JP5764917B2 - 容量性負荷駆動回路、配線及び液体噴射装置 - Google Patents

容量性負荷駆動回路、配線及び液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧電素子などの容量性負荷に駆動信号を用いて駆動する技術に関する。
インクジェットプリンターに搭載されている噴射ヘッドのように、圧電素子などの容量性負荷によって構成されて、駆動信号が印加されることによって動作するアクチュエーターは数多く存在する。この駆動信号を、アナログ増幅回路を用いて生成しようとすると、アナログ増幅回路内を大きな電流が流れるために大きな電力が消費される。その結果、電力効率が低下するだけでなく、回路基板が大きくなり、更には、消費された電力が熱に変わるので大きな放熱板が必要になって、ますます基板が大型化する。
そこで、アナログの駆動信号を直接増幅するのではなく、駆動信号の基準となる駆動波形信号をパルス変調して変調信号に一旦変換し、得られた変調信号を増幅した後に平滑フィルターを通すことによって、増幅された駆動信号を得るようにした技術が提案されている(特許文献1)。変調信号の増幅は、スイッチのON/OFFを切り換えるだけで実現することが可能である。更に、平滑フィルターは、コイルとコンデンサーとを組み合わせたLC回路を用いて実現できるので、原理的には電力を消費することがない。このため提案の技術によれば、大きな電力を消費することなく駆動信号を生成することが可能であり、回路基板を小型化することが可能である。
この提案の技術は、LC回路で平滑フィルターを構成しているため、LC回路の共振周波数でゲインにピークが現れる。通常は、電気負荷が有する抵抗値によって、あるいは別途にダンピング抵抗を挿入することによって出力ピークを抑制するが、この方法では抵抗によって電力消費が発生する。そこで、出力段からのフィードバックを行って、出力ピークを抑制することが提案されている(特許文献2)。また、平滑フィルターを通った信号は位相が最大で180度まで遅れるので、出力段の信号でそのままフィードバックをかけると出力が発振する恐れがある。そこで、出力段の信号に位相進み補償をかけてからフィードバックすることが行われる。
また、出力段からの信号をフィードバックする際に、平滑フィルターから容量性負荷までの配線が有する抵抗によって駆動信号の波形がなまる(波形の電圧変化がなだらかになる)ことを抑制するために、配線抵抗を考慮してフィードバックをかける技術(特許文献3)や、消費電力を抑制する目的で、パルス変調する際のキャリア周波数を駆動信号の波形に応じて切り換える技術(特許文献4)なども提案されている。
特開2007−168172号公報 特開2009−153272号公報 特開2005−329710号公報 特開2007−190708号公報
しかし、上述した特許文献1〜特許文献4を初めとする従来の技術では、平滑フィルターで除去している筈のキャリア周波数のリップル(キャリアリップル)が駆動信号に重畳する場合があるという問題があった。そのため、容量性負荷であるアクチュエーターを適切に駆動できなくなるという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、平滑フィルター後の駆動信号にキャリア周波数のリップルが重畳することを回避可能な技術を提供することを目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の容量性負荷駆動回路は次の構成を採用した。すなわち、
容量性負荷に対して駆動信号を印加することによって、該容量性負荷を駆動する容量性負荷駆動回路であって、
前記駆動信号の基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、
前記容量性負荷に印加された駆動信号を用いて生成された帰還信号を、前記駆動波形信号から減算することによって誤差信号を出力する演算回路と、
前記誤差信号をパルス変調して変調信号を生成する変調回路と、
前記変調信号を電力増幅してパルス波状の電力増幅変調信号を生成するデジタル電力増幅器と、
前記パルス波状の電力増幅変調信号を平滑化することによって前記駆動信号を生成する平滑フィルターと、
前記駆動信号に位相進み補償を行い、該位相進み補償後の信号を前記帰還信号として出力する位相進み補償回路と、
前記平滑フィルターと前記容量性負荷とを接続し、取り替え可能に設けられた配線と
を備え、
前記配線には、前記駆動信号のキャリアリップルの振幅を所定値以下に抑制することに用いる補助コンデンサーが設けられていることを要旨とする。
