JP6101610B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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本発明は、内燃機関に用いられ、燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2006−90191号公報(特許文献1)がある。この公報には、ニードルと、ニードルに協働して着座方向及び離座方向に移動する可動コアと、可動コアを着座方向に付勢する付勢力に抗して磁気吸引する固定コアと、可動コアを固定コアに磁気吸引するための電磁力を発生するコイルとを備えた燃料噴射弁において、可動コアと固定コアとの間に着座方向に付勢される磁性体としての緩衝コアを設け、緩衝コアと固定コアとの接触面積を緩衝コアと可動コアとの接触面積よりも大きく形成し、緩衝コアを着座方向に付勢する第1のセット荷重よりも可動コアを着座方向に付勢する第2のセット荷重を大きくした構成が記載されている(要約参照)。
この構成によれば、緩衝コアと固定コアとの接触面積を大きくすることができ、緩衝コアと固定コアとの間の燃料スクイーズ力が増大し、緩衝コア及び可動コアの固定コアに対する衝突速度を低減することができる。その結果、緩衝コア及び可動コアが固定コアに衝突するときの反発力が緩和され、瞬間的に着座方向に戻される挙動、いわゆる開弁バウンスが抑制又は防止される(段落0038参照)。
特開2006−90191号公報
燃料噴射弁では、駆動信号である噴射パルスのパルス幅(時間)に対する燃料噴射量の線形性を高めることが求められている。噴射量特性の線形性を高めるためには、噴射パルスの立ち上がりから開弁が完了するまでの時間(以下、開弁動作時間という)を短くすることが望ましい。
特許文献1では、可動鉄心の開弁バウンスを抑制又は防止するために、可動鉄心の固定鉄心に対する衝突速度を低減することは、開弁動作時間を長くすることになる。
ところで、可動鉄心が開弁バウンスを生じる原因として、可動鉄心が固定鉄心における可動鉄心との対向側端部(以下、単に対向側端部という)に衝突したときに生じる応力波が、固定鉄心内を対向側端部とは反対側の端部(以下、単に反対側端部という)に向かって移動し、反対側端部で反射して折り返した応力波が固定鉄心の対向側端部に当接している可動鉄心に伝達することが挙げられる。
本発明の目的は、固定鉄心内を移動する応力波が可動鉄心に伝達されるのを防ぐことにより、開弁バウンスを低減した燃料噴射弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射弁は、可動鉄心と固定鉄心との衝突時に可動部材を固定鉄心に当接させておき、固定鉄心内を移動する応力波をこの可動部材に伝達させて減衰するようにする。
本発明によれば、可動鉄心と固定鉄心との衝突時に生じた応力波が固定鉄心内を移動したのち可動部材に伝達されて減衰されるため、可動鉄心に伝達されるのを防ぐことができ、可動鉄心の開弁バウンスを低減することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る電磁式燃料噴射弁の構造を示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。 図1に示す電磁式燃料噴射弁のノズル部の先端部に構成される弁部を拡大して示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。 本発明を実施していない電磁式燃料噴射弁について、駆動信号である噴射パルス幅と燃料噴射量との関係(噴射量特性)を示す図である。 本発明を実施していない電磁式燃料噴射弁について、噴射パルス信号と弁体変位(弁体挙動)との関係を示す図である。 固定コアに生じる応力波により可動鉄心に開弁バウンスが生じる現象を説明する説明図である。 本発明により開弁バウンスが抑制される理由を説明する説明図である。 本発明に係る第2実施例について、電磁式燃料噴射弁の構造を示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る実施例について説明する。
図1及び図2を用いて、本発明に係る第一実施例である電磁式燃料噴射弁100の構成について説明する。図1は本発明の一実施例に係る電磁式燃料噴射弁の構造を示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。図2は図1に示す電磁式燃料噴射弁のノズル部の先端部に構成される弁部を拡大して示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。
