JP6096355B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレクトロルミネセンス(EL)を発現する発光部材を含む照明装置に関する
有機化合物を発光体として用いた発光素子は、次世代の照明への応用が期待されている。
有機化合物を発光体として用いた発光素子は、低電圧、低消費電力駆動などの特徴を有し
ている。
発光素子を構成するEL層は、少なくとも発光層を有する。また、EL層は、発光層の他
に、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層などを有する積層構造とすること
もできる。
発光素子の発光機構は、一対の電極間にEL層を挟んで電圧を印加することにより、陰極
から注入された電子および陽極から注入された正孔がEL層の発光中心で再結合して分子
励起子を形成し、その分子励起子が基底状態に緩和する際にエネルギーを放出して発光す
るといわれている。励起状態には一重項励起と三重項励起が知られ、発光はどちらの励起
状態を経ても可能であると考えられている。
また、このような発光素子においては、一対の電極および発光層を膜状に形成するため、
大面積の発光素子を形成することにより、面状の発光を容易に得ることができる。このこ
とは、白熱電球やLED(点光源)、あるいは蛍光灯(線光源)などの光源では得難い特
色であるため、上述した発光素子は照明等の光源としての利用価値が高い。
また、複数の発光素子が直列に接続した構造を有する発光装置について、特許文献1、特
許文献2に開示されている。
特開2006−49853号公報 特開2006−108651号公報
本発明の一態様は、複数の発光素子を集積化して、比較的に大きい面積の発光領域を有す
る照明装置およびその作製方法を提供することを課題の一とする。
本発明の一態様は、薄型、且つ、軽量である照明装置を提供することを課題の一とする。
また、本発明の一態様は、落下などの衝撃に耐えることのできる照明装置を提供すること
を課題の一とする。
比較的に大きい面積の発光領域を有する照明装置を形成する際、発光素子の一対の電極層
のうち、どちらか一方の電極層は透光性を有する導電材料を用いて形成する。透光性を有
する導電材料、例えばインジウム錫酸化物(以下、ITOと呼ぶ。)は、配線層に用いら
れる金属材料、例えばアルミニウムやチタンなどと比べて抵抗値が大きい。そのため、透
光性を有する導電材料を用いて導電層や配線などを形成すると電圧降下が生じやすい。な
お、抵抗値が大きい材料を用いた導電層によって形成される電流経路には必ず抵抗があり
、電圧降下が生じる。
そこで、複数の発光素子を集積化し、且つ、電圧降下を抑制するため、複数の発光素子が
直列に接続する構造とし、幅や厚さの異なる補助配線を複数用い、その配線や、電極や、
発光素子などの配置を最適化する。
本発明の一形態は、複数段の発光素子ユニットと、複数段の発光素子ユニットの初段の発
光素子ユニットと接する第1の配線と、複数段の発光素子ユニットの最終段の発光素子ユ
ニットと接する第2の配線と、を有し、初段の発光素子ユニットは、並列に接続された少
なくとも第1の発光素子、及び第2の発光素子を含み、初段の発光素子ユニットに隣り合
う発光素子ユニットは、並列に接続された少なくとも第3の発光素子、及び第4の発光素
子を含み、第1の発光素子、第2の発光素子、第3の発光素子、及び第4の発光素子はそ
れぞれ、透光性を有する第1の電極層と、第1の電極層と接する有機化合物を含む層と、
有機化合物を含む層と接する反射性を有する第2の電極層と、第1の電極層に接し且つ第
1の配線及び第2の配線より幅の狭い補助配線と、を有し、第1の発光素子の第2の電極
層と、第3の発光素子の補助配線とが接続することによって、第1の発光素子と第3の発
光素子は直列に接続し、第2の発光素子の第2の電極層と、第4の発光素子の補助配線と
が接続することによって、第2の発光素子と第4の発光素子は直列に接続し、初段の発光
素子ユニットに含まれる発光素子のそれぞれの補助配線は、第1の配線と接し、最終段の
発光素子ユニットに含まれる発光素子のそれぞれの第2の電極層は第2の配線と接する構
成を有する照明装置である。
なお、複数段の発光素子ユニットの数は2以上であり、第1の配線に接する発光素子ユニ
ットを初段の発光素子ユニットとよび、第2の配線に接する発光素子ユニットを最終段の
発光素子ユニットと呼ぶ。例えば、複数段の発光素子ユニットの数が4つの場合、初段の
発光素子ユニットには2段目の発光素子ユニットが隣り合って設けられ、2段目の発光素
子ユニットには3段目の発光素子ユニットが隣り合って設けられ、3段目の発光素子ユニ
ットには、最終段である4段目の発光素子ユニットが隣り合って設けられる。
上記構成の照明装置の一形態は、第1の配線及び第2の配線の膜厚は、3μm以上30μ
m以下であり、補助配線の膜厚は、0.1μm以上3μm未満である。また、第1の配線
、第2の配線、補助配線は、銅を含む導電層を有し、低抵抗な配線である。補助配線は、
透光性を有する第1の電極層と接して設けることによって、電圧降下を抑制する。
上記構成とすることで、効率よく複数の発光素子を発光させる、またはトータルの発光面
積を増大させることができる。
また、第1の配線や第2の配線と比べて膜厚が薄く、且つ、線幅が細い補助配線を複数種
設けてもよく、本発明の一形態は、直列に接続された複数段の発光素子ユニットと、複数
段の発光素子ユニットの初段の発光素子ユニットと接する第1の配線と、複数段の発光素
子ユニットの最終段の発光素子ユニットと接する第2の配線と、を有し、初段の発光素子
ユニットは、並列に接続された少なくとも第1の発光素子、及び第2の発光素子を含み、
初段の発光素子ユニットに隣り合う発光素子ユニットは、並列に接続された少なくとも第
3の発光素子、及び第4の発光素子を含み、第1の発光素子、第2の発光素子、第3の発
光素子、及び第4の発光素子はそれぞれ、透光性を有する第1の電極層と、第1の電極層
と接する有機化合物を含む層と、有機化合物を含む層と接する反射性を有する第2の電極
層と、第1の電極層に接し且つ第1の配線及び第2の配線より幅の狭い第1の補助配線と
、第1の電極層に接し且つ第1の補助配線より幅の狭い第2の補助配線と、を有し、第1
の発光素子の第2の電極層と、第3の発光素子の第1の補助配線とが接続することによっ
て、第1の発光素子と第3の発光素子は直列に接続し、第2の発光素子の第2の電極層と
、第4の発光素子の第1の補助配線とが接続することによって、第2の発光素子と第4の
発光素子は直列に接続し、初段の発光素子ユニットに含まれる発光素子のそれぞれの第1
の補助配線は、第1の配線と接し、最終段の発光素子ユニットに含まれる発光素子のそれ
ぞれの第2の電極層は第2の配線と接する構成を有する照明装置である。
上記構成の照明装置の一形態は、第1の配線及び第2の配線の膜厚は、3μm以上30μ
m以下であり、第1の補助配線の膜厚は、0.1μm以上3μm未満であり、第2の補助
配線の膜厚は、3nm以上30nm以下である。また、第1の配線、第2の配線、第1の
補助配線、及び第2の補助配線は、銅を含む導電層を有し、低抵抗な配線である。第1の
補助配線及び第2の補助配線は、透光性を有する第1の電極層と接して設けることによっ
て、電圧降下を抑制する。また、発光素子の発光領域と重なる位置に第2の補助配線は設
けられるが、第1の補助配線よりも膜厚が薄く、且つ、線幅が細い配線であるため、トー
タルの発光面積に影響をほとんど与えない。
上記各構成の照明装置の一形態の発光素子のそれぞれは、第1の電極層上に接し、且つ開
口を有する絶縁層を有し、有機化合物を含む層は、開口において第1の電極層と接する。
この絶縁層が隔壁または土手と呼ばれ、隣り合う発光素子同士の短絡を防ぐ。この絶縁層
に設けられた開口の面積、即ち有機化合物を含む層と第1の電極が接触する領域が、一つ
の発光素子の発光領域の平面面積とほぼ同一となる。
上記構成の照明装置の一形態は、第1の複数段の発光素子ユニットと隣り合う第2の複数
段の発光素子ユニットを有し、第1の複数段の発光素子ユニットと第2の複数段の発光素
子ユニットとは、平面視して第2の配線の長さ方向を対称軸として線対称に配置する。複
数の発光素子ユニットを線対称に配置し、対称軸と一致する直線方向に伸びている同電位
の配線を共通化することでトータルの配線数を削減することができる。
上記構成の照明装置の一形態において、第1の発光素子と第2の発光素子は並列に接続さ
れ、第1の発光素子の第2の電極層は、第3の発光素子の第1の電極層と接することによ
って直列に接続し、第2の発光素子の第2の電極層は、第4の発光素子の第1の電極層と
接することによって直列に接続する。直列に接続することで、より高い電圧を照明装置に
入力することができるため、コンバータの負担を低減することができる。
上記構成の照明装置の一形態は、複数段の発光素子ユニットは筐体として機能する絶縁表
面を有する基板上に設けられ、絶縁表面を有する基板は、凹部を有し、平面視して前記凹
部に第1の配線及び第2の配線が配置され、第1の配線及び第2の配線は平坦化膜で覆わ
れる。
上記構成の照明装置の一形態は、第1の発光素子、第2の発光素子、第3の発光素子、及
び第4の発光素子の発光は、絶縁表面を有する基板を透過して取り出される。必要であれ
ば、絶縁表面を有する基板にマイクロレンズアレイや拡散板などの光学部材を設けること
で、大面積でより均一な発光が可能な照明装置とすることもできる。
また、信頼性を向上させるため、発光素子の上面を覆う無機絶縁膜(無機絶縁体)を設け
ることが好ましい。また、発光素子の光放射面と筐体との間にも無機絶縁膜を設ける構成
としてもよい。無機絶縁膜は、外部からの水等の汚染物質から保護する保護層、封止膜と
して機能する。無機絶縁膜としては窒化膜、及び窒化酸化膜の単層又は積層を用いること
ができる。無機絶縁体としては厚さの薄いガラスを用いることができる。無機絶縁膜を設
けることで、発光素子の劣化を軽減し、照明装置の耐久性や寿命を向上させることができ
る。
発光素子の放射面の形状は、四角形のような多角形のほか、円形であってもよく、発光素
子を覆う筐体の形状も該放射面の形状に対応させればよく、直方型、多角柱、円柱などを
用いることができる。
また、EL層は積層とし、中間層を介して2層以上設けられる構成としてもよい。発光色
の異なるEL層を複数積層することで放射される光の色を調節することができる。また、
発光色が同色であっても複数層設けることで電力効率を向上させる効果を奏する。
また、EL層は積層とし、その一層として正孔輸送性の高い有機化合物にアクセプター性
物質を含有させた複合材料を含む層を設ける構成としてもよい。複合材料を含む層は、第
2の電極層と接する構成とすることで、発光素子の短絡を低減できる。
なお、本明細書中において照明装置とは、発光デバイス、もしくは光源(照明などを含む
)を指し、少なくとも一対の電極間に発光層を有する発光素子を備える。また、照明装置
にコネクター、例えばFPC(Flexible printed circuit)も
しくはTAB(Tape Automated Bonding)テープもしくはTCP
(Tape Carrier Package)が取り付けられたモジュール、TABテ
ープやTCPの先にコンバータなどが設けられたモジュールも全て照明装置に含むものと
する。
本発明の一態様は、複数の発光素子を集積化して、比較的に大きい面積の発光領域を有す
る照明装置およびその作製方法を提供することができる。
また、本発明の一態様は、薄型、且つ、軽量である照明装置を提供することができる。
また、照明装置に用いる基板をプラスチックや薄膜の金属板を用いる場合は、落下などの
衝撃に耐えることのできる照明装置を実現することができる。
本発明の一形態である照明装置は、効率よく複数の発光素子を発光させる、またはトータ
ルの発光面積を増大させることができる。
本発明の一形態によれば、複数の発光素子ユニットを任意の段数で直列及び直並列に接続
して照明装置を構成できるので、当該照明装置を大型化することができる。例えば、液晶
パネルのマザーガラス基板のサイズに換算すれば、G5.5(1100mm×1300m
m)乃至G11(3000mm×3300mm)に相当する大面積基板の一面を発光領域
とする照明装置を実現することも可能となる。
