JP6100317B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、エレベータの制御装置に関する。
マンションの外廊下や歩道橋、駅舎などの建物に設置されるエレベータは、乗り場が屋外に露出している場合がある。このようなエレベータでは、冬季の気象条件によって、乗り場ドアを案内する敷居に雪が積もったり、敷居が凍結したりして、乗り場ドアの戸開閉に支障が生じることがある。乗り場ドアの敷居への積雪や凍結を回避するために、例えば、乗り場ドアの敷居をヒーターにより加熱する技術が提案されている。
特開2009−23750号公報 特開2003−267636号公報
しかしながら、乗り場ドアの戸開閉に作用する部分への積雪や凍結を回避する点でさらなる改善の余地がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、乗り場ドアの戸開閉に支障が生じることを回避することができるエレベータの制御装置を提供することである。
実施形態のエレベータの制御装置は、建物の屋外に露出している複数の屋外乗り場を含むエレベータを制御するものである。エレベータの制御装置は、着氷予測部と、制御部とを備える。着氷予測部は、気象に関連する気象関連情報を取得し、取得した前記気象関連情報に基づいて、水が冷却されて固体化された固体物が、乗り場ドアの戸開閉に作用する部分に付着することを予測する。制御部は、前記.着氷予測部により前記固体物が付着すると予測された場合に、前記屋外乗り場にかごを着床させ、当該屋外乗り場の前記乗り場ドアを戸開閉し、複数の屋外乗り場に対して順番に前記乗り場ドアを戸開閉する着氷防止運転を行い、着氷防止運転中にかごの呼び登録がされた場合は、着氷防止運転を中断してかごの呼び登録に応答する運転である平常運転を行い、平常運転の終了後、平常運転で着床した階床の次の階床から着氷防止運転を復帰させる。
実施形態のエレベータの構成例を示す概略図である。 実施形態の乗り場の敷居の構成例を示す断面図である。 実施形態のエレベータの構成例を示すブロック図である。 実施形態のエレベータの制御装置の動作例を示すフローチャート(その1)である。 実施形態のエレベータの制御装置の動作例を示すフローチャート(その2)である。
〔実施形態〕
実施形態に係るエレベータの制御装置について説明する。図1は、エレベータの構成例を示す概略図である。図2は、乗り場の敷居の構成例を示す断面図である。図3は、エレベータの構成例を示すブロック図である。
エレベータ1は、図1に示すように、かご10と、ウェイト20と、メインロープ30と、巻上機40と、メインシーブ50と、そらせシーブ51と、制御装置60とを備えている。かご10、ウェイト20、メインロープ30は、エレベータ1の昇降路2内に設置されている。また、巻上機40、メインシーブ50、そらせシーブ51及び制御装置60は、昇降路2の上方に設けられた機械室3内に設置されている。
かご10は、利用者が乗降するものである。かご10は、昇降路2内に設置された図示しない一対のかご用ガイドレールの間に設置され、かご用ガイドレールに対して1以上設置された図示しない案内装置を介してかご用ガイドレールに沿って昇降することで、昇降路2内を昇降する。かご10には、かごドア11が開閉自在に設置されている。かごドア11は、かご10のかご側乗降口12を閉塞、開放するものである。かごドア11は、かご10の昇降時は閉状態を維持し、かご10が着床した場合に、図示しない駆動装置により閉状態から開状態となる。なお、かご10には、図示しない開閉センサーなどが設置されており、これらのセンサーが制御装置60と接続されている。かごドア11と、複数の乗り場ドア4aとを含むドアDの開閉状態が制御装置60に入力される。
ウェイト20は、かご10の昇降に連動して昇降路2内を昇降するものである。ウェイト20は、図示しない一対のウェイト用ガイドレールの間に設置され、ウェイト用ガイドレールに対して1以上設置された図示しない案内装置を介してウェイト用ガイドレールに沿って昇降する。ここで、ウェイト20は、かご10が所定積載量(例えば、最大積載量に対して1/2程度)の場合に巻上機40を挟んで、かご10と釣り合うように重量が設定されている。
メインロープ30は、かご10とウェイト20とを連結する1以上のロープであり、巻上機40のメインシーブ50及びそらせシーブ51に巻き掛けられている。メインロープ30は、かご10と、ウェイト20とをトラクション式に昇降させるものである。メインロープ30は、一方の端部がかご10に連結され、他方の端部がウェイト20に連結されている。メインロープ30は、一方の端部がかご10の鉛直方向上部に固定され、他方の端部がウェイト20の鉛直方向上部に固定されている。
