JP6099848B1 - 挿入装置 - Google Patents

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Abstract

挿入装置の補助具の内周面には、補助具基端面から先端側に向かって摺動面が延設され、挿入部に取付けられた前記補助具が回転することにより、長手軸回りについて前記摺動面が支持面に対して摺動する。前記挿入部のフランジ部は、前記挿入部に前記補助具が取付けられた状態において、隙間を有して前記補助具基端面に対して対向する対向面を備える。前記補助具基端面と前記対向面とが対向する部位では、前記補助具の外周面の基端は前記フランジ部に対して段差を有さない。

Description

本発明は、長手軸に沿って挿入部が延設される挿入機器と、その挿入機器の挿入部に取付けられ、駆動力が伝達されることにより長手軸を中心として回転する補助具と、を備える挿入装置に関する。
米国特許出願公開第2014/0330079号公報には、内視鏡(挿入機器)の挿入部に取付けられるスパイラルユニット(補助具)が開示されている。スパイラルユニット(スパイラルチューブおよび外回転筒)は、挿入部を外周側から覆う状態で挿入部に着脱可能に取付けられ、長手軸を中心とする螺旋状に延設される螺旋フィンを備える。挿入部では、長手軸を中心として回転可能な状態で、回転筒(内回転筒)がベース部に取付けられている。また、回転筒には、複数のローラが取付けられ、挿入部では、ローラによって、挿入部の外周側に向かって突出する突起が形成されている。スパイラルユニットが挿入部に取付けられた状態では、駆動力が伝達されることによって回転筒およびローラが長手軸を中心として一緒に回転することにより、挿入部の突起からスパイラルユニットの基端部に長手軸回りについて押圧力が作用する。これにより、スパイラルユニットに駆動力が伝達され、スパイラルユニットが長手軸を中心としてベース部に対して回転する。管腔壁等から螺旋フィンが内周側に押圧される状態でスパイラルユニットが回転することにより、スパイラルユニットおよび挿入部に先端側または基端側への推進力が作用する。米国特許出願公開第2014/0330079号公報では、挿入部(ベース部)の外周面において回転筒(突起)より基端側に、挿入部に取付けられたスパイラルユニットを支持する支持面が設けられている。そして、スパイラルユニットの内周面には、摺動面が設けられ、挿入部に取付けられたスパイラルユニットが回転する状態では、摺動面は挿入部の支持面に対して長手軸回りに摺動する。
米国特許出願公開第2014/0330079号公報では、スパイラルユニット(補助具)の摺動面は、スパイラルユニットの内周面においてスパイラルユニットの基端から先端側に向かって延設されている。このため、挿入部に取付けられたスパイラルユニットが管腔で長手軸回りに回転している状態において、摺動面と挿入部の支持面との間にスパイラルユニットの基端から汚物が侵入する可能性がある。摺動面と挿入部の支持面との間に汚物が侵入することにより、スパイラルユニットのベース部に対する長手軸回りの回転が阻害され、スパイラルユニットの回転性能が低下してしまう。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、挿入部に取付けられるスパイラルユニットの長手軸回りの回転性能が確保される挿入装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の挿入装置は、長手軸に沿って延設される挿入部と、前記挿入部を外周側から覆う状態で前記挿入部に取付けられ、駆動力が伝達されることにより前記長手軸を中心として回転する補助具と、前記補助具の基端を形成する補助具基端面と、前記挿入部の外周面に設けられ、前記補助具を支持する支持面と、前記補助具の内周面において前記補助具基端面から先端側に向かって延設され、前記挿入部に取付けられた前記補助具が前記長手軸を中心として回転することにより、長手軸回りについて前記支持面に対して摺動する摺動面と、前記挿入部において前記支持面の基端側に設けられ、前記支持面から前記外周側に突出するフランジ部であって、前記挿入部に前記補助具が取付けられた状態において、前記長手軸に沿う方向について隙間を有して前記補助具基端面に対して対向する対向面を備えるフランジ部と、前記補助具の外周面において前記補助具基端面から前記先端側に向かって延設されるとともに、前記基端側から前記先端側に向かうにつれて前記補助具の外径が大きくなり、前記挿入部に前記補助具が取付けられた状態において、前記補助具基端面と前記対向面とが対向する部位で前記フランジ部に対して段差を有することなく前記補助具基端面から延設される補助具テーパ面と、を具備え、前記フランジ部は、前記先端側から前記基端側に向かうにつれて前記フランジ部の前記外径が小さくなるフランジテーパ面を備え、前記長手軸に平行な断面において前記補助具テーパ面の前記長手軸に沿う前記方向に対する鋭角は、前記フランジテーパ面の前記長手軸に沿う前記方向に対する鋭角以下となる
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡装置を示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係る挿入部のスコープ側接続部およびスパイラルユニットの補助具側接続部の構成を長手軸に平行な断面で概略的に示す断面図である。 図3は、第1の実施形態に係る支持面、フランジ部およびこれらの近傍の構成を、挿入部にスパイラルユニットが取付けられた状態で示す断面図である。 図4は、第2の実施形態に係るスパイラルユニットの補助具側接続部の構成を長手軸に平行な断面で概略的に示す断面図である。 図5は、第2の実施形態に係る支持面、フランジ部およびこれらの近傍の構成を、挿入部にスパイラルユニットが取付けられた状態で示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1を示す図である。
