JP6093910B2 - 熱電変換装置および熱電変換装置の製造方法 - Google Patents

熱電変換装置および熱電変換装置の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、ゼーベック効果により熱電発電を行い、またはペルチェ効果により温度差を発生させる熱電変換装置および熱電変換装置の製造方法に関する。
柱状のp型熱電素子とn型熱電素子が電極を介して交互に配設された熱電変換装置(いわゆるバルク型の熱電変換装置)が知られている。熱電変換装置に入出力される熱量が大きい場合、熱電素子と電極の線膨張係数差に起因して熱応力が発生し、この熱応力により熱電素子が損傷を受けるおそれがある。
そこで、例えば特許文献1(図4)に開示されたバルク型の熱電変換装置では、p型熱電素子とn型熱電素子を接続する電極に切欠きが設けられており、発生する熱応力が電極の撓みにより吸収されるようになっている。
特開平10−321920号公報
しかし、特許文献1に開示された熱電変換装置の場合、以下のような問題がある。第1に、バルク型の熱電変換装置は、個別に製造した熱電素子を並べて製造する必要があることから、大量生産に適していない。
第2に、p型熱電素子とn型熱電素子の線膨張係数の差に起因して、高温側(放熱側)、低温側(吸熱側)の接点で、線膨張係数の小さい方の熱電素子の接触面積が小さくなるおそれがある。このとき、例えば熱電発電を行う場合には、当該熱電素子に熱が充分に伝わらず、発電効率が大きく低下してしまう。この第2の問題を抑制すべく熱電素子を接点に押し付けて接触面積を保持することも考えられるが、その状態で装置を作動させると、熱電素子が損傷を受けるおそれがある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、低コストで製造できる信頼性の高い熱電変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の第1の態様に係る熱電変換装置は、
互いに高さが異なる第1領域および第2領域を有する基板と、
第1領域に接する高温側端部および第2領域に接する低温側端部を有する熱電素子とを備える。
熱電素子は、第1領域と第2領域との間の空間に架け渡されたブリッジ部を有する。
この発明の第1の態様において、
基板は、平坦部および凹部を有し、
第1領域および第2領域の一方は平坦部に、第1領域および第2領域の他方は凹部の底面に設けられることが好ましい。
この発明の第1の態様において、
熱電素子の高温側端部および低温側端部の一方は、当該熱電素子と異なる導電型を有する他の熱電素子に接し、
熱電素子の高温側端部および低温側端部の他方は、導体に接することが好ましい。
この発明の第1の態様において、
基板は、2つのシリコン層と、当該2つのシリコン層の間の絶縁体層とを有するシリコン・オン・インシュレータ基板であり、
2つのシリコン層の上面は、互いに異なる結晶方位を有することが好ましい。
この発明の第1の態様において、熱電変換装置は、
エンジンの排気管に接続された高温配管と、冷却液が流通する低温配管との間に設けられることが好ましい。
この発明の第1の態様において、
熱電素子は、
1)MgSiにAgをドープしたもの、2)β―FeSiにMnもしくはAlをドープしたもの、3)MnSi、4)FeSb系材料、および、5)PbTe系材料からなる群から選択されるp型の熱電材料、または、
1)MgSiにAl、SbもしくはBiをドープしたもの、2)β―FeSiにCo、NiもしくはBをドープしたもの、3)CoSi、4)CoSb系材料、および、5)PbTe系材料からなる群から選択されるn型の熱電材料
を含むことが好ましい。
この発明の第1の態様において、
熱電素子は、AlまたはInをドープしたZnO等の高温下で安定な酸化物を含むことが好ましい。
この発明の第1の態様において、
熱電素子のブリッジ部には、切欠きが形成されていることが好ましい。
この発明の第1の態様において、
熱電素子のブリッジ部は、平面視で蛇行して延びることが好ましい。
この発明の第1の態様において、
熱電素子はブリッジ部に形成された屈曲部を有し、または、ブリッジ部は湾曲形状を有することが好ましい。
また、この発明の第2の態様に係る熱電変換装置の製造方法は、
基板を準備する工程と、
基板に対して異方性エッチングを行う工程と、
基板の上に熱電材料を堆積させる工程と、
基板に対して等方性エッチングを行って凹部を形成し、これにより当該凹部内の空間に熱電材料が架け渡されるようにした工程とを含む。
