JP6101582B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複数の電源部を備えた電源装置及びこの電源装置を有する画像形成装置に関する。
電磁トランス又は圧電トランスなどのトランス(変圧器)を用いた電源装置は、電子写真方式で動作する画像形成装置で広く使用されている。また、複数の電源部を有する電源装置も存在する。例えば、特開2012−50282号公報(特許文献1)には、正極性のバイアス電圧と負極性のバイアス電圧とをそれぞれ発生する2つの電源部を有し、これら正極性及び負極性のバイアス電圧を選択的に負荷に供給し得る高圧電源装置が開示されている。
特許文献1に開示されている高圧電源装置は、異なる出力特性を有する2種類の圧電トランスと、これら2種類の圧電トランスのうちの一方の高圧出力を整流して正極性のバイアス電圧を出力する第1の整流回路と、他方の圧電トランスの高圧出力を整流して負極性のバイアス電圧を出力する第2の整流回路と、これら第1及び第2の整流回路のいずれかから出力されたバイアス電圧を負荷に供給する出力端子と、この負荷に供給されるバイアス電圧を検出する電圧検出回路とを備えている。この高圧電源装置では、第1の整流回路と第2の整流回路とで1系統の電圧検出回路が共用されるため、2系統の電圧検出回路を使用する場合と比べると、回路規模を削減することができる。
特開2012−50282号公報(例えば、図3,図5及び段落0030)
複数の電源部を有する電源装置においては、これら複数の電源部の出力を検出する検出回路(例えば、前述の電圧検出回路又は電流検出回路)を1系統にして共用化することが可能である。しかしながら、この種の電源装置においては、1つの電源部によって生成された電流が他の電源部の内部回路を流れることにより、この内部回路の電気抵抗に起因して大きな電力損失が発生することがある。
本発明の目的は、複数の電源部を有する場合でも電力損失を抑制することができる電源装置及びこれを有する画像形成装置を提供することである。
本発明の一態様による電源装置は、第1の出力端を有し、該第1の出力端から第1の電源電圧を出力する第1の電源部と、第2の出力端を有し、該第2の出力端から第2の電源電圧を出力する第2の電源部と、前記第1の出力端と前記第2の出力端とに接続された入力端を有し、該入力端に入力された電流に応じて、前記第1の電源部と前記第2の電源部との出力を検出する検出回路と、前記第2の出力端と前記入力端との間の電流経路に並列に接続されたバイパス回路と、前記バイパス回路の動作を制御するバイパス制御部と、前記第1の電源部及び前記第2の電源部の動作を制御する高圧制御部とを備え、前記第1の電源部は、入力された第1の交流電圧を変圧する第1のトランスと、前記第1の交流電圧を供給して前記第1のトランスを駆動する第1のトランス駆動回路と、前記第1のトランスの出力を整流する第1の整流回路とを有し、前記第2の電源部は、入力された第2の交流電圧を変圧する第2のトランスと、前記第2の交流電圧を供給して前記第2のトランスを駆動する第2のトランス駆動回路と、前記第2のトランスの出力を整流する第2の整流回路と、前記電流経路を構成する分圧回路と、前記第2のトランス駆動回路の動作を制御する比較回路とを有し、前記バイパス制御部は、前記第2の電源部が動作せず且つ前記第1の電源部が動作して前記第1の電源電圧を出力するときに、前記バイパス回路を動作させて前記第2の出力端と前記入力端との間に流れる電流を前記バイパス回路に流して前記分圧回路を迂回させ、前記第1の整流回路及び前記第2の整流回路のうちの一方は、所定の基準電位以上の正極性の整流電圧を出力し、前記第1の整流回路及び前記第2の整流回路のうちの他方は、前記所定の基準電位以下の負極性の整流電圧を出力し、前記分圧回路は、前記第2の電源電圧を分圧して分圧電圧を生成し、前記比較回路は、前記分圧電圧を前記高圧制御部から入力された指示電圧と比較して、前記分圧電圧と前記指示電圧との間の差を小さくするように前記第2のトランス駆動回路の動作を制御することを特徴とする。
本発明の他の態様による画像形成装置は、前記電源装置と、前記電源装置の出力を用いて被印刷媒体に対して画像形成処理を実行する印刷実行部とを備え、前記高圧制御部は、前記画像形成処理の実行中に、前記第1の電源部及び前記第2の電源部のうちの一方を動作させ且つ他方を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、第2の電源部が動作せず且つ第1の電源部が動作するとき、第2の電源部の第2の出力端と検出回路の入力端との間を流れる電流は、第2の電源部の内部の分圧回路を迂回してバイパス回路に流れる。このため、当該分圧回路で発生する電力損失を大幅に抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の主要部を概略的に示す図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の画像形成部の縦断面構造を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電源装置の主要部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係る電源装置の主要部の構成を概略的に示す回路図である。 実施の形態1に係る電源装置の電流検出回路とバイパス制御回路の構成を概略的に示す回路図である。 実施の形態1に係る電源装置における駆動周波数と出力電圧の関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電源装置の主要部の構成を概略的に示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電源装置の主要部の構成を概略的に示す回路図である。
