JP6345557B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に用いられ、主に燃料を噴射する燃料噴射装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2011−137442号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、噴孔を開く開弁動作において通電により磁気吸引力を発生する一方、噴孔を閉じる閉弁動作において通電の停止により磁気吸引力を消失させるコイルと、可動コアを貫通する弁貫通部及び弁貫通部から径方向に突出して可動コアに固定コア側から当接可能な弁突部を有し往復移動により噴孔を開閉して燃料の噴射を断続する弁部材と、可動コアを貫通して可動コアの固定コア側の端面から突出するストッパ貫通部を有しコイルへの通電の停止状態において弁突部に対してストッパ貫通部を固定コアとは反対側から当接させることにより弁突部と可動コアとの間に隙間を形成する可動ストッパと、を設けた燃料噴射弁が記載されている(要約参照)。
この燃料噴射弁では、可動コアが、可動ストッパにより弁突部と可動コアとの間に形成された隙間を、弁部材を伴うことなく移動し、加速された可動コアが弁突部に衝突する。この衝突時点での可動コアの運動量に応じた衝撃力が弁突部へ与えられ、噴孔を開くのに必要な距離分の弁部材の移動時間を短縮できる(段落0011参照)。
特開2011−137442号公報
燃料噴射装置では、噴霧の微粒化促進と噴射量の安定化が要求される。噴霧微粒化の悪化要因は、弁部材(以下、弁体という)の開き始めの低リフト期間で、燃料流速が遅くなることである。噴射量安定化の悪化要因は、開弁後の弁動作の収束が遅いことである。そのため、燃料噴射装置には、開き始めの弁体の速度を高めると同時に、開弁後の弁体の動作を素早く収束させる事が必要となる。特許文献1の燃料噴射弁では、可動コア(以下、可動鉄心という)と弁体の間に変位方向の隙間を設けることにより、可動鉄心がこの隙間を移動する間、可動鉄心のみを動作させる。これにより、加速された可動鉄心を弁体に衝突させることにより弁体に衝撃力を作用させ、低リフト期間を短縮している。さらに、可動鉄心と弁体の間に可動ストッパを設けることにより、弁体と可動鉄心の相対運動を可能にし、噴射量の安定化を図っている。
しかしながら、可動ストッパが、常に弁体と可動鉄心の双方と摺動する構成となっており、弁体と可動鉄心が相対運動をしている際に常に力を及ぼし合う構造になっている。特許文献1では、相互に作用する力を切り離すという観点は開示されておらず、弁体挙動の収束を早くする上で限界があった。
そこで、本発明の目的は、開弁時に可動鉄心から弁体に衝撃力を与えるようにした燃料噴射装置において、開弁時における弁体の動作の収束を早くし、噴射量の安定化を促進することができる燃料噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射装置は、閉弁状態において、弁体と可動鉄心の前記当接する面の間には変位方向に隙間を有し、前記弁体を下流方向へ付勢する第1のばねを有し、前記弁体と前記可動鉄心の間には下流位置で可動鉄心に当接する面を有する中間部材を有し、前記中間部材の上流側端面を下流方向に付勢すし上流側は弁体に支持される第2のばねを有し、前記可動鉄心と固定鉄心の衝突後、前記弁体と前記可動鉄心が異なる方向へ動作している状態において、前記可動鉄心と前記弁体の間のばね力は切り離されるようにした。
本発明の構成によれば、開弁後に固定鉄心と可動鉄心が衝突し、一旦開弁が完了した後に可動鉄心と弁体が逆方向に動作をするバウンド動作中に、互いのばね力が切り離された状態となり、互いの動作が互いの動作に力を作用させることがなくなる。このため、その振動挙動が安定化し、可動部品のバウンドの収束が早くなり、燃料の噴射量の安定化を促進することができる。
本発明の第1実施例に係る燃料噴射装置の構造を示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。 図1に示す燃料噴射装置の電磁駆動部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施例における、噴射指令パルスに対応した、可動部の動作を説明した図である。 本発明の第2実施例に係る燃料噴射装置の構造を示す断面図であり、燃料噴射装置の電磁駆動部を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施例に係る燃料噴射装置の構造を示す断面図であり、燃料噴射装置の電磁駆動部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明に係る実施例について説明する。
