JP6098802B2 - 液体噴射装置及び印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体噴射装置及び印刷装置等に関する。
インクジェットプリンターに搭載されている噴射ヘッドのように、圧電素子などの容量性負荷によって構成されたアクチュエーターは数多く存在する。このような容量性負荷であるアクチュエーターを駆動するためには、ある程度の電力を有する駆動信号が必要となる。そこで、駆動信号の元となる駆動波形信号を電力増幅することによって駆動信号を生成することが行われる。ここで、アナログの駆動波形信号をアナログ的に電力増幅してアナログの駆動信号を直接生成したのでは大きな電力損失が発生して電力効率が低下する。そこで、いわゆるD級増幅器を用いて電力増幅する技術が提案されている。
D級増幅器などのスイッチング回路を用いる場合には、出力電圧のリンギングを抑制するために、電源電位と接地電位との間にバイパスコンデンサーを配置することが一般的に行われている(例えば、特許文献1)。インクジェットプリンターにおいては、リンギングの発生は、EMIノイズの発生につながる。その結果、インクの吐出量がばらつき、印刷品質の向上の妨げとなる。
特開2011−187809号公報
リンギングを抑制するためには、スイッチング回路を構成する2つのトランジスターとバイパスコンデンサーからなるループの配線インピーダンスを小さくすることが重要である。特許文献1の図1及び図2に記載の多層配線基板では、配線がビア導体を迂回する必要が生じており、スイッチング回路を構成する2つのトランジスターとバイパスコンデンサーからなるループの配線インピーダンスを大きくする要因となっている。このため、特許文献1に記載の多層配線基板を印刷装置等に用いると、リンギングの抑制、すなわち、印刷品質の向上に限界があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置及び印刷装置等を提供することができる。
[適用例1]
適用例にかかる液体噴射装置は、第1配線層及び第2配線層を有する多層配線基板と、前記多層配線基板の前記第1配線層側に実装される第1トランジスター及び第2トランジスターと、前記多層配線基板の前記第2配線層側に実装されるコンデンサーと、を含むスイッチング回路を含む、液体噴射装置であって、前記多層配線基板は、前記第1配線層に形成された第1配線、第2配線及び第3配線と、前記第2配線層に形成された第4配線、第5配線及び第6配線と、前記第1配線と前記第4配線とを電気的に接続する第1ビア導体と、前記第3配線と前記第5配線とを電気的に接続する第2ビア導体と、前記第2配線と前記第6配線とを電気的に接続する第3ビア導体と、を有し、前記第1トランジスターのドレイン電極は、前記第1配線と電気的に接続され、前記第1トランジスターのソース
電極は、前記第2配線と電気的に接続され、前記第2トランジスターのドレイン電極は、前記第2配線と電気的に接続され、前記第2トランジスターのソース電極は、前記第3配線と電気的に接続され、前記コンデンサーの第1電極は、前記第4配線と電気的に接続され、前記コンデンサーの第2電極は、前記第5配線と電気的に接続され、前記多層配線基板を平面視した場合に、前記第3ビア導体は、前記第2配線における前記第1トランジスターのソース電極と前記第2トランジスターのドレイン電極とを結ぶ直線経路と重ならない領域に配置されている、液体噴射装置である。
本適用例によれば、第3ビア導体は、第2配線における第1トランジスターのソース電極と第2トランジスターのドレイン電極とを結ぶ直線経路と重ならない領域に配置されているので、コンデンサーと電気的に接続する第4配線又は第5配線が第3ビア導体を迂回しなくてもよい。したがって、第1トランジスター、第2トランジスター及びコンデンサーからなるループの配線インピーダンスを小さくできる。これによって、スイッチング回路の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置を実現できる。
[適用例2]
上述の適用例にかかる液体噴射装置において、前記多層配線基板を平面視した場合に、前記第4配線又は前記第5配線の少なくとも一部は、前記第2配線における前記第1トランジスターのソース電極と前記第2トランジスターのドレイン電極とを結ぶ直線経路と重なるように配置されていることが好ましい。
この適用例によれば、第2配線と第4配線又は第5配線とが重なりあう領域には、通常は逆向きの電流が流れる。したがって、相互インダクタンスの効果によって、寄生インダクタンスが小さくなる。これによって、スイッチング回路の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置を実現できる。
[適用例3]
上述の適用例にかかる液体噴射装置において、前記多層配線基板を平面視した場合に、前記コンデンサーは、前記第1トランジスターよりも前記第2トランジスターに近い位置に配置されていることが好ましい。
トランジスターのドレイン電極はソース電極よりも大きく作られていることが多い。そのため、トランジスターで発生する熱は主としてドレイン電極を介して多層配線基板に放出される。本適用例によれば、コンデンサーは第1トランジスターよりも第2トランジスターに近い位置に配置されているので、第1トランジスターのドレイン電極からは遠い位置に配置されている。したがって、コンデンサーが第1トランジスターの発熱の影響を受けにくくなる。
[適用例4]
上述の適用例にかかる液体噴射装置において、前記多層配線基板は、前記第1配線層に形成された第7配線をさらに有し、前記第1トランジスターのゲート電極は、前記第7配線と電気的に接続され、前記多層配線基板を平面視した場合に、前記第6配線と前記第7配線とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されていることが好ましい。