この発明によれば、熱電素子のブリッジ部が第1領域と第2領域との間の空間に架け渡されたことにより、熱電素子に対して熱応力が加わった場合には、当該空間内での熱電素子の撓みにより熱応力が吸収されることになる。これにより、特に熱電素子の高温側端部と低温側端部に加わる熱応力を低下させることができる。また、この熱電変換装置は、生産性の高い写真製版(フォトリソグラフィ)技術を用いて製造可能である。このようにして、低コストで製造できる信頼性の高い熱電変換装置を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の1ユニットを示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の1ユニットを示す斜視図である。 熱応力を受けたときに熱電素子が撓む様子を示す、図1に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の全体構造の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の製造工程S1〜S4を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の製造工程S5〜S8を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の製造工程S9〜S12を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の製造工程S13〜S15を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱電変換装置の1ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る熱電変換装置の一部を示す断面図である。 排ガス再循環装置を示すブロック図である。 組立て前のEGRクーラを示す斜視図である。 組立て後のEGRクーラを示す斜視図である。 図13のEGRクーラの変形例を示す斜視図である。 図14のEGRクーラを、EGRバルブに取り付けた状態で示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る熱電変換装置の1ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態6に係る熱電変換装置の1ユニットを示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る熱電変換装置の製造工程S26〜S29を示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る熱電変換装置の製造工程S30〜S33を示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る熱電変換装置の製造工程S34〜S37を示す断面図である。 本発明の実施の形態7に係る熱電変換装置の1ユニットを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る熱電変換装置について、図面を参照しながら説明する。各図において、同一または同様の構成部分には同一の符号を付している。また、方向を表す用語「上」、「下」などは、図面中の方向を特定するための便宜的なものであり、使用装置の設置方向などを限定するものではない。また、各実施形態において、先の実施形態と重複する説明については説明を省略する。
本明細書では、熱電変換装置内で使用される熱電材料を熱電素子(熱電変換素子)という。
実施の形態1.
図1、図2はそれぞれ、本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の1ユニットを示す断面図、斜視図である。図1は、図2のA−A線における切断面を図中の矢印の方向(+y方向)に見た断面図である。以下、図中の+z方向を上側、−z方向を下側という。
符号100を付して示す熱電変換装置の1ユニットは、基板10と、基板10の上に設けられた2つの熱電素子11,12と、2つの熱電素子11,12にそれぞれ電気的に接続された電極13a,13bなどを備える。
図1に示すように、電極13の上には蓋部材(金属箔)30が設けられるところ、図2ではこれを省略している。また、図2に示すように、熱電素子11,12には製造過程で貫通孔43が形成されるが、図1ではこれを省略している。