図1及び図3を用いて、本発明に係る第1実施例である燃料噴射装置100の構成について説明する。図1は本発明の1実施例に係る燃料噴射装置の構造を示す断面図であり、中心軸線100aに平行な切断面を示す縦断面図である。図2は図1に示す電磁駆動部400を拡大して示す断面図である。図3は可動部の動作を説明した図であり、図3(a)は噴射指令パルスのON−OFF状態を示し、(b)はプランジャロッド102の閉弁状態を変位0として、プランジャロッド102と可動鉄心404の変位を示している。
燃料噴射装置100は、燃料を供給する燃料供給部200と、燃料の流通を許したり遮断したりする弁部300aが先端部に設けられたノズル部300と、弁部300aを駆動する電磁駆動部400とで、構成される。本実施例では、ガソリンを燃料とする内燃機関用の電磁式燃料噴射装置を例にとり、説明する。なお、燃料供給部200、弁部300a、ノズル部300及び電磁駆動部400は、図1に記載した断面に対して該当する部分を指示しており、単一の部品を示す物ではない。
本実施例の燃料噴射装置100では、図面の上端側に燃料供給部200が、下端側にノズル部300が構成され、燃料供給部200とノズル部300との間に電磁駆動部400が構成されている。すなわち、中心軸線100a方向に沿って、燃料供給部200、電磁駆動部400及びノズル部300が上側からこの順に配置されている。
燃料供給部200は、ノズル部300に対して反対側の端部が図示しない燃料配管に連結される。ノズル部300は、燃料供給部200に対して反対側の端部が、図示しない吸気管或いは内燃機関の燃焼室形成部材(シリンダブロック、シリンダヘッド等)に形成された取付穴(挿入孔)に挿入される。電磁式燃料噴射装置100は燃料供給部200を通じて燃料配管から燃料の供給を受け、ノズル部300の先端部から吸気管或いは燃焼室内に燃料を噴射する。燃料噴射装置100の内部には、燃料供給部200の前記端部からノズル部300の先端部まで、燃料がほぼ電磁式燃料噴射装置100の中心軸線100a方向に沿って流れるように、燃料通路101(101a〜101f)が構成されている。
以下の説明においては、燃料噴射装置100の中心軸線100aに沿う方向の両端部について、ノズル部300に対して反対側に位置する燃料供給部200の端部或いは端部側を基端部或いは基端側と呼び、燃料供給部200に対して反対側に位置するノズル部300の端部或いは端部側を先端部或いは先端側と呼ぶことにする。また、図1の上下方向を基準として、電磁式燃料噴射装置を構成する各部に「上」又は「下」を付けて説明する。これは、説明を分かり易くするために行うものであり、内燃機関に対する電磁式燃料噴射装置の実装形態をこの上下方向に限定するものではない。
(構成説明)
以下、燃料供給部200、電磁駆動部400及びノズル部300の構成について、詳細に説明する。
図1に示すように、燃料供給部200は、燃料パイプ201によって構成される。燃料パイプ201の一端部(上端部)には、燃料供給口201aが設けられ、燃料パイプ201の内側には燃料通路101a,101bが中心軸線100aに沿う方向に貫通するように形成されている。燃料パイプ201の他端部(下端部)は固定鉄心401の一端部(上端部)に接合されている。
燃料パイプ201の上端部の外周側には、Oリング202とバックアップリング203とが設けられている。
Oリング202は、燃料供給口201aが燃料配管に取り付けられた際に、燃料漏れを防止するシールとして機能する。また、バックアップリング203はOリング202をバックアップするためのものである。バックアップリング203は複数のリング状部材が積層されて構成される場合もある。燃料供給口201aの内側には燃料に混入した異物を濾しとるフィルタ204が配設されている。
ノズル部300は、ノズル体300bを備え、ノズル体300bの先端部(下端部)に弁部300aが構成されている。ノズル体300bは中空の筒状体であり、弁部300aの上流側に燃料通路101fを構成している。尚、ノズル体300bの先端部外周面には、内燃機関に搭載される際に気密を維持するチップシール103が設けられている。
