JP6094456B2 - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は容量可変型斜板式圧縮機に関する。
特許文献1に従来の容量可変型斜板式圧縮機(以下、圧縮機という。)が開示されている。この圧縮機は、ハウジングに吸入室、吐出室、斜板室及び複数のシリンダボアが形成されている。ハウジングには駆動軸が回転可能に支持されている。斜板室内には駆動軸の回転によって回転可能な斜板が設けられている。斜板は、中心に駆動軸を挿通するための挿通孔が貫設されており、円環状をなしている。駆動軸と斜板との間には、斜板の傾斜角度の変更を許容するリンク機構が設けられている。ここで、傾斜角度とは、駆動軸の回転軸心に直交する方向に対する角度である。
また、各シリンダボアにはピストンが往復動可能に収納されており、各シリンダボア内に圧縮室が区画されている。変換機構は、斜板の回転により、傾斜角度に応じたストロークで各ピストンをシリンダボア内で往復動させるようになっている。さらに、この圧縮機は、傾斜角度を変更可能なアクチュエータと、アクチュエータを制御する制御機構とを備えている。
リンク機構はラグ部材とアームとを有している。ラグ部材は、斜板室内で駆動軸に固定され、斜板室の前方側に配置されている。アームは、連結ピンを介してラグ部材と斜板とに揺動可能に連結されている。このアームは、ラグ部材の回転を斜板に伝達するとともに、斜板の上死点位置を維持しつつ傾斜角度の変更を許容する。
アクチュエータは、ラグ部材と、斜板と一体回転可能に係合し、回転軸心方向に移動して傾斜角度を変更可能な可動体とを有している。具体的には、ラグ部材には、回転軸心と同心の円柱状をなし、可動体が移動可能なシリンダ室が形成されている。そして、このシリンダ室が可動体によって区画されることにより、内部の圧力によって可動体を移動可能な制御圧室が形成されている。また、斜板の挿通孔内には、ヒンジ球が設けられている。ヒンジ球は駆動軸に対して斜板を揺動可能に連結している。このヒンジ球に対しては、可動体の後端が当接している。そして、ヒンジ球の後端には、斜板の傾斜角度を大きくする方向にヒンジ球を付勢する押圧ばねが設けられている。
制御機構は、制御通路と制御弁とを有している。制御通路は、制御圧室と連通する変圧通路と、吸入室及び斜板室と連通する低圧通路と、吐出室と連通する高圧通路とを有している。変圧通路の一部は駆動軸内に形成されている。制御弁は、変圧通路、低圧通路及び高圧通路の開度を調整する。つまり、制御弁は、変圧通路を低圧通路又は高圧通路に連通する。
この圧縮機では、制御弁が変圧通路を高圧通路に連通すれば、制御圧室内が斜板室よりも高圧となる。これにより、アクチュエータの可動体がラグ部材から遠ざかる方向に移動し、ヒンジ球を斜板室の後方側へ押圧する。これにより、斜板の傾斜角度が減少する。このため、この圧縮機では、ピストンのストロークが減少し、吐出容量が小さくなる。他方、制御弁が変圧通路を低圧通路に連通すれば、制御圧室内が斜板室と同程度に低圧となる。これにより、アクチュエータの可動体がラグ部材に近づく方向に移動する。この際、ヒンジ球は押圧ばねの付勢力により、可動体に追従して移動する。これにより、斜板の傾斜角度が増大する。このため、この圧縮機では、ピストンのストロークが増大し、吐出容量が大きくなる。
特開昭52‐131204号公報
ところで、上記従来のような圧縮機では、搭載される車両等の運転状況に応じて素早く傾斜角度を変更し得る高い制御性が求められる。そこで、この圧縮機において、制御圧室を大径化することにより、制御圧室内の圧力を過剰に高くしなくても、大きな推力で可動体を移動可能にすることが考えられる。しかし、この場合には、リンク機構の存在により、ラグ部材に大径のシリンダ室を形成し難く、制御圧室を大径化することは難しい。
また、この圧縮機では、作動時に生じるスラスト力がリンク機構に作用する。このため、リンク機構は、スラスト力を十分に支持可能であることも求められる。これらのため、この圧縮機において、スラスト軸受よりピストン側にシリンダ室を位置させ、シリンダ室を大径化すると、圧縮機が長軸化してしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、十分な制御性を発揮するとともにスラスト力を十分に支持し、かつ、短軸化を実現可能な容量可変型斜板式圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の容量可変型斜板式圧縮機は、吸入室、吐出室、斜板室及びシリンダボアが形成されたハウジングと、前記ハウジングに回転可能に支持された駆動軸と、前記駆動軸の回転によって前記斜板室内で回転可能な斜板と、前記駆動軸と前記斜板との間に設けられ、前記駆動軸の回転軸心に直交する方向に対する前記斜板の傾斜角度の変更を許容するリンク機構と、前記シリンダボアに往復動可能に収納されたピストンと、前記斜板の回転により、前記傾斜角度に応じたストロークで前記ピストンを前記シリンダボア内で往復動させる変換機構と、前記傾斜角度を変更可能なアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御機構とを備え、
