JP6090588B2 - 内燃機関のバルブタイミング可変機構 - Google Patents
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Description
上記課題を解決する内燃機関のバルブタイミング可変機構は、クランクシャフトからの回転伝達を受けるハウジングと、そのハウジング内に設けられてカムシャフトと一体回転しつつ同ハウジングに対し回転方向について相対移動可能なロータと、を備える。更に、バルブタイミング可変機構は、カムシャフトを中心とする渦巻き状に形成されたスプリングと、ロータと一体回転するフロントブッシュに固定されてスプリングの端部と係合する第1ピンと、ハウジングに固定されてスプリングの端部と係合可能な第2ピンと、を備える。そして、ハウジングに対するロータの相対移動範囲の中間位置から離れる方向への同ロータの相対移動に伴って、スプリングの端部の係合対象が第1ピンから第2ピンに切り替わる。
図1に示すように、内燃機関のバルブタイミング可変機構1は、同機関のカムシャフト2(例えば吸気カムシャフト)に対しボルトにより固定されたロータ3と、カムシャフト2と同一軸線上に上記ロータ3を囲むように設けられて内燃機関のクランクシャフトの回転が伝達されるハウジング4とを備えている。このハウジング4の内周面には、カムシャフト2の軸線に向かって突出する突部5が周方向について所定の間隔をおいて複数形成されている。また、上記ロータ3の外周面には、カムシャフト2の軸線から離れる方向に突出する複数のベーン6がそれぞれ上記各突部5の間に位置するように形成されている。これにより、ハウジング4内における各突部5の間に位置する部分が、ベーン6により進角側油圧室7と遅角側油圧室8とに区画されている。
図2に示すように、バルブタイミング可変機構1において、ロータ3はボルト23によってカムシャフト2の端部に固定されて同カムシャフト2に対し一体回転可能となっており、そのロータ3を囲むハウジング4はカムシャフト2によって同カムシャフト2の周りを相対回転可能な状態で支持されている。このハウジング4は、ロータ3を厚さ方向(図中左右方向)の両側から挟むフロントプレート24及びリヤプレート25と、ロータ3の外周に位置して同ロータ3の外周全体を囲むサイドリング26とを備え、それらフロントプレート24、リヤプレート25、及びサイドリング26を一体回転可能に連結することによって形成されている。
図4(a)及び(b)は、ハウジング4に対しロータ3(フロントブッシュ27)が中間ロック位置よりも進角側に位置し、それに伴いスプリング28の端部28bが第1ピン29に係合された状態を概略的に示している。なお、図4(b)は、図4(a)の端部28b及び第1ピン29等を矢印B−B方向から見た状態を示している。そして、ハウジング4に対しロータ3が中間ロック位置よりも遅角側に相対移動すると、スプリング28の端部28bの係合対象が第1ピン29から第2ピン30に切り替わる。
ハウジング4に対しロータ3が中間ロック位置から遅角側に離れる方向に相対移動すると、スプリング28の端部28bの係合対象が第1ピン29から第2ピン30に切り替わる。端部28bの係合対象が第2ピン30に切り替わった状態のもとでは、同端部28bが第2ピン30との係合を解除する方向(カムシャフト2の軸線方向、図5(b)の上下方向)に動こうとしても、その動きがフロントブッシュ27によって規制される。これは、端部28bが第2ピン30に係合し、且つ、ハウジング4に対しロータ3が最遅角側に相対移動したとき、上述したように第2ピン30に対応する位置までフロントブッシュ27が延びるよう形成されているためである。
(1)スプリング28の端部28bの係合対象が第1ピン29から第2ピン30に切り替わった状態のもとで、その第2ピン30と上記端部28bとの係合が解除されることを抑制できる。
・スプリング28の内周側の端部28aをハウジング4(フロントプレート24等)に係合するようにしてもよい。この場合、ロータ3が中間ロック位置よりも進角側に相対移動したときにスプリング28の外周側の端部28bが第2ピン30と係合するようにし、ロータ3が中間ロック位置よりも遅角側に相対移動したときにスプリング28の外周側の端部28bが第1ピン29と係合するようにする。これにより、ロータ3が中間ロック位置から進角側に離れる方向に相対移動する際、スプリング28の端部28bの係合対象が第1ピン29から第2ピン30に切り替わる。こうした構造を採用する際のフロントブッシュ27は、ハウジング4に対しロータ3が中間ロック位置から進角側に最も離れる方向に相対移動したとき、第2ピン30に対応する位置までロータ3の回転方向に延びて同第2ピン30を覆う状態となるよう形成される。このようにフロントブッシュ27を形成することにより、上記実施形態と同様の効果が得られるようになる。
Claims (1)
- クランクシャフトからの回転伝達を受けるハウジングと、そのハウジング内に設けられてカムシャフトと一体回転しつつ同ハウジングに対し回転方向について相対移動可能なロータと、前記カムシャフトを中心とする渦巻き状に形成されたスプリングと、前記ロータと一体回転するフロントブッシュに固定されて前記スプリングの端部と係合する第1ピンと、前記ハウジングに固定されて前記スプリングの端部と係合可能な第2ピンとを備え、前記ハウジングに対する前記ロータの相対移動範囲の中間位置から離れる方向への同ロータの相対移動に伴って、前記スプリングの端部の係合対象が前記第1ピンから前記第2ピンに切り替わる内燃機関のバルブタイミング可変機構において、
前記フロントブッシュは、前記スプリングの端部の係合対象が前記第2ピンであり、且つ、前記ハウジングに対し前記ロータが前記中間位置から離れる方向に最も相対移動したとき、前記第2ピンに対応する位置まで前記ロータの回転方向に延びて同第2ピンを覆う状態となるよう形成されている
ことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変機構。
Priority Applications (1)
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JP2014009832A JP6090588B2 (ja) | 2014-01-22 | 2014-01-22 | 内燃機関のバルブタイミング可変機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014009832A JP6090588B2 (ja) | 2014-01-22 | 2014-01-22 | 内燃機関のバルブタイミング可変機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015137597A JP2015137597A (ja) | 2015-07-30 |
JP6090588B2 true JP6090588B2 (ja) | 2017-03-08 |
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Family Applications (1)
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JP2014009832A Expired - Fee Related JP6090588B2 (ja) | 2014-01-22 | 2014-01-22 | 内燃機関のバルブタイミング可変機構 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4725655B2 (ja) * | 2009-02-09 | 2011-07-13 | 株式会社デンソー | バルブタイミング調整装置 |
JP5304920B2 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-02 | 株式会社デンソー | バルブタイミング調整装置 |
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2014
- 2014-01-22 JP JP2014009832A patent/JP6090588B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015137597A (ja) | 2015-07-30 |
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