図1に示すように、内視鏡装置1は、挿入機器である内視鏡2と、補助具であるスパイラルユニット10と、を備える。内視鏡2は、挿入部3を備え、挿入部3は長手軸Cを有する。ここで、長手軸Cに沿う方向の一方側が先端側(図1の矢印C1側)であり、先端側とは反対側が基端側(図1の矢印C2側)である。挿入部3は、長手軸Cに沿って基端側から先端側へ延設され、内視鏡2では、挿入部3の基端側に操作部5が設けられている。また、内視鏡2は、操作部5に一端が接続されるユニバーサルコード6を備える。内視鏡2は、ユニバーサルコード6を介して、画像処理装置(図示しない)、光源装置(図示しない)、駆動制御装置(図示しない)、フットスイッチ等の操作入力装置(図示しない)およびモニタ等の表示装置(図示しない)を含む周辺装置ユニットに接続されている。
挿入部3の先端部の内部には、CCD等の撮像素子(図示しない)が設けられ、撮像素子は、挿入部3の先端部の外表面に設けられる観察窓(図示しない)を通して、被写体を撮像する。そして、挿入部3の内部、操作部5の内部、および、ユニバーサルコード6の内部を通って延設される撮像ケーブル(図示しない)を介して撮像信号が画像処理装置に伝達され、画像処理装置で画像処理が行なわれる。これにより、画像処理装置で被写体の画像が生成され、生成された被写体の画像が、表示装置に表示される。また、光源装置から出射された光は、挿入部3の内部、操作部5の内部、および、ユニバーサルコード6の内部を通って延設されるライトガイド(図示しない)を通して、導光される。そして、導光された光が、挿入部3の先端部の外表面に設けられる照明窓(図示しない)から被写体に照射される。
スパイラルユニット10は、長手軸Cに沿って延設される延設チューブ11と、延設チューブ11の外周面において外周側に向かって突出する螺旋フィン12と、を備える。螺旋フィン12は、長手軸Cを中心とする螺旋状に延設されている。また、スパイラルユニット10では、延設チューブ11の基端側に筒状の補助具側接続部(コネクタ部)13が連結されている。また、挿入部3には、スパイラルユニット10の補助具側接続部13を接続可能なスコープ側接続部8が設けられている。補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続されることにより、スパイラルユニット(補助具)10が挿入部3に取付けられる。
操作部5には、モータケーシング15が取付けられ、モータケーシング15の内部には、駆動源である電動モータ16が設けられている。操作入力装置(図示しない)で操作入力が行なわれることにより、操作部5の内部、および、ユニバーサルコード6の内部を通って延設される電気配線(図示しない)を通して駆動制御装置から電動モータに電力が供給され、電動モータ16が駆動される。電動モータ16が駆動されることにより、スパイラルユニット10を長手軸C回りに回転させる駆動力が発生する。
図2は、挿入部3のスコープ側接続部8およびスパイラルユニット10の補助具側接続部13の構成を長手軸Cに平行な断面で示す図である。図2では、撮像ケーブル、ライトガイド等は省略している。図2に示すように、挿入部3は、先端側可撓管部21と、先端側可撓管部21に対して基端側に設けられる基端側可撓管部22と、を備える。基端側可撓管部22の基端は、操作部5に接続されている。また、先端側可撓管部21と基端側可撓管部22との間は、スコープ側接続部8を介して連結されている。スコープ側接続部8は、硬質材料から形成されるベース部23を備える。スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態では、補助具側接続部13(スパイラルユニット10の基端部)によってベース部23の外周側が覆われ、スパイラルユニット10は、ベース部23の外周側の部位から先端側へ向かって延設されている。なお、本実施形態では、ベース部23は、四つの連結部材25A〜25Dを連結することにより形成されているが、ベース部23を形成する部材の数はこれに限るものではなく、例えば一つの部材からベース部23が一体に形成されてもよい。
挿入部3では、ベース部23によって、空洞26が形成されている。空洞26は、外周側に向かって開口するとともに、撮像ケーブル、ライトガイド(いずれも図示しない)等が延設される挿入部3の内空間18に向かって開口している。空洞26では、駆動ギア27が、支持部材28を介してベース部23(連結部材25B)に取付けられている。また、基端側可撓管部22の内部(内空間18)には、基端側から先端側へ向かってチャンネルチューブ31が延設されている。チャンネルチューブ31の先端は、ベース部23(連結部材25C)に接続されている。チャンネルチューブ31の内部には、駆動シャフト32が長手軸Cに略平行なシャフト軸Sに沿って延設されている。駆動シャフト32の先端は、空洞26に挿入され、駆動ギア27に接続されている。また、駆動シャフト32の基端は、ギア(図示しない)等を介して電動モータ16に連結されている。電動モータ16が駆動されることにより、駆動力が駆動シャフト32に伝達され、シャフト軸Sを中心として駆動シャフト32が回転する。これにより、駆動力が駆動ギア27に伝達され、駆動ギア27が回転する。
挿入部3のスコープ側接続部8は、外周側からベース部23(連結部材25B)を覆う状態でベース部23に取付けられている回転筒35を備える。回転筒35は、長手軸Cを中心としてベース部23に対して回転可能である。回転筒35の内周面には、内周ギア部36が設けられている。内周ギア部36は、長手軸C回りの全周に渡って形成されている。駆動ギア27は、空洞26で内周ギア部36と噛合っている。このため、駆動ギア27が回転することにより、駆動力が回転筒35に伝達され、回転筒35が長手軸Cを中心として回転する。
