JP6096558B2 - 測定システム - Google Patents

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本発明は、コンテナの重量を測定する測定システムに関するものである。
近年、コンテナの荷役において、トレーラの横転事故や、コンテナ船の転覆事故が発生しており問題となっている。これらの事故は、コンテナの重量や重心等が誤って認識されている場合や、そもそもコンテナの重量等が不明である場合に発生することが多い。
上記の問題に対して、コンテナターミナルにおいて、台秤により、コンテナを搬出入する車両(以下、外来シャーシという)を含めてコンテナの重量を測定する方法が開示されている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に記載の方法により、正しいコンテナの重量を認識することができ、上記の事故を防止することができる。
また、放射線の照射により、コンテナの重心位置を測定する方法が開示されている(例えば特許文献2参照)。更に、この特許文献2には、コンテナを荷役するクレーンのワイヤの張力の測定により、コンテナの重心位置を測定する方法も開示されている。この特許文献2に記載の方法により、正しいコンテナの重心を認識することができ、上記の事故を防止することができる。
しかし、上記の2つの方法は、以下の問題点を有している。第1に、コンテナターミナル等におけるコンテナの荷役効率が低下するという問題を有している。これは、特許文献1に記載の方法の場合は、重量を測定する装置上で、外来シャーシを一時停止させなければならないからである。更に、外来シャーシの重量を把握するために、コンテナターミナルの入口で外来シャーシのみの重量も測定しなければならないからである。これにより、外来シャーシの渋滞が発生し、コンテナの荷役効率が低下してしまう。
また、特許文献2に記載の方法の場合は、放射線による測定のため、この測定装置までコンテナを運搬し、載置しなくてはならないからである。つまり、従来の荷役作業に加えて、新たな測定作業が加わるため、荷役効率が低下する。
第2に、特許文献1に記載の方法では、コンテナの重量や重心等に異常がある場合に、その後の対応が困難であるという問題を有している。これは、外来シャーシに搭載されたコンテナが、コンテナターミナルから出る直前に、その異常が発見されるからである。この場合、運送業者は、別途、低重心シャーシ等の特殊シャーシを準備し、この低重心シャーシ等にコンテナを載せ替えた後でなければ、コンテナの運搬ができない。
第3に、特許文献2に記載のワイヤの張力を測定する方法では、コンテナの重心位置を正確に測定することが困難であるという問題を有している。これは、コンテナの揺動等によりワイヤに張力が発生し、測定結果に影響を与えるからである。これに対して、コンテナの荷役作業を一旦停止し、コンテナが静止した状態で測定することも考えられるが、この場合は、荷役効率が低下するという問題が新たに発生する。
前述の問題により、コンテナの重量及び重心等を測定する方法は、その普及が進んでいない。
特開2012−78220号公報 特開2007―191173号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテナの荷役効率を低下させることなく、コンテナの重量を正確に測定することのできる測定システム及び測定方法を提供することである。また、上記と同様に、コンテナの重心を測定することのできる測定システム及び測定方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る測定システムは、コンテナの重量を測定する測定システムにおいて、前記測定システムが、コンテナターミナル又はコンテナ船において前記コンテナが載置される面に設置された重量測定装置と、少なくとも前記コンテナの固有番号及び位置の情報を格納した管理システムとの間で前記情報の授受を行う演算装置と、を有しており、前記演算装置が、測定対象となるコンテナが載置される前後において前記重量測定装置で測定した数値の変化量から、前記測定対象となるコンテナの重量を算出する構成を有していることを特徴とする。
この構成により、コンテナの荷役効率を低下させることなく、コンテナの重量を正確に測定することができる。これは、コンテナターミナルのコンテナ載置エリアや、コンテナ船における船倉等、従来コンテナが載置されるエリアにおいて、コンテナの重量が測定されるからである。また、測定システムは、コンテナターミナルやコンテナ船に設置された管理システムとの連携により、鉛直方向に重ねて載置されるコンテナのすべてについて、その重量をそれぞれ測定することができる。
