JP6098801B2 - 画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6098801B2
JP6098801B2 JP2013055534A JP2013055534A JP6098801B2 JP 6098801 B2 JP6098801 B2 JP 6098801B2 JP 2013055534 A JP2013055534 A JP 2013055534A JP 2013055534 A JP2013055534 A JP 2013055534A JP 6098801 B2 JP6098801 B2 JP 6098801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
unit
reversing
image forming
reverse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013055534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013230935A (ja
Inventor
美帆 山野
美帆 山野
好彦 吉▲崎▼
好彦 吉▲崎▼
新井 浩之
浩之 新井
松本 浩
浩 松本
藤井 誠
誠 藤井
泰造 大西
泰造 大西
一紀 西埜植
一紀 西埜植
雅己 圓子
雅己 圓子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013055534A priority Critical patent/JP6098801B2/ja
Publication of JP2013230935A publication Critical patent/JP2013230935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6098801B2 publication Critical patent/JP6098801B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

この発明は、画像データに基づいて用紙への印刷を行う画像形成装置に関するものであり、特に片面印刷モードと両面印刷モードとを有する画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置では、画像データに基づいて感光体に潜像を形成し、潜像をトナー像で現像する。現像されたトナー像は、転写部を通して用紙に転写される。トナー像を一旦中間転写部に転写するものでは、中間転写部のトナー像を第二転写部に相当する転写部を通して用紙に転写する。
これらの転写部では、転写を確実に行うため、用紙の裏側にプラス電荷を与えることでマイナス帯電したトナー像を用紙側に引き付けて転写を行っている。その後、定着装置でトナー像を用紙に定着させて、トナー像が定着した用紙を排紙トレイに排紙している。
このような画像形成装置には、トナー像を定着させた用紙の表裏をそのままの向きで排紙する排紙モードと、用紙の表裏を反転して排紙する排紙モードの2つのモードを有したものがある(例えば、特許文献1参照)。このような画像形成装置では、ジョブ単位での区分けを容易にするため、ジョブ毎に上記排紙のモードを切り替え可能にしている。
特開2007−168116号公報 特開平10−181969号公報 特開2004−10240号公報
ところで、上記画像形成装置では、トナー像を用紙へ転写する行程で、マイナス帯電したトナー像を用紙に引き付けるために、用紙の裏側からプラス電荷を与えている。この影響でトナー像を転写した後の用紙は、トナー像が載る面がマイナスに帯電し、反対側のプラス電荷を与える面がプラスに帯電する。
このように帯電した用紙を排紙トレイに排紙する場合、用紙の裏表の向きを、前に排紙した用紙と同一にして排紙すると、用紙のプラス帯電面とマイナス帯電面が重なり合い、用紙同士がくっついてしまったり、用紙を揃えにくくなったりするという問題がある。用紙に対し後処理を行う際には問題がより顕在化する。このような問題は、PP(プロダクションプリント)機分野の印刷物では特に顕著に発生する。
特許文献1の画像形成装置では、ジョブ毎に、用紙の表裏をそのままの向きで排紙するモードと、用紙の表裏を反転して排紙するモードの2つのモードを切り替えている。しかし、この画像形成装置では、同一ジョブ内で排紙される用紙同士がくっつくことを防止することはできない。
また、上記課題に鑑みて画像転写後の用紙を除電ブロアで除電するものが提案されている(特許文献2参照)。また、第1の除電器と第2の除電器とを設けて除電を確実にしたものが提案されている(特許文献3参照)。しかし、これら除電を確実に行うことは困難であり、用紙同士のくっつきを確実に防止するまでには至らない。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、帯電した用紙同士がくっつくことを防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記用紙を前記画像形成部を介して表裏を反転することなく排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙の表裏を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第1の用紙反転部と、
前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第2の用紙反転部と、
前記画像形成部および前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
前記非反転搬送部が、迂回搬送部を有し、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有することを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記用紙を前記画像形成部を介して表裏を反転することなく排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙の表裏を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第1の用紙反転部と、
前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第2の用紙反転部と、
前記画像形成部および前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
前記非反転搬送部が、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート搬送部とを有することを特徴とする。
上記本発明によれば、用紙への画像印刷後に第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、画像印刷後に第2の用紙反転部で用紙の裏表を反転して排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行うので、用紙のプラス帯電面とマイナス帯電面が重なり合うことがなく、用紙同士がくっつきやすくなるのを防止することができる。
の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記非反転搬送部が、用紙をストレートで排紙するストレート搬送部を有することを特徴とする。
上記本発明によれば、非反転排紙動作をストレート搬送部を通して行うことができる。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、前記迂回搬送部の経路長と前記第2の用紙反転部を介する経路長とが、連続して搬送される用紙間で前記迂回搬送部の経路と前記第2の用紙反転部を介した経路とが合流した下流の前記搬送部上で互いに干渉しない関係を有することを特徴とする。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記迂回搬送部の経路長と前記第2の用紙反転部を介する経路長とが、略同じであることを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第〜第5の本発明のいずれかにおいて、前記用紙が前記迂回搬送部を搬送される搬送時間と前記第2の用紙反転部を介して搬送される搬送時間とが、連続して搬送される用紙間で前記迂回搬送部の経路と前記第2の用紙反転部を介した経路とが合流した下流の前記搬送部上で互いに干渉しない関係を有することを特徴とする。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第〜第6の本発明のいずれかにおいて、前記用紙が前記迂回搬送部を搬送される搬送時間と前記第2の用紙反転部を介して搬送される搬送時間とが、略同じであることを特徴とする。
非反転排紙動作と反転排紙動作とを交互にする場合、通常、ストレート搬送に比べて第2の用紙反転部を介した搬送の方が経路長が長くなるため、反転排紙動作時に第2の用紙反転部を介して用紙を搬送する方がストレート搬送に比べて搬送時間が長くなる。このため、そのまま非反転排紙動作で用紙をストレート搬送すると、反転排紙動作に従って第2の用紙反転部で反転されて下流側に搬送される直前の用紙と干渉してしまうおそれがある。これを避けるためストレート排紙における搬送速度を低下させたり、紙間を長くすることが考えられるが、それが原因になって生産性がダウンしてしまう。また、生産性を維持するために、第2の用紙反転部を介した経路の搬送速度を上げることが考えられるが、搬送速度を上げることによって搬送安定性が損なわれる。
上記第1、第4〜第7の本発明によれば、非反転排紙動作に際し、迂回搬送部を通して搬送を行うことでストレート搬送よりも長い経路を通して用紙を搬送することができる。これにより、生産性の低下を避けつつ、または生産性の低下を小さくして、反転排紙動作を行う用紙と非反転排紙動作を行う用紙との紙間が小さくなるのを抑制して用紙同士の干渉を防止することができる。また、ストレート搬送部を有する場合、生産性の低下を配慮する必要がないときなど、非反転排紙動作に際し、迂回搬送部とストレート搬送部のいずれかを選択して用紙搬送を行うことができる。
なお、迂回搬送部と第2の反転搬送部の経路長を同じにすれば、または、迂回搬送部と第2の反転搬送部の搬送時間を同じにすれば、非反転動作と反転動作における用紙の紙間を一定に保つことができる。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記交互排紙動作モードでは、前記非反転排紙動作が行われる用紙への画像形成と前記反転排紙動作が行われる用紙への画像形成とで、用紙に印刷する表面画像と裏面画像の頁順を用紙1枚毎に互いに逆にして印刷することを特徴とする。
上記本発明によれば、非反転排紙動作または反転排紙動作が行われる画像形成では、用紙に印刷する表面画像と裏面画像を他方の動作とは逆に入れ替えて印刷するので、用紙に印刷される画像の順番を頁順通りに適切に保って排紙することができる。
第9の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第8の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記交互排紙動作モードを両面印刷モードでのみ行うことを特徴とする。
第10の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第9の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記画像形成部でクリアトナーを使用して印刷する場合に、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする。
上記本発明によれば、クリアトナーを使用した印刷の場合に交互排紙動作モードで動作するので、用紙同士がくっつくことを防止することができる。
第11の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第10の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、トナー付着量または印字率が所定値以上の場合に、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする。
上記本発明によれば、用紙の帯電量が大きくなり易い、トナー付着量が所定値以上や印字率が所定値以上の印刷の場合に交互排紙動作モードで動作するので、用紙同士がくっつくことを防止することができる。
印字率としてはクリアトナーの印字率を所定値とするものや、有色トナーの印字率とするものが挙げられる。
第12の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第11のいずれかの本発明において、前記制御部が、後処理装置が接続されている場合に、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする。
