JP6090575B2 - 圧送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器本体から流出する汚物及び洗浄水を、流動性を高めた汚水として圧送して排出する圧送装置に関する。
従来、一般家庭用等のトイレでは、便器は予め設計施工されたトイレ空間に設置されるものであって、そのトイレ空間の場所によって適切な配水管の勾配等が定められ、汚物及び汚水を下水へと排出するように構成されている。しかしながら、家庭内に追加のトイレを設置するような場合には、レイアウト等の関係から適切な勾配が確保できないことや、水洗ポータブルトイレのように汚物を小さくしないと小径の排水ホースから排水できないものがある。
このような場合に対応できるトイレとして、便器から流出される汚物や洗浄水を流入させて貯留する容器を備え、容器内の汚物や洗浄水を撹拌して、流動性を高めた汚水として外部へ圧送して排出する圧送装置を備えた圧送式便器装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
下記特許文献1に記載の圧送式便器装置は、便器本体と、便器本体から搬送される汚物を粉砕し、粉砕された汚物を圧送して排出する粉砕圧送処理装置(圧送装置)とを備えている。この圧送装置は、便器から流出した汚物や洗浄水を貯留する貯留槽と、貯留槽内に設けられた汚物を粉砕する粉砕部材と、貯留槽内の底部に設けられた円板状の底板(攪拌部材)とを有している。この底板をモーターの駆動により回転させることによって、貯留槽内の汚物や洗浄水が攪拌され、貯留槽内の汚物を粉砕部材によって粉砕することができる。
特開2012−77500号公報
ところで、便器には汚物以外の異物が誤って流される場合がある。このような異物が便器に流されると、便器本体の排出口と接続される貯留槽の供給口に詰まるおそれがある。また、貯留槽の供給口に異物が詰まらない場合でも、貯留槽内の底部で回転する底板に噛み込むことがあり、モーターが回転できなくなる不具合が発生するおそれがある。このような問題が発生すると圧送式便器装置を使用できなくなってしまうことから、貯留槽の供給口に詰まった異物や貯留槽内の底部に設けられた底板に噛み込んだ異物を取り除くメンテナンス作業を行うことが必要となる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の圧送装置では、メンテナンス作業を行う場合に、貯留槽の上端に設けられた上蓋を取り外した開口部から、貯留槽の供給口や貯留槽の底板に残存した異物を取り除く必要があった。上蓋は貯留槽の直上に位置するため、貯留槽内を撹拌する粉砕工程の実行時に汚水がかかりやすく、密封性がより求められる部分でもある。そのため、上蓋は貯留槽本体に確実に密着させる必要があり、メンテナンス作業のために都度取り外すことは避けたい部分である。また、貯留槽の供給口の奥側(便器本体側)に異物が詰まってしまった場合には、上蓋を取り外した開口部から専用のメンテナンス用具を用いて異物を取り除く必要があり、メンテナンス作業に手間が掛かるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、便器本体側の流入口から貯留槽までに残存する汚物を容易に除去することができる圧送装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る圧送装置は、便器本体から流出する汚物及び洗浄水を、流動性を高めた汚水として圧送して排出する圧送装置において、前記便器本体に接続されるケースと、前記ケースの内部に設けられ、前記便器本体から流出する汚物及び洗浄水を貯留すると共に、撹拌して流動性を高めた汚水とする貯留槽と、前記ケースの内部に設けられ、前記便器本体側の流入口と前記貯留槽とを繋ぎ、前記便器本体から流出する汚物及び洗浄水を流す流入路と、を備える。前記ケースには、前記ケースの一部が開口してなる開口部が形成されると共に、前記開口部を開閉可能なように蓋部が設けられ、前記蓋部が開いた状態において、前記開口部から手又はメンテナンス用具を前記流入路内に入れることが可能であり、前記流入口から前記貯留槽までに残留する汚物を除去することができるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る圧送装置では、便器本体側の流入口と貯留槽とを繋ぐ流入路と、貯留槽及び流入路を内部に収納するケースに形成された開口部とを備え、この開口部から手又はメンテナンス用具を便器本体側の流入口から貯留槽までに入れることが可能となっている。