもよい。この際、各曜日のAM又はPMに、患者訪問予定が複数入っている場合には、訪問する患者の住所に対応する訪問予定地域のうち最も多い地域を表示してもよい。
〔変形例4〕
次に、変形例4について説明する。変形例4における在宅診療連携システムは、上記実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成であるため、その構成については図示及び説明を省略する。また、変形例4において行われる各処理についても、上記実施の形態と略同様である。以下、変形例4に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例4では、データ管理サーバー10の記憶部16に記憶される医療施設毎のスケジュール情報163に、さらに、当該医療施設に所属する医療従事者毎の予定の空きを示す空き時間が含まれる。空き時間には、該当する医療従事者が空いている日時が含まれる。医療従事者が空いている日時として、特定の日における空き開始時刻と空き終了時刻とが含まれていてもよいし、各曜日における空き開始時刻と空き終了時刻とが含まれていてもよい。
変形例4では、図5に示すスケジュール情報登録処理のステップS7において、端末装置30のユーザーは、スケジュール情報の入力画面にて、さらに、操作部32により、医療従事者毎の空き時間を入力する。具体的には、どの日のいつからいつまでは空いているという情報を入力する。空き時間の入力は、予定に空きがある医療従事者本人が行うことが望ましいが、同じ医療施設に所属する他の医療従事者が行うこととしてもよい。入力された空き時間を含む情報は、通信部34によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により、端末装置30において入力された空き時間を含む情報が受信されると、制御部11により、受信された情報が、ログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報163として記憶部16に記憶される(ステップS8)。すなわち、スケジュール情報163には、端末装置30から送信された医療従事者毎の空き時間が含まれる。
変形例4において、制御部11は、空き時間を求めることに代えて、端末装置30から送信された空き時間を用いる。
変形例4では、データ管理サーバー10において、図8に示す空き数算出処理に代えて、図19に示す第2の空き数算出処理が行われる。
まず、制御部11により、記憶部16に記憶されているログインユーザーが所属する医療施設のスケジュール情報163から、処理対象の担当者(医療従事者)の空き時間が取得される(ステップS71)。
次に、制御部11により、処理対象の担当者について取得された空き時間に基づいて、処理対象の期間(いずれかの曜日のAM又はPM)に空き時間があるか否かが判断される(ステップS72)。
処理対象の期間に空き時間がある場合には(ステップS72;YES)、制御部11により、空き時間が所定時間以上であるか否かが判断される(ステップS73)。
空き時間が所定時間以上である場合には(ステップS73;YES)、制御部11により、空き時間が所定時間で割られ、空き数が算出される(ステップS74)。
ステップS72において、処理対象の期間に空き時間がない場合(ステップS72;NO)、ステップS73において、空き時間が所定時間未満である場合には(ステップS73;NO)、制御部11により、空き数は0とされる(ステップS75)。なお、ステップS73において、所定時間未満であると判断された空き時間については、これ以降の処理では、空き時間から除かれる。
ステップS74又はステップS75の後、制御部11により、全ての曜日のAM及びPMについて、処理が終了したか否かが判断される(ステップS76)。いずれかの曜日のAM又はPMについて、処理が終了していない場合には(ステップS76;NO)、ステップS72に戻り、処理が終了していない曜日のAM又はPMを処理対象の期間として、処理が繰り返される。
ステップS76において、全ての曜日のAM及びPMについて、処理が終了した場合には(ステップS76;YES)、制御部11により、医療施設に所属する全ての担当者について処理が終了したか否かが判断される(ステップS77)。いずれかの担当者について、処理が終了していない場合には(ステップS77;NO)、ステップS71に戻り、処理が終了していない担当者を処理対象として、処理が繰り返される。
ステップS77において、全ての担当者について処理が終了した場合には(ステップS77;YES)、第2の空き数算出処理が終了する。
その他の処理については、上記実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
変形例4によれば、医療従事者毎の空き時間を入力することで、入力された空き時間を用いて、各医療従事者の空き時間を示す情報及び空き時間に訪問可能な地域を表示することができる。したがって、患者訪問予定を入れることが可能な日時を明確に示すことができる。
また、空き時間を手入力した場合には、空き時間の前後の患者訪問予定を特定することが容易であるため、空き時間の前又は後に訪問する患者の住所に対応する地域を、空き時間に訪問可能な地域とすればよい。
変形例4では、端末装置30から空き時間を入力する場合について説明したが、端末装置30から医療従事者毎、所定の期間(各曜日のAM/PM等)毎の空き数を入力することとしてもよい。入力された空き数は、データ管理サーバー10に送信され、医療施設毎のスケジュール情報163に含まれることとなる。この場合、データ管理サーバー10により行われる処理において、空き数を算出する必要はなく、スケジュール情報163に含まれる空き数を用いればよい。
なお、上記実施の形態及び変形例1〜4における記述は、本発明に係る在宅診療連携システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、図9に示した地域決定処理では、ステップS34で求められた地域区分が複数存在する場合に、処理対象の空き時間に最も近い患者訪問予定の地域区分を、処理対象の空き時間に対する地域区分として決定することとしたが(ステップS37)、求められた複数の地域区分のうち最も多い地域区分を、処理対象の空き時間に対する地域区分としてもよい。
