JP6099374B2 - 制振構造 - Google Patents

制振構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6099374B2
JP6099374B2 JP2012261152A JP2012261152A JP6099374B2 JP 6099374 B2 JP6099374 B2 JP 6099374B2 JP 2012261152 A JP2012261152 A JP 2012261152A JP 2012261152 A JP2012261152 A JP 2012261152A JP 6099374 B2 JP6099374 B2 JP 6099374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
oil damper
cover
damper
lower support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012261152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014105545A (ja
Inventor
雅人 小山
雅人 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Homes Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Homes Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Homes Corp filed Critical Asahi Kasei Homes Corp
Priority to JP2012261152A priority Critical patent/JP6099374B2/ja
Publication of JP2014105545A publication Critical patent/JP2014105545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6099374B2 publication Critical patent/JP6099374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

本発明は、制振構造に関し、特に、鋼材からなる上部梁と鉄筋コンクリートからなる下部梁とを備えた建物の制振構造に関する。
従来、制振構造については数多くの研究開発がなされており、特に、オイルダンパを用いた制振構造が公知となっている。特許文献1には、逆V字形状あるいはV字形状を成すブレースの先端部分と梁との間にオイルダンパが介装された構造物の制振構造が開示されている。
特開平5−311920号公報
特許文献1に記載された制振構造のようにブレースと梁との間にオイルダンパを介装した場合、ブレースの取り付け位置(例えば、梁の中間部でたわみが生じやすい位置)によっては、オイルダンパが縮退する方向に水平力が作用した際に、オイルダンパからの反力によって梁がたわみ、オイルダンパの一端が上下方向にぶれてしまう。このような状態では、オイルダンパはスムーズに縮退せず、減衰効果を充分に発揮することができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、オイルダンパを効果的に縮退させることができ、振動の減衰効果を高めることができる制振構造を提供することを目的とする。
本発明の制振構造は、上部梁と、下部梁と、上部梁から垂下した上部支持体と、下部梁から起立し、高さ方向の所定領域において上部支持体に対向する下部支持体と、所定領域に配置されると共に上部支持体の第1部分および下部支持体の第2部分に接合され、層間変形に伴って上部支持体および下部支持体の間で伸縮するオイルダンパと、上部支持体に接合され、上部梁の延在方向と直交する水平方向の両側からオイルダンパを覆う上部カバー部材と、下部支持体に接合され、上部梁の延在方向と直交する水平方向の両側からオイルダンパを覆う下部カバー部材と、を備えることを特徴とする。