巻上機40は、モータ41により回転することでメインシーブ50に巻き掛けられたメインロープ30を巻き上げ、かご10とウェイト20との昇降方向における相対位置を変化させることで、かご10を昇降路2内で昇降させるものである。巻上機40は、制御装置60と接続されており、制御装置60を介して供給される電力によりモータ41の駆動制御が行われる。
エレベータ1が設置される図示しない建物は、複数の階から構成されている。建物の各階には、エレベータ1のかご10に乗るための乗り場4(4A,4B)が建物の屋内又は建物の屋外に露出されて設置されている。例えば、1階の屋内乗り場4Aは、建物のエントランスに設置されており、建物の屋内に設置されている。2階以上に設置された屋外乗り場4Bは、建物の屋外に露出されて設置されている。各乗り場4には、乗り場ドア4aが開閉自在に設置されている。乗り場ドア4aは、乗り場4の乗り場側乗降口4bをそれぞれ閉塞、開放するものである。乗り場側乗降口4bは、かご10が着床した際にかご側乗降口12と対向する位置に形成されている。
乗り場側乗降口4bには、図2に示すように、乗り場ドア4aの移動を案内する敷居4dが設けられている。敷居4dは、乗り場側乗降口4bの下端部に、乗り場ドア4aの開閉方向に沿って設けられている。敷居4dは、例えばアルミニウムやステンレスなどの金属で形成され、上面に案内溝4eが形成されている。案内溝4eには、凸状に形成された乗り場ドア4aの下端部が摺動自在に嵌合されている。案内溝4eは、乗り場ドア4aが開閉方向に移動するように案内する。
乗り場ドア4aは、通常、閉状態であり、図示しないロック機構により、開状態への動作が規制されている。乗り場ドア4aは、かご10が着床して、かごドア11が閉状態から開状態に動作するのに連動して、ロック機構によるロックを解除すると共に、閉状態から開状態となる。
乗り場4には、乗り場操作盤4cが設置されている。乗り場操作盤4cは、利用者がエレベータ1のかご10を乗り場4に呼ぶ際に操作されるものであり、制御装置60に接続されている。
制御装置60は、図3に示すように、着氷予測部61と、運行制御部62とを備えている。着氷予測部61は、気象に関連する気象関連情報を取得し、取得した気象関連情報に基づいて、水が冷却されて固体化された固体物が、乗り場ドア4aの戸開閉に作用する部分に付着することを予測するものである。例えば、着氷予測部61は、乗り場ドア4aの移動を案内する敷居4dに固体物が付着することを予測する。ここで、固体物は、例えば、雪や氷、霜、あられ、ひょう等である。なお、固体物には、乗り場ドア4aの敷居4dに水分が付着し、当該水分が冷却されて固体化されたものも含まれる。
着氷予測部61は、気温を計測する温度センサー611と、降雨又は降雪による降水量を計測する雨量計612と、風速を計測する風速計613とに接続されている。温度センサー611、雨量計612及び風速計613は、計測器であり、エレベータ1の近傍に設置されている。例えば、温度センサー611、雨量計612及び風速計613は、建物の屋外に露出した屋外乗り場4Bの所定位置に設置され、計測値を着氷予測部61に出力する。これらの計測器は、1箇所の屋外乗り場4Bに設置してもよいし、複数箇所の屋外乗り場4Bに設置してもよい。
着氷予測部61は、計測器により計測された計測値と、気温、降水量又は風速の物理量に応じて設定される基準値とを比較する。例えば、着氷予測部61は、温度センサー611から出力された気温情報と気温の基準値、例えば0℃とを比較する。着氷予測部61は、気温情報が基準値(0℃)以下の場合、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。
また、着氷予測部61は、雨量計612から出力された降水量情報と降水量の基準値、例えば3mmとを比較し、降水量情報が基準値(3mm)を超えた場合、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。
また、着氷予測部61は、風速計613から出力された風速情報と風速の基準値、例えば毎秒10mとを比較し、風速情報が基準値(毎秒10m)を超えた場合、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。
運行制御部62は、制御部であり、着氷予測信号が入力されると、巻上機40のモータ41を制御してかご10を屋外乗り場4Bの階床に着床させ、かご10のかごドア11を戸開閉させると共にかごドア11に連動する乗り場ドア4aを戸開閉させる運行制御、すなわち、着氷防止運転を行う。なお、屋内乗り場4Aは、建物の屋内に設置されており乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着する可能性が低いので、運行制御部62は、屋内乗り場4Aに対しては、着氷防止運転を行わない。