回転筒35には、複数(例えば6つ)の第1のローラ(内ローラ)41が取付けられている。第1のローラ41のそれぞれは、対応するローラシャフト(42の対応する一つ)を介して回転筒35に取付けられている。回転筒35では、ローラシャフト42のそれぞれの先端が対応する先端側シャフト受け(43の対応する一つ)に接続され、ローラシャフト42のそれぞれの基端が対応する基端側シャフト受け(45の対応する一つ)に接続されている。第1のローラ(スコープローラ)41のそれぞれは、対応するローラシャフト(42の対応する一つ)を中心として回転可能(自転可能)である。また、回転筒35が回転することにより、第1のローラ41およびローラシャフト42は、回転筒35と一緒に長手軸C回りに回転する。スコープ側接続部8では、第1のローラ41のそれぞれは、対応する先端側シャフト受け(43の対応する一つ)および対応する基端側シャフト受け(45の対応する一つ)と協働して、対応する第1の突起(40の対応する一つ)を形成している。第1の突起(スコープ突起)40は、長手軸C回りについて互いに対して離間し、第1の突起40のそれぞれは外周側に突出している。
挿入部3には、回転筒35および第1のローラ41を外周側から覆う筒状の皮膜37が設けられている。皮膜37は、例えばゴム等の弾性材料から形成され、可撓性を有する。皮膜37によって、挿入部3(スコープ側接続部8)の外表面の一部が形成されている。皮膜37の先端は、回転筒35の先端より先端側に位置し、接着部材38Aによってベース部23(連結部材25A)に固定されている。また、皮膜37の基端は、回転筒35の基端より基端側に位置し、接着部材38Bによってベース部23(連結部材25B)に固定されている。皮膜37の先端および基端では、ベース部23と皮膜37との間が液密に保たれている。このため、挿入部3の外部から皮膜37の内周側への液体の流入が防止され、駆動ギア27が配置される空洞26への挿入部3の外部からの液体の流入が防止される。なお、回転筒35および第1のローラ41は、長手軸Cを中心として皮膜37に対して回転可能(公転可能)である。また、第1の突起40のそれぞれから押圧される位置(箇所)では、皮膜37は挿入部3の外周側に向かって突出している。
スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態(補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態)では、補助具側接続部13(スパイラルユニット10の基端部)が外周側から皮膜37を覆っている。補助具側接続部13は、筒状の第1のコネクタ部材46と、第1のコネクタ部材46の先端側に連結される筒状の第2のコネクタ部材47と、を備える。第1のコネクタ部材46は、スパイラルユニット(補助具)10の基端となる補助具基端面48を備える。補助具基端面48は基端側を向いている。
ベース部23の連結部材25Aの外周面には、内周側に向かって凹む係合溝56が設けられている。係合溝56は、回転筒35の先端より先端側に位置している。係合溝56は、長手軸C回りについて全周に渡って形成されている。補助具側接続部13の第2のコネクタ部材47の内周面には、内周側に向かって突出する係合爪57が設けられている。スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態(補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態)では、係合爪57は係合溝56に係合する。これにより、スパイラルユニット10の挿入部3に対する長手軸Cに沿う方向についての移動が規制される。長手軸Cに沿う方向についてのスパイラルユニット10の挿入部3に対する移動が規制されるため、駆動力が伝達されることによってスパイラルユニット10が長手軸Cを中心として回転している状態において、スパイラルユニット10が挿入部3から外れることが防止される。
補助具側接続部13には、複数(例えば6つ)の第2のローラ(外ローラ)51が設けられている。第2のローラ51のそれぞれは、対応するローラシャフト(52の対応する一つ)を介して第1のコネクタ部材46および第2のコネクタ部材47に取付けられている。第2のコネクタ部材47では、ローラシャフト52のそれぞれの先端が対応する先端側シャフト受け(53の対応する一つ)に接続され、第1のコネクタ部材46では、ローラシャフト52のそれぞれの基端が対応する基端側シャフト受け(55の対応する一つ)に接続されている。第2のローラ(補助具ローラ)51のそれぞれは、対応するローラシャフト(52の対応する一つ)を中心として回転可能(自転可能)である。また、スパイラルユニット10(補助具側接続部13)が回転することにより、第2のローラ51およびローラシャフト52は、スパイラルユニット10と一緒に長手軸C回りに回転する。補助具側接続部13では、第2のローラ51のそれぞれは、対応する先端側シャフト受け(53の対応する一つ)および対応する基端側シャフト受け(55の対応する一つ)と協働して、対応する第2の突起(50の対応する一つ)を形成している。第2の突起(補助具突起)50は、長手軸C回りについて互いに対して離間し、第2の突起50のそれぞれは、補助具側接続部13の内周面において内周側に突出している。
