JP6098501B2 - パネルの穴あけ方法 - Google Patents
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Description
また、上記構成によれば、第一被係合部及び第二被係合部のいずれか一方は、凹状に形成され、平面視で第一被係合部と第二被係合部とが並ぶ並設方向に延びかつ互いに対向する一対の直線部を備えている。そして、この一対の直線部は、第一係合部及び第二係合部のうち前記いずれか一方の係合相手よりも、並設方向の長さが長く設定されている。このため、第一係合部と第二係合部との間の距離と、第一被係合部と第二被係合部との間の距離に、寸法ばらつきがあっても、そのばらつきを吸収することができると共に、パネルが第一被係合部及び第二被係合部のいずれか他方の側を回転中心として回転することも抑制することができる。
図1に示されるパネル10は、繊維強化樹脂材で構成されている。繊維強化樹脂材は、強化繊維(一例として炭素繊維)を樹脂(一例として熱可塑性樹脂)で固めて成る複合材である。また、パネル10にはスタンピング成形されたパネルが適用可能である。
図1に示されるように、パネル10に穴をあけるボール盤20は、テーブル22を備えている。テーブル22からは円柱状のコラム24が立設されている。コラム24には、アーム25の一端部が取り付けられている。アーム25は、コラム24から水平に張り出しており、コラム24に沿って上下方向に移動可能とされている。
次に、本実施形態に係るパネルの穴あけ方法について説明する。
なお、上記実施形態における被係合部(第一被係合部12及び第二被係合部14)及び係合部(第一係合部32及び第二係合部36)は、図4及び図5に示されるような構成に置き換えてもよい。以下、これらの変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明における被係合部は、第一被係合部として適用されてもよいし、第二被係合部として適用されてもよい。また、以下の変形例の説明における係合部は、被係合部が第一被係合部として適用される場合は第一係合部であり、被係合部が第二被係合部として適用される場合は第二係合部である。
また、上記実施形態における第一被係合部12が以下の変形例の説明における被係合部に置き換えられると共に上記実施形態における第一係合部32が以下の変形例の説明における係合部に置き換えられ、更に上記実施形態における第二被係合部14及び第二係合部36は置き換えられない構成は、本発明の実施形態である。一方、上記実施形態における第二被係合部14が以下の変形例の説明における被係合部に置き換えられると共に上記実施形態における第二係合部36が以下の変形例の説明における係合部に置き換えられる構成は、本発明の実施形態ではなく参考例である。
なお、上記実施形態では、図1等に示されるパネル10が繊維強化樹脂材で構成されているが、パネルは、例えば、金属材や強化繊維を含有しない樹脂材等で構成されたものでもよい。ちなみに、繊維強化樹脂材がスタンピング成形される場合、仮に型内で穴あけ加工をしようとすると強化繊維を切断する際に強化繊維で金型が傷付くことになるので、基本的に型内では穴あけ加工ができない。また、スタンピング成形後にパネルを精度良く穴あけするには、位置合わせのために多くの工数を必要としている。よって、繊維強化樹脂材で構成されたパネルを簡易かつ精度良く穴あけするニーズは高いといえる。そして、本実施形態によれば、繊維強化樹脂材で構成されたパネル10を簡易かつ精度良く穴あけすることができる。
12 第一被係合部
14 第二被係合部
16 直線部
28 ドリル(穴加工具)
32 第一係合部
36 第二係合部
X 並設方向
Claims (2)
- 凹状又は凸状に形成された第一被係合部と、前記第一被係合部から離れた位置で凹状又は凸状に形成された第二被係合部と、を備えたパネルに対し、穴加工具と一体的に設けられた第一係合部を前記第一被係合部に係合させると共に、前記穴加工具と一体的に設けられた第二係合部を前記第二被係合部に係合させることで、前記パネルを前記穴加工具に対し位置決めする第一工程と、
前記穴加工具で前記パネルに穴をあける第二工程と、
を有し、
前記第一被係合部及び前記第二被係合部のいずれか一方は、凹状に形成され、平面視で前記第一被係合部と前記第二被係合部とが並ぶ並設方向に延びかつ互いに対向する一対の直線部を備え、
前記一対の直線部は、前記第一係合部及び前記第二係合部のうち前記いずれか一方の係合相手よりも、前記並設方向の長さが長く設定されている、パネルの穴あけ方法。 - 前記第一被係合部及び前記第二被係合部のいずれか他方は、先細りするテーパー状の凹部に形成され、
前記第一係合部及び前記第二係合部のうち前記いずれか他方の係合相手は、先細りするテーパー状に形成されている、請求項1記載のパネルの穴あけ方法。
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JP6098501B2 true JP6098501B2 (ja) | 2017-03-22 |
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- 2013-12-25 JP JP2013267964A patent/JP6098501B2/ja active Active
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