電磁式燃料噴射弁100は、燃料を供給する燃料供給部200と、燃料の流通を許したり遮断したりする弁部300aが先端部に設けられたノズル部300と、弁部300aを駆動する電磁駆動部400とで、構成される。本実施例では、ガソリンを燃料とする内燃機関用の電磁式燃料噴射弁を例にとり、説明する。なお、燃料供給部200、弁部300a、ノズル部300及び電磁駆動部400は、図1に記載した断面に対して該当する部分を指示しており、図1に記載した符号と対応するものではない。
本実施例の電磁式燃料噴射弁100では、図面の上端側に燃料供給部200が、下端側にノズル部300が構成され、燃料供給部200とノズル部300との間に電磁駆動部400が構成されている。すなわち、中心軸線100a方向に沿って、燃料供給部200、電磁駆動部400及びノズル部300がこの順に配置されている。
燃料供給部200は、ノズル部300に対して反対側の端部が図示しない燃料配管に連結される。ノズル部300は、燃料供給部200に対して反対側の端部が、図示しない吸気管或いは内燃機関の燃焼室形成部材(シリンダブロック、シリンダヘッド等)に形成された取付穴(挿入孔)に挿入される。電磁式燃料噴射弁100は燃料供給部200を通じて燃料配管から燃料の供給を受け、ノズル部300の先端部から吸気管或いは燃焼室内に燃料を噴射する。電磁式燃料噴射弁100の内部には、燃料供給部200の前記端部からノズル部300の先端部まで、燃料がほぼ電磁式燃料噴射弁100の中心軸線100a方向に沿って流れるように、燃料通路101(101a〜101h)が構成されている。
以下の説明においては、電磁式燃料噴射弁100の中心軸線100aに沿う方向の両端部について、ノズル部300に対して反対側に位置する燃料供給部200の端部或いは端部側を基端部或いは基端側と呼び、燃料供給部200に対して反対側に位置するノズル部300の端部或いは端部側を先端部或いは先端側と呼ぶことにする。また、図1の上下方向を基準として、電磁式燃料噴射弁を構成する各部に「上」又は「下」を付けて説明する。これは、説明を分かり易くするために行うものであり、内燃機関に対する電磁式燃料噴射弁の実装形態をこの上下方向に限定するものではない。
以下、燃料供給部200、電磁駆動部400及びノズル部300の構成について、詳細に説明する。
燃料供給部200は、燃料パイプ201によって構成される。燃料パイプ201の一端部(上端部)には、燃料供給口201aが設けられ、燃料パイプ201の内側には燃料通路101aが中心軸線1aに沿う方向に貫通するように形成されている。燃料パイプ201の他端部(下端部)は筒状部材304の一端部(上端部)に接合されている。筒状部材304は一端側に大径部304aが形成され、他端側にノズル部300のノズル体300bを構成する小径部304bが形成されている。
燃料パイプ201の上端部の外周側には、Oリング202とバックアップリング203とが設けられている。
Oリング202は、燃料供給口201aが燃料配管に取り付けられた際に、燃料漏れを防止するシールとして機能する。また、バックアップリング203はOリング202をバックアップするためのものである。バックアップリング203は複数のリング状部材が積層されて構成される場合もある。燃料供給口201aの内側には燃料に混入した異物を濾しとるフィルタ204が配設されている。
ノズル部300は、ノズル体300bを備え、ノズル体300bの先端部(下端部)に弁部300aが構成されている。ノズル体300bは中空の筒状体であり、弁部300aの上流側に燃料通路101fを構成している。尚、ノズル体300bの先端部外周面には、内燃機関に搭載される際に気密を維持するチップシール103が設けられている。
弁部300aは、噴射孔形成部材301と、ガイド部材302と、プランジャロッド102の一端部(下端側先端部)に設けられた弁体303とを備えている。
噴射孔形成部材301の内側には上端面301aから下方に向けて凹形状部301bが形成されている。凹形状部301bには、中心軸線100aに平行な円筒形状を成す内周面301cが上端面301aから凹形状部301bの奥側(下側)に向けて形成されている。内周面301cの下端には段部301dが形成され、段部301dの内周縁からさらに奥側に向けて内周壁面301eが形成されている。段部301dには、後述するガイド部材302が載置される。内周壁面301eは奥側に向かって縮径するように形成され、燃料室301fを形成している。内周壁面301eの下端には円錐形状の弁座構成面301gが形成され、弁座構成面301gを形成する円錐形状の頂点部には、弁体303との干渉を避ける逃げ部301hが設けられている。