照明装置を説明する平面図。 照明装置を説明する断面図。 照明装置を説明する平面図。 照明装置を説明する断面図。 照明装置を説明する平面図。 照明装置を説明する断面図。 照明装置を説明する断面図。 照明装置に適用できる発光素子の例を説明する図。 照明装置の使用形態の一例を説明する図。 照明装置の使用形態の一例を説明する図。 照明装置を説明する断面図。 照明装置を説明する断面図。 照明装置を説明する断面図及び平面図。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下の説明に限定されず、趣
旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者
であれば容易に理解される。従って、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈さ
れるものではない。なお、以下に説明する構成において、同一部分又は同様な機能を有す
る部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の照明装置の一形態について図1、図2、図3、図4、図5、
図6、図7、図11、図12、及び図13を用いて説明する。なお、図1、図2、図3、
図4、図5、図6、図7、図11、図12、及び図13において、同じ箇所には同じ符号
を用いて説明する。
図1に本実施の形態の照明装置の一部を拡大した平面図を示す。なお、図2(A)は、図
1における線分A1−A2の断面図であり、図2(B)は、図1における線分B1−B2
の断面図である。
図1の照明装置は、平面視して、第1の配線124と第2の配線128との間に複数の発
光素子が配置している様子を示している。本実施の形態では、わかりやすく説明するため
、8個の発光素子を用いて説明するが、発光素子の数は特に限定されない。
第1の配線124は、線幅が太く、膜厚が厚く、低抵抗材料からなる引き回し配線である
。第1の配線124は、電源(ここでは図示しない)と電気的に接続されており、第1の
配線124から各発光素子に電流が供給される。
また、第2の配線128は、線幅が太く、膜厚が厚く、低抵抗材料からなる引き回し配線
である。第2の配線128は、固定電位(共通電位とも呼べる)である。
第1の配線124及び第2の配線128は、主配線とも呼べ、いろいろな箇所で分岐して
いる。なお、第1の配線124及び第2の配線128の分岐している部分の線幅は、ほぼ
同じである。図1では1本の第1の配線124から分岐する方向が同じ方向であり櫛歯状
となる例を示したが特に限定されず、配線の長さ方向を対称軸として分岐している部分が
線対称となるように交差する配線のレイアウト(格子状の配線のレイアウト)としてもよ
く、また互い違いに分岐する部分があってもよい。第1の配線124及び第2の配線12
8の膜厚は、3μm以上30μm以下であり、低抵抗材料を用いることが好ましく、例え
ば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、
モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、ネオジム(Nd)、スカンジウム(Sc)、ニッ
ケル(Ni)、銅(Cu)から選ばれた材料又はこれらを主成分とする合金材料を用いて
、単層で又は積層して形成する。
また、第1の配線124及び第2の配線128を形成するためにメッキ処理(電解メッキ
法、或いは無電解メッキ法)を用いてもよい。メッキされる金属材料としては、低抵抗な
材料、例えば銅、銀、金、クロム、鉄、ニッケル、白金、またはこれらの合金などを用い
ることができる。
本実施の形態では、第1の配線124をチタン層と、該チタン層上に銅層を形成した2層
構造とし、図2(A)及び図2(B)に示すように第1層を124a、第2層を124b
として図示している。また、第2の配線128も第1層を128a、第2層を128bと
して図示している。また、第1の配線124と第2の配線128は、図2(B)に示すよ
うに、互いに接して短絡しないように間に絶縁層103を介し、間隔を保って同一層上に
配置されている。
絶縁層103は、無機絶縁材料又は有機絶縁材料を用いて形成することができる。なお、
アクリル樹脂、ポリイミド、ベンゾシクロブテン系樹脂、ポリアミド、エポキシ樹脂等の
、耐熱性を有する有機絶縁材料を用いると、平坦化絶縁膜として好適である。また上記有
機絶縁材料の他に、低誘電率材料(low−k材料)、シロキサン系樹脂、PSG(リン
ガラス)、BPSG(リンボロンガラス)等を用いることができる。なお、これらの材料
で形成される絶縁膜を複数積層させることで、絶縁層103を形成してもよい。
絶縁層103の形成法は、特に限定されず、その材料に応じて、スパッタリング法、スピ
ンコート法、ディッピング法、印刷法、インクジェット法等を用いることができる。
図2(A)に示すように、第1の配線124は、補助配線125a1を介して第1の発光
素子132a1の第1の電極層104a1と電気的に接続する。第1の発光素子132a
1は、第1の電極層104a1、EL層106a1、及び第2の電極層108a1を含み
、EL層106a1からの光は第1の電極層104a1及び筐体100を通過して外部へ
放射されるため、第1の電極層104a1側が光放射面となる。よって第1の電極層10
4a1及び筐体100は少なくともEL層106a1からの光を透過する透光性を有する
第1の電極層104a1の材料としては、酸化インジウム(In)、酸化スズ(S
nO)、酸化亜鉛(ZnO)、ITO、酸化インジウム酸化亜鉛合金(In―Z
nO)またはこれらの金属酸化物材料に酸化シリコンを含ませたものを用いることができ
る。また、第1の電極層104a1の材料としてグラフェンを用いることができる。
また、第1の配線124は、補助配線125a2を介して第2の発光素子132a2の第
1の電極層104a2と電気的に接続する。
本実施の形態では、わかりやすく説明するため、8個の発光素子を複数段の発光素子ユニ
ットとして分類する。
第1の発光素子132a1と、第2の発光素子132a2とを初段の発光素子ユニット1
33a1と呼ぶ。この初段の発光素子ユニット133a1における複数の発光素子は、そ
れぞれ並列に接続している。
電源から供給された電流は、第1の配線124から補助配線125a1を経た後、第1の
電極層104a1を経てEL層106a1に順次供給される。そして、EL層106a1
と電気的に接続する第2の電極層108a1は、補助配線125a3と電気的に接続され
る。
第2の電極層108a1は、仕事関数の小さい金属(代表的には周期表の1族もしくは2
族に属する金属元素)や、これらを含む合金を用いることが好ましい。第2の電極層10
8a1として、具体的には、アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いる。ただし、ア
ルミニウムまたはアルミニウム合金は直接ITOなどと直接接して設けると腐食する恐れ
がある。従って、本実施の形態では、第1の発光素子132a1の第2の電極層108a
1と直列に接続する第3の発光素子132a3の第1の電極層104a3と直接接する構
造とするのではなく、補助配線125a3を介して電気的に接続させている。
補助配線125a3の材料は、銅(Cu)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タング
ステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、ネオジム(Nd)、スカンジウム
(Sc)、ニッケル(Ni)、から選ばれた材料又はこれらを主成分とする合金材料を用
いて、単層で又は積層して形成する。また、補助配線125a3の材料としてアルミニウ
ムを用いることもできるが、その場合には上記した腐食の問題が生じないように積層構造
とし、ITOなどと接しない層にアルミニウムを用いればよい。また、補助配線125a
3の線幅は、第1の配線や第2の配線と比べて細く、膜厚も薄い。具体的には、補助配線
125a3の膜厚は、0.1μm以上3μm未満である。
また、初段の発光素子ユニット133a1に隣り合うように2段目の発光素子ユニット、
ここでは最終段の発光素子ユニット133a2が配置されている。
最終段の発光素子ユニット133a2は、初段の発光素子ユニット133a1の第1の発
光素子132a1と直列に接続する第3の発光素子132a3を有している。
図2(A)には、複数の発光素子が直列に接続していることが図示されている。補助配線
125a3は、第3の発光素子132a3の第1の電極層104a3と電気的に接続され
、さらに第1の電極層104a3は、EL層106a3に接続される。そして、EL層1
06a3と電気的に接続する第2の電極層108a3は、第2の配線128に電気的に接
続される。
また、図2(A)に示すように、照明装置は、第1の電極層上に接し、且つ開口を有する
絶縁層135を有し、EL層は、開口において第1の電極層と接する。この絶縁層135
が、隣り合う発光素子同士の短絡を防ぐ。また、図2(B)に示すように、並列に接続さ
れ、隣り合って配置されている複数の発光素子の間にも絶縁層135が配置され、それぞ
れのEL層の周縁が絶縁層135上に位置する。また、図2(B)に示すように、並列に
接続され、隣り合って配置されている複数の発光素子の間に配置された絶縁層135上に
第2の電極層の周縁がそれぞれ位置する。また、図2(B)に示すように、並列に接続さ
れ、図2(A)に示すように、隣り合って配置されている複数の発光素子の間で無機絶縁
膜140が絶縁層135と接する。
絶縁層135は、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、エポキシ等の有機絶縁材料、又は
無機絶縁材料を用いて形成する。特に感光性の樹脂材料を用い、第1の電極層上に開口部
を形成し、その開口部の側壁が連続した曲率を持って形成される傾斜面となるように形成
することが好ましい。
なお、第2の電極層108a2、108a3は、前述の第2の電極層108a1と同様の
材料及び作製工程で形成することができる。また、補助配線125a1、125a2は、
前述の補助配線125a3同様の材料及び作製工程で形成することができる。
また、最終段の発光素子ユニット133a2は、初段の発光素子ユニット133a1の第
2の発光素子132a2と直列に接続する第4の発光素子132a4を有している。
第2の配線128に接して接続する発光素子ユニットが最終段の発光素子ユニット133
a2である。
また、図1に示すように、第1の配線124は2箇所から分岐して突出した部分があり、
第2の配線128は1箇所から分岐して突出した部分がある。図1においてこれらの突出
した部分は櫛歯状に設けられている。
また、図1では、第1の配線124において2箇所から分岐して突出した部分はほぼ平行
となっており、第2の配線128において1箇所から分岐して突出した部分ともほぼ平行
となっている。第1の配線124において1箇所目から分岐して突出した部分と、第2の
配線128において1箇所から分岐して突出した部分との間に初段の発光素子ユニット1
33a1と最終段の発光素子ユニット133a2、即ちここでは第1乃至第4の発光素子
が配置されている。
そして、第2の配線128の一部である1箇所から分岐して突出した部分の長さ方向は直
線であり、その直線を対称軸としてレイアウトが線対称になるようにすることも本実施の
形態の特徴の一つである。図1においては、直線170が対称軸に相当する。
第1の配線124において2箇所目から分岐して突出した部分と、第2の配線128にお
いて1箇所から分岐して突出した部分との間に初段の発光素子ユニット133b1と最終
段の発光素子ユニット133b2、即ちここでは第5乃至第8の発光素子が配置されてい
る。
最終段の発光素子ユニット133a2と最終段の発光素子ユニット133b2の間に第2
配線128の1箇所から分岐して突出した部分が配置される。このように、複数の発光素
子ユニットを線対称に配置し、対称軸と長さ方向が一致する同電位の配線を共通化するこ
とでトータルの配線数を削減することができる。
なお、発光素子132の上面を覆う無機絶縁膜140を設けることが好ましい。また、発
光素子132の光放射面と筐体100との間にも無機絶縁体102を設ける構成としても
よい。無機絶縁膜140、無機絶縁体102は、外部からの水等の汚染物質から保護する
保護層、封止膜として機能する。無機絶縁膜140、無機絶縁体102を設けることで、
発光素子132の劣化を軽減し、照明装置の耐久性や寿命を向上させることができる。
無機絶縁膜140、無機絶縁体102としては窒化膜、及び窒化酸化膜の単層又は積層を
