JP6097799B2 - 流体圧シリンダ - Google Patents

流体圧シリンダ Download PDF

Info

Publication number
JP6097799B2
JP6097799B2 JP2015165703A JP2015165703A JP6097799B2 JP 6097799 B2 JP6097799 B2 JP 6097799B2 JP 2015165703 A JP2015165703 A JP 2015165703A JP 2015165703 A JP2015165703 A JP 2015165703A JP 6097799 B2 JP6097799 B2 JP 6097799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
base
outer peripheral
peripheral surface
base portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015165703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017044238A (ja
Inventor
佑介 高橋
佑介 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2015165703A priority Critical patent/JP6097799B2/ja
Priority to KR1020187008055A priority patent/KR102561078B1/ko
Priority to PCT/JP2016/073649 priority patent/WO2017033755A1/ja
Priority to CN201680048951.3A priority patent/CN107923420B/zh
Publication of JP2017044238A publication Critical patent/JP2017044238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6097799B2 publication Critical patent/JP6097799B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/14Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
    • F15B15/1423Component parts; Constructional details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/14Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B2211/00Circuits for servomotor systems
    • F15B2211/70Output members, e.g. hydraulic motors or cylinders or control therefor
    • F15B2211/705Output members, e.g. hydraulic motors or cylinders or control therefor characterised by the type of output members or actuators
    • F15B2211/7051Linear output members

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

本発明は、流体圧シリンダに関する。
特許文献1には、取付部をもつシリンダボトムによってシリンダチューブの一端が密封される流体圧シリンダが開示されている。シリンダボトムの取付部が産業建設機械といった機器に取付けられることで、流体圧シリンダは機器に連結される。
特許文献1に開示される流体圧シリンダでは、シリンダチューブとシリンダボトムとが、ボルトにより結合される。より具体的には、シリンダチューブにはリング体が環装され、シリンダボトムにはフランジ部が設けられる。フランジ部がリング体にボルトにより締結されることで、シリンダボトムがシリンダチューブに結合される。
実開昭56−39603号公報
特許文献1に開示される流体圧シリンダでは、ピン挿通孔を有する取付部は、フランジ部から互いに平行に延びる2つの平面部と、フランジ部から延びこれら2つの平面部に隣接する2つの平面部と、を有する。そのため、取付部には、互いに隣接する平面部により角部が形成される。
流体圧シリンダの作動によってシリンダボトムに引張荷重が作用したときには、フランジ部と取付部との間に引張応力が生じる。この応力は、取付部におけるフランジ部近傍の角部に集中するので、シリンダボトムの強度が不足する虞がある。
本発明は、シリンダボトムの強度を高めることを目的とする。