こうした本発明の容量性負荷駆動回路においては、容量性負荷に印加すべき駆動信号の基準となる駆動波形信号を、パルス変調することによって変調信号を生成し、得られた変調信号を電力増幅した後に平滑化することによって、駆動信号を生成する。こうして容量性負荷に印加された駆動信号に対して位相進み補償を行って帰還信号を生成し、駆動波形信号に負帰還させる。平滑フィルターと容量性負荷とは、取り替え可能な配線によって接続されており、平滑フィルターから出力された駆動信号は、配線を経由して容量性負荷に印加される。ここで配線には、駆動信号のキャリアリップルの振幅を所定値以下に抑制するための補助コンデンサーが設けられている。
こうすれば、駆動信号の基準となる駆動波形信号に対して、容量性負荷に印加された駆動信号を負帰還させるので、平滑フィルターの共振の影響で駆動信号が歪んでしまうことを抑制することができる。また、駆動信号を負帰還させるに際しては、位相を進ませる補償(位相進み補償)を行ってから負帰還させているので、平滑フィルターによって位相が遅れた駆動信号を負帰還させることによって駆動信号の出力が不安定になってしまうこともない。更に、詳細には後述するが、平滑フィルターを通過した後の駆動信号にキャリアリップルが重畳する現象は、配線が有する誘導成分と容量性負荷との間の共振周波数がキャリア周波数に接近(あるいは一致)することに起因する。従って、配線に補助コンデンサーを設ければ、配線が有する誘導成分と容量性負荷との間の共振周波数をキャリア周波数からずらすことができるので、駆動信号にキャリアリップルが重畳することを回避することが可能となる。
また、上述した本発明の容量性負荷駆動回路においては、容量性負荷に対して並列に、補助コンデンサーを設けるようにしてもよい。
こうすれば、容量性負荷の容量成分の大きさが、あたかも補助コンデンサーの分だけ大きくなったのと同じ状態にすることができる。その結果、配線の誘導成分と容量性負荷との間の共振周波数をキャリア周波数からずらすことが可能となり、駆動信号にキャリアリップルが重畳することを回避することが可能となる。
あるいは、上述した本発明の容量性負荷駆動回路においては、配線に対して並列に、補助コンデンサーを設けるようにしても良い。
このようにしても、配線の誘導成分と容量性負荷との間の共振周波数をキャリア周波数からずらすことができる。その結果、駆動信号にキャリアリップルが重畳することを回避することが可能となる。
また、上述した本発明の容量性負荷駆動回路と、液体を供給する供給ポンプと、
前記供給ポンプから供給された液体が流入する液体室と、前記容量性負荷であるアクチュエーターと、前記液体室に流入された液体を噴射する噴射ノズルとを有する噴射ユニットと、
を備え、
前記駆動信号が前記アクチュエーターに印加されることによって、前記液体室に流入された液体が前記噴射ノズルからパルス状に噴射される、
液体噴射装置においても、適用できる。
本発明の容量性負荷駆動回路を液体噴射装置に備えることで、ケーブルの長さが異なる液体噴射装置に切換えるときにおいても、配線の誘導成分と容量性負荷との間の共振周波数をキャリア周波数からずらし、キャリアリップルが重畳することを回避することができるため、アクチュエーターを意図した駆動信号で駆動することができる。
本実施例の容量性負荷駆動回路を搭載した液体噴射装置の構成を示した説明図である。 本実施例の容量性負荷駆動回路の回路構成を示した説明図である。 配線ケーブルが有する誘導成分(および抵抗成分)の影響でキャリアリップルが発生するメカニズムを示した説明図である。 第1実施例の容量性負荷駆動回路の一部を示した回路図である。 第1実施例の容量性負荷駆動回路で駆動信号の重畳するキャリアリップルを抑制可能な理由を示す説明図である。 第2実施例の容量性負荷駆動回路の一部を示した回路図である。 第2実施例の容量性負荷駆動回路で駆動信号の重畳するキャリアリップルを抑制可能な理由を示す説明図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.装置構成:
B.容量性負荷駆動回路の回路構成:
C.キャリアリップルが発生するメカニズム:
D.第1実施例の容量性負荷駆動回路:
E.第2実施例の容量性負荷駆動回路:
A.装置構成 :