用いることができる。具体的には、酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素、酸化アルミニウ
ム、窒化アルミニウム、酸化窒化アルミニウムなどを用いて、材料に合わせてCVD法、
スパッタ法等により形成することができる。好ましくは、窒化珪素を用いてCVD法によ
り形成するとよい。無機絶縁膜の膜厚は100nm以上1μm以下程度とすればよい。
また、無機絶縁膜140、無機絶縁体102として、酸化アルミニウム膜、ダイアモンド
ライクカーボン(DLC)膜、窒素含有炭素膜、硫化亜鉛及び酸化珪素を含む膜(ZnS
・SiO膜)を用いてもよい。
また、無機絶縁体102として、膜厚の薄いガラス基板を用いることができる。例えば、
30μm以上100μm以下の厚さのガラス基板を用いることができる。
無機絶縁体102としてガラス基板を用いることで、水分又は不純物等が照明装置の外部
から発光素子に含まれる有機化合物や金属材料に侵入することを抑制することができる。
したがって、水分又は不純物等による発光素子の劣化が抑制され、照明装置の信頼性を向
上させることができる。また、曲げや折れに強い照明装置を実現するとともに、ガラス基
板の膜厚が30μm以上100μm以下と薄いため、照明装置の軽量化を図ることができ
る。
筐体100に用いる部材の具体例としては、プラスチック(有機樹脂)、ガラス、または
石英などを用いることができる。プラスチックとしては、例えば、ポリカーボネート、ポ
リアリレート、ポリエーテルスルフォン等からなる部材が挙げられる。なお、筐体100
として、プラスチックを用いると、照明装置の軽量化を実現することができるため好まし
い。
図1及び図2では、第1の配線や第2の配線と比べて膜厚が薄く、且つ、線幅が細い補助
配線を設けた例を示したが、図1及び図2に示した補助配線に加えて、該補助配線よりも
さらに細く、膜厚の薄い(具体的には3nm以上30nm以下の)補助配線を設けてもよ
い。
膜厚の薄い補助配線を設けた平面図を図3に示す。なお、図4(A)は、図3における線
分A1−A2の断面図であり、図4(B)は、図3における線分B1−B2の断面図であ
る。なお、膜厚の薄い補助配線以外の構成は図1及び図2と同一であるので、詳細な説明
はここでは省略することとする。
図3にパターン形状が網目形状の補助配線126を設ける例を示す。図3に示すように、
補助配線126は、補助配線125と直接接して設けられ、電気的に接続している。また
、図3及び図4に示すように、補助配線126は、第1の電極層104と接して形成され
、発光領域と重なる位置に配置されている。補助配線126は、補助配線125よりも膜
厚が薄く、且つ、線幅が細い配線であるため、トータルの発光面積に影響をほとんど与え
ない。なお、図4(A)及び図4(B)においては、補助配線126を絶縁層103上に
設ける例を示すが、第1の電極層104上に補助配線126を形成しても良い。
また、補助配線126は、銅などの材料を用いて形成すれば、第1の電極層104の電極
面積が大きい場合、電圧降下を抑制することができる。なお、第2の補助配線の材料は、
銅に限らず、補助配線125の材料と同一のものを用いることができる。
また、補助配線126のパターン形状は網目形状に限定されず、ストライプ形状であって
もよく、第1の電極層104の電極形状や面積に応じて、電圧降下ができるだけ生じない
ように実施者が適宜、補助配線126のパターン形状や、構成する材料の抵抗率、配線幅
、厚さを調節することが好ましい。
また、図1乃至4の構成は、フォトリソグラフィ工程によって、第1の配線、第2の配線
、補助配線(または第2の補助配線)、第1の電極層を形成することができる。また、E
L層は蒸着マスクを用い、第2の電極層のパターン形成も蒸着マスクを用いる。
筐体100として720mm×600mm、750mm×620mm等の大面積を有する
ガラス基板などを用いる場合、図5に示すようなレイアウトとすることもできる。図5は
、大面積を有するガラス基板に図3に示した構成を効率よく複数の発光素子を配置した一
例である。
ブロックAは、複数箇所で分岐した第1の配線124Aと、第2の配線128Aと、それ
らの間に複数段の発光ユニットが配置されている。
ブロックBは、複数箇所で分岐した第1の配線124Bと、第2の配線128Bと、それ
らの間に複数段の発光ユニットが配置されている。
ブロックCは、複数箇所で分岐した第1の配線124Cと、第2の配線128Cと、それ
らの間に複数段の発光ユニットが配置されている。
勿論、ブロックA、ブロックB、及びブロックCは同一のパターンである。また、図5で
はコンバータを図示しており、それぞれブロックAには第1のコンバータ160A、ブロ
ックBには第2のコンバータ160B、ブロックCには第3のコンバータ160Cが設け
られ、1つの大きな照明装置を構成している。なお、図5の構成は一例であり、ブロック
の数は図5の構成に限られない。例えば、ブロックを5つとしてもよい。
図1乃至4の構成は、フォトリソグラフィ工程を用いるため、フォトマスクを用い、露光
を行う。例えばガラス基板として720mm×600mmのものを用い、1ショットが3
10mm×560mmの露光装置を用いる場合、効率よく露光を行うため、図5に示すよ
うに1ショット目でブロックA、2ショット目でブロックB、3ショット目でブロックC
というように3ショットの露光を行うことが好ましい。なお、光学調整により露光装置の
1ショットのサイズは可変であることは言うまでもなく、1ショットの露光領域が重なら
ないように露光位置を調節する。
木の葉が複数の異なる太さの葉脈を有しているように、図5に示されているレイアウトは
、複数分岐している主脈のような主配線が配置され、主配線に側脈のような第1の補助配
線が配置されている。さらに第1の補助配線には、極細い第2の補助配線が配置される。
図5に示している配線レイアウトは、木の葉に張り巡らされた複数の異なる太さの葉脈の
ように、複数の異なる太さの配線が複数の発光素子に効率よく電源から電流を供給してい
るといえる。
なお、本実施の形態で示す照明装置において、発光素子132は筐体内に配置する構成と
してもよい。この場合、発光素子132を封入する筐体は、複数の筐体を接着して組み合
わせた構成であってもよい。例えば、筐体100と対向して発光素子132を内包するよ
うに別の筐体を設けて、発光素子132を封入することができる。筐体100と対向して
設けられる筐体は筐体100と同様な材料を用いることができる。
また、図7に示すように発光素子132の上面には、筐体100に対向する金属板111
を設けてもよい。金属板111の厚さに特に限定はないが、例えば、10μm以上200
μm以下のものを用いると、照明装置の軽量化が図れるため好ましい。また、金属板11
1を構成する材料としては特に限定はないが、アルミニウム、銅、ニッケル等の金属、ま
たは、アルミニウム合金若しくはステンレスなどの金属の合金などを好ましく用いること
ができる。
金属板111と筐体100とは、接着層134によって接着して、発光素子132を封止
することができる。接着層134としては、可視光硬化性、紫外線硬化性、または熱硬化
性の接着剤を用いることができる。これらの接着剤の材質としては、例えばエポキシ樹脂
やアクリル樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。接着層134に乾
燥剤となる吸水物質を含ませてもよい。
金属板111は透水性が低いため、該金属板111と筐体100とで発光素子132を封
止することで、発光素子132への水分の侵入を抑制することが可能である。よって、金
属板111を設けることで、水分に起因する劣化の抑制された信頼性の高い照明装置とす
ることが可能である。
金属板111の代わりに無機絶縁膜や、ガラス基板、石英基板などを用いてもよい。
発光素子132が設けられている空間に乾燥剤となる吸水物質を設けてもよい。吸水物質
は粉状など固体の状態で配置してもよいし、スパッタ法などの成膜法によって吸水物質を
含む膜の状態で発光素子132上に設けられてもよい。
発光素子132の放射面の形状は、四角形のような多角形のほか、円形であってもよく、
該放射面を覆う筐体の形状も該放射面の形状に対応させればよい。
また、発光色の異なる複数の発光素子を設け、それぞれを外部電源に接続して電流、電圧
値を制御することによって、照明装置からの発光色を調節し、演色性を高めることができ
る。
図6(A)及び(B)はコンバータを内蔵する照明装置の断面図の例である。なお、コン
バータとは、入力された電力を照明装置の仕様に適した定電流に変換して照明装置へ入力
する定電流電源、又は照明装置の仕様に適した定電圧に変換し照明装置へ入力する定電圧
電源として機能するコンバータ回路を指す。
図6(A)に示す照明装置は、端子電極164によってコンバータ160と接続される。
図6(A)において端子電極は、第1層164aと第2層164bの積層構造とする。端
子電極164は、第1の配線124及び第2の配線128と同じ工程で作製することが可
能である。また、図6(A)に示す照明装置は、筐体100と、筐体168と、シール材
162とによって発光素子132が封止されている。筐体100と対向する筐体168に
は、筐体100と同様の材料または金属板等を用いることができる。
発光素子132に含まれる第1の電極層104及び第2の電極層108は、コンバータ1
60と電気的に接続し、発光素子132にはコンバータ160によって照明装置の仕様に
適用された電流が入力される。発光素子内に両端から分散されて電流が入力されているた
め、輝度ムラが低減し、発光素子の一部に負荷が集中することが抑制される。
なお、コンバータ160を接続するための配線は、照明装置の光取り出し効率を低下させ
ないように、照明装置の非発光領域と重畳させることが望ましい。なお、図6(B)に示
すようにコンバータ160は、シール材162で封止された領域から突出させて設けるこ
とも可能である。または、コンバータ160を筐体100上に配置せずに外付けとしても
よい。
また、図6(B)に示すように、無機絶縁膜140と筐体168との間の領域を、樹脂1
51によって、封止することもできる。樹脂151としてはエポキシ樹脂、アクリル樹脂
、シリコーン樹脂、フェノール樹脂等を用いることができる。無機絶縁膜140と筐体1
68との間の領域を、樹脂151によって、封止すると、筐体168上に物体を積載させ
た場合に物体の重量に耐える構造とすることができる。
図6において、コンバータ160はDC/DCコンバータであり、プリント基板(図示し
ない)を有する。プリント基板を用いると、プリント基板と端子電極との接続面における
絶縁性が保証されるので、端子電極上に配置する際の位置合わせが容易に行える。また、
プリント基板には、可撓性を有するフレキシブルプリント基板(FPC)や、一部に可撓
性を有するセミフレキシブルプリント基板を用いてもよい。可撓性を有するプリント基板
を用いることで、可撓性を有する照明装置や曲面を有した照明装置にコンバータを内蔵さ
せることができる。
なお、端子電極上にコンバータ160を設ける際に照明装置の厚みが増すことを防ぐため
、コンバータ160が備える回路素子を、絶縁層103に埋め込むように形成しても良い
上記したように照明装置にコンバータを内蔵する構成とすることで、入力される電圧が変
化しても、素子に適した安定な電流を供給する機能を有しているため、発光素子に過電流
が流れてしまう不具合を防止できる。また、外部にコンバータを設けなくとも利用するこ
とのできる照明装置を提供できるため、照明装置の利用の幅が広がる。さらに、非発光領
域上にコンバータや接続配線を設けることで、発光領域の面積の縮小を抑制することがで
きるため、照度の高い照明装置を提供することができる。
なお、本実施の形態で示す照明装置に含むコンバータはDC/DCコンバータに限らず、
交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータでもよい。AC/DCコンバータを
用いると、交流電源をそのまま印加して使用することができる。また、本実施の形態の照
明装置は、1つのコンバータに電気的に接続される発光素子の数は、本実施の形態の記載
の構成に限られない。
また、図11(A)(B)に示すように、第1の配線124(124a、124b)、及
び第2の配線128(128a、128b)は筐体100に設けられた凹部に埋め込まれ
るように配置してもよい。
