JP5814824B2 - ダイカスト成形品の堰折り装置と堰折り方法 - Google Patents

ダイカスト成形品の堰折り装置と堰折り方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋳造されたダイカスト成形品から製品部以外の不要部分を除去するための堰折り装置と堰折り方法に関する。
ダイカスト成形機の一例では、金属の溶湯をスリーブ内に供給したのち、スリーブ内の溶湯をプランジャ(ショットピストンあるいはチップとも称される)によって金型内のキャビティに高速かつ高圧で射出するようになっている。キャビティ内で冷却され固化したダイカスト成形品は、金型が開くことによって金型から取出される。金型から取出されたダイカスト成形品は、製品部と、製品部の周囲で製品部と一体に固化している湯口側凝固部およびオーバーフロー部等のいわゆる“大バリ”を含んでいる。湯口側凝固部には、ビスケット部およびランナー部などが含まれている。また製品部の周囲には金型同士の合わせ面(パーティングライン)に沿ってバリが生じていることもあるが、このようなバリはバフ研磨やグラインダ等による仕上げ加工によって除去される。
前記湯口側凝固部およびオーバーフロー部等の“大バリ”を製品部から分離させるために、特許文献1あるいは特許文献2に開示されている堰折り装置が公知である。例えば特許文献1の「鋳造品の仕上げ方法及び仕上げ装置」では、オーバーフロー部を除去する際にチッピングハンマによってオーバーフロー側の堰部を破断させ、湯口側凝固部を除去する際には、チッピングハンマを水平方向等に移動させたのち、このチッピングハンマによって湯口側の堰部を破断させるように構成されている。
特許文献2の「ダイカストマシン用セキ折り装置」では、オーバーフロー側の堰部を破断させる際にオーバーフロー用のハンマによってオーバーフロー部に上方から打撃を与え、湯口側の堰部を破断させる際には、オーバーフロー用のハンマとは別のハンマによって上方から打撃を与えるようにしている。
特開2000−326066号公報 特開2010−167482号公報
特許文献1のように、オーバーフロー部と湯口側凝固部とを1つのチッピングハンマによって除去する装置では、破断させる堰部の位置に応じてチッピングハンマを水平方向等に移動させる必要がある。このため、堰部の数によってはチッピングハンマの移動に要する時間が多くなり、移動のための制御が複雑になるばかりか、タクトタイムが長くなるという問題がある。
特許文献2のように、各々の堰部に応じた専用の複数のハンマを備えた装置では、ハンマの種類が多くなるだけでなく、各ハンマを駆動するための専用の駆動機構が必要となるなど、堰折り装置が大掛かりとなり、コストも高くなる。
従って本発明の目的は、上下方向に移動する単一の昇降ユニットによって、複数の堰部を能率良く破断させることができるダイカスト成形品の堰折り装置と堰折り方法を提供することにある。
本発明の堰折り装置は、鋳造されたダイカスト成形品の流入側凝固部を保持するクランプ機構と、昇降ユニットと、昇降ユニットを上下方向に移動させる昇降機構と、ダイカスト成形品の製品部を支える支持体とを備えている。
前記昇降ユニットは、クランプ機構によって保持されたダイカスト成形品の上方に配置され、ダイカスト成形品のオーバーフロー部に向かって突出する第1のプッシャと、第1のプッシャよりも短く前記ダイカスト成形品の製品部に向かって突出する第2のプッシャとを有している。
前記昇降機構は、前記クランプ機構によって保持されたダイカスト成形品に対し、前記昇降ユニットを第1の高さまで下降させることにより前記第1のプッシャの下端を前記オーバーフロー部に当接させるとともに前記第1のプッシャによってオーバーフロー部を下方に押してオーバーフロー側の堰部を破断させ、さらに、前記昇降ユニットを前記第1の高さよりも低い第2の高さまで下降させることにより前記第2のプッシャの下端を前記製品部の上面に当接させるとともに前記第2のプッシャによって製品部を下方に押して湯口側の堰部を破断させる。前記支持体は、前記昇降ユニットが前記第1の高さまで下降するときに前記製品部を支え、前記昇降ユニットが前記第2の高さに下降するときには前記製品部から後退する。