第1の発明は、シリンダチューブとシリンダボトムとを備え、シリンダボトムは、シリンダチューブに結合されるフランジ部と、フランジ部からシリンダチューブの軸方向に突出し、外周面が円形状である基部と、基部からシリンダチューブの軸方向に延び他の機器に取付けられる取付部と、を有し、取付部は、基部から互いに平行に延びる2つの平面部と、基部から延び2つの平面部に隣接する2つの曲面部と、を有し、曲面部は、局率半径が基部の曲率半径と同一であることを特徴とする。
第1の発明では、基部の外周面が円形状であるので、基部に角部がなく、基部に応力集中が起き難い。取付部の曲面部の曲率半径が基部の曲率半径と同一であるので、曲面部と基部の外周面とが段部を経ることなく連続する。そのため、荷重が基部から曲面部へ伝わり易く、角部に応力集中が起き難い。
第2の発明は、シリンダチューブとフランジ部とは複数の締結部材により結合され、フランジ部における締結部材により押される被押圧部から基部の外周面までのそれぞれの距離が同一であることを特徴とする。
第2の発明では、各被押圧部から基部の外周面までのそれぞれの距離が同一であるので、各被押圧部に作用する荷重はほぼ均等に基部に伝わる。したがって、基部において応力集中が起き難く、シリンダボトムの強度を高めることができる。
第3の発明は、基部の外周面は、真円形状に形成されることを特徴とする。
第3の発明では、基部の外周面が真円形状に形成されるので、基部において応力集中が起き難い。したがって、シリンダボトムの強度をより高めることができる。
第4の発明は、取付部の曲面部が段部を経ることなく基部の外周面と連続して形成され、基部の外周面と取付部の平面部との間には段部が形成されることを特徴とする。
第4の発明では、取付部の曲面部が段部を経ることなく基部の外周面と連続して形成されるので、荷重が基部から曲面部へ伝わり易く、角部に応力集中が起き難い。また、基部の外周面と取付部の平面部との間には段部が形成されるので、2つの平面部間の寸法は基部の外径よりも小さくてよい。したがって、シリンダボトムの強度を高めることができるとともに、取付部を小型化することができる。
本発明によれば、シリンダボトムの強度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの正面図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの背面図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの左側面図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの右側面図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの平面図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの底面図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダを前方下側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダを左後方下側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの一部断面図である。 シリンダチューブの斜視図である。 ボトム側フランジ部の周辺及びシリンダボトムの拡大斜視図である。 図1に示すA−A線に沿う断面図である。 図1に示すB−B線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態に係るシリンダボトムの断面図であり、図12に対応する。 本発明の他の実施形態に係るシリンダボトムの断面図であり、図13に対応する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。ここでは、作動流体として作動油が用いられる油圧シリンダについて説明するが、本実施形態は、作動水等の他の流体が用いられる流体圧シリンダに適用可能である。また、複動形の油圧シリンダに適用した例について説明するが、本実施形態は単動形の油圧シリンダにも適用可能である。
図1から図6は、それぞれ、本実施形態に係る油圧シリンダ100の正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図、底面図である。図7は油圧シリンダ100を前方下側から見た斜視図であり、図8は油圧シリンダ100を左後方下側から見た斜視図である。図9は、油圧シリンダ100の一部断面図である。
図1から図9に示すように、油圧シリンダ100は、シリンダチューブ10と、シリンダチューブ10の内部に摺動自在に収容されるピストン40と、ピストン40に連結されるピストンロッド50と、を備える。シリンダチューブ10の一端にはシリンダボトム20が設けられ、シリンダチューブ10の他端にはシリンダヘッド30が設けられる。
ピストンロッド50は、ピストン40からシリンダチューブ10の軸に沿って延びシリンダヘッド30を挿通し、シリンダチューブ10から突出する。シリンダヘッド30はピストンロッド50を摺動自在に支持する。
シリンダチューブ10の内部は、ピストン40によって、シリンダヘッド30側に位置するロッド側室11と、シリンダボトム20側に位置する反ロッド側室12と、に区画される。ロッド側室11はシリンダヘッド30に形成されるヘッド側給排ポート31に連通し、反ロッド側室12はシリンダチューブ10に形成されるボトム側給排ポート13に連通する。