筐体100の凹部は、型となる支持体を用いて凹凸を有する形状になるように有機樹脂を
加工して形成してもよいし、エッチングにより形成してもよい。
凹部を有する筐体100上に無機絶縁体102を設ける場合は、凹部を有する筐体100
上に無機絶縁体102として、筐体100の凹部を埋めるように無機絶縁膜上に補助配線
を形成すればよい。
照明装置には、光放射面側に光学フィルムを設けてもよい。例えば筐体100において光
放射面を覆う領域の発光素子132と反対側に拡散フィルムを設けてもよい。また、取り
出し効率を高めるため、光放射面側に複数の発光素子132と重なるレンズアレイを設け
てもよい。
図12(A)(B)は、光放射面側(発光素子132と反対側)に筐体100としてマイ
クロレンズアレイのような複数の凹凸形状を有する筐体241、242を用いる例である
。筐体100を筐体241、242のような光放射面側に複数の凹凸形状を有する構成と
することで、筐体241、242と大気との界面で全反射を抑制することができるため、
筐体の外部への取り出し効率を向上させることができる。
また、凹凸形状を有する筐体を設けることで、外部に放射される発光素子の光を拡散する
ことができるため、光放射面に遮光性の補助配線を設けてもその影響を軽減することがで
きる。よって照明装置は、均一で良好な光を放射することができる。
凹凸形状を有する筐体241は、材料として有機樹脂を用いて形成することが可能である
。有機樹脂の形状は、当該有機樹脂の特性に応じて加熱処理や光照射処理を行って加工す
ることができる。例えば、筐体の凹凸形状の型となる凹凸形状を有する支持体を用意し、
筐体の材料として熱可塑性の有機樹脂を用いて、加熱処理を行いながら、支持体に押圧し
て支持体の形状を反映するように変形し、その後冷却して硬化を行うことで、凹凸形状を
有する筐体241を形成することできる。
筐体241に用いる部材の具体例としては、有機樹脂(プラスチック)が挙げられる。プ
ラスチックとしては、例えば、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホ
ン等からなる部材が挙げられる。
図13に、図12(A)に示す筐体241の断面図及び平面図の例を示す。図13(A2
)及び図13(B2)は、凹凸形状を有する筐体241a及び筐体241bの平面図の例
である。図13(A1)は、図13(A2)の線分X1−Y1における断面図であり、図
13(B1)は、図13(B2)の線分X2−Y2における断面図である。
図13(A1)及び(A2)に示す筐体241aは、半円形状の凹凸形状を有する。また
、図13(B1)及び(B2)に示す筐体241bは、底面が正六角形状の凹凸形状を有
する。筐体241の有する複数の凹凸形状のピッチ、又は底面形状は様々に設定すること
が可能であり、図13の構成に限定されない。例えば、円錐、角錐(三角錐、四角錐等)
等の頂点を有する凹凸形状としてもよい。但し、図13(B1)及び(B2)に示すよう
に、底面が正六角形状の凹凸形状として凹凸形状をいわゆるハニカム構造とすることで、
凹凸形状の充填密度を向上させることができ、筐体の外部への光の取り出し効率がより向
上するため好ましい。
また、図12(B)に示すように、光放射面側(発光素子132と反対側)と、発光素子
132側の双方にマイクロレンズアレイのような複数の凹凸を有する筐体242を用いる
こともできる。
図12(B)に示す筐体242は、双方に複数の凹凸形状を有している。また、図12(
B)において、発光素子132側に設けられた複数の凹凸形状は、発光素子132と重畳
する領域である。また、筐体242の発光素子132側であって、凹凸形状を有する領域
には、当該凹凸形状に接して高屈折率材料層235が設けられている。なお、筐体242
に設けられる凹凸形状は、ストライプ状であっても効果を奏するが、マトリクス状とする
のが好ましい。
図12(B)に示す筐体242は、筐体242の光放射面側に複数の凹凸形状を有するこ
とで、筐体242と大気との界面で全反射を抑制することができる。さらに、筐体242
と高屈折率材料層235との間に複数の凹凸形状を有するため、高屈折率材料層235と
筐体242との界面で全反射を抑制することができ、筐体の外部への取り出し効率をより
向上させることができる。
筐体242に用いることができる材料としては、例えば、屈折率が1.0より高く1.6
より低いガラスや樹脂などが挙げられる。樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリアクリ
ルニトリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリアミド樹脂、シクロオレフィン樹脂、ポリスチレン
樹脂、ポリアミドイミド樹脂、またはポリ塩化ビニル樹脂などを用いることができる。特
に、屈折率が1.4以上1.6未満の材料を用いることが好ましい。
上述の材料に、凹凸形状を作製するための方法としては、例えば、エッチング法、砥粒加
工法(サンドブラスト法)、マイクロブラスト加工法、液滴吐出法や、印刷法(スクリー
ン印刷やオフセット印刷などパターンが形成される方法)、スピンコート法などの塗布法
、ディッピング法、ディスペンサ法、インプリント法、ナノインプリント法等を適宜用い
ることができる。
また、高屈折率材料層235は、高屈折率ガラスや、液体、樹脂からなる。高屈折率材料
層235は、透光性を有し、その屈折率は、1.6以上、好ましくは1.7以上2.1以
下とする。高屈折率の樹脂としては、臭素が含まれる樹脂、硫黄が含まれる樹脂などが挙
げられ、例えば、含硫黄ポリイミド樹脂、エピスルフィド樹脂、チオウレタン樹脂、又は
臭素化芳香族樹脂などを用いることができる。また、PET(ポリエチレンテレフタラー
ト)、TAC(トリアセチルセルロース)なども用いることができる。高屈折率の液体と
しては、硫黄及びヨウ化メチレンを含む接触液(屈折液)などを用いることができる。成
膜方法としては、材料にあった種々の方法を適用すれば良い。例えば、前述の樹脂を、ス
ピンコート法を用いて筐体242の発光素子132側に設けられた複数の凹凸形状に接し
て選択的に成膜し、熱または光によって硬化させることで形成することができる。接着強
度や加工のしやすさなどを考慮し適宜選択することができる。なお、高屈折率材料層23
5は、筐体242の発光素子132側に設けられた複数の凹凸形状の平坦化膜としても機
能している。
一般に、高屈折率の樹脂は高価であるが、図12(B)に示す照明装置において高屈折率
材料層235は、発光素子132と重畳する領域であって複数の凹凸形状に接して選択的
に形成すればよく、またその膜厚は数十μm程度といった薄い膜厚である。したがって、
光取り出し効率の高い照明装置を低コストで製造することができる。
凹凸形状は、高屈折率材料層235と接する側の凹凸の大きさ、高さについては、0.1
〜100μm程度とすることが好ましい。逆側の凹凸の大きさ、高さについては、0.1
〜1000μm程度とすることが好ましい。高屈折率材料層235と接する側の凹凸形状
の大きさは、高屈折率材料層235に用いる材料の使用量に影響を与えるため、凹凸の大
きさ、高さの許容範囲が狭い。一方、逆側の面の凹凸形状は、1000μmを超えた大き
さ、高さの構造を採用しても問題ない。また、どちらの面の凹凸形状も、特に、1μm以
上であると、光の干渉による影響を抑制することができるため、好ましい。
また、図12(B)において、発光素子132と筐体242の間には、高屈折率材料層2
35が設けられている。当該高屈折率材料層235としては、屈折率が1.6以上の窒化
膜を用いると、光の取り出し効率が低下することなく、発光素子への不純物の拡散を防ぐ
ことができるため好ましい。
本発明の一形態によれば、複数の発光素子ユニットを任意の段数で直列及び直並列に接続
して照明装置を構成できるので、当該照明装置を大型化することができる。例えば、液晶
パネルのマザーガラス基板のサイズに換算すれば、G5.5(1100mm×1300m
m)乃至G11(3000mm×3300mm)に相当する大面積基板の一面を発光領域
とする照明装置を実現することも可能となる。
また、本実施の形態で示す照明装置は、薄型、且つ、軽量とすることができる。
また、基板をプラスチックや薄膜の金属板を用いる場合は、落下などの衝撃に耐えること
のできる照明装置を実現することができる。
本実施の形態で示す照明装置は、効率よく複数の発光素子を発光させる、またはトータル
の発光面積を増大させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明の一態様である照明装置に用いる有機EL発光を呈する発光素
子の素子構造の一例について説明する。有機EL発光を呈する発光素子は、LEDと比較
して発熱が小さい。したがって、筐体として有機樹脂を用いることができるため、照明装
置として軽量化が可能となり、好ましい。
図8(A)に示す発光素子は、第1の電極層104と、第1の電極層104上にEL層1
06と、EL層106上に、第2の電極層108を有する。
EL層106は、少なくとも発光性の有機化合物を含む発光層が含まれていれば良い。そ
のほか、電子輸送性の高い物質を含む層、正孔輸送性の高い物質を含む層、電子注入性の
高い物質を含む層、正孔注入性の高い物質を含む層、バイポーラ性の物質(電子輸送性及
び正孔輸送性が高い物質)を含む層等を適宜組み合わせた積層構造を構成することができ
る。本実施の形態において、EL層106は、第1の電極層104側から、正孔注入層7
01、正孔輸送層702、発光層703、電子輸送層704、及び電子注入層705の順
で積層されている。
図8(A)に示す発光素子の作製方法について説明する。
まず、第1の電極層104を形成する。第1の電極層104は、EL層から見て、光の取
り出し方向に設けられるため、透光性を有する材料を用いて形成する。
透光性を有する材料としては、酸化インジウム、ITO、酸化インジウム酸化亜鉛合金(
IZO(登録商標)ともいう)、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛、グラフェンな
どを用いることができる。
また、第1の電極層104として、金、白金、ニッケル、タングステン、クロム、モリブ
デン、鉄、コバルト、銅、パラジウム、又はチタン等の金属材料を用いることができる。
または、それら金属材料の窒化物(例えば、窒化チタン)等を用いてもよい。なお、金属
材料(又はその窒化物)を用いる場合、透光性を有する程度に薄くすればよい。
次に、第1の電極層104上に、EL層106を形成する。本実施の形態において、EL
層106は、正孔注入層701、正孔輸送層702、発光層703、電子輸送層704、
電子注入層705を有する。
正孔注入層701は、正孔注入性の高い物質を含む層である。正孔注入性の高い物質とし
ては、例えば、モリブデン酸化物、チタン酸化物、バナジウム酸化物、レニウム酸化物、
ルテニウム酸化物、クロム酸化物、ジルコニウム酸化物、ハフニウム酸化物、タンタル酸
化物、銀酸化物、タングステン酸化物、マンガン酸化物等の金属酸化物を用いることがで
きる。また、フタロシアニン(略称:HPc)、銅(II)フタロシアニン(略称:C
uPc)等のフタロシアニン系の化合物を用いることができる。
また、低分子の有機化合物である4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニルアミノ
)トリフェニルアミン(略称:TDATA)、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メ
チルフェニル)−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(略称:MTDATA)、4
,4’−ビス[N−(4−ジフェニルアミノフェニル)−N−フェニルアミノ]ビフェニ
ル(略称:DPAB)、4,4’−ビス(N−{4−[N’−(3−メチルフェニル)−
N’−フェニルアミノ]フェニル}−N−フェニルアミノ)ビフェニル(略称:DNTP
D)、1,3,5−トリス[N−(4−ジフェニルアミノフェニル)−N−フェニルアミ
ノ]ベンゼン(略称:DPA3B)、3−[N−(9−フェニルカルバゾール−3−イル
)−N−フェニルアミノ]−9−フェニルカルバゾール(略称:PCzPCA1)、3,
6−ビス[N−(9−フェニルカルバゾール−3−イル)−N−フェニルアミノ]−9−
フェニルカルバゾール(略称:PCzPCA2)、3−[N−(1−ナフチル)−N−(