弁部300aは、噴射孔形成部材301と、ガイド部材302と、プランジャロッド102の一端部(下端側先端部)に設けられた弁体303とを備えている。
噴射孔形成部材301には、弁体303と接して燃料を封止する弁座301aと、燃料を噴射する燃料噴射孔301bとが形成されている。噴射孔形成部材301は、ノズル体300bの先端部に形成された凹部300baの内周面に挿入されて固定されている。このとき、噴射孔形成部材301の先端面の外周とノズル体300bの先端面内周とが溶接され、燃料をシールしている。
ガイド部302は噴射孔形成部材301の内周側にあり、プランジャロッド102の先端側(下端側)のガイド面を構成し、中心軸線100aに沿う方向(開閉弁方向)におけるプランジャロッド102の移動を案内する。
電磁駆動部400は、固定鉄心401と、コイル402と、ハウジング403と、可動鉄心404と、中間部材414と、プランジャキャップ410と、第1ばね部材405と、第2ばね部材406と、第3ばね部材407とで構成されている。固定鉄心401は固定コアとも呼ばれる。可動鉄心404は可動コア、可動子或いはアマーチャと呼ばれる。
固定鉄心401は、中心部に燃料通路101cを有し、上端部に燃料パイプ201との接合部401aを有する。固定鉄心401の外周面401bはノズル体300bの大径部300cの内周面と嵌合接合され、外周面401bよりも大径となる外周面401eにて、外周側固定鉄心401dと嵌合接合されている。固定鉄心401及び筒状部材(ノズル体300b)の大径部300cの外周側にはコイル402が巻回されている。
ハウジング403はコイル402の外周側を囲むように設けられ、電磁式燃料噴射装置100の外周を構成すると共に、電磁駆動部400のヨークを構成している。ハウジング403の上端側内周面403aは、固定鉄心401の外周面401eと接合される、外周側固定鉄心401dの外周面401fに接続されている。
図2に示すように、固定鉄心401の下端面401g側には、可動鉄心404が配置されている。可動鉄心404の上端面404cは、閉弁状態において、固定鉄心401の下端面401gと隙間g2を有して対向している。また、可動鉄心404の外周面はノズル体300bの大径部300cの内周面と僅かな隙間を介して対向しており、可動鉄心404は筒状部材300gの大径部300cの内側で中心軸線100aに沿う方向に移動可能に設けられている。
固定鉄心401、可動鉄心404、ハウジング403、筒状部材300gの大径部300cへ、磁束が周回するように磁路が形成される。固定鉄心401の下端面401gと可動鉄心404の上端面404cとの間を流れる磁束によって発生する磁気吸引力によって可動鉄心404を固定鉄心401方向へ吸引する。
可動鉄心404の中央部には、上端面404c側から下端面404a側に窪んだ凹部404bが形成されている。上端面404cと凹部404bの底面には、中心軸線100aに沿う方向に下端面404a側まで貫通する燃料通路孔404dが燃料通路101dとして形成されている。また、凹部404bの底面には、中心軸線100aに沿う方向に下端面404a側まで貫通する貫通孔404eが構成されている。貫通孔404eを挿通するようにプランジャロッド102が設けられている。
プランジャロッド102には、プランジャキャップ410が嵌合により固定されており、太径部(大径部)102aを有する。中間部材414は、内外周に段差となる凹部を有する筒状部材であり、内周側の面414aをプランジャロッド太径部102aの上面102bに当接し、外周側の面414bを可動鉄心の凹部の底面404b’に当接している。太径部の下面102cと可動鉄心凹部404bの底面404b’の間には隙間g1を有している。中間部材414の凹部段差の高さ(凹部の深さ)414hからプランジャロッド太径部の上面102bと下面102cのなす高さhを引いた長さが、上記隙間g1となっている。中間部材414は隙間g1を形成する隙間形成部材であり、下端面側から上方に向けて窪んだ凹部を有する。