図1は、本実施例の容量性負荷駆動回路200を搭載した液体噴射装置100の構成を示した説明図である。図示されているように液体噴射装置100は、大きく分けると、液体を噴射する噴射ユニット110と、噴射ユニット110から噴射される液体を噴射ユニット110に向けて供給する供給ポンプ120と、噴射ユニット110および供給ポンプ120の動作を制御する制御ユニット130などから構成されている。液体噴射装置100は、パルス状の液体を噴射ユニット110から噴射することによって、生体組織を切除または切開することに使用する手術具としてのウォータージェットメスの一例である。
噴射ユニット110は、金属製のフロントブロック113に、同じく金属製のリアブロック114を重ねてネジ止めした構造となっており、フロントブロック113の前面には円管形状の液体通路管112が立設され、液体通路管112の先端には噴射ノズル111が挿着されている。フロントブロック113とリアブロック114との合わせ面には、薄い円板形状の液体室115が形成されており、液体室115は、液体通路管112を介して噴射ノズル111に接続されている。また、リアブロック114の内部には、積層型の圧電素子によって構成されたアクチュエーター116が設けられている。噴射ユニット110と制御ユニット130とは配線ケーブル150によって接続されており、制御ユニット130内の容量性負荷駆動回路200からは、配線ケーブル150を介して駆動信号がアクチュエーター116に供給される。また、配線ケーブル150の一端側はコネクター152によって噴射ユニット110に取り付けられ、配線ケーブル150の他端側はコネクター154によって制御ユニット130に取り付けられている。このため、配線ケーブル150は、長さや特性の異なる種々の配線ケーブル150に取り替えることが可能となっている。尚、この配線ケーブル150が、本発明における「配線」に対応し、アクチュエーター116が、本発明における「容量性負荷」に対応する。
供給ポンプ120は、噴射しようとする液体(水、生理食塩水、薬液など)が貯められた液体タンク123から、チューブ121を介して液体を吸い上げた後、チューブ122を介して噴射ユニット110の液体室115内に供給する。このため、液体室115は液体で満たされた状態となっている。
そして、制御ユニット130から駆動信号をアクチュエーター116に印加すると、アクチュエーター116が伸張して液体室115が押し縮められ、その結果、液体室115内に充満していた液体が、噴射ノズル111からパルス状に噴射される。アクチュエーター116の伸張量は、駆動信号として印加される電圧に依存する。従って、所望の特性のパルス状の液体を噴射するためには、精度の良い駆動信号をアクチュエーター116に印加する必要がある。そこで、このような駆動信号を生成するために、制御ユニット130内には、以下に説明するような容量性負荷駆動回路200が搭載されている。
B.容量性負荷駆動回路の回路構成 :
図2は、制御ユニット130に搭載された容量性負荷駆動回路200の回路構成を示した説明図である。図示されているように容量性負荷駆動回路200は、駆動信号の基準となる駆動波形信号(以下、WCOM)を出力する駆動波形信号発生回路210と、駆動波形信号発生回路210から受け取ったWCOMと後述する帰還信号(以下、dCOM)とに基づいて誤差信号(以下、dWCOM)を出力する演算回路220と、演算回路220からのdWCOMをパルス変調して変調信号(以下、MCOM)に変換する変調回路230と、変調回路230からのMCOMをデジタル的に電力増幅して電力増幅変調信号(以下、ACOM)を生成するデジタル電力増幅器240と、デジタル電力増幅器240からACOMを受け取って変調成分を取り除いた後、駆動信号(以下、COM)として噴射ユニット110のアクチュエーター116に供給する平滑フィルター250と、平滑フィルター250から出力されたCOMに対して位相を進ませる補償(位相進み補償)を加えて、dCOM(帰還信号)を生成する位相進み補償回路260とを備えている。
このうち、駆動波形信号発生回路210は、WCOMのデータを記憶した波形メモリーや、D/A変換器を備えており、波形メモリーから読み出したデータをD/A変換器でアナログ信号に変換することによって、WCOM(駆動波形信号)を生成する。演算回路220では、こうして出力されたWCOMからdCOMを減算した信号を、dWCOM(誤差信号)として出力する。また逆に、駆動波形信号発生回路210は、WCOMのデータを記憶した波形メモリーからデジタルデータとしてWCOM(駆動波形信号)を読出し、A/D変換器でdCOMをデジタルデータとした後、信号処理回路を用いて演算回路220でWCOMからdCOMをデジタル演算により減算し、dWCOM(誤差信号)をデジタルデータとして生成する構成としてもよい。その場合、変調回路230は前記信号処理回路を用いてデジタル回路で構成し、dWCOMをデジタルデータのまま取り扱うようにする。