第6配線と第7配線とが重なりあう領域には、通常は逆向きの電流が流れる。この適用例によれば、第6配線と第7配線とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されているので、相互インダクタンスの効果によって、寄生インダクタンスが小さくなる。これによって、スイッチング回路の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置を実現できる。
[適用例5]
上述の適用例にかかる液体噴射装置において、前記多層配線基板は、前記第1配線層に形成された第8配線をさらに有し、前記第2トランジスターのゲート電極は、前記第8配線と電気的に接続され、前記多層配線基板を平面視した場合に、前記第5配線と前記第8配線とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されていることが好ましい。
第5配線と第8配線とが重なりあう領域には、通常は逆向きの電流が流れる。この適用例によれば、第5配線と第8配線は、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されているので、相互インダクタンスの効果によって、寄生インダクタンスが小さくなる。これによって、スイッチング回路の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置を実現できる。
[適用例6]
適用例にかかる印刷装置は、上述のいずれかの液体噴射装置を含む、印刷装置である。
この適用例によれば、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置を含んでいるので、印刷品質のよい印刷装置を実現できる。
印刷装置の一例としてのインクジェットプリンター10の構成例を示した説明図である。 インクジェットプリンター10に含まれる液体噴射装置100の構成例を示した説明図である。 本実施形態の容量性負荷駆動回路200の詳細な構成を示した説明図である。 容量性負荷駆動回路200が駆動信号408を生成する動作の概要を示した説明図である。 図5(A)及び図5(B)は、スイッチング回路230の配置例を示す平面図である。 図5(A)及び図5(B)のA−A線における断面図である。 寄生インダクタンスについて説明するための図である。 図8(A)は、本実施形態のスイッチング回路230の出力電圧波形例を示すグラフ、図8(B)は、比較例のスイッチング回路の出力電圧波形例を示すグラフである。 図9(A)及び図9(B)は、スイッチング回路230の配置例の変形例を示す平面図である。 流体噴射装置1を例示した説明図である。 本実施形態にかかる脈流発生部21を流体の噴射方向に沿って切断した切断面を示す断面図である。 本実施形態の流体輸送装置20を含む流体輸送器1Aの外観を示す斜視図である。 流体輸送装置20の流体輸送の仕組みを説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施例について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
以下では、次のような順序にしたがって本発明の実施形態を説明する。
1.印刷装置及び液体噴射装置の構成例
2.容量性負荷駆動回路の回路構成
3.スイッチング回路の配置例
4.スイッチング回路の配置例の変形例
5.医療機器
1.印刷装置及び液体噴射装置の構成例
図1は、印刷装置の一例としてのインクジェットプリンター10の構成例を示した説明図である。図1に示されるインクジェットプリンター10は、主走査方向に往復動しながら印刷媒体3上にインクドットを形成するキャリッジ23と、キャリッジ23を往復動させる駆動機構33と、印刷媒体3の紙送りを行うためのプラテンローラー36などから構成されている。キャリッジ23には、インクを収容したインクカートリッジ16や、インクカートリッジ16が装着されるキャリッジケース22、キャリッジケース22の底面側(印刷媒体3に向いた側)に搭載されてインクを噴射する噴射ヘッド24などが設けられており、インクカートリッジ16内のインクを噴射ヘッド24に導いて、噴射ヘッド24から印刷媒体3にインクを噴射することによって画像を印刷する。
キャリッジ23を往復動させる駆動機構33は、プーリーによって張設されたタイミングベルト35や、プーリーを介してタイミングベルト35を駆動するステップモーター34などから構成されている。タイミングベルト35の一部はキャリッジケース22に固定されており、タイミングベルト35を駆動することでキャリッジケース22を往復動させることができる。また、プラテンローラー36は、図示しない駆動モーターやギア機構とともに、印刷媒体3の紙送りを行う紙送り機構を構成しており、印刷媒体3を副走査方向に所定量ずつ紙送りすることが可能となっている。
インクジェットプリンター10には、全体の動作を制御するプリンター制御回路50や、噴射ヘッド24を駆動するための容量性負荷駆動回路200も搭載されている。プリンター制御回路50は、容量性負荷駆動回路200や、駆動機構33、紙送り機構などが、印刷媒体3を紙送りしながら、噴射ヘッド24を駆動してインクを噴射する全体の動作を制御している。
図2は、インクジェットプリンター10に含まれる液体噴射装置100の構成例を示した説明図である。図2においては、プリンター制御回路50の制御の下で、容量性負荷駆動回路200が噴射ヘッド24を駆動する様子を示している。先ず始めに、噴射ヘッド24の内部構造について簡単に説明する。図示されている様に、印刷媒体3に向いている噴射ヘッド24の底面には、インク滴を噴射する複数の噴射口101が設けられている。各噴射口101はそれぞれインク室102に接続されており、インク室102には、インクカートリッジ16から供給されたインクが満たされている。各インク室102の上にはピエゾ素子104が設けられている。ピエゾ素子104に電圧を印加すると、ピエゾ素子104が変形してインク室102を加圧することによって、噴射口101からインクが噴射される。また、ピエゾ素子104は印加する電圧値に応じて変形量が変わる。ピエゾ素子104に適切な電圧波形を印加してインク室102の変形量やタイミングを制御することで、適切な分量のインクを適切なタイミングで噴射することができる。