前記リンク機構は、前記斜板室内で前記駆動軸に固定され、前記斜板と対向するラグ部材と、前記ラグ部材から前記駆動軸の回転が伝達される斜板アームとを有し、
前記ラグ部材には、前記駆動軸が挿入される挿入孔と、前記挿入孔を囲うように前記斜板側から凹設されたシリンダ室と、前記斜板アームを案内する案内面とが形成され、
前記案内面は、前記シリンダ室が内周縁の少なくとも一部を形成し、前記内周縁から外周側に向かって延び、
前記斜板アームには、前記傾斜角度が小さくなるのに伴い、前記案内面を前記外周側から前記内周縁に向かって前記駆動軸の径方向に摺動する被案内面が形成され、
前記アクチュエータは、前記ラグ部材と、前記ラグ部材と前記斜板との間に配置され、前記シリンダ室内を移動可能な可動体と、前記シリンダ室と前記可動体との間に設けられ、内部の圧力によって前記可動体を移動させる制御圧室とを有し、
前記案内面と前記被案内面との間には、前記斜板アームの移動方向と垂直な方向において摺接幅が定義され、
前記摺接幅は、前記傾斜角度が最大時に最大幅となり、前記傾斜角度が最小時には前記被案内面の一部が前記シリンダ室に臨むことにより最小幅となることを特徴とする(請求項1)。
本発明の圧縮機では、ラグ部材にシリンダ室と案内面とが形成されており、この案内面の内周縁の少なくとも一部がシリンダ室によって形成されている。つまり、この圧縮機では、ラグ部材において、案内面とシリンダ室とが互いの一部を重ねるように形成される。このように、シリンダ室が案内面と重なる分だけ、この圧縮機では、シリンダ室を大径化することが可能である。そして、この圧縮機では、傾斜角度が最小であるとき、被案内面の一部がシリンダ室に臨む状態となる。
なお、この圧縮機では、斜板の傾斜角度が最大値である際には摺接幅が最大幅となり、大きなスラスト力を案内面と斜板アームとで十分に支持する。一方、斜板の傾斜角度が最大値よりも小さい際には、スラスト力もさほど大きくなく、小さい摺接幅でもそのスラスト力を十分に支持する。このため、この圧縮機では、耐久性が損なわれることはない。
したがって、本発明の圧縮機は、十分な制御性を発揮するとともにスラスト力を十分に支持し、かつ、短軸化を実現可能である。
本発明の圧縮機において、傾斜角度は最大値よりも小さい設定角度が設定され得る。そして、摺接幅は、傾斜角度が最大値から設定角度までは最大幅であり、傾斜角度が設定角度未満となれば最大幅よりも小さくなることが好ましい(請求項2)。
この場合には、傾斜角度が最大値から設定角度となるまでの間に作用するスラスト力を案内面と被案内面とで十分に支持することが可能となる。このため、この圧縮機では耐久性をより高くすることが可能となる。なお、設定角度は適宜設定することが可能である。
案内面は、例えば、傾斜角度が設定角度未満となることを境に、摺接幅が最大幅から最小幅へ段階的に小さくなるように形成することができる。特に、案内面は、傾斜角度が設定角度未満であるときに摺接幅が徐々に小さくなるように形成されていることが好ましい(請求項3)。この場合には、設定角度を境に摺接幅が段階的に小さくなる場合と比較して、スラスト力をより好適に支持することが可能となる。
また、設定角度は、傾斜角度の最大値の1/4〜1/2で設定されていることが好ましい(請求項4)。設定角度をこの範囲内に設定すれば、スラスト力を好適に支持することが可能である。
案内面は、斜板の上死点位置と回転軸心とで形成される上死点面を跨いで対をなす第1案内面及び第2案内面からなり得る。また、被案内面は、第1案内面を径方向で摺動する第1被案内面と、第2案内面を径方向で摺動する第2被案内面とからなり得る。そして、斜板アームは、第1被案内面が形成された第1斜板アームと、第2被案内面が形成された第2斜板アームとからなることが好ましい(請求項5)。この場合、スラスト力が上死点面を跨いで二分されるので、より優れた耐久性を発揮する。
本発明の圧縮機は、十分な制御性を発揮するとともにスラスト力を十分に支持し、かつ、短軸化を実現可能である。
実施例の圧縮機における最大容量時の断面図である。 実施例の圧縮機に係り、制御機構を示す模式図である。 実施例の圧縮機に係り、リンク機構等を示す模式上面図である。 実施例の圧縮機に係り、ラグプレートを示す正面図である。 実施例の圧縮機に係り、ラグプレートを示す要部拡大正面図である。 実施例の圧縮機における最小容量時の断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。実施例の圧縮機は容量可変型片頭斜板式圧縮機である。この圧縮機は、車両に搭載されており、車両用空調装置の冷凍回路を構成している。
図1に示すように、実施例1の圧縮機は、ハウジング1と、駆動軸3と、斜板5と、リンク機構7と、複数のピストン9と、複数対のシュー11a、11bと、アクチュエータ13と、図2に示す制御機構15とを備えている。なお、図1では説明を容易にするため、後述するラグプレート51等の形状を一部簡略化して図示している。図6についても同様である。
