JP6096612B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏面側の所定の排出位置へと誘導する球通路を備えた遊技機に関する。
従来より、図9(A)に示す様に、入賞口に入賞した遊技球を機外へと排出するため、遊技盤裏面に装着される基板ケースと一体形成された箱枠状の球通路を備えた遊技機が知られている(特許文献1)。
また、図9(B)に示す様に、上部の開閉役物の入球口から下部の開閉役物の入球口の直上へと遊技球を導くための管状の球通路を備えた遊技機も知られている(特許文献2)。
さらに、図9(C)に示す様に、遊技盤に貫設された貫通孔を介して流入した遊技球を所要位置まで誘導するフレキシブル管を備えた遊技機も知られている(特許文献3)。
実用新案登録第3058765号公報(図6) 特開2006−034533号公報(図3) 特開2000−342808号公報(図1〜図3)
こうした球通路は、遊技盤に取り付けられる液晶表示装置のサイズの変更、可動体の機構の変更、入賞口の位置の変更等といった盤面構成の変更に伴って、その都度変更する必用がある。
特許文献3のフレキシブル管を用いる技術では、こうした設計変更への対応は比較的容易ではあるが、フレキシブル管が潰れない様に曲率半径を大きくして下方に屈曲させる必用があるため、全体として後方に大きく飛び出し、フレキシブル管自体が遊技盤の背面の構造に対する制限要素となってしまう。
そこで、本発明は、遊技盤の設計変更に対して柔軟に対応でき、かつ、それ自体が遊技盤設計上の制限要素となり難い球通路を備えた遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏面側の所定の排出位置へと誘導する球通路を備えた遊技機において、以下の構成を備えたことを特徴とする。
(1)前記球通路は、前記入賞口と前記排出位置との間において、上端及び下端を遊技盤の裏面に沿う方向に向けて設置された可撓性チューブを備えていること。
(2)前記可撓性チューブは、内部を透視できる合成樹脂素材によって形成されていること。
本発明の遊技機によれば、入賞口と排出位置との間を可撓性チューブとしたので、盤面構成の変更があった場合も、球通路を容易に変更することが可能となる。また、本発明の遊技機では、この可撓性チューブを、上端及び下端を遊技盤の裏面に沿う方向に向けて設置する構成としたので、可撓性チューブを後方に大きく屈曲する必用がなく、遊技盤設計上の制限要素とならない。よって、遊技盤の盤面構成の変更に対して適切な球通路の設置を容易に実施することができる。
また、可撓性チューブの内部を透視できることにより、製造工程において遊技球の流れを確認する作業を容易に実施でき、遊技球の流れを妨げたりしない様に設置する作業を容易に実施できる。また、合成樹脂素材で製造された可撓性チューブは全体として連続した円弧状に湾曲されるので、設置に際して他の部品との干渉を避ける様に曲がりを形成しても、潰れない様に曲げることが容易であり、内面に引っ掛かり部分が生じない球通路とすることができる。特に、内面平滑なチューブとし、フッ素系合成樹脂の様に、耐摩耗性が高く、遊技球を滑らせ易い素材を用いるとよい。なお、内部を透視可能とするに当たっては、透明に限らず、半透明としても構わない。
また、これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3)入り口を前記入賞口の背後に臨ませ、遊技球を当該入り口から後方に導いた後に下方に導く誘導路を有する遊技球案内部を備えると共に、前記可撓性チューブは、前記遊技球案内部の下方に向かう誘導路に連続して下方に伸びる様に設置されていること。
入り口を入賞口の背後に臨ませた遊技球案内部を備えることにより、可撓性チューブによる球通路を正確な入り口位置を有する様に設置する作業を容易に実施できる。そして、この遊技球案内部が入り口から後方に導いた後に下方に導く誘導路を備えることにより、可撓性チューブの上端を遊技盤の裏面に沿わせつつ、遊技盤裏面との間に適度な隙間を形成することができる。従って、可撓性チューブの設置についての自由度を高めると共に、入り口を正確に設置することができる。
この場合、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(4)前記遊技球案内部が前記誘導路に連続して下方に伸びる下向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その上端部を前記下向き筒部に外嵌させる様にして前記遊技球案内部に対して下方から装着されていること。
かかる構成を採用することにより、遊技球案内部の誘導路から可撓性チューブへと連続する部分を通過する遊技球が衝突する様な下流側での内側への出っ張りを形成することなく可撓性チューブを遊技球案内部に対して装着することができる。よって、遊技球をスムーズに排出位置へと落下させることができる。
この場合、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(5)前記下向き筒部は、根元に外側に飛び出す段部を有すると共に、下端に向かって肉厚が徐々に減少されていること。