ボトム側給排ポート13を通じて反ロッド側室12へ作動油が供給されることで、ピストン40及びピストンロッド50がシリンダヘッド30側へ移動し、油圧シリンダ100は伸長する。このとき、ロッド側室11内の作動油はヘッド側給排ポート31を通じてタンク(不図示)へ排出される。
ヘッド側給排ポート31を通じてロッド側室11へ作動油が供給されることで、ピストン40及びピストンロッド50がシリンダボトム20側へ移動し、油圧シリンダ100は収縮する。このとき、反ロッド側室12内の作動油はボトム側給排ポートを通じてタンクへ排出される。
シリンダボトム20には、シリンダチューブ10の軸に対して直交する方向に貫通するピン孔21が設けられる。また、ピストンロッド50の端部に設けられる取付部51には、ピストンロッド50の軸に対して直交する方向に貫通するピン孔52が設けられる。
ピン孔21,52は、油圧シリンダ100と他の機器との連結に用いられる。油圧シリンダ100が例えば油圧ショベルのブームの昇降に用いられる場合には、シリンダボトム20がピン孔21を挿通するピン(不図示)を介して油圧ショベルの旋回体に締結され、ピストンロッド50の取付部51がピン孔52を挿通するピン(不図示)を介してブームに締結される。
ブーム及び旋回体に連結された油圧シリンダ100は、伸縮することによりブームを旋回体に対して昇降させる。
シリンダボトム20は、ボルト60によりシリンダチューブ10に固定される。シリンダチューブ10へシリンダボトム20を固定する方法を、図10及び図11を参照して詳述する。
なお、シリンダヘッド30は、シリンダボトム20と同様に、ボルト70によりシリンダチューブ10に固定される。シリンダチューブ10へシリンダヘッド30を固定する方法は、シリンダチューブ10へシリンダボトム20を固定する方法とほぼ同じなので、ここではその説明を省略する。
図10は、シリンダチューブ10の斜視図である。図10に示すように、シリンダチューブ10は、筒状のチューブ14と、チューブ14の一端に設けられるボトム側フランジ部15と、チューブ14の他端に設けられるヘッド側フランジ部16と、を有する。ボトム側フランジ部15及びヘッド側フランジ部16は溶接によりチューブ14に結合される。ボトム側フランジ部15には圧力計測用のポート17が設けられる。
ボトム側フランジ部15には穴15aが設けられる。穴15aは、ボトム側フランジ部15の、チューブ14とは反対側の端面15bからシリンダチューブ10の軸に沿って延びる。穴15aの内周面には、ボルト60(図1から図9参照)のねじ溝に対応するねじ溝が形成される。
図11は、シリンダボトム20をシリンダチューブ10のボトム側フランジ部15から分離した状態のボトム側フランジ部15の周辺及びシリンダボトム20の拡大斜視図である。図11に示すように、シリンダボトム20は、シリンダチューブ10のボトム側フランジ部15に結合されるフランジ部22を有する。フランジ部22は、ボトム側フランジ部15の端面15bに接触する第1面22aと、第1面22aとは反対側の第2面22bと、第1面22aと第2面22bの間を貫通する複数の貫通孔22cと、を有する。
貫通孔22cはボトム側フランジ部15の穴15aの位置に対応する位置に形成される。締結部材としてのボルト60(図1から図9参照)が貫通孔22cを通して穴15aに螺合することにより、フランジ部22がボルト60によりボトム側フランジ部15に押し付けられる。その結果、フランジ部22がボトム側フランジ部15に結合され、シリンダボトム20がシリンダチューブ10に固定される。
なお、以下において、フランジ部22のうちボルト60により押される部分を、「被押圧部22d」と称する。フランジ部22が複数のボルト60によりボトム側フランジ部15に結合されるので、被押圧部22dは、フランジ部22に部分的に複数形成される。シリンダチューブ10に作用する引張荷重は、ボルト60を通じて被押圧部22dに伝わる。
シリンダボトム20は、フランジ部22からシリンダチューブ10の軸方向に突出する基部23と、基部23からシリンダチューブ10の軸方向に延びる取付部24と、を有する。取付部24にはピン孔21が形成され、取付部24が油圧ショベルといった機器に取付けられる。
図12は、図1に示すA−A線に沿う断面図である。なお、図12ではボルト60は省略されている。図11及び図12に示すように、基部23の外周面23aは円形状である。より具体的には、基部23は、シリンダチューブ10の軸と直交する断面23bが真円形状である。したがって、断面23bにおける基部23の中心23cから外周面23aまでの距離L1は、真円形状を有する断面23bの半径に相当し、基部23の全周に亘って一定である。
基部23の外周面23aが円形状であるので、基部23に角部がない。そのため、シリンダボトム20に引張荷重が作用しても、基部23に応力集中が起き難い。したがって、基部23の強度を高めることができる。
各被押圧部22dから基部23の外周面23aまでのそれぞれの距離L2は同一である。そのため、各被押圧部22dに作用する引張荷重はほぼ均等に基部23に伝わる。したがって、基部23において応力集中がより起き難い。