本発明によれば、第1のプッシャと第2のプッシャとを備えた昇降ユニットを第1の高さと第2の高さに下降させるだけの簡単な動作により、オーバーフロー側の堰部と湯口側の堰部を破断させることができ、オーバーフロー部と湯口側凝固部とを製品部から能率良く分離させることができる。
本発明の1つの実施形態に係る堰折り装置とダイカスト成形品を模式的に示す側面図。 ダイカスト成形機の一部を示す断面図。 ダイカスト成形品のパーティングラインに沿う断面図。 図1に示された堰折り装置の昇降ユニットを下方から見た斜視図。 図4に示された昇降ユニットの第1および第2のプッシャとダイカスト成形品との位置関係を示す底面図。 前記堰折り装置による堰折り処理の流れを示すフローチャート。 堰折り装置にダイカスト成形品が搬入された状態を模式的に示す側面図。 支持体が前進した状態を模式的に示す側面図。 昇降ユニットが前進した状態を模式的に示す側面図。 昇降ユニットが第1の高さに下降した状態を模式的に示す側面図。 支持体が後退した状態を模式的に示す側面図。 昇降ユニットが第2の高さに下降した状態を模式的に示す側面図。
以下に本発明の1つの実施形態に係る堰折り装置と、堰折り方法について、図1から図12を参照して説明する。
図1にダイカスト成形品Wと堰折り装置20が示されている。ダイカスト成形品Wは、例えば図2に一部を示すダイカスト成形機1によって予め鋳造されている。
図2は、ダイカスト成形機1の一例を模式的に示している。このダイカスト成形機1は、固定ダイプレート2と、移動ダイプレート3とを含んでいる。固定ダイプレート2に固定側の金型4が取付けられている。移動ダイプレート3に移動側の金型5が取付けられている。金型4,5が閉じた状態において、金型4,5間にダイカスト成形品Wに応じた形状のキャビティ6が形成される。キャビティ6は、湯口であるゲート7と、湯道であるランナー8を介して、溶湯供給機構10に連通している。
溶湯供給機構10は、スリーブ11と、スリーブ11に挿入されたプランジャチップ12を有するプランジャ13と、プランジャ13を駆動するための駆動源(図示せず)などを含んでいる。注湯口14からスリーブ11内に溶融金属が供給されたのち、プランジャ13が前進することにより、スリーブ11内の溶融金属がランナー8とゲート7を経て、キャビティ6に供給される。この溶融金属がキャビティ6内で固化することにより、ダイカスト成形品Wが鋳造される。
キャビティ6の上方にオーバーフロー空間15が形成されている。キャビティ6に流入した溶融金属の一部は、オーバーフロー空間15に入り込んで固化する。また、溶融金属の一部はプランジャチップ12の先端面とランナー8との間に残留し、固化する。
このためダイカスト成形機1によって鋳造されたダイカスト成形品Wは、図3に一例を示すように、製品部Wと、製品部Wの周囲において製品部Wと一体に固化しているオーバーフロー部Wと、湯口側凝固部Wとを含んでいる。製品部Wとオーバーフロー部Wとの間に、断面積が狭まった形状のオーバーフロー側の堰部Wが形成されている。
湯口側凝固部Wは、ビスケット部Wと、ランナー部Wとを含んでいる。ビスケット部Wは、プランジャチップ12(図2に示す)の端面側で凝固したものである。製品部Wとランナー部Wとの間には、断面積が狭まった形状の湯口側の堰部Wが形成されている。オーバーフロー側の堰部Wと湯口側の堰部Wは、堰折り装置20によって破断させる対象となる堰の一例である。なお、金型4,5の合わせ面(パーティングラインX)に沿ってバリが生じることもあるが、このようなバリは、バフ研磨やグラインダ等による仕上げ加工によって除去される。
図1に示す堰折り装置20は、ダイカスト成形品Wを保持するクランプ機構30と、ダイカスト成形品Wの上方に配置される昇降ユニット31と、ダイカスト成形品Wの下方に配置される支持体32と、制御部として機能するコントローラ33などを備えている。コントローラ33には、ダイカスト成形品Wに応じて堰折り装置20を電気的に制御するためのコンピュータプログラムとメモリ等が組込まれている。