着氷予測部61は、さらに、エレベータ1を遠隔地から監視する監視センター5に有線又は無線により接続されている。例えば、着氷予測部61は、通信端末7及びインターネット通信網8を介して監視センター5に接続されている。監視センター5は、エレベータ保守管理会社が運営する拠点であり、例えば、専門のサービス技術者が常時待機して客先建物のエレベータの運行状態や異常発生を監視するサービスを提供している。監視センター5は、サービス技術者の操作により、例えば、気象庁や気象情報会社が提供する気象予報に基づいてある地域における積雪や気温の低下、強風などの注意報を得た場合、当該地域に設置されたエレベータ1の着氷予測部61に対し、インターネット通信網8を経由して乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着することを示す情報を送信する。着氷予測部61は、通信端末7を介して監視センター5から送信された情報を受信し、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。なお、監視センター5は、サービス技術者の操作を介さずに気象サービスセンター6のWebサーバーにアクセスし、気象庁や気象情報会社が提供する気象予報に基づいてある地域における積雪や気温の低下、強風などの情報を得てもよい。
また、着氷予測部61は、各地域の気象情報を提供する気象サービスセンター6に有線又は無線により接続されている。例えば、着氷予測部61は、通信端末7及びインターネット通信網8を介して気象サービスセンター6に接続されている。気象サービスセンター6は、気象情報会社やニュース提供会社などが運営するWebサーバーを備え、各地域の降水量、気温、風速などの気象情報を随時提供する。着氷予測部61は、気象サービスセンター6から各地域の気象情報を取得し、取得した各地域の気象情報の中から、図示しない記憶部に予め記憶した位置情報に対応する地域の気象情報を特定する。例えば、記憶部には、位置情報としてエレベータ1の緯度及び経度を予め記憶している。気象サービスセンター6から提供される各地域の気象情報には、地域ごとの気象情報と、各地域の緯度及び経度が含まれている。これにより、着氷予測部61は、エレベータ1の緯度及び経度から、エレベータ1が属する地域の気象情報を特定できる。着氷予測部61は、特定した地域の気象情報から気温、降水量又は風速の少なくともいずれか1つを取得し、取得した取得値と、気温、降水量又は風速の物理量に応じて設定される基準値とを比較する。そして、着氷予測部61は、気温の取得値が基準値以下の場合、又は、降水量若しくは風速の取得値が基準値を超えた場合の少なくとも1つを満たす場合に、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。なお、着氷予測部61は、エレベータ1が属する地域の気象情報から積雪や気温の低下、強風などの注意報を取得した場合に、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力してもよい。
次に、制御装置60の動作例について説明する。図4は、エレベータの制御装置の動作例を示すフローチャート(その1)である。図5は、エレベータの制御装置の動作例を示すフローチャート(その2)である。制御装置60は、呼び登録に応じてかご10を所定の階床に着床させる平常運転と、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに氷等が付着することを防止する着氷防止運転と、を切り替える。ここで、かご10の呼び登録とは、利用者により乗り場操作盤4cの乗り場呼びボタンや、かご10内の行き先呼びボタンが操作されることによりかご10が着床する階床が登録されることである。
制御装置60は、かご10の呼び登録があるか否かを判定する(ステップS1)。制御装置60は、呼び登録があると判定した場合(ステップS1;Yes)、平常運転を行う(ステップS6)。また、制御装置60は、呼び登録がないと判定した場合(ステップS1;No)、気温が基準値以下であるか否かを判定する(ステップS2)。例えば、着氷予測部61は、温度センサー611から出力された気温情報と気温の基準値(0℃)とを比較し、気温情報が基準値(0℃)以下であるか否かを判定する。着氷予測部61は、気温情報が基準値(0℃)以下であると判定した場合(ステップS2;Yes)、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。