図1に示すように、ハウジング1は、圧縮機の前方に位置するフロントハウジング17と、圧縮機の後方に位置するリヤハウジング19と、フロントハウジング17とリヤハウジング19との間に位置するシリンダブロック21と、バルブユニット23とを有している。
フロントハウジング17は、前方で圧縮機の上下方向に延びる前壁17aと、前壁17aと一体化され、圧縮機の前方から後方に向かって延びる周壁17bとを有している。これらの前壁17aと周壁17bとにより、フロントハウジング17は有底の略円筒形状をなしている。また、これらの前壁17aと周壁17bとにより、フロントハウジング17内には斜板室25が形成されている。
前壁17aには、前方に向かって突出するボス17cが形成されている。このボス17c内には、軸封装置27が設けられている。また、ボス17c内には、圧縮機の前後方向に延びる第1軸孔17dが形成されている。この第1軸孔17d内には第1滑り軸受29aが設けられている。
周壁17bには、斜板室25と連通する吸入口250が形成されている。この吸入口250を通じて、斜板室25は図示しない蒸発器と接続されている。
リヤハウジング19には、制御機構15の一部が設けられている。また、リヤハウジング19には、第1圧力調整室31aと、吸入室33と、吐出室35とが形成されている。第1圧力調整室31aは、リヤハウジング19の中心部分に位置している。吐出室35はリヤハウジング19の外周側に環状に位置している。また、吸入室33は、リヤハウジング19において、第1圧力調整室31aと吐出室35との間で環状に形成されている。吐出室35は図示しない吐出口と接続している。
シリンダブロック21には、ピストン9と同数個のシリンダボア21aが周方向に等角度間隔で形成されている。各シリンダボア21aの前端側は斜板室25と連通している。また、シリンダブロック21には、後述する吸入リード弁41aの最大開度を規制するリテーナ溝21bが形成されている。
さらに、シリンダブロック21には、斜板室25と連通しつつ、圧縮機の前後方向に延びる第2軸孔21cが貫設されている。第2軸孔21c内には第2滑り軸受29bが設けられている。また、シリンダブロック21には、ばね室21dが形成されている。このばね室21dは、斜板室25と第2軸孔21cとの間に位置している。ばね室21d内には、復帰ばね37が配置されている。この復帰ばね37は、傾斜角度が最小になった斜板5を斜板室25の前方に向けて付勢する。また、シリンダブロック21には、斜板室25と連通する吸入通路39が形成されている。
バルブユニット23は、リヤハウジング19とシリンダブロック21との間に設けられている。このバルブユニット23は、バルブプレート40と、吸入弁プレート41と、吐出弁プレート43と、リテーナプレート45とからなる。
バルブプレート40、吐出弁プレート43及びリテーナプレート45には、シリンダボア21aと同数の吸入ポート40aが形成されている。また、バルブプレート40及び吸入弁プレート41には、シリンダボア21aと同数の吐出ポート40bが形成されている。各シリンダボア21aは、各吸入ポート40aを通じて吸入室33と連通しているとともに、各吐出ポート40bを通じて吐出室35と連通している。さらに、バルブプレート40、吸入弁プレート41、吐出弁プレート43及びリテーナプレート45には、第1連通孔40cと第2連通孔40dとが形成されている。第1連通孔40cにより、吸入室33と吸入通路39とが連通している。
吸入弁プレート41は、バルブプレート40の前面に設けられている。この吸入弁プレート41には、弾性変形により各吸入ポート40aを開閉可能な吸入リード弁41aが複数形成されている。また、吐出弁プレート43は、バルブプレート40の後面に設けられている。この吐出弁プレート43には、弾性変形により各吐出ポート40bを開閉可能な吐出リード弁43aが複数形成されている。リテーナプレート45は、吐出弁プレート43の後面に設けられている。このリテーナプレート45は、吐出リード弁43aの最大開度を規制する。
駆動軸3は、ボス17c側からハウジング1の後方側に向かって挿通されている。駆動軸3は、ボス17c内において軸封装置27に挿通されており、前端側が第1軸孔17d内で第1滑り軸受29aによって軸支されている。また、駆動軸3の後端側が第2軸孔21c内において第2滑り軸受29bによって軸支されている。こうして、駆動軸3は、ハウジング1に対して回転軸心O周りで回転可能に支持されている。そして、第2軸孔21c内には、駆動軸3の後端との間に第2圧力調整室31bが区画されている。この第2圧力調整室31bは、第2連通孔40dを通じて第1圧力調整室31aと連通している。これらの第1、2圧力調整室31a、31bにより、圧力調整室31が形成されている。
また、駆動軸3の後端には、Oリング49a、49bが設けられている。圧力調整室31は、各Oリング49a、49bによって封止されており、斜板室25と圧力調整室31とが非連通となっている。
駆動軸3には、リンク機構7と、斜板5と、アクチュエータ13とが取り付けられている。図3に示すように、リンク機構7は、ラグプレート51と、ラグプレート51に形成された第1、2駆動アーム53a、53bと、斜板5に形成された第1、2斜板アーム5e、5fとからなる。ラグプレート51が本発明におけるラグ部材に相当している。