9−フェニルカルバゾール−3−イル)アミノ]−9−フェニルカルバゾール(略称:P
CzPCN1)等の芳香族アミン化合物等を用いることができる。
さらに、高分子化合物(オリゴマー、デンドリマー、ポリマー等)を用いることもできる
。例えば、ポリ(N−ビニルカルバゾール)(略称:PVK)、ポリ(4−ビニルトリフ
ェニルアミン)(略称:PVTPA)、ポリ[N−(4−{N’−[4−(4−ジフェニ
ルアミノ)フェニル]フェニル−N’−フェニルアミノ}フェニル)メタクリルアミド]
(略称:PTPDMA)、ポリ[N,N’−ビス(4−ブチルフェニル)−N,N’−ビ
ス(フェニル)ベンジジン](略称:Poly−TPD)などの高分子化合物が挙げられ
る。また、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホン酸)
(PEDOT/PSS)、ポリアニリン/ポリ(スチレンスルホン酸)(PAni/PS
S)等の酸を添加した高分子化合物を用いることができる。
特に、正孔注入層701として、正孔輸送性の高い有機化合物にアクセプター性物質を含
有させた複合材料を用いることが好ましい。正孔輸送性の高い物質にアクセプター性物質
を含有させた複合材料を用いることにより、第1の電極層104からの正孔注入性を良好
にし、発光素子の駆動電圧を低減することができる。これらの複合材料は、正孔輸送性の
高い物質とアクセプター物質とを共蒸着することにより形成することができる。該複合材
料を用いて正孔注入層701を形成することにより、第1の電極層104からEL層10
6への正孔注入が容易となる。
複合材料に用いる有機化合物としては、芳香族アミン化合物、カルバゾール誘導体、芳香
族炭化水素、高分子化合物(オリゴマー、デンドリマー、ポリマー等)など、種々の化合
物を用いることができる。なお、複合材料に用いる有機化合物としては、正孔輸送性の高
い有機化合物であることが好ましい。具体的には、10−6cm/Vs以上の正孔移動
度を有する物質であることが好ましい。但し、電子よりも正孔の輸送性の高い物質であれ
ば、これら以外のものを用いてもよい。以下では、複合材料に用いることのできる有機化
合物を具体的に列挙する。
複合材料に用いることのできる有機化合物としては、例えば、TDATA、MTDATA
、DPAB、DNTPD、DPA3B、PCzPCA1、PCzPCA2、PCzPCN
1、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:
NPB又はα−NPD)、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニ
ル−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(略称:TPD)、4−フェニル−
4’−(9−フェニルフルオレン−9−イル)トリフェニルアミン(略称:BPAFLP
)等の芳香族アミン化合物や、4,4’−ジ(N−カルバゾリル)ビフェニル(略称:C
BP)、1,3,5−トリス[4−(N−カルバゾリル)フェニル]ベンゼン(略称:T
CPB)、9−[4−(10−フェニル−9−アントリル)フェニル]−9H−カルバゾ
ール(略称:CzPA)、9−フェニル−3−[4−(10−フェニル−9−アントリル
)フェニル]−9H−カルバゾール(略称:PCzPA)、1,4−ビス[4−(N−カ
ルバゾリル)フェニル]−2,3,5,6−テトラフェニルベンゼン等のカルバゾール誘
導体を用いることができる。
また、2−tert−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:t−
BuDNA)、2−tert−ブチル−9,10−ジ(1−ナフチル)アントラセン、9
,10−ビス(3,5−ジフェニルフェニル)アントラセン(略称:DPPA)、2−t
ert−ブチル−9,10−ビス(4−フェニルフェニル)アントラセン(略称:t−B
uDBA)、9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:DNA)、9,10−
ジフェニルアントラセン(略称:DPAnth)、2−tert−ブチルアントラセン(
略称:t−BuAnth)、9,10−ビス(4−メチル−1−ナフチル)アントラセン
(略称:DMNA)、9,10−ビス[2−(1−ナフチル)フェニル]−2−tert
−ブチルアントラセン、9,10−ビス[2−(1−ナフチル)フェニル]アントラセン
、2,3,6,7−テトラメチル−9,10−ジ(1−ナフチル)アントラセン等の芳香
族炭化水素化合物を用いることができる。
さらに、2,3,6,7−テトラメチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン、
9,9’−ビアントリル、10,10’−ジフェニル−9,9’−ビアントリル、10,
10’−ビス(2−フェニルフェニル)−9,9’−ビアントリル、10,10’−ビス
[(2,3,4,5,6−ペンタフェニル)フェニル]−9,9’−ビアントリル、アン
トラセン、テトラセン、ルブレン、ペリレン、2,5,8,11−テトラ(tert−ブ
チル)ペリレン、ペンタセン、コロネン、4,4’−ビス(2,2−ジフェニルビニル)
ビフェニル(略称:DPVBi)、9,10−ビス[4−(2,2−ジフェニルビニル)
フェニル]アントラセン(略称:DPVPA)等の芳香族炭化水素化合物を用いることが
できる。
また、電子受容体としては、7,7,8,8−テトラシアノ−2,3,5,6−テトラフ
ルオロキノジメタン(略称:F−TCNQ)、クロラニル等の有機化合物や、遷移金属
酸化物を挙げることができる。また、元素周期表における第4族乃至第8族に属する金属
の酸化物を挙げることができる。具体的には、酸化バナジウム、酸化ニオブ、酸化タンタ
ル、酸化クロム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化マンガン、酸化レニウムは電
子受容性が高いため好ましい。中でも特に、酸化モリブデンは大気中でも安定であり、吸
湿性が低く、扱いやすいため好ましい。
なお、上述したPVK、PVTPA、PTPDMA、Poly−TPD等の高分子化合物
と、上述した電子受容体を用いて複合材料を形成し、正孔注入層701に用いてもよい。
正孔輸送層702は、正孔輸送性の高い物質を含む層である。正孔輸送性の高い物質とし
ては、例えば、NPB、TPD、BPAFLP、4,4’−ビス[N−(9,9−ジメチ
ルフルオレン−2−イル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:DFLDPBi)
、4,4’−ビス[N−(スピロ−9,9’−ビフルオレン−2−イル)−N―フェニル
アミノ]ビフェニル(略称:BSPB)等の芳香族アミン化合物を用いることができる。
ここに述べた物質は、主に10−6cm/Vs以上の正孔移動度を有する物質である。
但し、電子よりも正孔の輸送性の高い物質であれば、これら以外のものを用いてもよい。
なお、正孔輸送性の高い物質を含む層は、単層のものだけでなく、上記物質からなる層が
二層以上積層したものとしてもよい。
また、正孔輸送層702には、CBP、CzPA、PCzPAのようなカルバゾール誘導
体や、t−BuDNA、DNA、DPAnthのようなアントラセン誘導体を用いても良
い。
また、正孔輸送層702には、PVK、PVTPA、PTPDMA、Poly−TPDな
どの高分子化合物を用いることもできる。
発光層703は、発光性の有機化合物を含む層である。発光性の有機化合物としては、例
えば、蛍光を発光する蛍光性化合物や燐光を発光する燐光性化合物を用いることができる
発光層703に用いることができる蛍光性化合物としては、例えば、青色系の発光材料と
して、N,N’−ビス[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]−N,N’−
ジフェニルスチルベン−4,4’−ジアミン(略称:YGA2S)、4−(9H−カルバ
ゾール−9−イル)−4’−(10−フェニル−9−アントリル)トリフェニルアミン(
略称:YGAPA)、4−(10−フェニル−9−アントリル)−4’−(9−フェニル
−9H−カルバゾール−3−イル)トリフェニルアミン(略称:PCBAPA)などが挙
げられる。また、緑色系の発光材料として、N−(9,10−ジフェニル−2−アントリ
ル)−N,9−ジフェニル−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:2PCAPA)、
N−[9,10−ビス(1,1’−ビフェニル−2−イル)−2−アントリル]−N,9
−ジフェニル−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:2PCABPhA)、N−(9
,10−ジフェニル−2−アントリル)−N,N’,N’−トリフェニル−1,4−フェ
ニレンジアミン(略称:2DPAPA)、N−[9,10−ビス(1,1’−ビフェニル
−2−イル)−2−アントリル]−N,N’,N’−トリフェニル−1,4−フェニレン
ジアミン(略称:2DPABPhA)、N−[9,10−ビス(1,1’−ビフェニル−
2−イル)]−N−[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]−N−フェニル
アントラセン−2−アミン(略称:2YGABPhA)、N,N,9−トリフェニルアン
トラセン−9−アミン(略称:DPhAPhA)などが挙げられる。また、黄色系の発光
材料として、ルブレン、5,12−ビス(1,1’−ビフェニル−4−イル)−6,11
−ジフェニルテトラセン(略称:BPT)などが挙げられる。また、赤色系の発光材料と
して、N,N,N’,N’−テトラキス(4−メチルフェニル)テトラセン−5,11−
ジアミン(略称:p−mPhTD)、7,14−ジフェニル−N,N,N’,N’−テト
ラキス(4−メチルフェニル)アセナフト[1,2−a]フルオランテン−3,10−ジ
アミン(略称:p−mPhAFD)などが挙げられる。
また、発光層703に用いることができる燐光性化合物としては、例えば、青色系の発光
材料として、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’
イリジウム(III)テトラキス(1−ピラゾリル)ボラート(略称:FIr6)、ビス
[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(II
I)ピコリナート(略称:FIrpic)、ビス{2−[3’,5’−ビス(トリフルオ
ロメチル)フェニル]ピリジナト−N,C2’}イリジウム(III)ピコリナート(略
称:Ir(CFppy)(pic))、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニ
ル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:FI
r(acac))などが挙げられる。また、緑色系の発光材料として、トリス(2−フェ
ニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(III)(略称:Ir(ppy))、ビス
(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(
略称:Ir(ppy)(acac))、ビス(1,2−ジフェニル−1H−ベンゾイミ
ダゾラト)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(pbi)(ac
ac))、ビス(ベンゾ[h]キノリナト)イリジウム(III)アセチルアセトナート
(略称:Ir(bzq)(acac))、トリス(ベンゾ[h]キノリナト)イリジウ
ム(III)(略称:Ir(bzq))などが挙げられる。また、黄色系の発光材料と
して、ビス(2,4−ジフェニル−1,3−オキサゾラト−N,C2’)イリジウム(I
II)アセチルアセトナート(略称:Ir(dpo)(acac))、ビス[2−(4
’−パーフルオロフェニルフェニル)ピリジナト]イリジウム(III)アセチルアセト
ナート(略称:Ir(p−PF−ph)(acac))、ビス(2−フェニルベンゾチ
アゾラト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(bt