上記の測定システムにおいて、前記測定システムが、前記コンテナを荷役する荷役機器に設置された通信装置を有しており、前記通信装置が、前記荷役機器により取得された前記測定対象となるコンテナの前記固有番号を前記演算装置に送信する構成を有していることを特徴とする。
この構成により、演算装置は、重量測定装置で測定した数値の変化量と、コンテナの固有番号を正確に関連させ、測定対象となるコンテナの重量を誤りなく算出し、格納することができる。
上記の測定システムにおいて、前記重量測定装置が、前記コンテナが前記面と接地する四隅に対応した位置に、それぞれ配置されていることを特徴とする。この構成により、測定システムは、コンテナの四隅に生じる荷重を独立した数値として取得し、演算装置によりコンテナの重心を算出することができる。
上記の測定システムにおいて、前記重量測定装置が、ひずみゲージにより、前記コンテナの重量を測定する構成を有していることを特徴とする。この構成により、測定システムは前述と同様の作用効果を得ることができる。
前述の測定システムにおいて、前記重量測定装置が、前記コンテナの重量を支持する油圧シリンダと、前記油圧シリンダの圧力を測定する油圧計と、を有していることを特徴とする。この構成により、測定システムは前述と同様の作用効果を得ることができる。
上記の目的を達成するための本発明に係る測定システムによる測定方法は、コンテナの重量を測定する測定システムであり、前記測定システムが、前記コンテナが載置される面
に設置された重量測定装置と、少なくとも前記コンテナの固有番号及び位置の情報を格納した管理システムとの間で前記情報の授受を行う演算装置と、を有する測定システムによる測定方法であって、測定対象となるコンテナが前記面又は前記面上に載置されたコンテナ上に載置される載置ステップと、前記重量測定装置が、前記コンテナの重量を測定する測定ステップと、前記演算装置が、前記測定対象となるコンテナが載置される前後において前記重量測定装置で測定した数値の変化量から、前記測定対象となるコンテナの重量を算出する算出ステップと、を有していることを特徴とする。この構成により、前述と同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係る測定システム及び測定方法によれば、コンテナの荷役効率を低下させることなく、コンテナの重量を正確に測定することのできる測定システム及び測定方法を提供することができる。また、上記と同様に、コンテナの重心を測定することのできる測定システム及び測定方法を提供することができる。
本発明に係る実施の形態の測定システムの概略図である。 本発明に係る実施の形態の測定システムの概略図である。 本発明に係る実施の形態の測定システムの作動の様子を示した概略図である。 本発明に係る異なる実施の形態の測定システムの概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態の測定装置及び測定方法について、図面を参照しながら説明する。図1に本発明の実施の形態の測定システム1を、コンテナターミナル30に採用した例の概略図を示す。測定システム1は、コンテナターミナル30においてコンテナC1〜C3(以下、総称する場合はコンテナCとする)が載置される面(以下、地表面という)33に埋め込むように設置された重量測定装置2と、少なくともコンテナCの固有番号及びコンテナターミナル30において載置される位置の情報を格納した管理システム31との間で情報の授受を行う演算装置3と、を有している。この管理システム31は、コンテナCの移動やコンテナ船又は外来シャーシへの積み込みスケジュール等を格納しており、コンテナターミナル30に設置されているものである。
次に、測定システム1の作動について説明する。コンテナターミナル30において、まず、門型クレーン32が、コンテナC1を載置エリアの地表面33に載置する(載置ステップ)。重量測定装置2は、コンテナC1の重量を測定する(測定ステップ)。演算装置3は、重量測定装置2により取得されたコンテナC1の重量のデータを取得し、更に、管理システム31から測定対象となるコンテナC1の固有番号及びコンテナC1が載置される位置の情報を取得する(取得ステップ)。ここで、管理システム31は、コンテナC1が荷役される順番及び載置される位置を管理しているため、測定対象となるコンテナC1のコンテナ固有番号等を選別し、演算装置3に送ることは可能である。以上より、コンテナC1の固有番号と、載置された位置と、重量の情報を1組として、演算装置3は格納する(格納ステップ)。
