JP6090638B2 - エンジンの燃焼室構造 - Google Patents

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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 
    • F02F3/28Other pistons with specially-shaped head

Description

本発明は、エンジンの燃焼室構造に係わり、特に、所定の運転領域において燃料を圧縮行程で噴射するエンジンの燃焼室構造に関する。
一般的には、ガソリン又はガソリンを主成分とする燃料を用いるエンジンでは、点火プラグによって着火する火花点火方式が広く採用されている。一方、最近では、燃費の向上を図る観点などから、エンジンの幾何学的圧縮比として高圧縮比(例えば17以上)を適用して、ガソリン又はガソリンを主成分とする燃料を用いつつ、所定の運転領域において、圧縮自己着火(具体的にはHCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition)と呼ばれる予混合圧縮自己着火)を行う技術が開発されている。
このような圧縮自己着火を行うようにしたエンジンに関する技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1には、低負荷領域では圧縮自己着火を行い、高負荷領域では火花点火によって着火するエンジンにおいて、高負荷領域では、ピストンのキャビティ内に燃料を噴射して、この燃料を含む混合気が点火プラグ周りに輸送されたタイミングで点火を実施するようにした技術が開示されている。
特開2012−172662号公報
上記したようなエンジンでは、高負荷領域(特に高負荷低回転域)において、圧縮行程にて燃料を噴射している、具体的には燃料噴射開始時期を遅角側に設定して燃料噴射(所謂リタード噴射)を実施している。そのようなエンジンでは、圧縮上死点付近のタイミングで燃料を噴射するときには、ピストンが燃料噴射弁にかなり近いため、燃料をキャビティ内に噴射することができる噴射角の範囲が広いので、燃料噴射弁からの噴射角を厳密に設定せずとも、燃料を適切にキャビティ内に噴射することができる。しかしながら、圧縮行程において早いタイミングで燃料を噴射するとき(つまり圧縮行程における噴射タイミングの進角度合いが大きい場合)には、ピストンが燃料噴射弁から離れているため、燃料をキャビティ内に噴射することができる噴射角の範囲が狭くなるので、燃料を適切にキャビティ内に噴射することが困難となる。このように圧縮行程において早いタイミングで燃料を噴射する場合にも燃料を適切にキャビティ内に噴射させるためには、噴射角を厳密に設定する必要があると言える。
ここで、燃料がキャビティ内に噴射されずに、シリンダ側壁(例えばシリンダライナなど)に噴射された場合には、燃料がシリンダ側壁に付着したまま燃焼されなかったり(つまり未燃が生じる)、シリンダ側壁に付着した燃料がピストンリングにより掻き出されて、エンジンオイルに混じってオイル希釈が生じてしまったりする。また、燃料がシリンダ側壁に噴射されなくても、キャビティの外側のピストン上面に噴射された場合には、燃料がピストン径方向外方に移動してシリンダ側壁に付着することで、上記と同様の問題が発生する可能性がある。これに対して、燃料をキャビティ内に噴射すると、燃料がキャビティ内にとどまり、シリンダ側壁のほうに移動してしまうことを抑制できる。