プランジャロッド102の太径部102aの下面102cは、開閉弁動作時に、可動鉄心凹部404bの底面404b’と当接する当接面(当接部)102cを構成する。可動鉄心凹部404bの底面404b’は、開閉弁動作時に、プランジャロッド102の太径部102aの下面102cと当接する当接面(当接部)404b’を構成する。プランジャロッド102の太径部102aの下面102cと可動鉄心凹部404bの底面404b’とが当接することにより、相互に開閉弁方向の力を伝達し合う。開弁時にあっては、可動鉄心凹部404bの底面404b’がプランジャロッド102の太径部102aの下面102cに当接することにより、可動鉄心404が受ける開弁方向の磁気吸引力がプランジャロッド102に伝達される。一方、閉弁時にあっては、プランジャロッド102の太径部102aの下面102cが可動鉄心凹部404bの底面404b’ に当接することにより、第1ばね部材405によってプランジャロッド102に作用する閉弁方向の付勢力が可動鉄心404に伝達される。プランジャロッド102の太径部102aの下面(当接面)102cは、可動鉄心404の開弁方向に向かう相対変位を規制する規制部として機能する。
第1ばね部材405の上端部は、ばね力調整部材106の下端面に当接し、第1ばね部材405の下端部は、プランジャキャップ410の上部ばね受け部410aに当接している。これにより、第1ばね部材405は、プランジャキャップ410を介し、プランジャロッド102を下方(閉弁方向)に付勢している。
第2ばね部材406の上端部は、プランジャキャップ410の下方ばね受け部410bと当接し、第2ばね部材406の下端部は、中間部材414の上面414cに当接している。これにより、第2ばね部材406は、中間部材414を下方向(閉弁方向)に付勢している。
第3ばね部材407の上端部は、可動鉄心404の下面404aに当接し、第3ばね407の下端部は、ノズル体300bの径方向の段差部300dと当接している。これにより、第3ばね部材407は、可動鉄心404を上方向(開弁方向)に付勢している。
第1ばね部材405の付勢力、第2ばね部材406の付勢力及び第3ばね部材407の付勢力の関係は、第1ばね部材405の付勢力が最も大きく、次に第2ばね部材406の付勢力が大きく、第3ばね部材407の付勢力が最も小さい。
コイル402はボビンに巻かれた状態で固定鉄心401及び筒状部材大径部300bの外周側に組み付けられ、その周囲には樹脂材がモールドされている。このモールドに使用される樹脂材105aにより、コイル402から引き出されたターミナル104を有するコネクタ105が一体的に成形されている。
(動作説明)
次に本実施例における燃料噴射装置100の動作及び本発明に係る実施例の特徴について説明する。主に電磁駆動部400の拡大図である図2と可動部の動作を説明した図3を用いて説明する。
(閉弁状態定義、ギャップ説明)
コイル402に通電されていない閉弁状態では、プランジャロッド102を閉弁方向に付勢する第1ばね部材405の付勢力から第3のばね部材407の付勢力を引いた力により、プランジャロッド102が弁座301aに当接して閉弁している。この状態を閉弁静止状態という。このとき、可動鉄心404は中間部材414の外周側段差部(凹部を形成する外周壁部)414bの下端面と当接し閉弁位置に配置されている。
なお、本実施例の燃料噴射装置の閉弁状態において、開弁動作に関わる、可動部品に関係するギャップは下記のように構成されている。可動鉄心404の上端面404cと固定鉄心401の下端面401gとの間には、ギャップg2を有する。可動鉄心404の凹部404bの平面404b’とプランジャロッド太径部の下面102cとの間にはギャップg1を有する。g1の大きさとg2の大きさは、g2>g1の関係にある。ギャップg1は、後述するように、開弁時におけるプランジャロッド102の変位の立ち上がりを急峻にするための可動鉄心404の助走区間を成すものであり、予備ストロークという場合もある。
(通電後動作)
コイル402への通電後(P1)、固定鉄心401、コイル402及びハウジング403によって構成された電磁石により起磁力が発生する。この起磁力により、コイル402を囲むように構成された固定鉄心401、ハウジング403、ノズル体の太径部300d、可動鉄心404によって構成される磁路を周回する磁束が流れる。このとき、可動鉄心404の上端面404cと固定鉄心401の下端面401gとの間に磁気吸引力が作用し、可動鉄心404と中間部材414が固定鉄心401に向けて変位する。その後、可動鉄心404は、プランジャロッドの太径部下面102cに当接するまでg1だけ変位する(404D1)。なお、この際、プランジャロッド102は動かない(102D1)。
その後、t1のタイミングにおいて可動鉄心404がプランジャロッドの太径部下面102cに当接すると、プランジャロッド102は可動鉄心404から衝撃力を受け引き上げられ、プランジャロッド102は弁座301aから離れる。これにより弁座部に隙間が構成され、燃料通路が開く。衝撃力を受け開弁を開始するため、プランジャロッド102の立ち上がりが急峻になる(3A)。