同様に、既にコンテナC2が載置されている場所に、測定対象となるコンテナC3が積まれた場合、重量測定装置2は、コンテナC2及びC3の2つ分の重量を測定する(測定ステップ)。演算装置3は、2つ分のコンテナC2及びC3の重量の情報を取得し(取得ステップ)、コンテナC3が積まれる前の重量の情報との変化量から、コンテナC3の重量を算出する(算出ステップ)。なお、演算装置3は、重量測定装置2から連続的にコンテナCの合計重量の値を取得するように構成することが望ましい。
以上を繰り返し、測定システム1は、載置エリアに載置されていく全てのコンテナCの重量の情報を、コンテナCの固有番号及び位置の情報と共に取得し、格納していく。なお、コンテナCの重量の情報等は、固有番号や位置の情報と共に、管理システム31に格納するように構成してもよい。また、演算装置3は、管理システム31内に組み込むように構成されてもよい。更に、コンテナCの重量の情報は、管理システム31を介して、運送業者をはじめとする関係者で共有するように構成することが望ましい。
上記の構成により、測定システム1は以下の作用効果を得ることができる。第1に、コンテナターミナル30等は、荷役効率を低下させずに、コンテナCの重量の情報を取得することができる。これは、コンテナCの重量を、従来からコンテナCが載置されていた載置エリアで、測定するからである。つまり、測定システム1による測定は、従来の荷役作業に一切の影響を与えないからである。
第2に、コンテナターミナル等は、コンテナCの重量に異常がある場合に、高荷重対応型シャーシ等の特殊シャーシを事前に準備し、対応することができる。これは、コンテナCの重量が、載置エリアに載置された時点で把握されるからである。
第3に、コンテナターミナル30は、コンテナCの重量を正確に測定することができる。これは、コンテナCの重量が、載置され加速度が生じない状態で測定されるからである。
なお、測定システム1が、門型クレーン32等に設置された固有番号取得装置5と、固有番号取得装置5で取得されたコンテナCの固有番号を演算装置3に送る通信装置4を有するように構成してもよい。この固有番号取得装置5は、門型クレーン32が荷役しているコンテナCの固有番号を、取得する構成を有している。具体的には、例えばOCR機能(光学文字認識機能)を備えたカメラ等や、門型クレーン32の運転手が固有番号を入力する入力装置で構成することができる。この構成により、コンテナCが予め計画された位置と異なる場所に載置された場合であっても、固有番号の確認により、測定対象となるコンテナCの重量の情報と、固有番号を正しく関連させ、演算装置3又は管理システム31に格納することができる。
また、測定システム1が、門型クレーン32等に設置された吊具位置検出装置6を有するように構成してもよい。この吊具位置検出装置6は、門型クレーン32の吊具11の位置の空間座標を取得する構成を有している。この空間座標は、クレーン32の位置情報と、トロリ10の位置情報と、トロリ10から繰り出されたワイヤ13の長さ等から検出することができる。この構成により、荷役対象となっているコンテナCの位置を正確に把握することができる。そのため、上記と同様、コンテナCが計画と異なる場所に載置された場合であっても、このコンテナCの重量を正確に把握することができる。
更に、測定システム1が、門型クレーン32等に設置された吊フック位置検出装置7を有するように構成してもよい。この吊フック位置検出装置7は、吊具11に設置され、回転によりコンテナCとの連結及びその解除を行う吊フック12の回転状態の情報を取得する構成を有している。この吊フック位置検出装置7は、更に、吊具11がコンテナCと接触しているか否かの状態を示す情報を取得する構成を有することが望ましい。この構成により、吊具11とコンテナCが、連結されているか否かを識別することができる。そのため、重量測定装置2で測定した重量が、コンテナCの正しい重量であることを確認することができる。
前述の固有番号取得装置5等を備えた測定システム1は、特に、コンテナターミナル3
0で同時に多数のコンテナCの荷役が行われる場合であっても、測定対象となるコンテナCの重量を、固有番号と正確に関連させ、演算装置3に格納することができる。
図2に、重量測定装置2の実施例の概略を示す。重量測定装置2は、コンテナCが載置される面(地表面)33であり、且つコンテナCが地表面33と接触する四隅に対応するように設置されている(図2左方参照)。つまり、重量測定装置2は、コンテナCの四隅を支持するように設置される。また、重量測定装置2は、コンテナCと接触する接触板21と、接触板21を支持する油圧シリンダ22と、油圧シリンダ22と油圧回路23を介して連結された油圧センサー24をそれぞれ有している(図2右方参照)。この重量測定装置2は、コンテナCの荷重により上昇した油圧を測定し、その値から荷重を推定する構成を有している。ここで、34は、コンテナCを載置すべき場所として地表面33に設けられた載置ライン34を示している。クレーン32の運転手は、この載置ライン34に合わせるようにコンテナCを載置する。