図13は、図1に示すB−B線に沿う断面図である。図11及び図13に示すように、取付部24は、基部23から互いに平行に延びる2つの平面部24aと、基部23から延び2つの平面部24aに隣接する2つの曲面部24bと、を有する。
取付部24は、平面部24aを有するので、シリンダチューブ10の軸と直交する断面24cが真円形状ではない。つまり、断面24cにおける取付部24の中心24dから平面部24aまでの距離L3は、取付部24の全周に亘って一定ではない。したがって、基部23と取付部24との間には段部26が部分的に形成される。つまり、平面部24aは、段部26を経て基部23の外周面23aに連続する。
基部23の外周面23aと取付部24の平面部24aとの間には段部26が形成されるので、2つの平面部24a間の寸法は基部23の外径よりも小さくてよい。したがって、シリンダボトム20の強度を高めることができるとともに、取付部24を小型化することができる。
曲面部24bは、断面24cにおける中心24dから曲面部24bまでの距離L4が2つの平面部24a間に亘って一定になるように形成される。つまり、中心24dは曲面部24bの曲率中心に相当し、距離L4は曲面部24bの曲率半径に相当する。
また、曲面部24bの曲率半径L4は基部23の半径L1(図12参照)と同一であり、曲面部24bは段部を経ることなく基部23の外周面23aに連続する。なお、本実施形態では、基部23の外周面は真円形状であるので、基部23の半径L1は基部23の曲率半径と同義である。
取付部24には平面部24aと曲面部24bとにより角部24eが形成されるが、曲面部24bが段部を経ることなく基部23の外周面23aに連続するので、シリンダボトム20に作用する引張荷重は基部23から曲面部24bへ伝わり易く、角部24eに応力集中が起き難い。したがって、取付部24の強度を高めることができる。
このように、本実施形態では、シリンダボトム20に引張荷重が作用しても、基部23及び取付部24において応力集中が起き難い。したがって、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
段部26はテーパー状に形成されていたり、段部26と平面部24aとの間の隅部24fが曲面状に形成されていたりしてもよいが、段部26が平面部24と直交し隅部24fが直角に形成されることが好ましい。段部26を平面部24と直交させ隅部24fを直角に形成することで、取付部24に取り付けられる部材(例えば油圧ショベルの旋回体の一部)との干渉を防止しつつ、シリンダボトム20をより小型化することができる。
次に、油圧シリンダ100の動作について、図9から図13を参照して説明する。
ボトム側給排ポート13を通じて反ロッド側室12へ作動油が供給されると、ピストン40及びピストンロッド50がシリンダヘッド30側へ移動し、油圧シリンダ100は伸長する。このとき、ロッド側室11内の作動油はヘッド側給排ポート31を通じて排出される。
ヘッド側給排ポート31を通じてロッド側室11に作動油が供給されると、ピストン40及びピストンロッド50がシリンダボトム20側へ移動し、油圧シリンダ100は収縮する。このとき、反ロッド側室12内の作動油はボトム側給排ポート13を通じて排出される。
油圧シリンダ100と連結される機器が何らかの原因により動かない場合、ロッド側室11内の作動油の圧力が上昇しても、油圧シリンダ100は収縮しない。作動油の圧力は油圧シリンダ100を収縮させるように油圧シリンダ100に作用するので、シリンダチューブ10、シリンダボトム20及びシリンダヘッド30には引張荷重が作用する。
シリンダボトム20はボルト60によりシリンダチューブ10に固定されるので、シリンダチューブ10に作用する引張荷重は、ボルト60を通じてシリンダボトム20に伝わる。特に、ボルト60はフランジ部22の被押圧部22dに接触するので、引張荷重はフランジ部22の被押圧部22dに作用する。
被押圧部22dに作用する引張荷重は、フランジ部22を伝わって基部23に作用する。基部23の外周面23aが円形状であり、基部23に角部がないので、シリンダボトム20に引張荷重が作用しても、基部23に応力集中が起き難い。
基部23に作用する引張荷重は、取付部24に伝わる。取付部24には平面部24aと曲面部24bとにより角部24eが形成されるが、曲面部24bが段部を経ることなく基部23の外周面23aに連続するので、引張荷重は基部23から曲面部24bへ伝わり易く、角部24eに応力集中が起き難い。
このように、本実施形態では、シリンダボトム20に引張荷重が作用しても、基部23及び取付部24において応力集中が起き難い。したがって、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
また、各被押圧部22dから基部23の外周面23aまでのそれぞれの距離L2が同一であるので、各被押圧部22dに作用する引張荷重はほぼ均等に基部23に伝わる。したがって、基部23において応力集中が起き難く、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
なお、本実施形態では、シリンダボトム20とシリンダチューブ10とがボルト60により結合されるが、フランジ部22とボトム側フランジ部15との溶接によりシリンダボトム20がシリンダチューブ10に固定されていてもよい。