《1》実施の形態1
《1−1》画像形成装置1の構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置1の主要部を概略的に示す図である。また、図2は、実施の形態1に係る画像形成装置1の画像形成部の縦断面構造を概略的に示す図である。実施の形態1に係る画像形成装置1は、電子写真方式に従って動作し、中間転写方式で現像剤像を記録媒体(例えば、用紙)Paに転写させる機能を有する。中間転写方式とは、感光ドラムなどの像担持体上に形成された現像剤像を中間転写体21に1次転写した後に、この中間転写体21から記録媒体Paに当該現像剤像を二次転写する方式である。
画像形成装置1は、装置本体(フレーム)2と、シート状の記録媒体Paを積層状態で格納し得るトレイ30と、互いに異なる複数色の現像剤像を形成する画像形成部10K,10Y,10M,10Cと、これら現像剤像を二次転写部まで搬送する中間転写ベルトユニットと、二次転写部を構成する二次転写ローラ38と、二次転写された現像剤像を記録媒体Paに定着させる定着器40と、画像形成装置1の全体動作を制御する制御部60と、高圧電源装置70とを備えている。
トレイ30は、装置本体2に着脱自在に装着されている。記録媒体Paは、媒体積載部に載置される。トレイ30が装置本体2に装着されると、記録媒体Paの先端部が上昇してピックアップローラ31と当接する。ピックアップローラ31は、駆動モータ(図示せず)から伝達された回転駆動力に応じて回転して、記録媒体Paをトレイ30から繰り出す。トレイ30から繰り出された記録媒体Paは、フィードローラ32とリタードローラ(retard roller)33との間に供給され、1枚ずつ搬送経路に送り出される。フィードローラ32よりも搬送方向下流側には、記録媒体Paの搬送経路に沿って、1対の搬送ローラ34A,34Bと、1対の搬送ローラ35A,35Bと、1対の搬送ローラ36A,36Bと、記録媒体Paの通過を接触式又は非接触式で検出する媒体センサ37とが設けられている。
制御部60は、媒体センサ37から供給された検出信号に基づいて搬送ローラ36A,36Bを回転させるタイミングを制御する。制御部60は、媒体センサ37から供給された検出信号に基づいて、例えば、画像形成部10K,10Y,10M,10Cの各々の動作タイミング、及び、中間転写体である中間転写ベルト21の駆動速度などの装置の全体の動作を制御する。
中間転写ベルトユニットは、中間転写体をなす中間転写ベルト21と、この中間転写ベルト21を張架するローラ22〜24とを有している。なお、ローラ23及び22によって、中間転写ベルト21は矢印方向に移動する。
画像形成部10K,10Y,10M,10Cは、ブラック(K),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の現像剤(粉体トナーを含む。)からなる画像、すなわち、現像剤像をそれぞれ形成する機能を有する。画像形成部10K,10Y,10M,10Cは、各色の現像剤を収容する現像剤収容部11K,11Y,11M,11Cと、ユニット保持部に着脱自在に保持されるプロセスユニット12K,12Y,12M,12Cと、露光部としてのLEDヘッドを備えた露光ユニット15K,15Y,15M,15Cとを有する。現像剤収容部11K,11Y,11M,11Cは、装置本体(フレーム)2の一部をなすトッププレートに載置され、このトッププレートの挿通孔とユニット保持部の現像剤供給口とを介してプロセスユニット12K,12Y,12M,12Cに各色の現像剤を供給する。
プロセスユニット12K,12Y,12M,12Cは、像担持体である感光ドラム13K,13Y,13M,13Cと、この感光ドラム13K,13Y,13M,13Cの表面を一様に帯電させる帯電部としての帯電ローラ14K,14Y,14M,14Cと、現像剤担持体である現像ローラ(現像部)18K,18Y,18M,18Cと、現像剤収容部から供給された現像剤を現像ローラ18K,18Y,18M,18Cの表面に付着させる供給ローラ16K,16Y,16M,16Cと、1次転写後に感光ドラム13K,13Y,13M,13Cの表面に残留した現像剤を掻き落とすドラムクリーニング部19K,19Y,19M,19Cとを有する。
露光ユニット15K,15Y,15M,15Cは、感光ドラム13K,13Y,13M,13Cの表面と対向し且つ近接する位置に配置されている。露光ユニット15K,15Y,15M,15Cは、感光ドラム13K,13Y,13M,13Cの長手方向に沿って配列された多数のLED(発光ダイオード)素子と、これらLED素子を駆動するLED駆動回路と、これらLED素子の出射光を感光ドラム13K,13Y,13M,13Cの表面に導く光学レンズアレイとを有する。