基板10では、下側から、金属箔1、下側絶縁膜2、Si層(シリコン層)3および上側絶縁膜4が積層されている。下側絶縁膜2と上側絶縁膜4はSiO膜であってもよい。Si層3は、その上面が(100)面となるように配置される。基板10には凹部5が形成されている。凹部5は上側から見ると円形であるが、四角形など他の形状であってもよい。凹部5の底面には絶縁膜2の上面が露出している。以下、基板10の上面で凹部5が形成されていない部分を平坦部6という。
2つの熱電素子11,12の一方は、p型の熱電材料からなるp型熱電素子であり、他方は、n型の熱電材料からなるn型熱電素子である。
p型の熱電材料としては、例えば、1)MgSiにAgをドープしたもの、2)β―FeSiにMn、Alをドープしたもの、3)MnSi、4)FeSb系材料(LaFeSb12、CeFeSb12、YbFeSb12など)、5)PbTe系材料にNa、K、Ag等をドープしたもの、などのp型半導体材料が用いられる。
n型の熱電材料としては、例えば、1)MgSiにAl、Sb、Bi等をドープしたもの、2)β―FeSiにCo、Ni、B等をドープしたもの、3)CoSi、4)CoSb系材料(LaCoSb12、CeCoSb12、YbCoSb12など)、5)PbTe系材料にPbI等をドープしたもの、などのn型半導体材料が用いられる。また、n型の熱電材料として、高温での安定性が高いという利点を考慮して、AlまたはInをドープしたZnO等の酸化物材料を用いてもよい。
図1に示すように、熱電素子11は、平坦部6と凹部5の底面との間の空間に架け渡されたブリッジ部11aを有し、これにより凹部5内で中空に支持されている。また、熱電素子11は、凹部5の底面で下側絶縁膜2に支持された下端部11bと、基板10から凹部5の内側に張り出した状態で当該基板10(上側絶縁膜4)に支持された上端部11cとを有する。下端部11bと上端部11cはブリッジ部11aにより接続されている。熱電素子12も同様にブリッジ部12a、下端部12bおよび上端部12cを有する。
図3に示すように、熱電素子11,12は、熱応力(圧縮応力)を受けたときに凹部5内で自由に撓むことができるようになっている。それゆえ、熱電素子11,12は、自由に撓むことができる厚さ(例えば0.2ミクロンから数ミクロン程度)を有する薄膜であることが好ましい。
ここで、図4は、本発明の実施の形態1に係る熱電変換装置の全体構造の一例を示す斜視図である。
符号200を付して示す熱電変換装置の全体構造では、図2に示すユニット100(図4中に破線部で示す)の熱電素子11,12が、複数個直列に接続されている。図4でx方向に連なるユニット100の熱電素子11,12(21,22)は、図1、図2に示すように互いに面した配置を有する。なお、熱電素子21,22は、熱電素子11,12が設けられた熱電変換装置のユニットに隣接するユニットに設けられた熱電素子とする。熱電素子21,22はそれぞれ熱電素子11,12と同じ導電型を有する。一方、図4でこれらをy方向に接続するユニットの熱電素子11,12は、上記互いに面した配置から互いに90度ずれて配置されている。
熱電変換装置200では、金属箔1と蓋部材30(図4には図示せず)の一方が高温源、他方が低温源に接し、熱電素子11,12(21,22)の両端(高温側端部と低温側端部)の間に電位差が生じる。なお、複数のユニット100の熱電素子は、互いに並列に接続されてもよい。
図1に戻り、1ユニット100において、熱電素子11,12の下端部11b,12bは、互いに凹部5の底面で重ね合わされてpn接合を形成している。熱電素子11,12の上端部11c,12cは、平坦部6で、隣接するユニットの熱電素子21,22に重ね合わせられている。上記の通り、重ね合わされた両熱電素子は互いに異なる導電型を有する。すなわち、一方がp型熱電素子であれば他方はn型熱電素子であり、その逆も同様である。このように、熱電変換装置200では、p型熱電素子とn型熱電素子が交互に接続されている。これだけでは、熱電変換装置200全体に電流が流れない。
そこで、平坦部6には、重ね合わされた両熱電素子11,21(12,22)のどちらにも接するように電極13(13a,13b)が設けられている。その結果、電極13とpn接合を介して電流が流れるようになっている。このとき、電極13は、必ずしも平坦部6に設けられる必要はなく、凹部5の底面の熱電素子11,21に接するように設けられてもよい。
次に、図5から図8を用いて、熱電変換装置の例示的な製造方法について説明する。以下、レジスト塗布、パターニング、エッチング(イオンビームエッチング)、レジスト除去を併せてリソグラフィ工程ということがある。
図5を用いて工程S1からS4について説明する。