挿入部3にスパイラルユニット10が取付けられた状態(補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態)では、長手軸Cに沿う方向について第2の突起50は第1の突起40と略同一の範囲に位置している。そして、第2の突起50のそれぞれは、長手軸C回りについて二つの第1の突起40の間に位置している。このため、前述のように回転筒35に駆動力が伝達され、回転筒35および第1のローラ41が長手軸C回りに回転することにより、第1の突起40のそれぞれは、対応する第2の突起(50の対応する一つ)に回転方向へ皮膜37を介して押圧力を作用させる。これにより、スパイラルユニット10の第2の突起50のぞれぞれは、スコープ側接続部8の対応する第1の突起(40の対応する一つ)から駆動力を受け、スパイラルユニット10は、長手軸C回りについて回転筒35および第1のローラ41と一緒に、ベース部23に対して回転する。
螺旋フィン12が内周側に押圧される状態でスパイラルユニット10が長手軸Cを中心として回転することにより、先端側または基端側(長手軸Cに沿う方向について一方側)への推進力が挿入部3およびスパイラルユニット10に作用する。また、回転筒35およびスパイラルユニット10が一緒に回転している状態では、皮膜37は回転していない。
ベース部23の連結部材25Dには、挿入部3に取付けけられたスパイラルユニット10を支持する支持面61が形成されている。支持面61によって、挿入部3(スコープ側接続部8)の外周面の一部が形成されている。支持面61は、回転筒35の基端より基端側に位置している。また、連結部材25Dでは、支持面61の基端側にフランジ部62が設けられている。フランジ部62は、挿入部3の外周側へ支持面61から突出している。
図3は、支持面61、フランジ部62およびこれらの近傍の構成を、挿入部3にスパイラルユニット10が取付けられた状態(補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態)で示す図である。図2および図3に示すように、フランジ部62は、先端側を向く対向面63を備える。本実施形態では、対向面63によって、フランジ部62の先端表面が形成される。また、対向面63によって、支持面61とフランジ部62との間に、挿入部3の径方向について段差が形成される。
スパイラルユニット10の内周面には、補助具基端面48から先端側に向かって摺動面65が延設されている。スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態(補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態)では、摺動面65は外周側から支持面61に接触する。そして、挿入部3に取付けられたスパイラルユニット10が駆動力によって前述したように回転することにより、摺動面65は、支持面61に対して長手軸C回りについて摺動する。
また、スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態では、フランジ部62の対向面63がスパイラルユニット10の補助具基端面48に対して対向している。この際、対向面63は、補助具基端面48に対して基端側に位置している。スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態では、対向面63と補助具基端面48との間に隙間73が形成されている。すなわち、対向面63は、長手軸Cに沿う方向について隙間73を有して補助具基端面48に対して対向している。対向面63と補助具基端面48との間では、長手軸C回りについて全周に渡って隙間73が形成されている。そして、隙間73は、補助具基端面48の外周端(対向面63の外周端)から挿入部3の径方向へ沿って内周側へ向かって延設されている。隙間73は、長手軸Cに沿う方向について隙間寸法S1を有する。ある実施例では、隙間寸法S1は、0.1mm以上0.2mm以下となる。
スパイラルユニット10(補助具側接続部13)の外周面では、補助具基端面48から先端側へ向かって補助具テーパ面66が延設されている。補助具テーパ面66では、基端側から先端側へ向かうにつれて、スパイラルユニット10の外径が大きくなる。ある実施例では、長手軸Cに平行な断面において、長手軸Cに沿う方向に対する補助具テーパ面66の鋭角α1は、5°以上15°以下となる。
また、補助具側接続部13の外周面では、補助具テーパ面66の先端側に補助具径均一面67が連続している。すなわち、補助具径均一面67が、補助具テーパ面66の先端X1(補助具テーパ面66と補助具均一面67との境界位置)から先端側へ向かって延設されている。補助具径均一面67では、長手軸Cに沿う方向についてスパイラルユニット10の外径が均一に維持される。ここで、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面67の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が均一になる場合には、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面67の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が同一になる場合に加えて、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面67の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が所定の変化量以下の微小な範囲でのみ変化する場合も含まれる。例えば、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面67の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が0.5mm以下の微小な範囲でのみ変化する場合は、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面67の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が均一になるものとみなす。