また、締結部材はボルト60に限られず、クランプといった部材を締結部材として用いることもできる。
以上では、基部23の外周面23aが真円形状である形態を説明したが、「円形状」は、真円形状に限られず、半径が一様でない形状(例えば楕円形状)も含む。以下、図14及び図15を参照して、基部23の外周面23が楕円形状である形態を説明する。
図14は、他の実施形態に係る油圧シリンダ100の断面図であり、図1に示すA−A線に沿う断面図に対応する。図15は、他の実施形態に係る油圧シリンダ100の断面図であり、図1に示すB−B線に沿う断面図に対応する。なお、図14では、ボルト60は省略されている。
図14及び図15に示される例では、基部23は、シリンダチューブ10の軸と直交する断面23bが楕円形状であり、基部23に角部がない。そのため、シリンダボトム20に引張荷重が作用しても、基部23に応力集中が起き難い。したがって、基部23の強度を高めることができる。
各被押圧部22dから基部23の外周面23aまでのそれぞれの距離L2が同一である。そのため、各被押圧部22dに作用する引張荷重はほぼ均等に基部23に伝わる。したがって、基部23において応力集中がより起き難い。
曲面部24bの曲率半径L4は基部23の対応する曲率半径L1と同一であり、曲面部24bは段部を経ることなく基部23の外周面23aに連続する。取付部24には平面部24aと曲面部24bとにより角部24eが形成されるが、曲面部24bが段部を経ることなく基部23の外周面23aに連続するので、引張荷重は基部23から曲面部24bへ伝わり易く、角部24eに応力集中が起き難い。したがって、取付部24の強度を高めることができる。
このように、基部23の外周面23aが真円形状以外の円形状(例えば楕円形状)であっても、基部23及び取付部24において応力集中が起き難い。したがって、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
以上の本実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
基部23の外周面23aが円形状であるので、基部23に角部がなく、基部23に応力集中が起き難い。取付部24の曲面部24bの曲率半径L4が基部23の曲率半径L1と同一であるので、曲面部24bは段部を経ることなく基部23の外周面23aに連続する。そのため、引張荷重は基部23から曲面部24bへ伝わり易く、角部24eに応力集中が起き難い。したがって、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
各被押圧部22dから基部23の外周面23aまでのそれぞれの距離L2が同一であるので、各被押圧部22dに作用する引張荷重はほぼ均等に基部23に伝わる。したがって、基部23において応力集中が起き難く、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
段部26と平面部24aとの間の隅部24fは、第1実施形態と同様に、直角に形成されることが好ましい。隅部24fを直角に形成することで、取付部24に取り付けられる部材との干渉を防止しつつ、シリンダボトム20をコンパクト化することができる。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
本実施形態では、油圧シリンダ100は、シリンダチューブ10と、シリンダチューブ10の一端に設けられるシリンダボトム20と、を備え、シリンダボトム20は、シリンダチューブ10に結合されるフランジ部22と、フランジ部22からシリンダチューブ10の軸方向に突出し、外周面23aが円形状である基部23と、基部23からシリンダチューブ10の軸方向に延び他の機器に取付けられる取付部24と、を有し、取付部24は、基部23から互いに平行に延びる2つの平面部24aと、基部23から延び2つの平面部24aに隣接する2つの曲面部24bと、を有し、曲面部24bは、局率半径L4が基部23の曲率半径L1と同一であることを特徴とする。
この構成では、基部23の外周面23aが円形状であるので、基部23に角部がなく、基部23に応力集中が起き難い。曲面部24bの曲率半径L4が基部23の曲率半径L1と同一であるので、曲面部24bは段部を経ることなく基部23の外周面23aに連続する。そのため、引張荷重は基部23から曲面部24bへ伝わり易く、角部24eに応力集中が起き難い。したがって、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
また、本実施形態では、シリンダチューブ10とフランジ部22とは複数のボルト60により結合され、フランジ部22におけるボルト60により押される被押圧部22dから基部23の外周面23aまでのそれぞれの距離L2が同一であることを特徴とする。
この構成では、各被押圧部22dから基部23の外周面23aまでのそれぞれの距離L2が同一であるので、各被押圧部22dに作用する引張荷重はほぼ均等に基部23に伝わる。したがって、基部23において応力集中が起き難く、シリンダボトム20の強度を高めることができる。