クランプ機構30は、開閉可能なチャック40,41と、チャック40,41を駆動するチャック駆動機構42を含んでいる。チャック駆動機構42は、例えば産業用ロボットを利用でき、チャック40,41によって保持されたダイカスト成形品Wを所望の位置に向けて上下方向(図1に矢印Aで示す方向)および水平方向(図1に矢印Bで示す方向)に移動させることができるようになっている。チャック40,41を閉じると、ダイカスト成形品Wのビスケット部Wが保持され、チャック40,41を開けると、ビスケット部Wが解放される。このチャック駆動機構42は、例えばコントローラ33によって制御される。
昇降ユニット31は、昇降機構50によって上下方向(図1に矢印Cで示す方向)に往復するようになっている。昇降機構50は、例えば上下方向に伸縮する二段シリンダ51を有し、図9に示す初期位置Hから、図10に示す第1の高さHと、第1の高さHよりも低い第2の高さH(図12に示す)とにわたって、二段階のストロークで昇降ユニット31を移動させるものである。
なお、昇降機構50としては、二段シリンダ51以外のアクチュエータ、例えばボールねじとサーボモータを用いてもよいし、あるいは上下方向に移動するリニアモータなどが使用されてもよい。要するに初期位置Hから第1の高さHと第2の高さHとの間を移動させることができるものであればよい。この昇降ユニット31は、位置決め機構52によって、水平方向(図1に矢印Dで示す方向)に移動させることも可能である。これら昇降機構50と位置決め機構52は、コントローラ33によって制御される。
図4は、昇降ユニット31を下側から見た斜視図である。この昇降ユニット31は、フレーム55に固定された基盤56を有している。この基盤56には、水平方向に所定ピッチP1,P2で複数の取付孔60が形成されている。各取付孔60の一例は、基盤56を上下方向に貫通するねじ孔である。
基盤56の下面側には、複数(例えば3本)の第1のプッシャ61と、1本の第2のプッシャ62が取付けられている。第1のプッシャ61と第2のプッシャ62は、いずれも基盤56の下面から下方に突出している。図1に示すように第1のプッシャ61の長さL1は、第2のプッシャ62の長さL2よりも大きい。
第1のプッシャ61は、前記クランプ機構30によって保持された状態のダイカスト成形品Wのオーバーフロー部Wと対応した位置に設けられている。すなわち第1のプッシャ61は、基盤56に形成された多数の取付孔60のうち、オーバーフロー部Wと対応した位置の取付孔60を選択して挿入し、ねじ込むことにより、基盤56に固定されている。このためオーバーフロー部Wの形態が異なる複数種類のダイカスト成形品に対応することができる。
第1のプッシャ61の一例は、頭部に六角穴70を有する六角穴付きボルトであり、第1のプッシャ61を基盤56に取付ける際に六角棒レンチによって回転させることにより、第1のプッシャ61のねじ部71を取付孔60にねじ込むことができるようになっている。
第1のプッシャ61の長さL1は、昇降ユニット31が初期位置H(図9に示す)にあるときにはオーバーフロー部Wの上面に届かないが、昇降ユニット31が第1の高さH(図10に示す)まで下降するとオーバーフロー部Wの上面に当接してオーバーフロー部Wを下方に突き押すことができる寸法としている。なお、第1のプッシャ61の数は3つに限ることはなく、要するにオーバーフロー部Wの数や形状に応じて基盤56に設けられていればよい。また、複数本の第1のプッシャ61のそれぞれの長さL1が互いに異なっていてもよい。
第2のプッシャ62は、ダイカスト成形品Wの製品部Wと対応した位置に設けられている。第2のプッシャ62もねじ部75を有しており、ねじ部75を基盤56のいずれかの取付孔60を選択してねじ込むことによって、基盤56に固定されている。すなわち第2のプッシャ62は、基盤56に形成された多数の取付孔60のうち、製品部Wと対応した位置の取付孔60を選択して挿入し、ねじ込むことにより、基盤56に固定されている。このため製品部Wの形態が異なる複数種類のダイカスト成形品に対応することができる。