露光ユニット15K,15Y,15M,15Cは、制御部60による制御を受けて動作する。まず、マイナス電圧を印加した帯電ローラ14K,14Y,14M,14Cによって感光ドラム13K,13Y,13M,13Cの表面を約−600[V]に帯電させる。印刷する画像に対応した光を、LEDヘッドを備えた露光ユニット(露光部)15K,15Y,15M,15Cから感光ドラム13K,13Y,13M,13Cに当てて、感光ドラム13K,13Y,13M,13C上に静電潜像をつくる。このとき、感光ドラム13K,13Y,13M,13C表面のLEDの光が当たった場所は約−50[V]になる。トナーは、約−300[V]の電圧を印加した現像ローラ18K,18Y,18M,18Cと約−450[V]の電圧を印加した供給ローラ16Kとの摩擦によってマイナスに帯電し、現像ローラ18K,18Y,18M,18Cと供給ローラ16K,16Y,16M,16Cとの電位差と、ローラの物理的な搬送力によって現像ローラ18K,18Y,18M,18Cに供給され、現像ブレード17K,17Y,17M,17Cによってトナーの層厚を整えて感光ドラム13K,13Y,13M,13Cに接触させる。感光ドラム13K,13Y,13M,13Cに接触したトナーは、感光ドラム電位と現像ローラ電位差により発生する電界により力を受け、露光箇所においてはトナーは感光ドラム13K,13Y,13M,13C上に移動し、非露光箇所においてはトナーは現像ローラ18K,18Y,18M,18Cに留まることで、静電潜像は可視像として現像される。
トナーはマイナスに帯電しているため、一次転写ローラ25K,25Y,25M,25Cに、例えば、+2000[V]の電圧を印加することで、感光ドラム13K,13Y,13M,13C上のトナー像を転写ローラ25K,25Y,25M,25Cと感光ドラム13K,13Y,13M,13Cとの間に発生する電界によって引き剥がし、中間転写ベルト21上に転写する。
プロセスユニット12K,12Y,12M,12Cは、中間転写ベルト21の駆動方向に沿って配列されている。これらプロセスユニット12K,12Y,12M,12Cで形成された4色の現像剤像は、中間転写ベルト21の表面に順次転写され、重ね合わされる。この結果、中間転写ベルト21上にカラー現像剤像が形成される。中間転写ベルト21は、このカラー現像剤像を自己の表面に担持しつつ、バックアップローラ24と二次転写ローラ38との間の二次転写位置まで搬送する。中間転写ベルト21上に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ38に、例えば、−9400[V]の電圧を印加することで、記録媒体としての記録媒体Pa上に二次転写される。
ベルトクリーニング部27は、二次転写後に中間転写ベルト21上に残留した現像剤を除去(例えば、掻きとり回収)する。定着器40は、二次転写部から供給された記録媒体Pa上のカラー現像剤像を加熱及び加圧して記録媒体Paに定着させる。定着器40から送り出された記録媒体Paは、排出ローラ51A,51B,52A,52B,53A,53B,54A,54Bにより、装置本体2の外部の排出スタッカ2Tに排出される。制御部60は、この駆動部品群の動作を制御する。操作パネル61は、画像形成装置1としてのプリンタの外装に配置されており、制御部60としてのプリンタエンジン制御部(図3に示す)に接続されている。操作パネル61はLCDによる表示部と複数の押しボタンスイッチによる入力部を有し、使用者へのメッセージの報知を行い、さらに、使用者からのスイッチ操作によって設定変更が入力される。
二次転写ローラ38にはマイナス電圧(−9400[V])を印加し、二次転写を行う。画像形成装置1においては、稀に、記録媒体Paが搬送路に詰まるというケースが発生する。記録媒体Paが二次転写部に到達していない状態で二次転写を行うとバックアップローラ24にトナーが付着してしまい、記録媒体Paの裏側汚れの原因となる。この対策として、記録媒体Paが詰まったときに、二次転写を行わないように、二次転写ローラ38にプラス電圧(クリーニング電圧)を印加する。このように、マイナス電圧とプラス電圧とを供給するために、本発明の実施の形態に係る電源装置(高圧電源装置)70が備えられている。
また、二次転写を行うときの印加電圧は、二次転写ローラ38の抵抗値(ローラの個体差、ローラ温度によって変化する)によって、適切な電圧を印加する必要がある。そのため、二次転写ローラ38の抵抗値を知るための手段が必要である。本実施の形態においては、電流検出回路によって、所定の電圧を印加したときに流れた電流値を検出することで、オームの法則V=RIから、ローラ抵抗値を算出する。
《1−2》電源装置70の構成
図3は、本発明の実施の形態1に係る電源装置(高圧電源装置)70の主要部の構成を概略的に示すブロック図である。また、図4は、実施の形態1に係る電源装置70の主要部の構成を示す回路図であり、図5は、図4の電流検出回路73とバイパス制御回路(バイパス制御部)74の構成を示す回路図である。
電源装置70は、プリンタエンジン制御部60から供給される制御信号に従って制御され、負荷29に高電圧としての負バイアス電圧又は正バイアス電圧を供給する。図3から図5に示されるように、電源装置70は、高圧制御部71と、負バイアス電源回路である第1の電源部80と、正バイアス電源回路である第2の電源部90と、バイパス回路75と、電流検出回路73とを主要な構成としている。
プリンタエンジン制御部60は、高圧基板内の電源装置70内の高圧制御部71を制御する。高圧制御部71は、互いに極性の異なる高圧出力回路としての第1の電源部80と第2の電源部90とを独立に制御し、第1の電源部80と第2の電源部90から、1つの出力端子に対して、それぞれの極性の電圧を出力させる。