この制振構造によれば、水平方向の変位である層間変形が生じると、層間変形に伴って、上部支持体の第1部分および下部支持体の第2部分に接合されたオイルダンパが、上部支持体および下部支持体の間で伸縮する。よって、層間変形によって生じた力を確実にオイルダンパに伝達させることができる。したがって、変位に応じてオイルダンパを効果的に伸縮させることができ、振動の減衰効果を高めることができる。上部カバー部材と下部カバー部材を有する構成によれば、層間変形が生じ、オイルダンパが縮退する方向に力が作用した場合、オイルダンパはカバー部材に接触するので、オイルダンパの面外方向へのぶれを規制することができ、オイルダンパをスムーズに縮退させることができる。上部支持体には上部カバー部材が接合され、下部支持体には下部カバー部材が接合される。すなわち、カバー部材が2つの部材に分かれるため、夫々のカバー部材の上部支持体あるいは下部支持体からの持ち出し長さを小さくすることができ、オイルダンパの面外方向への移動を一層効果的に規制することができる。
本発明の制振構造において、上部梁は鋼材からなり、下部梁は鉄筋コンクリートからなり、上部梁と上部支持体の第1部分との距離は、下部梁と下部支持体の第2部分との距離よりも短い。上部支持体においてオイルダンパが接合される第1部分と上部梁との距離は、下部支持体においてオイルダンパが接合される第2部分と下部梁との距離よりも短い。すなわち、オイルダンパは、上部梁と下部梁との間において、上部梁寄りに設けられている。鋼材からなる上部梁は、鉄筋コンクリートからなる下部梁よりも剛性が低くたわみやすいが、オイルダンパが上部梁寄りに設けられているため、層間変形が生じた際に上部梁に作用するオイルダンパからの反力による曲げが低減され、上部梁のたわみが抑制される。これによって、オイルダンパをスムーズに縮退させることができる。
本発明の制振構造において、上部カバー部材および下部カバー部材は、上部梁の延在方向と直交する水平方向において互いに重なる重なり部分を有する。この構成によれば、上部カバー部材および下部カバー部材は、重なり部分において互いに重なるため、オイルダンパが縮退する方向に力が作用した際の、オイルダンパからの反力による上部支持体および下部支持体の先端部分(自由端側)の面外方向へのぶれが規制される。これに伴って、オイルダンパの面外方向へのぶれも規制され、オイルダンパをスムーズに縮退させることができる。
本発明によれば、振動に応じてオイルダンパを効果的に縮退させることができ、振動の減衰効果を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る制振構造の正面図である。 図1中のオイルダンパ付近を拡大して示す正面図である。 (a)は図1のIIIA−IIIA線断面図であり、(b)は図4のIIIB−IIIB線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る制振構造の正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、第1実施形態の制振構造1は、鉄骨造の軸組を有する建物に用いられる構造である。制振構造1は、たとえば地震などにより建物に振動が発生し、水平方向の変位である層間変形が生じた場合に、振動を効果的に減衰させるためのものである。
制振構造1は、鋼材からなる上部梁2と、鉄筋コンクリートからなる下部梁3とを備える。上部梁2は、たとえばH形鋼からなり、下部梁3から起立した柱(不図示)によって支持され水平方向に延在する。下部梁3は、たとえば布基礎であり、上部梁2に対向するようにして上部梁2と平行に延在する。制振構造1が設けられる建物は、単層建物または多層建物である。制振構造1は、建物の1階に設けられている。
制振構造1は、上部梁2から鉛直方向下方に垂下するように設けられた上部架構4と、下部梁3から鉛直方向上方に起立するように設けられた下部架構6とを備える。下部架構6は、上部架構4よりも高さ方向の長さが長くなっている。上部架構4の下端部および下部架構6の上端部は、上部梁2寄りの高さ位置で互いに近接している。上部架構4および下部架構6は、略水平方向に配置された4本のオイルダンパ30a〜30d(図2参照)によって、互いに連結されている。
上部架構4は、上部梁2のフランジ部2aに接合されて、上部梁2から鉛直方向下方に垂下した片持ち状の上部支持体7と、上部支持体7に接合された2枚の鋼板製のサイドカバー(上部カバー部材)16とを有する。上部支持体7は、上部梁2の延在方向に所定の間隔を有して配置された一対の第1上部支持体8および第2上部支持体9からなっている。第1上部支持体8および第2上部支持体9は、互いに平行に配置されている。
第1上部支持体8は、フランジ部2aにボルト接合されたジョイントボックス10と、ジョイントボックス10の下端に溶接された柱状部材11と、柱状部材11の第2上部支持体9側の側面に溶接されたカバー取付部材12とを有する。第2上部支持体9は、フランジ部2aにボルト接合されたジョイントボックス13と、ジョイントボックス13の下端に溶接された柱状部材14と、柱状部材14の第1上部支持体8側の側面に溶接されたカバー取付部材15とを有する。