円錐形状の弁座構成面301gには弁体303の弁部303aと接触する弁座301bが円環状に設けられている。弁座構成面301gと弁体303との接触幅は非常に狭く、線接触に近い。このため、弁座構成面301gと弁体303との接触幅に相当する環状部分を弁座301bと呼び、弁座301bと弁座構成面301gとを区別している。しかし、弁座301bは弁座構成面301gの上端と下端との間に構成されており、弁座構成面301gを弁座301bと呼ぶ場合もある。
噴射孔形成部材301の外側には、上端面301aから下方に向けて中心軸線100aに平行な外周面301iが円筒形状に形成されている。外周面301iの下端は先端面(下端面)301jに接続されている。先端面301jには、その中心部に、先端面から突出する曲面部(或いは球面部)301kが形成されている。
上述した構成により、噴射孔形成部材301は、内周面301cと外周面301iとによって構成される筒状部301lと、内周壁面301eと弁座構成面301gと逃げ部301hと曲面部(或いは球面部)301kを含む先端面301jとによって構成される底部301mとを有しており、有底筒状に形成されている。
噴射孔形成部材301の底部301mには、底部301mを貫通するように、燃料噴射孔301nと凹部301oとが形成されている。凹部301oは、曲面部301kの外面から凹形状部301b側に向けて円筒形状に形成された内周面301oaと、平坦に形成された底面301obとを有している。燃料噴射孔301nは、その出口が凹部301oの底面301obに開口し、その入口が噴射孔形成部材301の裏面側(凹形状部301bの内側)に開口している。内周面301oaの中心軸線は燃料噴射孔301nの中心軸線と一致している。底面301obは燃料噴射孔301nの中心軸線に垂直である。複数の燃料噴射孔301nのそれぞれに凹部301oが個別に設けられ、燃料噴射孔301aと凹部301oとからなる噴射部が複数設けられている。
噴射孔形成部材301は、ノズル体300bの先端部に形成された凹部内周面300baに挿入されて固定されている。このとき、噴射孔形成部材301の先端面の外周とノズル体300bの先端面内周とが溶接され、燃料をシールしている。
ガイド部材302は噴射孔形成部材301の内側に配置されている。ガイド部材302の中心部には、上端面から下端面に貫通する貫通孔302aが形成されている。貫通孔302aはプランジャロッド102の先端側(下端側)のガイド面を構成し、中心軸線100aに沿う方向(開閉弁方向)におけるプランジャロッド102の移動を案内する。ガイド部材302の外周面には燃料通路101gが形成され、ガイド部材302の下端面には燃料通路101hが形成されている。
弁体303は閉弁時に弁部301aが弁座301bと接触し、弁座301bと協働して燃料をシールする。弁部300aは、燃料を噴射する主要部であり、燃料噴霧を形成する噴霧形成部を構成する。
電磁駆動部400は、固定鉄心401と、コイル402と、外周ヨーク403と、可動鉄心404と、第1ばね部材(コイルばね)405と、ばね力調整部材406と、第2ばね部材(スプリング)407と、ばね座部材408とで構成されている。固定鉄心401は固定コアとも呼ばれる。可動鉄心404は可動コア又はアンカと呼ばれる。
固定鉄心401は、可動鉄心404と対向する側の端部(下端部)に形成された下端面401aと、中心部に燃料通路101cを構成する貫通孔401bと、下端面401aに対して他端側に形成された端面(上端面)401cとを有する。固定鉄心401の外周面401dは筒状部材304に形成された大径部304aの内周面に嵌合されている。固定鉄心401及び大径部304aの外周側にはコイル402が巻回されている。
固定鉄心401の上端面401c側には、上端面401cと対向するように配置された可動部材1と、可動部材1を上端面401cに向けて付勢する付勢部材2とによって構成される振動機構4が設けられている。付勢部材2は弾性部材であり、本実施例では第3ばね部材を構成する。振動機構4は、筒状部材304の大径部304aの内側でかつ固定鉄心401の上端面401c側に設けられた振動機構収容部(振動機構収容室)3に収容されている。振動機構収容部3の固定鉄心401側とは反対側には燃料パイプ201によって区画されている。振動機構収容部3は燃料通路101aの下流端部に形成され、振動機構収容部3には燃料が満たされた状態になる。