このため、開口部から貯留層の内部に、手又はメンテナンス用具を入れることが可能であることに加え、開口部から、便器本体側の流入口と貯留槽とを繋ぐ流入路内にも、手又はメンテナンス用具を入れることが可能になっている。その結果、一つの蓋部を操作して開口部を開くのみで、より広範囲に手又はメンテナンス用具を入れることができるので、貯留槽の上部から手又はメンテナンス用具を入れてメンテナンス作業を行う場合よりも、作業者に手間をかけることなく容易にメンテナンス作業を行うことができる。
また本発明に係る圧送装置では、前記流入路を画定する壁の一部が着脱壁として着脱可能であり、残部が固定壁として前記ケースに固定されていることも好ましい。
この好ましい態様では、流入路を画定する壁の一部を着脱する着脱壁を備えている。このため、開口部から着脱壁を取り除いた部分を利用して、手又はメンテナンス用具を流入路の内部に入れることができる。流入路は便器本体側の流入口と貯留槽とを繋ぐものであるので、流入路に手又はメンテナンス用具を入れることで流入口から貯留槽までの広い範囲のメンテナンス作業をすることができる。このように、手又はメンテナンス用具を流入路の内部に入れることができる範囲を広げることができるので、便器本体側の流入口から貯留槽までに残存する異物を容易に除去することができる。
また本発明に係る圧送装置では、前記着脱壁は、前記蓋部に固定されており、前記蓋部が開くとその動きに連動して前記固定壁から離脱し、前記蓋部が閉じるとその動きに連動して前記固定壁と一体となり前記流入路を画定することも好ましい。
この好ましい態様では、開口部を開閉する蓋部の動きと連動して着脱壁が流入路から着脱されるように構成されているので、蓋部の開閉と着脱壁の着脱を同時に行うことができる。このため、蓋部を開閉する作業と着脱壁を着脱する作業とを別々に行う必要がないので、蓋部を開けてから流入路内の汚物を除去する一連の作業を容易にすることができる。
また本発明に係る圧送装置では、前記蓋部が前記開口部を閉じていないときには、汚水を圧送して排出する圧送運転を禁止することも好ましい。
この好ましい態様では、蓋部が開口部を閉じていないときには、汚水を圧送して排出する圧送運転を禁止するように構成されているので、流入路の汚物及び洗浄水が開口部から外部に流出することを防ぐことができる。
また本発明に係る圧送装置では、前記蓋部が前記開口部を閉じる位置に固定するための固定装置を備え、前記固定装置によって前記蓋部が固定されていない場合は、前記蓋部と前記開口部との間に隙間が視認できるように、前記蓋部が前記開口部とは離隔した位置に保持されることも好ましい。
この好ましい態様では、蓋部が固定装置によって固定されていない場合には、蓋部と開口部との間の隙間が視認できるように蓋部が開口部とは離隔した位置に保持されるように構成されているので、蓋部が固定装置に固定されていないことを容易に確認することができる。このため、蓋部が開口部を閉じていないのに、誤って圧送装置を運転することを確実に防止することができる。
本発明によれば、便器本体側の流入口から圧送装置内の貯留槽までに残存する汚物を容易に除去することができる圧送装置を提供することができる。
本発明の実施形態における圧送式便器装置の概略構成を示す斜視図である。 図1の圧送装置のケースに設けられる蓋部が開いた状態を示す斜視図である。 図1の圧送装置から蓋部を取り除いた状態を示す斜視図である。 図1の圧送装置の構造について示す平面図である。 図2に示した蓋部の斜視図である。 図2に示した固定装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態における圧送式便器装置1の概略構成を示す斜視図である。
圧送式便器装置1は、使用者から排泄された汚物を受け止めた後、当該汚物を洗浄水と共に、圧送して下水に排出するものである。圧送式便器装置1は、便器本体2と、便器本体2の外部に接続される圧送装置10とを備えている。