上記本発明によれば、後処理装置が接続されている場合に交互排紙動作モードで動作するので、用紙同士がくっつきやすくなるのを防止することができる。
第13の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第12のいずれかの本発明において、前記制御部が、前記用紙の種類に基づいて、前記交互排紙動作モードで動作するかを判断することを特徴とする。
上記本発明によれば、用紙の種類が帯電し易い用紙の場合に交互排紙動作モードで動作するので、用紙同士がくっつくことを防止することができる。帯電し易い種類の用紙とは、例えば、コート紙などのことである。
第14の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第13のいずれかの本発明において、前記制御部は、前記片面印刷モードに設定されている場合に、前記画像印刷を行う用紙面とは反対の用紙面に印刷する画像として白紙画像を設定して両面印刷を行い、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする。
上記本発明によれば、片面印刷モードに設定されている場合に、画像印刷を行う面とは反対の面に印刷する画像として白紙画像を設定して両面印刷を行い、交互排紙動作モードで動作するので、片面印刷の用紙においても用紙同士がくっつくことを防止することができる。
第15の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第14のいずれかの本発明において、前記制御部は、前記交互排紙動作モードでジョブを開始するときに、直前のジョブの最後に前記非反転排紙動作を行った場合は前記反転排紙動作でジョブを開始し、直前のジョブの最後に前記反転排紙動作を行った場合は前記非反転排紙動作でジョブを開始することを特徴とする。
上記本発明によれば、ジョブを開始する時に、直前のジョブの最後に前記非反転排紙を行った場合は前記反転排紙でジョブを開始し、直前のジョブの最後に前記反転排紙を行った場合は前記非反転排紙でジョブを開始するので、用紙同士がくっつくことを防止することができる。
第16の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第15のいずれかの本発明において、前記制御部は、前記交互排紙動作モードで動作中に中断した印刷を再開するときに、中断前の最後に正常に排紙を行った動作が前記非反転排紙動作の場合は前記反転排紙動作でジョブを再開し、中断前の最後に正常に排紙を行った動作が前記反転排紙動作の場合は前記非反転排紙動作でジョブを再開することを特徴とする。
上記本発明によれば、中断した印刷を再開する時に、中断前の最後に正常に排紙を行った動作が前記非反転排紙の場合は前記反転排紙でジョブを再開し、中断前の最後に正常に排紙を行った動作が前記反転排紙の場合は前記非反転排紙でジョブを再開するので、用紙同士がくっつくことを防止することができる。
第17の本発明の画像形成システムは、
画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記用紙を前記画像形成部を介して排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部を有する搬送部と、
前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、
前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙を反転する第2の用紙反転部と、
前記画像形成部、前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転搬送動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
前記非反転搬送部が、迂回搬送部を含み、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有することを特徴とする。
第18の本発明の画像形成システムは、
画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記用紙を前記画像形成部を介して排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部を有する搬送部と、
前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、
前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙を反転する第2の用紙反転部と、
前記画像形成部、前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転搬送動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
前記非反転搬送部が、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート搬送部とを有することを特徴とする。
19の本発明の画像形成システムは、第17の本発明において、
前記非反転搬送部が、用紙を排紙方向下流側にストレートで排紙するストレート搬送部を含むことを特徴とする。
第20の本発明の外部装置は、
画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、前記第1〜第19のいずれかの本発明の制御部と、を備え、前記非反転搬送部が、迂回搬送部を有し、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有する画像形成装置の排紙方向下流側に接続され、
前記第1〜第19のいずれかの本発明の第2の用紙反転部を備えることを特徴とする。
第21の本発明の外部装置は、
画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、前記第1〜第19のいずれかの本発明の制御部と、を備え、前記非反転搬送部が、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート搬送部とを有する画像形成装置の排紙方向下流側に接続され、
前記第1〜第19のいずれかの本発明の第2の用紙反転部を備えることを特徴とする。
22の本発明の画像形成方法は、
画像データに基づいて用紙の表裏に画像を印刷する画像形成方法において、
用紙の表裏を反転することなく搬送する非反転搬送と前記用紙の表裏を反転して搬送する反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷をし、その後、用紙の表裏の反転を行うことなく排紙方向下流側に排紙する非反転排紙動作と、前記用紙の表裏を反転して排紙方向下流側に排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行い、
前記非反転搬送が行われる用紙への画像形成と前記反転搬送が行われる用紙への画像形成とで、用紙に印刷する表面画像と裏面画像の頁順を1枚おきに互いに逆にして印刷することを特徴とする。
第23の本発明の画像形成方法は、
画像データに基づいて用紙の表裏に画像を印刷する画像形成方法において、
用紙の表裏を反転することなく搬送する非反転搬送と前記用紙の表裏を反転して搬送する反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷をし、その後、用紙の表裏の反転を行うことなく排紙方向下流側に排紙する非反転排紙動作と、前記用紙の表裏を反転して排紙方向下流側に排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行い、
前記非反転搬送は、迂回搬送部を有する非反転搬送部によって行われ、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有することを特徴とする。
第24の本発明の画像形成方法は、
画像データに基づいて用紙の表裏に画像を印刷する画像形成方法において、
用紙の表裏を反転することなく搬送する非反転搬送と前記用紙の表裏を反転して搬送する反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷をし、その後、用紙の表裏の反転を行うことなく排紙方向下流側に排紙する非反転排紙動作と、前記用紙の表裏を反転して排紙方向下流側に排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行い、
前記非反転搬送は、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート排紙部とを有する非反転搬送部によって行われることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、用紙への画像印刷後に用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙と、画像印刷後に用紙反転部で用紙の裏表を反転して排紙する反転排紙とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行うので、用紙のプラス帯電面とマイナス帯電面が重なり合うことがなく、用紙同士がくっつくことを防止することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の構成を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、ストレート排紙時の動作を示す図である。 同じく、反転排紙時の動作を示す図である。 同じく、両面印刷時の用紙搬送動作を示す図である。 同じく、印刷の手順を示すフローチャートである。 同じく、交互排紙要否判断の手順を示すフローチャートである。 同じく、他例の交互排紙要否判断の手順を示すフローチャートである。 同じく、さらに他例の交互排紙要否判断の手順を示すフローチャートである。 同じく、画像頁順・排紙モード決定の手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態の画像形成装置の構成を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、迂回排紙時の動作を示す図である。 同じく、反転排紙時の動作を示す図である。 同じく、両面印刷時の用紙搬送動作を示す図である。 同じく、印刷の手順を示すフローチャートである。 同じく、さらに他例の交互排紙要否判断の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成システムの構成を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、迂回排紙時の動作を示す図である。 同じく、反転排紙時の動作を示す図である。 同じく、印刷の手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態の画像形成装置の構成を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態の要部構成を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態である画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
図1に、画像形成装置1の構成を示す。画像形成装置1は、プリンター10、操作パネル80、原稿読取ユニット90を有している。プリンター10は、画像データに基づいて用紙に画像を印刷するものである。操作パネル80は、プリント開始や印刷モード(両面印刷モードや高光沢モード等)の選択などユーザーからの操作を受け付けるものである。原稿読取ユニット90は、原稿を読み取って画像データを生成するものである。
プリンター10の中央部には、転写ベルト12が配置されている。転写ベルト12は、矢印A方向に回転駆動されるものであり、転写ベルト12上には、感光体ドラム表面に形成されたトナー像が一次転写される。そして、一次転写された転写ベルト12上のトナー像は、用紙Sに二次転写される。
転写ベルト12の側面には、上部からクリア、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の順に5つの作像ユニット14CL、14Y、14M、14CY、14K(以下では、符号を簡略化して14で示す)が配置されている。各作像ユニット14は、それぞれ図示しない感光体ドラムを有している。各感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの表面を均一帯電させる帯電器、均一帯電した感光体ドラム表面に画像データに応じた静電潜像を形成する露光手段、静電潜像をトナー像に現像する現像器が配置されている(いずれも図示しない)。