第2のプッシャ62の長さL2は、昇降ユニット31が第1の高さH(図10に示す)にあるときには製品部Wの上面に届かないが、昇降ユニット31が第2の高さH(図12に示す)まで下降すると製品部Wの上面に当接して製品部Wを下方に向けて押すことができる寸法としている。
第2のプッシャ62の下端には、製品部Wに当接した際に製品部Wを損傷させることを避けるために、ある程度の弾性を有する耐熱性の保護部材76が設けられている。またこの第2のプッシャ62には、プッシャ62を取付孔60にねじ込む際にレンチ等の工具によって保持する操作部77が設けられている。なお、第2のプッシャ62の数は2つ以上であってもよく、要するに製品部W1を上から突き押すことができるように、少なくとも1つ設けられていればよい。
図1に示すように、クランプ機構30によって保持されたダイカスト成形品Wの製品部W1の下方に支持体32が設けられている。この支持体32は、支持体駆動機構80によって、上下方向(図1に矢印Eで示す方向)と、水平方向(矢印Fで示す方向)に移動させることが可能である。支持体駆動機構80はコントローラ33によって制御され、支持体駆動機構80によって支持体32が前進させられると支持体32が製品部W1の真下に位置し、支持体32が後退させられると支持体32が製品部W1の下から側方に退避するようになっている。支持体32の下方には、上面側が開口した堰収容箱90と製品収容箱91とが配置されている。上方から見たときの堰収容箱90の開口面積は製品収容箱91の開口面積よりも大きい。
次に、前記構成の堰折り装置20の動作(堰折り処理)について、図6に示すフローチャートと、図7から図12に示す工程説明図を参照して説明する。
ダイカスト成形機1によって鋳造されたダイカスト成形品Wは、図6の動作S1において堰折り装置20に搬入される。このダイカスト成形品Wは、動作S2において、図7に示すように、ビスケット部Wがクランプ機構30によって保持される。保持されたダイカスト成形品Wは、そのパーティングラインXが概ね水平となるように横に倒した姿勢となる。このため、製品部Wの上面とオーバーフロー部Wの上面とが概ね同じ高さとなる。
図6の動作S3において、図8に示すように、支持体32がダイカスト成形品Wの製品部Wの下方の位置まで前進する。さらに図9に示すように、支持体32が上昇することにより、支持体32によって製品部Wが支持される。また、昇降ユニット31がダイカスト成形品Wの上方の位置まで移動する。このとき昇降ユニット31は初期位置Hにある。このため第1のプッシャ61がオーバーフロー部Wの上面と離間対向し、かつ、第2のプッシャ62が製品部Wの上面と離間対向する。
図6の動作S4では、図10に示すように、昇降ユニット31が前記初期位置Hから第1の高さHまで下降する。そうすると、第1のプッシャ61の下端がオーバーフロー部Wに突き当たり、その位置からさらに下降する。このとき製品部Wが支持体32によって支持されているため、製品部Wに対してオーバーフロー部Wのみが第1のプッシャ61によって強制的に押下げられることにより、オーバーフロー側の堰部Wが破断し、オーバーフロー部Wが堰収容箱90内に落下する。
図6の動作S5では、図11に示すように、支持体32が製品部Wの下方から退避位置まで後退する。そののち、動作S6において、図12に示すように、昇降ユニット31が前記第1の高さHから第2の高さHまで下降する。そうすると、第2のプッシャ62の下端が製品部Wに突き当たり、その位置からさらに下降する。このとき湯口側凝固部Wがクランプ機構30によって支持されているため、湯口側凝固部Wに対して製品部Wのみが第2のプッシャ62によって強制的に押下げられることにより、湯口側の堰部Wが破断し、製品部Wが製品収容箱91内に落下する。