便器本体2には、所定量の洗浄水が給水装置(図示せず)から給水され、便器本体2の内部が洗浄されるようになっている。便器本体2への給水量は、電磁バルブ等からなる給水弁(図示せず)が制御装置(図示せず)によって開閉制御されて調整されるようになっている。例えば、便器本体2の着座検知用センサー(図示せず)が使用者の着座を検知し、使用者がリモコンの操作パネル等に設けられた給水指令用の給水スイッチ(図示せず)をオンにすると、制御装置が、これらの着座検知用センサの検知情報や給水スイッチからの指令に基づいて給水装置に給水指令し、給水装置から便器本体2内へ所定時間給水が行われ、便器本体2内に所定量の水が溜まるようになっている。さらに、使用者がトイレ使用後、便器本体2を洗浄するためのリモコンの洗浄スイッチ(図示せず)をオンにすると、給水装置から便器本体2に洗浄用の給水がなされて、洗浄水は汚物を搬送しながら圧送装置10に流れ込み、便器本体2が洗浄されるようになっている。
便器本体2の下方には、洗浄水と共に汚物を排出する排出口(図1において明示せず)が設けられている。この便器本体2の排出口には遮断弁(図示せず)が設けられている。この遮断弁は、制御装置からの指令によって開閉するように制御される。例えば、便器本体2の洗浄が行われて便器本体2内の汚水を排出する際には、制御装置からの指令によって、排出口を所定時間開放し、便器本体2から流出する汚物及び洗浄水を排出した後、閉鎖するようになっている。
便器本体2の外部には、固形物粉砕圧送装置である圧送装置10が設けられている。圧送装置10は、便器本体2から排出された汚物や洗浄水を攪拌して流動性を高めた汚水として圧送し排出する装置である。
続いて図2及び図3を参照しながら、圧送装置10について更に説明する。図2は、ケース11に設けられる蓋部161が開いた状態を示す圧送装置10の斜視図である。図3は、図1の圧送装置10から蓋部161を取り除いた状態を示す斜視図である。圧送装置10は、ケース11と、流入路71と、貯留槽31とを備えている。
図2に示すように、便器本体2に接続されるケース11は、その内部に流入路71や貯留槽31を収納可能に構成する中空箱状に形成された容器である。この流入路71の上方を開口するように、ケース11の上面11aには開口部151が形成されている。そして、この開口部151には蓋部161が設けられている。
蓋部161は、開口部151の開口を開閉可能な略平板状の蓋である。蓋部161の後方側(図中、左側)がケース11に設置された蓋部支持軸162に連結され、この蓋部支持軸162を支点として蓋部161を上方に回動することが可能になっている。蓋部161を上方に回動させて蓋部161を開けることによって、手又はメンテナンス用具を開口部151からケース11の内部に入れることが可能になっている。
蓋部161の前方(図中、右側)には、係合部201が設けられている。この係合部201は、ケース11に設置されている被係合部202と係合することで、蓋部161が開口部151を閉じる位置に固定されるようになっている。すなわち、係合部201及び被係合部202は、本発明における固定装置200として機能するものである。係合部201と被係合部202の詳細については後述する。
蓋部161の後方側における裏面161bには、着脱壁171が固定されている。この着脱壁171は、後述する流入路71を画定する壁の一部であり、流入路71から着脱可能に構成される部材である。蓋部161を開くとその動きに連動して、着脱壁171が後述する固定壁181から離脱し、蓋部161を閉じるとその動きに連動して、着脱壁171が固定壁181と一体となり、流入路71を画定するように構成されている。
このように、流入路71を画定する壁の一部を着脱壁171により着脱可能に構成することで、開口部151から着脱された壁の部分を利用して、手又はメンテナンス用具を流入路71内に入れることが可能となる。このため、開口部151から手又はメンテナンス用具を流入路71内に入れることができる範囲を広げることができる。その結果、開口部151から流入路71内に残存する汚物を除去することを容易に行うことができる。
また、開口部を開閉する蓋部161の動きと連動して着脱壁171が流入路71から着脱されるように構成されているので、蓋部161の開閉と着脱壁171の着脱を同時に行うことができる。このため、蓋部161を開閉する作業と着脱壁171を着脱する作業とを別々に行う必要がないので、蓋部161を開けて流入路内の汚物を除去する一連の作業を容易にすることができる。
さらに、蓋部161が開口部151を閉じていないときには、汚水を圧送して排出する圧送運転を禁止するように構成されている。このため、流入路71の汚物及び洗浄水が開口部151から外部に流出することを防ぐことができる。
