JP2007132549A - 乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小さい風量、風圧で、帯状体の乾燥処理を効率良く行う。
【解決手段】搬送ガイドケース23は、ガイド部材23a,23bとからなる。ガイド部材23aには、吹き付け口30及び第1のガイド部31が形成されている。ガイド部材23bは、第2、第3及び第4のガイド部32,33,34が形成されている。第2のガイド部32は、ガイド片36と、複数の整流板37とからなる。整流板37は、互いに略平行且つ段差を有する階段状に形成されている。第3及び第4のガイド部33,34は、フィルム5の両縁に近接する位置に配されるガイド片38,39と、複数の整流板41,42とからそれぞれ構成されている。整流板41,42は、互いに略平行且つ段差を有する階段状にそれぞれ形成されている。吹き付け口30からフイルム5へ吹き付けた乾燥風は、整流板37,41,42の隙間から排出される。
【選択図】図6
【解決手段】搬送ガイドケース23は、ガイド部材23a,23bとからなる。ガイド部材23aには、吹き付け口30及び第1のガイド部31が形成されている。ガイド部材23bは、第2、第3及び第4のガイド部32,33,34が形成されている。第2のガイド部32は、ガイド片36と、複数の整流板37とからなる。整流板37は、互いに略平行且つ段差を有する階段状に形成されている。第3及び第4のガイド部33,34は、フィルム5の両縁に近接する位置に配されるガイド片38,39と、複数の整流板41,42とからそれぞれ構成されている。整流板41,42は、互いに略平行且つ段差を有する階段状にそれぞれ形成されている。吹き付け口30からフイルム5へ吹き付けた乾燥風は、整流板37,41,42の隙間から排出される。
【選択図】図6
Description
本発明は、帯状体を乾燥させる乾燥装置に関するものである。
従来より感光材料などのフィルム(帯状体)を乾燥する乾燥装置が知られている。この乾燥装置は、例えば特許文献1に示すように、感光材料の現像処理装置に組み込まれており、複数の整流板を階段状または波形状に配列して形成したガイド部材と、このガイド部材の整流板の隙間から感光材料へ乾燥風を送風するための送風ファンと、送風ファンによって送風される空気を温めるヒータなどを備え、ガイド部材によって感光材料の位置を規制しつつ、ガイド部材の整流板の隙間から乾燥風を吹き付けて、乾燥風の風圧でフイルムをガイドしながら搬送している。
特開平10−268500号公報
しかしながら、上記特許文献1のような乾燥装置では感光材料を搬送する搬送力を送風ファンからの風力で得ているため、送風ファンから送られる風量、風圧に対して乾燥の効率が悪く、これを補うために出力の大きい送風手段、例えばシロッコファンなどを使用して大きな風量、風圧を発生し、さらにこの送風手段に合わせて乾燥風を温めるヒータなどの発熱手段も大容量のものが必要となり、これらを使用することによるコストの大幅な増加、さらにこれらを作動させるためのエネルギー使用量、及び騒音発生の面でも問題となっていた。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、小さい風量、風圧で乾燥風を送り込み、効率良く帯状体の乾燥処理を行うことが可能な乾燥装置をローコストに提供することを目的とする。
本発明の乾燥装置は、帯状体を搬送する搬送手段と、前記帯状体へ乾燥風を送り出す送風手段と、この送風手段で送風される空気を温める発熱手段とを備え、前記帯状体を搬送しながら乾燥させる乾燥装置において、搬送中の前記帯状体の両面に近接する位置で、帯状体を厚み方向に規制する第1及び第2のガイド部と、搬送中の前記帯状体の両側縁に近接する位置で、帯状体を幅方向に規制する第3及び第4のガイド部とを有し、前記第2、第3、及び第4のガイド部には、複数の整流板を互いに略平行且つ段差を有する階段状に形成し、前記第1のガイド部の近傍に前記送風手段からの乾燥風を前記帯状体の一方の面に吹き付ける吹き付け口を形成し、前記帯状体へ吹き付けられた乾燥風を前記整流板の隙間から排出する搬送ガイド部材を備えたことを特徴とする。
なお、前記第2のガイド部の近傍で、前記帯状体とは反対側の位置に風向変更板を備えており、前記整流板の隙間から排出された排出風を前記風向変更板で風向きを変更し、前記帯状体の他方の面に吹き付けることが好ましい。
本発明の乾燥装置によれば、搬送中の帯状体の両面に近接する位置で、帯状体を厚み方向に規制する第1及び第2のガイド部と、搬送中の帯状体の両側縁に近接する位置で、帯状体を幅方向に規制する第3及び第4のガイド部とを有し、第2、第3、及び第4のガイド部には、複数の整流板を互いに略平行且つ段差を有する階段状に形成し、第1のガイド部の近傍に送風手段からの乾燥風を帯状体の一方の面に吹き付ける吹き付け口を形成し、帯状体へ吹き付けられた乾燥風を整流板の隙間から排出する搬送ガイド部材を備えたので、小さい風量、風圧で乾燥風を送り込み、効率良く帯状体の乾燥処理を行うことが可能となり、さらに出力の小さい送風ファンでも十分な風量、風圧を得ることができるため、ローコスト化を図ることができる。
さらに、第2のガイド部の近傍で、帯状体とは反対側の位置に風向変更板を備えており、整流板の隙間から排出された排出風を風向変更板で風向きを変更し、帯状体の他方の面に吹き付けているので、さらに効率良く乾燥処理を行うことができる。