図4に示されるように、第1の電源部80は、比較回路81と、VCO(Voltage−Controlled Oscillator:電圧制御発振器)回路820と、圧電トランス駆動回路82と、圧電トランス83と、整流回路84と、出力電圧検出回路(分圧回路)85とを有する。第2の電源部90は、比較回路91と、VCO回路920と、圧電トランス駆動回路92と、圧電トランス93と、整流回路94と、出力電圧検出回路95とを有する。
バイパス回路75は、第2の電源部90の出力電圧検出回路(分圧回路)95と並列に実装される。電流検出回路73は、第1の電源部80から電圧が出力されている際の電流経路が、負荷29、整流回路84、バイパス回路75、電流検出回路73、負荷29の順のループになるよう実装される。なお、仮に、バイパス回路75を実装していない場合には、電流経路が、負荷29、整流回路84、出力電圧検出回路95、電流検出回路73、負荷29の順の経路となる。
図4に示されるように、高圧制御部71は、DAC1(digital to analog converter 1:D/A変換回路1)ポート71aと、DAC2ポート71bと、極性ポート71cと、ADC(analog to digital converter:A/D変換回路)ポート71dを有している。DAC1ポート71a、DAC2ポート71b、及び極性ポート71cはそれぞれ、DAC1信号、DAC2信号、及び極性信号を出力する出力ポートである。ADCポート71dは、ADC信号が入力される入力ポートである。
図4には、2つの高圧出力回路として、第1の電源部80と第2の電源部90とが示されている。第1の電源部80は、負の高電圧を出力する回路であり、第2の電源部90は、正の高電圧を出力する回路である。高圧制御部71からのDAC1信号は、第1の電源部80において、比較回路81を構成するオペアンプ(OPA)810のプラス端子に入力され、OPA810のマイナス端子には、後述する出力電圧を分圧した電圧検出信号Vaが入力される。OPA810の出力端子とマイナス端子間のコンデンサ811は、位相補償用コンデンサである。OPA810からの出力は、VCO回路820に入力される。正バイアス電圧を出力する第2の電源部90においては、オペアンプ(OPA)910の入力端子が、第1の電源部80の場合と逆であり、DAC2信号がマイナス端子に、電圧検出信号Vbがプラス端子に入力される。
圧電トランス駆動回路82は、駆動用FET(駆動用電解効果トランジスタ)821とコンデンサ823とインダクタ822とから構成される。圧電トランス駆動回路82は、VCO回路820からの交流電圧入力によって動作し、圧電トランス(PZT:チタン酸ジルコン酸鉛)83の入力端子D1に交流電圧を印加する。圧電トランス83の出力端子D2には、整流回路84が接続される。
高圧出力回路である第1の電源部80の整流回路84は、出力端子B1側がアノードとなり、圧電トランス83の出力端子D2側がカソードとなるように配置された整流ダイオード840と、圧電トランス83の出力端子D2側がアノードとなり、出力端子B1側がカソードとなるように配置された整流ダイオード841と、整流ダイオード840のアノードと整流ダイオード841のカソード間に配置された平滑コンデンサ842とを備えている。
高圧出力回路である第2の電源部90の整流回路94は、出力端子B2側がカソードとなり、圧電トランス93の出力端子E2側がアノードとなるように配置された整流ダイオード940と、圧電トランス93の出力端子E2側がカソードとなり、出力端子B2側がアノードとなるように配置された整流ダイオード941と、整流ダイオード940のカソードと整流ダイオード941のアノード間に配置された平滑コンデンサ942とを備えている。
整流回路84により出力端子B1に直流の負バイアス、出力端子B2に直流の正バイアスが出力される。出力端子B2と出力端子N1を接続し、さらに出力端子N1と出力端子B1を抵抗87を介して接続する。これにより、正バイアス印加時は、抵抗を介して負荷29に電圧を印加することができる。第1の電源部80の電圧検出回路85は、分圧抵抗850と851によって形成されて、出力端子B1の電圧を検出するよう接続されている。
一方、第2の電源部90の電圧検出回路95は、分圧抵抗950と951によって構成されており、出力端子B2の電圧を検出するよう接続されている。分圧の基準電位Vsは、オペアンプ(OPA)731のマイナス端子に接続し、プラス端子は、NchFET734のドレインと接続され、NchFET734のドレインは、抵抗735を介して電源Vdによって+3.3[V]にプルアップされ、さらに、OPA731の出力端子とマイナス端子を電流検出抵抗732を介して接続することで、イマジナリーショートにより、基準電位Vsは、+3.3[V]と0[V]のいずれかのレベルをとる。
OPA731の出力は、高圧制御部71のADCポート71dに入力される。ダイオード86は、正バイアス電圧の出力時に分圧抵抗850と851への電流流入を防ぐためのダイオードである。
トランジスタアレイにより構成されるバイパス回路75は、第2の電源部90の分圧抵抗950と951に対して並列に実装され、トランジスタ755のベースをNchFET741のドレインに接続している。NchFET741には、分圧抵抗の基準電位Vsのレベルを切換えるNchFET734を制御する同一の極性信号が入力される。
《1−3》電源装置70の動作