図6の動作S7において、昇降ユニット31が上昇する。さらに動作S8において、クランプ機構30が所定のビスケット回収部まで移動し、ビスケット部Wを解放(アンクランプ)することにより、ビスケット部Wがビスケット回収部に回収される。そして動作S9において、製品収容箱91に収容された製品部Wが、例えばロボットアーム等の移送手段によって所定位置に搬出されることにより、堰折り処理の1サイクルが終了となる。
本実施形態の堰折り装置20によれば、第1のプッシャ61と第2のプッシャ62とを備えた昇降ユニット31を、昇降機構50によって初期位置Hから第1の高さHと第2の高さHに順次下降させるだけで、オーバーフロー側の堰部Wと湯口側の堰部Wを能率良く破断させることができるものである。このためオーバーフロー部Wと湯口側凝固部Wとを製品部Wから能率良く除去することができる。
なお本発明を実施するに当たって、ダイカスト成形品やダイカスト成形機の具体的な形状や構成をはじめとして、堰折り装置を構成する昇降ユニット、昇降機構、支持体、第1のプッシャおよび第2のプッシャの数や形状および配置等、発明を構成する種々の要素の具体的な態様を必要に応じて変更して実施できることは言うまでもない。
W…ダイカスト成形品、W…製品部、W…オーバーフロー部、W…湯口側凝固部、W…オーバーフロー側の堰部、W…ビスケット部、W…湯口側の堰部、20…堰折り装置、30…クランプ機構、31…昇降ユニット、32…支持体、50…昇降機構、56…基盤、60…取付孔、61…第1のプッシャ、62…第2のプッシャ。

Claims (3)

  1. 鋳造されたダイカスト成形品の流入側凝固部を保持するクランプ機構と、
    前記クランプ機構によって保持されたダイカスト成形品の上方に配置される昇降ユニットであって、該ダイカスト成形品のオーバーフロー部に向かって突出する第1のプッシャと、該第1のプッシャよりも短く前記ダイカスト成形品の製品部に向かって突出する第2のプッシャとを有する昇降ユニットと、
    前記昇降ユニットを上下方向に移動させる昇降機構であって、前記クランプ機構によって保持されたダイカスト成形品に対し、前記昇降ユニットを第1の高さまで下降させることにより前記第1のプッシャの下端を前記オーバーフロー部に当接させるとともに前記第1のプッシャによってオーバーフロー部を下方に押してオーバーフロー側の堰部を破断させ、さらに、前記昇降ユニットを前記第1の高さよりも低い第2の高さまで下降させることにより前記第2のプッシャの下端を前記製品部の上面に当接させるとともに前記第2のプッシャによって製品部を下方に押して湯口側の堰部を破断させる昇降機構と、
    前記昇降ユニットが前記第1の高さまで下降するときに前記製品部を支え、前記昇降ユニットが前記第2の高さに下降するときには前記製品部から後退する支持体と、
    を具備したことを特徴とするダイカスト成形品の堰折り装置。
  2. 前記昇降ユニットが基盤を備え、該基盤は、前記第1のプッシャの数よりも多い複数の取付孔と前記第2のプッシャの数よりも多い複数の取付孔を有し、これら取付孔のうち前記オーバーフロー部に対応する位置の取付孔に前記第1のプッシャが挿入され、前記製品部に対応する位置の取付孔に前記第2のプッシャが挿入されたことを特徴とする請求項1に記載の堰折り装置。
  3. 鋳造されたダイカスト成形品の製品部からオーバーフロー部と湯口側凝固部とを分離させる堰折り方法であって、
    前記湯口側凝固部をクランプ機構によって保持し、
    前記オーバーフロー部の上方に昇降ユニットの第1のプッシャを配置するとともに前記製品部の上方に第2のプッシャを配置し、
    前記湯口側凝固部を前記クランプ機構によって保持した状態で前記昇降ユニットを第1の高さまで下降させ、前記第1のプッシャの下端を前記オーバーフロー部に突当てて下方に押すことにより、オーバーフロー側の堰部を破断させ、さらに、
    前記昇降ユニットを前記第1の高さよりも低い第2の高さまで下降させ、前記第2のプッシャの下端を前記製品部に突当てて下方に押すことにより、湯口側の堰部を破断させることを特徴とするダイカスト成形品の堰折り方法。
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