また、転写ベルト12を挟んで各感光体ドラムと対向した位置には一次転写ローラ15CL、15Y、15M、15CY、15K(以下では、符号を簡略化して15で示す)が配置されている。一次転写ローラ15は、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を静電的に引き付けて転写ベルト12上に一次転写するものである。
転写ベルト12の下方には二次転写ローラ16が配置されている。二次転写ローラ16は、転写ベルト12上に形成されたトナー像を、搬送されてきた用紙Sに二次転写するものである。二次転写を行うときは、二次転写ローラ16に高圧のプラス転写電圧を印加することにより、マイナス帯電しているトナー像を、用紙Sに静電的に引き付けている。
二次転写ローラ16の下流側には、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる定着ユニット40が配置されている。そして、定着ユニット40のさらに下流側には、切替ゲート43を介して用紙Sを排紙トレイ70に排紙する排紙ローラ42が配置されている。排紙ローラ42、排紙トレイ70は、排紙部を構成する。
プリンター10の下部には、2段構成の給紙カセット30、32が着脱可能に配置されている。そして、給紙カセット30、32から中間搬送ローラ34、レジストローラ38、二次転写ローラ16、定着ユニット40、排紙ローラ42を介して排紙トレイ70に至る搬送路35が設けられている。上記各ローラおよび搬送路35は、非反転搬送部を構成する。この実施形態では、非反転搬送部がストレート搬送部で構成されており、画像形成部から排紙方向下流側に至る搬送部が非反転搬送部で構成されている。
また、給紙カセット30、32の上側には、定着ユニット40の下流側で切替ゲート43を介して搬送路35から分岐して画像形成部の用紙搬送方向上流側に位置するレジストローラ38の直前で搬送路35に合流する反転搬送路45が設けられている。
反転搬送路45の下流側には、用紙Sの表裏を反転して反転搬送路45の下流側に用紙を搬送するADU反転ローラ46およびADU中間搬送ローラ48が設けられている。これらローラおよび反転搬送路45は、本発明の反転搬送部を構成し、ADU反転ローラ46およびADU反転ローラ46の搬送方向上下流近傍に位置する反転搬送路45の一部は第1の用紙反転部を構成する。
また、定着ユニット40から排紙ローラ42に至る搬送路35の直下に位置する反転搬送路45には、定着ユニット40から搬送された用紙の表裏を反転して排紙ローラ42へ搬送する搬送・反転ローラ44が配置されている。搬送・反転ローラ44と搬送・反転ローラ44の用紙搬送方向近傍に位置する反転搬送路45の一部は、第2の用紙反転部を構成する。この形態では、該2の用紙反転部が反転搬送部の一部と兼用されているが、これらが独立した構成を有するものであってもよい。
また、この実施形態では、搬送部である非反転搬送部に第2の用紙反転部が設けられているが、非反転搬送部とは別に第2の反転搬送部を設けてこれに第2の用紙反転部を設けることも可能である。この場合、第2の反転搬送部は搬送部に含まれたものである。
次に、画像形成装置1の制御ブロックを図2に基づいて説明する。
プリンター制御部100は、用紙Sへの画像形成や用紙Sの搬送および排紙など画像形成装置全体を制御するものであり、CPUやこれを動作させるプログラム、さらにROM、RAMなどの記憶部などによって構成されている。プリンター制御部100は、本発明の制御部に相当する。
プリンター制御部100には、原稿読取ユニット90が制御可能に接続されている。原稿読取ユニット90は、該ユニットにセットされている原稿の画像を読み取って画像データの生成を行う。
プリンター制御部100には、操作パネル80が制御可能に接続されている。操作パネル80は、プリント開始や印刷モード(両面印刷モードや高光沢モード等)の選択などユーザーからの操作を受け付ける。操作内容はプリンター制御部100に送信される。
プリンター制御部100には、画像形成部110が制御可能に接続されている。画像形成部110は、画像データに基づいてトナー像を感光体ドラム上に形成して、形成したトナー像を転写ベルト12上に一次転写する。そして、二次転写ローラ16上に搬送された用紙Sに、転写ベルト12上のトナー像を二次転写する。
プリンター制御部100には、定着ユニット40が制御可能に接続されている。定着ユニット40は、用紙Sに転写されたトナー像を、熱溶解により用紙Sに定着させる。
プリンター制御部100には、給紙部120が制御可能に接続されている。給紙部120は、給紙カセット30、32に積載収容された用紙Sを、中間搬送ローラ34によりレジストローラ38へ搬送するまでの制御ユニットである。
プリンター制御部100には、レジスト搬送部130が制御可能に接続されている。レジスト搬送部130は、用紙Sをレジストローラ38から定着ユニット40へ搬送するまでの制御ユニットである。
プリンター制御部100には、ストレート排紙部140が制御可能に接続されている。ストレート排紙部140は、定着ユニット40を通過した用紙Sを、表裏の反転を行うことなく排紙ローラ42により排紙トレイ70へ排紙する制御ユニットである。
プリンター制御部100には、反転排紙部150が制御可能に接続されている。反転排紙部150は、定着ユニット40を通過した用紙Sを、搬送・反転ローラ44により用紙表裏の反転を行って排紙トレイ70へ排紙する制御ユニットである。
プリンター制御部100には、ADU搬送部160が制御可能に接続されている。ADU搬送部160は、定着ユニット40を通過した用紙Sを、搬送・反転ローラ44、ADU反転ローラ46により反転し、ADU中間搬送ローラ48によりレジストローラ38へ搬送するまでの制御ユニットである。
以下に、画像形成装置1の基本的動作を説明する。
ユーザーが操作パネル80からプリント開始の操作を行うと、原稿読取ユニット90は、セットされている原稿を読み取り、画像データを生成する。そして、生成された画像データに基づいて、露光手段が均一帯電した感光体ドラム表面に静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像器によりトナー像に現像される。そして、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を、一次転写ローラ15が静電的に引きつけて、転写ベルト12上に一次転写する。なお、画像データの取得方法は上記に限定されるものではなく、ネットワークを介して取得するものなどであってもよい。
また、プリント開始の操作に応じて、給紙部120の制御により、給紙カセット30、32に積載収容された用紙Sが1枚ずつ搬送路35に送り出され、中間搬送ローラ34により搬送路35を介してレジストローラ38まで用紙Sが搬送される。レジストローラ38まで搬送された用紙Sは、転写ベルト12上のトナー像と同期を取って二次転写ローラ16との接触位置にまで搬送される。
そして、二次転写ローラ16の位置で、転写ベルト12上のトナー像が用紙Sに二次転写される。二次転写では、二次転写ローラ16に高圧のプラス転写電圧を印加することにより、マイナス帯電しているトナー像を転写ベルト12から用紙Sに静電的に引き付けて転写する。用紙Sに転写されたトナー像は、搬送路35で送られて定着ユニット40で熱溶解により用紙Sへ定着される。その後、片面印刷モードの場合、用紙Sは排紙ローラ42を通って排紙トレイ70へと排紙される。
なお、排紙トレイ70への排紙モードには、ストレート排紙と反転排紙の2種類のモードがある。ストレート排紙は、用紙Sへの画像印刷後に用紙Sの表裏を反転することなく排紙トレイ70に排紙する排紙モードである。ストレート排紙では、フェイスアップで排紙される。反転排紙は、用紙Sへの画像印刷後に用紙Sの表裏を反転して排紙トレイ70に排紙する排紙モードである。反転排紙では、フェイスダウンで排紙される。
ストレート排紙の用紙搬送動作を図3に示す。ストレート排紙では、ストレート排紙部140の制御により、定着ユニット40を通過した用紙Sが、表裏を反転されることなく排紙ローラ42へ搬送され排紙ローラ42を通って排紙トレイ70へ排紙される。
次に、反転排紙の用紙搬送動作を図4に示す。反転排紙では、反転排紙部150の制御により、定着ユニット40を通過した用紙Sが、切替ゲート43の切り替え動作によって搬送・反転ローラ44側へ搬送される。このとき、搬送・反転ローラ44は正転駆動し、用紙Sを反転搬送路45を通して下方向に搬送する。その後、搬送・反転ローラ44が逆転駆動して、用紙Sを反転搬送路45から排紙ローラ42側へ搬送する。これにより用紙Sは表裏を反転した状態になる。表裏を反転した用紙Sは排紙ローラ42を通って排紙トレイ70へ排紙される。
なお、本実施形態の画像形成装置は、用紙の表裏の両面に画像印刷が可能な両面印刷モードを有している。図5に、両面印刷モードの時の動作を示す。
給紙カセット30、32に積載収容された用紙Sは、レジスト搬送部130の制御により、中間搬送ローラ34、レジストローラ38を介し、搬送路35を通って二次転写ローラ16へストレート搬送される。そして、二次転写ローラ16でトナー像が用紙Sの片面に転写されて、定着ユニット40で用紙Sへ定着される。
定着ユニット40を通過した用紙Sは、切替ゲート43の切り替えによって搬送・反転ローラ44側へ搬送され、正転駆動される搬送・反転ローラ44によって反転搬送路45を通して正転駆動されるADU反転ローラ46へ搬送される。ADU反転ローラ46へ搬送された用紙Sは、その位置で一時停止し、その後、ADU反転ローラ46を逆転駆動させてADU中間搬送ローラ48へ搬送し、ADU中間搬送ローラ48によりレジストローラ38まで搬送される。このとき、用紙Sは表裏を反転した状態でレジストローラ38へ反転搬送される。
そして、レジストローラ38まで搬送された用紙Sは、搬送路35によって二次転写ローラ16へ搬送され、用紙Sのもう一方の面にトナー像が転写され、定着ユニット40でトナー像の定着が行われる。その後、用紙Sは排紙ローラ42を通って排紙トレイ70へ排紙される。
用紙Sが画像転写されて排紙される際の帯電状態を説明する。上記したように用紙Sへの画像の転写に際し、トナーはマイナスに帯電しており、このトナーが用紙Sに確実に転写されるように、二次転写ローラ16近傍で用紙の裏面側からプラス電荷を与えてトナーを用紙側に引きつけている。この結果、画像転写後の用紙Sでは、上面側がマイナスに帯電し、下面側がプラスに帯電する。この用紙をそのまま排紙して堆積すると、前後の用紙の表裏面(side1、side2)が正と負の帯電状態になり互いに引力が発生して用紙同士がひっつくという現象が生じる。
本実施形態では、両面印刷モードで、印刷を行う場合、上記したストレート排紙と反転排紙とを交互に行うことで、用紙のside1同士またはside2同士が対面して用紙同士に斥力が作用し、互いの付着を防止する。
以下、本実施形態における画像形成装置の印刷の手順を、図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順はプリンター制御部100によって実行される。
ユーザーが操作パネル80からプリント開始の操作を行うと、受け付けたジョブに対して、用紙同士のくっつきを防止するための交互排紙動作モードでの動作要否を判断する(ステップs1)。交互排紙動作モードは、排紙する用紙毎にストレート排紙と反転排紙を交互に切り替えて排紙を行う動作モードである。なお、交互排紙動作モードの要否判断処理については後述する。
次いで、交互排紙動作モードが要である判断がされているかを判定し、交互排紙要である場合(ステップs2、Yes)、ジョブに含まれる用紙毎にストレート排紙と反転排紙とを切り換える交互排紙モードに設定し、用紙毎に画像頁順を逆にするものとし、画像の頁順と排紙モードを決定する(ステップs3)。画像の頁順と排紙モードの決定手順は後述する。一方、交互排紙要であると判断されなかった場合(ステップs2、No)、排紙モードをユーザー指定モードに設定し、画像頁順をデフォルト設定にする(ステップs4)。デフォルト設定は、通常、正順または逆順とされる。
決定された排紙モードと画像頁順に従って用紙印刷処理を行う(ステップs5)。
用紙印刷処理(ステップs5)では、用紙1枚分の印刷処理(画像形成、定着等)を実行するように画像形成部110、定着ユニット40等に指示を出す。このとき、用紙への画像形成は、ステップs3またはステップs4の処理で決定した画像頁順で行なう。
次に、用紙なし又はJamが発生したかどうかを確認する(ステップs6)。用紙なしでなく、かつJamが発生していない場合は(ステップs6、No)、用紙1枚分の印刷処理が完了するまで待機する(ステップs7、No)。
用紙への印刷処理中に用紙なし又はJamが発生した場合は(ステップs6、Yes)、用紙への印刷処理を中断して(ステップs12)、リカバリ処理が完了するまで待機する(ステップs13、No)。リカバリ処理では、紙の補給やJam紙の除去などが行われる。リカバリ処理が完了すると(ステップs13、Yes)、中断した用紙から印刷処理を再開する(ステップs5へ)。