ところで、燃料噴射弁から噴射された燃料は、ある程度の距離を進むと、初期分裂を起こして粒状になることが知られている。燃料噴射弁から噴射された燃料が燃焼室壁面(ピストン上面など)に衝突するときに、当該燃料が初期分裂を起こした後の状態のものであれば、初期分裂を起こす前の燃料が燃焼室壁面に衝突する場合と比較して、燃料の蒸発性が向上し、燃焼安定性が改善するものと考えられる。したがって、上記のように燃料をキャビティ内に噴射するエンジンでは、このように初期分裂を起こした後の燃料をキャビティ表面に衝突させるように構成することが好ましいと言える。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、適切な噴射角で燃料を噴射することにより、燃料を確実にキャビティ内に噴射することができると共に、分裂長さ以上の距離で燃料をキャビティ表面に衝突させることができるエンジンの燃焼室構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、所定の高負荷運転領域において燃料を圧縮行程で噴射して圧縮上死点後に点火プラグにより点火を行うエンジンの燃焼室構造であって、上面の中央部に下方に凹んだキャビティが形成され、このキャビティの中央部に上方に突出した山形の突起部が形成されたピストンと、ピストンの上方で、且つピストンの中心軸線上に設けられた燃料噴射弁であって、エンジンの運転状態に応じて圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングが変化され、キャビティの突起部に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁と、を有し、ピストンが圧縮上死点に位置するときに、燃焼室側の点火プラグの先端部が、キャビティにより形成される空間に対して上方に離間した位置に配置され、圧縮行程において燃料が噴射される全てのタイミングにおいて、(1)ピストンのキャビティ内に燃料が噴射されるという第1の条件と、(2)燃料噴射弁の燃料噴射位置からピストンのキャビティに燃料が衝突する位置までの噴霧衝突距離が、燃料噴射弁の燃料噴射位置から燃料の初期分裂が生じる位置までの長さである分裂長さよりも大きくなるという第2の条件と、の両方が成立するように、燃料噴射弁からの燃料の噴射角が設定され、第2の条件は、圧縮上死点において燃料噴射弁から燃料を噴射させたときに、噴霧衝突距離が分裂長さよりも大きくなるという条件であり、ピストンが圧縮上死点に位置するときに、燃料噴射弁から噴射された燃料がキャビティの最深部よりも突起部側の位置において衝突するように、噴射角が設定されている、ことを特徴とする。
このように構成された本発明においては、燃料噴射弁の噴射角を適切に設定することで、圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングの全てにおいて、噴霧衝突距離を分裂長さよりも大きくすることができると共に、燃料をピストンのキャビティ内に確実に噴射させることができる。したがって、ピストンのキャビティ内に燃料を確実に噴射させることにより、燃料がシリンダ側壁に付着することを抑制することができる。また、噴霧衝突距離を分裂長さよりも大きくして燃料をキャビティの表面に衝突させることにより、キャビティの表面への燃料の付着量を低減させて、燃料の蒸発性を向上させることができ、燃焼安定性を改善してスモークを抑制することが可能となる。また、圧縮上死点において規定された第2の条件を用いることで、分裂長さよりも大きな噴霧衝突距離をより効果的に確保することが可能となる。
本発明において、好ましくは、第1の条件は、圧縮行程において最も早いタイミングで燃料噴射弁から燃料を噴射させたときに、ピストンのキャビティ内に燃料が噴射されるという条件である。
このように構成された本発明によれば、圧縮行程において燃料噴射を行う最も早いタイミングにて規定された第1の条件を用いることで、ピストンのキャビティ内への燃料噴射をより効果的に確保することが可能となる。
好適な例では、キャビティ径を「Rc」とし、圧縮行程において最も早いタイミングで燃料噴射弁から燃料を噴射させるときのピストンの上面の位置から燃料噴射弁までの距離を「Lp」とし、燃料噴射弁からの燃料の噴射角を「α」とすると、第1の条件は、以下の式(1)によって表すことができる。
Rc>Lp・tanα 式(1)