(S1)Si層3の下面に下側絶縁膜2を設ける。
(S2)下側絶縁膜2の下面に金属箔1を接合する。
(S3)Si層3の上面を酸化してSiO膜41を形成する。
(S4)SiO膜41の上にレジスト42を塗布し、パターニング(露光、現像)を行う。
図6を用いて工程S5からS8について説明する。
(S5)HFを用いてSiO膜41の一部を除去する。
(S6)アセトンを用いてレジスト42を除去する。
(S7)Si層3に対してKOHを用いた異方性エッチングを行い、下側絶縁膜2をエッチストップ膜として利用してSi層3を部分的に除去する。これにより、傾斜側壁を有するリセス45がSi層3に形成される。
(S8)SiO膜41を完全に除去する。
図7を用いて工程S9からS12について説明する。
(S9)Si層3の表面を酸化して、上側絶縁膜(SiO膜)4を形成する。
(S10)PLD(Pulsed Laser Deposition:パルスレーザ堆積)により、p型またはn型の熱電材料を0.2ミクロンから数ミクロン程度堆積させる。続いて、リソグラフィ工程により熱電素子11(21)を形成する。
(S11)S10で堆積させた熱電材料と異なる導電型の熱電材料を堆積させて、S10と同じようにリソグラフィ工程により熱電素子12(22)を形成する。
(S12)熱電素子11,12(21,22)の上に電極13を構成する導体(金属)を堆積させる。
図8を用いて工程S13からS15について説明する。
(S13)リソグラフィ工程により熱電素子11,12に貫通孔43を形成する。
(S14)貫通孔43を介して熱電材料の下方にエッチング液を供給することによりSi層3に対して等方性エッチングを行い、リセス45の傾斜側壁の下のSi層3と上側絶縁膜4を除去する。このようにして、凹部5を形成し、凹部5内の空間に熱電素子11,12のブリッジ部11a,12aが架け渡される。エッチング液は、フッ酸に硝酸等を適量添加したフッ硝酸系の混酸を用いることができる。
(S15)蓋部材30を接合する。
工程S7で、異方性エッチングは他のアルカリエッチング液を用いて行ってもよい。工程S10,11で、熱電材料の堆積はスパッタリングで行ってもよい。
このように、装置200は、生産性の高いフォトリソグラフィ技術を用いて製造することができる。
また、本実施形態1に係る熱電変換装置200では、熱電素子11,12が、ブリッジ部11a,12aの部分で、平坦部6と凹部5の底面との間の空間に架け渡され、これにより凹部5内で中空に支持される。このとき、2つの熱電素子11,12が互いの線膨張係数の差で膨張しても、上記空間内で撓むことで熱応力が吸収されることになる(図3参照)。これにより、加圧力を大きくすることなく、熱電素子11,12の端部(高温側端部、低温側端部)に加わる熱応力を低下させ、当該端部の変形を抑制して発電効率を維持できる。また、金属箔1、蓋部材(金属箔)30に変形が生じないため、発電時に熱を良好に伝熱することができる。
このようにして、熱電変換装置200の高い信頼性が実現する。
ところで、一般にフォトリソグラフィ技術を用いて製造した薄膜状の熱電素子の場合、熱電変換装置の厚さ(z方向)に対する熱電素子の厚さの割合が小さくなり、熱電素子に加わる温度差が小さくなって発電量が小さくなる。
一方、本実施形態1の熱電変換装置200では、熱電素子11,12の形状に起因して、装置200の厚さに対する熱電素子11,12の高さの割合が大きくなる。これにより、熱電素子11,12に加わる温度差を大きくして発電量を大きくすることができる。
また、図1からわかるように、熱電素子11,12は高温側(放熱側)、低温側(吸熱側)の両接点において互いに広い範囲で重なり合っており、接点の強度を充分に強くすることができる。また、熱電素子が柱状構造を有し且つ互いに重なり合わないバルク型の熱電変換装置と比べて高温部、低温部(本実施形態1では蓋部材30または下側絶縁膜2)との接合面積が小さくなるため、熱電素子を伝わる熱の損失が小さくなる。これにより、熱電変換装置200の発電量を大きくすることができる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る熱電変換装置の1ユニットを示す斜視図である。
実施形態1ではp型熱電素子とn型熱電素子の両方を用いたが、本実施形態2ではp型熱電素子とn型熱電素子のいずれか一方を用いた単極構造とする。
本実施形態2では、熱電素子12の代わりに配線部材62が設けられる。配線部材62は、アルミニウムなどの導体からなる。それゆえ、電極13を設けなくても熱電変換装置200全体に電流が流れる。また、本実施形態2では、図7の工程S11で熱電材料の代わりに導体を堆積させる。