補助具側接続部13において、第2の突起(補助具突起)50の基端が位置する突起基端位置E1を規定する。本実施形態では、補助具テーパ面66の先端X1(補助具テーパ面66と補助具径均一面67との境界位置)は、突起基端位置E1(第2の突起50)に対して基端側に位置している。補助具テーパ面66の長手軸Cに沿う方向についての寸法T1(補助具基端面48と補助具テーパ面66の先端X1との間の長手軸Cに沿う方向についての寸法)を規定すると、寸法T1は、5mm以下となる。
フランジ部62の対向面63(フランジ部62の先端)において、フランジ部62(挿入部3)は外径(外径半径)R1を有する。また、スパイラルユニット10の補助具基端面48(スパイラルユニット10の基端)において、スパイラルユニット10は外径(外径半径)R2を有する。外径R1は、外径R2と略同一の大きさになる。ここで、対向面63でのフランジ部62の外径R1が補助具基端面48でのスパイラルユニット10の外径R2と略同一になる場合には、外径R1が外径R2と同一の大きさになる場合に加えて、製造時の誤差等によって外径R1と外径R2との間に微差が生じる場合も含まれる。例えば、外径R1と外径R2との差が0.5mm以下の場合には、外径R1が外径R2と略同一の大きさになるものとみなす。また、補助具径均一面67では、スパイラルユニット10は、外径(外径半径)R3を有し、外径R3は、外径R1および外径R2より大きい。
対向面63(フランジ部62の先端)でのフランジ部62の外径R1が補助具基端面48(補助具テーパ面66の基端)でのスパイラルユニット10の外径R2と略同一になることにより、スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態において、フランジ部62と補助具テーパ面66との間に段差が形成されない。すなわち、補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態では、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位において、補助具テーパ面66(スパイラルユニット20の外周面の基端)はフランジ部62に対して挿入部3の径方向についての段差を有さない。
また、フランジ部62の外周面では、対向面63の外周端(フランジ部62の先端)から基端側に向かってフランジ径均一面71が延設されている。フランジ径均一面71では、長手軸Cに沿う方向についてフランジ部62の外径が均一に維持される。ここで、長手軸Cに沿う方向についてフランジ径均一面71の全長に渡ってフランジ部62の外径が均一になる場合には、長手軸Cに沿う方向についてフランジ径均一面71の全長に渡ってフランジ部62の外径が同一になる場合に加えて、長手軸Cに沿う方向についてフランジ径均一面71の全長に渡ってフランジ部62の外径が所定の変化量以下の微小な範囲でのみ変化する場合も含まれる。例えば、長手軸Cに沿う方向についてフランジ径均一面71の全長に渡ってフランジ部62の外径が0.5mm以下の微小な範囲でのみ変化する場合は、長手軸Cに沿う方向についてフランジ径均一面71の全長に渡ってフランジ部62の外径が均一になるものとみなす。
フランジ部62の外周面では、フランジ径均一面71の基端側にフランジテーパ面72が連続している。すなわち、フランジテーパ面72が、フランジ径均一面71の基端X2(フランジ径均一面71とフランジテーパ72との境界位置)から基端側へ向かって延設されている。フランジ径均一面71の長手軸Cに沿う方向についての寸法T2(対向面63とフランジ径均一面の基端X2との間の長手軸Cに沿う方向についての寸法)を規定すると、寸法T2は、2mm以下となる。フランジテーパ面72では、先端側から基端側に向かうにつれてフランジ部62の外径が小さくなる。ある実施例では、長手軸Cに平行な断面において、長手軸Cに沿う方向に対するフランジテーパ面72の鋭角α2は、15°以上25°以下となる。したがって、補助具テーパ面66の鋭角α1とフランジテーパ面72の鋭角α2との差の絶対値は、20°以下となる。フランジテーパ面72の基端側には、基端側可撓管部22の外周面が連続している。
次に、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1の作用および効果について説明する。内視鏡装置1を用いて管腔の観察を行なう際には、挿入部3を先端からスパイラルユニット(補助具)10の内部に挿入し、スパイラルユニット10を挿入部3に対して長手軸Cに沿って基端側に移動させる。そして、補助具側接続部13がスコープ側接続部8の外周側を覆う位置までスパイラルユニット10を移動させ、補助具側接続部13をスコープ側接続部8に接続する。これにより、スパイラルユニット(補助具)10が挿入部3に取付けられる。
スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられると、挿入部3およびスパイラルユニット10を管腔に挿入する。そして、操作入力装置(図示しない)での操作入力に基づいて、電動モータ16が駆動され、前述したようにスパイラルユニット10に駆動力が伝達される。これにより、スパイラルユニット10が長手軸Cを中心として回転する。管腔壁によって螺旋フィン12が内周側に押圧された状態でスパイラルユニット10が回転することにより、先端側または基端側(長手軸Cに沿う方向の一方側)への推進力が挿入部3およびスパイラルユニット10に作用する。推進力によって、管腔における挿入部3の移動性が向上する。なお、スパイラルユニット10を挿入部3から取外す際には、補助具側接続部13とスコープ側接続部8との接続を解除し、スパイラルユニット10を挿入部3に対して先端側に移動させる。