ピエゾ素子104に印加する電圧である駆動信号408は、プリンター制御回路50からの制御信号400に基づいて容量性負荷駆動回路200によって生成される。また、生成された駆動信号408は、ゲートユニット300を介してピエゾ素子104に供給される。ゲートユニット300は、複数のゲート素子302が並列に接続された回路ユニット
であり、各ゲート素子302は、プリンター制御回路50からの制御の下で、個別に導通状態又は切断状態とすることが可能である。したがって、容量性負荷駆動回路200から出力された駆動信号408は、プリンター制御回路50によって予め導通状態に設定されたゲート素子302を通過して、対応するピエゾ素子104に印加され、その噴射口101からインクが噴射される。
2.容量性負荷駆動回路の回路構成
図3は、本実施形態の容量性負荷駆動回路200の詳細な構成を示した説明図である。図示されているように、容量性負荷駆動回路200は、駆動波形信号402を発生する駆動波形信号発生回路210と、駆動波形信号402をパルス変調して変調信号GH及び変調信号GLを生成する変調回路220と、変調信号GH及び変調信号GLを受け付け、変調信号GH及び変調信号GLを電力増幅した信号である電力増幅変調信号406を生成するスイッチング回路230と、電力増幅変調信号406を平滑化することによって駆動信号408を生成する平滑フィルター240と、を含んで構成されている。駆動信号408が印加される容量性負荷Z1は、図2に示されるピエゾ素子104が対応する。
駆動波形信号発生回路210は、駆動信号408の基準となる駆動波形信号402を制御信号400に基づいて生成する。
変調回路220は、駆動波形信号402をPWM変調(パルス幅変調)してPWM変調信号404を生成するPWM変調回路221と、PWM変調信号404に基づいて変調信号GH及び変調信号GLを生成するゲートドライバー回路222と、を含んで構成されている。
ゲートドライバー回路222は、PWM変調信号404のレベルを調整するレベルシフター224と、レベルシフター224を経由したPWM変調信号404に基づいて第1トランジスターM1のON/OFFを切り換えるハイサイドドライバー228Hと、レベルシフター224を経由したPWM変調信号404に基づいて第2トランジスターM2のON/OFFを切り換えるローサイドドライバー228Lと、を含んで構成されている。
また、ハイサイドドライバー228Hから第1トランジスターM1のON/OFFを切り換えるのに出力される信号を変調信号GHとし、ローサイドドライバー228Lから第2トランジスターM2のON/OFFを切り換えるのに出力される信号を変調信号GLとする。
スイッチング回路230は、電力増幅変調信号406を生成する第1トランジスターM1及び第2トランジスターM2と、バイパスコンデンサーとして機能するコンデンサーC1を含むデジタル電力増幅回路として構成されている。本実施形態における容量性負荷駆動回路200では、第1トランジスターM1及び第2トランジスターM2はN型のMOSFETであるが、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスター(Insulated Gate BipolarTransistor、IGBT)といった他の種類の素子が用いられてもよい。なお、本発明が適用されるスイッチング回路としては、スイッチングアンプ回路、スイッチング電源回路、モーター駆動回路及びインバーター回路を含む種々のスイッチング回路がある。
図3に示されるように、第1トランジスターM1と第2トランジスターM2は、電源から供給される電位VDD(以下、単にVDDとする)と接地電位であるGND(以下、単にGNDとする)との間で接続されている。そして、第1トランジスターM1と第2トランジスターM2のON/OFFを切り換えることによって、電力増幅変調信号406を生成する。なお、第1トランジスターM1と第2トランジスターM2とが接続されている接点(ノード)を第1ノードN1とする。第1ノードN1は電力増幅変調信号406が伝わ
る配線上にある。コンデンサーC1は、VDDとGNDとの間に接続されている。
平滑フィルター240は、電力増幅変調信号406の高周波数成分を取り除いて駆動信号408を生成する。図3に示される例では、平滑フィルター240は、コイルLFとコンデンサーCFを含むローパスフィルターとして構成されている。
図4は、容量性負荷駆動回路200が駆動信号408を生成する動作の概要を示した説明図である。駆動波形信号発生回路210は、制御信号400に基づいて例えば図4に示されるような駆動波形信号402を生成する。なお、駆動波形信号402は図4のようなアナログ信号に限られるものではなく、例えばDCレベルで出力される信号やマルチビットからなるデジタル信号であってもよい。
駆動波形信号発生回路210は、例えば演算器を備えており制御信号400に基づいて演算によって駆動波形信号402を生成してもよい。また、例えば波形を記憶する波形メモリーを備えており、波形メモリーを参照して制御信号400に対応する駆動波形信号402を生成してもよい。
変調回路220は、駆動波形信号発生回路210からの駆動波形信号402を受け取ると、所定の変調を行って変調信号GH及び変調信号GLを生成する。所定の変調とは、本実施形態ではパルス幅変調(Pulse-Width Modulation、PWM)であるが、例えばパルス密
度変調(Pulse-Density Modulation、PDM)といった他の変調方式が用いられてもよい。