図1に示す感光材料現像装置(以下、現像装置と称する)2は、露光済みの感光材料であるフィルム5に現像処理を施すものである。現像装置2は、現像部6と、スクイズ部7と、本発明の乾燥部(乾燥装置)8と、搬送部9と、供給マガジン11と、巻取りローラ12とから構成される。なお、本実施形態で使用されるフィルム5は、一方の面側が支持体面5a(図3参照)で、他方の面側が支持体状に形成された乳剤面5b(図3参照)となっている。
現像部6は、発色現像槽16、漂白定着槽17、水洗槽18a,18bを備えており、露光済みのフィルム5を各槽に順に搬送して、フィルム5に現像処理を施す。なお、図中の二点鎖線はフィルム5の搬送経路を示している。スクイズ部7は、スクイズローラ7aを備えており、水洗槽を通過したフィルム5の表面に付着した水分を絞り出す。搬送部9は、フィルム5の搬送経路に沿って配置された多数の搬送ローラ9aからなり、供給マガジン11にセットされたフィルム5を搬送し、現像部6、乾燥部8を通過して巻取りローラ12へと送り込む。
乾燥部(乾燥装置)8は、スクイズ部7から送り出されたフィルム5を乾燥して巻き取りローラ12へと送り出すものである。この乾燥部8は、図2及び図3に示すように、送風ケース20、ヒータ21、送風ファン22と、搬送ガイドケース23と、取り付けステー24と、風向変更板25とからなる。なお、図2においては、乾燥部8の構成を分かりやすくするため、送風ケース20の側板の一部を省略した状態で図示している。
送風ケース20は、略L字上に屈曲した送風路を形成し、一端側に送風ファン22が、他端側に搬送ガイドケース23が取り付けられている。さらに送風ケース20の内部には、ヒータ21が配置されており、送風ファン22から送られる空気をヒータ21が温めて乾燥風となり、搬送ガイドケース23へと送り出される。
ヒータ21及び送風ファン22は、コントローラ26(図1参照)によって制御されている。ヒータ21は、図3に示すように、外周にスパイラルフィン21a(螺旋状に配された薄板状フィン)が形成されており、スパイラルフィン21aの表面に触れた空気を適正な温度に温める。
なお、送風ファン22としては、軸流タイプなど出力、騒音レベルともに小さなもので、例えば1分間に2mの風速を発生するものを使用する。なお、本実施形態においては、送風ファン22を2つ、フィルム5の搬送方向に沿って配置しているが、本発明はこれに限らず、1個でもよく、3個以上配置してもよい。また、ヒータ21は、例えば出力が200Wのものを2個使用し、約50°Cに空気を温める。なお、ヒータ21の個数もこれに限らず1個でもよく、3個以上でもよい。
搬送ガイドケース23は、図4〜6に示すように、ガイド部材23a,23bとからなり、これらを例えばネジ止めなどによって互いに接合し、フィルム5を搬送する搬送経路を形成する。
ガイド部材23aには、吹き付け口30及び第1のガイド部31が形成されている。第1のガイド部31は、フィルム5の搬送方向に沿って形成され、フィルム5の乳剤面5aに近接するガイド片である。吹き付け口30は、第1のガイド部31の両側に隣接して形成された貫通穴である。送風ケース20の送り出し口20aの位置に吹き付け口30の位置を合わせて搬送ガイドケース23が送風ケース20に固定される。
ガイド部材23bは第2、第3及び第4のガイド部32,33,34が形成されている。第2のガイド部32は、フィルム5の搬送方向に沿って形成され、支持体面5bに近接するガイド片36と、複数の整流板37とから構成する。整流板37は、互いに略平行且つ段差を有する階段状に形成されている。第2のガイド部32は、フィルム5を間に挟んで、第1のガイド部31と対面し、フィルム5を厚み方向に規制する。
第3及び第4のガイド部33,34は、フィルム5の両縁に近接する位置に配されるガイド片38,39と、このガイド片38,39から外側に折れ曲がるように配された複数の整流板41,42とからそれぞれ構成されている。整流板41,42は、互いに略平行且つ段差を有する階段状にそれぞれ形成されている。
取り付けステー24は、送風ケース20に搬送ガイドケース23を固定するとともに風向変更板25を搬送ガイドケース23と平行に固定する。風向変更板25は、第2のガイド部32の近傍で、フィルム5とは反対側の位置に配されている。
送風ケース20から送り出された乾燥風は、図3に示すように、吹き付け口30を通って搬送中のフィルム5に吹き付けられる。なお、整流板37,41,42の隙間から排出された排出風の一部は、風向変更板25によって風向きを変更し、フィルム5の支持体面5bに吹き付けられる。