本実施形態では、スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態において、補助具基端面48がフランジ部62の対向面63と対向している。そして、スパイラルユニット10の内周面では、補助具基端面48から先端側に向かって摺動面65が形成され、挿入部3に取付けられたスパイラルユニット10が回転することにより、摺動面65が支持面61に対して長手軸C回りに摺動する。このため、管腔でスパイラルユニット10が回転している状態において、汚物は、補助具基端面48と対向面63との間の隙間73を通してのみ、摺動面65とスコープ側接続部8の支持面61との間に侵入可能となる。このため、摺動面65と支持面61との間に汚物が侵入し難くなる。
また、補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態では、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位において、補助具テーパ面66はフランジ部62に対して挿入部3の径方向についての段差を有さない。補助具テーパ面66とフランジ部62との間で段差が形成されないため、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位およびその近傍に汚物が堆積され難くなる。これにより、摺動面65と支持面61との間に汚物がさらに侵入し難くなる。
摺動面65と支持面61との間への汚物の侵入が防止されることにより、スパイラルユニット10がベース部23に対して長手軸C回りに回転している状態において、摺動面65が支持面61に対して長手軸C回りに適切に摺動する。このため、スパイラルユニット10がベース部23に対して適切に回転し、スパイラルユニット10の長手軸C回りの回転性能を確保することができる。
また、本実施形態では、スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態において、長手軸Cに沿う方向についてフランジ部62の対向面63と補助具基端面48との間に隙間73が形成され、隙間73は、ある程度の大きさの隙間寸法S1を有する。このため、汚物が、対向面63と補助具基端面48との間に侵入しても、スパイラルユニット10のベース部23に対する回転は阻害されない。
また、本実施形態では、スパイラルユニット10の外周面に、補助具基端面48から先端側へ向かって補助具テーパ面66が延設されている。補助具テーパ面66が設けられることにより、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位およびその近傍に汚物がさらに堆積され難くなる。また、長手軸Cに沿う方向に対する補助具テーパ面66の鋭角α1をフランジテーパ面72の鋭角α2以下にすることにより、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位およびその近傍に汚物がさらに堆積され難くなる。
補助具テーパ面66の先端X1は、突起基端位置E1(第2の突起50)に対して基端側に位置している。このため、補助具テーパ面66の長手軸Cに沿う方向についての寸法T1は小さい。補助具テーパ面66の長手軸Cに沿う方向についての寸法T1が小さいため、スパイラルユニット10において補助具テーパ面66に対して先端側の部位で、外径の小径化を実現し易くなる。スパイラルユニット10の外径が小さくなることにより、管腔において挿入部3およびスパイラルユニット10が移動し易くなる。
また、本実施形態では、フランジ部62においてフランジ径均一面71の基端側に、フランジテーパ面72が連続している。フランジテーパ面72が設けられることにより、フランジ部62と基端側可撓管部22との間において、挿入部3の外表面が段差なく滑らかに連続する。フランジ部62(スコープ側接続部8)と基端側可撓管部22との間で挿入部3の外表面が滑らかに連続することにより、管腔において挿入部3およびスパイラルユニット10が移動し易くなる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図4および図5を参照して説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図4は、スパイラルユニット10の補助具側接続部13の構成を長手軸Cに平行な断面で示す図であり、図5は、支持面61、フランジ部62およびこれらの近傍の構成を、挿入部3にスパイラルユニット10が取付けられた状態(補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態)で示す図である。図4および図5に示すように、本実施形態では、スパイラルユニット(補助具)10の外周面において、補助具テーパ面66の代わりに、補助具径均一面75が補助具基端面48(スパイラルユニット20の基端)から先端側に向かって延設されている。
補助具径均一面75では、長手軸Cに沿う方向についてスパイラルユニット10の外径が均一に維持される。ここで、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面75の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が均一になる場合には、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面75の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が同一になる場合に加えて、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面75の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が所定の変化量以下の微小な範囲でのみ変化する場合も含まれる。例えば、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面75の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が0.5mm以下の微小な範囲でのみ変化する場合は、長手軸Cに沿う方向について補助具径均一面75の全長に渡ってスパイラルユニット10の外径が均一になるものとみなす。