可動部材1は円環状の形状をしており、第3ばね部材2に付勢されることにより、下端面1aが固定鉄心401の上端面401cに当接している。可動部材1の中央部には横断面(中心軸線100aに直交する断面)が円形の貫通孔1bが設けてあり、貫通孔1bを通じて固定鉄心401の貫通孔401bに燃料を流す構成になっている。可動部材1はその質量が可動鉄心404及びプランジャロッド102で構成される可動子の質量と等しくなるように構成するのが望ましい。また、可動部材1は筒状部材304の内周面によって案内されて中心軸線100aに沿う方向に移動可能に設けられている。
第3ばね部材2は第1ばね部材405及び第2ばね部材407と同様に、コイルばね(圧縮ばね)で構成している。第3ばね部材2の一方の端部は可動部材1の上端面1cに当接しており、他方の端部は燃料パイプ201の下端面201cに当接している。第3ばね部材2は可動部材1の上端面1cと燃料パイプ201の下端面201cとの間に圧縮された状態で挟設されている。
本実施例のように、筒状部材304の大径部304aの開放側端部に燃料パイプ201を接合する構成により、筒状部材304の内側に振動機構収容部3を形成することができるとともに、振動機構4の組付けを可能にしている。
本実施例では、可動部材1が中心軸線100aに沿う方向に移動するとき、その運動エネルギは振動機構収容部3内に満たされた燃料によって、減衰される。特に筒状部材304の内周面と可動部材1との間に入り込んだ燃料の粘性によって、可動部材1の運動は著しく減衰される。
外周ヨーク403はコイル402の外周側を囲むように設けられ、電磁式燃料噴射弁100のハウジング部材を兼ねている。外周ヨーク403の上端側内周面403aは磁性材料からなる径方向ヨーク部材409によって筒状部材304を介して固定鉄心401の外周面に接続されている。また、外周ヨーク403の下端側内周面403bは、筒状部材304の大径部304aの外周面に接続されて固定されている。
固定鉄心401の下端面401a側には、可動鉄心404が配置されている。可動鉄心404の上端面404aは固定鉄心401の下端面401aと対向している。また、可動鉄心404の外周面は筒状部材304の大径部304aの内周面と僅かな隙間を介して対向しており、可動鉄心404は筒状部材304の内側で中心軸線100aに沿う方向に移動可能に設けられている。
固定鉄心401、可動鉄心404、外周ヨーク403及び径方向ヨーク部材409には、可動鉄心404と外周ヨーク403との間、及び径方向ヨーク部材409と固定鉄心401との間にそれぞれ筒状部材304を介して磁束が周回するように流れる磁路が形成される。筒状部材304は磁路の一部となるため、磁性材料で形成されている。しかし、磁束は、固定鉄心401の下端面401aと可動鉄心404の上端面404aとの間を流れるものが有効磁束となり、固定鉄心401の下端面401aと可動鉄心404の上端面404aとが対向する部分で筒状部材304を通じて流れるものは漏れ磁束となる。この漏れ磁束を低減するため、筒状部材304には磁気抵抗を大きくする非磁性部410を設けている。本実施例では、非磁性部を筒状部材304の外周面に形成した環状溝410で構成している。
可動鉄心404の中央部には、上端面404a側から下端面404b側に窪んだ凹部404cが形成されている。凹部404cの底面に中心軸線100aに沿う方向に下端面404b側まで貫通する貫通孔404dが形成されている。貫通孔404dを挿通するようにプランジャロッド102が設けられている。可動鉄心404とプランジャロッド102とは、中心軸線100aに沿う方向に、相対変位可能に構成されている。可動鉄心404の貫通孔404dの周囲には、凹部404cの底面に開口し、下端面404b側に貫通する貫通孔により形成された燃料通路101dが設けられている。
プランジャロッド102は第1ばね部材405により閉弁方向(下方向)に付勢され、下端部に構成された弁体303が弁座301bに接触している。なお、閉弁方向は弁体303が弁座301bに当接して着座する方向である。このために、第1ばね405の上端部はばね力調整部材406の下端面に当接し、第1ばね部材405の下端部はプランジャロッド102の上端部に形成された拡径部102aの上端面に当接している。可動鉄心404は第2ばね部材407により開弁方向(上方向)に付勢され、凹部404cの底面がプランジャロッド102の拡径部102aの下端面と接触している。なお、開弁方向は弁体303が弁座301bから離れて離座する方向である。このために、第2ばね部材407の上端部は可動鉄心404の下端面404b側に当接し、第2ばね部材407の下端部はばね座部材408のばね座面408aに当接している。