図4に示すように、ラグプレート51は、中心に挿通孔510が貫設されており、全体として略円環状を呈している。また、図1に示すように、このラグプレート51は、挿通孔510に駆動軸3が圧入によって挿通されており、駆動軸3と一体で回転可能となっている。このラグプレート51は、斜板室25内の前端側に位置しており、斜板5と対面した状態で斜板5よりも前方に配置されている。また、ラグプレート51と前壁17aとの間には、スラスト軸受55が設けられている。
ラグプレート51には、ラグプレート51の前後方向に延びる円筒状のシリンダ室51aが凹設されている。より詳細には、このシリンダ室51aは、ラグプレート51において斜板5側となるラグプレート51の後端面から、挿通孔510を覆うように凹設されており、ラグプレート51内においてスラスト軸受55の内側となる箇所まで延びている。図4に示すように、このシリンダ室51aは、挿通孔510と同心に形成されており、ラグプレート51の中心に位置している。
図3に示すように、第1、2駆動アーム53a、53bは、ラグプレート51から後方に向かってそれぞれ延びている。これらの第1駆動アーム53aと第2駆動アーム53bとは、斜板5の上死点位置Tと回転軸心Oとで形成される上死点面Xを跨いでラグプレート51にそれぞれ形成されている。
また、ラグプレート51には、第1、2駆動アーム53a、53bの間となる位置に第1、2案内面54a、54bが形成されている。これらの第1案内面54aと第2案内面54bとについても、上死点面Xを跨いでそれぞれ形成されている。第1案内面54aは第1駆動アーム53a側に形成されており、第2案内面54bは第2駆動アーム53b側に形成されている。さらに、ラグプレート51には、第1案内面54aと第2案内面54bとの間で、後方に向かって突出する凸面51bが形成されている。
図5に示すように、第1、2案内面54a、54bは、それぞれラグプレート51の径方向の外周側からシリンダ室51a側に向かって延びる略矩形状をなしている。そして、第1案内面54aには、シリンダ室51a側に内周縁541が形成されており、第2案内面54bには、シリンダ室51a側に内周縁542が形成されている。
第1、2案内面54a、54bにおける内周縁541、542は、それぞれ孤形状となっている。つまり、このラグプレート51では、シリンダ室51aと第1、2案内面54a、54bとが重なるように形成されることにより、シリンダ室51aの周縁の一部が第1、2案内面54a、54bの各内周縁541、542を構成している。これにより、第1、2案内面54a、54bにおいて各内周縁541、542が形成されている部分では、シリンダ室51a側に向かうに連れて、面積が次第に小さくなる形状となっている。
また、図1に示すように、これらの各第1、2案内面54a、54bは、外周側から各内周縁541、542側に向かうに連れて、前方から後方へ傾斜するように形成されている。
図1に示すように、斜板5は、環状の平板形状をなしており、前面5aと後面5bとを有している。前面5aには、斜板5の前方に向かって略円筒状に突出するウェイト部5cが形成されている。このウェイト部5cは、斜板5の傾斜角度が最大となった際に前端面50がラグプレート51と当接する。また、斜板5の中心には、挿通孔5dが形成されている。この挿通孔5dに駆動軸3が挿通されている。
図3に示すように、第1、2斜板アーム5e、5fは、前面5aに形成されている。これらの第1、2斜板アーム5e、5fは、それぞれ前面5aから前方に向かって延びている。これらの第1斜板アーム5eと第1斜板アーム5fとについても、上死点面Xを跨いで前面5aにそれぞれ形成されている。第1斜板アーム5eの先端側には、第1被案内面520が形成されており、第2斜板アーム5fの先端側には、第2被案内面521が形成されている。また、第1斜板アーム5eの右側面は、第1駆動伝達面522とされており、第2斜板アーム5eの左側面は、第2駆動伝達面523とされている。なお、図3では、説明を容易にするため、第1、2斜板アーム5e、5f等の形状を簡略化して図示しているとともに、ウェイト部5cや後述する凸部5g等の図示を省略している。
また、図1に示すように、斜板5には、凸部5gが前面5aに対して突設されている。この凸部5gは、第1斜板アーム5eと第2斜板アーム5fとの間に位置している。凸部5gは略半球状に形成されている。
この圧縮機では、図3に示すように、第1、2斜板アーム5e、5fを第1、2駆動アーム53a、53bの間に挿入しつつ、駆動軸3に斜板5を組み付けている。この際、凸面51bが第1斜板アーム5eと第2斜板アーム5fとの間に位置する。これにより、第1、2駆動アーム53a、53bの間に第1、2斜板アーム5e、5fが位置した状態で、ラグプレート51と斜板5とが連結している。そして、第1駆動アーム53aから第1斜板アーム5eの第1駆動伝達面522へ駆動軸3の回転が伝達されるとともに、第2駆動アーム53bから第2斜板アーム5fの第2駆動伝達面523へ駆動軸3の回転が伝達される。こうして、斜板5は、ラグプレート51と共に斜板室25内で回転可能となっている。