その後、プランジャロッド102が、g2-g1だけ変位し、t2のタイミングで可動鉄心404の上面404cが、固定鉄心401の下面401gと当接すると、プランジャロッド102は慣性力によりさらに上方へ変位し(3B)、可動鉄心404は固定鉄心401の下面401gとの衝突により跳ね返され下方へ変位する(3B’)。
その後、プランジャロッド102は第1ばね部材405により押し戻され、可動鉄心404は磁気吸引力により引き戻される。可動鉄心404が磁気吸引力により引き戻される際には、可動鉄心404と中間部材414とは離間しており、可動鉄心404は第2ばね部材の付勢力を受けることなく第3ばね部材407の付勢力によって後押しされる。
その後、可動鉄心404と中間部材414とが当接し、さらに可動鉄心404がプランジャロッド102に対して隙間g1分の距離を相対変位した時点で、可動鉄心404とプランジャロッド102との当接が起こる。可動鉄心404がプランジャロッド102に対して隙間g1分の距離を相対変位する間、可動鉄心404は中間部材414を介して第2ばね部材406による閉弁方向の付勢力を受ける。これにより、可動鉄心404はプランジャロッド102或いは固定コア401への衝突力を減衰される。
可動鉄心404とプランジャロッド102とが再度接触した後(3C)、再度離間し、プランジャロッドは上方へ(3D)、可動鉄心404は下方へ(3D’)変位する。上述したように、可動鉄心404とプランジャロッド102との再度の衝突が起こる前に、可動鉄心404のプランジャロッド102への衝突力が第2ばね部材406により減衰されるため、3D及び3D’に示すバウンドは抑制される。
その後g2−g1の変位に安定する(3E)。固定コア401に向かう可動コア404に対して、第2ばね部材406による閉弁方向の付勢力が作用する時間は、可動鉄心404がプランジャロッド102に対して隙間g1分の距離を相対変位する時間に限定される。このため、安定状態に至る時間をいたずらに長くすることが無い。
(作用、効果)
本発明に係る実施例において、可動鉄心404とプランジャロッド102にばね力を発生させる第2ばね部材406の下方に中間部材414があり、可動鉄心404の凹部の面404b’とプランジャロッド102の太径部の上面102bに当接して配置されている。そのため、可動鉄心404、プランジャロッド102、中間部材414が開弁動作をし、タイミングt2において、可動鉄心404と固定鉄心401が衝突した際に、可動鉄心404は下方向へ運動するが、中間部材414及びプランジャロッド102は上方向へ運動を続ける。この状態においては、可動鉄心404とプランジャロッド102の間に第2ばね部材406のばね力は作用せず、可動鉄心404に作用しているばね力とプランジャロッド102に作用しているばね力が切り離された状態となる。そのために、可動鉄心404の運動に伴って変化する第2ばね部材406のばね力をプランジャロッド102には伝達せず、逆にプランジャロッド102の運動に伴って変化する第2ばね部材406のばね力を可動鉄心404に伝達する事が無く、互いが独立して衝突に伴った振動をする(3B、3B’)。また、再度衝突をする際(3C)にも、再度可動鉄心404は下方向に(3D’)、プランジャロッド102は上方向に(3D)にバウンドするが、互いが力を及ぼし合うことが無い。すなわち、互いの運動に伴って変化する第2ばね部材406のばね力を作用させること無く運動をする。また、3D及び3D’に示すバウンドに際しては、プランジャロッド102と可動鉄心404が有する力が小さい。そのため、互いの運動に伴って変化する第2ばね部材406のばね力が作用している場合に比べ、可動部品のバウンドの収束が早くなる(3E)。この効果によって、燃料噴射量を安定化することが可能となる。
また、閉弁状態において、可動子404が変位する隙間g1を、中間部材414の凹部高さ414hとプランジャロッド太径部の高さh(102aの上面102bと下面102cのなす高さh)の差分によって構成する。このため、可動子404が変位する隙間g1を部品寸法により決定することができ、組み立て工程での調整が不要となり、組み立て工程を簡素化する事ができる。