第1ばね部材405の付勢力は第2ばね部材407の付勢力よりも大きく設定されている。このため、弁体303は弁座301bに接触した状態を維持することができる。一方、可動鉄心404はプランジャロッド102の拡径部102aによって、開弁方向への変位を規制されている。本実施例では、上述した構成により、第1ばね405の付勢力はプランジャロッドの拡径部102aを介して可動鉄心404に伝達される。一方、開弁時においては、可動鉄心404には第2ばね部材407の付勢力及び固定鉄心401からの磁気吸引力との合力が開弁方向に作用し、この合力は可動鉄心404から拡径部102aを介してプランジャロッド102に伝達される。
第1ばね405の付勢力を調整するために、固定鉄心401の貫通孔401b内にばね力調整部材406が設けられている。第1ばね405とばね力調整部材406とは固定鉄心401の貫通孔401bによって形成された燃料通路101c内に配置されている。ばね力調整部材406の中心部には燃料通路101bが構成されている。
上述した固定鉄心401、コイル402及び外周ヨーク403は、可動鉄心404に対する磁気吸引力を発生する電磁石を構成する。
上述したばね座部材408には、中心部に中心軸線100aに沿う方向に貫通する貫通孔408bが形成されている。貫通孔408bはプランジャロッド102の上端側のガイド面を構成し、中心軸線100aに沿う方向(開閉弁方向)におけるプランジャロッド102の移動を案内する。ばね座部材408には燃料通路101eが形成されている。
コイル402はボビンに巻かれた状態で固定鉄心401及び筒状部材大径部304aの外周側に組み付けられ、その周囲には樹脂材がモールドされている。このモールドに使用される樹脂材により、コイル402から引き出されたターミナル104を有するコネクタ105が一体的に成形されている。
次に、電磁式燃料噴射弁100の動作について説明する。
コイル402に通電されていない状態では、プランジャロッド102を閉弁方向に付勢する第1ばね部材の付勢力により、弁体303が弁座301bに当接して閉弁している。この状態を閉弁静止状態という。このとき、可動鉄心404は第2ばね部材407によって開弁方向に付勢され、凹部404cの底面がプランジャロッド拡径部102aと当接している。可動鉄心404は開弁方向への変位がプランジャロッド拡径部102aによって規制され、上端面404aと固定鉄心下端面401aとの間には、弁体303のストロークに対応するギャップgが生じている。
コイル402に通電されると、固定鉄心401、コイル402及び外周ヨーク403によって構成された電磁石により起磁力が発生する。この起磁力により、コイル402を囲むように構成された固定鉄心401、筒状部材304、径方向ヨーク部材409、外周ヨーク403、筒状部材304及び可動鉄心404によって構成される磁路を周回する磁束が流れる。このとき、可動鉄心上端面404aと固定鉄心下端面401aとの間に磁気吸引力が作用し、可動鉄心404が固定鉄心401に向けて引き付けられる。プランジャロッド102は可動鉄心404によって引き上げられ、弁体303の弁部301aが弁座301bから離れる。これにより、弁体303と弁座301bとの間の燃料通路が開く。
可動鉄心上端面404aが固定鉄心下端面401aと当接すると、可動鉄心上端面404aは固定鉄心下端面401aに吸着された状態となって動きを止めるが、プランジャロッド102は開弁方向への移動を続ける。やがて、プランジャロッド102は第1ばね部材405の付勢力により開弁方向への移動を続けることができなくなり、第1ばね部材405により閉弁方向に押し戻される。閉弁方向に押し戻されたプランジャロッド102はプランジャロッド拡径部102aの下端面が可動鉄心凹部404cの底面に当接して静止状態となる。この状態を開弁静止状態という。また、通電を開始して閉弁静止状態から開弁静止状態に至るまでの期間を開弁動作期間という。
開弁静止状態でコイル402への通電を遮断すると、可動鉄心上端面404aと固定鉄心下端面401aとの間に作用している磁気吸引力が小さくなる。この磁気吸引力と第2ばね部材407の付勢力との合力よりも第1ばね405の付勢力が大きくなると、プランジャロッド102及び可動鉄心404は閉弁方向に移動を始める。弁体303の弁部303aが弁座301bに当接すると、プランジャロッド102は閉弁方向への移動を止める。この後も可動鉄心404は閉弁方向への移動を継続するが、やがて第2ばね部材407の付勢力により閉弁方向への移動を続けることができなくなる。この後、可動鉄心404は第2ばね部材407により開弁方向に押し戻され、可動鉄心凹部404cの底面がプランジャロッド拡径部102aの下端面に当接して静止状態(閉弁静止状態)となる。この閉弁静止状態では、弁体303と弁座301bとの間の燃料通路が閉じられている。