図4及び図5の回路の動作を説明する。第1の電源部80を起動し負バイアス電圧を出力する場合、まず、高圧制御部71の極性ポートから極性切替信号(Low)が出力され、FET734とFET741がOFF状態となる。これにより、OPA731のプラス端子には、+3.3[V]が入力される。続いて、高圧制御部71から目標出力に対応した電圧レベルの電圧(例えば、−9400[V]を目標出力としたときにおける電圧0.34[V])が、OPA810のプラス端子に入力される。この瞬間、出力端子B1には、まだ電圧が出力されていないため、OPA810のマイナス端子には、+3.3[V]が入力される。
このとき、OPA810からVCO回路820に0[V]が入力される。なお、OPA810、OPA910、OPA731には、図示しない電源として+24[V]とGNDが接続されている。
VCO回路820は、常に発振し、例えば、VCO回路への入力電圧が0[V]から+24[V]のとき、100[kHz]〜200[kHz]との周波数の電圧を出力するよう、電圧に応じた周波数及び電圧レベルがVCO内の部品定数にて決定される。上記例においては、0[V]入力時は、例えば、100[V]且つ100[kHz]で駆動される。
圧電トランス83は、周波数特性を有しており、電源装置として使用する範囲は、周波数に対して電圧変化量が小さい領域(図6の駆動周波数と出力電圧の関係においては、100[kHz]から200[kHz]の実線で示す範囲)で使用する。圧電トランス83の個体差や温度等によって破線のように特性が変化するが、高い周波数(200[kHz]近傍)であれば特性誤差が生じても、変動は略0[V]であることがわかる。VCO回路820への入力電圧が0[V]のときに、100[V]且つ100[kHz]で駆動されると圧電トランスは、巻線比に応じた高圧電圧を出力する。
VCO回路820からの交流電圧が圧電トランス83の入力端子D1に入力されると、入力された交流電圧は、増幅され圧電トランス83の出力端子D2から出力され、整流ダイオード840と整流ダイオード841と平滑コンデンサ842とから構成された整流回路84によって整流され、出力端子B1に負バイアスを得ることができる。出力端子B1の電圧が−9400[V]になると、OPA810に0.34[V]が入力される(分圧抵抗850と851をそれぞれ200[MΩ]と63[kΩ]としたときの分圧値であり、基準電圧を+3.3[V]とした場合)。
この結果、OPA810のプラス端子とマイナス端子の電圧が0.34[V]となり、OPA810は、この状態を保つような出力電圧を維持する。負バイアス出力状態から正バイアスを出力する際は、高圧制御部71から負バイアス側のDAC1出力を0[V]に対応する電圧(+3.3[V])とし、負バイアスをOFFする(0[V]出力)。
極性切替信号(High)を出力しFET734とFET741をON状態とする。これにより、OPA731のプラス端子には、0[V]が入力され、イマジナリーショートによりOPA731のマイナス端子は、0[V]と考えることができる。
高圧制御部71からOPA910のマイナス端子に対して、目標レベルに対応した電圧レベル(例えば、+2000[V]を目標出力としたときにおける電圧+2.04[V])が入力される。この瞬間、出力端子B2には、まだ電圧が出力されていないため、OPA910のプラス端子には、0[V]が入力される。
負バイアス電圧を出力する第1の電源部80と同様に、正バイアス電圧を出力する第2の電源部90においても、電圧レベルに応じた周波数の交流電圧がVCO920からFET921のゲートに入力され、入力された交流電圧は増幅され、圧電トランス93の出力端子E2から出力し、整流ダイオード940と整流ダイオード941と平滑コンデンサ942とから構成された整流回路94によって整流され出力端子B2に正バイアスを得ることができる。出力端子B2の電圧が+2000[V]になると、OPA910のプラス端子とマイナス端子の電圧が2.04[V](分圧抵抗950と951をそれぞれ5[MΩ]と5.1[kΩ]としたときの分圧値(基準電位Vs:0[V]))となり、OPA910は、この状態を保つような出力電圧を維持する。
ここで、負バイアス印加時の電流経路について説明する。負バイアス出力時は、FET741がOFF状態となるため、抵抗765,764,763,762,761のそれぞれの電圧降下分の電圧がトランジスタ755,754,753,752,751のベースに印加されONする。
このときの負荷電流経路は、GND、負荷29、出力端子B1、整流ダイオード840、整流ダイオード841、出力端子N1、トランジスタ751のコレクタ、トランジスタ755,754,753,752,751からなるトランジスタアレイ、トランジスタ755のエミッタ、出力端子N2、抵抗732、OPA731の出力端子、OPA731の内部回路、OPA731のGND端子、GNDの順のループを形成する。
抵抗732(電流検出抵抗)においては、負荷電流分の電圧降下が発生するため、OPA731の出力端子電圧を高圧制御部71のADCポート71dに入力することで、負荷電流値を測定することができる。
例えば、抵抗732を5.1[kΩ]とすると、OPA731の出力電圧は、ダイオード733により+3.3[V]にクランプされるため、647[μA]までの電流件検出が可能となり、出力端子B1での出力レベルを、−9400[V]、負荷抵抗を20[MΩ]とすると、負荷電流は、−470[μA]となる。
これが前述の電流ルートに流れるため、抵抗732での電圧降下は、2.397[V]となり、0.903[V](=+3.3[V]−2.397[V])が、OPA731の出力端子電圧となる。高圧制御部71は、ADCポート71dの入力電圧レベルから電流値を算出し、負荷に印加する電圧値を、例えば、予め保持しているテーブル値を用いて決定することができる。