スイッチング回路230は、変調信号GH及び変調信号GLを受け取って電力増幅を行う。図3に示したように、スイッチング回路230は、第1トランジスターM1及び第2トランジスターM2を用いて電力を増幅する。図4に示した例では、スイッチング回路230は、PWM変調信号404の電圧をVDDまで増幅した電力増幅変調信号406を生成する。
そして、平滑フィルター240は、電力増幅変調信号406を平滑化して、広いパルス幅に変調されている部分は電圧値が高く、狭いパルス幅に変調されている部分は電圧値が低いアナログの駆動信号408を生成する。図3に示したように、平滑フィルター240は、コイルLFとコンデンサーCFとを組み合わせることによって容易に実現することができる。
本実施形態の容量性負荷駆動回路200では、スイッチング回路230で第1トランジスターM1及び第2トランジスターM2のON/OFFを切り換えることで電力を増幅するため、余分な電力が消費されない。また、平滑フィルター240も、コイルLFやコンデンサーCFのように電力を消費にくい部品で構成することができる。このため、所謂アナログ増幅回路のようにアナログの駆動波形信号402をアナログのまま電力増幅する場合に比べて電力損失を大幅に低減することができるので、駆動信号408を生成する際の電力損失を大幅に低減することが可能である。
このようなスイッチング回路230においては、出力電圧のリンギングが問題となる場合がある。リンギングが発生すると、EMIノイズが発生するので、装置自身や周辺機器の動作の妨げとなる。また、リンギングを抑制するためにスイッチング波形の立ち上がり時間を長くした場合には、電力効率が低下したり、流体の制御の精度が低下したりする。また、リンギングが発生すると、第1トランジスターM1及び第2トランジスターM2に印加される電圧が大きくなるので、素子破壊や誤動作の原因となる。
リンギングが発生する要因としては、第1トランジスターM1、第2トランジスターM
2及びコンデンサーC1を含む電気的なループの寄生抵抗及び寄生インダクタンスと第1トランジスターM1又は第2トランジスターM2のドレイン/ソース間の寄生容量による共振現象、ハイサイドドライバー228H及び第1トランジスターM1を含む電気的なループの寄生インダクタンスと第1トランジスターM1のゲート容量による共振現象、及び、ローサイドドライバー228L及び第2トランジスターM2を含む電気的なループの寄生インダクタンスと第2トランジスターM2のゲート容量による共振現象などがある。
したがって、スイッチング回路230を構成する素子や配線を配置する場合には、特に、電気的なループの配線インピーダンス(寄生抵抗及び寄生インダクタンス)を小さくすることが重要である。
3.スイッチング回路の配置例
本実施形態におけるスイッチング回路230は、第1配線層及び第2配線層を有する多層配線基板1000と、多層配線基板1000の第1配線層側に実装される第1トランジスターM1及び第2トランジスターM2と、多層配線基板1000の第2配線層側に実装されるコンデンサーC1と、を含んで構成されている。
図5(A)及び図5(B)は、スイッチング回路230の配置例を示す平面図である。図5(A)は、主として第1配線層の構成を示している。図5(B)は、主として第2配線層の構成を示している。図5(A)及び図5(B)において、実線の多角形は第1配線層又は第2配線層に形成された配線を示し、実線の円は第1配線層の配線と第2配線層の配線とを電気的に接続するビア導体の位置を示す。また、図5(A)及び図5(B)において、一点鎖線は各トランジスター、コンデンサー及びコイルの実装位置を示し、点線は各トランジスター、コンデンサー及びコイルの電極の位置を示す。
図6は、図5(A)及び図5(B)のA−A線における断面図である。図6に示されるように、多層配線基板1000の第1配線層と第2配線層との間には絶縁層が設けられている。すなわち、第1配線層に形成された配線と第2配線層に形成された配線とは、ビア導体で接続されている場合を除き、互いに絶縁されている。絶縁層の厚さは、通常、配線幅よりも十分に小さい。多層配線基板1000は、3層以上の配線層を有していて、3層以上の配線層から任意に選択した2つの配線層を第1配線層及び第2配線層としてもよい。第1配線層及び第2配線層は、互いに最も近い配線層であることが好ましい。多層配線基板1000は、配線層を保護する保護層を有していてもよい。
図5(A)及び図5(B)に示されるように、本実施形態における多層配線基板1000は、第1配線層に形成された第1配線1001、第2配線1002及び第3配線1003と、第2配線層に形成された第4配線1004、第5配線1005及び第6配線1006と、第1配線1001と第4配線1004とを電気的に接続する第1ビア導体2001と、第3配線1003と第5配線1005とを電気的に接続する第2ビア導体2002と、第2配線1002と第6配線1006とを電気的に接続する第3ビア導体2003と、を有して構成されている。
また、第1トランジスターM1のドレイン電極Dは、第1配線1001と電気的に接続され、第1トランジスターM1のソース電極Sは、第2配線1002と電気的に接続され、第2トランジスターM2のドレイン電極Dは、第2配線1002と電気的に接続され、第2トランジスターM2のソース電極Sは、第3配線1003と電気的に接続され、コンデンサーC1の第1電極+C1は、第4配線1004と電気的に接続され、コンデンサーC1の第2電極−C1は、第5配線1005と電気的に接続されている。
すなわち、第1トランジスターM1のドレイン電極DからコンデンサーC1の第1電極
+C1までの配線経路の一部が第2配線層の第4配線1004として形成されている。また、第2トランジスターM2のソース電極SからコンデンサーC1の第2電極−C1までの配線経路の一部が第2配線層の第5配線1005として形成されている。