本実施例では、プランジャロッド102と可動鉄心404とが相対変位可能な電磁式燃料噴射弁について説明したが、プランジャロッド102と可動鉄心404とが固定された構造であってもよい。或いは、プランジャロッド102と可動鉄心404とが他の相対変位可能な構造であってもよい。また、固定鉄心401、コイル402及び外周ヨーク403によって構成した電磁石も、本実施例と異なる構成にしても構わない。
次に、図3乃至図6を用いて、本実施例に特有な作用効果について説明する。
図3は、本発明を実施していない電磁式燃料噴射弁について、駆動信号である噴射パルスのパルス幅と燃料噴射量との関係(噴射量特性)を示す図である。図4は、本発明を実施していない電磁式燃料噴射弁について、噴射パルス信号と弁体変位(弁体挙動)との関係を示す図である。図5は、固定コアに生じる応力波により可動鉄心に開弁バウンスが生じる現象を説明する説明図(模式図)である。図6は、本発明により開弁バウンスが抑制される理由を説明する説明図(模式図)である。
図3において、噴射パルスのパルス幅が比較的長い領域(C点の前後の領域)では、パルス幅の変化に対して燃料噴射量が直線的に変化する。このときの弁体303は、概ね図4のCのような変位(挙動)を示す。Cの挙動では、弁体303はFLまで変位し、フルリフトの状態を維持する。このときの噴射パルスは、図4に示すように、その終了タイミングが弁体303の開弁バウンスが終了した後になるため、弁体303の閉弁動作が開弁動作の影響を受けることがない。また、パルス幅が比較的長いこの領域においても、弁体303の開弁バウンスは発生するが、噴射期間中に噴射される燃料量が多く、開弁バウンス601の影響を無視することができる。従って、燃料を多量に噴射する領域では、噴射量特性の線形性がよくなり、燃料噴射量を高精度に制御することが容易である。
図3のA点では、弁体303及び可動鉄心404(以下、可動子という)は図4に示すAのような挙動を示す。これは、可動鉄心404が固定鉄心401に衝突して跳ね返り、可動子が開弁バウンスによる下降中に噴射パルスがOFFされた場合である。この場合、可動子の閉弁動作が速くなり、燃料噴射量は噴射パルス幅に対して期待される量よりも少なくなる。
図3のB点では、可動子は図4に示すBのような挙動を示す。これは、可動鉄心404が固定鉄心401に衝突して跳ね返った後、可動子が磁気吸引力により再び開弁方向に動作している期間中に噴射パルスがOFFされた場合である。この場合、可動子の閉弁方向への動作が遅れ、燃料噴射量は噴射パルス幅に対して期待される量よりも多くなる。
可動子の可動鉄心404が固定鉄心401に衝突する際には、図5に示すような現象が起こる。
図5の(a)では、噴射パルスがONに成り、磁路(磁気回路)Cφに磁束が生じる。このとき、可動鉄心404が固定鉄心401に吸引されて、開弁方向に移動を始める。本実施例では、第2ばね部材407の力も可動子の開弁方向への移動を助けるように作用する。可動鉄心404とプランジャニードル102或いは弁体303を固定して第2ばね部材407を設けない形態では、第2ばね部材407の力がないものとして考えればよい。
図5の(b)では、可動鉄心404が固定鉄心401に衝突し、固定鉄心401の内部に応力波SWaが発生した状態を示している。この応力波SWaは、固定鉄心401内を反対側の端部(端面)に向かって移動し、反対側端部で反射する。
図5の(c)では、固定鉄心401の反対側端部で反射した応力波SWaが可動鉄心404にSWbとして伝達されることにより、可動鉄心404が固定鉄心401から離れて閉弁方向に変位(開弁バウンス)する状態を示している。
図5では、可動鉄心404とプランジャニードル102とが相対変位を起こさず、一体となって移動する場合を示している。
本実施例では、固定鉄心401の上端面401c側に、可動部材1と第3ばね部材2とによって構成される振動機構4が設けられている。図6の(a)に示すように、可動鉄心404が固定鉄心401に衝突するまでは、可動部材1は第3ばね部材2の付勢力により、固定鉄心401に当接している。
図6の(b)に示すように、可動鉄心404が固定鉄心401に衝突すると、固定鉄心401の内部に衝突による応力波SWaが発生する。可動部材1が固定鉄心401に当接していることにより、固定鉄心401内を移動した応力波SWaは可動部材1に伝達される(SWc)。
これにより、図6(c)に示すように、可動部材1は第3ばね部材2の付勢力に抗して固定鉄心401から離れるように跳躍する。
固定鉄心401から跳躍した可動部材1は、固定鉄心401から離れる方向に移動する間、及びその後で固定鉄心401に近づく方向に移動する間、その運動エネルギが振動機構収容部3内に満たされた燃料によって、減衰される。特に筒状部材304の内周面と可動部材1との間に入り込んだ燃料の粘性によって、可動部材1の運動は著しく減衰される。その結果、可動部材1が固定鉄心401に再び当接する際、固定鉄心401内に応力波が発生するのを低減することができる。