タイミングt3において、コイル402への通電が遮断(P2)されると、磁気力が消失しはじめ、下方向のばねの付勢力により閉弁動作をする。t4のタイミングにてプランジャロッド102の変位が0になった後は、プランジャロッドは弁座301aに当接して閉弁を完了する(102D2)。可動鉄心404は、慣性力によりg1より下方向へ変位した後、g1の位置にて停止する(404D2)。
また、本実施例の構成において、中間部材414の外径414Dは、固定鉄心の内径401Dよりも小さくしている。そのために、燃料噴射装置の組立時、隙間g1を中間部材414の段差高さ414hとプランジャロッド太径部の高さhとで決めた後に、ばね力調整部材106と第1のばね部材405が挿入されていない状態で、プランジャキャップ410、プランジャロッド102、第2のばね部材406及び中間部材414を予め一体にして燃料噴射装置内に組み入れることができるために、組立を容易にしながらも安定した隙間g1の管理が可能となる。本実施例においては、中間部材414の太径部414Dが固定鉄心401の内径401Dよりも小さくなるようにしたが、予め組立てる部材の最外径が小さくなっていればよく、プランジャキャップ410の最外径が中間部材の最外径414Dよりも大きい場合は、前記プランジャキャップ410の最外径を固定鉄心401の内径401Dよりも小さくすれば良い。
また、本実施例において、プランジャキャップ410はプランジャロッド102の上部に圧入されるのみで溶接をせずとも良い。プランジャキャップ410の下端部410dに衝突するのが軽量な中間部材414であるために、衝撃力が小さいために、圧入のみよって固定をする事が可能となる。このようにすると、溶接時に発生する部品の伸縮による寸法ばらつきを押さえる事が可能となり、第2ばね部材406の設定荷重のばらつきを抑える事が可能となる。
なお、本実施例において、可動鉄心凹部404bが無く、プランジャロッド102との開閉弁方向における当接面404b’が上面404cと同一の面であっても、本実施例と同一の作用効果を得ることが出来る。可動鉄心404の凹部404bを設けることによって、中間部材414をより下側に配置する事が可能となり、プランジャロッド102の上下方向の長さを短くする事ができる。これにより、精度の良いプランジャロッド102を構成する事が可能になる。
図4を用いて、本発明に係る第2実施例について説明する。図4は、本実施例に係る燃料噴射装置の構造を示す断面図であり、燃料噴射装置の電磁駆動部を拡大して示す断面図である。図中、第1実施例と付与される数字が同じ部品については構成作用効果に差異はないため説明を省略する。
第1の実施例との差異は、ばね部材が、第1ばね部材2405と第2ばね部材2406の2つになっていること、中間部材2414が円筒形状をなし可動鉄心404の凹部底面404b’に当接していること、可動鉄心404の下面404aがプランジャロッド太径部2102aの上面2102bに当接していること、可動鉄心404が閉弁状態においてプランジャロッド2102となす隙間(予備ストローク)g12がプランジャキャップ2410の下端部2410cで構成されることである。
プランジャキャップ2410はプランジャロッド2102の外周部2102cに内周面2410dを圧入溶接することで固定される。
第1ばね部材2405は、ばね力調整部材106とプランジャキャップ上面2410aに当接し、プランジャキャップ2410を介してプランジャロッド2102を下方向(閉弁方向)に付勢している。第2ばね部材2406は、プランジャキャップ2410の下面2410bと中間部材2414の上面2414bに当接し、中間部材2414を下方向に付勢している。
中間部材2414は、第2ばね部材2406によって下方向に付勢され、可動子404の凹部底面404b’に当接している。
可動鉄心404が閉弁状態でプランジャキャップ2410となす隙間g12はプランジャキャップ2410のプランジャロッド2102への圧入量で決定する。可動鉄心404の上面404cと固定鉄心401の下面401gのなす隙間g22は、図1に示す噴射孔形成部材301をノズル体300bの先端部に形成された凹部300baの内周面に挿入する際に、プランジャロッド2012と同時に可動鉄心404を上方向に移動させると共に、噴射孔形成部材301の押込み量を調整することにより調整が可能である。
本実施例では、可動鉄心404と衝突する部材をプランジャキャップ2410にしている。プランジャキャップ2410はその材料に対する制約が少ないため、材料の選択に関する自由度が高い。従って、衝突によって生じると想定される摩耗を抑制するのに有利な材料を使用することができ、耐久性を向上することができる。また、燃料噴射装置に形成されるg12、g22は部品単体の寸法ではなく、部品組立ての調整工程で決定する事ができるため、部品単体に対する精度の要求を緩める事が可能となり、部品の簡素化及び製造における低コスト化が図れる。