本実施形態2によれば、実施形態1よりも発電量が小さくなることを除けば、実施形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係る熱電変換装置の一部を示す断面図である。
本実施形態3では、基板としてSOI(シリコン・オン・インシュレータ)基板60を用いる。SOI基板60では、2つのSi層51,53が酸化膜(絶縁膜)52を介して貼り合わされている。2つのSi層51,53の上面は、互いに異なる結晶方位を有する。具体的に言うと、Si層51の上面は(110)面、Si層53の上面は(100)面である。
本実施形態3に係る熱電変換装置200の製造方法について説明する。
実施形態1と同様に、Si(100)層53に対して異方性エッチングを行った後、絶縁膜54の上に熱電素子11,12を形成する。次に、ドライエッチングにより、Si(110)層51の下面からSi(100)層53に達する開口部56を形成する。次に、シリコンの(110)面と(100)面のエッチング速度の差を利用して、Si(100)層53に中空構造を形成する。
本実施形態3によれば、実施形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図11は、排ガス再循環装置を示すブロック図である。
一部の自動車には、排ガスを清浄化する目的、あるいは燃費を向上させる目的で、図11のような排ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)装置が搭載されている。本実施形態4では、熱電変換装置200がこの排ガス再循環装置に組み込まれる。
EGR装置は、エンジン70の排気管72から出る排ガスの一部を、排ガス還流通路を介して吸気管71に再循環させる。再循環させる排ガスの量は、走行状況等を基にECU(エンジンコントロールユニット)91により決定され、EGRバルブ90により調節される。
排ガス還流通路上にはEGRクーラ80が設けられている。図12、図13に、それぞれ組立て前、組立て後のEGRクーラ80を示している。EGRクーラ80では、熱電変換モジュール300が高温配管81と低温配管82との間に挟まれている。高温配管81は排気管72に接続され、高温の排ガスが流れる。低温配管82には、ラジエータから供給される冷却水(冷却液)が流れる。
熱電変換モジュール300では、3つの熱電変換装置200が直列に接続されたものが3列設けられている。各熱電変換装置200の蓋部材30と金属箔1は、高温配管81と低温配管82のいずれか一方に接合される。各熱電変換装置200は、互いに配線210により接続されている。熱電変換装置200の接続方法(直列、並列)と個数は、用途に応じて適宜設定され、図示したものに限定されない。
また、得られる電力を大きくするため、図14に示すように、高温配管81の両面に低温配管82,83と熱電変換モジュール300を設けてもよい。図14では、高温配管81と低温配管82(83)とが入れ替えられてもよい。図15には、図14のEGRクーラ80を、EGRバルブ90に取り付けた状態で示している。
熱電変換モジュール300を利用することにより、これまで排ガス再循環装置において未利用であった廃熱エネルギから電気エネルギを取り出すことができるため、自動車のオルタネータ(ジェネレータ)の負荷が低減し、ひいては燃費が向上する。
実施の形態5.
図16は、本発明の実施の形態5に係る熱電変換装置の1ユニットを示す斜視図である。図16は図2に対応する。
本実施形態5では、符号500を付して示す熱電変換装置の1ユニットにおいて、熱電素子11のブリッジ部11aの2箇所に切欠き11dが形成されており、ブリッジ部11aを平面視すると、すなわちz方向から見ると蛇行して延びている。これにより、熱電素子11が熱応力(圧縮応力)を受けたときにブリッジ部11aの部分で撓みやすくなっている。同様に熱電素子12についても、ブリッジ部12aに切欠き12dが形成されている。ここで、切欠き11d,12dは、熱電素子11,12の厚さ方向(z方向)全部が切り欠かれた構造のみならず、その一部のみが切り欠かれた構造をも含むものとする。なお、切欠き11d,12dの数はそれぞれ2つである必要はなく、1つ以上であればよい。
本実施形態5によれば、特に熱電素子11,12に大きな温度差が加わった場合に、これらの線膨張係数の差に起因する伸びがブリッジ部11a,12aの撓みにより吸収されやすくなり、これにより熱電変換装置の信頼性をさらに向上させることができる。
実施の形態6.