下向き筒部の根元の段部が可撓性チューブの上端位置を規制し、装着作業における位置決めを容易に行うことができる。また、下向き筒部を下端に向かって肉厚が徐々に減少されたものとすることで、例えば、内面側の径を徐々に広げる様に肉厚減少させることで、下向き筒部と可撓性チューブの連続部分での内径の変化量を小さくすることができる。逆に、下向きつつ部の外面側の径を徐々に小さくなる様に肉厚減少させることで、下向き筒部に対して可撓性チューブを装着し易くすることができる。
これら遊技球案内部を備える場合、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(6)前記遊技球案内部には、前記下向き筒部の上端付近において遊技球を検知する検知スイッチが備えられていること。
遊技球案内部の下向き筒部の上端付近に検知スイッチを備えることにより、遊技球が可撓性チューブに至る前に正確にカウントすることができる。ここで、遊技球案内部を合成樹脂射出成形による一体成形品、あるいは合成樹脂射出成形部品を組み立てた組立体としておけば、検知スイッチの設置が容易となり、検知位置を正確に設定することができる。この場合、下向き筒部を備え、その根元に外側に広がる段部を有するものにあっては、当該段部の付近に検知スイッチを設置する様に構成すれば、遊技球案内部をコンパクトに設計できると共に検知スイッチの設置位置が安定する。この結果、遊技盤の盤面変更に対して、遊技球案内部をコンパクトな汎用部品化することも可能となる。
また、遊技球案内部を備えた遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(7)前記可撓性チューブの下端部には、当該可撓性チューブの下端開口を前記排出位置に臨ませる様に位置決めする球出口部材が備えられていること。
かかる構成をも採用することにより、可撓性チューブによる球通路の下端側の位置決めを正確かつ容易に実行することができる。なお、球通路を複数有する遊技機にあっては、球出口部材は、個々の球通路の個々の可撓性チューブ毎に設けるとよい。可撓性チューブの設置の自由度が高くなり、互いに重なり合わない様に適切な配置を容易に実施することができる。
この場合、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(8)前記球出口部材が上方に伸びる上向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その下端部を前記上向き筒部に内嵌させる様にして前記球出口部材に対して上方から装着されていること。
かかる構成を採用することにより、可撓性チューブをしっかりと装着できると共に上向き筒部の上端が内側への出っ張りを形成することがない。よって、遊技球をスムーズに排出位置へと落下させることができる。
この場合、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(9)前記球出口部材は、前記上向き筒部の根元に内側に向かう段部を有し、該段部は、前記上向き筒部に装着された前記可撓性チューブの内面よりも内側に飛び出さない寸法とされていること。
上向き筒部の根元の段部で可撓性チューブの下端位置を規定できると共に、段部はチューブの内面よりも内側に飛び出さない寸法なので、遊技球の流れを妨げることがない。
これら遊技球案内部及び球出口部材を備えた遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(10)前記可撓性チューブは、前記遊技球案内部から前記球出口部材に向かう間に上昇部を形成しない様に蛇行させて設置されていること。
可撓性チューブを蛇行させることで遊技球の落下速度を減速気味にコントロールすることもでき、遊技球案内部から球出口部材に向かう間に上昇部を形成しない様に蛇行させることで、遊技球が留まる様なトラップ構造を避けることができる。
この場合、さらに、以下の様に構成するとよい。
(11)前記遊技盤の裏面には、当該遊技盤側に伸びる枠部を有する裏ユニットが取り付けられ、前記遊技球案内部及び前記球出口部材は前記裏ユニットの前面側に取り付けられ、前記可撓性チューブは、前記裏ユニットの枠部の内側に位置する様に、前記遊技球案内部と前記球出口部材との間に装着されていること。
かかる構成を備えることにより、蛇行する様に設置した可撓性チューブは裏ユニットの枠部の内側に収まり、裏ユニットの裏面側に取り付けられる種々の基板等の設置に対して影響を与えない。また、遊技球案内部及び球出口部材を裏ユニットの前面側に取り付けるので、これら遊技球案内部及び球出口部材も枠部の内側に収まる。そして、これら遊技球案内部及び球出口部材は、入賞口や排出位置の変更に伴って裏ユニット側の取付ネジ孔等を変更するだけで正確な位置に設置することができる。
上記目的を達成するためになされた遊技機は、次の様に構成することもできる。
即ち、入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏面側の所定の排出位置へと誘導する球通路を備えた遊技機において、以下の構成を備えたことを特徴とする遊技機。