可動部材1はその質量が可動鉄心404及びプランジャロッド102で構成される可動子の質量と等しくなるように構成するのが望ましい。このとき、可動部材1の質量と可動子の質量とが実質的に等しくなるように構成すればよい。これにより、理想的には、応力波SWaのもつエネルギの全量を可動部材1で受け止めることができ、可動鉄心404側に向けて反射される応力波を無くすことができる。
本実施例では、可動鉄心404が固定鉄心401に衝突することにより、固定鉄心401内に生じた応力波が可動鉄心404に伝達されないか、伝達される量を低減することができるので、可動鉄心404及びプランジャニードル102からなる可動子の開弁バウンスを生じなくする、或いは低減することができる。
可動部材1の質量が可動子の質量と実質的に等しいとは、両者の質量が応力波の伝達による可動子の開弁バウンスが生じなくなる大きさに設定されることを意味する。
図7を用いて、本発明に係る第二実施例の電磁式燃料噴射弁について説明する。図7は、第二実施例について、電磁式燃料噴射弁の構造を示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。
以下、第一実施例と相違する部分について、重点的に説明する。
本実施例では、固定鉄心401に段差面401gが形成され、段差面401gから燃料供給口201a側に外径が小径となる筒状部401eが形成されている。筒状部401eの外径は、固定鉄心401における磁気回路を構成する部分(コイル402の内側の部分)の外径よりも小さい。筒状部401eの端部には、燃料パイプ201が接続される。燃料パイプ201は第一実施例に対して中心軸線1aに沿う方向の長さが短くなっている。
また、固定鉄心401にはフランジ部401cが形成されており、このフランジ部401cにより固定鉄心401が外周ヨーク403に接続されている。筒状部材304はフランジ部401cの下端面までしか設けられていない。このため、固定鉄心401は筒状部材304を介することなく外周ヨーク403に接続される。
本実施例では、振動機構収容部(振動機構収容室)3が固定鉄心401に形成された筒状部401eの外側(外周側)に構成され、振動機構4も筒状部401eの外側(外周側)に構成されている。すなわち、可動部材及び第3ばね部材2は燃料通路101aの外側に配置されている。また、振動機構収容部3は段差面401gと筒状部401eの外周面と円筒状のカバー部材5とによって形成される。
可動部材1は円環状の形状をしており、第3ばね部材2に付勢されることにより、下端面1aが固定鉄心401の段差面401gに当接している。可動部材1の中央部には、横断面(中心軸線1aに直交する断面)が円形の貫通孔1bが設けてあり、固定鉄心401の筒状部401eが貫通孔1bを挿通するようにして筒状部401eに可動部材1を組み付けている。可動部材1はその質量が可動鉄心404及びプランジャロッド102で構成される可動子の質量と等しくなるように構成するのが望ましい。また、可動部材1は筒状部材304の内周面によって案内されて中心軸線1aに沿う方向に移動可能に設けられている。
第3ばね部材2は、第1ばね部材405及び第2ばね部材407と同様に、コイルばね(圧縮ばね)で構成している。第3ばね部材2の一方の端部は可動部材1の上端面1cに当接しており、他方の端部はカバー部材5の内壁面5aに当接している。第3ばね部材2は可動部材1の上端面1cとカバー部材5の内壁面5aとの間に圧縮された状態で挟設されている。
本実施例のように、固定鉄心401の筒状部401eの開放側端部(上端部)に燃料パイプ201を接合する構成により、筒状部401eの外周側に振動機構収容部3を形成することができるとともに、振動機構4の組付けを可能にしている。
本実施例では、振動機構収容部3に燃料通路101a内に配置されていないため、燃料の粘性による可動部材1の振動の減衰効果を得ることができない。このため、振動機構収容部3を密閉し、振動の減衰効果が得られる液体を封入すると良い。或いは、振動機構収容部3を密閉した上で、筒状部401eに燃料通路101aと振動機構収容部3とを連通する連通孔を設け、燃料が振動機構収容部3内に満たされるようにしてもよい。
本実施例では、燃料配管への取り付けのため、燃料パイプ201に拡径部201bを設けている。拡径部201bが不要な構成では、燃料供給口201aの部分を除いて燃料パイプ201の外径を上端部から下端部まで均一にすることができる。可動部材1の内径を燃料供給口201aの部分が挿通可能な大きさにすることにより、燃料パイプ201と固定鉄心401の筒状部401eとを二つの部材に分ける必要がなくなり、燃料パイプ201と筒状部401eとを一つの部材で構成することができる。この場合、可動部材1の外径が大きくなるが、周囲にモールドされる樹脂の厚さを薄くすることで燃料噴射弁100が大きくなるのを防ぐことができる。