好適な例では、キャビティ深さを「Dc」とし、燃料噴射弁から噴射させる燃料の燃圧を「Pf」とし、燃焼室内の圧力を「Pa」とし、燃料噴射弁からの燃料の噴射角を「α」とし、所定の係数を「k」とすると、第2の条件は、以下の式(2)によって表すことができる。
Dc>k・Pa・cosα/{2(Pf−Pa)} 式(2)
本発明のエンジンの燃焼室構造によれば、適切な噴射角で燃料を噴射することにより、燃料を確実にキャビティ内に噴射することができると共に、分裂長さ以上の距離で燃料をキャビティ表面に衝突させることができる。
本発明の実施形態によるエンジンの燃焼室構造が適用された1つの気筒をシリンダ軸線方向の上方から見た概略平面図である。 本発明の実施形態によるピストンをシリンダ軸線方向の上方から見た平面図である。 図1中のIII−IIIに沿って見た、本発明の実施形態によるピストン及びシリンダヘッドなどの一部分の断面図である。 燃圧に応じた噴霧衝突距離と蒸気量改善率との関係を示す図であって、燃料の分裂長さについての説明図である。 図3と同様の、本発明の実施形態によるピストン及びシリンダヘッドなどの一部分の断面図であって、噴射角を種々に変化させた場合の燃料の衝突位置についての説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態によるエンジンの燃焼室構造について説明する。
ここで、本発明の実施形態の内容を説明する前に、本発明の実施形態によるエンジンの前提としている構成について簡単に説明する。本発明の実施形態によるエンジンは、例えば幾何学的圧縮比が14以上(好適には17〜18)である高圧縮比で運転すると共に、所定の運転領域(例えば低回転・高負荷域)において、圧縮行程にて燃料を噴射し、具体的には燃料噴射開始時期を遅角側に設定して燃料噴射(リタード噴射)を実施して、圧縮上死点後に点火を行うものである。また、本発明の実施形態によるエンジンは、所定の低負荷領域において、HCCIと呼ばれる予混合圧縮自己着火を行うものである。
図1は、本発明の実施形態によるエンジンの燃焼室構造が適用された1つの気筒をシリンダ軸線方向の上方から見た概略平面図である。図1において、符合Zは紙面直角方向に伸びるシリンダ軸線を示し、符合Yは、紙面上下方向に伸びるクランク軸線を示す。また、符号Xは、シリンダの中心軸線を通り、クランク軸線Yに直交する線分を示す。
図1に示すように、1つの気筒(シリンダ)には、クランク軸線Yを挟んで一方側(図中左側)の領域に、2つの吸気バルブ1A、1Bが配設されている。この2つの吸気バルブ1A、1Bは、クランク軸線Y方向に並んで配設されている。図1中の符号5は、吸気バルブ1A、1Bにより開閉される吸気ポートを示している。なお、以下では、2つの吸気バルブ1A、1Bを区別しないで用いる場合には、単に「吸気バルブ1」と表記する。
また、1つの気筒(シリンダ)には、クランク軸線Yを挟んで他方側(図中右側)の領域において、2つの排気バルブ2A、2Bが配設されている。2つの排気バルブ2A、2Bは、クランク軸線Y方向に並んで配設されている。図1中の符号6は、排気バルブ2A、2Bにより開閉される排気ポートを示している。なお、以下では、2つの排気バルブ2A、2Bを区別しないで用いる場合には、単に「排気バルブ2」と表記する。
また、シリンダ軸線Z上に、1つの燃料噴射弁3が配設されている。加えて、吸気バルブ1Aと吸気バルブ1Bとの間には、第1点火プラグ4Aが配設され、排気バルブ2Aと排気バルブ2Bとの間には、第2点火プラグ4Bが配設されている。なお、以下では、2つの第1点火プラグ4A及び第2点火プラグ4Bを区別しないで用いる場合には、単に「点火プラグ4」と表記する。
図2は、本発明の実施形態によるピストンをシリンダ軸線方向の上方から見た平面図である。