印刷処理が完了すると(ステップs7、Yes)、印刷処理が完了した用紙の排紙モードが反転排紙であるか否かを判断する(ステップs8)。交互排紙動作モードの場合、前回の排紙モードとは異なる排紙モードに設定される。すなわち、前回が反転排紙の場合は反転排紙でない(ステップs8、No)としてストレート排紙を実行するようにストレート排紙部140に指示を出し(ステップs9)、前回がストレート排紙の場合は、反転排紙であるとして(ステップs8、Yes)、反転排紙を実行するように反転排紙部150に指示を出す(ステップs10)。
また、交互排紙モードでない場合、ストレート排紙では(ステップs8、No)、ストレート排紙を実行するようにストレート排紙部140に指示を出す(ステップs9)。反転排紙では(ステップs8、Yes)、反転排紙を実行するように反転排紙部150に指示を出す(ステップs10)。
排紙処理(ステップs9またはステップs10)を実行した後、プリンター制御部100は、排紙処理を実行した用紙が、実行中のジョブの最終用紙であるか否かを確認する(ステップs11)。最終用紙でない場合は(ステップs11、No)、次の用紙への用紙印刷処理(ステップs5)を実行する。最終用紙の場合は(ステップs11、Yes)、処理を終了する。
このように、交互排紙動作モードで動作する必要があると判断した場合に、排紙する用紙毎にストレート排紙と反転排紙を交互に切り替えて排紙を行っているので、用紙のプラス帯電面とマイナス帯電面が重なり合うことがなく、用紙同士のくっつきを防止することができる。
また、上記行程で、用紙なし又はJamが発生して印刷が中断した場合に、中断した用紙から印刷処理を再開している。再開するときは、用紙毎に設定された排紙モードに従って排紙するので、中断直前に排紙された用紙の排紙モードと、再開する用紙の排紙モードは異なるようになっている(中断直前に排紙された用紙がストレート排紙の場合は反転排紙、中断直前に排紙された用紙が反転排紙の場合はストレート排紙)。このため、印刷が中断しても、中断直前に排紙された用紙と、再開直後に排紙された用紙が、くっつきやすくなるのを防止することができる。
次に、上記した交互排紙要否判断処理の手順の一例について、図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理の手順はプリンター制御部100の制御によって実行される。
先ず、両面印刷モードに設定されているか否かを判断する(ステップs20)。両面印刷モードに設定されていない場合は(ステップs20、No)、交互排紙動作モードで動作する必要はないと決定する(ステップs23)。一方、両面印刷モードに設定されている場合は(ステップs20、Yes)、高光沢モードに設定されているか否かを判断する(ステップs21)。高光沢モードに設定されていない場合は(ステップs21、No)、交互排紙動作モードで動作する必要はないと決定する(ステップs23)。一方、高光沢モードに設定されている場合は(ステップs21、Yes)、交互排紙動作モードで動作する必要があると決定する(ステップs22)。
高光沢モードとは、ユーザーが選択可能な印刷モードであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像の上からクリアトナーを載せて光沢性の高い印刷物を印刷するモードである。クリアトナーは、有色トナーと比べて抵抗が高く電荷を保持し易い。そのため、クリアトナーを使用する高光沢モードで印刷された用紙は帯電量が大きくなり易く、用紙同士がくっつき易い。そこで、高光沢モードで、且つ、両面印刷モードの場合に、用紙同士のくっつきを防止する交互排紙動作モードで動作するようにしている。
なお、この例では、両面印刷モードでない場合は、交互排紙動作モードで動作する必要はないと決定している。ただし、両面印刷のジョブ中に片面印刷が含まれているような場合などには、片面印刷であっても画像印刷を行う面とは反対の面に印刷する画像として白紙画像を設定して両面印刷を行い、交互排紙動作モードで動作するようにして、用紙同士のくっつきを防止するようにしてもよい。
次に、交互排紙要否判断処理手順の他の例について、図8のフローチャートに基づいて説明する。この例では、クリアトナーの印字率によって処理の内容を変えるものとしている。
プリンター制御部100は、両面印刷モードに設定されているか否かを判断する(ステップs30)。両面印刷モードに設定されていない場合は(ステップs30、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs36)。一方、両面印刷モードに設定されている場合は(ステップs30、Yes)、クリアトナーの印字率が30%以上であるかを判断する(ステップs31)。クリアトナーの印字率が30%以上の場合は(ステップs31、Yes)、交互排紙動作モードで動作する必要があると決定する(ステップs35)。上記判断におけるクリアトナーの印字率には、例えばジョブにおける平均印字率や、ジョブ中の区切毎の平均印字率などを用いることができる。
一方、クリアトナーの印字率が30%以上でない場合は(ステップs31、No)、画像形成装置に後処理装置が接続されているかを判断する(ステップs32)。クリアトナーの印字率が30%未満の場合には、クリアトナーを用いないものも含まれる。
後処理装置が接続されていない場合は(ステップs32、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs36)。
後処理装置が接続されている場合は(ステップs32、Yes)、印刷する用紙がコート紙であるかを判断する(ステップs33)。印刷する用紙がコート紙でない場合は(ステップs33、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs36)。印刷する用紙がコート紙の場合は(ステップs33、Yes)、有色トナーの印字率が50%以上であるかを判断する(ステップs34)。有色トナーの印字率が50%以上でない場合は(ステップs34、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs36)。一方、有色トナーの印字率が50%以上の場合は(ステップs34、Yes)、交互排紙動作モードで動作する必要があると決定する(ステップs35)。
クリアトナーは、有色トナーと比べて抵抗が高く電荷を保持し易い。そのため、クリアトナーを使用した用紙の帯電量は大きくなり易く、用紙同士がくっつき易い。そこで、クリアトナーの印字率(付着量)が所定値(この例では、30%)以上の場合に、用紙同士のくっつきを防止する交互排紙動作モードで動作するようにしている。なお、上記所定値は、本発明としては特に限定されるものではなく、適宜の設定が可能であり、また、設定された所定値を変更可能にしても良い。
なお、この実施形態では、トナーの印字率によって交互排紙動作モードの動作が必要かの判定を行っているが、用紙に対するトナーの付着量は所定値以上かなどによって該判定を行うようにしてもよい。トナーの付着量判定においてもジョブや区切内での平均の付着量を用いることができる。トナー付着量の所定値には適宜の値を設置することができる。
また、画像形成装置に接続される後処理装置は、平綴じ、中綴じ、折り、パンチ等、印刷された用紙に対する仕上げ機能を提供するものであり、用紙のくっつき発生は後処理装置の仕上げ品質に大きく影響する。なお、影響の大きな後処理を考慮して、後処理の種別に応じて交互排紙モードを選択するか否かを設定してもよい。
また、用紙の抵抗が高くなるほど、用紙の帯電量は大きくなり易い。例えば、コート紙は非コート紙に比べて抵抗が高く、用紙の帯電量が大きくなり易い。
更に、トナーに含まれる樹脂層が電荷を保持し易いため、トナー印字率(付着量)の高い用紙は帯電量が大きくなり易い。そこで、後処理装置が接続されていて、用紙がコート紙で、且つ、有色トナーの印字率が所定値(例えば、50%)以上の場合には、クリアトナーの印字率が30%未満であっても、用紙同士のくっつきを防止する交互排紙動作モードで動作するようにしている。この場合、色別に所定値を定めても良く、また、特定の色のトナーについて所定値を定めるようにしてもよい。
次に、交互排紙要否判断処理手順のさらに他の例について、図9のフローチャートに基づいて説明する。この例では、高光沢モードか否か、また高光沢モードに際してのクリアトナーの印字率によって処理の内容を変えるものとしている。
両面印刷モードに設定されているかを判断する(ステップs40)。両面印刷モードに設定されていない場合は(ステップs40、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs47)。一方、両面印刷モードに設定されている場合は(ステップs40、Yes)、高光沢モードかを判定する(ステップs41)。高光沢モードに設定されていない場合は(ステップs41、No)、交互排紙動作モードで動作する必要はないと決定する(ステップs47)。一方、高光沢モードに設定されている場合は(ステップs41、Yes)、クリアトナーの印字率が30%以上であるか否かを判断する(ステップs42)。クリアトナーの印字率が30%以上の場合は(ステップs42、Yes)、交互排紙動作モードで動作する必要があると決定する(ステップs46)。
一方、クリアトナーの印字率が30%未満の場合は(ステップs42、No)、画像形成装置に後処理装置が接続されているかを判断する(ステップs43)。
後処理装置が接続されていない場合は(ステップs43、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs47)。後処理装置が接続されている場合は(ステップs43、Yes)、印刷する用紙がコート紙であるかを判断する(ステップs44)。印刷する用紙がコート紙でない場合は(ステップs44、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs47)。印刷する用紙がコート紙の場合は(ステップs44、Yes)、有色トナーの印字率が50%以上であるかを判断する(ステップs45)。有色トナーの印字率が50%以上でない場合は(ステップs45、No)、交互排紙動作モードで動作する必要がないと決定する(ステップs47)。一方、有色トナーの印字率が50%以上の場合は(ステップs45、Yes)、交互排紙動作モードで動作する必要があると決定する(ステップs46)。
次に、上記した画像頁順・排紙モード決定処理について、図10に基づいて説明する。
プリンター制御部100は、直前のジョブが交互排紙動作モードで動作したか否かを判断する(ステップs50)。交互排紙動作モードで動作していない場合は(ステップs50、No)、先頭用紙の排紙モードをストレート排紙に設定して、以降の用紙は排紙モードが用紙毎にストレート排紙と反転排紙で交互に切り替わるように設定し(ステップs54)、反転排紙する用紙の表裏の画像頁順を入れ替える(ステップs55)。
一方、直前のジョブが交互排紙動作モードで動作した場合は(ステップs50、Yes)、排紙トレイが直前のジョブと同一か否かを判断する(ステップs51)。排紙トレイが直前のジョブと同一でない場合は(ステップs51、No)、ステップs54の処理を実行する。排紙トレイが直前のジョブと同一の場合は(ステップs51、Yes)、直前のジョブの最後に排紙された用紙の排紙モードがストレート排紙であるか否かを判断する(ステップs52)。ストレート排紙でない場合は(ステップs52、No)、ステップs54の処理を実行する。ストレート排紙の場合は(ステップs52、Yes)、先頭用紙の排紙モードを反転排紙に設定して、以降の用紙は排紙モードが用紙毎にストレート排紙と反転排紙で交互に切り替わるように設定する(ステップs53)。
次いで、反転排紙が設定されている用紙の表面画像と裏面画像を、ストレート排紙が設定されている用紙とは逆に入れ替える(ステップs55)。
上記では、直前のジョブの最後に排紙された用紙の排紙モードがストレート排紙の場合は、先頭用紙の排紙モードを反転排紙に設定し、直前のジョブの最後に排紙された用紙の排紙モードが反転排紙の場合は、先頭用紙の排紙モードをストレート排紙に設定している。このため、直前のジョブの最後に排紙された用紙と、次のジョブの先頭で排紙された用紙が、くっつくことを防止することができる。
上記説明したように本発明の画像形成装置では、両面印刷に際し、排紙する用紙毎にストレート排紙と反転排紙を交互に切り替えて行い、用紙同士がくっつきやすくなるのを防止している。この場合、ストレート排紙では表面がフェイスアップで、反転排紙では表面がフェイスダウンで排紙される。そのため、表面画像と裏面画像を入れ替えることなく印刷すると印刷物の画像頁順が頁毎に逆になる。そこで、反転排紙が設定されている用紙の表面画像と裏面画像を、ストレート排紙と反転排紙とで逆に入れ替えることで、頁順に従った印刷物を得ることができる。