(acac))、(アセチルアセトナト)ビス[2,3−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−5−メチルピラジナト]イリジウム(III)(略称:Ir(Fdppr−Me)
(acac))、(アセチルアセトナト)ビス{2−(4−メトキシフェニル)−3,
5−ジメチルピラジナト}イリジウム(III)(略称:Ir(dmmoppr)(a
cac))などが挙げられる。また、橙色系の発光材料として、トリス(2−フェニルキ
ノリナト−N,C2’)イリジウム(III)(略称:Ir(pq))、ビス(2−フ
ェニルキノリナト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:I
r(pq)(acac))、(アセチルアセトナト)ビス(3,5−ジメチル−2−フ
ェニルピラジナト)イリジウム(III)(略称:Ir(mppr−Me)(acac
))、(アセチルアセトナト)ビス(5−イソプロピル−3−メチル−2−フェニルピラ
ジナト)イリジウム(III)(略称:Ir(mppr−iPr)(acac))など
が挙げられる。また、赤色系の発光材料として、ビス[2−(2’−ベンゾ[4,5−α
]チエニル)ピリジナト−N,C3’]イリジウム(III)アセチルアセトナート(略
称:Ir(btp)(acac))、ビス(1−フェニルイソキノリナト−N,C2’
)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(piq)(acac))
、(アセチルアセトナト)ビス[2,3−ビス(4−フルオロフェニル)キノキサリナト
]イリジウム(III)(略称:Ir(Fdpq)(acac))、(アセチルアセト
ナト)ビス(2,3,5−トリフェニルピラジナト)イリジウム(III)(略称:Ir
(tppr)(acac))、(ジピバロイルメタナト)ビス(2,3,5−トリフェ
ニルピラジナト)イリジウム(III)(略称:Ir(tppr)(dpm))、2,
3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H,23H−ポルフィリン白
金(II)(略称:PtOEP)等の有機金属錯体が挙げられる。また、トリス(アセチ
ルアセトナト)(モノフェナントロリン)テルビウム(III)(略称:Tb(acac
(Phen))、トリス(1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオナト)(モノ
フェナントロリン)ユーロピウム(III)(略称:Eu(DBM)(Phen))、
トリス[1−(2−テノイル)−3,3,3−トリフルオロアセトナト](モノフェナン
トロリン)ユーロピウム(III)(略称:Eu(TTA)(Phen))等の希土類
金属錯体は、希土類金属イオンからの発光(異なる多重度間の電子遷移)であるため、燐
光性化合物として用いることができる。
なお、発光層703としては、上述した発光性の有機化合物(ゲスト材料)を他の物質(
ホスト材料)に分散させた構成としてもよい。ホスト材料としては、各種のものを用いる
ことができ、発光性の物質よりも最低空軌道準位(LUMO準位)が高く、最高被占有軌
道準位(HOMO準位)が低い物質を用いることが好ましい。
ホスト材料としては、具体的には、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(III)
(略称:Alq)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(III)(
略称:Almq)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナト)ベリリウム(I
I)(略称:BeBq)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(4−フェニルフェ
ノラト)アルミニウム(III)(略称:BAlq)、ビス(8−キノリノラト)亜鉛(
II)(略称:Znq)、ビス[2−(2−ベンゾオキサゾリル)フェノラト]亜鉛(I
I)(略称:ZnPBO)、ビス[2−(2−ベンゾチアゾリル)フェノラト]亜鉛(I
I)(略称:ZnBTZ)などの金属錯体、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−te
rt−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:PBD)、1,3−ビ
ス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル
]ベンゼン(略称:OXD−7)、3−(4−ビフェニリル)−4−フェニル−5−(4
−tert−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール(略称:TAZ)、2,2’
,2’’−(1,3,5−ベンゼントリイル)トリス(1−フェニル−1H−ベンゾイミ
ダゾール)(略称:TPBI)、バソフェナントロリン(略称:BPhen)、バソキュ
プロイン(略称:BCP)などの複素環化合物や、9−[4−(10−フェニル−9−ア
ントリル)フェニル]−9H−カルバゾール(略称:CzPA)、3,6−ジフェニル−
9−[4−(10−フェニル−9−アントリル)フェニル]−9H−カルバゾール(略称
:DPCzPA)、9,10−ビス(3,5−ジフェニルフェニル)アントラセン(略称
:DPPA)、9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:DNA)、2−te
rt−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:t−BuDNA)、
9,9’−ビアントリル(略称:BANT)、9,9’−(スチルベン−3,3’−ジイ
ル)ジフェナントレン(略称:DPNS)、9,9’−(スチルベン−4,4’−ジイル
)ジフェナントレン(略称:DPNS2)、3,3’,3’’−(ベンゼン−1,3,5
−トリイル)トリピレン(略称:TPB3)、9,10−ジフェニルアントラセン(略称
:DPAnth)、6,12−ジメトキシ−5,11−ジフェニルクリセンなどの縮合芳
香族化合物、N,N−ジフェニル−9−[4−(10−フェニル−9−アントリル)フェ
ニル]−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:CzA1PA)、4−(10−フェニ
ル−9−アントリル)トリフェニルアミン(略称:DPhPA)、N,9−ジフェニル−
N−[4−(10−フェニル−9−アントリル)フェニル]−9H−カルバゾール−3−
アミン(略称:PCAPA)、N,9−ジフェニル−N−{4−[4−(10−フェニル
−9−アントリル)フェニル]フェニル}−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:P
CAPBA)、N−(9,10−ジフェニル−2−アントリル)−N,9−ジフェニル−
9H−カルバゾール−3−アミン(略称:2PCAPA)、NPB(またはα−NPD)
、TPD、DFLDPBi、BSPBなどの芳香族アミン化合物などを用いることができ
る。
また、ホスト材料は複数種用いることができる。例えば、結晶化を抑制するためにルブレ
ン等の結晶化を抑制する物質をさらに添加してもよい。また、ゲスト材料へのエネルギー
移動をより効率良く行うためにNPB、あるいはAlq等をさらに添加してもよい。
ゲスト材料をホスト材料に分散させた構成とすることにより、発光層703の結晶化を抑
制することができる。また、ゲスト材料の濃度が高いことによる濃度消光を抑制すること
ができる。
また、発光層703として高分子化合物を用いることができる。具体的には、青色系の発
光材料として、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−2,7−ジイル)(略称:PFO
)、ポリ[(9,9−ジオクチルフルオレン−2,7−ジイル)−co−(2,5−ジメ
トキシベンゼン−1,4−ジイル)](略称:PF−DMOP)、ポリ{(9,9−ジオ
クチルフルオレン−2,7−ジイル)−co−[N,N’−ジ−(p−ブチルフェニル)
−1,4−ジアミノベンゼン]}(略称:TAB−PFH)などが挙げられる。また、緑
色系の発光材料として、ポリ(p−フェニレンビニレン)(略称:PPV)、ポリ[(9
,9−ジヘキシルフルオレン−2,7−ジイル)−alt−co−(ベンゾ[2,1,3
]チアジアゾール−4,7−ジイル)](略称:PFBT)、ポリ[(9,9−ジオクチ
ル−2,7−ジビニレンフルオレニレン)−alt−co−(2−メトキシ−5−(2−
エチルヘキシロキシ)−1,4−フェニレン)]などが挙げられる。また、橙色〜赤色系
の発光材料として、ポリ[2−メトキシ−5−(2’−エチルヘキソキシ)−1,4−フ
ェニレンビニレン](略称:MEH−PPV)、ポリ(3−ブチルチオフェン−2,5−
ジイル)(略称:R4−PAT)、ポリ{[9,9−ジヘキシル−2,7−ビス(1−シ
アノビニレン)フルオレニレン]−alt−co−[2,5−ビス(N,N’−ジフェニ
ルアミノ)−1,4−フェニレン]}、ポリ{[2−メトキシ−5−(2−エチルヘキシ
ロキシ)−1,4−ビス(1−シアノビニレンフェニレン)]−alt−co−[2,5
−ビス(N,N’−ジフェニルアミノ)−1,4−フェニレン]}(略称:CN−PPV
−DPD)などが挙げられる。
なお、発光層を2層以上の積層構造としても良い。発光層を2層以上の積層構造とし、各
々の発光層に用いる発光物質の種類を変えることにより様々な発光色を得ることができる
。また、発光物質として発光色の異なる複数の発光物質を用いることにより、ブロードな
スペクトルの発光や白色発光を得ることもできる。特に、高輝度が必要とされる照明用途
には、発光層を積層させた構造が好適である。
電子輸送層704は、電子輸送性の高い物質を含む層である。電子輸送性の高い物質とし
ては、例えば、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq)、トリス(4
−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq)、ビス(10−ヒドロ
キシベンゾ[h]キノリナト)ベリリウム(略称:BeBq)、ビス(2−メチル−8
−キノリノラト)(4−フェニルフェノラト)アルミニウム(略称:BAlq)など、キ
ノリン骨格又はベンゾキノリン骨格を有する金属錯体等が挙げられる。また、この他ビス
[2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾオキサゾラト]亜鉛(略称:Zn(BOX)
)、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾラト]亜鉛(略称:Zn(BT
Z))などのオキサゾール系、チアゾール系配位子を有する金属錯体なども用いること
ができる。さらに、金属錯体以外にも、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert
−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:PBD)や、1,3−ビス
[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]
ベンゼン(略称:OXD−7)、3−(4−ビフェニリル)−4−フェニル−5−(4−
tert−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール(略称:TAZ)、バソフェナ
ントロリン(略称:BPhen)、バソキュプロイン(略称:BCP)なども用いること
ができる。ここに述べた物質は、主に10−6cm/Vs以上の電子移動度を有する物
質である。また、電子輸送層は、単層のものだけでなく、上記物質からなる層が二層以上
積層したものとしてもよい。
電子注入層705は、電子注入性の高い物質を含む層である。電子注入層705には、リ
チウム、セシウム、カルシウム、フッ化リチウム、フッ化セシウム、フッ化カルシウム、
リチウム酸化物等のようなアルカリ金属、アルカリ土類金属、又はそれらの化合物を用い
ることができる。また、フッ化エルビウムのような希土類金属化合物を用いることができ
る。また、上述した電子輸送層704を構成する物質を用いることもできる。