本発明によっても、可動鉄心404と固定鉄心401が衝突した際に、可動鉄心404は下方向へ運動するが、中間部材2414及びプランジャロッド2102は上方向へ運動を続ける。この状態においては、可動鉄心404とプランジャロッド102の間に作用する第2ばね部材2406のばね力は作用せず、可動鉄心404に作用しているばね力とプランジャロッド102に作用しているばね力が切り離された状態となる。そのために、可動鉄心404の運動に伴って変化する第2ばね部材2406のばね力をプランジャロッド2102には伝達せず、逆にプランジャロッド2102の運動に伴って変化する第2ばね部材2406のばね力を可動鉄心404に伝達する事が無い。従って、可動鉄心404とプランジャロッド102とは、互いが力を及ぼし合うことなく、独立して衝突に伴った振動をする。このため、可動部品に作用する力が小さくなり、バウンドの収束が早くなる。この効果によって、燃料噴射量を安定化することが可能となる。
図5を用いて、本発明に係る第3実施例について説明する。図5は、本実施例に係る燃料噴射装置の構造を示す断面図であり、燃料噴射装置の電磁駆動部を拡大して示す断面図である。図中、第1実施例と付与される数字が部品については構成作用効果に差異はないため説明を省略する。
第1及び第2実施例との差異は、プランジャロッド3102と可動鉄心404は常にばね力が切り離された状態であることである。ばね部材が第1ばね部材3405と第2ばね部材3406の2つであること、中間部材がなく、固定鉄心に固定されているリング状部材3000があることが特徴である。
リング状部材3000は、固定鉄心401の内周部401hにリング状部材3000の外周部3000bにより圧入固定されている。すなわち、固定鉄心401に形成された中心軸線100a方向の貫通孔401hにリング状部材3000を圧入することにより、リング状部材3000の外周面3000bが固定鉄心401の内周面401hに当接して固定されている。
閉弁状態で、可動鉄心404はプランジャロッド3102の上端部に形成された太径部3102cの下面3102bとの間に変位方向の隙間g13を有し、可動鉄心404の上面404cと固定鉄心401の下面401gとの間には変位方向の隙間g23を有する。
第1ばね部材3405は、ばね力調整部材106とプランジャロッド上面3102aに当接し、プランジャロッド3102を下方向(閉弁方向)に付勢している。第2ばね部材3406は、リング状部材3000の下面3000aと可動鉄心404の凹部404bの底面404b’に当接し、可動鉄心404を下方向に付勢している。また、可動鉄心404は、閉弁状態において、ノズル体3300cの段差部3300eに当接している。
本実施例では、開弁動作時に可動鉄心404と固定鉄心401が衝突した後、可動鉄心404とプランジャロッド3102が逆方向に動く際に、可動鉄心404とプランジャロッド3102の間にばね力は発生せず、ばね力が切り離された状態となる。
よって、可動鉄心404が固定鉄心401に衝突した後に、可動鉄心404は下方向へ運動し、プランジャロッド3102は上方向へ運動を続ける場合に、可動鉄心404とプランジャロッド3102の間に作用するばね力がないため、可動鉄心404の運動に伴って変化するばね力がプランジャロッド2102には伝達せず、逆にプランジャロッド2102の運動に伴って変化するばね力を可動鉄心404に伝達する事も常に無い。従って、プランジャロッド2102と可動鉄心404とは、互いが力を及ぼし合うことなく衝突に伴った振動をする。このために可動部品に作用する力が小さくなり、バウンドの収束を早くする事が可能となる。この効果によって、燃料噴射量を安定化することが可能となる。
可動鉄心404が閉弁状態でプランジャロッド3102の太径部3102cの下面3102bとなす隙間g13は、図1に示す噴射孔形成部材301をノズル体300bの凹部300baの内周面に挿入する際に、その押込み量を調整することで調整が可能である。可動鉄心404の上面404cと固定鉄心401の下面401gのなす隙間g23は、固定鉄心401のノズル体3300cへの押込み量によって調整する事が可能である。