運行制御部62は、着氷予測部61から着氷予測信号が入力されると、着氷防止運転を行う(ステップS7)。例えば、運行制御部62は、先ず、かご10を最下階に向かって走行させる(ステップS10)。この例では、最下階には、屋内乗り場4Aが設置されているので、かご10を2階の屋外乗り場4Bの階床に着床させる。次に、運行制御部62は、かごドア11を戸開すると共に乗り場ドア4aを戸開し、一定時間後、例えば5秒後にかごドア11及び乗り場ドア4aを戸閉する(ステップS11)。次に、運行制御部62は、タイマーのカウントを開始する。例えば、運行制御部62は、現在の時刻を取得する(ステップS12)。
次に、運行制御部62は、かご10の呼び登録がされている否かを判定する(ステップS13)。運行制御部62は、かご10の呼び登録がされていると判定した場合(ステップS13;Yes)、着氷防止運転を中断し、かご10の呼び登録に応答するために平常運転を行う(ステップS20)。
また、運行制御部62は、かご10の呼び登録がされていないと判定した場合(ステップS13;No)、カウント開始から一定時間経過したか否かを判定する(ステップS14)。ここで、一定時間とは、着氷防止運転において、乗り場ドア4aと次の乗り場ドア4aとを戸開閉する間隔である。乗り場ドア4aと敷居4dとが凍結することを防止する目的でかごドア11を戸開閉させるので、概ね5分間に1回程度の頻度で全ての屋外乗り場4Bの乗り場ドア4aを戸開閉する。例えば、5つの屋外乗り場4Bを有する建物であれば、全ての屋外乗り場4Bの乗り場ドア4aを5分程度で戸開閉するので、乗り場ドア4aと次の乗り場ドア4aとを戸開閉させる間隔は1分程度となり、上述のステップS14の一定時間は、1分程度になる。このように、一定時間は、屋外乗り場4Bの階床数に応じて定められる。
運行制御部62は、カウント開始から一定時間経過していないと判定した場合(ステップS14;No)、ステップS13に戻って再度呼び登録がされているか否かを判定する。また、運行制御部62は、カウント開始から一定時間経過していると判定した場合(ステップS14;Yes)、かご10を1階床上方へ走行させる(ステップS15)。
運行制御部62は、移動先の階床が特定階であるか否かを判定する(ステップS16)。ここで、特定階とは、建物の用途に応じて予め定められた階床である。例えば、セキュリティ上の理由から乗り場ドア4aを開けることが好ましくない階である。このような特定階は、記憶部に予め登録されており、着氷防止運転による乗り場ドア4aの戸開閉を行わないようにする。
運行制御部62は、移動先の階床が特定階であると判定した場合(ステップS16;Yes)、特定階では戸開閉をさせずにかご10を通過させ、1階床上方へかご10を移動させる(ステップS15)。運行制御部62は、移動先の階床が特定階でないと判定した場合(ステップS16;No)、移動した階床でかごドア11及び乗り場ドア4aを戸開し、一定時間後、例えば5秒後にかごドア11及び乗り場ドア4aを戸閉する(ステップS17)。次に、運行制御部62は、着床階が最上階であるか否かを判定する(ステップS18)。運行制御部62は、着床階が最上階でないと判定すると(ステップS18;No)、ステップS12に戻って、現在の時刻を取得してタイマーのカウントを開始する。運行制御部62は、着床階が最上階であると判定すると(ステップS18;Yes)、最下階まで直行運転を行い(ステップS19)、着氷防止運転を終了させる。なお、この例では、最下階には、屋内乗り場4Aが設置されているので、かご10を2階の屋外乗り場4Bの階床に着床させてもよい。
なお、上述のステップS2において、着氷予測部61は、気温情報が基準値(0℃)以下でないと判定した場合(ステップS2;No)、降水量が基準値を超えているか否かを判定する(ステップS3)。例えば、着氷予測部61は、雨量計612から出力された降水量情報と降水量の基準値(3mm)とを比較し、降水量情報が基準値(3mm)を超えているか否かを判定する。着氷予測部61は、降水量情報が基準値(3mm)を超えていると判定した場合(ステップS3;Yes)、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。運行制御部62は、着氷予測部61から着氷予測信号が入力されると、上述のように着氷防止運転を行う(ステップS7)。
