JP6092507B2 - 電極シートの乾燥装置及び電極シートの乾燥方法 - Google Patents
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Description
なお、図3(A)は、乾燥装置200のノズル210の側面を示す模式図であって、図3(B)は、ノズル210の平面を示す模式図である。また、図3では、電極シートSが搬送される方向を搬送方向とし、電極シートSは上流側から下流側へ搬送されるものとする。さらに、図3では、水平方向において、電極シートSが搬送される方向と直角をなす方向を幅方向とする。また、吹き出し口211・212からの矢印は熱風の吹き出される向きを示している。
搬送される電極シートの上方から熱風を吹きつけるノズルを備え、
前記ノズルは、本体と、吹き出し口と、吹き出し通路と、底面とを具備しており、
前記ノズルにおける搬送方向の下流側端部にのみ前記吹き出し口が形成され、
前記吹き出し通路は、前記本体から前記吹き出し口まで熱風を導く通路であり、前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに形成されており、
前記吹き出し口からは、前記電極シートに対して、前記吹き出し通路によって前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに導かれた熱風が吹き出され、
前記ノズルの底面には、搬送方向の長さが所定長さ以上である平坦な面が形成され、
前記吹き出し口の前記搬送方向の長さは、3mm以上である。
前記電極シートの乾燥装置は、搬送される電極シートの上方から熱風を吹きつけるノズルを備え、
前記ノズルは、本体と、吹き出し口と、吹き出し通路と、底面とを具備しており、
前記ノズルには搬送方向の下流側端部にのみ前記吹き出し口が形成され、
前記吹き出し通路は、前記本体から前記吹き出し口まで熱風を導く通路であり、前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに形成されており、
前記ノズルの吹き出し口から、前記電極シートに対して、前記吹き出し通路によって前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに導かれた熱風を吹き出し、
前記ノズルの底面と前記電極シートとによって、吹き出された熱風を整流し、
前記ノズルにおける熱風を吹き出す吹き出し口の前記搬送方向の長さを、3mm以上とする。
なお、図1及び図2では、電極シートSが搬送される方向を搬送方向とし、電極シートSは上流側から下流側へ搬送されるものとする。
電極シートSは、例えば二次電池を構成するものであって、集電体の片面または両面に電極材を塗布したものである。電極材とは、有機溶剤(溶媒)等で分散等されたペースト状の材料である。
乾燥装置100の周囲には、搬送装置110と、塗布装置120と、が配置されている。
搬送装置110は、電極シートSを搬送方向の上流側から下流側に搬送する装置である。搬送装置110は、押し出しローラ111と、巻き取りローラ112と、可動ローラ115・・115・と、を具備している。押し出しローラ111、巻き取りローラ112及び可動ローラ115・・115・は、モータによって駆動する構成とされている。搬送装置110は、押し出しローラ111、巻き取りローラ112及び可動ローラ115・・115・を同期して回転させて、電極シートSを搬送方向に搬送する。
乾燥装置100は、複数のノズル10・・10・と、ダクト21と、ブース20と、熱風発生装置30と、を具備している。
熱風発生装置30によって発生した熱風は、ダクト21を介して、ノズル10・・10・に供給される。ノズル10・・10・に供給された熱風は、ブース20内を通過する電極シートSの表面に吹きつけられる。ブース20内を通過する電極シートSは、ノズル10・・10・によって吹きつけられる熱風によって、塗布装置120によって塗布された電極材が乾燥される。
なお、図2(A)は、乾燥装置100のノズル10の側面を示す模式図であって、図2(B)は、ノズル10の平面を示す模式図である。また、吹き出し口11からの矢印は熱風の吹き出される向きを示している。
本体15で滞留した熱風は、吹き出し通路12によって、搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに導かれる。搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに導かれた熱風は、吹き出し口11によって、搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに、すなわち電極シートSの搬送方向とは逆向き、かつ、下向きに吹き出される。吹き出し口11から搬送方向の上流側に向けて吹き出された熱風は、吹き出し口11よりも搬送方向の上流側に位置する底面18によって整流され、そのまま、搬送方向の上流側、すなわち電極シートSの搬送方向とは逆向きに流れる。
乾燥装置100によれば、電極シートSの乾燥時間を短縮できる。
すなわち、ノズル10は、熱風を、吹き出し口11から電極シートSの搬送方向とは逆向きであって下向きに吹き出し、底面18によって整流し、電極シートSの搬送方向とは逆向きに流す。言い換えれば、ノズル10は、吹き出し口11から吹き出した熱風を全て電極シートSの表面に流すことができる。そのため、乾燥装置100は、吹き出した熱風を無駄にすることがなく、電極シートSの乾燥時間を短縮できる。
11 吹き出し口
12 吹き出し通路
15 本体
18 底面
20 ブース
25 ダクト
100 乾燥装置
110 搬送装置
120 塗布装置
Claims (3)
- 所定方向に搬送される帯状の電極シートに熱風を吹き付け、該電極シートを乾燥させる電極シートの乾燥装置であって、
搬送される電極シートの上方から熱風を吹きつけるノズルを備え、
前記ノズルは、本体と、吹き出し口と、吹き出し通路と、底面とを具備しており、
前記ノズルにおける搬送方向の下流側端部にのみ前記吹き出し口が形成され、
前記吹き出し通路は、前記本体から前記吹き出し口まで熱風を導く通路であり、前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに形成されており、
前記吹き出し口からは、前記電極シートに対して、前記吹き出し通路によって前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに導かれた熱風が吹き出され、
前記ノズルの底面には、搬送方向の長さが所定長さ以上である平坦な面が形成され、
前記吹き出し口の前記搬送方向の長さは、3mm以上である、
電極シートの乾燥装置。 - 請求項1に記載の電極シートの乾燥装置であって、
前記ノズルの底面に形成される平坦な面の前記所定長さは、前記吹き出し口から吹き出された熱風を、前記底面と前記電極シートとの間で整流することができる程度の長さとされる、
電極シートの乾燥装置。 - 所定方向に搬送される帯状の電極シートに熱風を吹き付け、該電極シートを乾燥させる電極シートの乾燥装置を用いる電極シートの乾燥方法であって、
前記電極シートの乾燥装置は、搬送される電極シートの上方から熱風を吹きつけるノズルを備え、
前記ノズルは、本体と、吹き出し口と、吹き出し通路と、底面とを具備しており、
前記ノズルには搬送方向の下流側端部にのみ前記吹き出し口が形成され、
前記吹き出し通路は、前記本体から前記吹き出し口まで熱風を導く通路であり、前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに形成されており、
前記ノズルの吹き出し口から、前記電極シートに対して、前記吹き出し通路によって前記搬送方向の上流側かつ下方に傾斜する向きに導かれた熱風を吹き出し、
前記ノズルの底面と前記電極シートとによって、吹き出された熱風を整流し、
前記ノズルにおける熱風を吹き出す吹き出し口の前記搬送方向の長さを、3mm以上とする、
電極シートの乾燥方法。
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