本実施形態では、補助具径均一面75の先端X3は、第2の突起(補助具突起)50の基端が位置する突起基端位置E1に対して先端側に位置している。なお、補助具径均一面75は、少なくとも第2の突起(補助具突起)50の基端(突起基端位置E1)まで先端側へ向かって延設されていればよい。そして、第2の突起50の基端より先端側の部位では、スパイラルユニット20の外周面でのスパイラルユニット20の外径が、長手軸Cに沿う方向について均一であってもよく、長手軸Cに沿う方向について均一でなくてもよい。
また、補助具径均一面75でのスパイラルユニット20の外径(外径半径)R4は、フランジ部62の対向面63(フランジ部62の先端)でのフランジ部62(挿入部3)の外径(外径半径)R1と、略同一の大きさとなる。ここで、対向面63でのフランジ部62の外径R1と補助具径均一面75でのスパイラルユニット10の外径R4が略同一になる場合には、外径R1が外径R4と同一の大きさになる場合に加えて、製造時の誤差等によって外径R1と外径R4との間に微差が生じる場合も含まれる。例えば、補助具径均一面75でのスパイラルユニット20の外径R4が、対向面63でのフランジ部62の外径R1から0.5mm以上変化することなく長手軸Cに沿う方向について均一に維持される場合は、外径R1が外径R4と略同一の大きさになるものとみなす。
対向面63(フランジ部62の先端)でのフランジ部62の外径R1に対して補助具径均一面75(スパイラルユニット10の基端)でのスパイラルユニット10の外径R4が略同一になることにより、本実施形態でも、スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態において、フランジ部62と補助具径均一面75との間に段差が形成されない。すなわち、補助具側接続部13がスコープ側接続部8に接続された状態では、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位において、補助具径均一面75(スパイラルユニット20の外周面の基端)はフランジ部62に対して挿入部3の径方向についての段差を有さない。
前述のような構成であるため、本実施形態でも、管腔において挿入部3に取付けられたスパイラルユニット10が長手軸C回りに回転している状態では、汚物は、補助具基端面48と対向面63との間の隙間73を通してのみ、摺動面65とスコープ側接続部8の支持面61との間に侵入可能となる。補助具径均一面75とフランジ部62との間で段差が形成されないため、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位およびその近傍に汚物が堆積され難くなる。したがって、本実施形態でも、摺動面65と支持面61との間に汚物が侵入し難くなり、スパイラルユニット10がベース部23に対して長手軸C回りに回転している状態において、摺動面65が支持面61に対して長手軸C回りに適切に摺動する。このため、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、スパイラルユニット10がベース部23に対して適切に回転し、スパイラルユニット10の長手軸C回りの回転性能を確保することができる。
(変形例)
前述の実施形態等では、フランジ部62は、フランジ径均一面71およびフランジテーパ面72を備えるが、これに限るものではない。例えば、ある変形例では、長手軸Cに沿う方向についてフランジ部62の先端(対向面63)から基端までフランジ径均一面71が延設され、フランジテーパ面72が設けられなくてもよい。また、別のある変形例では、長手軸Cに沿う方向についてフランジ部62の先端(対向面63)から基端までフランジテーパ面72が延設され、フランジ径均一面71が設けられなくてもよい。この場合も、フランジテーパ面72では、先端側から基端側へ向かうにつれてフランジ部62の外径が小さくなる。また、これらの変形例のそれぞれにおいても、スパイラルユニット10が挿入部3に取付けられた状態では、補助具基端面48は対向するフランジ部62の対向面63に対して隙間73を有する。そして、これらの変形例のそれぞれでも、補助具基端面48とフランジ部62の対向面63とが対向する部位において、スパイラルユニット10の基端(補助具テーパ面66または補助具径均一面75)はフランジ部62に対して挿入部3の径方向についての段差を有さない。
また、第1の突起(スコープ突起)40の数および第2の突起(補助具突起)50の数は、前述の複数に限るものではない。ある変形例では、第1の突起40が一つのみ設けられてもよく、第2の突起50が一つのみ設けられてもよい。
また、ある変形例では、回転筒(35)および第1のローラ(41)の外周側を覆う皮膜(37)が設けられなくてもよい。この場合、長手軸(C)を中心として回転筒(35)が回転することにより、第1の突起(40)のそれぞれが対応する第2の突起(50の対応する一つ)に接触する。これにより、回転筒(35)および第1のローラ(41)の回転方向へ第1の突起(40)のそれぞれから対応する第2の突起(50の対応する一つ)へ押圧力が作用し、スパイラルユニット(10)が長手軸(C)回りに回転する。