また、着氷予測部61は、降水量情報が基準値(3mm)を超えていないと判定した場合(ステップS3;No)、風速が基準値を超えているか否かを判定する(ステップS4)。例えば、着氷予測部61は、風速計613から出力された風速情報と風速の基準値(毎秒10m)とを比較し、風速情報が基準値(毎秒10m)を超えているか否かを判定する。着氷予測部61は、風速情報が基準値(毎秒10m)を超えていると判定した場合(ステップS4;Yes)、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測し、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。運行制御部62は、着氷予測部61から着氷予測信号が入力されると、上述のように着氷防止運転を行う(ステップS7)。
また、着氷予測部61は、風速情報が基準値(毎秒10m)を超えていないと判定した場合(ステップS4;No)、監視センター5又は気象サービスセンター6から取得した情報に基づいて敷居4dに雪や氷等が付着するか否かを判定する(ステップS5)。着氷予測部61は、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着することを示す情報を監視センター5から受信した場合、又は、気象サービスセンター6から提供される各地域の気象情報に基づいて乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測した場合(ステップS5;Yes)、着氷予測信号を運行制御部62に出力する。運行制御部62は、着氷予測部61から着氷予測信号が入力されると、上述のように着氷防止運転を行う(ステップS7)。
また、着氷予測部61は、監視センター5又は気象サービスセンター6から取得した情報に基づいて敷居4dに雪や氷等が付着しないと判定した場合(ステップS5;No)、かご10の呼び登録に基づく平常運転を実施する(ステップS6)。
以上のように、実施形態に係るエレベータの制御装置によれば、気温などの気象関連情報に基づいて、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに雪や氷等が付着すると予測した場合に、屋外乗り場4Bの階床にかご10を着床させ、屋外乗り場4Bの乗り場ドア4aを戸開閉するものである。
これにより、気象条件が悪化したときに、乗り場ドア4aを案内する敷居4dに乗り場ドア4aが長時間連続して密着することを抑制できる。従って、乗り場ドア4aと敷居4dが凍結したり、敷居4dに雪が積もったりなどして、乗り場ドア4aの戸開閉を妨げることを抑制できる。これにより、気象条件が悪化しても、乗り場ドア4aを円滑に戸開閉することができる。また、従来のように、凍結を防止するためのヒーターを設置する必要がないので、低コストで導入できる。また、かご10の呼び登録がある場合は着氷防止運転を行わないので、エレベータ1の運転を休止する必要がなく、乗客の利便性を損なうことがない。
また、予め登録した特定階については、着氷防止運転による乗り場ドア4aの戸開閉を行わないので、例えば、セキュリティの関係で戸開閉をしない屋外乗り場4Bの乗り場ドア4aについて戸開閉することを防止できる。
〔変形例〕
次に、実施形態の変形例について説明する。上述のステップS10において、かご10が最上階に向かって走行するようにしてもよい。この場合、ステップS15では1階床下方へ走行し、ステップS18ではかご10が最下階、例えば2階の屋外乗り場4Bに着床したか否かを判定し、ステップS19ではかご10が最上階に向かって走行する。
また、上述のステップS2〜S4において、気温情報、風速情報又は降水量情報の1つでも基準値を満たせば着氷防止運転を行ったが、これに限定されない。例えば、気温情報を必須の条件とし、気温情報とその他の情報とを組み合わせて着氷防止運転を判定してもよい。例えば、気温が0℃以下、かつ、降水量が2mmを超える場合や、気温が1℃以下で降水量が2mmを超え、さらに、風速が5mを超える場合に、着氷防止運転を行うようにしてもよい。また、着氷防止運転を行う際に、季節を必須の条件とし、季節の条件に気温情報、風速情報又は降水量情報を組み合わせてもよい。例えば、季節が冬季(12月〜2月)の場合に、気温情報、風速情報又は降水量情報の少なくともいずれか1つの基準値を満たせば着氷防止運転を行うようにしてもよい。
また、着氷防止運転を行っている最中に呼び登録があり、平常運転を行った場合、平常運転の終了後、続きの階床から着氷防止運転を復帰させてもよい。例えば、6階の建物の場合、3階の乗り場ドア4aの戸開閉が終了した時点で平常運転を行った場合、4階から着氷防止運転を復帰させる。