また、多層配線基板1000を平面視した場合に、第3ビア導体2003は、第2配線1002における第1トランジスターM1のソース電極Sと第2トランジスターM2のドレイン電極Dとを結ぶ直線経路と重ならない領域に配置されている。第2配線1002における第1トランジスターM1のソース電極Sと第2トランジスターM2のドレイン電極Dとを結ぶ直線経路は、第1トランジスターM1のソース電極Sと第2トランジスターM2のドレイン電極Dとの間を流れる電流の経路として支配的となる経路である。
本実施形態によれば、第3ビア導体2003は、第2配線1002における第1トランジスターM1のソース電極Sと第2トランジスターM2のドレイン電極Dとを結ぶ直線経路と重ならない領域に配置されているので、コンデンサーC1と電気的に接続する第4配線1004又は第5配線1005が第3ビア導体2003を迂回しなくてもよい。したがって、第1トランジスターM1、第2トランジスターM2及びコンデンサーC1からなるループの配線インピーダンスを小さくできる。これによって、スイッチング回路230の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置100を実現できる。
図5(A)及び図5(B)に示される例では、多層配線基板1000を平面視した場合に、第4配線1004又は第5配線1005の少なくとも一部は、第2配線1002における第1トランジスターM1のソース電極Sと第2トランジスターM2のドレイン電極Dとを結ぶ直線経路と重なるように配置されている。図5(A)及び図5(B)に示される例では、多層配線基板1000を平面視した場合に、特に、第4配線1004の一部が、第2配線1002における第1トランジスターM1のソース電極Sと第2トランジスターM2のドレイン電極Dとを結ぶ直線経路と重なるように配置されている。
図7は、寄生インダクタンスについて説明するための図である。図7には、互いに隔てて設けられた2つの配線が描かれている。一方の配線に電流が流れると、電流が自ら作る磁界を打ち消す向きに逆起電力が発生する。2つの配線が近接して設けられている場合には、他方の配線にも一方の配線に流れる電流が作る磁界を打ち消す向きに逆起電力が発生する(相互インダクタンスの効果)。したがって、2つの配線に流れる電流が互いに逆向きの電流になるように配線することによって、配線の寄生インダクタンスを低減することができる。
本実施形態によれば、第2配線1002と第4配線1004又は第5配線1005とが重なりあう領域には、通常は逆向きの電流が流れる。したがって、相互インダクタンスの効果によって、寄生インダクタンスが小さくなる。これによって、スイッチング回路230の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置100を実現できる。
また、通常、絶縁層の厚さは配線幅よりも十分に小さいので、全ての配線を同一の配線層で形成した場合に比べても第1トランジスターM1、第2トランジスターM2及びコンデンサーC1を含む電気的なループの面積が大きくなるのを抑制できる。すなわち、寄生インダクタンスが大きくなるのを抑制できる。これによって、スイッチング回路230の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置100を実現できる。
図5(A)及び図5(B)に示される例では、多層配線基板1000を平面視した場合
に、コンデンサーC1は、第1トランジスターM1よりも第2トランジスターM2に近い位置に配置されている。
トランジスターのドレイン電極はソース電極よりも大きく作られていることが多い。そのため、トランジスターで発生する熱は主としてドレイン電極を介して多層配線基板1000に放出される。本実施形態によれば、コンデンサーC1は第1トランジスターM1よりも第2トランジスターM2に近い位置に配置されているので、第1トランジスターM1のドレイン電極Dからは遠い位置に配置されている。したがって、コンデンサーC1が第1トランジスターM1の発熱の影響を受けにくくなる。
図5(A)及び図5(B)に示される例では、多層配線基板1000は、第1配線層に形成された第7配線1007をさらに有し、第1トランジスターM1のゲート電極Gは、第7配線1007と電気的に接続されている。また、多層配線基板1000を平面視した場合に、第6配線1006と第7配線1007とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されている。
第6配線1006と第7配線1007とが重なりあう領域には、通常は逆向きの電流が流れる。本実施形態によれば、第6配線1006と第7配線1007とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されているので、相互インダクタンスの効果によって、寄生インダクタンスが小さくなる。これによって、スイッチング回路230の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置100を実現できる。
図5(A)及び図5(B)に示される例では、多層配線基板1000は、第1配線層に形成された第8配線1008をさらに有し、第2トランジスターM2のゲート電極Gは、第8配線1008と電気的に接続され、多層配線基板1000を平面視した場合に、第5配線1005と第8配線1008とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されている。
第5配線1005と第8配線1008とが重なりあう領域には、通常は逆向きの電流が流れる。本実施形態によれば、第5配線1005と第8配線1008とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されているので、相互インダクタンスの効果によって、寄生インダクタンスが小さくなる。これによって、スイッチング回路230の出力電圧のリンギングを抑制できる。したがって、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置100を実現できる。