柱状部材11および柱状部材14のそれぞれは、たとえば角形鋼管からなる。各角形鋼管の上端および下端には、正方形の鋼板が溶接されている。カバー取付部材12およびカバー取付部材15は、たとえば溝形鋼からなる。本実施形態では、一方(図示左側)のカバー取付部材15よりも他方(図示右側)のカバー取付部材12の方が長く、柱状部材11から下方に延出している。
2枚のサイドカバー16は、上部梁2の延在方向と直交する水平方向(図1の紙面垂直方向;以下、面外方向という)から見て重なるようにして設けられている(図3(a)参照)。2枚のサイドカバー16は、カバー取付部材12およびカバー取付部材15の両側面に溶接されて、互いに所定の間隔を有して対面している。サイドカバー16には、軽量化のための円形の孔が多数形成されている。
下部架構6は、下部梁3の上面3aに接合されて、下部梁3から鉛直方向上方に起立した片持ち状の下部支持体17と、下部支持体17に接合された2枚の鋼板製のサイドカバー(下部カバー部材)26と、下部支持体17に接合されると共に2枚のサイドカバー26間に配置された連結板27とを有する。下部支持体17は、下部梁3の延在方向に所定の間隔を有して配置された一対の第1下部支持体18および第2下部支持体19からなっている。第1下部支持体18および第2下部支持体19は、互いに平行に配置されている。
第1下部支持体18は、第1上部支持体8の直下に配置される。すなわち、第2下部支持体19は、第2上部支持体9の直下に配置される。第1上部支持体8および第2上部支持体9の間隔は、第1下部支持体18および第2下部支持体19の間隔に等しい。
第1下部支持体18は、下部梁3の上面3aにボルト接合されたジョイントボックス20と、ジョイントボックス20の上端に溶接された柱状部材21と、柱状部材21の第2下部支持体19側の側面に溶接されたカバー取付部材22とを有する。第2下部支持体19は、下部梁3の上面3aにボルト接合されたジョイントボックス23と、ジョイントボックス23の上端に溶接された柱状部材24と、柱状部材24の第1下部支持体18側の側面に溶接されたカバー取付部材25とを有する。
柱状部材21および柱状部材24のそれぞれは、たとえば角形鋼管からなる。各角形鋼管の上端および下端には、正方形の鋼板が溶接されている。カバー取付部材22およびカバー取付部材25は、たとえば溝形鋼からなる。本実施形態では、一方(図示右側)のカバー取付部材22よりも他方(図示左側)のカバー取付部材25の方が長く、柱状部材24から上方に延出している。カバー取付部材25と、上記した上部支持体7のカバー取付部材12とは、上部梁2の延在方向において対向している。
2枚のサイドカバー26は、第1下部支持体18および第2下部支持体19の上端部において、面外方向から見て重なるようにして設けられている(図3(a)参照)。2枚のサイドカバー26は、カバー取付部材12およびカバー取付部材15の両側面に溶接されて、互いに所定の間隔を有して対面している。サイドカバー26には、軽量化のための円形の孔が多数形成されている。
さらに、第1下部支持体18の柱状部材21と、第2下部支持体19の柱状部材24との間には、1枚の長方形状の連結板27が設けられている。連結板27の左右の端縁は、柱状部材21および柱状部材24の互いに対向する側面に溶接されている。連結板27には、軽量化のための円形の孔が多数形成されている。
上記の構成を有する上部架構4および下部架構6では、高さ方向の所定領域A(図2参照)において、第2下部支持体19のカバー取付部材25の上部は、第1上部支持体8のカバー取付部材12の下部に対向している。すなわち、上部支持体7および下部支持体17は、高さ方向の所定領域Aにおいて互いに対向している。言い換えれば、上部支持体7および下部支持体17は、上部梁2の延在方向に対向している。以下の説明において、この所定領域Aをオーバーラップ領域Aという。
ここで、制振構造1は、上述した4本のオイルダンパ30a〜30d(図2参照)から構成されるオイルダンパ30を備えている。オイルダンパ30は、オーバーラップ領域Aに配置されている。オイルダンパ30は、カバー取付部材12のダンパ取付部分31およびカバー取付部材25のダンパ取付部分32に接合されている。ダンパ取付部分31およびダンパ取付部分32は、略等しい高さに位置する。
図3(a)に示されるように、オイルダンパ30は、シリンダ部等を含む固定部36がカバー取付部材12に接合され、ロッド部等を含む伸縮部37がカバー取付部材25に接合されている。すなわち、カバー取付部材12およびカバー取付部材25は、サイドカバー16,26を上部支持体7及び下部支持体25に取り付ける機能と、オイルダンパ30を上部支持体7及び下部支持体25に取り付ける機能とを兼ねている。オイルダンパ30を構成する各オイルダンパ30a〜30d(図2参照)は、層間変形に伴って、上部支持体7および下部支持体17の間で略水平方向に伸縮する。
