JP7318583B2 - 帯状電極板の製造方法 - Google Patents
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Description
そして、乾燥工程において、熱風を未乾燥第1層及び未乾燥第2層に沿って搬送方向の上流側に進ませて、未乾燥第1層及び未乾燥第2層を並行して加熱乾燥させる。その際、単位面積当たりの分散媒含有量A1が少ない未乾燥第1層に沿って進む第1熱風の流速V1よりも、単位面積当たりの分散媒含有量A2が多い未乾燥第2層に沿って進む第2熱風の流速V2を速くする。これにより、第1熱風の流速V1と第2熱風の流速V2を同じ速度にする場合に比して、未乾燥第1層よりも乾燥させ難い未乾燥第2層の乾燥を早めることができ、1つの乾燥工程で未乾燥第1層も未乾燥第2層も共に適切に熱風乾燥させることができる。
これに対し、上述の帯状電極板の製造方法では、第1熱風を吹き出す開口幅L1の第1ノズル部と第2熱風を吹き出す開口幅L2の第2ノズル部とが一体となったノズル部を有する熱風吹出部を用いて、乾燥工程を行う。このため、1つの熱風吹出部によって、流速V1,V2の異なる第1熱風及び第2熱風を容易に吹き出させることができる。
なお、集電箔3のうち、幅方向FHの両端部で長手方向EHに延びる部位は、それぞれ、活物質層5,15も絶縁保護層7,17も存在せず、集電箔3が厚み方向GHに露出した露出部3rとなっている。
各絶縁保護層7,17の幅方向FHの寸法W2は、いずれも本実施形態ではW2=7mmである。絶縁保護層7,17は、絶縁性粒子25、具体的にはベーマイトから構成されている。
搬送ロール120は、乾燥室110内に配置されている。搬送ロール120は、モータ(不図示)によって駆動され、未乾燥片側電極板1Aを長手方向EHに搬送する。なお、図3~図5の各図において、左右方向が搬送方向CHであり、左側が搬送方向CHの上流側CH1、右側が搬送方向CHの下流側CH2である。
第1板状部134及び第2板状部135は、それぞれ幅方向FHに延びる矩形板状で、間隙を空けて互いに平行に配置されている。第1板状部134は、底壁部131bの下流側CH2の端部131btから、下流側CH2ほど上方DH1に位置するように斜め上方に延出している。一方、第2板状部135は、下流側壁部131dの下方DH2の端部131dtから、上流側CH1ほど下方DH2に位置するように斜め下方に延出している。
更に、第1板状部134のうち、幅方向FHの中央部134aを除いた両端部134bの第2板状部135側には、矩形板状の第3板状部136がそれぞれ接合されている。
また、第1板状部134の両端部134bとこれに対向する第2板状部135とによって、未乾燥片側電極板1Aのうち未乾燥絶縁保護層7xに向けて、熱風HAのうち第2熱風HA2を吹き出す第2ノズル部133bがそれぞれ構成される(図5(b)参照)。第2ノズル部133bの、幅方向FH及び吹き出し方向IHに直交する開口幅L2は、本実施形態ではL2=1mmである。
このようにノズル部133は、第1ノズル部133a及び第2ノズル部133bが一体となっており、第1ノズル部133aの開口幅L1(=5mm)よりも、第2ノズル部133bの開口幅L2(=1mm)が狭くなっている(L2<L1)。
熱風発生部160は、乾燥室110の外部に配置されており、ダクト150と連通している。熱風発生部160は、図示しない送風ファン及びヒータを有しており、送風ファンによって生じた風をヒータによって昇温して熱風HAを発生させるように構成されている。本実施形態では、この熱風HAの温度を180℃とする。
なお、この集電箔3の第1主面3a上に活物質層5及び絶縁保護層7が形成された帯状電極板を、片側電極板1Bともいう。この片側電極板1Bは、乾燥室110の搬出口111jを通じて、乾燥室110の外部に搬出される。
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。本試験では、未乾燥活物質層5x及び未乾燥絶縁保護層7xを熱風HAで並行して乾燥させるのに当たり、未乾燥絶縁保護層7xに沿って進む第2熱風HA2の流速V2をそれぞれ異なる速さとした場合の、未乾燥活物質層5x及び未乾燥絶縁保護層7xの乾燥具合を調査した。