上記実施形態では、ストレート排紙と反転排紙とを交互に行う交互排紙動作モードについて説明をしたが、非反転排紙として迂回搬送部を用いた排紙を行うものであってもよい。
以下に、迂回搬送部を有する他の実施形態について説明する。
なお、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
この実施形態の画像形成装置1aは、図11に示すように、給紙カセット30、32から中間搬送ローラ34、レジストローラ38、二次転写ローラ16、定着ユニット40、搬送ローラ41、搬送ローラ51、52を介して排紙ローラ42に至る搬送路35を備えている。これらローラや搬送路35は、非反転搬送部を構成する。また、搬送ローラ41以降、搬送ローラ51、52を介して排紙ローラ42に至る搬送路35の一部は、迂回搬送路50を構成しており、搬送ローラ51、52および迂回搬送路50は、本発明の迂回搬送部を構成する。上記実施形態と同様に、反転搬送路45の一部と搬送・反転ローラ44は、第2の用紙反転部を構成し、反転搬送路45の一部とADU反転ローラ46は、第1の用紙反転部を構成する。
上記迂回搬送部の経路長は、前記実施形態のストレート搬送部、すなわち用紙をストレートで排紙する経路長よりも長くなっている。
また、搬送ローラ41と排紙ローラ42間における迂回搬送部の経路長と、第2の用紙反転部を介した経路の経路長は略同じなるように設定されており、好適には同じ経路長に設定する。
また、前記経路長を同じに設定する代わりに、前記迂回搬送部を経た搬送時間と前記第2の用紙反転部を経た搬送時間とが略同じになるように設定してもよい。この場合も好適には、同じ搬送時間に設定する。
上記で、前記経路長又は前記所要時間を略同じにすることで、第2の用紙反転部を迂回する非反転排紙と、第2の用紙反転部を介した反転排紙とを交互にする場合、紙間や搬送速度の格別な調整を必要とすることなく交互の排紙を行うことができ、この際に、迂回搬送部と第2の用紙反転部の下流側で連続する用紙同士が干渉することもない。
図12は、上記画像形成装置1aの制御ブロックを示すものである。
プリンター制御部100には、前記実施形態と同様に、定着ユニット40、操作パネル80、現行読取ユニット90、画像形成部110、給紙部120、レジスト搬送部130、迂回排紙部170、反転排紙部150、ADU搬送部160が接続されている。これらの構成は前記実施形態と同様である。
さらに、プリンター制御部100には、迂回排紙部170が制御可能に接続されている。
迂回排紙部170は、定着ユニット40を通過した用紙Sを、表裏の反転を行うことなく迂回搬送路50を介して搬送ローラ41、搬送ローラ51、52、排紙ローラ42により排紙する制御ユニットである。
以下に、画像形成装置1aの基本的動作を説明する。用紙Sに転写されたトナー像は、搬送路35で送られて定着ユニット40で熱溶解により用紙Sへ定着される。その後、用紙Sは、迂回搬送部または第2の用紙反転部を通して排紙ローラ42から排紙トレイ70へと排紙される。この実施形態では排紙は、迂回搬送部によって第2の用紙反転部を迂回する非反転排紙と、第2の用紙反転部を介した反転排紙の2種類の排紙モードのいずれかによって行われる。
第2の用紙反転部を迂回して排紙の用紙搬送動作を図13に示す。
第2の用紙反転部を迂回する排紙では、迂回排紙部170の制御により、定着ユニット40、搬送ローラ41を通過した用紙Sが、図示しない切替ゲートによって搬送方向が切り替えられて、迂回搬送路50を通して搬送ローラ51、52を介して搬送され、排紙ローラ42を通って排紙トレイ70へ排紙される。この際に用紙は表裏が反転されることなく排紙される。
次に、第2の用紙反転部を介した反転排紙の用紙搬送動作を図14に示す。反転排紙では、反転排紙部150の制御により、定着ユニット40、搬送ローラ41を通過した用紙Sが、図示しない切替ゲートによって搬送方向が切り替えられて、反転搬送路45、搬送・反転ローラ44側へ搬送される。このとき、搬送・反転ローラ44は正転駆動し、用紙Sを反転搬送路45を通して下方向に搬送する。その後、搬送・反転ローラ44が逆転駆動して、用紙Sを反転搬送路45を通して排紙ローラ42側へ搬送する。これにより用紙Sは表裏を反転した状態になる。表裏を反転した用紙Sは排紙ローラ42を通って排紙トレイ70へ排紙される。
上記迂回搬送部による搬送と、第2の用紙反転部とにおける用紙の紙間は、両者の経路長の設定や搬送時間の設定により、それ以前の上流側の紙間がほぼ維持されている。
なお、本発明の画像形成装置1aは、前記画像形成装置1と同様に、用紙の表裏の両面に画像印刷が可能な両面印刷モードを有している。図15に、両面印刷モードの時の動作を示す。
給紙カセット30、32に積載収容された用紙Sは、レジスト搬送部130の制御により、中間搬送ローラ34、レジストローラ38を介し、搬送路35を通って二次転写ローラ16へストレート搬送される。そして、二次転写ローラ16でトナー像が用紙Sの片面に転写されて、定着ユニット40で用紙Sへ定着される。
定着ユニット40、搬送ローラ41を通過した用紙Sは、図示しない切替ゲートの切り替えによって反転搬送路45を通して搬送・反転ローラ44側へ搬送され、正転駆動される搬送・反転ローラ44によって反転搬送路45の下流側に搬送され、正転駆動されるADU反転ローラ46へ搬送される。ADU反転ローラ46へ搬送された用紙Sは、その位置で一時停止し、その後、ADU反転ローラ46を逆転駆動させてADU中間搬送ローラ48側へ搬送し、ADU中間搬送ローラ48によりレジストローラ38まで搬送される。このとき、用紙Sは表裏を反転した状態でレジストローラ38へ反転搬送される。
そして、レジストローラ38まで搬送された用紙Sは、搬送路35によって二次転写ローラ16へ搬送され、用紙Sのもう一方の面にトナー像が転写され、定着ユニット40でトナー像の定着が行われる。その後、用紙Sは排紙ローラ42を通って排紙トレイ70へ排紙される。
本実施形態でも、両面印刷モードで、印刷を行う場合、上記した非反転の迂回排紙と反転排紙とを交互に行うことで、用紙同士の付着を防止する交互排紙動作モードを有している。
以下、画像形成装置1aにおける印刷の手順を、図16のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順はプリンター制御部100によって実行される。
ユーザーが操作パネル80からプリント開始の操作を行うと、受け付けたジョブに対して、用紙同士のくっつきを防止するための交互排紙動作モードでの動作要否を判断する(ステップs60)。交互排紙動作モードは、排紙する用紙毎に用紙反転部を迂回する排紙と反転排紙を交互に切り替えて排紙を行う動作モードである。なお、交互排紙動作モードの要否判断処理は、前記画像形成装置1と同様に、高光沢モードか否か、クリアトナー印字率が所定値(例えば30%)以上か否か、トナー付着量が所定値以上か否か、の単独またはこれらの組み合わせなどにより行うことができる。具体的には、例えば図7〜図9に示したフローチャートに従って実行することができる。なお、この処理の手順もプリンター制御部100の制御によって実行される。ただし、本発明としては交互排紙動作モードの要否判断の方法が上記に限定されるものではなく、交互排紙動作モードの要否判断を行わないものであってもよい。
次いで、交互排紙動作モードが要であるとされているかを判定し、交互排紙要である場合(ステップs61、Yes)、ジョブに含まれる用紙毎に、迂回搬送部による非反転排紙と、第2の用紙反転部による反転排紙とを切り換える交互排紙モードに設定し、用紙一枚毎に画像頁順を逆にするものとし、画像の頁順と排紙モードを決定する(ステップs62)。ステップs61で、交換排紙要でない場合(ステップs61、No)、排紙モードをユーザー指定モードに設定し、画像頁順をデフォルト設定にする(ステップs63)。デフォルト設定は、通常、正順または逆順とされる。
画像頁順・排紙モード決定処理について、図17に基づいて説明する。
プリンター制御部100は、直前のジョブが交互排紙動作モードで動作したか否かを判断する(ステップs80)。交互排紙動作モードで動作していない場合は(ステップs80、No)、先頭用紙の排紙モードを迂回搬送部を用いた非反転の迂回排紙に設定して、以降の用紙は排紙モードが用紙毎に迂回排紙と反転排紙で交互に切り替わるように設定し(ステップs84)、反転排紙する用紙の表裏の画像頁順を入れ替える(ステップs85)。
一方、直前のジョブが交互排紙動作モードで動作した場合は(ステップs80、Yes)、排紙トレイが直前のジョブと同一か否かを判断する(ステップs81)。排紙トレイが直前のジョブと同一でない場合は(ステップs81、No)、ステップs84の処理を実行する。排紙トレイが直前のジョブと同一の場合は(ステップs81、Yes)、直前のジョブの最後に排紙された用紙の排紙モードが迂回排紙であるか否かを判断する(ステップs82)。迂回排紙でない場合は(ステップs82、No)、ステップs84の処理を実行する。迂回排紙の場合は(ステップs82、Yes)、先頭用紙の排紙モードを反転排紙に設定して、以降の用紙は排紙モードが用紙毎に迂回排紙と反転排紙で交互に切り替わるように設定する(ステップs83)。
次いで、反転排紙が設定されている用紙の表面画像と裏面画像を、迂回排紙が設定されている用紙とは逆に入れ替える(ステップs85)。
ステップs62で決定された排紙モードと画像頁順に従って用紙印刷処理を行う(ステップs64)。
用紙印刷処理(ステップs64)では、用紙1枚分の印刷処理(画像形成、定着等)を実行するように画像形成部110、定着ユニット40等に指示を出す。このとき、用紙への画像形成は、ステップs62またはステップs63の処理で決定した画像頁順で行なう。
次に、用紙なし又はJamが発生したかどうかを確認する(ステップs65)。用紙なしでなく、かつJamが発生していない場合は(ステップs65、No)、用紙1枚分の印刷処理が完了するまで待機する(ステップs66、No)。
用紙への印刷処理中に用紙なし又はJamが発生した場合は(ステップs65、Yes)、用紙への印刷処理を中断して(ステップs71)、リカバリ処理が完了するまで待機する(ステップs72、No)。リカバリ処理では、紙の補給やJam紙の除去などが行われる。リカバリ処理が完了したら(ステップs72、Yes)、中断した用紙から印刷処理を再開する(ステップs64へ)。
印刷処理が完了すると(ステップs66、Yes)、印刷処理が完了した用紙の排紙モードが反転排紙であるか否かを判断する(ステップs67)。交互排紙動作モードの場合、前回の排紙モードとは異なる排紙モードに設定される。すなわち、前回が反転排紙の場合は反転排紙でない(ステップs67、No)として迂回排紙を実行するように迂回排紙部170に指示を出し(ステップs68)、前回が迂回排紙の場合は、反転排紙であるとして(ステップs67、Yes)、反転排紙を実行するように反転排紙部150に指示を出す(ステップs69)。
また、交互排紙モードでない場合、非反転排紙では(ステップs67、No)、迂回排紙を行うように迂回排紙部170に指示を出す(ステップs68)。反転排紙では(ステップs67、Yes)、反転排紙を実行するように反転排紙部150に指示を出す(ステップs69)。
排紙処理(ステップs68またはステップs69)を実行した後、プリンター制御部100は、排紙処理を実行した用紙が、実行中のジョブの最終用紙であるか否かを確認する(ステップs70)。最終用紙でない場合は(ステップs70、No)、次の用紙への用紙印刷処理(ステップs64)を実行する。最終用紙の場合は(ステップs70、Yes)、処理を終了する。
このように、交互排紙動作モードで動作する必要があると判断した場合に、排紙する用紙毎に、第2の用紙反転部を迂回する非反転排紙と反転排紙を交互に切り替えて排紙を行うので、用紙のプラス帯電面とマイナス帯電面が重なり合うことがなく、用紙同士のくっつきを防止することができる。
また、上記行程で、用紙なし又はJamが発生して印刷が中断した場合に、中断した用紙から印刷処理を再開している。再開するときは、用紙毎に設定された排紙モードに従って排紙するので、中断直前に排紙された用紙の排紙モードと、再開する用紙の排紙モードは異なるようになっている(中断直前に排紙された用紙が迂回排紙の場合は反転排紙、中断直前に排紙された用紙が反転排紙の場合は迂回排紙)。このため、印刷が中断しても、中断直前に排紙された用紙と、再開直後に排紙された用紙が、くっつきやすくなるのを防止することができる。
また、上記実施形態の画像形成装置では、前記経路長又は前記所要時間を略同じにすることで、第2の用紙反転部を迂回する排紙と用紙反転部排紙を交互にする場合、排紙ローラ42での排紙動作のタイミングを適正間隔にして、用紙排紙の順番を適正に維持することを可能にしている。
上記各実施形態では、画像形成装置に第2の用紙反転部を備え、画像形成装置で交互排紙動作モードを実行するものとして説明したが、第2の用紙反転部を画像形成装置外の外部装置に備え、画像形成装置と外部装置とを備える画像形成システムにおいて交互排紙動作モードを実行するものとしてもよい。