さらに、図1に示されるように、上部梁2と上部支持体7のダンパ取付部分31との距離は、下部梁3と下部支持体17のダンパ取付部分32との距離よりも短くされている。すなわち、オイルダンパ30は、上部梁2と下部梁3との間において、上部梁2寄りに設けられている。言い換えれば、ダンパ取付部分31およびダンパ取付部分32は、上部梁2と下部梁3との中間位置よりも高い位置にある。
図2に示されるように、本実施形態におけるオーバーラップ領域Aの大部分は、ダンパ取付部分31およびダンパ取付部分32が形成される領域に重複している。したがって、オーバーラップ領域Aは、上部梁2と下部梁3との間において、上部梁2寄りに設けられている。オーバーラップ領域Aは、上部梁2と下部梁3との中間位置よりも高い位置にある。
このような位置にダンパ取付部分31およびダンパ取付部分32が形成され、オイルダンパ30が配置されることにより、層間変形が生じた際、下部梁3に比して剛性の低い上部梁2に作用するオイルダンパからの反力による曲げが低減され、上部梁2のたわみが抑制される。
図3(a)は、図1のIIIA−IIIA線断面図である。図3(a)に示されるように、2枚のサイドカバー16は、面外方向の両側からオイルダンパ30を覆っている。2枚のサイドカバー26は、面外方向の両側からオイルダンパ30を覆っている。サイドカバー26が接合されるカバー取付部材25の幅は、サイドカバー16が接合されるカバー取付部材12の幅よりも小さくなっている。
図2に示されるように、サイドカバー16には、斜辺部16aが形成されている。サイドカバー26には、斜辺部26aが形成されている。サイドカバー16およびサイドカバー26のそれぞれは、面外方向において互いに重なる重なり部分16bおよび重なり部分26bを有している(図3(a)も参照)。重なり部分16bは、斜辺部16aにそって形成される。重なり部分26bは、斜辺部26aに沿って形成される。重なり部分16bと重なり部分26bとの間には、僅かな隙間が形成されている。
次に、制振構造1に層間変形が加えられたときの動作について説明する。たとえば、上部梁2に、図1の右方向への力が加えられると、上部梁2が下部梁3に対して右側に移動する。これに伴い、上部梁2および上部支持体7(上部架構4)が右側に移動する。このとき、オイルダンパ30(各オイルダンパ30a〜30d)が伸長する。また、上部梁2に、図1の左方向への力が加えられると、上部梁2が下部梁3に対して左側に移動する。これに伴い、上部梁2および上部支持体7(上部架構4)が左側に移動する。このとき、オイルダンパ30(各オイルダンパ30a〜30d)が縮退する。地震時には、このような動作の繰り返しによりエネルギーが吸収され、振動が減衰される。
本実施形態の制振構造1によれば、層間変形に伴って、上部支持体7のダンパ取付部分31および下部支持体17のダンパ取付部分32に接合されたオイルダンパ30が、上部支持体7および下部支持体17の間で伸縮する。よって、層間変形によって生じた力を確実にオイルダンパ30に伝達させることができる。したがって、変位に応じてオイルダンパ30を効果的に伸縮させることができ、振動の減衰効果が高められる。しかも、ダンパ取付部分31と上部梁2との距離は、ダンパ取付部分32と下部梁3との距離よりも短い。鋼材からなる上部梁2は、鉄筋コンクリートからなる下部梁3よりも剛性が低いが、オイルダンパ30が上部梁2寄りに設けられているため、層間変形が生じた際に上部梁2に作用するオイルダンパからの反力による曲げが低減され、上部梁2のたわみが抑制される。これによって、オイルダンパ30をスムーズに縮退させることができる。
また、オイルダンパ30が縮退する方向に力が作用した場合、オイルダンパ30はカバー部材16またはカバー部材26に接触するので、オイルダンパ30の面外方向へのぶれを規制することができ、オイルダンパ30をスムーズに縮退させることができる。
また、上部支持体7にはサイドカバー16が接合され、下部支持体17にはサイドカバー26がそれぞれ接合されるため、すなわち、カバー部材を2つの部材に分かれるため、サイドカバー16の上部支持体7からの持ち出し長さ、および、サイドカバー26の下部支持体17からの持ち出し長さを小さくすることができ、オイルダンパ30の面外方向へのぶれを一層効果的に規制することができる。