図2に示すように、ピストン10の上面(言い換えると冠面/頂面)の中央部には、下方に凹んだキャビティ11が形成されている。キャビティ11は、シリンダ軸線Z方向から見たとき円形とされており、その中央部には、山形の突起部11aが形成されている。また、キャビティ11は、その両端に2つの凹部12A、12Bが連なって構成されている。キャビティ11の突起部11aの真上に燃料噴射弁3が配置され、キャビティ11の凹部12A内に第1点火プラグ4Aが配置され、キャビティ11の凹部12B内に第2点火プラグ4Bが配置される。
また、ピストン10の上面には、例えば1mm程度、下方に凹んだ4つのバルブリセス15A、15B、16A、16Bが設けられている。バルブリセス15Aは吸気バルブ1Aに対応する位置に設けられ、バルブリセス15Bは吸気バルブ1Bに対応する位置に設けられ、バルブリセス16Aは排気バルブ2Aに対応する位置に設けられ、バルブリセス16Bは排気バルブ2Bに対応する位置に設けられている。更に、ピストン10の上面には、キャビティ11及びバルブリセス15A、15B、16A、16Bを除いた部分が、シリンダ軸線Zと直交する方向に伸びるほぼ平坦面とされており、図2では、この平坦面部分を符合10Aで示してある(以下では、平坦面部分を適宜「ピストン上面部10A」と表記する)。
図3は、図1中のIII−IIIに沿って見た、本発明の実施形態によるピストン10及びシリンダヘッド30などの一部分の断面図である。特に、図3は、ピストン10が圧縮上死点に位置するときの図を示している。また、図3では、燃料噴射弁3及び点火プラグ4については、断面ではなく側面を図示している。なお、図3では、説明の便宜上、燃料噴射弁3から噴射された燃料を含む混合気が右側の方向に流れていくものののみを図示している。実際には、燃料噴射弁3からは、燃焼室内に均一に燃料が噴射されるように、軸対称に傘状に燃料が噴霧される。
図3において、符号Rcは、キャビティ11の半径であるキャビティ径を示し、符号Dcは、ピストン10が上死点(圧縮上死点)に位置するときの、燃料噴射弁3とキャビティ11の最深部とのシリンダ軸線方向に沿った距離であるキャビティ深さを示し、符号αは、シリンダ軸線(つまり燃料噴射弁3の中心軸線)を基準にして規定された、燃料噴射弁3からの燃料の噴射角を示している。また、符号L1は、圧縮上死点において燃料噴射弁3から燃料を噴射したときに、燃料噴射弁3の燃料噴射位置から燃料がキャビティ11に衝突するまでの距離(噴霧衝突距離)を示している。
図3に示すように、本実施形態では、燃料噴射弁3からキャビティ11に向けて燃料を噴射するようにする、つまりキャビティ11内に燃料を噴射するようにする。また、本実施形態では、圧縮上死点において燃料噴射弁3から燃料を噴射したときの噴霧衝突距離L1が、燃料噴射弁3の燃料噴射位置から燃料の初期分裂が生じる位置までの長さ(分裂長さ)よりも大きくなるようにする。具体的には、本実施形態では、燃料噴射弁3からの燃料が確実にキャビティ11内に噴射され、且つ、噴霧衝突距離L1が分裂長さよりも大きくなるように、キャビティ径Rcやキャビティ深さDcなどに応じて、燃料噴射弁3の噴射角αを設定する。
ここで、図4を参照して、上記した燃料の分裂長さについて具体的に説明する。図4は、横軸に、燃料噴射弁3から噴射された燃料が燃焼室壁面(例えばピストン10の上面)に衝突するまでの噴霧衝突距離を示し、縦軸に、燃料噴射弁3から噴射された燃料の燃焼室内での蒸発度合いに相当する蒸気量改善率を示している。基本的には、蒸気量改善率が高いほど、燃料の蒸発度合いが高く、燃焼安定性が向上する。また、グラフG1は、比較的高い燃圧(例えば120MPa)の燃料を用いた場合の噴霧衝突距離と蒸気量改善率との関係を示し、グラフG2は、グラフG1よりも低い燃圧(例えば80MPa)の燃料を用いた場合の噴霧衝突距離と蒸気量改善率との関係を示している。グラフG1、G2より、燃圧が高いほうが、蒸気量改善率が高いことがわかる。これは、燃圧が高くなると、燃料噴霧の微粒化が進みやすくなるからである。