なお、重量測定装置2は、コンテナCの重量を測定できる構成であればよく、上記の構成に限ら得ない。例えば、重量測定装置は、ひずみゲージによりコンテナの重量を測定する構成を有したひずみゲージ式の台秤で構成してもよい。また、コンテナCの四隅に対応するように、複数の重量測定装置2を配置する他に、1つの重量測定装置2で、コンテナC全体の重量を測定するように構成してもよい。
次に、測定システム1における重量測定装置2の作動について説明する。図3に、重量測定装置2による重量測定の様子を示す。まず、重量測定装置2上に、コンテナC1が載置される(図3左方)。このコンテナC1の荷重F、F、及び図3奥側に位置し図示しないF、F(以下総称する場合はFxとする)により、対応する重量測定装置2の各油圧シリンダ22の油圧P〜P(以下総称する場合はPxとする)が上昇する。重量測定装置2のそれぞれの油圧センサー24は、上昇した油圧Pの値を図示しない演算装置3に送る。演算装置3は、この上昇した油圧PからコンテナC1の重量を算出する。具体的には、以下の式により算出される。
ここで、Fはコンテナによる荷重(kg)、Pは油圧センサー24で取得した圧力(Pa)、αは変換係数を示している。
ここで、WcxはコンテナCの重量(kg)を示している。以上より、測定システム1は、コンテナC1の重量を取得することができる。
次に、2段目以降のコンテナC2が積まれた場合を説明する。まず、既に載置されているコンテナC1の上に、更にコンテナC2が載置される(図3右方)。このコンテナC1及びC2の合計された荷重F’〜F’により、対応する重量測定装置2の油圧シリンダ22の油圧P’〜P’が上昇する。重量測定装置2のそれぞれの油圧センサー24は、上昇した油圧P’の値を図示しない演算装置3に送る。演算装置3は、以下の式により、上昇した油圧P’からコンテナC2の重量を算出する。
ここで、Wc2は、コンテナC2の重量(kg)を示している。以上より、測定システム1は、重量測定装置2における値の変化量から、コンテナC2の重量を取得することができる。コンテナCが更に複数段積み重ねられる場合であっても、測定システム1は、上記の計算を繰り返し、コンテナCの重量を取得することができる。また、測定システム1は、コンテナCが取り除かれたのちに、別のコンテナCが積まれた場合であっても、同様にコンテナの重量を算出することができる。
なお、重量測定装置2をコンテナCの設置する四隅に対応させて設置した場合、F1〜F4の値の比からコンテナCの重心位置を算出することができる。例えば、図3に示すように、コンテナC1のみの場合にF1及びF2が等しく、コンテナC2が加わった後にF1’に比べてF2’が大きい場合、コンテナC2の重心が、F2’側に偏っていることがわかる。同様に、それぞれの重量測定装置2で取得したF1〜F4又はF1’〜F4’の値の比から、コンテナCの重心位置を算出することができる。
前述のとおり、重量測定装置2により取得及び算出されたコンテナCの重量情報及び重心情報は、演算装置3に格納される。このとき、演算装置3は、油圧の変化した油圧シリンダ22の位置から、コンテナCの平面的な位置を推定し、更に、下記の方法のいずれかでコンテナCが何段目であるかを推定し、コンテナCの立体的な位置の情報を把握する。その後、演算装置3は、管理システム31から取得したコンテナの位置の情報から、上記により把握した位置の情報と整合するものを選択し、これに対応するコンテナの固有番号を把握する。その後、演算装置3は、コンテナの固有番号、位置の情報、重量情報及び重心情報を関連させて、1組の情報として格納する。また、この1組の情報は、関係者で共有される。
ここで、測定対象のコンテナCが何段目であるかを知る方法を、以下に説明する。第1の方法として、管理システム31の荷役スケジュールから判断する方法がある。つまり、コンテナCの平面的な位置と、荷役されるタイミングから、測定対象となるコンテナCの固有番号を把握することができる。
第2の方法として、重量測定装置2における測定値の連続的な取得により、コンテナCが何段目であるかを推定する方法がある。つまり、重量測定装置2により測定された値の変化により、積み上げられたコンテナCが増加するタイミング及び減少するタイミングを把握できるため、任意の時点で、何段のコンテナCが積まれているかを知ることができる。
第3の方法として、吊具位置検出装置6及び吊フック位置検出装置7(図1参照)から取得した情報により、コンテナCが吊具から解除された高さを検出することができる。この高さから、対象となるコンテナが何段目であるかを知ることができる。