また、着氷防止運転を行っている最中に呼び登録があり、平常運転を行った場合、平常運転で乗り場ドア4aが戸開閉した階床を記憶しておき、着氷防止運転に復帰した際に、平常運転で戸開閉した階床の乗り場ドア4aの戸開閉を省略してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エレベータ、4 乗り場、4A 屋内乗り場、4B 屋外乗り場、4a 乗り場ドア、4b 乗り場側乗降口、4c 乗り場操作盤、4d 敷居、4e 案内溝、5 監視センター、6 気象サービスセンター、7 通信端末、10 かご、11 かごドア、60 制御装置、61 着氷予測部、611 温度センサー、612 雨量計、613 風速計、62 運行制御部

Claims (6)

  1. 建物の屋外に露出している複数の屋外乗り場を含むエレベータを制御する制御装置であって、
    気象に関連する気象関連情報を取得し、取得した前記気象関連情報に基づいて、水が冷却されて固体化された固体物が、乗り場ドアの戸開閉に作用する部分に付着することを予測する着氷予測部と、
    前記着氷予測部により前記固体物が付着すると予測された場合に、前記屋外乗り場にかごを着床させ、当該屋外乗り場の前記乗り場ドアを戸開閉し、前記複数の屋外乗り場に対して順番に前記乗り場ドアを戸開閉する着氷防止運転を行い、前記着氷防止運転中に前記かごの呼び登録がされた場合は、前記着氷防止運転を中断して前記かごの前記呼び登録に応答する運転である平常運転を行い、前記平常運転の終了後、前記平常運転を行う前に最後に戸開閉した階床の次の階床から前記着氷防止運転を復帰させる制御部と、
    を備えるエレベータの制御装置。
  2. 建物の屋外に露出している複数の屋外乗り場を含むエレベータを制御する制御装置であって、
    気象に関連する気象関連情報を取得し、取得した前記気象関連情報に基づいて、水が冷却されて固体化された固体物が、乗り場ドアの戸開閉に作用する部分に付着することを予測する着氷予測部と、
    前記着氷予測部により前記固体物が付着すると予測された場合に、前記屋外乗り場にかごを着床させ、当該屋外乗り場の前記乗り場ドアを戸開閉し、前記複数の屋外乗り場に対して順番に前記乗り場ドアを戸開閉する着氷防止運転を行い、前記着氷防止運転中に前記かごの呼び登録がされた場合は、前記着氷防止運転を中断して前記かごの前記呼び登録に応答する運転である平常運転を行い、前記平常運転から前記着氷防止運転に復帰した場合に、前記平常運転で前記乗り場ドアが戸開閉した階床の前記乗り場ドアの戸開閉を省略する制御部と、
    を備えるエレベータの制御装置。
  3. 前記着氷予測部は、
    前記建物における気温、降水量又は風速の少なくともいずれか1つを計測する計測器に接続され、
    前記計測器により計測された計測値と、気温、降水量又は風速の物理量に応じて設定される基準値とを比較し、前記気温の計測値が前記基準値以下の場合、又は、前記降水量若しくは前記風速の計測値が前記基準値を超えた場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記乗り場ドアの戸開閉に作用する部分に前記固体物が付着すると予測する請求項1又は2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記着氷予測部は、
    前記エレベータを遠隔地から監視する監視センターに有線又は無線により接続され、前記気象関連情報として、前記乗り場ドアの戸開閉に作用する部分に前記固体物が付着することを示す情報を前記監視センターから取得し、前記乗り場ドアの戸開閉に作用する部分に前記固体物が付着すると予測する請求項1又は2に記載のエレベータの制御装置。
  5. 前記着氷予測部は、
    各地域の気象情報を提供する気象サービスセンターに有線又は無線により接続され、前記気象サービスセンターから前記気象関連情報として前記各地域の気象情報を取得し、取得した前記各地域の気象情報の中から、予め記憶した位置情報に対応する地域の気象情報を特定し、特定した地域の気象情報から気温、降水量又は風速の少なくともいずれか1つを取得し、取得した取得値と、気温、降水量又は風速の物理量に応じて設定される基準値とを比較し、前記気温の取得値が前記基準値以下の場合、又は、前記降水量若しくは前記風速の取得値が前記基準値を超えた場合の少なくとも1つを満たす場合に、前記乗り場ドアの戸開閉に作用する部分に前記固体物が付着すると予測する請求項1、2、4のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記制御部は、
    前記着氷予測部により前記固体物が付着すると予測した場合に戸開閉を行わない前記屋外乗り場の階床を予め登録する請求項1〜5のいずれか1項に記載にエレベータの制御装置。
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