更に、グラフG1より、噴霧衝突距離が距離BL1未満では、噴霧衝突距離によらずに蒸気量改善率がほぼ一定であるが、噴霧衝突距離が距離BL1以上となると、噴霧衝突距離が大きくなるほど、蒸気量改善率が高くなることがわかる。同様に、グラフG2より、噴霧衝突距離が距離BL2未満では、噴霧衝突距離によらずに蒸気量改善率がほぼ一定であるが、噴霧衝突距離が距離BL2以上となると、噴霧衝突距離が大きくなるほど、蒸気量改善率が高くなることがわかる。
ここで、燃料噴射弁3から噴射された燃料は、ある程度の距離(つまり分裂長さ)を進むと、初期分裂を起こして粒状になることが知られている。このように初期分裂を起こした後の燃料が燃焼室壁面に衝突した場合には、初期分裂を起こす前の燃料が燃焼室壁面に衝突した場合よりも、燃料の蒸発性が向上するものと考えられる。つまり、初期分裂を起こす位置の下流側で燃料が燃焼室壁面に衝突した場合には、初期分裂を起こす位置の上流側で燃料が燃焼室壁面に衝突した場合よりも、燃料の壁面付着が低減することで、燃料の蒸発量が増大するものと考えられる。したがって、上記したような、蒸気量改善率が上昇し始める距離BL1、BL2は、燃料の初期分裂が生じた分裂長さに相当するものと考えられる。また、燃圧が高くなると燃料噴霧の微粒化が進みやすくなるため、グラフG1に示す比較的高い燃圧のほうが、グラフG2に示す比較的低い燃圧よりも、分裂長さが短くなったものと考えられる。
なお、実験又はシミュレーションによれば、120MPaの燃圧の燃料を用いた場合には分裂長さ(距離BL1に対応する)が15mm程度となり、80MPaの燃圧の燃料を用いた場合には分裂長さ(距離BL2に対応する)が20mm程度となるという結果が得られた。
図3に戻ると、圧縮上死点において燃料噴射弁3から燃料を噴射したときの噴霧衝突距離L1は、キャビティ深さDc及び噴射角αを用いて、以下の式(3)で表すことができる。
L1=Dc/cosα 式(3)
他方で、燃料噴射弁3の燃料噴射位置から燃料の初期分裂が生じる位置までの分裂長さを「BL」と表記すると、この分裂長さBLは、燃料噴射弁3から噴射させる燃料の燃圧を示す「Pf」と、燃焼室内の圧力を示す「Pa」と、所定の係数を示す「k」とを用いて、以下の式(4)で表すことができる。
BL=k・Pa/{2(Pf−Pa)} 式(4)
この式(4)は、120MPaの燃圧を用いた場合に分裂長さが15mm程度となり、80MPaの燃圧を用いた場合に分裂長さが20mm程度となるという実験結果又はシミュレーション結果に基づき、ベルヌーイの定理をベースに導出されたものである。この場合、燃焼室内の圧力Paは、例えば4MPaである。また、所定の係数kは、燃料噴射弁3の噴霧孔の径などに応じた値であり、例えば0.8〜0.9である。
本実施形態では、初期分裂を起こした後の燃料をキャビティ11の表面に衝突させて、つまり初期分裂を起こす位置の下流側で燃料をキャビティ11の表面に衝突させて、燃料のキャビティ11の表面への付着量を低減させて、燃料の蒸発性を改善すべく、上述したように、圧縮上死点において燃料噴射弁3から燃料を噴射したときの噴霧衝突距離L1が分裂長さBLよりも大きくなるようにする。具体的には、「L1>BL」という条件式が成立するように、式(3)及び式(4)を適用した以下の式(5)に基づいて、燃料噴射弁3の噴射角αを設定するようにする。
Dc>k・Pa・cosα/{2(Pf−Pa)} 式(5)
なお、上記したように、圧縮上死点において燃料を噴射させたときの噴霧衝突距離L1を分裂長さBLよりも大きくなるようにすれば、当然、圧縮上死点よりも前のタイミング(つまりより進角側のタイミング)で燃料を噴射させたときにも、噴霧衝突距離が分裂長さBLよりも大きくなる。これは、圧縮上死点よりも前のタイミングにおけるピストン10の位置が、圧縮上死点におけるピストン10の位置よりも、燃料噴射弁3から離れたものとなるからである。