変調回路230では、dWCOMを一定周期の三角波と比較することによって、パルス波状のMCOM(変調信号)を生成(パルス変調)する。変調回路230によって生成されたMCOMは、デジタル電力増幅器240に入力される。デジタル電力増幅器240は、プッシュ・プル接続された2つのスイッチ素子(MOSFETなど)と、電源と、これらスイッチ素子を駆動するゲートドライバーとを備えている。MCOMがHigh状態の場合は、ハイサイド側のスイッチ素子がON状態になり、ローサイド側のスイッチ素子がOFF状態になって、電源の電圧VddがACOMとして出力される。また、MCOMがLow状態の場合は、ハイサイド側のスイッチ素子がOFF状態になり、ローサイド側のスイッチ素子がON状態になってグランドの電圧がACOMとして出力される。その結果、変調回路230の動作電圧とグランドとの間でパルス波状に変化するMCOMが、電源の電圧Vddとグランドとの間でパルス波状に変化するACOMに電力増幅される。この増幅では、プッシュ・プル接続された2つのスイッチ素子のON/OFFを切り換えているだけなので、アナログ波形を増幅する場合に比べて電力損失を大幅に抑制することが可能である。その結果、電力効率を向上させることが可能となるだけでなく、放熱のために大きなヒートシンクを設ける必要もなくなるので、回路を小型化することも可能となる。
こうして電力増幅されたACOM(電力増幅変調信号)は、LC回路によって構成される平滑フィルター250を通すことによってCOM(駆動信号)に変換され、配線ケーブル150を介してアクチュエーター116に印加される。また、COMは演算回路220に負帰還されるが、平滑フィルター250を通過することによって、COMはWCOMに対して位相が遅れている。そこで、COMを単純に負帰還させるのではなく、コンデンサーと抵抗とによって構成された位相進み補償回路260を通して位相を進ませる補償(位相進み補償)を行い、得られた信号をdCOMとして演算回路220に負帰還させるようになっている。
ここで、配線ケーブル150も誘導成分および抵抗成分を有している。従って、この影響で、平滑フィルター250から出力されたCOMと、実際にアクチュエーター116に印加される信号(以下、RCOM)との間には、何某かのズレが生じているものと思われる。実際に検討してみると、配線ケーブル150の誘導成分(および抵抗成分)の影響で、実際にアクチュエーター116に印加されるRCOMにキャリアリップルが重畳し得ることが見いだされた。ここでキャリアリップルとは、アクチュエーター116に印加されるRCOMに含まれる、パルス変調に用いるキャリア信号(三角波信号)の信号成分を意味する。以下、この点について詳しく説明する。
C.キャリアリップルが発生するメカニズム :
図3は、配線ケーブル150が有する誘導成分(および抵抗成分)の影響でキャリアリップルが発生するメカニズムを示した説明図である。図3(a)には、ACOMからRCOMまでの回路構成が示されている。平滑フィルター250のコイルのインダクタンスをLlpf とし、平滑フィルター250の容量成分のキャパシタンスをClpf とする。同様に、片側の配線が有する抵抗値およびインダクタンスを、Rc 、Lc とする。更に、容量性負荷のキャパシタンスをCloadとする。
また便宜上、平滑フィルター250のコイルの伝達関数をZ1 とおき、配線ケーブル150の往き側(平滑フィルター250からアクチュエーター116へ送る側)の伝達関数をZa とおき、アクチュエーター116に配線ケーブル150の戻り側(アクチュエーター116から容量性負荷駆動回路200のグランドへ戻す側)を加えた部分の伝達関数をZb とおくと、Z1 、Za 、Zb はそれぞれ以下の式で与えられる。
Z1 =s・Llpf
Za =Rc +s・Lc
Zb =1/(s・Cload)+(Rc +s・Lc )
また、図3(a)に示した回路構成の中で、平滑フィルター250のコイルに直列に接続された伝達要素(配線ケーブル150の往復部分とアクチュエーター116と平滑フィルター250の容量成分)の伝達関数Z2 は、次式で与えられる。
Z2 ={1/(s・Clpf )}//{2(Rc +s・Lc )+1/(s・Cload)}
但し、sはラプラス演算子で、虚数単位jに角周波数ωをかけたものである。また//は、並列接続の合成インピーダンスを表す並列合成記号である。
すると、COMとRCOMとの間の伝達関数H1 は、図3(b)の式で与えられる。