また、サイドカバー16およびサイドカバー26は、重なり部分16b,26bにおいて互いに重なるため、オイルダンパ30が縮退する方向に力が作用した際の、オイルダンパ30からの反力による上部支持体7および下部支持体17の先端部分(自由端側)の面外方向へのぶれが規制される。これに伴って、オイルダンパ30の面外方向へのぶれも規制され、オイルダンパ30をスムーズに縮退させることができる。
図4は、第2実施形態に係る制振構造1Aの正面図である。図4に示す制振構造1Aが図1および図2に示した制振構造1と違う点は、重なり部分16bおよび重なり部分26bを有するサイドカバー16およびサイドカバー26に代えて、重なり部分を有しないサイドカバー16Aおよびサイドカバー26Aを用いた点である。この場合、サイドカバー16Aの斜辺部16aとサイドカバー26Aの斜辺部26aとの間には隙間29が形成される(図3(b)も参照)。
このような制振構造1Aによっても、層間変形によって生じた力を確実にオイルダンパ30に伝達させることができる。また、オイルダンパ30が上部梁2寄りに設けられているため、層間変形が生じた際に上部梁2に作用するオイルダンパ30からの反力による曲げが低減され、上部梁2のたわみが抑制される。これによって、オイルダンパ30をスムーズに縮退させることができる。さらに、サイドカバー16Aおよびサイドカバー26Aによって、オイルダンパ30の面外方向へのぶれが効果的に規制される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。オーバーラップ領域Aの大部分が、ダンパ取付部分31およびダンパ取付部分32が形成される領域に重複している場合に限られず、オーバーラップ領域Aのごく一部分が、ダンパ取付部分31およびダンパ取付部分32が形成される領域に重複していてもよい。オイルダンパ30a〜30dは、略水平方向以外の方向に配置されてもよい。オイルダンパの本数は1本であってもよいし、4本以外の複数本であってもよい。サイドカバー16およびサイドカバー26を省略してもよい。
1,1A…制振構造、2…上部梁、3…下部梁、7…上部支持体、17…下部支持体、30…オイルダンパ、16,16A…サイドカバー(上部カバー部材)、16b…重なり部分、26,26A…サイドカバー(下部カバー部材)、26b…重なり部分、31…ダンパ取付部分(第1部分)、32…ダンパ取付部分(第2部分)。

Claims (3)

  1. 部梁と、
    部梁と、
    前記上部梁から垂下した上部支持体と、
    前記下部梁から起立し、高さ方向の所定領域において前記上部支持体に対向する下部支持体と、
    前記所定領域に配置されると共に前記上部支持体の第1部分および前記下部支持体の第2部分に接合され、層間変形に伴って前記上部支持体および前記下部支持体の間で伸縮するオイルダンパと、
    前記上部支持体に接合され、前記上部梁の延在方向と直交する水平方向の両側から前記オイルダンパを覆う上部カバー部材と、前記下部支持体に接合され、前記上部梁の延在方向と直交する水平方向の両側から前記オイルダンパを覆う下部カバー部材と、を備えることを特徴とする制振構造。
  2. 前記上部梁は鋼材からなり、
    前記下部梁は鉄筋コンクリートからなり、
    前記上部梁と前記上部支持体の前記第1部分との距離は、前記下部梁と前記下部支持体の前記第2部分との距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の制振構造。
  3. 前記上部カバー部材および前記下部カバー部材は、前記上部梁の延在方向と直交する水平方向において互いに重なる重なり部分を有することを特徴とする請求項1または2に記載の制振構造。
JP2012261152A 2012-11-29 2012-11-29 制振構造 Active JP6099374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261152A JP6099374B2 (ja) 2012-11-29 2012-11-29 制振構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261152A JP6099374B2 (ja) 2012-11-29 2012-11-29 制振構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014105545A JP2014105545A (ja) 2014-06-09