また、このように、第1、2駆動アーム53a、53bの間に第1、2斜板アーム5e、5fが位置することにより、第1斜板アーム5eでは、第1被案内面520が第1案内面54aに当接するとともに、第2斜板アーム5fでは、第2被案内面521が第2案内面54bに当接する。そして、これらの第1、2被案内面520、521は、第1、2案内面54a、54b上を第1位置P1から第2位置P2の範囲でそれぞれ摺動する。これにより、斜板5は、回転軸心Oに直交する方向に対する自身の傾斜角度について、上死点位置Tをほぼ維持しつつ、図1に示す最大傾斜角度から、図6に示す最小傾斜角度まで変更することが可能となっている。
このように、第1、2被案内面520、521が第1、2案内面54a、54bをそれぞれ摺動する際、図5の破線で示すように、第1被案内面520は、線接触しつつ第1案内面54aを摺動する。ここで、第1案内面54aと第1被案内面520とが摺接する際の幅は、第1摺接幅S1である。同様に、第2被案内面521は線接触しつつ第2案内面54bを摺動する。また、第2案内面54bと第2被案内面521とが摺接する際の幅は、第2摺接幅S2である。第1摺接幅S1は、第1案内面54aと第1被案内面520との間において、第1斜板アーム5e移動方向と垂直な方向に定義されており、第2摺接幅S2は、第2案内面54bと第2被案内面521との間において、第2斜板アーム5f移動方向と垂直な方向に定義されている。
ここで、上記のように、このラグプレート51では、シリンダ室51aと第1、2案内面54a、54bとが重なるように形成されていることから、第1、2案内面54a、54bは、各内周縁541、542側に近接するに連れて、次第に面積が小さくなる形状となっている。このため、第1、2摺接幅S1、S2は、第2位置P2に近づくに連れて小さくなり、反対に、第2位置P2から遠隔するに連れて長くなるように変化する。より具体的には、第1被案内面520が第1案内面54a上を摺動する全範囲及び第2被案内面521が第2案内面54b上を摺動する全範囲のうち、シリンダ室51a側のおよそ1/4の部分において、第1、2摺接幅S1、S2は共に小さくなり、かつ、当該部分では、第2位置P2に近づくに連れて徐々に小さくなる。この第1、2摺接幅S1、S2が小さくなるおよそ1/4の部分は、後述する斜板5の傾斜角度の設定角度と対応している。一方、第1、2案内面54a、54bの外周側となる他のおよそ3/4の部分においては、各内周縁541、542側と比較して第1、2摺接幅S1、S2の長さが共に長くなり、かつ、当該部分においては、第1、2摺接幅S1、S2の長さは一定となる。
図1に示すように、アクチュエータ13は、ラグプレート51と、可動体13aと、制御圧室13bとからなる。
可動体13aは駆動軸3に挿通されており、駆動軸3に摺接しつつ回転軸心O方向に移動可能となっている。この可動体13aは駆動軸3と同軸の円筒状をなしており、スラスト軸受55よりも小径に形成されている。この可動体13aは、後方側から前方側に向かって次第に径が拡大する形状となっている。
また、可動体13aの後端には作用部134が一体で形成されている。この作用部134は、回転軸心O側から斜板5の上死点位置T側に向かって垂直に延びており、凸部5gと点接触する。これにより、可動体13aは、ラグプレート51及び斜板5と一体回転可能となっている。
可動体13aは、自身の前端側をシリンダ室51a内に進入させることにより、ラグプレート51に嵌合することが可能となっている。そして、可動体13aがシリンダ室51a内に最も進入した状態では、可動体13の前端がシリンダ室51a内において、スラスト軸受55の内側となる箇所まで至る。
制御圧室13bは、可動体13aの前端側と、シリンダ室51aと、駆動軸3との間に形成されている。制御圧室13bは、可動体13aの内周側と外周側とにそれぞれ設けられたOリング49c、49dによって封止されており、斜板室25と非連通となっている。
駆動軸3内には、駆動軸3の後端から前端に向かって回転軸心O方向に延びる軸路3aと、軸路3aの前端から径方向に延びて駆動軸3の外周面に開く径路3bとが形成されている。軸路3aの後端は圧力調整室31に開いている。一方、径路3bは、制御圧室13bに開いている。これらの軸路3a及び径路3bにより、圧力調整室31と制御圧室13bとが連通している。
また、駆動軸3は、先端に形成されたねじ部3eによって、図示しないプーリ又は電磁クラッチと接続される。
各ピストン9は、各シリンダボア21a内にそれぞれ収納されており、各シリンダボア21a内を往復動可能となっている。これらの各ピストン9とバルブユニット23とによって各シリンダボア21a内には圧縮室57が区画されている。
また、各ピストン9には、係合部9aがそれぞれ凹設されている。この係合部9a内には、半球状のシュー11a、11bがそれぞれ設けられている。各シュー11a、11bは、斜板5の回転を各ピストン9の往復動に変換している。これらの各シュー11a、11bが本発明における変換機構に相当する。こうして、斜板5の傾斜角度に応じたストロークで、各ピストン9がそれぞれシリンダボア21a内を往復動することが可能となっている。