図4に、本発明に係る異なる実施の形態の測定システム1Aを示す。この測定システム1Aは、隣接するコンテナC1、C2を同時に支える重量測定装置2Aを有している。また、重量測定装置2Aは、それぞれの油圧シリンダ22Aに接続された油圧回路23Aを
連結し、この油圧回路23Aに設置された1つの油圧センサー24Aを有している。更に、重量測定装置2Aは、例えば2つのコンテナC1、C2と同時に接触する接触板21Aと、この接触板21Aを支持する少なくとも1つの油圧シリンダ22Aを有している。
この構成により、測定システム1Aは、コンテナCの載置の前後で変化する油圧から、測定対象となるコンテナの重量を測定することができる。また、油圧センサー24Aの数を減らすことができるため、測定システムのコストを抑制することができる。ただし、この測定システム1Aは、コンテナCの四隅の荷重をそれぞれ測定することはできないため、重心の情報を得ることはできない。なお、油圧回路23Aで連結する油圧シリンダ22Aの個数は、任意に決定することができる。
以上より、本発明に係る測定システム1、1A及び測定方法によれば、コンテナの荷役効率を低下させることなく、コンテナの重量を正確に測定することができる。なお、測定システム1Aを設置したコンテナターミナル30を例に説明したが、測定システム1Aは、コンテナ船に設置することもできる。この場合の測定システムは、コンテナ船の船倉に設置された重量測定装置を有し、コンテナ船の船橋に設置された管理システム等を利用するように構成されることが望ましい。また、固有番号取得装置5、吊具位置検出装置6、及び吊フック位置検出装置7は、コンテナ船に対してコンテナCの荷役作業を行う岸壁クレーン、又はコンテナ船に設置されたデッキクレーン等に設置することが望ましい。
1、1A 測定システム
2、2A 重量測定装置
3 演算装置
4 通信装置
21、21A 接触板
22、22A 油圧シリンダ
23、23A 油圧回路
24、24A 油圧計
30 コンテナターミナル
31 管理システム
33 面(地表面)
34 載置ライン
C、C1、C2、C3 コンテナ
F1、F2、F3、F4 荷重

Claims (6)

  1. コンテナの重量を測定する測定システムにおいて、
    前記測定システムが、
    コンテナターミナル又はコンテナ船において前記コンテナが載置される面に設置された重量測定装置と、
    少なくとも前記コンテナの固有番号及び位置の情報を格納した管理システムとの間で前記情報の授受を行う演算装置と、を有しており、
    前記演算装置が、測定対象となるコンテナが載置される前後において前記重量測定装置で測定した数値の変化量から、前記測定対象となるコンテナの重量を算出する構成を有していることを特徴とする測定システム。
  2. 前記測定システムが、
    前記コンテナを荷役する荷役機器に設置された通信装置を有しており、
    前記通信装置が、前記荷役機器により取得された前記測定対象となるコンテナの前記固有番号を前記演算装置に送信する構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記重量測定装置が、前記コンテナが前記面と接地する四隅に対応した位置に、それぞれ配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の測定システム。
  4. 前記重量測定装置が、ひずみゲージにより、前記コンテナの重量を測定する構成を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の測定システム。
  5. 前記重量測定装置が、前記コンテナの重量を支持する油圧シリンダと、前記油圧シリンダの圧力を測定する油圧計と、を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の測定システム。
  6. コンテナの重量を測定する測定システムであり、前記測定システムが、コンテナターミナル又はコンテナ船において前記コンテナが載置される面に設置された重量測定装置と、少なくとも前記コンテナの固有番号及び位置の情報を格納した管理システムとの間で前記情報の授受を行う演算装置と、を有する測定システムによる測定方法であって、
    測定対象となるコンテナが前記面又は前記面上に載置されたコンテナ上に載置される載置ステップと、
    前記重量測定装置が、前記コンテナの重量を測定する測定ステップと、
    前記演算装置が、前記測定対象となるコンテナが載置される前後において前記重量測定装置で測定した数値の変化量から、前記測定対象となるコンテナの重量を算出する算出ステップと、
    を有していることを特徴とする測定方法。
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