次に、該外部装置を備える画像形成システムの実施形態を図18に基づいて説明する。なお、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
画像形成システムでは、画像形成装置1bと外部装置である中継装置20とを備えている。なお、図示していないが中継装置20の下流側に所定の後処理を行う後処理装置を備えるものであってもよい。後処理装置では、パンチ、ステイプル、折りなどの適宜の後処理が行われる。また、この実施形態では、第2の用紙反転部が中継装置20に備えられているものとして説明するが、後処理装置に第2の用紙反転部が備えられているものであってもよい。この場合、後処理装置は外部装置に該当する。
画像形成装置1bは、前記画像形成装置1、1aと同様に、プリンター10、操作パネル80、原稿読取ユニット90を有している。
プリンター10の中央部には、転写ベルト12が配置されている。転写ベルト12の側面には、上部からクリア、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の順に5つの作像ユニット14CL、14Y、14M、14CY、14K(以下では、符号を簡略化して14で示す)が配置されている。各作像ユニット14は、それぞれ図示しない感光体ドラムを有している。各感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの表面を均一帯電させる帯電器、均一帯電した感光体ドラム表面に画像データに応じた静電潜像を形成する露光手段、静電潜像をトナー像に現像する現像器が配置されている(いずれも図示しない)。
また、転写ベルト12を挟んで各感光体ドラムと対向した位置には一次転写ローラ15CL、15Y、15M、15CY、15K(以下では、符号を簡略化して15で示す)が配置されている。
転写ベルト12の下方には二次転写ローラ16が配置されている。二次転写を行うときは、二次転写ローラ16に高圧のプラス転写電圧を印加することにより、マイナス帯電しているトナー像を、用紙Sに静電的に引き付ける。
二次転写ローラ16の下流側には、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる定着ユニット40が配置されている。
プリンター10の下部には、2段構成の給紙カセット30、32が着脱可能に配置されている。
給紙カセット30、32から中間搬送ローラ34、レジストローラ38、二次転写ローラ16、定着ユニット40を介して排紙ローラ42に至る搬送路35が設けられている。
また、定着ユニット40の下流側では、搬送路35がストレートに伸長したストレート搬送部となっている。また、定着ユニット40の下流側では、切替ゲート43を介して搬送路35から分岐する反転搬送路45が位置しており、反転搬送路45の下流側はレジストローラ38の上流側で搬送路35に合流している。
切替ゲート43近くの反転搬送路45には搬送・反転ローラ44が設けられており、反転搬送路45に搬送される用紙の表裏を反転した後、表裏が反転した状態で排紙ローラ42側に用紙を搬送することができる。搬送・反転ローラ44およびこの近傍の反転搬送路は、第3の用紙反転部を構成する。
第3の用紙反転部は、画像形成された用紙をフェースダウンで排紙する際に、用紙の表裏を反転して画像形成装置1b外に用紙を排紙する機能を有する。ストレート搬送部を通して用紙を搬送することにより画像形成された用紙をフェースアップで画像形成装置1b外に排紙することができる。
また、反転搬送路45の下流側には、ADU反転ローラ46およびADU中間搬送ローラ48が設けられている。これらローラおよび反転搬送路45は、反転搬送部を構成し、ADU反転ローラ46およびADU反転ローラ46の搬送方向上下流近傍に位置する反転搬送路45の一部は第1の用紙反転部を構成する。
搬送路35は、中継装置20内を伸長し、さらに中継装置20外に伸長している。この搬送路35は中継装置20外で排紙部に接続されるものであってもよく、また、後処理装置に接続されるものであってもよい。
中継装置20内では、搬送路35は、搬送ローラ53を介して迂回搬送路50と反転搬送路60とに分岐している。迂回搬送路50と反転搬送路60は、下流側の排紙ローラ54で合流している。迂回搬送路50には、搬送ローラ51、52が設けられており、反転搬送路60には、搬送・反転ローラ61が設けられている。
迂回搬送路50および搬送ローラ51、52は、迂回搬送部を構成し、反転搬送路60および搬送・反転ローラ61は、第2の用紙反転部を構成する。搬送ローラ53と排紙ローラ54との間で、迂回搬送部の経路と第2の用紙反転部を介する経路とは、経路長が略同じか、搬送時間が略同じになるように設定されている。
次に、上記画像形成システムの制御ブロックを図19に基づいて説明する。
画像形成装置1bでは、プリンター制御部100を有している。該プリンター制御部100は、用紙Sへの画像形成や用紙Sの搬送および排紙など画像形成装置全体を制御するものであり、CPUやこれを動作させるプログラム、さらにROM、RAMなどの記憶部などによって構成されている。プリンター制御部100は、本実施形態の制御部に相当する。
プリンター制御部100には、さらに原稿読取ユニット90、操作パネル80、画像形成部110、定着ユニット40、給紙部120、レジスト搬送部130、ADU搬送部160が制御可能に接続されている。これらユニットの機能は前記実施形態と同様である。
中継装置20では、中継装置制御部200を有している。該中継装置制御部200は、プリンター制御部100の指令を受けて中継装置20全体を制御するものであり、CPUやこれを動作させるプログラム、さらにROM、RAMなどの記憶部などによって構成されている。
また、中継装置制御部200には、迂回排紙部210が制御可能に接続されている。迂回排紙部210は、搬送路35を通して中継装置20内に搬送された用紙Sを、図示しない切替ゲートの切替動作により、表裏の反転を行うことなく迂回搬送路50により排紙方向下流側に排紙する制御ユニットである。
さらに、中継装置制御部200には、反転排紙部220が制御可能に接続されている。反転排紙部220は、搬送路35を通して中継装置20内に搬送された用紙Sを、図示しない切替ゲートの切替動作により反転搬送路60に搬送し、搬送・反転ローラ61によって用紙表裏の反転を行って排紙方向下流側に排紙する制御ユニットである。
迂回排紙路50および反転排紙路60は、中継装置制御部200を介してプリンター制御部100によって制御される。
以下に、本実施形態の画像形成システムの動作を説明する。
プリンター10で画像形成処理が完了した用紙Sは、フェースアップまたはフェースダウンの設定により、非反転または反転されて排紙ローラ42により搬送路35を通して中継装置20に搬送される。非反転排紙または反転排紙は、ジョブ毎や章などの区切りの範囲で同一のモードで実行される。非反転排紙では、ストレート搬送によって排紙され、反転排紙では、第3の用紙反転部で用紙の表裏が反転されて排紙される。
中継装置20では、非反転での迂回排紙と第2の用紙反転部で用紙の表裏を反転する反転排紙の2種類のモードでの排紙が可能である。
迂回排紙モードは、画像形成装置1bから搬送される用紙Sの表裏を反転することなく、迂回搬送路50を通して排紙方向下流側に排紙し、反転排紙モードは、画像形成装置1bから搬送される用紙Sを反転搬送路60を介して表裏を反転して排紙方向下流側に排紙するモードである。
次に、中継装置20における迂回搬送路50を通した排紙動作を図20に示す。
画像形成装置1bから中継装置20に搬送された用紙Sは、搬送ローラ53を経て図示しない切替ゲートによって迂回搬送路50に導入され、搬送ローラ51、52を介して排紙ローラ54に搬送されて排紙される。これら動作は、プリンター制御部100によって制御される。
次に、中継装置20における反転搬送路60を通した排紙動作を図21に示す。
画像形成装置1bから中継装置20に搬送された用紙Sは、搬送ローラ53を経て図示しない切替ゲートによって反転搬送路60に導入されつつ搬送・反転ローラ60の正転駆動によって搬送され、次いで、搬送・反転ローラ60の逆転駆動によって反転搬送路60から排紙ローラ54に至ることで表裏が反転されて排紙される。これら動作は、プリンター制御部100によって制御される。
本実施形態では、中継装置20において上記迂回排紙と反転排紙とを交互に行う交互排紙動作モードを有している。
以下、画像形成装置1bでの印刷および中継装置20での排紙の手順を、図22のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順はプリンター制御部100によって実行される。
ユーザーが操作パネル80からプリント開始の操作を行うと、受け付けたジョブに対して、用紙同士のくっつきを防止するための交互排紙動作モードでの動作要否を判断する(ステップs90)。交互排紙動作モードは、排紙する用紙毎に用紙反転部を迂回する排紙と反転排紙を交互に切り替えて排紙を行う動作モードである。
なお、交互排紙動作モードの要否判断処理は、前記画像形成装置1と同様に、高光沢モードか否か、クリアトナー印字率が所定値(例えば30%)以上か否か、トナー付着量が所定値以上か否か、の単独またはこれらの組み合わせなどにより行うことができる。具体的には、例えば図7〜図9に示したフローチャートに従って実行することができる。なお、この処理の手順もプリンター制御部100の制御によって実行される。ただし、本発明としては交互排紙動作モードの要否判断の方法が上記に限定されるものではなく、交互排紙動作モードの要否判断を行わないものであってもよい。
交互排紙動作モードが要であるとされているかを判定し、交互排紙要である場合(ステップs91、Yes)、ジョブに含まれる用紙一枚毎に迂回排紙と反転排紙とを切り換える交互排紙モードに設定し、用紙毎に画像頁順を逆にするものとし、画像の頁順と排紙モードを決定する(ステップs92)。
ステップs91で、交互排紙要でない場合(ステップs91、No)、排紙モードをユーザー指定モードに設定し、画像頁順をデフォルト設定にする(ステップs93)。デフォルト設定は、通常、正順または逆順とされる。画像頁順・排紙モード決定処理について、図17に示すフローチャートと同じ手順によって行うことができる。
決定された排紙モードと画像頁順に従って用紙印刷処理を行う(ステップs94)。
用紙印刷処理(ステップs94)では、用紙1枚分の印刷処理(画像形成、定着等)を実行するように画像形成部110、定着ユニット40等に指示を出す。このとき、用紙への画像形成は、ステップs92またはステップs93の処理で決定した画像頁順で行なう。
次に、用紙なし又はJamが発生したかどうかを確認する(ステップs95)。用紙なしでなく、かつJamが発生していない場合は(ステップs95、No)、用紙1枚分の印刷処理が完了するまで待機する(ステップs96、No)。
用紙への印刷処理中に用紙なし又はJamが発生した場合は(ステップs95、Yes)、用紙への印刷処理を中断して(ステップs104)、リカバリ処理が完了するまで待機する(ステップs105、No)。リカバリ処理では、紙の補給やJam紙の除去などが行われる。リカバリ処理が完了したら(ステップs105、Yes)、中断した用紙から印刷処理を再開する(ステップs94へ)。
印刷処理が完了すると(ステップs96、Yes)、画像形成装置1bにおける排紙がフェイスアップの設定かフェイスダウンの設定かを判定する(ステップs97)。フェイスアップ、フェイスダウンの設定はあらかじめなされており、初期設定やユーザーの設定により決定することができる。
フェイスアップで排紙する場合(ステップs97、フェイスアップ)、用紙を反転することなくストレート搬送部を通して用紙を画像形成装置1bから排紙する。フェイスダウンで排紙する場合(ステップs97、フェイスダウン)、用紙を第3の用紙反転部で表裏を反転をして、画像形成装置1bから排紙する。
次いで、画像形成装置1bから排紙され、中継装置20に搬送された用紙の排紙モードが反転排紙であるか否かを判断する(ステップs100)。交互排紙動作モードの場合、前回の排紙モードとは異なる排紙モードに設定される。すなわち、前回が反転排紙の場合は反転排紙でない(ステップs100、No)として迂回排紙を実行する(ステップs101)。前回が迂回排紙の場合は、反転排紙であるとして(ステップs100、Yes)、反転排紙を実行する(ステップs102)。
また、交互排紙モードでない場合、反転排紙でないと判定されると(ステップs100、No)、迂回排紙を実行する(ステップs101)。反転排紙と判定されると(ステップs100、Yes)、反転排紙を実行する(ステップs102)。
排紙処理(ステップs101またはステップs102)を実行した後、プリンター制御部100は、排紙処理を実行した用紙が、実行中のジョブの最終用紙であるか否かを確認する(ステップs103)。最終用紙でない場合は(ステップs103、No)、次の用紙への用紙印刷処理(ステップs94)を実行する。最終用紙の場合は(ステップs103、Yes)、処理を終了する。