(21A)前記球通路として、入り口を前記入賞口の背後に臨ませ、遊技球を当該入り口から後方に導いた後に下方に導く誘導路を有する遊技球案内部と、当該遊技球案内部の下方に向かう誘導路に連続して下方に伸びる様に設置された可撓性チューブと、前記可撓性チューブの下端開口を前記排出位置に臨ませる様に位置決めする球出口部材とを備えていること。
(21B)前記遊技盤の裏面には、当該遊技盤側に伸びる枠部を有する裏ユニットが取り付けられ、前記遊技球案内部及び前記球出口部材は前記裏ユニットの前面側に取り付けられ、前記可撓性チューブは、前記裏ユニットの枠部の内側に位置する様に、前記遊技球案内部と前記球出口部材との間に装着されていること。
さらに、以下の構成をも備えている遊技機。
(22A)前記遊技球案内部が前記誘導路に連続して下方に伸びる下向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その上端部を前記下向き筒部に外嵌させる様にして前記遊技球案内部に対して下方から装着されていること。
(22B)前記球出口部材が上方に伸びる上向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その下端部を前記上向き筒部に内嵌させる様にして前記球出口部材に対して上方から装着されていること。
(22C)前記可撓性チューブは、前記遊技球案内部から前記球出口部材に向かう間に上昇部を形成しない様に設置されていること。
さらに、以下の構成をも備えている遊技機。
(23A)前記下向き筒部は、根元に外側に飛び出す段部を有すると共に、下端に向かって肉厚が徐々に減少されていること。
(23B)前記球出口部材は、前記上向き筒部の根元に内側に向かう段部を有し、該段部は、前記上向き筒部に装着された前記可撓性チューブの内面よりも内側に飛び出さない寸法とされていること。
さらに、以下の構成をも備えている遊技機。
(24)前記遊技球案内部には、前記下向き筒部の上端付近において遊技球を検知する検知スイッチが備えられていること。
本発明によれば、遊技盤の設計変更に対して柔軟に対応でき、かつ、それ自体が遊技盤設計上の制限要素となり難い球通路を備えた遊技機を提供することができる。
実施例1としての羽根物タイプのパチンコ機を示し、(A)は遊技盤を取り外した状態の斜視図、(B)は正面図、(C)は分解斜視図である。 実施例1のパチンコ機を示し、(A)は遊技盤の正面図、(B),(C)は要部の斜視図である。 実施例1のパチンコ機における球通路を示し、(A)は縦断面図、(B)は斜視図である。 羽根物タイプのパチンコ機において遊技盤の盤面構成の変更に伴う球通路の設置例を示し、(A),(B)は遊技盤の正面図、(C),(D)は裏ユニット正面から見た球通路設置状況の説明図である。 実施例2としての普通機タイプのパチンコ機を示し、(A)は遊技盤の正面図、(B)は裏ユニット正面から見た球通路設置状況の説明図である。 実施例3としての普通機タイプのパチンコ機を示し、(A)は遊技盤の正面図、(B)は裏ユニット正面から見た球通路設置状況の説明図である。 実施例4としてのデジパチタイプのパチンコ機における球通路の設置状況を示す説明図である。 実施例5としてのデジパチタイプのパチンコ機を示し、(A)は遊技盤の正面図、(B)は裏ユニット正面から見た球通路設置状況の説明図である。 従来技術の説明図である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
[1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機を、図面に基づき詳細に説明する。なお実施例において「左」又は「右」とは、パチンコ機の表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示すものとする。まず本実施形態のパチンコ機の基本的構成を簡単に説明する。
実施例1のパチンコ遊技機Pは、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤1、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F及び打球発射装置Gを備えている。外枠Aはパチンコ機Pの外郭を構成する縦長方形の枠である。中枠Bは、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の枠であって、外枠Aの前面側に開閉可能かつ着脱可能に組み付けられる。遊技盤1は、中枠(遊技盤取付枠)Bの開口部に取り付けられる。前枠Dは遊技盤1の透視保護窓であって、施錠装置Hの操作によって開閉可能な様に中枠Bの前面側に組み付けられる。上の球受け皿Eは、貸し球や賞球の受け皿で、本実施例においては前枠Dの下部と一体に構成されてる。従って、前枠Dを中枠Bに対して開閉するときに上の球受け皿Eも共に開閉される。下の球受け皿Fは、上の球受け皿Eが一杯になったときに排出される遊技球や打ち損じの遊技球等を受ける受け皿であって、中枠Bの下部に固定されている。打球発射装置Gは、上の球受け皿Eから発射レールに送り込まれた遊技球をハンドル操作に対応する強さで打ち出すための装置であって、中枠Bの右下部に装備される。
中枠Bは、上縁をなす上枠部材B1と、下縁をなし打球発射装置G等が設置された下枠部材B2と、左側縁をなす左枠部材B3と、右側縁をなす右枠部材B4とから構成されて、これら上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に、全体が外枠Aの開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に開口する開口部分が、遊技盤1を設置する遊技盤保持部B5として機能する。ここで、中枠Bは、外枠Aの左上端部及び左下端部に設けられた支軸を介して枢支され、左側端部を中心として中枠Bを回転させることで外枠Aに対して中枠Bを開閉し得るようになっている。
[2 遊技盤の概要]
本実施例において、遊技盤1はベニヤで構成され、図2に示す様に、羽根物タイプのセンター役物10を取り囲む様に形成された遊技領域2の下部に取り付けられた始動入賞口31〜33と、左右の装飾体40,50と、下部装飾体60と、障害釘や風車などを備えている。この左右の装飾体40,50には普通入賞口34,35が備えられ、下部装飾体60の左右にも普通入賞口36,37が備えられている。また、センター役物10自体も入賞口として機能する。遊技盤1の裏面には、これら入賞口31〜37及びセンター役物10と連絡して球通路を設置した裏ユニット70が取り付けられている。
本実施例においては、左右の装飾体40,50に設けられた普通入賞口34,35の球通路100として、図2(B),(C)及び図3に示す様に、遊技盤1の裏面に取り付けられる裏ユニット70の前面側にネジ止め固定される遊技球案内部110、球出口部材120及びこれら間を連結する透明なフッ素系の軟質合成樹脂製の可撓性チューブ130を備えている。遊技球案内部110及び球出口部材120は、合成樹脂成形部品の組立体となっている。また、可撓性チューブ130は内径12〜13φで内面平滑とされている。
遊技球案内部110は、その入り口111を普通入賞口34,35の背後に臨ませ、遊技球を入り口111から後方に導いた後に下方に導く誘導路112を有する。この誘導路112には、連続して下方に伸びる下向き筒部113が一体形成され、可撓性チューブ130は、その上端部を下向き筒部113に外嵌させる様にして遊技球案内部110に対して下方から装着されている。
遊技球案内部110の下向き筒部113は、根元に外側に飛び出す外向き段部114を有すると共に、内径同一のままで下端に向かって肉厚が徐々に減少され、上端から下端に向かって外径が減少する様にテーパした外面を有している。また、遊技球案内部110には、下向き筒部113の上端付近において遊技球を検知する検知スイッチ115が備えられている。
球出口部材120は、可撓性チューブ130の下端開口を排出位置に臨ませる様に位置決めするための部品であって、上方に伸びる上向き筒部121を有する。可撓性チューブ130は、その下端部を上向き筒部121に内嵌させる様にして球出口部材120に対して上方から装着されている。
また、球出口部材120は、上向き筒部121の根元に内側に向かう内向き段部122を有している。この内向き段部122は、上向き筒部121に装着された可撓性チューブ130の内面よりも内側に飛び出さない寸法とされている。
可撓性チューブ130は、遊技球案内部110から球出口部材120に向かう間に上昇部を形成しない様に蛇行させて設置される。裏ユニット70は、遊技盤1側に伸びる枠部71を有し、遊技球案内部110、球出口部材120及び可撓性チューブ130は、この枠部71の内側に位置する様に装着される。
実施例1によれば、入賞口と排出位置との間を可撓性チューブ130で連絡する構成としたので、図4に例示する様に、遊技盤1と遊技盤2で盤面構成の変更があった場合も、球通路100を容易に変更することが可能である。また、可撓性チューブ130を、上端及び下端を遊技盤1の裏面に沿う方向に向けて設置する構成としたので、可撓性チューブ130を後方に大きく屈曲する必用がなく、遊技盤設計上の制限要素とならない。よって、遊技盤1の盤面構成の変更に対して適切な球通路100の設置を容易に実施することができる。
また、可撓性チューブ130の内部が透視できるから、製造工程において遊技球の流れを確認する作業を容易に実施できる。この結果、可撓性チューブ130をどの様に取り回したら遊技球の流れを妨げたりしないかを確認しつつ設置作業を行うことも容易である。また、合成樹脂素材で製造された可撓性チューブ130は全体として連続した円弧状に湾曲されるので、設置に際して他の部品との干渉を避ける様に曲がりを形成しても、潰れない様に曲げることが容易であり、内面に引っ掛かり部分が生じない球通路100とすることができる。特に、本実施例は、内面平滑なフッ素系合成樹脂製のチューブを採用しているので、耐摩耗性が高く、遊技球を滑らせ易い。
また、入り口111を入賞口34,35の背後に臨ませた遊技球案内部110を備えることにより、可撓性チューブ130を用いていても球通路100を正確な入り口位置を有する様に設置する作業を容易に実施できる。そして、この遊技球案内部110が入り口111から後方に導いた後に下方に導く誘導路112を備えることにより、遊技盤1の裏面から離して可撓性チューブ130を接続することができる。この結果、可撓性チューブ130の上端を遊技盤1の裏面に沿わせつつ、遊技盤1の裏面との間に適度な隙間を形成する様に装着することができる。従って、可撓性チューブ130の設置についての自由度を高めると共に、入り口111を正確に設置させることもできている。
さらに、可撓性チューブ130は、その上端部を下向き筒部113に外嵌させる様にして遊技球案内部110に対して下方から装着されているので、遊技球案内部110の誘導路113から可撓性チューブ130へと連続する部分を通過する遊技球が衝突する様な下流側での内側への出っ張りを形成することなく可撓性チューブ130を遊技球案内部110に対して装着することができる。よって、遊技球をスムーズに排出位置へと落下させることができる。
なお、下向き筒部113の根元の外向き段部114が可撓性チューブ130の上端位置を規制し、装着作業における位置決めを容易に行うこともできる。また、下向き筒部113を下端に向かって外面側の径を徐々に小さくなる様に肉厚減少させているので、下向き筒部113に対して可撓性チューブ130を装着し易くなっている。
そして、遊技球案内部110は、その下向き筒部113の上端付近に検知スイッチ115を備えているので、遊技球が可撓性チューブ130に至る前に正確にカウントすることができる。なお、遊技球案内部110は、合成樹脂射出成形部品を組み立てた組立体であるから、検知スイッチ115を正確な検知位置に装着することができる。
本実施例では、下向き筒部113の根元の外向き段部114の付近に検知スイッチ115を設置しているので、遊技球案内部110をコンパクトに設計できると共に検知スイッチ115の設置位置が安定している。この結果、遊技盤1の盤面変更に対して、図4に例示する様に、遊技球案内部110をコンパクトな汎用部品化することが可能となっている。
また、可撓性チューブ130の下端部には、その下端開口を排出位置に臨ませる様に位置決めする球出口部材120が備えられているから、可撓性チューブ130を用いていても球通路100の下端側の位置決めを正確かつ容易に実行することができる。実施例1では、球出口部材120を、個々の球通路の個々の可撓性チューブ毎に設けているので、可撓性チューブ130の設置の自由度が高くなり、互いに重なり合わない様に適切な配置を容易に実施することができる。
さらに、球出口部材120が上向き筒部121を有し、可撓性チューブ130は、その下端部を上向き筒部121に内嵌させる様にして球出口部材120に対して上方から装着されているから、可撓性チューブ130をしっかりと装着できると共に上向き筒部121の上端が内側への出っ張りを形成することがない。よって、遊技球をスムーズに排出位置へと落下させることができる。
加えて、球出口部材120は、上向き筒部121の根元に内向き段部122を有するから、上向き筒部121の根元の段部122で可撓性チューブ130の下端位置を規定できる。また、内向き段部122はチューブの内面よりも内側に飛び出さない寸法なので、遊技球の流れを妨げることもない。
そして、可撓性チューブ130は、遊技球案内部110から球出口部材120に至る間に蛇行させているから遊技球の落下速度を減速気味にコントロールすることもでき、遊技球案内部110から球出口部材120に向かう間に上昇部を形成しない様に蛇行させているから、遊技球が留まる様なトラップ構造も避けることができている。
また、本実施例では、板部材(遊技盤1)と前方へ伸びる枠部71を有する裏ユニット70で盤を構成し、遊技球案内部110及び球出口部材120を裏ユニット70の前面側に取り付け、可撓性チューブ130は、裏ユニット70の枠部71の内側に位置する様に遊技球案内部110と球出口部材120との間に装着されているから、蛇行する様に設置した可撓性チューブ130は裏ユニット70の枠部71の内側に収まり、裏ユニット70の裏面側に取り付けられる種々の基板等の設置に対して影響を与えない。また、遊技球案内部110及び球出口部材120を裏ユニット70の前面側に取り付けるので、これら遊技球案内部110及び球出口部材120も枠部71の内側に収まる。そして、これら遊技球案内部110及び球出口部材120は、入賞口36,37や排出位置の変更に伴って裏ユニット70側の取付ネジ孔等を変更するだけで正確な位置に設置することができる。
実施例2は、いわゆる普通機と呼ばれるタイプのパチンコ遊技機に本発明を適用した例である。図5に示す様に、遊技盤201の遊技領域203に、左上チューリップ式入賞装置211と、その直下に位置する左中チューリップ式入賞装置212と、さらにその直下に位置する左下普通入賞装置213と、さらにその右下方に位置する左下チューリップ式入賞装置214とが設けられている。また、遊技領域203の右側領域には、右上チューリップ式入賞装置215と、その直下に位置する右中チューリップ式入賞装置216と、さらにその直下に位置する右下普通入賞装置217と、さらにその左下方に位置する右下チューリップ式入賞装置218とが設けられている。さらに、遊技領域203の中央部には、中央入賞装置230が取り付けられている。この中央入賞装置230の直下には、中央上チューリップ式入賞装置221と、その直下に位置する中央下チューリップ式入賞装置222とが備えられている。また、中央入賞装置230の直上に位置する天位置普通入賞装置223も備えられている。
実施例2においては、左上チューリップ式入賞装置211、左中チューリップ式入賞装置212、左下普通入賞装置213、左下チューリップ式入賞装置214と、右上チューリップ式入賞装置215、右中チューリップ式入賞装置216、右下普通入賞装置217、右下チューリップ式入賞装置218とに関して、実施例1と同様の遊技球案内部110を各入賞装置の背後に入り口111が臨む様に裏ユニット270に設置している。そして、球出口部材140を左4個、右4個の遊技球案内部110に対して各1個ずつ裏ユニット270の下部に設置してある。
遊技球案内部110及び可撓性チューブ130は、実施例1と同じである。一方、球出口部材140は、幅広の本体141の上部に4本の上向き筒部142を備えたものとなっている。
実施例3も普通機と呼ばれるタイプのパチンコ遊技機に本発明を適用した例である。図6に示す様に、遊技盤301の遊技領域303には、左側落とし位置、右側落とし位置に各1個のチューリップ式入賞装置311,312と、中央中程から上、中、下と縦一列に配置された3個のチューリップ式入賞装置313〜315とが備えられている。また、縦一列に配置されたチューリップ式入賞装置313〜315の直上位置、左肩位置及び右肩位置には、それぞれチャッカー入賞口321〜323が備えられている。また、中央のチャッカー入賞口321の上方には、滞留用役物330が備えられている。この滞留用役物330は、左右の側面に、遊技球とほぼ同じサイズの入球口331,332を備えると共に、底部に、中心に遊技球とほぼ同じサイズの落下孔333を有する1孔式クルーン334を備えている。また、滞留用役物330は、底面に、落下孔333の周縁から下方に伸びるガイド部335を備えている。さらに、滞留用役物330の中央上部は天位置チャッカー入賞口336となっている。
この滞留用役物330自体は入賞口ではなく、落下孔333から中央のチャッカー入賞口321へと遊技球を誘導し易くするための部材である。そして、滞留用役物330の底面から下方に伸びたガイド部335の下端と、その真下に位置する中央のチャッカー入賞口321との間には、側方から遊技球が侵入可能な飛び込みスペース337が設けられている。この飛び込みスペース337は、ガイド部335の下端の左右直下に配置されたガイド釘及び中央のチャッカー入賞口321の左右直上に配置された命釘からなる4本の障害釘群の間に形成され、左右に遊技球1個がちょうど侵入することのできる侵入口を備えた状態となっている。
入賞口としては、上述したものの他に、遊技領域303の左端及び右端に備えられた装飾部材340,350の下部内側に形成された普通入賞口341,351が備えられている。これらの合計11個の入賞口311〜315、321〜323、336、341,351の内、中央チャッカー入賞口321、天位置チャッカー入賞口336以外の入賞口は、いずれも、遊技球が1個入賞すると賞球を10個払い出す設定となっている。
実施例3においては、左肩位置及び右肩位置のチャッカー入賞口322,323と、普通入賞口341,351に関して、実施例1と同様の遊技球案内部110を各入賞装置の背後に入り口111が臨む様に裏ユニット370に設置している。そして、球出口部材150を左2個、右2個の遊技球案内部110に対して各1個ずつ裏ユニット370の下部に設置してある。
遊技球案内部110及び可撓性チューブ130は、実施例1と同じである。一方、球出口部材150は、幅広の本体151の上部に2本の上向き筒部152を備えたものとなっている。
実施例4は、いわゆるデジパチと呼ばれるタイプのパチンコ遊技機に本発明を適用した例である。図7に示す様に、遊技盤401には、図柄変動表示装置(液晶表示装置)402を備えたセンター役物が配置されている。このセンター役物のすぐ下には始動入賞口411が配置されていて、この始動入賞口411に遊技球が入賞すると液晶表示装置402に表示される図柄が変動を開始する。また、遊技盤401には、これら部品の他に、液晶表示装置402を取り巻く様に配置されてセンター役物を構成する大型装飾部品(センター飾り)412、特別入賞口413、左下普通入賞口416a,416b、右下普通入賞口417a,417b等の各種の部品が取り付けられている。
実施例4においては、左下普通入賞口416a,416b、右下普通入賞口417a,417bに関して、実施例1と同様の可撓性チューブ130を用いた球通路を備えている。この実施例では、裏ユニットの前面に取り付けられる球出口部材120も実施例1と同様のものとしているが、遊技球案内部160,170として、二つの入り口161a,161b、171a,171bを備えるものを採用し、入り口161a,161bは、左下普通入賞口416a,416bの背後に臨ませ、入り口171a,171bは、右下普通入賞口417a,417bの背後に臨ませる様に設置する。可撓性チューブ130が外嵌される下向き筒部162,172、検知スイッチ163,173は実施例1と同様の構造であるが、下向き筒部に連続する誘導路164,174が各入り口へと二股に分かれたものとなっている。
実施例5も、いわゆるデジパチと呼ばれるタイプのパチンコ遊技機に本発明を適用した例である。図8に示す様に、遊技盤501の遊技領域507の中央にはセンター役物503が配置されている。このセンター役物503のすぐ下には始動入賞口511が配置されていて、この始動入賞口511に遊技球が入賞すると7セグメント表示器502a〜502qが特別図柄の変動表示を開始する。また、遊技盤501には、これら部品の他に、障害釘、案内車、アウト口、普通入賞口512〜516等の各種部品が、取り付けられている。なお、大当たりの際に開放される特別入賞口520は、センター役物503の真上にあり、遊技領域507の上部中央に配置されている。
実施例5においては、特別入賞口520に関して、実施例1と同様の可撓性チューブ130を用いた球通路を備えている。この実施例では、裏ユニット570の前面に取り付けられる球出口部材120も実施例1と同様のものとしているが、遊技球案内部180として幅広の入り口181を備え、後方に伸びつつ下方に向かう誘導路182の先に連続する下向き筒部183は、検知スイッチ185の直下に伸びた後に右斜め下方向へ屈曲されたものとなっている。可撓性チューブ130は右斜め下に屈曲した下向き筒部182に対して外嵌する様に、右斜め下方向から裏ユニット570の前面に沿う様にして装着される。
この様に、各実施例は、チューブ130の長さと裏ユニットの一部の変更(ビス穴位置等)のみで盤面の変更に伴う入賞口の変更に対して対応することができる。
以上、発明を実施するための実施例を説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
各実施例では、一部の入賞口についてだけ本発明を適用した例を示したが、さらに他の入賞口についても本発明を適用し、全ての入賞口に対して本発明を適用しても構わない。
本発明はパチンコ機において利用することができる。
1・・・遊技盤、2・・・遊技盤、10・・・センター役物、2・・・遊技領域、31〜33・・・始動入賞口、34〜37・・・普通入賞口、70・・・裏ユニット、71・・・枠部、100・・・球通路、110・・・遊技球案内部、111・・・入り口、112・・・誘導路、113・・・下向き筒部、114・・・外向き段部、115・・・検知スイッチ、120・・・球出口部材、121・・・上向き筒部、122・・・内向き段部、130・・・可撓性チューブ、140・・・球出口部材、141・・・本体、142・・・上向き筒部、150・・・球出口部材、151・・・本体、152・・・上向き筒部、160・・・遊技球案内部、161a,161b・・・入り口、162・・・下向き筒部、163・・・検知スイッチ、164・・・誘導路、170・・・遊技球案内部、171a,171b・・・入り口、172・・・下向き筒部、173・・・検知スイッチ、174・・・誘導路、180・・・遊技球案内部、181・・・入り口、182・・・誘導路、183・・・下向き筒部、185・・・検知スイッチ、201・・・遊技盤、203・・・遊技領域、211・・・左上チューリップ式入賞装置、212・・・左中チューリップ式入賞装置、213・・・左下普通入賞装置、214・・・左下チューリップ式入賞装置、215・・・右上チューリップ式入賞装置、216・・・右中チューリップ式入賞装置、217・・・右下普通入賞装置、218・・・右下チューリップ式入賞装置、221・・・中央上チューリップ式入賞装置、222・・・中央下チューリップ式入賞装置、223・・・天位置普通入賞装置、230・・・中央入賞装置、270・・・裏ユニット、301・・・遊技盤、303・・・遊技領域、311〜315・・・チューリップ式入賞装置、321〜323・・・チャッカー入賞口、330・・・滞留用役物、336・・・天位置チャッカー入賞口、341,351・・・普通入賞口、370・・・裏ユニット、401・・・遊技盤、42・・・液晶表示装置、411・・・始動入賞口、413・・・特別入賞口、416a,416b・・・左下普通入賞口、417a,417b・・・右下普通入賞口、501・・・遊技盤、502a〜502q・・・7セグメント表示器、503・・・センター役物、507・・・遊技領域、511・・・始動入賞口、512〜516・・・普通入賞口、520・・・特別入賞口、570・・・裏ユニット。

Claims (2)

  1. 入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏面側の所定の排出位置へと誘導する球通路を備えた遊技機において、以下の構成を備えたことを特徴とする遊技機。
    (21A)前記球通路として、入り口を前記入賞口の背後に臨ませ、遊技球を当該入り口から後方に導いた後に下方に導く誘導路を有する遊技球案内部と、当該遊技球案内部の下方に向かう誘導路に連続して下方に伸びる様に設置された可撓性チューブと、前記可撓性チューブの下端開口を前記排出位置に臨ませる様に位置決めする球出口部材とを備えていること。
    (21B)前記遊技盤の裏面には、当該遊技盤側に伸びる枠部を有する裏ユニットが取り付けられ、前記遊技球案内部及び前記球出口部材は前記裏ユニットの前面側に取り付けられ、前記可撓性チューブは、前記裏ユニットの枠部の内側に位置する様に、前記遊技球案内部と前記球出口部材との間に装着されていること。
    (22A)前記遊技球案内部が前記誘導路に連続して下方に伸びる下向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その上端部を前記下向き筒部に外嵌させる様にして前記遊技球案内部に対して下方から装着されていること。
    (22B)前記球出口部材が上方に伸びる上向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その下端部を前記上向き筒部に内嵌させる様にして前記球出口部材に対して上方から装着されていること。
    (22C)前記可撓性チューブは、前記遊技球案内部から前記球出口部材に向かう間に上昇部を形成しない様に設置されていること。
    (23A)前記下向き筒部は、根元に外側に飛び出す段部を有すると共に、下端に向かって肉厚が徐々に減少されていること。
    (23B)前記球出口部材は、前記上向き筒部の根元に内側に向かう段部を有し、該段部は、前記上向き筒部に装着された前記可撓性チューブの内面よりも内側に飛び出さない寸法とされていること。
    (24)前記遊技球案内部には、前記下向き筒部の上端の前記段部の付近において遊技球を検知する検知スイッチが備えられていること。
    (25A)前記球出口部材として、それぞれが前記上向き筒部を複数本備えることで複数本の可撓性チューブを装着可能に構成された右側球出口部材と左側球出口部材とを備え、該右側球出口部材及び左側球出口部材を、前記裏ユニットの右側下部と左側下部とに分けて前記裏ユニットの前面側に設置し、前記複数本の可撓性チューブを、互いに交差し合わない様に設置したこと。
  2. 入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏面側の所定の排出位置へと誘導する球通路を備えた遊技機において、以下の構成を備えたことを特徴とする遊技機。
    (21A)前記球通路として、入り口を前記入賞口の背後に臨ませ、遊技球を当該入り口から後方に導いた後に下方に導く誘導路を有する遊技球案内部と、当該遊技球案内部の下方に向かう誘導路に連続して下方に伸びる様に設置された可撓性チューブと、前記可撓性チューブの下端開口を前記排出位置に臨ませる様に位置決めする球出口部材とを備えていること。
    (21B)前記遊技盤の裏面には、当該遊技盤側に伸びる枠部を有する裏ユニットが取り付けられ、前記遊技球案内部及び前記球出口部材は前記裏ユニットの前面側に取り付けられ、前記可撓性チューブは、前記裏ユニットの枠部の内側に位置する様に、前記遊技球案内部と前記球出口部材との間に装着されていること。
    (22A)前記遊技球案内部が前記誘導路に連続して下方に伸びる下向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その上端部を前記下向き筒部に外嵌させる様にして前記遊技球案内部に対して下方から装着されていること。
    (22B)前記球出口部材が上方に伸びる上向き筒部を有し、前記可撓性チューブは、その下端部を前記上向き筒部に内嵌させる様にして前記球出口部材に対して上方から装着されていること。
    (22C)前記可撓性チューブは、前記遊技球案内部から前記球出口部材に向かう間に上昇部を形成しない様に設置されていること。
    (23A)前記下向き筒部は、根元に外側に飛び出す段部を有すると共に、下端に向かって肉厚が徐々に減少されていること。
    (23B)前記球出口部材は、前記上向き筒部の根元に内側に向かう段部を有し、該段部は、前記上向き筒部に装着された前記可撓性チューブの内面よりも内側に飛び出さない寸法とされていること。
    (24)前記遊技球案内部には、前記下向き筒部の上端の前記段部の付近において遊技球を検知する検知スイッチが備えられていること。
    (25B)前記遊技球案内部として、複数の入り口を備え、前記誘導路が前記複数の入り口から入球する遊技球を集合させて前記下向き筒部へと誘導する構造とし、当該複数の入り口を備える遊技球案内部を前記遊技盤の右側又は左側の一方側において複数個の入賞口の背後に各入り口を臨ませる様に前記裏ユニットに取り付けると共に、当該遊技球案内部に上端を装着された可撓性チューブの下端を装着するための球出口部材は、当該可撓性チューブを、前記遊技盤の裏面中心部に対して右側から左側へ又は左側から右側へと横切ることなく配置することができる様に、前記裏ユニットの前面側に取り付けられていること。
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