上記構成の作用について説明する。現像装置2の供給マガジン11に露光済みのフィルム5をセットし、電源スイッチをオンにすると、フィルム5は、現像部6で現像処理を施され、スクイズ部7で付着した水分が絞り取られて乾燥部8へと搬送される。乾燥部8では、搬送ガイドケース23によって、フィルム5が厚み方向及び幅方向にガイドされながら、フィルム5が搬送されるとともに、吹き付け口30から乳剤面5aに乾燥風が吹き付けられる。上述したように、搬送ガイドケース23では、フィルム5へ吹き付けられた乾燥風を整流板37,41,42の隙間から排出し、さらに排出風の一部を風向変更板25で風向きを変更してフィルム5の支持体面5bに吹き付けているので、フィルム5を効率良く乾燥することができる。さらに、送風ファン22からの乾燥風を効率良く使用することが可能なので、送風ファン22として小型のものを使用し、ヒータ21も出力の小さいものを使用することが可能となる。よって、これらの部品のローコスト化を図ることが可能となり、且つエネルギー使用量及び騒音発生も抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、整流板として単なる薄板状のものを使用しているが、これに限らず、例えば図7及び図8に示すように、先端部を折り返した風向変更片51を整流板37と一体に形成してもよい。これによって、整流板37,41,42の隙間からの排出風を風向変更片51で変更してフイルム5へ吹き付けることができるので、より効率良く乾燥を行うことができる。
上記実施形態では、乾燥を行う対象として感光材料フィルムを例に上げて説明しているが、乾燥を行うものはこれに限らず、他の帯状体のものを乾燥させる乾燥装置にも本発明を適用させることができる。
2 感光材料現像装置
5 フィルム(帯状体)
8 乾燥部(乾燥装置)
21 ヒータ
22 送風ファン
23 搬送ガイドケース
23a,23b 搬送ガイド部材
25 風向変更板
30 吹き付け口
31〜34 第1〜4のガイド部
37,41,42 整流板
5 フィルム(帯状体)
8 乾燥部(乾燥装置)
21 ヒータ
22 送風ファン
23 搬送ガイドケース
23a,23b 搬送ガイド部材
25 風向変更板
30 吹き付け口
31〜34 第1〜4のガイド部
37,41,42 整流板
Claims (2)
- 帯状体を搬送する搬送手段と、前記帯状体へ乾燥風を送り出す送風手段と、この送風手段で送風される空気を温める発熱手段とを備え、前記帯状体を搬送しながら乾燥させる乾燥装置において、
搬送中の前記帯状体の両面に近接する位置で、帯状体を厚み方向に規制する第1及び第2のガイド部と、搬送中の前記帯状体の両側縁に近接する位置で、帯状体を幅方向に規制する第3及び第4のガイド部とを有し、前記第2、第3、及び第4のガイド部には、複数の整流板を互いに略平行且つ段差を有する階段状に形成し、前記第1のガイド部の近傍に前記送風手段からの乾燥風を前記帯状体の一方の面に吹き付ける吹き付け口を形成し、前記帯状体へ吹き付けられた乾燥風を前記整流板の隙間から排出する搬送ガイド部材を備えたことを特徴とする乾燥装置。 - 前記第2のガイド部の近傍で、前記帯状体とは反対側の位置に風向変更板を備えており、前記整流板の隙間から排出された排出風を前記風向変更板で風向きを変更し、前記帯状体の他方の面に吹き付けることを特徴とする請求項1記載の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005323957A JP2007132549A (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | 乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005323957A JP2007132549A (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | 乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007132549A true JP2007132549A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38154361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005323957A Pending JP2007132549A (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | 乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007132549A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009125633A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Toppan Printing Co Ltd | 塗布物の製造装置および製造方法 |
WO2022109832A1 (zh) * | 2020-11-25 | 2022-06-02 | 苏州康孚智能科技有限公司 | 一种耐磨抗烧面料生产用烘干装置 |
WO2022110297A1 (zh) * | 2020-11-26 | 2022-06-02 | 射阳县射阳港红太阳饲料厂 | 一种饲料加工用原料干燥装置 |
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2005
- 2005-11-08 JP JP2005323957A patent/JP2007132549A/ja active Pending
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