図17は、本発明の実施の形態6に係る熱電変換装置の1ユニットを示す断面図である。図17は図1に対応する。
本実施形態6では、符号600を付して示す熱電変換装置の1ユニットにおいて、熱電素子111,112のブリッジ部111a,112aに屈曲部111d,112dが設けられ、これにより当該ブリッジ部が段差状に形成されている。なお、図17に図示している熱電素子121,122は、熱電素子111,112が設けられた熱電変換装置のユニットに隣接するユニットに設けられた熱電素子とする。
図18から図20を用いて、本実施形態6に係る熱電変換装置の例示的な製造方法について説明する。まず、図5、図6を用いて説明した工程S1〜S6に対応する工程S21〜S26を実施し、図18の一番上に図示した構造を得る。
図18を用いて工程S27からS29について説明する。
(S27)Si層3に対してKOHを用いた異方性エッチングを行い、Si層3を部分的に除去する。このとき、工程S7(図6)のように下側絶縁膜2をエッチストップ膜とするのでなく、エッチング液の濃度、組成、量を調節することによりエッチング深さを規定し、図示したような傾斜側壁と底面を有する第1リセス95がSi層3に形成されるようにする。
(S28)第1リセス95の傾斜側壁と底面に露出したSi層3の表面を酸化して、Si層3の表面にコンフォーマルにSiO膜141を設ける。
(S29)SiO膜141のうち、第1リセス95の底面の中央部分をリソグラフィ工程により除去し、次の工程S30で行うエッチングのためのマスクを形成する。
図19を用いて工程S30からS33について説明する。
(S30)Si層3に対してTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)を用いた異方性エッチングを行う。このとき、下側絶縁膜2をエッチストップ膜として利用する。これにより、第1リセス95の下方がさらに凹んで、段差状の傾斜側壁を有する第2リセス96が形成される。
(S31)第2リセス96の傾斜側壁に露出したSi層3の表面を酸化して、Si層3の表面にコンフォーマルにSiO膜141を全面に設ける。
(S32)PLDにより、p型またはn型の熱電材料を0.2ミクロンから数ミクロン程度堆積させる。続いて、リソグラフィ工程により熱電素子111(121)を形成する。
(S33)S32で堆積させた熱電材料と異なる導電型の熱電材料を堆積させて、S32と同じようにリソグラフィ工程により熱電素子112(122)を形成する。
図20を用いて工程S34からS37について説明する。
(S34)熱電素子111,112(121,121)の上に電極13を構成する導体(金属)を堆積させる。
(S35)リソグラフィ工程により熱電素子111,112に貫通孔93を形成する。
(S36)貫通孔93を介して熱電材料の下方にエッチング液を供給することによりSi層3に対して等方性エッチングを行い、第2リセス96の傾斜側壁の下のSi層3とSiO膜141を除去する。本実施形態6では、SiO膜141が上側絶縁膜4を構成する。このようにして、凹部5を形成し、凹部5内の空間に熱電素子111,112のブリッジ部111a,112aが架け渡される。エッチング液は、フッ酸に硝酸等を適量添加したフッ硝酸系の混酸を用いることができる。
(S37)蓋部材30を接合する。
本実施形態6によれば、熱電素子111,112に対して熱応力が加わったときに、その撓み方向が規定され、これにより熱電変換装置または熱電変換モジュールからの出力におけるばらつきが低減し、ひいては熱電変換装置の信頼性をさらに向上させることができる。
実施の形態7.