また、仮に、トランジスタ755,754,753,752,751で形成されているトランジスタアレイが実装されていない場合の電流ループを考えると、GND、負荷29、出力端子B1、整流ダイオード840、整流ダイオード841、出力端子N1、抵抗950、抵抗951、出力端子N2、抵抗732、OPA731の出力端子、OPA731の内部回路、OPA731のGND端子、GNDの順のループになる。
ここで、分圧抵抗950と951は、通常それぞれMΩオーダとkΩオーダの抵抗の組み合わせで形成される。本実施の形態においても、5[MΩ]と5.1[kΩ]で形成している。この回路定数においては、正バイアスの出力電圧が約+3240[V]のときに、電圧検出値が3.3[V]レベルとなる。
出力端子B1での出力レベルを−9400[V]、負荷抵抗を20[MΩ]とすると、負荷電流は、−470[μA]となりこれが抵抗950と抵抗951に流れる。このとき、5[MΩ](抵抗950)の損失は、1.1[W]となり(抵抗950での電圧降下は、−2350[V])、抵抗950は基板上で発熱体となる。
しかし、トランジスタアレイを前述の通り、抵抗950と抵抗951をバイパスするよう実装し、負荷電流が抵抗950及び抵抗951に流さないことで、抵抗損失をキャンセルすることが可能となる。
分圧抵抗は、通常負荷損失を低減するため、出力1000[V]以上の場合に100[MΩ]から200[MΩ]が選択される。分圧抵抗が高くなり過ぎると、分圧回路電流が微小となり過ぎ、動作が安定しないので、前記した値が好適である。しかし、正負バイアス回路においては、この経路を正バイアス印加経路として用いるので、抵抗値を低くしなければならない。抵抗値を低くすれば、正バイアスの印加性は向上するが、出力時に負荷となって損失が増大してしまう。この関係は、トレードオフであり、高圧出力トランスの能力と負荷条件により決定される。例えば、抵抗950の抵抗値を5[MΩ]とした場合には、−9400[V]出力時に損失1.1[W]が発生し、正バイアスを、例えば、+2000[V]出力する場合は、400[μA]流れ、損失は、0.8[W]となる。
《1−4》電源装置70の効果
以上に説明したように、実施の形態1によれば、圧電トランス83,93を使用した電源装置70にて、正負バイアスを1つの出力端子に出力可能で、負バイアス出力時の負荷電流を測定でき、さらに、負バイアス出力時の第2の電源部90の電圧検出回路の損失をキャンセルすることが可能となる。このように、一方の極性出力時の出力電流を精度良く測定し、且つ一方の極性出力時に他方の電圧検出回路の抵抗損失を低減した電源装置を提供することができる。
《2》実施の形態2
《2−1》電源装置70Aの構成
図7は、本発明の実施の形態2に係る電源装置70Aの主要部の構成を概略的に示す回路図である。また、実施の形態2の説明においては、図5をも参照する。図7において、図4の回路図の構成要素と同一又は対応する構成要素には、同じ符号を付す。実施の形態2に係る電源装置70Aは、第1の電源部80Aが正バイアス電源であり、第2の電源部90Aが負バイアス電源であり、トランジスタアレイ75AをPNPトランジスタ755A〜751Aで構成している点が、実施の形態1に係る電源装置70と相違する。また、電源装置70Aにおいては、OPC810A及び910Aの入力が実施の形態1の場合と相違する。他の点については、実施の形態2は、実施の形態1と同様である。
《2−2》電源装置70Aの動作
第1の電源部80A及び第2の電源部90Aからは、それぞれ正バイアス電圧と負バイアス電圧が出力される。正バイアス出力時の電流経路は、出力端子B1、負荷29、GND、OPA731のGND端子、OPA731の内部回路、OPA731の出力端子、抵抗732、出力端子N2、トランジスタ755Aのエミッタ端子、トランジスタアレイ(755A〜751A)、トランジスタ751Aのコレクタ端子、出力端子B2、ダイオード841A、ダイオード840A、出力端子B1の順のループを形成している。
図5に示される抵抗732(電流検出抵抗)においては、負荷電流分の電圧降下が発生するため、OPA731の出力端子電圧を高圧制御部71のADCポート71dに入力することで、負荷電流値を測定することができる。例えば、抵抗732を5.1[kΩ]とすると、OPA731の出力電圧は、ダイオード733により+3.3[V]にクランプされるため、647[μA]までの電流値検出が可能となり、出力端子B1における出力レベルを2000[V]、負荷抵抗を20[MΩ]とすると、負荷電流は100[μA]となる。これが、前述の電流ルートに流れるため、抵抗732による電圧降下は、0.51[V]となり、これがOPA731の出力端子電圧となる。高圧制御部71は、ADCポート71dの入力電圧レベルから電流値を算出し、負荷に印加する電圧値を、例えば、予め記憶しているテーブル値などから決定することができる。なお、仮に、トランジスタ755A,754A,753A,752A,751Aで形成されているトランジスタアレイが実装されていない場合の電流ループを考えると、出力端子B1、負荷29、GND、OPA731のGND端子、OPA731の内部回路、OPA731の出力端子、抵抗732、出力端子N2、抵抗951、抵抗950、出力端子B2、ダイオード941A、ダイオード940A、出力端子B1の順のループが形成される。