JP6099374B2 true JP6099374B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=51027289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012261152A Active JP6099374B2 (ja) 2012-11-29 2012-11-29 制振構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6099374B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6418848B2 (ja) * 2014-08-26 2018-11-07 旭化成ホームズ株式会社 建物
JP6828328B2 (ja) * 2016-09-09 2021-02-10 株式会社大林組 免震構造
JP7304262B2 (ja) 2019-10-09 2023-07-06 江戸川木材工業株式会社 制震装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4023948B2 (ja) * 1999-03-10 2007-12-19 株式会社日立製作所 制振装置
JP2000282705A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Tokico Ltd 制振装置
JP2001003599A (ja) * 1999-06-24 2001-01-09 Tokico Ltd 制振装置
JP2001090381A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Sekisui House Ltd 制震壁
AU2001245982A1 (en) * 2000-03-29 2001-10-08 The Research Foundation Of State University Of New York At Buffalo Highly effective seismic energy dissipation apparatus
AU2001275493A1 (en) * 2000-06-16 2002-01-02 Stefano Berton Displacement amplification method and apparatus for passive energy dissipation in seismic applications
JP5192655B2 (ja) * 2006-04-19 2013-05-08 株式会社構造計画研究所 制振装置付き建物
JP4579212B2 (ja) * 2006-09-15 2010-11-10 日立機材株式会社 制震ダンパ設置構造
US20080295420A1 (en) * 2007-05-30 2008-12-04 Conxtech, Inc. Frame damper bracing

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014105545A (ja) 2014-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5422905B2 (ja) 制振構造物
JP5757197B2 (ja) 制震構造
JP6099374B2 (ja) 制振構造
JP2015055293A (ja) 制震装置
JP2017150179A (ja) 減振構造を有する柱梁構造
JP4971701B2 (ja) 制震構造及び制震パネル
JP5994750B2 (ja) 制震構造物
JP7020045B2 (ja) 制振構造
JP6775305B2 (ja) 摩擦ダンパー装置、及び、摩擦ダンパー装置を有する構造体
JP7090006B2 (ja) 免震装置
JP2010043415A (ja) 制震デバイス
JP2010185260A (ja) 制振建物、建物の制振方法
JP6239814B2 (ja) 建物の制振構造及び緩衝装置
JP6318609B2 (ja) 制震構造物
JP2014105544A (ja) 制振構造
JP5760454B2 (ja) 制震構造物
JP6303492B2 (ja) 制震構造物
JP6742741B2 (ja) 曲げ降伏型ダンパー
JP6224357B2 (ja) 制振構造
JP5447974B2 (ja) 制振床梁
JP2009270336A (ja) 建物制震構造
JP5771650B2 (ja) 制振用ダンパー
JP6372211B2 (ja) 構造物の制振構造
JP5761160B2 (ja) 制振構造物
JP7228336B2 (ja) 制振建物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6099374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350