図3(c)には、伝達関数H1 のゲイン-周波数特性の一例が示されている。尚、図3(c)では、配線ケーブル150の単位長あたりの抵抗(=2×Rc )を、数百ミリΩ程度とし、単位長あたりのインダクタンス(=2×Lc )を数μH程度と想定して、種々の配線長で得られるゲイン−周波数特性を例示している。
図3(c)中に示した破線は、配線ケーブル150の長さが2[m(メートル)]の場合のゲイン−周波数特性であり、一点鎖線は長さが1[m]の場合のゲイン−周波数特性であり、二点鎖線は0.5[m]の場合のゲイン−周波数特性である。また、実線は、配線ケーブル150なしの場合のゲイン−周波数特性を表している。図示されるように、配線ケーブル150を介してアクチュエーター116(容量性負荷)を接続すると、平滑フィルター250の共振周波数f0 よりも高周波数側に、配線ケーブル150のインダクタンスと容量性負荷とによる共振が発生する。また、配線ケーブル150の長さを変更すると配線ケーブル150のインダクタンス値が変化するので、共振周波数fc が変化する。従って、接続する配線ケーブル150の長さによっては、パルス変調時のキャリア周波数に共振ピークが接近(あるいは一致)して、アクチュエーター116に印加する駆動信号に非常に大きなキャリアリップルが残ってしまう場合が起こり得る。
たとえば、デジタル電力増幅器240の電源電圧を100Vとし、平滑フィルター250とアクチュエーター116とを繋ぐ配線ケーブル150は、0.5[m]〜2[m]までの間で種々の長さのものが接続されるものとする。仮に、配線ケーブル150のインダクタンスが0であったとすると(ケーブル長が0[m]の場合に相当)、図3(c)に示した実線のゲイン−周波数特性に示されるように、キャリア周波数fc におけるゲインは−40dbであり、駆動信号に残るキャリアリップルは1Vppとなる。しかし、配線ケーブル150のケーブル長が0.5[m]の場合には、キャリア周波数fc におけるゲインは−40dbとなり、ケーブル長が1[m]の場合は−20dbとなり、ケーブル長が2[m]の場合は−45dbとなる。駆動信号に残るキャリアリップルは、それぞれ1Vpp、10Vpp、0.56Vppとなる。デジタル電力増幅器240によって増幅されたACOMを、平滑フィルター250を通して平滑化しているにも拘わらず、駆動信号にキャリアリップルが重畳することがあるのは、以上のようなメカニズムによるものと考えられる。
キャリアリップルが重畳していたのではアクチュエーター116を適切に駆動することができない。しかし、配線中にダンピング抵抗を挿入したのでは、抵抗で電力を消費してしまうので電力効率が低下する。また、キャリアリップルの周波数成分が更に抑制されるように平滑フィルター250の特性を変更すると、平滑フィルター250の共振周波数f0 が低くなるので信号周波数の帯域が確保できなくなる。逆に、パルス変調時のキャリア周波数を高くすればキャリアリップルを抑制することができるが、パルス変調時あるいは変調信号の増幅時のスイッチング損失の増加を招くことになる。そこで、こうした問題を伴うことなく、キャリアリップルの無い駆動信号をアクチュエーター116に印加するために、以下のような方法を採用する。
D.第1実施例の容量性負荷駆動回路 :
図4は、第1実施例の容量性負荷駆動回路200の一部を示した回路図である。第1実施例では、配線ケーブル150が2本の線心を有しており、それぞれの線心は、抵抗成分(Rc )、インダクタンス(Lc )を有している。尚、図4では、1つの線心についての抵抗成分(Rc )およびインダクタンス(Lc )にのみ符号を付し、他の線心の抵抗成分やインダクタンスについては符号の表示を省略している。
第1実施例では、平滑フィルター250とアクチュエーター116とを接続する配線ケーブル150に、アクチュエーター116と並列となるように補助コンデンサーCasが設けられている。配線ケーブル150のケーブル長に応じて補助コンデンサーCasを設けて、その補助コンデンサーCasのキャパシタンスを調整する。こうすれば、以下の理由から、平滑フィルター250を通った後の駆動信号にキャリアリップルが重畳することを回避することが可能となる。