ここで、分圧抵抗950と951は、通常は、それぞれMΩオーダとkΩオーダの抵抗の組み合わせで形成される。実施の形態2においても、それぞれ200[MΩ]と63[kΩ]の抵抗で形成している。この回路定数においては、正バイアスの出力電圧が約−10400[V]のときに、電圧検出値が0[V]に近いレベルとなる。
出力端子B1における出力レベルを+2000[V]、負荷抵抗を20[MΩ]とすると、負荷電流は100[μA]となり、これが抵抗950と抵抗951に流れる。このとき、200[MΩ]の抵抗950の損失は、2.0[W]となり(抵抗950における電圧降下は、20000[V])、抵抗950は、基板上において発熱体となる。しかし、トランジスタアレイ755A〜751Aを前述の通り、抵抗950と抵抗951をバイパスするよう実装し、負荷電流が抵抗850及び抵抗851に流さないことで、抵抗損失をキャンセルすることが可能となる。
《2−3》電源装置70Aの効果
以上に説明したように、実施の形態2に係る電圧回路70Aによれば、圧電トランス83,93を使用した電源装置70Aにて、正負バイアスを1つの出力端子に出力可能で、正バイアス出力時の負荷電流を測定でき、さらに、正バイアス出力時の第2の電源部90Aの電圧検出回路の損失をキャンセルすることが可能となる。このように、一方の極性出力時の出力電流を精度良く測定し、且つ一方の極性出力時に他方の電圧検出回路の抵抗損失を低減した電源装置を提供することができる。
《3》実施の形態3
《3−1》電源装置70Bの構成
図8は、本発明の実施の形態3に係る電源装置70Bの主要部の構成を概略的に示す回路図である。また、実施の形態3の説明においては、図5をも参照する。図8において、図4の回路図の構成要素と同一又は対応する構成要素には、同じ符号を付す。実施の形態3に係る電源装置70Bは、以下の点で実施の形態1の電源装置70と相違する。第1に、圧電トランス83,93に代えて、巻き線トランス605,615とスイッチングトランジスタ606,616を用いたRCC(Ringing Choke Converter)回路となっている点、第2に、オペアンプ601,611の出力端子に出力調整用の抵抗602,612及び603,613、及びコンデンサ604,614を実装している点、第3に、整流回路84B,94Bにおいて実施の形態1で備えられた整流ダイオード841及び整流ダイオード941を備えていない点、第4に、OPA601,611の入力端子の割当が異なる点において、実施の形態3は実施の形態1と相違する。他の点については、実施の形態3は、実施の形態1と同様である。
《3−2》電源装置70Bの動作
実施の形態3においては、高圧出力後の動作(正バイアスの出力と負バイアスの出力の切替、負バイアス出力時の負荷電流の測定、及び第2の電源部90Bの電圧検出回路95の損失のキャンセルの方法)は、実施の形態1の場合と同様である。実施の形態3においては、一次側のRCC回路の動作が、実施の形態1におけるものと相違する。高圧出力の状態において、高圧制御部71から目標出力に対応した電圧レベルの電圧(例えば、−9400[V]を目標出力としたときにおける電圧0.34[V])がOPA601のマイナス端子(反転入力端子)に入力される。この瞬間、出力端子B1には、まだ電圧が出力されていないため、OPA601のプラス端子(非反転入力端子)には、+3.3[V]が入力される。このとき、OPA601は、highレベルを出力することでFET606のスイッチングが開始され、巻き線トランス605の二次側には、巻線トランス605の巻線比に応じた高圧電圧が発生する。この高圧電圧を、ダイオード整流ダイオード840と平滑コンデンサ842で構成される整流回路84Bで整流することで負バイアスの高圧出力を得る。
《3−3》電源装置70Bの効果
以上に説明したように、巻き線トランス605,615を使用した電源装置70Bによっても、実施の形態1と同様に、正負バイアスを1つの出力端子B1に出力可能であり、負バイアス出力時の負荷電流を測定でき、さらに、負バイアス出力時の第2の電源部90Bの電圧検出回路95の損失をキャンセルすることが可能となる。このように、一方の極性出力時の出力電流を精度良く測定し、且つ一方の極性出力時に他方の電圧検出回路の抵抗損失を低減した電源装置を提供することができる。
《4》利用形態の説明
以上、図面を参照して本発明に係る種々の実施の形態について述べたが、これらは、本発明の例示であり、上記以外の様々な形態を採用することもできる。例えば、トランスを用いて昇圧する電源装置、及びこれを用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装に置換するOA(Office Automation)機器などであっても利用可能である。
1 画像形成装置、 70,70A,70B 高圧電源装置(電源装置)、 71 高圧制御部、 73 電流検出回路、 74 バイパス制御回路(バイパス制御部)、 75,75A バイパス回路、 80,80A,80B 第1の電源部、 90,90A,90B 第2の電源部、 B1 第1の出力端、 B2 第2の出力端。

Claims (9)

  1. 第1の出力端を有し、該第1の出力端から第1の電源電圧を出力する第1の電源部と、
    第2の出力端を有し、該第2の出力端から第2の電源電圧を出力する第2の電源部と、
    前記第1の出力端と前記第2の出力端とに接続された入力端を有し、該入力端に入力された電流に応じて、前記第1の電源部と前記第2の電源部との出力を検出する検出回路と、