このように、交互排紙動作モードで動作する必要があると判断した場合に、排紙する用紙毎に中継装置20で迂回排紙と反転排紙を交互に切り替えて排紙を行っているので、用紙のプラス帯電面とマイナス帯電面が重なり合うことがなく、排紙部や用紙スタック部などでの用紙同士のくっつきを防止することができる。
また、上記行程で、用紙なし又はJamが発生して印刷が中断した場合に、中断した用紙から印刷処理を再開している。再開するときは、用紙毎に設定された排紙モードに従って排紙するので、中断直前に排紙された用紙の排紙モードと、再開する用紙の排紙モードは異なるようになっている(中断直前に排紙された用紙が用紙反転部を迂回する排紙の場合は反転排紙、中断直前に排紙された用紙が反転排紙の場合は用紙反転部を迂回する排紙)。このため、印刷が中断しても、中断直前に排紙された用紙と、再開直後に排紙された用紙が、くっつきやすくなるのを防止することができる。
なお、上記実施形態では、第1の用紙反転部と第3の用紙反転部を備える画像形成装置外に第2の用紙反転部を設けるものとしたが、画像形成装置内に第1の用紙反転部および第3の用紙反転部とともに第2の用紙反転部を備えるものとしてもよい。
第1〜第3の用紙反転部を備える画像形成装置1cを図23に示す。なお、前記した各実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
画像形成装置1cは、画像形成装置1、1a、1bと同様に、プリンター10、操作パネル80、原稿読取ユニット90を有している。プリンター10の中央部には、転写ベルト12が配置されている。転写ベルト12の側面には、上部からクリア、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の順に5つの作像ユニット14CL、14Y、14M、14CY、14K(以下では、符号を簡略化して14で示す)が配置されている。各作像ユニット14は、それぞれ図示しない感光体ドラムを有している。各感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの表面を均一帯電させる帯電器、均一帯電した感光体ドラム表面に画像データに応じた静電潜像を形成する露光手段、静電潜像をトナー像に現像する現像器が配置されている(いずれも図示しない)。
また、転写ベルト12を挟んで各感光体ドラムと対向した位置には一次転写ローラ15CL、15Y、15M、15CY、15K(以下では、符号を簡略化して15で示す)が配置されている。転写ベルト12の下方には二次転写ローラ16が配置されている。二次転写を行うときは、二次転写ローラ16に高圧のプラス転写電圧を印加することにより、マイナス帯電しているトナー像を、用紙Sに静電的に引き付ける。
二次転写ローラ16の下流側には、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる定着ユニット40が配置されている。プリンター10の下部には、2段構成の給紙カセット30、32が着脱可能に配置されている。
給紙カセット30、32から中間搬送ローラ34、レジストローラ38、二次転写ローラ16、定着ユニット40を介して排紙ローラ54に至る搬送路35が設けられている。
定着ユニット40の下流側では、ストレートに伸長したストレート搬送部となっている。また、定着ユニット40の下流側では、切替ゲート43を介して搬送路35から分岐する反転搬送路45が位置しており、反転搬送路45の下流側はレジストローラ38の上流側で搬送路35に合流している。
切替ゲート43近くの反転搬送路45には搬送・反転ローラ44が設けられており、反転搬送路45に搬送される用紙の表裏を反転した後、表裏が反転した状態で搬送ローラ53側に用紙を搬送することができる。搬送・反転ローラ44およびこの近傍の反転搬送路は、第3の用紙反転部を構成する。第3の用紙反転部は、画像形成された用紙をフェースダウンで排紙する際に、用紙の表裏を反転して画像形成装置1c外に用紙を排紙する機能を有する。ストレート搬送部を通して用紙を搬送することにより画像形成された用紙をフェースアップで画像形成装置1c外に排紙することができる。
また、反転搬送路45の下流側には、ADU反転ローラ46およびADU中間搬送ローラ48が設けられている。これらローラおよび反転搬送路45は、反転搬送部を構成し、ADU反転ローラ46およびADU反転ローラ46の搬送方向上下流近傍に位置する反転搬送路45の一部は第1の用紙反転部を構成する。
搬送路35は、さらに排紙方向下流側に伸長し、搬送ローラ53を介して迂回搬送路50と反転搬送路60とに分岐している。分岐部には、図示しない切替ゲートが設けられる。迂回搬送路50と反転搬送路60は、下流側の排紙ローラ54近傍で合流している。迂回搬送路50には、搬送ローラ51、52が設けられており、反転搬送路60には、搬送・反転ローラ61が設けられている。
迂回搬送路50および搬送ローラ51、52は、反転搬送路60を迂回する迂回搬送部を構成し、反転搬送路60および搬送・反転ローラ61は、第2の用紙反転部を構成する。迂回搬送部と第2の用紙反転部とは、経路長が略同じか、搬送時間が略同じになるように設定されている。
搬送ローラ53に至った用紙は、画像形成装置1c内で、迂回搬送と反転搬送とを選択して行うことができ、交互排紙動作モードで排紙することができる。
なお、上記各実施形態では、両面印刷モードに設定されている場合に交互排紙動作モードで動作するものについて述べたが、片面印刷モードに設定されている場合に、画像印刷を行う面とは反対の面に印刷する画像として白紙画像を設定して両面印刷を行い、交互排紙動作モードで動作するようにしても良い。
また、上記各実施形態で迂回搬送部を備えるものでは、搬送路が分岐して迂回搬送部と第2の用紙反転部とが設けられているものとして説明したが、搬送路が分岐して迂回搬送部とストレート搬送部と用紙反転部とが設けられているものであってもよい。
図24に搬送路が分岐した一例の要部を示す。
搬送路35は、搬送ローラ53を介して迂回搬送路50と反転搬送路60とストレート搬送路70に分岐し、排紙ローラ54でそれぞれの搬送路が合流している。迂回搬送路50とストレート搬送路70とは、用紙を非反転で搬送し、反転搬送路60は、用紙の表裏を反転して排紙する。非反転排紙を行う場合、迂回搬送とストレート搬送とを選択することができる。紙間距離が十分にあり、反転搬送される用紙と干渉が生じないような場合はストレート搬送を選択し、反転搬送される用紙と干渉が生じるような場合には迂回搬送を選択することができる。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
1a 画像形成装置
1b 画像形成装置
1c 画像形成装置
10 プリンター
12 転写ベルト
14 作像ユニット
16 二次転写ローラ
20 中継装置
34 中間搬送ローラ
38 レジストローラ
40 定着ユニット
42 排紙ローラ
44 搬送・反転ローラ
46 ADU反転ローラ
48 ADU中間搬送ローラ
50 迂回搬送路
60 反転搬送路
70 排紙トレイ
80 操作パネル
90 原稿読み取りユニット
100 プリンター制御部
110 画像形成部
120 給紙部
130 レジスト搬送部
140 ストレート排紙部
150 反転排紙部
160 ADU搬送部
S 用紙

Claims (24)

  1. 画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
    前記用紙を前記画像形成部を介して表裏を反転することなく排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙の表裏を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
    前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第1の用紙反転部と、
    前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第2の用紙反転部と、
    前記画像形成部および前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
    前記非反転搬送部が、迂回搬送部を有し、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
    前記用紙を前記画像形成部を介して表裏を反転することなく排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙の表裏を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
    前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第1の用紙反転部と、
    前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙の表裏を反転する第2の用紙反転部と、
    前記画像形成部および前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
    前記非反転搬送部が、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート搬送部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記非反転搬送部が、用紙をストレートで排紙するストレート搬送部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記迂回搬送部の経路長と前記第2の用紙反転部を介する経路長とが、連続して搬送される用紙間で前記迂回搬送部の経路と前記第2の用紙反転部を介した経路とが合流した下流の前記搬送部上で互いに干渉しない関係を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記迂回搬送部の経路長と前記第2の用紙反転部を介する経路長とが、略同じであることを特徴とする請求項〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙が前記迂回搬送部を搬送される搬送時間と前記第2の用紙反転部を介して搬送される搬送時間とが、連続して搬送される用紙間で前記迂回搬送部の経路と前記第2の用紙反転部を介した経路とが合流した下流の前記搬送部上で互いに干渉しない関係を有することを特徴とする請求項〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記用紙が前記迂回搬送部を搬送される搬送時間と前記第2の用紙反転部を介して搬送される搬送時間とが、略同じであることを特徴とする請求項〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記交互排紙動作モードでは、前記非反転排紙動作が行われる用紙への画像形成と前記反転排紙動作が行われる用紙への画像形成とで、用紙に印刷する表面画像と裏面画像の頁順を用紙1枚毎に互いに逆にして印刷することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記交互排紙動作モードを両面印刷モードでのみ行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記画像形成部でクリアトナーを使用して印刷する場合に、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、トナー付着量または印字率が所定値以上の場合に、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、後処理装置が接続されている場合に、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記用紙の種類に基づいて、前記交互排紙動作モードで動作するかを判断することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、前記片面印刷モードに設定されている場合に、前記画像印刷を行う用紙面とは反対の用紙面に印刷する画像として白紙画像を設定して両面印刷を行い、前記交互排紙動作モードで動作することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、前記交互排紙動作モードでジョブを開始するときに、直前のジョブの最後に前記非反転排紙動作を行った場合は前記反転排紙動作でジョブを開始し、直前のジョブの最後に前記反転排紙動作を行った場合は前記非反転排紙動作でジョブを開始することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、前記交互排紙動作モードで動作中に中断した印刷を再開するときに、中断前の最後に正常に排紙を行った動作が前記非反転排紙動作の場合は前記反転排紙動作でジョブを再開し、中断前の最後に正常に排紙を行った動作が前記反転排紙動作の場合は前記非反転排紙動作でジョブを再開することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