また、ある変形例では、スコープ側接続部(8)に第1の突起(40)が設けられず、補助具側接続部(13)に第2の突起(50)が設けられなくてもよい。この場合、例えば、スコープ側接続部(8)に回転筒(35)が設けられ、回転筒(35)の外周面に、長手軸(C)に垂直な断面が多角形状になる多角形外周面が形成される。そして、スパイラルユニット(10)の補助具側接続部(13)の内周面に、長手軸(C)に垂直な断面が多角形外周面に対応する多角形状になる多角形内周面が形成される。多角形内周面を多角形外周面に係合することにより、補助具側接続部(13)がスコープ側接続部(8)に接続され、スパイラルユニット(10)が挿入部(3)に取付けられる。そして、挿入部(3)にスパイラルユニット(10)が取付けられた状態で回転筒(35)が回転することにより、回転筒(35)の多角形外周面から多角形内周面を通してスパイラルユニット(10)に駆動力が伝達され、スパイラルユニット(10)が長手軸(C)回りに回転する。
また、前述の実施形態等では、挿入部(3)に取付けられる補助具としてスパイラルユニット(10)を例として説明したが、補助具は、スパイラルユニット(20)に限るものではない。また、前述の実施形態等では、挿入機器として内視鏡(2)を例として説明したが、挿入機器は内視鏡(2)に限るものではない。例えば、挿入機器としてマニピュレータが用いられる挿入手術システムに、前述の構成が適用されてもよい。
前述の実施形態等では、挿入装置(1)長手軸(C)に沿って延設される挿入部(3)と、挿入部(3)を外周側から覆う状態で挿入部(3)に取付けられ、駆動力が伝達されることにより長手軸(C)を中心として回転する補助具(10)と、を備える。補助具(10)の基端は、補助具基端面(48)によって形成され、挿入部(3)の外周面には、補助具(10)を支持する支持面(61)が設けられている。補助具(10)の内周面には、補助具基端面(48)から先端側に向かって摺動面(65)が延設され、挿入部(3)に取付けられた補助具(10)が長手軸(C)を中心として回転することにより、長手軸(C)回りについて摺動面(65)が支持面(61)に対して摺動する。挿入部(3)において支持面(61)の基端側には、支持面(61)から外周側に突出するフランジ部(62)が設けられ、フランジ部(62)は、挿入部(3)に補助具(10)が取付けられた状態において、長手軸(C)に沿う方向について隙間(73)を有して補助具基端面(48)に対して対向する対向面(63)を備える。そして、補助具(10)が挿入部(3)に取付けられた状態では、補助具基端面(48)とフランジ部(62)の対向面(63)とが対向する部位において、補助具(10)の外周面の基端はフランジ部(62)に対して段差を有さない。
前述の構成を満たすものであれば、前述の実施形態等を適宜変更してもよく、前述の実施形態等を適宜部分的に組み合わせてもよい。
以上、本発明の実施形態等について説明したが、本発明は前述の実施形態等に限るものではなく、発明の趣旨を逸脱することなく種々の変形ができることは、もちろんである。

Claims (5)

  1. 長手軸に沿って延設される挿入部と、
    前記挿入部を外周側から覆う状態で前記挿入部に取付けられ、駆動力が伝達されることにより前記長手軸を中心として回転する補助具と、
    前記補助具の基端を形成する補助具基端面と、
    前記挿入部の外周面に設けられ、前記補助具を支持する支持面と、
    前記補助具の内周面において前記補助具基端面から先端側に向かって延設され、前記挿入部に取付けられた前記補助具が前記長手軸を中心として回転することにより、長手軸回りについて前記支持面に対して摺動する摺動面と、
    前記挿入部において前記支持面の基端側に設けられ、前記支持面から前記外周側に突出するフランジ部であって、前記挿入部に前記補助具が取付けられた状態において、前記長手軸に沿う方向について隙間を有して前記補助具基端面に対して対向する対向面を備えるフランジ部と、
    前記補助具の外周面において前記補助具基端面から前記先端側に向かって延設されるとともに、前記基端側から前記先端側に向かうにつれて前記補助具の外径が大きくなり、前記挿入部に前記補助具が取付けられた状態において、前記補助具基端面と前記対向面とが対向する部位で前記フランジ部に対して段差を有することなく前記補助具基端面から延設される補助具テーパ面と、
    を具備し、
    前記フランジ部は、前記先端側から前記基端側に向かうにつれて前記フランジ部の前記外径が小さくなるフランジテーパ面を備え、
    前記長手軸に平行な断面において前記補助具テーパ面の前記長手軸に沿う前記方向に対する鋭角は、前記フランジテーパ面の前記長手軸に沿う前記方向に対する鋭角以下となる、
    挿入装置。
  2. 前記補助具は、前記内周面において前記摺動面に対して前記先端側に設けられるとともに、内周側に突出する補助具突起であって、前記挿入部から前記駆動力を受けることにより、前記補助具を回転させる補助具突起を備え、
    前記補助具テーパ面の先端は、前記補助具突起に対して前記基端側に位置する、
    請求項1の挿入装置。
  3. 前記補助具は、前記外周面において前記補助具テーパ面の前記先端から前記先端側に向かって延設されるとともに、前記長手軸に沿う前記方向について均一に、かつ、前記対向面での前記フランジ部の外径より大きく前記補助具の前記外径が維持される補助具径均一面を備える、請求項2の挿入装置。
  4. 前記フランジ部は、外周面において前記対向面から前記基端側に向かって延設され、前記長手軸に沿う前記方向について均一に前記フランジ部の外径が維持されるフランジ径均一面を備える、請求項1の挿入装置。
  5. 前記フランジテーパ面は、前記外周面において前記フランジ径均一面の前記基端側に連続する、請求項4の挿入装置。
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