    前記第2の出力端と前記入力端との間の電流経路に並列に接続されたバイパス回路と、
    前記バイパス回路の動作を制御するバイパス制御部と、
    前記第1の電源部及び前記第2の電源部の動作を制御する高圧制御部と
    を備え、
    前記第1の電源部は、
    入力された第1の交流電圧を変圧する第1のトランスと、
    前記第1の交流電圧を供給して前記第1のトランスを駆動する第1のトランス駆動回路と、
    前記第1のトランスの出力を整流する第1の整流回路とを有し、
    前記第2の電源部は、
    入力された第2の交流電圧を変圧する第2のトランスと、
    前記第2の交流電圧を供給して前記第2のトランスを駆動する第2のトランス駆動回路と、
    前記第2のトランスの出力を整流する第2の整流回路と、
    前記電流経路を構成する分圧回路と、
    前記第2のトランス駆動回路の動作を制御する比較回路とを有し、
    前記バイパス制御部は、前記第2の電源部が動作せず且つ前記第1の電源部が動作して前記第1の電源電圧を出力するときに、前記バイパス回路を動作させて前記第2の出力端と前記入力端との間に流れる電流を前記バイパス回路に流して前記分圧回路を迂回させ
    前記第1の整流回路及び前記第2の整流回路のうちの一方は、所定の基準電位以上の正極性の整流電圧を出力し、
    前記第1の整流回路及び前記第2の整流回路のうちの他方は、前記所定の基準電位以下の負極性の整流電圧を出力し、
    前記分圧回路は、前記第2の電源電圧を分圧して分圧電圧を生成し、
    前記比較回路は、前記分圧電圧を前記高圧制御部から入力された指示電圧と比較して、前記分圧電圧と前記指示電圧との間の差を小さくするように前記第2のトランス駆動回路の動作を制御する
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項に記載の電源装置であって、前記第1のトランス及び前記第2のトランスの各々は、圧電トランスからなることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項に記載の電源装置であって、前記第1のトランス及び前記第2のトランスの各々は、相互に電磁結合される1次巻線及び二次巻線を有する電磁トランスからなることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1からのうちのいずれか1項に記載の電源装置であって、
    前記検出回路は、一対の入力端子を有する演算増幅器と、前記一対の入力端子のうちの一方の入力端子と前記演算増幅器の出力端子との間に接続された電流検出抵抗とを含み、
    前記一方の入力端子は、前記検出回路の当該入力端と接続され、
    前記一対の入力端子のうちの他方の入力端子には、基準電圧が印加されており、
    前記演算増幅器は、前記電流検出抵抗を流れる電流量に応じた電圧を出力する
    ことを特徴とする電源装置。
  5. 請求項記載の電源装置であって、
    前記高圧制御部から入力された選択制御信号に応じて、互いに異なる第1の基準電圧と第2の基準電圧とを選択的に前記検出回路に供給する電圧供給部をさらに備え、
    前記電圧供給部は、前記第1の電源部が動作せず且つ前記第2の電源部が動作して前記第2の電源電圧を出力するときは、前記第1の基準電圧を前記基準電圧として前記検出回路に供給し、前記第2の電源部が動作せず且つ前記第1の電源部が動作して前記第1の電源電圧を出力するときには、前記第2の基準電圧を前記基準電圧として前記検出回路に供給する
    ことを特徴とする電源装置。
  6. 請求項に記載の電源装置であって、前記バイパス制御部は、前記選択制御信号に応じて前記バイパス回路の動作を制御することを特徴とする電源装置。
  7. 請求項1からのうちのいずれか1項に記載の電源装置であって、
    前記バイパス回路は、前記第2の出力端と前記入力端との間に直列接続された複数個のスイッチングトランジスタを含むトランジスタアレイであり、
    前記バイパス制御部は、前記第2の電源部が動作せず且つ前記第1の電源部が動作して前記第1の電源電圧を出力するときに、前記高圧制御部による制御に応じて、前記複数個のスイッチングトランジスタをオン状態にするスイッチ制御信号を前記バイパス回路に供給する
    ことを特徴とする電源装置。
  8. 請求項1からのうちのいずれか1項に記載の電源装置と、
    前記電源装置の出力を用いて被印刷媒体に対して画像形成処理を実行する印刷実行部と
    を備え、
    前記高圧制御部は、前記画像形成処理の実行中に、前記第1の電源部及び前記第2の電源部のうちの一方を動作させ且つ他方を停止させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    前記印刷実行部は、前記画像形成処理の実行中に前記第1の電源電圧及び前記第2の電源電圧のうちのいずれか一方の電圧の供給に応じて、帯電した現像剤像を前記被印刷媒体の表面に転写させる負荷を含み、
    前記電源装置は、前記被印刷媒体が前記負荷に搬送されないときは、前記第1の電源電圧及び前記第2の電源電圧のうちの他方を前記負荷に供給して前記現像剤像を転写させない
    ことを特徴とする画像形成装置。
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