    前記用紙を前記画像形成部を介して排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部を有する搬送部と、
    前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、
    前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙を反転する第2の用紙反転部と、
    前記画像形成部、前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転搬送動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
    前記非反転搬送部が、迂回搬送部を含み、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有することを特徴とする画像形成システム。
  18. 画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
    前記用紙を前記画像形成部を介して排紙方向下流側に搬送する非反転搬送部と前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部を有する搬送部と、
    前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、
    前記画像形成部から排紙方向下流側に至る前記搬送部に設けられ、該搬送部で搬送される用紙を反転する第2の用紙反転部と、
    前記画像形成部、前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記非反転搬送部での搬送によって前記用紙の表に画像印刷が可能な片面印刷モードと、前記非反転搬送部での搬送と前記反転搬送部での反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷が可能な両面印刷モードを有し、少なくとも前記両面印刷モードでは、前記画像形成部による用紙表裏への画像印刷後に、前記第2の用紙反転部による用紙の表裏の反転を行うことなく排紙する非反転排紙動作と、前記第2の用紙反転部で前記用紙の表裏を反転して排紙する反転搬送動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行う交互排紙動作モードを有し、
    前記非反転搬送部が、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート搬送部とを有することを特徴とする画像形成システム。
  19. 前記非反転搬送部が、用紙を排紙方向下流側にストレートで排紙するストレート搬送部を含むことを特徴とする請求項17に記載の画像形成システム。
  20. 画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
    前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
    前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、請求項1〜19のいずれかに記載の制御部と、を備え、前記非反転搬送部が、迂回搬送部を有し、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有する画像形成装置の排紙方向下流側に接続され、
    請求項1〜19のいずれかに記載の第2の用紙反転部を備えることを特徴とする外部装置。
  21. 画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成部と、
    前記用紙を前記画像形成部を介して搬送する非反転搬送部と片面に印刷された前記用紙を反転して前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に搬送する反転搬送部とを有する搬送部と、
    前記反転搬送部に設けられ、該反転搬送部で搬送される用紙を反転する第1の用紙反転部と、請求項1〜19のいずれかに記載の制御部と、を備え、前記非反転搬送部が、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート搬送部とを有する画像形成装置の排紙方向下流側に接続され、
    請求項1〜19のいずれかに記載の第2の用紙反転部を備えることを特徴とする外部装置。
  22. 画像データに基づいて用紙の表裏に画像を印刷する画像形成方法において、
    用紙の表裏を反転することなく搬送する非反転搬送と前記用紙の表裏を反転して搬送する反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷をし、その後、用紙の表裏の反転を行うことなく排紙方向下流側に排紙する非反転排紙動作と、前記用紙の表裏を反転して排紙方向下流側に排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行い、
    前記非反転搬送が行われる用紙への画像形成と前記反転搬送が行われる用紙への画像形成とで、用紙に印刷する表面画像と裏面画像の頁順を1枚おきに互いに逆にして印刷することを特徴とする画像形成方法。
  23. 画像データに基づいて用紙の表裏に画像を印刷する画像形成方法において、
    用紙の表裏を反転することなく搬送する非反転搬送と前記用紙の表裏を反転して搬送する反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷をし、その後、用紙の表裏の反転を行うことなく排紙方向下流側に排紙する非反転排紙動作と、前記用紙の表裏を反転して排紙方向下流側に排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行い、
    前記非反転搬送は、迂回搬送部を有する非反転搬送部によって行われ、前記迂回搬送部は、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙する経路よりも長い経路長を有することを特徴とする画像形成方法。
  24. 画像データに基づいて用紙の表裏に画像を印刷する画像形成方法において、
    用紙の表裏を反転することなく搬送する非反転搬送と前記用紙の表裏を反転して搬送する反転搬送とによって前記用紙の表裏に画像印刷をし、その後、用紙の表裏の反転を行うことなく排紙方向下流側に排紙する非反転排紙動作と、前記用紙の表裏を反転して排紙方向下流側に排紙する反転排紙動作とを、排紙する用紙毎に交互に切り替えて行い、
    前記非反転搬送は、迂回搬送部と、前記迂回搬送部を介することなく用紙をストレートで排紙するストレート排紙部とを有する非反転搬送部によって行われることを特徴とする画像形成方法。
JP2013055534A 2012-04-06 2013-03-18 画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法 Expired - Fee Related JP6098801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013055534A JP6098801B2 (ja) 2012-04-06 2013-03-18 画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012087950 2012-04-06
JP2012087950 2012-04-06
JP2013055534A JP6098801B2 (ja) 2012-04-06 2013-03-18 画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013230935A JP2013230935A (ja) 2013-11-14
JP6098801B2 true JP6098801B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=49677760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013055534A Expired - Fee Related JP6098801B2 (ja) 2012-04-06 2013-03-18 画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6098801B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6569290B2 (ja) * 2015-05-12 2019-09-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成方法および画像形成装置
JP7397785B2 (ja) * 2015-12-04 2023-12-13 セイコーエプソン株式会社 記録システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4114426B2 (ja) * 2002-07-29 2008-07-09 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2004069881A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2004215188A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Canon Inc 画像形成装置
JP4375367B2 (ja) * 2006-07-31 2009-12-02 ブラザー工業株式会社 画像記録装置、画像記録装置用プログラム、画像記録装置用ドライバプログラム。
JP4866298B2 (ja) * 2007-06-07 2012-02-01 株式会社リコー 用紙搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013230935A (ja) 2013-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6045634B2 (ja) 画像形成装置及び記録媒体搬送制御方法
JP4646733B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
KR101488556B1 (ko) 편면 인쇄와 양면 인쇄를 포함하는 인쇄 작업의 조작성이 향상된 화상 형성 장치
JP6149794B2 (ja) 画像形成システム
JP2018045084A (ja) 画像形成装置
JP5896169B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
JP5561612B2 (ja) 画像形成装置
JP6358237B2 (ja) 画像形成システムおよび搬送制御方法
JP6098801B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、外部装置および画像形成方法
JP5915865B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
JP5975790B2 (ja) 画像形成装置
JP2006221106A (ja) 画像形成装置
US11150587B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming system
JP5831686B2 (ja) 画像形成装置
JP7468041B2 (ja) 画像形成装置
JP2007199288A (ja) 画像形成装置
JP2011145569A (ja) 画像形成装置
JP2013140254A (ja) 画像形成装置
JP7459603B2 (ja) 画像形成装置
JP5332154B2 (ja) 画像形成装置
JP7171167B2 (ja) 画像形成装置および用紙搬送制御方法
JP2010208703A (ja) 後処理システム、画像形成システム及びプログラム
US10082757B1 (en) Method to control transfer of black and color toned images during combined simplex duplex printing
JP2022068809A (ja) 画像形成装置
JP2024007871A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6098801

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees