JP6096574B2 - 離型剤塗布装置及び離型剤塗布方法 - Google Patents

離型剤塗布装置及び離型剤塗布方法 Download PDF

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本発明は、鋳造用の金型のキャビティ面に離型剤を塗布してその余分な残り液をエアブローで除去する離型剤塗布装置及び離型剤塗布方法に関する。
従来、このような離型剤塗布装置として、離型剤を塗布するための離型剤塗布ノズル、及び塗布された離型剤の余分な残り液を除去するためのエアブローノズルを支持する筐体と、開いた状態の金型のキャビティ面に対して筐体を位置決めする位置決め機構とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の離型剤塗布装置では、鋳造サイクルにおいて、開いた状態の金型のキャビティ面に離型剤塗布ノズルで離型剤が塗布され、その後、離型剤の余分な残り液が、エアブローノズルによるエアブローで除去される。また、このエアブローと同時に、金型間の空間に滞留する残り液の蒸気が吸引され、除去される。残り液を除去するのは、いわゆる水残りによる鋳巣等の欠陥の発生を防止するためである。
特開2007−29984号公報
しかしながら、金型のキャビティ面には、塗布された離型剤の残り液を除去するためのエアブローを行った後も、残り液が除去されずに滞留したままの状態となる溝部が存在する場合がある。このような溝部としては、例えば、シリンダブロックを成形する金型におけるウォータジャケットを成形する部分とボアピンとの間に形成された環状の溝部であって、上方又は斜め上方に開口したものが該当する。
このような溝部は、その部分の金型の温度がさほど高くならないため、塗布された離型剤の水分が蒸発し難く、また、その溝部の形状や開口方向の角度に起因してエアブローの効果が発揮され難い。このため、かかる溝部には、離型剤の残り液が、エアブロー後も残留し易い。離型剤の残り液が残留したまま次の成形を行うと、成形物に鋳巣等の欠陥が発生するおそれがある。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、エアブロー後も離型剤の残り液が残留する溝部から残り液を確実に除去することができる離型剤塗布装置及び離型剤塗布方法を提供することにある。
本発明の離型剤塗布装置は、鋳造用の金型のキャビティ面に離型剤を塗布して該離型剤の余分な残り液をエアブローで除去する離型剤塗布装置であって、前記キャビティ面の所定の溝部の底部に残留した前記残り液を挟む両側の位置であって、該底部における該残り液の両側にエアが当たったときに両エアが合流して該残り液を該底部から該溝部の開口へ向かわせて該溝部の外部に排出する気流を生じる位置に向けてそれぞれエアブローを行うための2つのエアブローノズルを備えることを特徴とする。
一般に、金型のキャビティ面は、塗布された離型剤の余分な残り液をエアブローで除去する処理を行った後も該残り液が残留した状態となる溝部を有する場合がある。かかる場合であっても、本発明によれば、該溝部について上記の2つのエアブローノズルでエアブローを行うことにより、該溝部に残留した残り液を確実に除去することができる。
すなわち、上記の2つのエアブローノズルで該溝部の底部に残留した残り液を挟む両側の位置に向けてそれぞれエアブローを行うと、該底部に向けて吹き付けられた各エアブローノズルからのエアが、残り液の両側の該底部の部分にそれぞれ衝突する。これらの衝突したエアが、該残り液が位置する該底部の部分において合流し、ブロー方向と反対方向に折り返す気流が形成される。この気流により、該溝部の残り液を効果的に除去することができる。
本発明において、前記離型剤を塗布するための離型剤塗布ノズル、前記キャビティ面に塗布された離型剤の残り液を除去するエアブローを行うための第1エアブローノズル、及び前記2つのエアブローノズルを有する第2エアブローノズルを有する筐体と、開いた状態の前記金型のキャビティ面に対して前記筐体を位置決めする位置決め機構とを備え、前記位置決め機構により前記筐体を第1位置に位置決めして前記第1エアブローノズルにより前記キャビティ面全体にエアブローを行い、その後、前記位置決め機構により前記筐体を所定の溝部の底部に残留している残り液を除去するための第2位置に位置決めして前記第2エアブローノズルによるエアブローを行うものであってもよい。
これによれば、位置決め機構により、筐体を、離型剤塗布ノズルによる離型剤の塗布、第1エアブローノズルによるキャビティ面のエアブロー、及び第2エアブローノズルによる溝部のエアブローのそれぞれに適した位置に各ノズルが位置するように位置決めすることができる。
その際、第1エアブローノズルによるエアブローによって溝部内で移動又は分散した残り液は、筐体が第2位置に位置決めされて第2エアブローノズルによるエアブローが行われるまでの間に、重力の作用によって、溝部の底部の最も低い位置に移動し又は集合する。したがって、この位置を基準として筐体の位置決めを行うことにより、移動又は集合した残り液を、第2エアブローノズルからのエアブローにより確実に除去することができる。
本発明において、前記金型は、内燃機関のシリンダブロックを成形するためのものであり、前記溝部は、前記金型のウォータジャケット成形部とボアピンとの間に形成された円環状の溝部であってもよい。
これによれば、金型のウォータジャケット成形部とボアピンとの間に形成された溝部に第1エアブローノズルによるエアブロー後も残留する離型剤の残り液を、該溝部へ向けた2つのエアブローノズルからのエアブローによって除去することができる。
本発明の離型剤塗布方法は、鋳造用の金型のキャビティ面に離型剤を塗布し、その後、該離型剤の余分な残り液をエアブローで除去する離型剤塗布方法であって、前記金型のキャビティ面に離型剤を塗布する塗布工程と、前記離型剤が塗布されたキャビティ面に対して該離型剤の残り液を除去するためのエアブローを行う第1ブロー工程と、前記エアブローが行われたキャビティ面上の所定の溝部に対して2つのエアブローノズルを、それぞれのエアブローによるエアが該溝部の底部において該底部に残留する前記残り液を挟む両側に当たって合流し、該残り液を該底部から該溝部の開口へ向かわせて該溝部の外部に排出する気流を生じる位置に位置決めする位置決め工程と、前記位置決めされた2つのエアーノズルによりエアブローを行う第2ブロー工程とを備えることを特徴とする。
本発明の離型剤塗布方法によれば、塗布工程で塗布された離型剤の残り液が、第1ブロー工程を経た後もなお所定の溝部に残留していても、その残り液を第2ブロー工程により除去することができる。
本発明の一実施形態に係る離型剤塗布装置によりエアブローが行われている様子を示す図である。 図1の離型剤塗布装置により離型剤が塗布される金型のコアの斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 図1の離型剤塗布装置の筐体が所定位置に位置決めされたときの第2エアブローノズルと、溝部と、残り液との位置関係を示す図である。 図1の離型剤塗布装置の筐体が所定位置に位置決めされたときの第2エアブローノズルと、溝部と、残り液との位置関係を示す別の図である。 図4における溝部の底部に溜まった残り液を、1本のエアブローノズルで除去しようとする場合の残り液の動きを示す斜視図である。 図4における溝部の底部に溜まった残り液を、2つの第2エアブローノズルで除去する場合の残り液の動きを示す斜視図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る離型剤塗布装置1は、金型2のキャビティ面3に離型剤を塗布し、離型剤の余分な残り液をエアブローで除去する。離型剤としては、ここでは、離型に必要なワックスやシリコンを界面活性剤で乳化させて作られた水溶性のものが用いられる。
この場合、キャビティ面3に塗布された離型剤は、その水分が、金型2の熱によりある程度は蒸発する。蒸発することなくキャビティ面3上に残った水分としての余分な残り液は、エアブローにより除去される。いわゆる水残りによる鋳巣等の欠陥の発生を防止するためである。
図1に示すように、離型剤塗布装置1は、開いた金型2のキャビティ面3に離型剤を塗布するための複数の離型剤塗布ノズル4、エアブローを行うための複数の第1エアブローノズル5及び2つの第2エアブローノズル6を有する筐体7と、開いた状態の金型2のキャビティ面3に筐体7を位置決めする位置決め機構としてのロボット8とを備える。なお、図1において、ロボット8についてはそのアームの先端部のみが示されている。
第1エアブローノズル5は、キャビティ面3に塗布された離型剤の残り液を、キャビティ面3の全体について除去するエアブローを行うために用いられる。2つの第2エアブローノズル6は、1組として、筐体7の下端部において支持される。2つの第2エアブローノズル6は、キャビティ面3上の所定の溝部の底部に残留した残り液を挟む両側の位置に向けてそれぞれエアブローを行うために用いられる。
金型2は、二輪車用のシリンダブロックの成形に使用されるものである。図1では、金型2のうちの可動型9と、これに取り付けられるコア10と、上下方向に摺動されるスライドコア11とが断面で示されている。コア10は、シリンダブロックのシリンダボアとウォータジャケットを成形する。スライドコア11は、これらの近傍を成形する。
筐体7は、金型2が開いた状態で、可動型9とこれに対向する図外の固定型との間に上方から挿入して配置し易いように、配置された状態で上下方向に長い直方体形状を有する。可動型9と固定型との間の所定位置に位置決めされたとき、筐体7の1つの面である第1面12は可動型9の方を向き、これと反対側の第2面13は固定型の方を向く。
離型剤塗布ノズル4及び第1エアブローノズル5は、筐体7の第1面12及び第2面13に、それぞれ複数ずつが配置される。2つの第2エアブローノズル6は、第1面12の下部において、例えば、相互に平行で、かつ第1面12と60[°]の角度を成して斜め下方を向くように配置される。
図2は、コア10の斜視図である。図2に示すように、コア10は、シリンダボアを成形するボアピン14と、ウォータジャケットを成形するウォータジャケット成形部15とを備える。ボアピン14とウォータジャケット成形部15との間には、離型剤の残り液が残留し易い溝部16が存在する。
図3は、図2のIII−III線断面図である。図3に示すように、ボアピン14とウォータジャケット成形部15との間の円環状の溝部16の底部17に、離型剤の残り液18が溜まり易い。ボアピン14は、水平方向と19[°]程度の角度を成して斜め上方を向いている。
図4は、筐体7が所定位置に位置決めされたときの2つの第2エアブローノズル6と、溝部16と、残り液18との位置関係を、ボアピン14の中心軸線に垂直でかつ傾斜方向から見た場合について示す。図5は、この位置関係を、該中心軸線方向に沿ってボアピン14の先端側から見た場合について示す。
図4中のWは、ノズル間距離、すなわち2つの第2エアブローノズル6間の距離である。Dは、ブロー距離、すなわち第2エアブローノズル6のノズル先端から溝部16の底部17までのブロー方向に沿った距離である。2つの第2エアブローノズル6の中心軸線は平行で、ブロー方向も平行であり、かつこれらについてのブロー距離Dは等しい。
図5中のαは、ボアピン14の中心軸線から2つの第2エアブローノズル6の中心軸線に下ろした垂線の成す角である。該垂線の成す角αを2等分するライン上に、残り液18が位置する。2つの第2エアブローノズル6の中心軸線は、環状の底部17の周方向中心線を含む平面に直交し、かつ該周方向中心線と交差する。角αは、上述のノズル間距離Wに対応する。
ノズル径が6[mm]の第2エアブローノズル6を用い、ブロー時間が1[秒]、ブロー圧が0.3[MPa]である場合、例えば、ブロー距離Dが150[mm]、ノズル間距離Wが50[mm](角α=90[°])のとき、2つの第2エアブローノズル6のエアブローによって、残り液18を溝部16から確実に除去できることがわかっている。
図6は、溝部16の底部17に溜まった残り液18を、1本のエアブローノズル19で除去しようとする場合の残り液18の動きを示す斜視図である。図6に示すように、1本のエアブローノズル19で、溝部16の底部17に残留している残り液18を除去しようとする場合、エアブローノズル19から残り液18に向けてエアAを吹き付けたとしても、残り液18は、底部17に沿って矢印Y1のように移動し又は分散するだけであるため、溝部16から除去するのは困難である。
図7は、2つの第2エアブローノズル6で、溝部16の底部17に溜まった残り液18を除去する場合の残り液18の動きを示す斜視図である。この場合、ロボット8で筐体7を所定位置に位置決めすることにより、2つの第2エアブローノズル6は、図4及び図5を用いて上述したように、溝部16の底部17に残留した残り液18を挟む両側の位置に向けてエアブローが行われる位置に配置される。
この場合、2つの第2エアブローノズル6からエアブローが行われると、第2エアブローノズル6から吹き付けられる双方のエアAは、溝部16の底部17における残り液18の両側に当たったとき、残り液18側へ進んだエアは、合流して残り液18の位置から溝部16の開口方向へ向かう気流を生じさせる。この気流により、矢印Y2で示されるように、残り液18は、確実に捕捉され、溝部16の外部に排出される。
離型剤塗布装置1による離型剤の塗布処理は、金型2による成形が行われる毎に、金型2が開かれて成形物が取り出された後で、離型剤塗布装置1の制御部により行われる。離型剤の塗布処理は、次に示す塗布工程、第1ブロー工程及び第2ブロー工程を経て行われる。
塗布工程では、ロボット8により筐体7が金型2に対して所定位置に位置決めされ、離型剤塗布ノズル4から離型剤を噴霧することにより、金型2のキャビティ面3に対して離型剤が塗布される。
次の第1ブロー工程では、ロボット8により筐体7が金型2に対して所定の第1位置に位置決めされ、第1エアブローノズル5からキャビティ面3の全体に対するエアブローが行われる。これにより、キャビティ面3に全体的に存在する離型剤の残り液が除去される。
ただし、ボアピン14とウォータジャケット成形部15との間の溝部16に存在する残り液18については、本工程のエアブローでは溝部16内で移動又は分散するだけであるため、本工程後もなお溝部16内に残留する。
次の第2ブロー工程では、溝部16に残留している残り液18を除去するために、筐体7がロボット8により所定の第2位置に位置決めされる。図1では、この位置決めがなされたときの状態が示されている。これにより、2つの第2エアブローノズル6が、溝部16に対し、上述の図4及び図5で示した位置に配置される。
このとき、斜め上方に開口している溝部16に合わせて、2つの第2エアブローノズル6が筐体7の第1面12の下部に斜め下方に向けて配置されているので、第1面12上の離型剤塗布ノズル4及び第1エアブローノズル5と金型2の可動型9とが干渉することなく、筐体7が第2位置に位置決めされる。
なお、筐体7が第2位置へ位置決めされる間、第1ブロー工程におけるエアブローで移動し又は分散した溝部16内の残り液18は、重力により、溝部16の底部17における最も低い位置に移動し又は集まる。したがって、2つの第2エアブローノズル6と残り液18との位置関係も、図4及び図5で示した位置関係となる。
筐体7が第2位置に位置決めされた後、第2エアブローノズル6によるエアブローが行われる。このエアブローは、2つの第2エアブローノズル6から、それぞれ溝部16の底部17に残留した残り液18を挟む両側の位置に向けて行われる。これにより、図7を用いて上述したように、溝部16の底部17の残り液18の位置から溝部16の開口方向へ向かう気流が生じるので、この気流により、残り液18が溝部16から吹き飛ばされ、金型2の外部に除去される。
これにより、離型剤の塗布処理が完了する。離型剤の塗布処理が完了した後、金型2が閉じられ、次の成形物についての成形が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、2つの第2エアブローノズル6により、金型2の溝部16の底部17の残り液18を挟む両側の位置に向けてエアブローを行うようにしたので、従来の通常のエアブローでは除去し難い残り液18を、効果的に除去することができる。
また、ロボット8により、筐体7を、離型剤塗布ノズル4による離型剤の塗布、第1エアブローノズル5によるキャビティ面3のエアブロー、及び第2エアブローノズル6による溝部16の底部17へのエアブローのそれぞれに適した位置に各ノズルが位置するように位置決めすることができる。
その際、第1エアブローノズル5によるエアブローが行われた後、筐体7が第2位置に位置決めされて第2エアブローノズル6によるエアブローが行われるまでの間に、第1エアブローノズル5によるエアブローによって溝部16内を移動又は分散した残り液18が、底部17の最も低い位置に移動し又は集合する。この位置に移動又は集合した残り液18を、第2エアブローノズル6からのエアブローにより効果的に除去することができる。
なお、本発明は、上述実施形態に限定されない。例えば、2つの第2エアブローノズルは、相互に平行である必要はなく、それぞれのブロー方向が、溝部16の底部17に近づくほど近接するような角度を有していてもよい。
1…離型剤塗布装置、2…金型、3…キャビティ面、16…溝部、5…第1エアブローノズル、6…第2エアブローノズル、7…筐体、8…ロボット(位置決め機構)、15…ウォータジャケット成形部、14…ボアピン、18…残り液。

Claims (4)

  1. 鋳造用の金型のキャビティ面に離型剤を塗布して該離型剤の余分な残り液をエアブローで除去する離型剤塗布装置であって、
    前記キャビティ面の所定の溝部の底部に残留した前記残り液を挟む両側の位置であって、該底部における該残り液の両側にエアが当たったときに両エアが合流して該残り液を該底部から該溝部の開口へ向かわせて該溝部の外部に排出する気流を生じる位置に向けてそれぞれエアブローを行うための2つのエアブローノズルを備えることを特徴とする離型剤塗布装置。
  2. 前記離型剤を塗布するための離型剤塗布ノズルと、
    前記キャビティ面に塗布された離型剤の残り液を除去するエアブローを行うための第1エアブローノズル、及び前記2つのエアブローノズルを有する第2エアブローノズルを有する筐体と、
    開いた状態の前記金型のキャビティ面に対して前記筐体を位置決めする位置決め機構とを備え、
    前記位置決め機構により前記筐体を第1位置に位置決めして前記第1エアブローノズルにより前記キャビティ面全体にエアブローを行い、
    その後、前記位置決め機構により前記筐体を前記所定の溝部の底部に残留している残り液を除去するための第2位置に位置決めして前記第2エアブローノズルによるエアブローを行うことを特徴とする請求項1に記載の離型剤塗布装置。
  3. 前記金型は、内燃機関のシリンダブロックを成形するためのものであり、
    前記溝部は、前記金型のウォータジャケット成形部とボアピンとの間に形成された円環状の溝部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の離型剤塗布装置。
  4. 鋳造用の金型のキャビティ面に離型剤を塗布し、その後、該離型剤の余分な残り液をエアブローで除去する離型剤塗布方法であって、
    前記金型のキャビティ面に離型剤を塗布する塗布工程と、
    前記離型剤が塗布されたキャビティ面に対して該離型剤の残り液を除去するためのエアブローを行う第1ブロー工程と、
    前記第1ブロー工程によるエアブローが行われたキャビティ面上の所定の溝部に対して2つのエアブローノズルを、それぞれのエアブローによるエアが該溝部の底部において該底部に残留する前記残り液を挟む両側に当たって合流し、該残り液を該底部から該溝部の開口へ向かわせて該溝部の外部に排出する気流を生じる位置に位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決め工程により位置決めされた2つのエアブローノズルによりエアブローを行う第2ブロー工程とを備えることを特徴とする離型剤塗布方法。
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