なお、上述した正孔注入層701、正孔輸送層702、発光層703、電子輸送層704
、電子注入層705は、それぞれ、蒸着法(真空蒸着法を含む)、インクジェット法、塗
布法等の方法で形成することができる。
EL層は、図8(B1)(B2)に示すように、第1の電極層104と第2の電極層10
8との間に複数積層されていても良い。図8(B1)は第1の電極層104と第2の電極
層108との間に、第1EL層800と第2EL層801とを間に電荷発生層803を設
けて積層し、EL層を2層有する例であり、図8(B2)は第1の電極層104と第2の
電極層108との間に第1EL層800と、第2EL層801と、第3EL層802とを
間に電荷発生層803a、803bとを設けて積層し、EL層を3層有する例である。
EL層を積層する場合、積層されたEL層(第1EL層800、第2EL層801、第3
EL層802)の間には、電荷発生層(電荷発生層803、803a、803b)を設け
ることが好ましい。電荷発生層803、803a、803bは上述の複合材料で形成する
ことができる。また、電荷発生層803、803a、803bは複合材料からなる層と他
の材料からなる層との積層構造でもよい。この場合、他の材料からなる層としては、電子
供与性物質と電子輸送性の高い物質とを含む層や、透明導電膜からなる層などを用いるこ
とができる。このような構成を有する発光素子は、エネルギーの移動や消光などの問題が
起こり難く、材料の選択の幅が広がることで高い発光効率と長い寿命とを併せ持つ発光素
子とすることが容易である。また、一方のEL層で燐光発光、他方で蛍光発光を得ること
も容易である。この構造は上述のEL層の構造と組み合わせて用いることができる。
図8(B1)(B2)に示すように積層されるEL層の間に電荷発生層を配置すると、電
流密度を低く保ったまま、高輝度でありながら長寿命な素子とできる。また、電極材料の
抵抗による電圧降下を小さくできるので、大面積での均一発光が可能となる。
また、EL層が2層積層された構成を有する積層型素子の場合において、第1EL層から
得られる発光の発光色と第2EL層から得られる発光の発光色を補色の関係にすることに
よって、白色発光を外部に取り出すことができる。なお、第1EL層および第2EL層の
それぞれが補色の関係にある複数の発光層を有する構成としても、白色発光が得られる。
補色の関係としては、青色と黄色、あるいは青緑色と赤色などが挙げられる。青色、黄色
、青緑色、赤色に発光する物質としては、例えば、先に列挙した発光物質の中から適宜選
択すればよい。
以下に、複数のEL層が積層する構成を有する発光素子の一例を示す。まず第1EL層お
よび第2EL層のそれぞれが補色の関係にある複数の発光層を有し、白色発光が得られる
構成の一例を示す。
例えば、第1EL層は、青色〜青緑色の波長領域にピークを有する発光スペクトルを示す
第1発光層と、黄色〜橙色の波長領域にピークを有する発光スペクトルを示す第2発光層
とを有し、第2EL層は、青緑色〜緑色の波長領域にピークを有する発光スペクトルを示
す第3発光層と、橙色〜赤色の波長領域にピークを有する発光スペクトルを示す第4発光
層とを有するものとする。
この場合、第1EL層からの発光は、第1発光層および第2発光層の両方からの発光を合
わせたものであるので、青色〜青緑色の波長領域および黄色〜橙色の波長領域の両方にピ
ークを有する発光スペクトルを示す。すなわち、第1EL層は2波長型の白色または白色
に近い色の発光を呈する。
また、第2EL層からの発光は、第3発光層および第4発光層の両方からの発光を合わせ
たものであるので、青緑色〜緑色の波長領域および橙色〜赤色の波長領域の両方にピーク
を有する発光スペクトルを示す。すなわち、第2EL層は、第1EL層とは異なる2波長
型の白色または白色に近い色の発光を呈する。
したがって、第1EL層からの発光および第2EL層からの発光を重ね合わせることによ
り、青色〜青緑色の波長領域、青緑色〜緑色の波長領域、黄色〜橙色の波長領域、橙色〜
赤色の波長領域をカバーする白色発光を得ることができる。
また、黄色〜橙色の波長領域(560nm以上580nm未満)は、視感度の高い波長領
域であるため、発光スペクトルのピークが黄色〜橙色の波長領域にある発光層を有するE
L層を発光層に適用することは有用である。例えば、発光スペクトルのピークが青色の波
長領域にある発光層を有する第1EL層と、発光スペクトルのピークが黄色の波長領域に
ある発光層を有する第2EL層と、発光スペクトルのピークが赤色の波長領域にある発光
層を有する第3EL層と、を積層させた構成を適用することができる。
また、黄色〜橙色を呈するEL層を2層以上積層する構成としてもよい。黄色〜橙色を呈
するEL層を2層以上積層することによって発光素子の電力効率をより向上させることが
できる。
例えば、図8(B2)のようにEL層を3層積層させた発光素子を構成する場合において
、発光スペクトルのピークが青色の波長領域(400nm以上480nm未満)にある発
光層を有する第1EL層に、発光スペクトルのピークが黄色〜橙色の波長領域にある発光
層をそれぞれ有する第2、第3EL層を積層する構成を適用することができる。なお、第
2EL層及び第3EL層からの発光スペクトルのピークの波長は、互いに同じであっても
よいし、異なっていてもよい。
EL層をより多層に積層すると発光素子の電力効率が向上するが、それに伴い作製工程が
煩雑化してしまうという問題がある。従って特に図8(B2)のように、EL層を3層積
層する構成であると、2層の場合と比べて電力効率が高く、4層以上とする場合比べて簡
略な工程で作製することができるため好ましい。
発光スペクトルのピークが黄色〜橙色の波長領域にあるEL層を用いることにより、視感
度の高い波長領域を利用することができ、電力効率を高めることができる。これによって
、発光素子全体の電力効率を高めることができる。このような構成は、例えば緑色の発光
色を呈するEL層と赤色の発光色を呈するEL層とを積層して黄色〜橙色の発光を呈する
発光素子を得る場合と比較して視感度の観点で有利であり、電力効率を高められる。また
、黄色〜橙色の波長領域にある視感度の高い波長領域を利用したEL層が1層のみの場合
と比較して、視感度の低い青色の波長領域の発光強度が相対的に小さくなるため、発光色
は電球色(あるいは温白色)に近づき、かつ電力効率が向上する。
つまり、上記において、黄色〜橙色の波長領域にピークを有し、かつ、ピークの波長が5
60nm以上580nm未満にある光と、青色の波長領域にピークを有する光と、を合成
した光の色(つまり、発光素子から発光される光の色)とを合わせることで、温白色や電
球色のような自然な光の色を実現することができる。特に電球色を実現が容易である。
黄色〜橙色の波長領域にピークを有する発光性の物質として、例えばピラジン誘導体を配
位子とする有機金属錯体を用いることができる。また、発光性の物質(ゲスト材料)を他
の物質(ホスト材料)に分散させることにより、発光層を構成することもできる。上記黄
色〜橙色の波長領域にピークを有する発光性の物質として、燐光性化合物を用いることが
できる。燐光性化合物を用いることにより、蛍光性化合物を用いた場合と比べて電力効率
を3〜4倍高めることができる。上述したピラジン誘導体を配位子とする有機金属錯体は
燐光性化合物であり、発光効率が高い上に、黄色〜橙色の波長領域の発光を得やすく、好
適である。
また、青色の波長領域にピークを有する発光性の物質として、例えばピレンジアミン誘導
体を用いることができる。上記青色の波長領域にピークを有する発光性の物質として、蛍
光性化合物を用いることができる。蛍光性化合物を用いることにより、燐光性化合物を用
いた場合と比べて長寿命の発光素子を得ることができる。上述したピレンジアミン誘導体
は蛍光性化合物であり、極めて高い量子収率が得られる上に、長寿命であるため、好適で
ある。
EL層は、図8(C)に示すように、第1の電極層104と第2の電極層108との間に
、正孔注入層701、正孔輸送層702、発光層703、電子輸送層704、電子注入バ
ッファー層706、電子リレー層707、及び第2の電極層108と接する複合材料層7
08を有していても良い。
第2の電極層108と接する複合材料層708を設けることで、特にスパッタリング法を
用いて第2の電極層108を形成する際に、EL層106が受けるダメージを低減するこ
とができるため、好ましい。複合材料層708は、前述の、正孔輸送性の高い有機化合物
にアクセプター性物質を含有させた複合材料を用いることができる。
さらに、電子注入バッファー層706を設けることで、複合材料層708と電子輸送層7
04との間の注入障壁を緩和することができるため、複合材料層708で生じた電子を電
子輸送層704に容易に注入することができる。
電子注入バッファー層706には、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、およ
びこれらの化合物(アルカリ金属化合物(酸化リチウム等の酸化物、ハロゲン化物、炭酸
リチウムや炭酸セシウム等の炭酸塩を含む)、アルカリ土類金属化合物(酸化物、ハロゲ
ン化物、炭酸塩を含む)、または希土類金属の化合物(酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩を
含む))等の電子注入性の高い物質を用いることが可能である。
また、電子注入バッファー層706が、電子輸送性の高い物質とドナー性物質を含んで形
成される場合には、電子輸送性の高い物質に対して質量比で、0.001以上0.1以下
の比率でドナー性物質を添加することが好ましい。なお、ドナー性物質としては、アルカ
リ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、およびこれらの化合物(アルカリ金属化合物(
酸化リチウム等の酸化物、ハロゲン化物、炭酸リチウムや炭酸セシウム等の炭酸塩を含む
)、アルカリ土類金属化合物(酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩を含む)、または希土類金
属の化合物(酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩を含む))の他、テトラチアナフタセン(略
称:TTN)、ニッケロセン、デカメチルニッケロセン等の有機化合物を用いることもで
きる。なお、電子輸送性の高い物質としては、先に説明した電子輸送層704の材料と同
様の材料を用いて形成することができる。
さらに、電子注入バッファー層706と複合材料層708との間に、電子リレー層707
を形成することが好ましい。電子リレー層707は、必ずしも設ける必要は無いが、電子
輸送性の高い電子リレー層707を設けることで、電子注入バッファー層706へ電子を
速やかに送ることが可能となる。
複合材料層708と電子注入バッファー層706との間に電子リレー層707が挟まれた
構造は、複合材料層708に含まれるアクセプター性物質と、電子注入バッファー層70
6に含まれるドナー性物質とが相互作用を受けにくく、互いの機能を阻害しにくい構造で
ある。したがって、駆動電圧の上昇を防ぐことができる。
電子リレー層707は、電子輸送性の高い物質を含み、該電子輸送性の高い物質のLUM
O準位は、複合材料層708に含まれるアクセプター性物質のLUMO準位と、電子輸送
層704に含まれる電子輸送性の高い物質のLUMO準位との間となるように形成する。
また、電子リレー層707がドナー性物質を含む場合には、当該ドナー性物質のドナー準
位も複合材料層708におけるアクセプター性物質のLUMO準位と、電子輸送層704
に含まれる電子輸送性の高い物質のLUMO準位との間となるようにする。具体的なエネ
ルギー準位の数値としては、電子リレー層707に含まれる電子輸送性の高い物質のLU
MO準位は−5.0eV以上、好ましくは−5.0eV以上−3.0eV以下とするとよ
い。
電子リレー層707に含まれる電子輸送性の高い物質としてはフタロシアニン系の材料又
は金属−酸素結合と芳香族配位子を有する金属錯体を用いることが好ましい。
電子リレー層707に含まれるフタロシアニン系材料としては、具体的にはCuPc、S
nPc(Phthalocyanine tin(II) complex)、ZnPc
(Phthalocyanine zinc complex)、CoPc(Cobal
t(II)phthalocyanine, β−form)、FePc(Phthal