第一実施例及び第二実施例において、可動部材1は非磁性材料で形成するとよい。これにより、可動部材1が磁気的に固定鉄心401に吸着することを防ぎ、応力波の減衰を確実に行うことができる。
第一実施例及び第二実施例では、可動部材1の下端面1aが固定鉄心401の上端面401c(第一実施例)又は段差面401g(第二実施例)と直接当接する構成である。これに対して、固定鉄心401の上端面401c(第一実施例)又は段差面401g(第二実施例)と可動部材1の下端面1aとの間に第三の部材を介在させて、可動部材1と固定鉄心401とが間接的に当接するように構成してもよい。すなわち、応力波が伝達されるように、可動部材1と固定鉄心401とが連結されていればよい。
本実施例における燃料パイプ201に拡径部201bを設ける構成は、第一実施例で採用してもよい。
また、第一実施例及び第二実施例において、可動部材1の外周面の面粗さを荒くして振動の減衰効果を高めるようにすることも可能である。この場合、第二実施例においては、可動部材の内周面の面粗さを荒くしてもよい。
可動部材1の振動減衰効果を高めるために、可動部材1の下端面1a又は上端面1cのいずれか一方、或いは下端面1a及び上端面1cの両方に環状の凹部を形成し、減衰効果を高めることもできる。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…可動部材、2…第3ばね部材、3…振動機構収容部、4…振動機構、5…カバー部材、102…プランジャニードル、201…燃料パイプ、304…筒状部材、401…固定鉄心、402…電磁コイル、403…外周ヨーク、404…可動鉄心、405…第1ばね部材、406…ばね力調整部材、407…第2ばね部材。

Claims (6)

  1. 一端部に弁体を有し開閉弁方向に駆動される可動子と、前記弁体が開閉弁方向に駆動されることにより離接する弁座と、前記可動子を駆動する電磁駆動部とを備え、前記電磁駆動部が前記可動子との間に磁気吸引力を作用させる固定鉄心を有し、開弁時に前記可動子が前記固定鉄心に当接するように構成された電磁式燃料噴射弁において、
    前記可動子とは異なる第2の可動部材と前記第2の可動部材を前記固定鉄心に向けて付勢する弾性部材とを備え、
    前記第2の可動部材は、開閉弁方向において、前記固定鉄心に対して前記可動子とは反対側に配置され、
    前記第2の可動部材は、前記弾性部材の付勢力により、前記固定鉄心に対して連結されるとともに、前記固定鉄心から離れる方向に移動可能に構成されことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 請求項に記載の電磁式燃料噴射弁において、
    前記第2の可動部材は開閉弁方向に移動可能に構成されていることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  3. 請求項に記載の電磁式燃料噴射弁において、
    前記第2の可動部材は非磁性材料で形成されたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  4. 請求項に記載の電磁式燃料噴射弁において、
    前記第2の可動部材は、前記可動子が前記固定鉄心に衝突した際に生じる応力波が前記固定鉄心から伝達可能なように前記固定鉄心に対して連結されていることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  5. 請求項に記載の電磁式燃料噴射弁において、
    前記第2の可動部材の質量は、前記可動子の質量と実質的に等しいことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  6. 請求項に記載の電磁式燃料噴射弁において、
    前記第2の可動部材は、前記応力波が前記固定鉄心の内部を移動して前記第2の可動部材に伝達されることにより、前記固定鉄心から離れる方向に移動するように構成され、
    前記第2の可動部材の質量は、前記応力波が前記第2の可動部材に伝達されることにより前記応力波が低減する重さに設定されたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
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