また、実施例1~3では、いずれも第2ノズル部133bの開口幅L2が第1ノズル部133aの開口幅L1よりも小さいため(L2<L1)、未乾燥絶縁保護層7xに沿って進む第2熱風HA2の流速V2(V21,V22,V23)は、未乾燥活物質層5xに沿って進む第1熱風HA1の流速V1よりも速くなる(V2>V1)。
一方、比較例では、第2ノズル部133bの開口幅L2が第1ノズル部133aの開口幅L1と同じであるため(L2=L1)、未乾燥絶縁保護層7xに沿って進む第2熱風HA2の流速V2(V24)は、未乾燥活物質層5xに沿って進む第1熱風HA1の流速V1と同じ速さとなる(V24=V1)。
このような結果を生じた理由は、以下であると考えられる。即ち、熱風乾燥前の未乾燥片側電極板1Aにおいては、未乾燥活物質層5xの単位分散媒量A1に比して未乾燥絶縁保護層7xの単位分散媒量A2が多くなっているため(A2>A1)、未乾燥活物質層5xよりも未乾燥絶縁保護層7xは乾燥させ難い。
そして、第1乾燥工程S2及び第2乾燥工程S4において、熱風HAを未乾燥活物質層5x,15x及び未乾燥絶縁保護層7x,17xに沿って搬送方向CHの上流側CH1に進ませて、これらを並行して加熱乾燥させる。その際、単位分散媒量A1の少ない未乾燥活物質層5x,15xに沿って進む第1熱風HA1の流速V1よりも、単位分散媒量A2の多い未乾燥絶縁保護層7x,17xに沿って進む第2熱風HA2の流速V2を速くする。これにより、第1熱風HA1の流速V1と第2熱風HA2の流速V2を同じ速度にする場合に比して、未乾燥活物質層5x,15xよりも乾燥させ難い未乾燥絶縁保護層7x,17xの乾燥を早めることができ、1つの第1乾燥工程S2または第2乾燥工程S4で、未乾燥活物質層5x,15xも未乾燥絶縁保護層7x,17xも共に適切に熱風乾燥させることができる。
例えば、実施形態では、帯状電極板1として帯状正極板を例示したが、帯状負極板に本発明を適用することもできる。
1A 未乾燥片側電極板(未乾燥電極板)
1C 未乾燥両側電極板(未乾燥電極板)
3 集電箔
5,15 活物質層(第1層)
5x,15x 未乾燥活物質層(未乾燥第1層)
7,17 絶縁保護層(第2層)
7x,17x 未乾燥絶縁保護層(未乾燥第2層)
21 活物質粒子
24 分散媒
25 絶縁性粒子
100 乾燥装置
130 熱風吹出部
133 ノズル部
133a 第1ノズル部
133b 第2ノズル部
HA 熱風
HA1 第1熱風
HA2 第2熱風
EH 長手方向
FH 幅方向
GH 厚み方向
CH 搬送方向
CH1 (搬送方向の)上流側
CH2 (搬送方向の)下流側
IH (熱風の)吹き出し方向
A1 (未乾燥活物質層の)単位面積当たりの分散媒含有量(単位分散媒量)
A2 (未乾燥絶縁保護層の)単位面積当たりの分散媒含有量(単位分散媒量)
L1 (第1ノズル部の)開口幅
L2 (第2ノズル部の)開口幅
V1 (未乾燥活物質層に沿って進む熱風の)流速
V2,V21,V22,V23,V24 (未乾燥絶縁保護層に沿って進む熱風の)流速
S1 第1電極形成工程
S2 第1乾燥工程
S3 第2電極形成工程
S4 第2乾燥工程
S5 プレス工程
Claims (1)
- 帯状の集電箔と、
上記集電箔上に形成された第1層と、
上記集電箔上に形成され、上記第1層と上記集電箔の幅方向に並ぶ第2層と、を備える
帯状電極板の製造方法であって、
上記集電箔上に、分散媒を含み乾燥後に上記第1層となる未乾燥第1層、及び、上記分散媒を含み乾燥後に上記第2層となる未乾燥第2層を有し、上記未乾燥第1層の単位面積当たりの分散媒含有量A1よりも、上記未乾燥第2層の単位面積当たりの分散媒含有量A2が多い(A2>A1)未乾燥電極板を形成する電極形成工程と、
上記未乾燥電極板を上記集電箔の長手方向に搬送しつつ、熱風を上記未乾燥第1層及び上記未乾燥第2層に沿って搬送方向の上流側に進ませて、上記未乾燥第1層及び上記未乾燥第2層を並行して加熱乾燥させて上記第1層及び上記第2層を形成する乾燥工程と、を備え、
上記乾燥工程は、
上記熱風として、
上記未乾燥第1層に沿って進む第1熱風、及び、
上記未乾燥第2層に沿って進む、上記第1熱風の流速V1よりも速い流速V2(V2>V1)の第2熱風を用いる
帯状電極板の製造方法。
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