また、本発明は、医療従事者本人が所属する医療施設のスケジュール情報163を参照する場合だけでなく、同一チーム内の他の医療施設のスケジュール情報163を参照する場合についても適用可能である。また、ケアマネージャー等が空いている医療従事者を探す際に、複数の医療施設に所属する医療従事者をまとめて検索可能とし、患者の地域別に空いている医療従事者を抽出することとしてもよい。
また、空き時間に訪問可能な地域の設定を手動で行うこととしてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例1〜4における在宅診療連携システムに特徴的な構成を複数組み合わせてもよい。
10 データ管理サーバー
11 制御部
14 通信部
16 記憶部
20A 在宅療養支援診療所
20B 訪問看護ステーション
20C 訪問介護事業所
20D 薬局
20E 後方支援病院
30 端末装置
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
36 記憶部
40 患者訪問予定入力画面
50 担当者別空き情報表示画面
60 施設空き状況グラフ表示画面
61 施設稼働状況グラフ表示画面
70 担当者別空き情報表示画面
80 担当者別空き情報表示画面
90 担当者別空き情報表示画面
100 在宅診療連携システム
161 患者基本情報
163 スケジュール情報
164 地域区分情報
N 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 在宅診療に関わる情報を管理するデータ管理サーバーと、医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された在宅診療連携システムであって、
    前記データ管理サーバーは、
    前記医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含むスケジュール情報と、患者毎の当該患者の住所を示す患者住所情報と、を記憶する記憶部と、
    前記スケジュール情報に基づいて、医療従事者毎に空き時間を求め、医療従事者毎に求められた空き時間毎に、当該空き時間と同じ日に当該医療従事者が訪問する予定の患者を前記スケジュール情報から取得し、当該取得された患者に対応する住所を前記患者住所情報から取得し、当該取得された住所に基づいて当該空き時間に訪問可能な地域を求め、医療従事者毎に前記空き時間を示す情報及び当該空き時間に訪問可能な地域を表示するための表示用データを生成し、当該生成された表示用データを前記端末装置に送信する制御部と、
    を備える在宅診療連携システム。
  2. 前記空き時間を示す情報は、当該空き時間内に訪問可能な患者の数を示す空き数である請求項1に記載の在宅診療連携システム。
  3. 前記制御部は、前記空き数又は前記地域に応じた色又はパターンを用いて、前記表示用データを生成する請求項2に記載の在宅診療連携システム。
  4. 前記制御部は、さらに、医療従事者毎に求められた空き時間毎に当該空き時間内に訪問可能な患者の数を示す空き数を算出し、前記スケジュール情報に含まれる医療従事者毎の患者訪問予定と、前記算出された医療従事者毎の空き数と、に基づいて、所定の期間毎に前記医療施設に所属する各医療従事者が訪問する患者の数の前記医療施設に所属する全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合、及び、前記医療施設に所属する各医療従事者の空き数の合計の前記医療施設に所属する全医療従事者が訪問可能な患者の数に対する割合を示すグラフを表示するための第2の表示用データを生成し、当該生成された第2の表示用データを前記端末装置に送信する請求項1〜3のいずれか一項に記載の在宅診療連携システム。
  5. 前記制御部は、さらに、前記スケジュール情報に含まれる医療従事者毎の患者訪問予定に基づいて、所定の期間毎に前記医療施設に所属する各医療従事者が訪問する患者の数を示すグラフを表示するための第3の表示用データを生成し、当該生成された第3の表示用データを前記端末装置に送信する請求項1〜4のいずれか一項に記載の在宅診療連携システム。
  6. 前記端末装置は、
    医療従事者毎に空き時間を入力するための操作部と、
    前記入力された空き時間を前記データ管理サーバーに送信する送信部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記空き時間を求めることに代えて、前記端末装置から送信された空き時間を用いる請求項1〜5のいずれか一項に記載の在宅診療連携システム。
  7. 前記端末装置は、
    前記スケジュール情報の変更を指示するための操作部と、
    前記操作部から指示された前記スケジュール情報の変更内容を含む変更要求を前記データ管理サーバーに送信する送信部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記端末装置から送信された変更要求に基づいて、前記記憶部に記憶されているスケジュール情報を更新する請求項1〜6のいずれか一項に記載の在宅診療連携システム。
  8. 在宅診療に関わる情報を管理し、医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続されたデータ管理サーバーであって、
    前記医療施設に所属する医療従事者毎の患者訪問予定を含むスケジュール情報と、患者毎の当該患者の住所を示す患者住所情報と、を記憶する記憶部と、
    前記スケジュール情報に基づいて、医療従事者毎に空き時間を求め、医療従事者毎に求められた空き時間毎に、当該空き時間と同じ日に当該医療従事者が訪問する予定の患者を前記スケジュール情報から取得し、当該取得された患者に対応する住所を前記患者住所情報から取得し、当該取得された住所に基づいて当該空き時間に訪問可能な地域を求め、医療従事者毎に前記空き時間を示す情報及び当該空き時間に訪問可能な地域を表示するための表示用データを生成し、当該生成された表示用データを前記端末装置に送信する制御部と、
    を備えるデータ管理サーバー。
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