図21は、本発明の実施の形態7に係る熱電変換装置の1ユニットを示す断面図である。図21は図1、図17に対応する。
本実施形態7では、符号700を付して示す熱電変換装置の1ユニットにおいて、熱電素子211,212のブリッジ部211a,212aが滑らかに湾曲した形状を有する。この湾曲形状は、図7を用いて説明した工程S10,S11において、熱電素子に加わる膜応力が圧縮応力となるようにPLD条件(雰囲気ガスの圧力、基板温度、照射するレーザの強度、パルスの周波数など)を制御することで実現できる。熱電素子に加わる膜応力が圧縮応力となると、図8を用いて説明した工程S14でSi層3がエッチングされたときに、熱電素子が、図示したような湾曲形状に形成される。
本実施形態7によれば、熱電素子211,212に対して熱応力が加わったときに、その撓み方向が規定され、これにより熱電変換装置または熱電変換モジュールからの出力におけるばらつきが低減し、ひいては熱電変換装置の信頼性をさらに向上させることができる。
なお、上記工程S10,S11において熱電材料の堆積をスパッタリングで行う場合には、スパッタ条件(スパッタガスの圧力、製膜温度など)を制御することで、熱電素子211,212に加わる膜応力が圧縮応力となるようにすることができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。また、各実施形態の内容は、自由に組み合わせ、あるいは変形、省略されてもよい。例えば、熱電変換装置200は、ゼーベック効果により熱電発電を行う装置として動作させたが、ペルチェ効果により温度差を発生させる装置として動作させてもよい。また、基板の平坦部と凹部は「互いに高さが異なる第1領域および第2領域」の一例であって、基板に凹部を形成する代わりにスリットを形成してもよい。
1 金属箔、 2 下側絶縁膜、 3 Si層、 4 上側絶縁膜、 5 凹部、 6 平坦部、 10 基板、 11,12(21,22) 熱電素子、 13 電極、 30 蓋部材、 43 貫通孔、 45 リセス、 51 Si(110)層、 52 酸化膜、 53 Si(100)層、 54 絶縁膜、 62 配線部材、 70 エンジン、 71 吸気管、 72 排気管、 80 EGRクーラ、 90 EGRバルブ 、 100 熱電変換装置(1ユニット)、 200 熱電変換装置、 210 配線、 300 熱電変換モジュール

Claims (11)

  1. 互いに高さが異なる第1領域および第2領域を有する基板と、
    前記第1領域に接する高温側端部および前記第2領域に接する低温側端部を有する熱電素子とを備え、
    前記熱電素子は、前記第1領域と第2領域との間の空間に設けられたブリッジ部を有することを特徴とする
    熱電変換装置。
  2. 前記基板の上面には、底面を有する凹部と、該凹部が形成されていない平坦部とが設けられ、
    前記第1領域および第2領域の一方は前記平坦部に、前記第1領域および第2領域の他方は前記凹部の底面に設けられたことを特徴とする、
    請求項1に記載の熱電変換装置。
  3. 前記熱電素子の高温側端部および低温側端部の一方は、該熱電素子と異なる導電型を有する他の熱電素子に接し、
    前記熱電素子の高温側端部および低温側端部の他方は、導体に接することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の熱電変換装置。
  4. 前記基板は、2つのシリコン層と、該2つのシリコン層の間の絶縁体層とを有するシリコン・オン・インシュレータ基板であり、
    前記2つのシリコン層の上面は、互いに異なる結晶方位を有することを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の熱電変換装置。
  5. エンジンを有する車両において、前記エンジンの排気管に接続された高温配管と、冷却液が流通する低温配管との間に設けられたことを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の熱電変換装置。
  6. 前記熱電素子は、
    1)MgSiにAgをドープしたもの、2)β―FeSiにMnもしくはAlをドープしたもの、3)MnSi、4)FeSb系材料、および、5)PbTe系材料からなる群から選択されるp型の熱電材料、および
    1)MgSiにAl、SbもしくはBiをドープしたもの、2)β―FeSiにCo、NiもしくはBをドープしたもの、3)CoSi、4)CoSb系材料、および、5)PbTe系材料からなる群から選択されるn型の熱電材料の少なくとも一方
    を含むことを特徴とする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の熱電変換装置。
  7. 前記熱電素子は、AlまたはInをドープしたZnOを含むことを特徴とする、 請求項1から5のいずれか1項に記載の熱電変換装置。
  8. 前記熱電素子のブリッジ部には、切欠きが形成されたことを特徴とする、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の熱電変換装置。
  9. 前記熱電素子のブリッジ部は、平面視で蛇行して延びることを特徴とする、
    請求項8に記載の熱電変換装置。
  10. 前記熱電素子は前記ブリッジ部に形成された屈曲部を有し、または、前記ブリッジ部は湾曲形状を有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の熱電変換装置。
  11. 基板を準備する工程と、
    前記基板に対して異方性エッチングを行う工程と、
    前記基板の上に熱電材料を堆積させる工程と、
    前記基板に対して等方性エッチングを行って凹部を形成し、これにより該凹部内の空間に熱電材料が架け渡されるようにした工程とを含むことを特徴とする
    熱電変換装置の製造方法。
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