図2に示すように、制御機構15は、低圧通路15aと高圧通路15bと制御弁15cとオリフィス15dと、軸路3aと、径路3bとを有している。これらの低圧通路15a、高圧通路15b、軸路3a及び径路3bによって、本発明における制御通路が形成されている。また、軸路3a及び径路3bは変圧通路として機能する。
低圧通路15aは、圧力調整室31と吸入室33とに接続されている。これにより、この低圧通路15aと軸路3aと径路3bとによって、制御圧室13bと圧力調整室31と吸入室33とが連通する。高圧通路15bは、圧力調整室31と吐出室35とに接続されている。この高圧通路15bと軸路3aと径路3bとによって、制御圧室13bと圧力調整室31と吐出室35とが連通する。また、高圧通路15bには、オリフィス15dが設けられている。
制御弁15cは低圧通路15aに設けられている。この制御弁15cは、吸入室33内の圧力に基づき、低圧通路15aの開度を調整することが可能となっている。
この圧縮機では、図1に示す吸入口250に対して蒸発器に繋がる配管が接続されるとともに、吐出口に対して凝縮器に繋がる配管が接続される。凝縮器は配管及び膨張弁を介して蒸発器と接続される。これらの圧縮機、蒸発器、膨張弁、凝縮器等によって車両用空調装置の冷凍回路が構成されている。なお、蒸発器、膨張弁、凝縮器及び各配管の図示は省略する。
以上のように構成された圧縮機では、駆動軸3が回転することにより、斜板5が回転し、各ピストン9が各シリンダボア21a内を往復動する。このため、圧縮室57がピストンストロークに応じて容積を変化させる。このため、蒸発器から吸入口250によって斜板室25に吸入された冷媒は、吸入通路39から吸入室33を経て圧縮室57内で圧縮される。そして、圧縮室57内で圧縮された冷媒は、吐出室35に吐出され、吐出口から凝縮器に吐出される。
この間、この圧縮機では、斜板5やラグプレート51等に対して斜板5の傾斜角度を小さくするピストン圧縮力が作用する。そして、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度を変更してピストン9のストロークを増減させることにより、容量制御を行うことが可能である。
具体的には、制御機構15において、図2に示す制御弁15cが低圧通路15aの開度を大きくすれば、圧力調整室31内の圧力、ひいては制御圧室13c内の圧力が吸入室33内の圧力とほぼ等しくなる。このため、斜板5に作用するピストン圧縮力によって、図1に示すように、アクチュエータ13では、制御圧室13bの容積が減少し、可動体13aが回転軸心O方向で斜板5側からラグプレート51側に向かって移動する。そして、可動体13aの前端側がシリンダ室51a内に進入する。
また同時に、この圧縮機では、斜板5は自身に作用するピストン圧縮力及び復帰ばね37の付勢力により、第1斜板アーム5eが回転軸心Oから遠隔するように、第1摺動面54aを内周縁541側から外周側に向かって摺動する。同様に、第2斜板アーム5fも第2摺動面54bを内周縁542側から外周側に向かって摺動する。つまり、図5に示すように、第1、2被案内面520、521は、第1、2摺動面54a、54bをそれぞれ第2位置P2側から第1位置P1側に向かって摺動する。
このため、図1に示すように、斜板5では、上死点位置Tをほぼ維持しつつ、下死点側が時計回り方向に揺動する。こうして、この圧縮機では、駆動軸3の回転軸心Oに対する斜板5の傾斜角度が増大する。これにより、この圧縮機では、ピストン9のストロークが増大し、駆動軸3の1回転当たりの吐出容量が大きくなる。なお、図1に示す斜板5の傾斜角度がこの圧縮機における最大傾斜角度である。
そして、この圧縮機では、斜板5が最大傾斜角度にある際、図5の破線で示すように、第1被案内面520は、第1位置P1において第1案内面54aと線接触する。また、第2被案内面521は、第1位置P1において第2案内面54bと線接触する。この際の第1、2摺接幅S1、S2の大きさは、共に等しく、かつ、変化する第1、2摺接幅S1、S2のうちの最大幅となっている。このように第1、2摺接幅S1、S2が最大幅となる状態では、第1被案内面520が第1案内面54aに全て当接し、第2被案内面521が第2案内面54bに全て当接する。
一方、図2に示す制御弁15cが低圧通路15aの開度を小さくすれば、圧力調整室31の圧力が大きくなり、制御圧室13c内の圧力が大きくなる。このため、図6に示すように、アクチュエータ13では制御圧室13bの容積が増大し、可動体13aがラグプレート51から遠隔しつつ、斜板5側に向かって回転軸心O方向に移動する。
これにより、この圧縮機では、作用部134が凸部5gを斜板室25の後方に向かって押圧する。このため、第1斜板アーム5eが回転軸心Oに近接するように、第1摺動面54aを外周側から内周縁541側に向かって摺動する。同様に、第2斜板アーム5fも第2摺動面54bを外周側から内周縁542側に向かって摺動する。つまり、図5に示すように、第1、2被案内面520、521は、第1、2摺動面54a、54bをそれぞれ第1位置P1側から第2位置P2側に向かって摺動する。