また、本実施例において、第2ばね部材3406の上方当接位置となるリング状部材3000の下面3000aは、第1ばね部材3405の下方当接位置であるプランジャロッド3102の上面3102aよりも下方にある。このことによって、燃料噴射装置中心軸線100aから径方向に対してばねが並列に配置されないことになり、組立て、駆動時のばねの絡まりを抑制する事が可能である。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100…燃料噴射装置、101…燃料通路、102,2102,3102…プランジャロッド、200…燃料供給部、300…ノズル部、301a…弁座、301b…燃料噴射孔、400…電磁駆動部、401…固定鉄心、402…コイル、403…ハウジング、404…可動鉄心、405,2405,3405…第1ばね部材、406,2406,3406…第2ばね部材、407…第3ばね部材、410,2410…プランジャキャップ、414,2414…中間部材、3000…リング状部材。

Claims (4)

  1. 協働して燃料通路の開閉を行う弁座及び弁体と、前記弁体に対して開閉弁方向に相対変位可能に設けられた可動鉄心と、前記可動鉄心との相互に対向する端面間に磁気吸引力を発生する固定鉄心と、前記弁体を閉弁方向に付勢する第1ばね部材と、前記可動鉄心を閉弁方向に付勢する第2ばね部材と、を備え、前記可動鉄心と前記弁体とは前記可動鉄心が前記弁体に対して開弁方向に変位する場合に相互に当接して前記可動鉄心の相対変位を規制する当接部を有し、閉弁状態では前記可動鉄心と前記固定鉄心との相互に対向する前記端面間に開閉弁方向の第1の隙間を有すると共に、前記弁体側の当接部と前記可動鉄心側の当接部との間に開閉弁方向の第2の隙間を有する燃料噴射装置において、
    下端面が前記可動鉄心に上方から当接する中間部材を有し、
    前記第2ばね部材は、一端部が前記弁体に設けられたばね座に支持され、他端部が前記中間部材の上端面に当接して、前記中間部材を閉弁方向に付勢し、
    開弁動作時に、前記可動鉄心が前記固定鉄心に衝突した後、前記可動鉄心が閉弁方向に動作し前記弁体が開弁方向に動作している状態では、前記中間部材の下端面が前記可動鉄心から離間することにより、前記第2ばね部材の付勢力が前記可動鉄心に作用しないように、前記第1ばね部材と前記第2ばね部材とを構成したことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 請求項に記載の燃料噴射装置において、
    前記中間部材は下端面側から上方に向けて窪んだ凹部を形成する外周壁部を有し、前記凹部により構成される段差部の高さによって、前記第2の隙間を形成することを特徴とする燃料噴射装置。
  3. 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
    前記可動鉄心を付勢する第2ばね部材の前記可動鉄心とは反対側の上側支持位置は、前記弁体を付勢する前記第1ばね部材の弁体側の支持位置よりも下方に位置することを特徴とする燃料噴射装置。
  4. 協働して燃料通路の開閉を行う弁座及び弁体と、前記弁体に対して開閉弁方向に相対変位可能に設けられた可動鉄心と、前記可動鉄心との相互に対向する端面間に磁気吸引力を発生する固定鉄心と、前記弁体を閉弁方向に付勢する第1ばね部材と、前記可動鉄心を閉弁方向に付勢する第2ばね部材と、を備え、前記可動鉄心と前記弁体とは前記可動鉄心が前記弁体に対して開弁方向に変位する場合に相互に当接して前記可動鉄心の相対変位を規制する当接部を有し、閉弁状態では前記可動鉄心と前記固定鉄心との相互に対向する前記端面間に開閉弁方向の第1の隙間を有すると共に、前記弁体側の当接部と前記可動鉄心側の当接部との間に開閉弁方向の第2の隙間を有する燃料噴射装置において、
    開閉弁方向において前記第1ばねが配置された側から前記可動鉄心及び前記弁体に当接すると共に、前記可動鉄心及び前記弁体に対して相対変位可能に設けられた中間部材を備え、
    前記第2ばね部材は、前記弁体と前記中間部材との間に設けられて、前記中間部材を閉弁方向に付勢し、
    前記中間部材は、閉弁状態では前記可動鉄心及び前記弁体の両方に当接し、前記弁体側の当接部と前記可動鉄心側の当接部とが当接した状態では、前記弁体側の当接部との間に開閉弁方向の第3の隙間を有することを特徴とする燃料噴射装置。
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