更に、本実施形態では、エンジンの運転状態(例えばエンジン回転数、エンジン負荷、有効圧縮比など。また、適用する燃料の燃圧も含む)に応じて圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングを種々に変化させるが、そのような圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングの全てにおいて、燃料がピストン10のキャビティ11内に適切に噴射されるようにする。ここで、上述した噴霧衝突距離L1が分裂長さBLよりも大きいという条件(第1の条件)を満たすためには、燃料噴射弁3の噴射角αを大きくすればよいが(噴射角αを大きくすると噴霧衝突距離L1が大きくなるので)、噴射角αを大きくし過ぎると、燃料がキャビティ11内に適切に噴射されなくなる。特に、圧縮行程において早いタイミングで燃料を噴射するとき(つまり圧縮行程における噴射タイミングの進角度合いが大きい場合)には、ピストン10が燃料噴射弁3から離れているため、噴射角αが大きいと、燃料がキャビティ11内に適切に噴射されなくなる。この場合にキャビティ11内に燃料を適切に噴射させるためには、燃料噴射弁3の噴射角αを小さくするのが望ましい。したがって、本実施形態では、圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングの全てにおいて、噴霧衝突距離L1が分裂長さBLよりも大きいという条件(第1の条件)と、ピストン10のキャビティ11内に燃料が適切に噴射されるという条件(第2の条件)の両方が満たされるように、燃料噴射弁3の噴射角αを設定する。
具体的には、本実施形態では、第2の条件として、圧縮行程において最も早いタイミングで燃料を噴射させたとき(つまり圧縮行程における噴射タイミングの進角度合いが最も大きい場合)に、ピストン10のキャビティ11内に燃料が適切に噴射されるという条件を用いて、燃料噴射弁3の噴射角αを設定するようにする。こうするのは、圧縮行程において最も早いタイミングで燃料を噴射させたときに燃料がキャビティ11内に適切に噴射されるように噴射角αを設定すれば、圧縮行程において燃料を噴射する他のタイミングでは、ピストン10が燃料噴射弁3により近付いているため、当然、燃料がキャビティ11内に適切に噴射されることとなるからである。
なお、圧縮行程において燃料噴射を行う最も早いタイミングは、火花点火をきっかけにした正常な燃焼開始時期よりも前に混合気が自着火するプリイグニッションを抑制する観点などから、エンジン回転数やエンジン負荷や有効圧縮比や燃料の燃圧などに基づいて定められる。
図5を参照して、燃料をキャビティ11内に適切に噴射させるべく燃料噴射弁3の噴射角αを設定する手法について具体的に説明する。
図5は、燃料噴射弁3の噴射角αを種々に変化させた場合の燃料の衝突位置の具体例を示している。図5も、図3と同様に、図1中のIII−IIIに沿って見た、本発明の実施形態によるピストン10及びシリンダヘッド30などの一部分の断面図である。特に、図5は、圧縮行程において最も早いタイミングで燃料を噴射させるとき(圧縮行程における噴射タイミングの進角度合いが最も大きいときであり、例えば上死点前45°)における、ピストン10の位置を図示している。この場合、図5中の符号Lpが、そのような状態にあるピストン10の上面の位置と燃料噴射弁3の位置とのシリンダ軸線方向に沿った距離を示している。また、図5では、燃料噴射弁3及び点火プラグ4については、断面ではなく側面を図示している。なお、図5では、説明の便宜上、燃料噴射弁3から噴射された燃料を含む混合気が右側の方向に流れていくものののみを図示している。
図5(A)は、比較的大きい噴射角α1で燃料を噴射させた場合を示している。この場合には、燃料がシリンダライナ40(ピストン10の側面と摺動接触する部材)に衝突していることがわかる。燃料がシリンダライナ40に衝突した場合、つまり所謂ライナウェットが生じた場合には、燃料がシリンダライナ40に付着したまま燃焼されなかったり、シリンダライナ40に付着した燃料がピストンリングにより掻き出されて、エンジンオイルに混じってオイル希釈が生じてしまったりする。