図5(A)及び図5(B)に示される例では、多層配線基板1000は、第1配線層以外の配線層に形成された第9配線1009と、第2配線1002と第9配線1009とを電気的に接続する第4ビア導体2004と、をさらに有している。
本実施形態によれば、第2配線1002と電気的に接続された第9配線1009が、第1配線層以外の配線層(例えば、第2配線層)に形成されているので、第9配線1009が放熱板として機能する。したがって、第2トランジスターM2の放熱効率を向上させることができる。
図5(A)及び図5(B)に示される例では、多層配線基板1000は、第1配線層に形成され、コンデンサーCFの第1電極+CF(正電位側の電極)と電気的に接続される第10配線1010をさらに有し、第5配線1005と第10配線1010は、多層配線基板1000を平面視した場合に、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されている。
容量性負荷駆動回路200の出力信号にコモンモードノイズが乗る場合には、コモンモードノイズの成分は、第5配線1005と第10配線1010に同じ向きの電流成分として現れる。本実施形態によれば、第5配線1005と第10配線1010は、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されているので、図7を用いて説明した相互インダクタンスの効果によって、第5配線1005と第10配線1010に流れる同じ向きの電流成分に対しては配線インピーダンスが大きくなり、コモンモードノイズを打ち消すように作用する。したがって、コモンモードノイズを抑制できる。また、コモンモードノイズに起因するEMIノイズを抑制できる。
図8(A)は、本実施形態のスイッチング回路230の出力電圧波形例を示すグラフ、図8(B)は、比較例のスイッチング回路の出力電圧波形例を示すグラフである。比較例のスイッチング回路は、第1トランジスターM1、第2トランジスターM2及びコンデンサーC1を含む電気的なループを構成する配線を全て第1配線層に形成した回路であり、電気的な接続は図3に示される回路図と同一である。出力電圧波形は、第1ノードN1に相当するノードで測定した電圧波形である。
図8(B)に示される比較例の出力電圧波形例では、電圧波形の立ち上がり時及び立ち下り時に大きなリンギングが発生している。一方、図8(A)に示される本実施形態の出力電圧波形例では、上述した種々の作用によって、リンギングの発生が低減されている。
本実施形態のように、精度よく液体を吐出できる液体噴射装置100を印刷装置(インクジェットプリンター10)に適用した場合には、印刷品質のよい印刷装置を実現できる。
4.スイッチング回路の配置例の変形例
上述した実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。変形例における容量性負荷駆動回路200の回路構成は、図3に示す構成である。
図9(A)及び図9(B)は、スイッチング回路230の配置例の変形例を示す平面図である。図9(A)は、主として第1配線層の構成を示している。図9(B)は、主として第2配線層の構成を示している。図9(A)及び図9(B)において、実線の多角形は第1配線層又は第2配線層に形成された配線を示し、実線の円は第1配線層の配線と第2配線層の配線とを電気的に接続するビア導体の位置を示す。また、図9(A)及び図9(B)において、一点鎖線は各トランジスター、コンデンサー及びコイルの実装位置を示し、点線は各トランジスター、コンデンサー及びコイルの電極の位置を示す。
第1変形例と第2変形例を比較すると、第1トランジスターM1及び第2トランジスターM2の各電極の配置が異なり、他の構成は同様である。
このような構成においても、上述した実施形態と同様の理由によって同様の効果を奏する。
5.医療機器
スイッチング回路230を用いた容量性負荷駆動回路200は、様々な医療機器に搭載されて、医療機器の信頼性も高めることができる。後述される流体噴射装置1及び流体輸送装置20は、いずれも液体噴射装置に含まれる構成例である。
例えば、容量性負荷駆動回路200は流体噴射装置1として適用され得る。図10は、流体噴射装置1を例示した説明図である。流体噴射装置1は、細密な物体及び構造物の洗浄、手術用メス等様々に採用可能であるが、ここでは生体組織の手術や治療に好適な流体
噴射装置1であるとして説明する。したがって、ここでの流体は、例えば水又は生理食塩水等の液体である。
図10において、流体噴射装置1は、流体を収容する流体供給容器2と、流体供給手段としてのポンプ14と、ポンプ14から供給される流体を脈流(以降、パルス流ともいう)に変換させる脈流発生部21とポンプ14と脈流発生部21の駆動を制御する駆動制御部15と、を備えている。ポンプ14と脈流発生部21とは流体供給チューブ4によって接続されている。
脈流発生部21には、細いパイプ状の接続流路管90が接続され、接続流路管90の先端部には流路径が縮小された流体噴射開口部96を有するノズル95が挿着されている。なお、接続流路管90は、流体噴射時において所定の剛性を有している。
また、脈流発生部21には、噴射指令切替え手段25を有し、本実施形態では噴射指令切替え手段25としてパルス流噴射を選択するパルス流指令スイッチ26と、連続流噴射を選択する連続流指令スイッチ27と、流体噴射を停止するOFFスイッチ28とが備えられている。
このように構成される流体噴射装置1における流体の流動を簡単に説明する。流体供給容器2に収容された流体は、ポンプ14によって吸引され、一定の圧力で流体供給チューブ4を介して脈流発生部21に供給される。脈流発生部21には、流体室80(後述される図11参照)と、この流体室80の容積を変化させる容積変更手段としての圧電素子30とダイアフラム40と、が備えられており、圧電素子30を駆動して流体室80内において脈流を発生させ、接続流路管90、ノズル95を介して流体噴射開口部96から流体を例えばパルス状に高速噴射する。