また、本実施形態では、基部23の外周面23aは、真円形状に形成されることを特徴とする。
この構成では、基部23の外周面23aが真円形状に形成されるので、基部23において応力集中が起き難い。したがって、シリンダボトム20の強度をより高めることができる。
また、本実施形態では、取付部24の曲面部24bが段部を経ることなく基部23の外周面23aと連続して形成され、基部23の外周面23aと取付部24の平面部24aとの間には段部26が形成されることを特徴とする。
この構成では、取付部24の曲面部24bが段部を経ることなく基部23の外周面23aと連続して形成されるので、荷重が基部23から曲面部24bへ伝わり易く、角部24eに応力集中が起き難い。また、基部23の外周面23aと取付部24の平面部24aとの間には段部26が形成されるので、2つの平面部24a間の寸法は基部23の外径よりも小さくてよい。したがって、シリンダボトム20の強度を高めることができるとともに、取付部24を小型化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
10・・・シリンダチューブ、20・・・シリンダボトム、22・・・フランジ部、22d・・・被押圧部、23・・・基部、23a・・・外周面、24・・・取付部、24a・・・平面部、24b・・・曲面部、26・・・段部、60・・・ボルト(締結部材)、100・・・油圧シリンダ(流体圧シリンダ)

Claims (4)

  1. シリンダチューブと、
    前記シリンダチューブの一端に設けられるシリンダボトムと、を備え、
    前記シリンダボトムは、
    前記シリンダチューブに結合されるフランジ部と、
    前記フランジ部から前記シリンダチューブの軸方向に突出し、外周面が円形状である基部と、
    前記基部から前記軸方向に延び他の機器に取付けられる取付部と、を有し、
    前記取付部は、前記基部から互いに平行に延びる2つの平面部と、前記基部から延び前記2つの平面部に隣接する2つの曲面部と、を有し、
    前記曲面部は、局率半径が前記基部の曲率半径と同一であることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 前記シリンダチューブと前記フランジ部とは複数の締結部材により結合され、
    前記フランジ部における前記締結部材により押される被押圧部から前記基部の前記外周面までのそれぞれの距離が同一であることを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 前記基部の外周面は、真円形状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 前記取付部の曲面部は、段部を経ることなく前記基部の外周面と連続して形成され、
    前記基部の外周面と前記取付部の平面部との間には段部が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の流体圧シリンダ。
JP2015165703A 2015-08-25 2015-08-25 流体圧シリンダ Active JP6097799B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165703A JP6097799B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 流体圧シリンダ
KR1020187008055A KR102561078B1 (ko) 2015-08-25 2016-08-10 유체압 실린더
PCT/JP2016/073649 WO2017033755A1 (ja) 2015-08-25 2016-08-10 流体圧シリンダ
CN201680048951.3A CN107923420B (zh) 2015-08-25 2016-08-10 流体压缸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165703A JP6097799B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 流体圧シリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017044238A JP2017044238A (ja) 2017-03-02
JP6097799B2 true JP6097799B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=58099988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015165703A Active JP6097799B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 流体圧シリンダ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6097799B2 (ja)
KR (1) KR102561078B1 (ja)
CN (1) CN107923420B (ja)