図5(a)は、配線ケーブル150に補助コンデンサーCasが設けられている場合のACOMからRCOMまでの回路構成が示されている。図示されるように、補助コンデンサーCasは、アクチュエーター116に対して並列に接続されている。図5(a)においても、平滑フィルター250のコイルの伝達関数をZ1 とおき、配線ケーブル150の往き側(平滑フィルター250からアクチュエーター116へ送る側)の伝達関数をZa とおく。また、アクチュエーター116および補助コンデンサーCasに配線ケーブル150の戻り側(アクチュエーター116から容量性負荷駆動回路200のグランドへ戻す側)を加えた部分の伝達関数をZb とおく。すると、Z1 、Za 、Zb はそれぞれ以下の式で与えられる。
Z1 =s・Llpf
Za =Rc +s・Lc
Zb =1/(s・(Cload+Cas))+(Rc +s・Lc )
また、図5(a)に示した回路構成の中で、平滑フィルター250のコイルに直列に接続された伝達要素(配線ケーブル150の往復部分とアクチュエーター116と補助コンデンサーCasと平滑フィルター250の容量成分)の伝達関数Z2 は、次式で与えられる。
Z2 ={1/(s・Clpf )}//{2(Rc +s・Lc )+1/(s・(Cload+Cas))}
但し、sはラプラス演算子で、虚数単位jに角周波数ωをかけたものである。また//は、並列接続の合成インピーダンスを表す並列合成記号である。
すると、ACOMとRCOMとの間の伝達関数H2 は、図5(b)の式で与えられる。
図5(c)には、伝達関数H2 のゲイン-周波数特性が示されている。図中の実線は補助コンデンサーCasがない場合のゲイン−周波数特性であり、破線は補助コンデンサーCasがある場合のゲイン−周波数特性である。図示されるように、仮に、配線ケーブル150の共振ピークが現れる周波数がキャリア周波数fc と一致(あるいは接近)した場合でも、配線ケーブル150に補助コンデンサーCasを設けることで、共振ピークが現れる周波数をdfだけ低くすることができる。また、補助コンデンサーCasの容量値は、共振ピークをキャリア周波数fc からずらす程度の小さな容量値でよい。このため、数Ω程度のダンピング抵抗を挿入する場合に対して、消費電力はほとんど変わらない。
加えて、共振ピークをずらす必要があるか否か、ずらす場合にはどの程度ずらすかと言ったことは、配線ケーブル150毎に決まっている。従って、配線ケーブル150毎に、適切な容量値の補助コンデンサーCasが、配線ケーブル150に一体化した状態で設けられている。もちろん、共振ピークがキャリア周波数fc から十分に離れているような配線ケーブル150については、補助コンデンサーCasを設ける必要はない。このようにすることで、どのような配線ケーブル150が接続された場合でも、アクチュエーター116に印加される駆動信号にキャリアリップルが重畳することを回避することが可能となる。
E.第2実施例の容量性負荷駆動回路 :
以上に説明した第1実施例では、アクチュエーター116に並列に補助コンデンサーCasを設けるものとして説明した。しかし、配線ケーブル150に並列に補助コンデンサーを設けるようにしても良い。以下に第2実施例について説明するが、第2実施例の説明にあたっては、第1実施例と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、第2実施例の容量性負荷駆動回路200の一部を示した回路図である。第2実施例では、配線ケーブル150に並列に補助コンデンサーCas2 が設けられている。第2実施例の配線ケーブル150は、4つの線心によって構成されている。1本目は平滑フィルター250とアクチュエーター116の上端とを接続し、2本目は平滑フィルター250とアクチュエーター116の上端とを補助コンデンサーCas2 を介して接続する。さらに、3本目はアクチュエーター116の下端とグランドとを接続し、4本目はアクチュエーター116の下端とグランドとを補助コンデンサーCas2 を介して接続する。尚、これら4つの線心は、それぞれに抵抗成分(Rc )、インダクタンス(Lc )を有している。図6では、1つの線心についての抵抗成分(Rc )およびインダクタンス(Lc )にのみ符号を付し、他の線心の抵抗成分やインダクタンスについては符号の表示を省略している。
図7(a)は、第2実施例の容量性負荷駆動回路200におけるACOMからRCOMまでの回路構成を示した説明図である。第2実施例においても、平滑フィルター250のコイルのインダクタンスをLlpf とし、平滑フィルター250の容量成分のキャパシタンスをClpf とし、配線ケーブル150の線心が有する抵抗値およびインダクタンスを、Rc 、Lc とし、更に、容量性負荷のキャパシタンスをCloadとしている。