なお、脈流発生部21が駆動を停止している場合には、ポンプ14から供給された流体は流体室80を通って、流体噴射開口部96から連続流噴射される。
ここで脈流とは、流体の流れる方向が一定で、流体の流量又は流速が周期的又は不定期な変動を伴った流体の流動を意味する。脈流には、流体の流動と停止とを繰り返す間欠流も含むが、流体の流量又は流速が周期的又は不定期な変動をしていればよいため、必ずしも間欠流である必要はない。
同様に、流体をパルス状に噴射するとは、噴射する流体の流量又は移動速度が周期的又は不定期に変動した流体の噴射を意味する。パルス状の噴射の一例として、流体の噴射と非噴射とを繰り返す間欠噴射が挙げられるが、噴射する流体の流量又は移動速度が周期的又は不定期に変動していればよいため、必ずしも間欠噴射である必要はない。
図11は、本実施形態にかかる脈流発生部21を流体の噴射方向に沿って切断した切断面を示す断面図である。なお、図11は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。脈流発生部21は、ポンプ14から流体供給チューブ4を介して流体室80に流体を供給する入口流路81と、流体室80の容積を変化させる容積変更手段としての圧電素子30及びダイアフラム40と、流体室80に連通する出口流路82と、を有して構成されている。入口流路81には流体供給チューブ4が接続されている。
ダイアフラム40は、例えば円盤状の金属薄板からなり、ケース52とケース70によって密着されている。圧電素子30は、本実施形態では積層型圧電素子を例示しており、両端部の一方がダイアフラム40に、他方が底板60に固着されている。
流体室80は、ケース70のダイアフラム40に対向する面に形成される凹部とダイアフラム40とによって形成される空間である。流体室80の略中央部には出口流路82が開口されている。
ケース70とケース52とは、それぞれ対向する面において接合一体化されている。ケース70には、出口流路82に連通する接続流路91を有する接続流路管90が嵌着され、接続流路管90の先端部にはノズル95が挿着されている。そして、ノズル95には、流路径が縮小された流体噴射開口部96が開口されている。
圧電素子30は、図1の容量性負荷Z1に対応し、容量性負荷駆動回路200からの駆動信号408(図10参照)によって変形量や変形タイミングが制御される。そして、図11の矢印Aのように流体室80を押すことによって、先端のノズル95から流体をパルス状に噴射できる。流体噴射装置1は例えば医療用の装置として用いられる。具体的には、体腔内に導入される流体供給チューブ4にポンプ14から液体を高圧で供給し、先端のノズル95から液体を噴射し流体圧によって体腔内組織の切除を行う手術装置として使用できる。
また、容量性負荷駆動回路200は、安定した流量の液体を輸送する流体輸送装置20として適用され得る。
図12は、本実施形態の流体輸送装置20を含む流体輸送器1Aの外観を示す斜視図である。図12において、流体輸送器1Aは、流体を蠕動運動によって輸送する流体輸送装置20と、流体を収容するパック状の流体収容容器94と、から構成されている。そして、流体輸送装置20と流体収容容器94とは、チューブ4Aによって連通されている。
流体収容容器94は、可撓性を有する合成樹脂からなり、例えばシリコン系樹脂によって形成されている。流体収容容器94の一方の端部にはチューブ保持部92が設けられ、チューブ4Aが圧着又は熱溶着又は接着等の手段で、流体が漏洩しないように密閉固定されている。
チューブ4Aは、一方の端部が流体収容容器94の内部に連通し、流体輸送装置20内を通り、流体輸送装置20の外部に延在され、流体収容容器94内に収容されている流体を流体輸送装置20によって外部に輸送される。
流体輸送装置20は、下蓋84、ポンプユニット枠31、チューブ枠32、上蓋83を順次重ねて、それらを固定螺子97(図は、上蓋固定螺子を示す)等によって一体化されている。この流体輸送装置20の内部に流体を輸送するための押出機構が格納されている。
なお、下蓋84、ポンプユニット枠31、チューブ枠32、上蓋83及び流体収容容器94は、流体輸送器1Aを生体に装着する場合においては、生体整合性の優れた材料、例えば、ポリスルホン、ウレタン等の合成樹脂を採用することが好ましい。
図13は、流体輸送装置20の流体輸送の仕組みを説明するための図である。ピエゾ素子104に印加する電圧である駆動信号408は、押出制御回路50A(図12では不図示)からの制御信号400に基づいて容量性負荷駆動回路200によって生成される。また、生成された駆動信号408は、ゲートユニット300を介してピエゾ素子104に供給される。ゲートユニット300は、複数のゲート素子302が並列に接続された回路ユニットであり、各ゲート素子302は、押出制御回路50Aからの制御の下で、個別に導
通状態又は切断状態とすることが可能である。したがって、容量性負荷駆動回路200から出力された駆動信号408は、押出制御回路50Aによって順にゲート素子302を通過して、対応するピエゾ素子104に印加され、対応する押圧軸106を押し出す。押圧軸106は、チューブ4Aの流体が流れる方向に対して略直角方向に配置されている。そして、チューブ4Aは、複数の押圧軸106によって順に押圧される。そのため、流体輸送装置20はチューブ4A内の流体を蠕動運動によって輸送することができる。
なお、本発明で使用される流体としては、水や食塩水、薬液、油類、芳香液、インク等流動性がある液体の他、気体を用いることができる。例えば薬液を用いた場合、流体輸送装置20は投薬ポンプとして使用可能である。
このように、本実施形態の医療機器によれば、リンギングの発生を抑制したスイッチング回路230を含んでいるので、安定して流体を取り扱える医療機器を実現できる。