このため、図6に示すように、斜板5では、上死点位置Tをほぼ維持しつつ下死点側が反時計回り方向に揺動する。こうして、この圧縮機では、駆動軸3の回転軸心Oに対する斜板5の傾斜角度が減少する。これにより、この圧縮機では、ピストン9のストロークが減少し、駆動軸3の1回転当たりの吐出容量が小さくなる。また、傾斜角度が減少することにより、斜板5は復帰ばね37に当接する。なお、図6に示す斜板5の傾斜角度がこの圧縮機における最小傾斜角度である。
そして、この圧縮機では、斜板5が最小傾斜角度にある際、図5の破線で示すように、第1被案内面520は、第2位置P2において第1案内面54aと線接触する。また、第2被案内面521は、第2位置P2において第2案内面54bと線接触する。この際の第1、2摺接幅S1、S2の大きさは、共に等しく、かつ、変化する第1、2摺接幅のS1、S2うちの最小幅となっている。
図4に示すように、この圧縮機では、ラグプレート51の中心にシリンダ室51aが形成されているとともに、ラグプレート51に対し、径方向の外周側から各内周縁541、542側に向かって延びる略矩形状の第1、2案内面54a、54bが形成されている。
そして、この圧縮機では、斜板5が最大傾斜角度と最小傾斜角度との間で変位するに当たり、図5に示すように、第1、2被案内面520、521が第1、2摺動面54a、54bをそれぞれ第1位置P1と第2位置P2との間で摺動する。ここで、この圧縮機の第1、2案内面54a、54bでは、内周園541、542側のおよそ1/4の部分から第2位置P2に向かうに連れて、第1、2被案内面520、521がそれぞれ線接触する第1、2摺接幅S1、S2が小さくなる。そして、このように第1、2摺接幅S1、S2が小さくなる状態では、第1、2被案内面520、521の一部が第1、2案内面54a、54bにそれぞれ当接する一方、第1、2被案内面520、521のうち、第1、2案内面54a、54bに当接しない部分は、シリンダ室51a側に位置して、シリンダ室51aを臨む状態となる。
このように、この圧縮機では、ラグプレート51において、シリンダ室51aと第1、2案内面54a、54bとが重なるように形成し、第1、2案内面54a、54bの各内周縁541、542をシリンダ室51aによって形成させている。これにより、この圧縮機では、この圧縮機では、スラスト軸受55よりピストン9側にシリンダ室51aを位置させることなく、シリンダ室51aが第1、2案内面54a、54bと重なる分だけ、シリンダ室51aを大径化することが可能となっている。このため、この圧縮機では、制御圧室13bを大径化することができる。これにより、この圧縮機では、制御圧室13b内の圧力を過剰に高くすることなく、大きな推力で可動体13aを移動させることが可能となっている。こうして、この圧縮機では、車両の運転状況に応じて素早く傾斜角度を変更することができる。
また、この圧縮機では、第1、2案内面54a、54bが上記のような形状であることから、斜板5の傾斜角度が最大値のおよそ1/4の傾斜角度となるまでは、第1、2被案内面520、521が第1位置P1における第1、2接触幅S1、S2と同じ幅の長さのまま、第1、2案内面54a、54bをそれぞれ摺動する。この圧縮機では、最大傾斜角度のおよそ1/4のとなる傾斜角度を設定角度として設定している。
これにより、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度が最大値である場合の他、傾斜角度が設定角度となるまでは、第1、2被案内面520、521と第1、2案内面54a、54bとにおける第1、2摺接幅S1、S2がそれぞれ最大幅となる。このため、最大傾斜角度から設定角度まで間にリンク機構7に作用する大きなスラスト力について、第1、2案内面54a、54bと第1、2斜板アーム5e、5fとで十分に支持することが可能となっている。
一方、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度が設定角度未満である状態では、リンク機構7に作用するスラスト力も小さくなる。このため、斜板5の傾斜角度が設定角度から最小値となるまで、徐々に第1、2被案内面520、521の第1、2摺接幅S1、S2をそれぞれ小さくしても、第1、2案内面54a、54bと第1、2斜板アーム5e、5fとで、スラスト力を十分に支持することが可能となっている。
特に、この圧縮機では、第1、2案内面54a、54b及び第1、2斜板アーム5e、5fについて、それぞれ、上死点面Xを跨いで対をなしている。このため、この圧縮機では、スラスト力が上死点面Xを跨いで二分される。これにより、この圧縮機では、優れた耐久性を発揮できる。
したがって、実施例の圧縮機は、十分な制御性を発揮するとともにスラスト力を十分に支持し、かつ、短軸化を実現可能である。
また、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度が設定角度から最小値となるまで、第1、2摺接幅S1、S2が徐々に小さくなる。これにより、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度が設定角度となることを境に第1、2摺接幅S1、S2が最大幅から最小幅へ段階的に小さくなる場合と比較して、スラスト力を好適に支持することが可能となっている。