図7(a)においても、平滑フィルター250のコイルの伝達関数をZ1 とおき、配線ケーブル150の往き側(平滑フィルター250からアクチュエーター116へ送る側)の2本の線心の伝達関数をZa とおく。また、アクチュエーター116に配線ケーブル150の戻り側(アクチュエーター116から容量性負荷駆動回路200のグランドへ戻す側)の2本の線心を加えた部分の伝達関数をZb とおく。すると、Z1 、Za 、Zb はそれぞれ以下の式で与えられる。
Z1 =s・Llpf
Za =(Rc +s・Lc )//(Rc +s・Lc +1/(s・Cas2 ))
Zb =1/(s・Cload)+(Rc +s・Lc )//{(Rc +s・Lc +1/(s・Cas2 ))}
また、図7(a)に示した回路構成の中で、平滑フィルター250のコイルに直列に接続された伝達要素(配線ケーブル150の4本の線心部分とアクチュエーター116と平滑フィルター250の容量成分)の伝達関数Z2 は、次式で与えられる。
Z2 ={1/(s・Clpf )}//{2[(Rc +s・Lc )//(Rc +s・Lc +1/(s・Cas2 ))]+1/(s・Cload)}
但し、sはラプラス演算子で、虚数単位jに角周波数ωをかけたものである。
すると、ACOMとRCOMとの間の伝達関数H3 は、図7(b)の式で与えられる。
図7(c)には、伝達関数H3 のゲイン-周波数特性が示されている。図中の実線は補助コンデンサーCas2 がない場合のゲイン−周波数特性であり、破線は補助コンデンサーCas2 がある場合のゲイン−周波数特性である。図示されるように、補助コンデンサーCas2 を設けた配線ケーブル150を使用することで、共振ピークが現れる周波数をdfだけ低くすることができる。また、第2実施例においても第1実施例と同様に、共振ピークをずらす必要があるか否か、ずらす場合にはどの程度ずらすかと言ったことは、配線ケーブル150毎に決まっている。従って、第2実施例においても、適切な容量値の補助コンデンサーCas2 を配線ケーブル150に一体化した状態で組み込んでおけばよい。もちろん第2実施例においても、共振ピークがキャリア周波数fc から十分に離れているような配線ケーブル150については、補助コンデンサーCas2 を設ける必要はない。
このようにすることで、どのような配線ケーブル150が接続された場合でも、アクチュエーター116に印加される駆動信号にキャリアリップルが重畳することを回避することが可能となる。
以上、各種実施例の容量性負荷駆動回路について説明したが、本発明は上記すべての実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、薬剤や栄養剤を内包するマイクロカプセルを形成することに用いる流体噴射装置など、医療機器を含む様々な電子機器に本実施例の容量性負荷駆動回路を適用することで、電力効率が良く小型化の電子機器を提供することができる。また、インクジェットプリンターに搭載されて、インクを噴射する噴射ノズルを駆動するための容量性負荷駆動回路に対しても、本発明を好適に適用することが可能である。
100…液体噴射装置、 110…噴射ユニット、 111…噴射ノズル、
112…液体通路管、 113…フロントブロック、 114…リアブロック、
115…液体室、 116…アクチュエーター、 120…供給ポンプ、
121…チューブ、 122…チューブ、 123…液体タンク、
130…制御ユニット、 150…配線ケーブル、 152…コネクター、
154…コネクター、 200…容量性負荷駆動回路、
210…駆動波形信号発生回路、 220…演算回路、 230…変調回路、
240…デジタル電力増幅器、 250…平滑フィルター、 260…補償回路、

Claims (6)

  1. 容量性負荷に対して駆動信号を印加することによって、該容量性負荷を駆動するための容量性負荷駆動回路であって、
    前記駆動信号の基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、
    前記容量性負荷に印加された駆動信号を用いて生成された帰還信号を、前記駆動波形信号から減算することによって誤差信号を出力する演算回路と、
    前記誤差信号をパルス変調して変調信号を生成する変調回路と、
    前記変調信号を電力増幅してパルス波状の電力増幅変調信号を生成するデジタル電力増幅器と、
    前記パルス波状の電力増幅変調信号を平滑化することによって前記駆動信号を生成する平滑フィルターと、
    前記駆動信号に位相進み補償を行い、該位相進み補償後の信号を前記帰還信号として出力する位相進み補償回路と、
    前記平滑フィルターと前記容量性負荷とを接続するための配線と、を備え、