なお、上述した実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば各実施形態及び各変形例は、複数を適宜組み合わせることが可能である。
本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…流体噴射装置、1A…流体輸送器、3…印刷媒体、4…流体供給チューブ、4A…チューブ、10…インクジェットプリンター、14…ポンプ、15…駆動制御部、16…インクカートリッジ、20…流体輸送装置、21…脈流発生部、22…キャリッジケース、23…キャリッジ、24…噴射ヘッド、25…噴射指令切替え手段、26…パルス流指令スイッチ、27…連続流指令スイッチ、28…OFFスイッチ、30…圧電素子、31…ポンプユニット枠、32…チューブ枠、33…駆動機構、34…ステップモーター、35…タイミングベルト、40…ダイアフラム、50…プリンター制御回路、50A…押出制御回路、52…ケース、60…底板、70…ケース、80…流体室、81…入口流路、82…出口流路、83…上蓋、84…下蓋、90…接続流路管、91…接続流路、92…チューブ保持部、94…流体収容容器、95…ノズル、96…流体噴射開口部、97…固定螺子、100…液体噴射装置、101…噴射口、102…インク室、104…ピエゾ素子、200…容量性負荷駆動回路、210…駆動波形信号発生回路、220…変調回路、221…PWM変調回路、222…ゲートドライバー回路、222…変調回路、224…レベルシフター、228H…ハイサイドドライバー、228L…ローサイドドライバー、230…スイッチング回路、240…平滑フィルター、400…制御信号、402…駆動波形信号、404…PWM変調信号、406…電力増幅変調信号、408…駆動信号、1000…多層配線基板、1001…第1配線、1002…第2配線、1003…第3配線、1004…第4配線、1005…第5配線、1006…第6配線、1007…第7配線、1008…第8配線、1009…第9配線、1010…第10配線、2001…第1ビア導体、2002…第2ビア導体、2003…第3ビア導体、2004…第4ビア導体、C1…コンデンサー、CF…コンデンサー、GH…変調信号、GL…変調信号、LF…コイル、M1…第1トランジスター、M2…第2トランジスター、N1…第1ノード、Z1…容量性負荷

Claims (6)

  1. 第1配線層及び第2配線層を有する多層配線基板と、
    前記多層配線基板の前記第1配線層側に実装される第1トランジスター及び第2トランジスターと、
    前記多層配線基板の前記第2配線層側に実装されるコンデンサーと、
    を含むスイッチング回路を含む、液体噴射装置であって、
    前記多層配線基板は、
    前記第1配線層に形成された第1配線、第2配線及び第3配線と、
    前記第2配線層に形成された第4配線、第5配線及び第6配線と、
    前記第1配線と前記第4配線とを電気的に接続する第1ビア導体と、
    前記第3配線と前記第5配線とを電気的に接続する第2ビア導体と、
    前記第2配線と前記第6配線とを電気的に接続する第3ビア導体と、
    を有し、
    前記第1トランジスターのドレイン電極は、前記第1配線と電気的に接続され、
    前記第1トランジスターのソース電極は、前記第2配線と電気的に接続され、
    前記第2トランジスターのドレイン電極は、前記第2配線と電気的に接続され、
    前記第2トランジスターのソース電極は、前記第3配線と電気的に接続され、
    前記コンデンサーの第1電極は、前記第4配線と電気的に接続され、
    前記コンデンサーの第2電極は、前記第5配線と電気的に接続され、
    前記多層配線基板を平面視した場合に、
    前記第3ビア導体は、前記第2配線における前記第1トランジスターのソース電極と前記第2トランジスターのドレイン電極とを結ぶ直線経路と重ならない領域に配置されている、液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記多層配線基板を平面視した場合に、
    前記第4配線又は前記第5配線の少なくとも一部は、前記第2配線における前記第1トランジスターのソース電極と前記第2トランジスターのドレイン電極とを結ぶ直線経路と重なるように配置されている、液体噴射装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体噴射装置において、
    前記多層配線基板を平面視した場合に、
    前記コンデンサーは、前記第1トランジスターよりも前記第2トランジスターに近い位置に配置されている、液体噴射装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
    前記多層配線基板は、
    前記第1配線層に形成された第7配線をさらに有し、
    前記第1トランジスターのゲート電極は、前記第7配線と電気的に接続され、
    前記多層配線基板を平面視した場合に、
    前記第6配線と前記第7配線とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されている、液体噴射装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
    前記多層配線基板は、
    前記第1配線層に形成された第8配線をさらに有し、
    前記第2トランジスターのゲート電極は、前記第8配線と電気的に接続され、
    前記多層配線基板を平面視した場合に、
    前記第5配線と前記第8配線とは、少なくとも一部が重なりあう位置に形成されている
    、液体噴射装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体噴射装置を含む、印刷装置。
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