一方、図5(B)は、図5(A)に示した噴射角α1よりも小さい噴射角α2で燃料を噴射させた場合を示している。この場合には、燃料がシリンダライナ40には衝突しないが、燃料がキャビティ11の外側のピストン上面部10Aに衝突していることがわかる。燃料がピストン上面部10Aに衝突した場合にも、燃料がピストン径方向外方に移動してシリンダライナ40に付着することで、上記したライナウェットが生じる可能性がある。
一方、図5(C)は、図5(B)に示した噴射角α2よりも更に小さい噴射角α3で燃料を噴射させた場合を示している。この場合には、燃料がピストン10のキャビティ11内に適切に噴射されていることがわかる。燃料がキャビティ11内に噴射された場合には、燃料がキャビティ11内にとどまり、シリンダライナ40のほうに移動してしまうことを抑制できる、つまり上記したライナウェットの発生を抑制することができる。このようにキャビティ11内に噴射された燃料は、キャビティ11内にとどまって、徐々に蒸発していき、上方向に流れていく。
本実施形態では、ライナウェットを抑制する観点などから、図5(C)に示したような噴射角α3を採用して、圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングの全てにおいてキャビティ11内に燃料が適切に噴射されるようにする。ここで、圧縮行程において最も早いタイミングで噴射させた燃料を適切にキャビティ11内に噴射させることが可能な噴射角αは、以下のようにして一般化して表すことができる。
圧縮行程において最も早いタイミングで噴射させた燃料を適切にキャビティ11内に噴射させるためには、燃料噴射弁3からの噴射角αに対応する直線(断面で見たときのものであり、言い換えると燃料噴射方向に対応する直線である。)がピストン10の上面に沿った平面(ピストン10の上面だけでなく、ピストン10の上面を延長した面も含む)に交わる位置と、ピストン10の上面の中心点との距離(以下では「距離L2」と表記する。)を、キャビティ径Rcよりも小さくすればよい。つまり、「Rc>L2」が成立すればよい。この距離L2は、図5に示すような、圧縮行程において最も早いタイミングで燃料を噴射させるときのピストン10の上面の位置と燃料噴射弁3の位置との距離Lpを用いて、以下の式(6)で表すことができる。
L2=Lp・tanα 式(6)
したがって、式(6)から、圧縮行程において最も早いタイミングで噴射させた燃料を適切にキャビティ11内に噴射させるためには、以下の式(7)が満たされるように、燃料噴射弁3の噴射角αを設定すればよい。
Rc>Lp・tanα 式(7)
以上をまとめると、本実施形態では、圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングの全てにおいて、噴霧衝突距離L1が分裂長さBLよりも大きいという第1の条件、及び、ピストン10のキャビティ11内に燃料が適切に噴射されるという第2の条件が満たされるように、上記した式(5)及び式(7)の両方が成立するような燃料噴射弁3の噴射角αを設定するようにする。
なお、コンロッド長を「c」とし、クランク軸の半径を「r」とすると(rはストローク長の半分の長さ)、或るクランク角θにおける、クランク軸の中心からピストン10までの距離xは、以下の式(8)で表される。
x=rcosθ+{c2−(rsinθ)21/2 式(8)
したがって、圧縮行程において燃料噴射を行う最も早いタイミングに対応するクランク角を「θ1」とすると、上記した距離Lpは、式(8)より、以下の式(9)で表すことができる。
Lp=r(1−cosθ1)+c−{c2−(rsinθ1)21/2 式(9)
ここで、上記では、クランク軸の中心からピストン10までの距離xを用いていたが、この代わりに、ストローク量を用いてもよい。この場合、ストローク量を「S」とし、クランク軸の半径rとコンロッド長cとを「ρ」を用いて「ρ=r/c」と表現すると、ストローク量Sは、以下の式(10)で表すことができる。
S=r{(1−cosθ)+ρ/4(1−cos2θ)} 式(10)
このような式(10)を用いて、距離Lpを定義してもよい。