    前記配線は、前記配線によって前記平滑フィルターと前記容量性負荷とが接続された場合に、前記容量性負荷に対して並列に接続される補助コンデンサーを備える、容量性負荷駆動回路。
  2. 容量性負荷に対して駆動信号を印加することによって、該容量性負荷を駆動するための容量性負荷駆動回路であって、
    前記駆動信号の基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、
    前記容量性負荷に印加された駆動信号を用いて生成された帰還信号を、前記駆動波形信号から減算することによって誤差信号を出力する演算回路と、
    前記誤差信号をパルス変調して変調信号を生成する変調回路と、
    前記変調信号を電力増幅してパルス波状の電力増幅変調信号を生成するデジタル電力増幅器と、
    前記パルス波状の電力増幅変調信号を平滑化することによって前記駆動信号を生成する平滑フィルターと、
    前記駆動信号に位相進み補償を行い、該位相進み補償後の信号を前記帰還信号として出力する位相進み補償回路と、
    前記平滑フィルターと前記容量性負荷とを接続するための配線と、を備え、
    前記配線は、
    前記平滑フィルターと前記容量性負荷とを接続するための第1配線部と、
    前記1配線部に対して並列に接続されるように設けられた補助コンデンサーを有し、前記平滑フィルターと前記容量性負荷とを接続するための第2配線部と、を備える、容量性負荷駆動回路。
  3. 請求項1または2に記載の容量性負荷駆動回路であって、
    前記配線は取り替え可能に設けられ、
    前記補助コンデンサーは前記配線と一体化した状態で設けられている、容量性負荷駆動回路。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の容量性負荷駆動回路と、
    記容量性負荷であるアクチュエーターと、体を噴射する噴射ノズルとを有する噴射ユニットと、を備え、
    前記駆動信号が前記アクチュエーターに印加されることによって、前記液体が前記噴射ノズルから噴射される、
    液体噴射装置。
  5. 容量性負荷と、
    前記容量性負荷に対して駆動信号を印加することによって該容量性負荷を駆動するための容量性負荷駆動回路であって、前記駆動信号の基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、前記容量性負荷に印加された駆動信号を用いて生成された帰還信号を、前記駆動波形信号から減算することによって誤差信号を出力する演算回路と、前記誤差信号をパルス変調して変調信号を生成する変調回路と、前記変調信号を電力増幅してパルス波状の電力増幅変調信号を生成するデジタル電力増幅器と、前記パルス波状の電力増幅変調信号を平滑化することによって前記駆動信号を生成する平滑フィルターと、前記駆動信号に位相進み補償を行い、該位相進み補償後の信号を前記帰還信号として出力する位相進み補償回路と、を備える前記容量性負荷駆動回路と、
    を接続するための配線であって、
    前記配線によって前記平滑フィルターと前記容量性負荷とが接続された場合に、前記容量性負荷に対して並列に接続される補助コンデンサーを備える、配線
  6. 容量性負荷と、
    前記容量性負荷に対して駆動信号を印加することによって該容量性負荷を駆動するための容量性負荷駆動回路であって、前記駆動信号の基準となる駆動波形信号を発生する駆動波形信号発生回路と、前記容量性負荷に印加された駆動信号を用いて生成された帰還信号を、前記駆動波形信号から減算することによって誤差信号を出力する演算回路と、前記誤差信号をパルス変調して変調信号を生成する変調回路と、前記変調信号を電力増幅してパルス波状の電力増幅変調信号を生成するデジタル電力増幅器と、前記パルス波状の電力増幅変調信号を平滑化することによって前記駆動信号を生成する平滑フィルターと、前記駆動信号に位相進み補償を行い、該位相進み補償後の信号を前記帰還信号として出力する位相進み補償回路と、を備える前記容量性負荷駆動回路と、
    を接続するための配線であって、
    前記平滑フィルターと前記容量性負荷とを接続するための第1配線部と、
    前記1配線部に対して並列に接続されるように設けられた補助コンデンサーを有し、前記平滑フィルターと前記容量性負荷とを接続するための第2配線部と、を備える配線
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