WO (1) WO2017033755A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021025607A (ja) * 2019-08-07 2021-02-22 ナブテスコ株式会社 流体アクチュエータ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639603U (ja) * 1979-09-04 1981-04-13
JP2892312B2 (ja) * 1996-06-10 1999-05-17 カヤバ工業株式会社 シリンダのボトム部材装着方法
JP2001116010A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Kayaba Ind Co Ltd パワーパッケージ
JP5308961B2 (ja) * 2009-08-27 2013-10-09 カヤバ工業株式会社 流体圧シリンダ
JP5479938B2 (ja) * 2010-02-15 2014-04-23 カヤバ工業株式会社 流体圧シリンダ
JP5621091B2 (ja) * 2010-05-19 2014-11-05 Smc株式会社 流体圧機器
JP5789456B2 (ja) * 2011-09-06 2015-10-07 カヤバ工業株式会社 流体圧シリンダ
JP5757976B2 (ja) * 2013-06-12 2015-08-05 株式会社コガネイ 流体圧シリンダ
DE102013221082A1 (de) * 2013-10-17 2015-04-23 Robert Bosch Gmbh Hydrozylinder
CN104747528A (zh) * 2014-07-23 2015-07-01 施周平 一种液压油缸

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180043327A (ko) 2018-04-27
JP2017044238A (ja) 2017-03-02
CN107923420B (zh) 2020-02-14
CN107923420A (zh) 2018-04-17
KR102561078B1 (ko) 2023-07-28
WO2017033755A1 (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2893693C (en) Boom apparatus with protective barrier for flexible line
EP2924329A1 (en) Clamp for connecting pipes and pipe coupler comprising same
US20150369396A1 (en) Pipe supporting device for construction machine
JP6097799B2 (ja) 流体圧シリンダ
KR20170013868A (ko) 유체압 실린더용 센서 부착 장치
JP6070213B2 (ja) 流体圧シリンダの配管固定具及びその製造方法
KR101111717B1 (ko) 파이프 연결 조인트 구조
JP5308961B2 (ja) 流体圧シリンダ
JP2022002958A (ja) 作業車のアウトリガ装置
JP4587107B2 (ja) 流体圧シリンダにおけるピストン組立体
JP2017194088A (ja) 耐圧機器及び流体圧シリンダ
CN109185295A (zh) 一种角铁连接结构
KR100917416B1 (ko) 강관 트러스 십자형 접합구조
CN209414341U (zh) 一种角铁连接结构
JP5993773B2 (ja) 流体圧シリンダの配管固定具
WO2016098619A1 (ja) 耐圧機器
JP2015510093A (ja) ピストン保持装置および方法
CN109268362A (zh) 一种圆管连接结构
JP2009174718A (ja) ロッドの安全装置が備えられた油圧シリンダ
FR3090860B1 (fr) Rotor pour capteur inductif de déplacement angulaire
JP2002061609A (ja) シリンダの結合構造及びシリンダの結合方法
KR101188035B1 (ko) 유체압 실린더
KR20090095188A (ko) 밸브 연결관 조립이 용이한 분배관 구조
JP6233364B2 (ja) 伸縮ビーム、およびシリンダ装置の固定部材
KR20230027496A (ko) 버켓 유압입력 구조체

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161220

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161220

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170220

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6097799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350