ocyanine Iron)及びPhO−VOPc(Vanadyl 2,9,16,
23−tetraphenoxy−29H,31H−phthalocyanine)の
いずれかを用いることが好ましい。
電子リレー層707に含まれる金属−酸素結合と芳香族配位子を有する金属錯体としては
、金属−酸素の二重結合を有する金属錯体を用いることが好ましい。金属−酸素の二重結
合はアクセプター性(電子を受容しやすい性質)を有するため、電子の移動(授受)がよ
り容易になる。また、金属−酸素の二重結合を有する金属錯体は安定であると考えられる
。したがって、金属−酸素の二重結合を有する金属錯体を用いることにより発光素子を低
電圧でより安定に駆動することが可能になる。
金属−酸素結合と芳香族配位子を有する金属錯体としてはフタロシアニン系材料が好まし
い。具体的には、VOPc(Vanadyl phthalocyanine)、SnO
Pc(Phthalocyanine tin(IV) oxide complex)
及びTiOPc(Phthalocyanine titanium oxide co
mplex)のいずれかは、分子構造的に金属−酸素の二重結合が他の分子に対して作用
しやすく、アクセプター性が高いため好ましい。
なお、上述したフタロシアニン系材料としては、フェノキシ基を有するものが好ましい。
具体的にはPhO−VOPcのような、フェノキシ基を有するフタロシアニン誘導体が好
ましい。フェノキシ基を有するフタロシアニン誘導体は、溶媒に可溶である。そのため、
発光素子を形成する上で扱いやすいという利点を有する。また、溶媒に可溶であるため、
成膜に用いる装置のメンテナンスが容易になるという利点を有する。
電子リレー層707はさらにドナー性物質を含んでいても良い。ドナー性物質としては、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属及びこれらの化合物(アルカリ金属化合物
(酸化リチウムなどの酸化物、ハロゲン化物、炭酸リチウムや炭酸セシウムなどの炭酸塩
を含む)、アルカリ土類金属化合物(酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩を含む)、又は希土
類金属の化合物(酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩を含む))の他、テトラチアナフタセン
(略称:TTN)、ニッケロセン、デカメチルニッケロセンなどの有機化合物を用いるこ
とができる。電子リレー層707にこれらドナー性物質を含ませることによって、電子の
移動が容易となり、発光素子をより低電圧で駆動することが可能になる。
電子リレー層707にドナー性物質を含ませる場合、電子輸送性の高い物質としては上記
した材料の他、複合材料層708に含まれるアクセプター性物質のアクセプター準位より
高いLUMO準位を有する物質を用いることができる。具体的なエネルギー準位としては
、−5.0eV以上、好ましくは−5.0eV以上−3.0eV以下の範囲にLUMO準
位を有する物質を用いることが好ましい。このような物質としては例えば、ペリレン誘導
体や、含窒素縮合芳香族化合物などが挙げられる。なお、含窒素縮合芳香族化合物は、安
定であるため、電子リレー層707を形成する為に用いる材料として、好ましい材料であ
る。
ペリレン誘導体の具体例としては、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水
物(略称:PTCDA)、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボキシリックビスベン
ゾイミダゾール(略称:PTCBI)、N,N’−ジオクチル−3,4,9,10−ペリ
レンテトラカルボン酸ジイミド(略称:PTCDI−C8H)、N,N’−ジヘキシル−
3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸ジイミド(略称:Hex PTC)等が挙
げられる。
また、含窒素縮合芳香族化合物の具体例としては、ピラジノ[2,3−f][1,10]
フェナントロリン−2,3−ジカルボニトリル(略称:PPDN)、2,3,6,7,1
0,11−ヘキサシアノ−1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレン(略称
:HAT(CN))、2,3−ジフェニルピリド[2,3−b]ピラジン(略称:2P
YPR)、2,3−ビス(4−フルオロフェニル)ピリド[2,3−b]ピラジン(略称
:F2PYPR)等が挙げられる。
その他にも、7,7,8,8,−テトラシアノキノジメタン(略称:TCNQ)、1,4
,5,8,−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物(略称:NTCDA)、パーフルオロ
ペンタセン、銅ヘキサデカフルオロフタロシアニン(略称:F16CuPc)、N,N’
−ビス(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタデカフ
ルオロオクチル)−1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド(略称:NT
CDI−C8F)、3’,4’−ジブチル−5,5’’−ビス(ジシアノメチレン)−5
,5’’−ジヒドロ−2,2’:5’,2’’−テルチオフェン)(略称:DCMT)、
メタノフラーレン(例えば、[6,6]−フェニルC61酪酸メチルエステル等を用いる
ことができる。
なお、電子リレー層707にドナー性物質を含ませる場合、電子輸送性の高い物質とドナ
ー性物質との共蒸着などの方法によって電子リレー層707を形成すれば良い。
正孔注入層701、正孔輸送層702、発光層703、及び電子輸送層704は前述の材
料を用いてそれぞれ形成すれば良い。
そして、EL層106上に、第2の電極層108を形成する。
第2の電極層108は、光の取り出し方向と反対側に設けられ、反射性を有する材料を用
いて形成される。反射性を有する材料としては、アルミニウム、金、白金、銀、ニッケル
、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、又はパラジウム等の金属材料
を用いることができる。そのほか、アルミニウムとチタンの合金、アルミニウムとニッケ
ルの合金、アルミニウムとネオジムの合金などのアルミニウムを含む合金(アルミニウム
合金)や銀と銅の合金などの銀を含む合金を用いることもできる。銀と銅の合金は、耐熱
性が高いため好ましい。さらに、アルミニウム合金膜に接する金属膜、又は金属酸化物膜
を積層することでアルミニウム合金膜の酸化を抑制することができる。該金属膜、金属酸
化物膜の材料としては、チタン、酸化チタンなどが挙げられる。上述の材料は、地殻にお
ける存在量が多く安価であるため、発光素子の作製コストを低減することができ、好まし
い。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、照明装置の応用例を示す。
図9は、本発明の一態様である照明装置を室内の照明装置として用いた一例を示している
。本発明の一態様である照明装置は、天井用照明装置8202としてのみならず、壁用照
明装置8204、床用照明装置8205としても用いることが可能である。床用照明装置
8205として用いる場合には、床用照明装置8205の第2の筐体上に人や物体が積載
されることになるため、積載される人や物体の重量に耐えることができる基板及び封止構
造を用いる。床用照明装置8205の筐体として、割れやすいガラス基板を用いる場合に
は、その上に透光性を有し、且つ、積載される人や物体の重量に耐えうる厚いプラスチッ
ク板を設けて保護してもよい。さらに、本発明の一態様の照明装置は薄型化及び大型化が
可能であるため、照明装置8203のように、壁面そのものを光源として室内の照明を行
うことも可能である。
本発明の一態様である照明装置は、面光源の光源を有するため、点光源の光源を用いた場
合に比べ、光反射板等の部材を削減することができ、または熱の発生が白熱電球に比べて
小さい点等、室内の照明装置として好ましい。また、照明装置全体の厚さが薄く、軽量な
ため、様々な箇所に設置可能である。
また、本発明の一態様である照明装置を、避難口誘導灯の照明装置として適用した例につ
いて図10に示す。
図10は、避難口誘導灯の外観の一例について示した図である。避難口誘導灯8232は
、照明装置と、蛍光部が設けられた蛍光板とを組み合わせて構成することができる。また
、特定の色を発光する照明装置と、図面のような形状の透過部が設けられた遮光板とを組
み合わせて構成することもできる。本発明の一態様である照明装置は、一定の輝度で点灯
することができるため、常時点灯が求められる避難口誘導灯として好ましい。
本発明の一態様の照明装置は、薄型化、軽量化、及び大面積化が可能であり、且つ、信頼
性の高い照明装置を提供することが可能となる。
なお、本実施の形態において、各々の図で述べた内容は、別の実施の形態で述べた内容に
対して、適宜、組み合わせ、又は置き換えなどを自由に行うことができる。
100 筐体
102 無機絶縁体
103 絶縁層
104 電極層
106 EL層
108 電極層
111 金属板
124 配線
125 補助配線
126 補助配線
128 配線
132 発光素子
133 発光素子ユニット
134 接着層
135 絶縁層
140 無機絶縁膜
151 樹脂
160 コンバータ
162 シール材
164 端子電極
168 筐体
235 高屈折率材料層
241 筐体
242 筐体
701 正孔注入層
702 正孔輸送層
703 発光層
704 電子輸送層
705 電子注入層
706 電子注入バッファー層
707 電子リレー層
708 複合材料層
800 EL層
801 EL層
802 EL層
803 電荷発生層
124A 配線
124B 配線
124C 配線
128A 配線
128B 配線
128C 配線
160A コンバータ
160B コンバータ
160C コンバータ
164a 層
164b 層
241a 筐体
241b 筐体
803a 電荷発生層
8202 天井用照明装置
8204 壁用照明装置

Claims (2)

  1. 複数の発光素子を有し、
    前記複数の発光素子は、それぞれ、
    第1の電極と、
    前記第1の電極の上の、有機化合物を含む層と、
    前記有機化合物を含む層の上の、第2の電極と、を有し、
    前記第1の電極の上であって、前記有機化合物層を含む層の下に、土手を有し、
    前記土手の下に、補助配線を有し、
    前記第1の電極は、ITO層を有し、
    前記第2の電極は、アルミニウム層を有し、
    前記補助配線は、前記第1の電極の電圧降下を抑制する機能を有し、
    前記複数の発光素子は、第1の発光素子と、前記第1の発光素子と隣接した第2の発光素子と、を有し、
    前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子と重ならない領域において、前記第1の発光素子が有するアルミニウム層は、前記補助配線を介して、前記第2の発光素子が有するITO層と電気的に接続され、
    前記補助配線は、前記第2の発光素子が有するITO層と接する領域を有することを特徴とする照明装置。
  2. 複数の発光素子を有し、
    前記複数の発光素子は、それぞれ、
    第1の電極と、
    前記第1の電極の上の、有機化合物を含む層と、
    前記有機化合物を含む層の上の、第2の電極と、を有し、
    前記第1の電極の上であって、前記有機化合物層を含む層の下に、土手を有し、
    前記土手の下に、補助配線を有し、
    前記第1の電極は、ITO層を有し、
    前記第2の電極は、アルミニウム層を有し、
    前記補助配線は、前記第1の電極の電圧降下を抑制する機能を有し、
    前記複数の発光素子は、第1の発光素子と、前記第1の発光素子と隣接した第2の発光素子と、を有し、
    前記土手と重ならない領域において、前記第1の発光素子が有するアルミニウム層は、前記補助配線を介して、前記第2の発光素子が有するITO層と電気的に接続され、
    前記補助配線は、前記第2の発光素子が有するITO層と接する領域を有することを特徴とする照明装置。
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