次に、本発明の実施形態によるエンジンの燃焼室構造の作用効果について説明する。本実施形態によれば、燃料噴射弁3の噴射角αを適切に設定することで、圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングの全てにおいて、噴霧衝突距離L1を分裂長さBLよりも大きくすることができると共に、ピストン10のキャビティ11内に燃料を確実に噴射させることができる。したがって、ピストン10のキャビティ11内に燃料を確実に噴射させることにより、燃料がシリンダライナ40に付着するライナウェットを抑制することができる。また、噴霧衝突距離L1を分裂長さBLよりも大きくすることにより、キャビティ11の表面への燃料の付着量を低減させて、燃料の蒸発性を向上させることができ、燃焼安定性を改善してスモークを抑制することが可能となる。
1A、1B 吸気バルブ
2A、2B 排気バルブ
3 燃料噴射弁
4A 第1点火プラグ
4B 第2点火プラグ
10 ピストン
11 キャビティ
30 シリンダヘッド
40 シリンダライナ

Claims (4)

  1. 所定の高負荷運転領域において燃料を圧縮行程で噴射して圧縮上死点後に点火プラグにより点火を行うエンジンの燃焼室構造であって、
    上面の中央部に下方に凹んだキャビティが形成され、このキャビティの中央部に上方に突出した山形の突起部が形成されたピストンと、
    上記ピストンの上方で、且つ上記ピストンの中心軸線上に設けられた燃料噴射弁であって、上記エンジンの運転状態に応じて圧縮行程において燃料を噴射させるタイミングが変化され、上記キャビティの突起部に向けて燃料を噴射する上記燃料噴射弁と、を有し、
    上記ピストンが圧縮上死点に位置するときに、燃焼室側の上記点火プラグの先端部が、上記キャビティにより形成される空間に対して上方に離間した位置に配置され、
    圧縮行程において燃料が噴射される全てのタイミングにおいて、(1)上記ピストンのキャビティ内に燃料が噴射されるという第1の条件と、(2)上記燃料噴射弁の燃料噴射位置から上記ピストンのキャビティに燃料が衝突する位置までの噴霧衝突距離が、上記燃料噴射弁の燃料噴射位置から燃料の初期分裂が生じる位置までの長さである分裂長さよりも大きくなるという第2の条件と、の両方が成立するように、上記燃料噴射弁からの燃料の噴射角が設定され、
    上記第2の条件は、圧縮上死点において上記燃料噴射弁から燃料を噴射させたときに、上記噴霧衝突距離が上記分裂長さよりも大きくなるという条件であり、
    上記ピストンが圧縮上死点に位置するときに、上記燃料噴射弁から噴射された燃料が上記キャビティの最深部よりも上記突起部側の位置において衝突するように、上記噴射角が設定されている、ことを特徴とするエンジンの燃焼室構造。
  2. 上記第1の条件は、圧縮行程において最も早いタイミングで上記燃料噴射弁から燃料を噴射させたときに、上記ピストンのキャビティ内に燃料が噴射されるという条件である、請求項1に記載のエンジンの燃焼室構造。
  3. キャビティ径を「Rc」とし、圧縮行程において最も早いタイミングで上記燃料噴射弁から燃料を噴射させるときの上記ピストンの上面の位置から上記燃料噴射弁までの距離を「Lp」とし、上記燃料噴射弁からの燃料の噴射角を「α」とすると、
    上記第1の条件は、以下の式(1)によって表される、請求項2に記載のエンジンの燃焼室構造。
    Rc>Lp・tanα 式(1)
  4. キャビティ深さを「Dc」とし、上記燃料噴射弁から噴射させる燃料の燃圧を「Pf」とし、燃焼室内の圧力を「Pa」とし、上記燃料噴射弁からの燃料の噴射角を「α」とし、所定の係数を「k」とすると、
    上記第2の条件は、以下の式(2)によって表される、請求項1に記載のエンジンの燃焼室構造。
    Dc>k・Pa・cosα/{2(Pf−Pa)} 式(2)
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