さらに、この圧縮機では、第1、2駆動アーム53a、53bについても上死点面Xを跨いで対をなしている。このため、この圧縮機では、これら第1、2駆動アーム53a、53bによって、第1、2斜板アーム5e、5fの第1駆動伝達面522、523、ひいては、斜板5に対して駆動軸3の回転を好適に伝達することが可能となっている。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は空調装置等に利用可能である。
1…ハウジング
3…駆動軸
3a…軸路(制御通路)
3b…径路(制御通路)
5…斜板
5e…第1斜板アーム(支点部材)
5f…第2斜板アーム(支点部材)
7…リンク機構
9…ピストン
11a、11b…シュー(変換機構)
13…アクチュエータ
13a…可動体
13b…制御圧室
15…制御機構
15a…低圧通路(制御通路)
15b…高圧通路(制御通路)
15c…制御弁
21a…シリンダボア
25…斜板室
33…吸入室
35…吐出室
51…ラグプレート(ラグ部材)
51a…シリンダ室
53a…第1駆動アーム
53b…第2駆動アーム
54a…第1案内面
54b…第2案内面
55…スラスト軸受
510…挿通孔
520…第1被案内面
521…第2被案内面
541、542…内周縁
O…回転軸心
T…上死点位置
X…上死点面

Claims (5)

  1. 吸入室、吐出室、斜板室及びシリンダボアが形成されたハウジングと、前記ハウジングに回転可能に支持された駆動軸と、前記駆動軸の回転によって前記斜板室内で回転可能な斜板と、前記駆動軸と前記斜板との間に設けられ、前記駆動軸の回転軸心に直交する方向に対する前記斜板の傾斜角度の変更を許容するリンク機構と、前記シリンダボアに往復動可能に収納されたピストンと、前記斜板の回転により、前記傾斜角度に応じたストロークで前記ピストンを前記シリンダボア内で往復動させる変換機構と、前記傾斜角度を変更可能なアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御機構とを備え、
    前記リンク機構は、前記斜板室内で前記駆動軸に固定され、前記斜板と対向するラグ部材と、前記ラグ部材から前記駆動軸の回転が伝達される斜板アームとを有し、
    前記ラグ部材には、前記駆動軸が挿入される挿入孔と、前記挿入孔を囲うように前記斜板側から凹設されたシリンダ室と、前記斜板アームを案内する案内面とが形成され、
    前記案内面は、前記シリンダ室が内周縁の少なくとも一部を形成し、前記内周縁から外周側に向かって延び、
    前記斜板アームには、前記傾斜角度が小さくなるのに伴い、前記案内面を前記外周側から前記内周縁に向かって前記駆動軸の径方向に摺動する被案内面が形成され、
    前記アクチュエータは、前記ラグ部材と、前記ラグ部材と前記斜板との間に配置され、前記シリンダ室内を移動可能な可動体と、前記シリンダ室と前記可動体との間に設けられ、内部の圧力によって前記可動体を移動させる制御圧室とを有し、
    前記案内面と前記被案内面との間には、前記斜板アームの移動方向と垂直な方向において摺接幅が定義され、
    前記摺接幅は、前記傾斜角度が最大時に最大幅となり、前記傾斜角度が最小時には前記被案内面の一部が前記シリンダ室に臨むことにより最小幅となることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
  2. 前記傾斜角度は最大値よりも小さい設定角度が設定され、
    前記摺接幅は、前記傾斜角度が最大値から前記設定角度までは前記最大幅であり、前記傾斜角度が前記設定角度未満となれば前記最大幅よりも小さくなる請求項1記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 前記案内面は、前記傾斜角度が前記設定角度未満であるときに前記摺接幅が徐々に小さくなるように形成されている請求項2項記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  4. 前記設定角度は、前記傾斜角度の最大値の1/4〜1/2で設定されている請求項2又は3記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  5. 前記案内面は、前記斜板の上死点位置と前記回転軸心とで形成される上死点面を跨いで対をなす第1案内面及び第2案内面からなり、
    前記被案内面は、前記第1案内面を前記径方向で摺動する第1被案内面と、前記第2案内面を前記径方向で摺動する第2被案内面とからなり、
    前記斜板アームは、前記第1被案内面が形成された第1斜板アームと、前記第2被案内面が形成された第2斜板アームとからなる請求項1乃至4のいずれか1項記載の容量可変型斜板式圧縮機。
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