続いて、図3を参照しながら開口部151から手又はメンテナンス用具を入れて、便器本体2側の流入口3から貯留槽31までに残存する汚物を除去する内容について更に説明する。
流入路71は、便器本体2側の流入口3と、貯留槽31の供給口9とを繋ぐ管状の流路となっている。このため、便器本体2の排出口2aから流出した汚物や洗浄水は、便器本体2側の流入口3から流入路71内に流入し、流入路71の内部を流れて貯留槽31に流入するように構成されている。
図3に示すように、蓋部161を開けた状態において、開口部151から貯留槽31及び流入路71の内部を目視することが可能な位置に、開口部151はケース11に形成されている。このため、開口部151から手又はメンテナンス用具を入れて、容易に貯留槽31及び流入路71に残存する汚物や異物を除去することができる。
また、開口部151から便器本体2の排出口2aの内部を目視することが可能な位置に、開口部151は設けられている。このため、開口部151から手又はメンテナンス用具を入れて、容易に便器本体2の排出口2aに残存する汚物や異物も除去することができる。
続いて、図4を参照しながら、流入路71、貯留槽31について更に説明する。図4は、ケース11の一部の外板を取り除いた状態を示す圧送装置10の平面図である。
流入路71は、便器本体2の排出口2aに接続され、便器本体2側の流入口3から貯留槽31の内周面31aの供給口9に至るまで繋ぐ管状の流路である。この管状の流路を画定する壁のうち、その一部の壁が着脱壁171として構成され、着脱壁171以外の壁がケース11に固定された固定壁181として、構成されている。このように構成されているため、便器本体2の排出口2aから流入路71を介して貯留槽31に至るまで、その内部が連通した状態となっている。便器本体2から流出した汚物や洗浄水は、流入路71の内部を流れ、貯留槽31の内周面31aに形成された供給口9から貯留槽31の内部に流入するようになっている。
図4に示すように、開口部151は、その一部が平面視で流入路71にかかるように、ケース11の上面11aに開口して形成されている。このため、蓋部161が開いた状態において、開口部151から流入路71内に、手又はメンテナンス用具を入れることが可能であり、流入路71内に残存する汚物を除去することができる。また、開口部151の開口位置や大きさは、開口部151から手又はメンテナンス用具を入れて貯留槽31、流入路71及び便器本体2側の流入口3に残存する汚物を除去することができるような機能を有すれば良く、その開口位置や大きさは様々なものが選択されうる。
貯留槽31は、便器本体2から流出し、流入路71の内部を流れてくる汚物及び洗浄水を貯留するように構成された略円筒形状に形成された容器である。貯留槽31の内周面31aには供給口9が形成され、この供給口9から流入路71内を流れてくる汚物及び洗浄水が流入されるようになっている。また、貯留槽31の下部には排水管81が接続され、貯留槽31内で粉砕した汚物等は、流動性を高めた汚水として排水管81を通り、外部へと排出される。
貯留槽31は、その内部に回転軸41と、パルセーター42と、攪拌部材51とを有している。パルセーター42は、貯留槽31の中心軸に沿って配置された棒状の回転軸41に固定されている。攪拌部材51は、回転軸41の下側(貯留槽31の下方側)に固定されている。また、回転軸41は、貯留槽31の下部に配置された回転モーター61に固定されている。このため、回転モーター61が動作することにより回転軸41がその中心軸周りに回転し、パルセーター42や攪拌部材51が共に回転するようになっている。回転モーター61の動作は、図示しない制御装置によって制御される。
パルセーター42は、回転軸41の周りに配置された複数の粉砕歯を有している。回転モーター61によってパルセーター42が回転すると、貯留槽31内に貯留されていた汚物や洗浄水が攪拌されると共に、汚物や異物(例えばウェットティッシュ等)が粉砕される。
攪拌部材51は、貯留槽31の下方側に設けられている。攪拌部材51は円板状に形成される。攪拌部材51が回転することにより、貯留槽31内の汚物及び洗浄水が攪拌され、流動性を高めた汚水とすることができる。
続いて図5を参照しながら、ケース11に設けられる蓋部161について更に説明する。図5は、図2に示す蓋部161の斜視図である。
蓋部161は、ケース11に形成された開口部151を開閉する蓋である。蓋部161は、係合部201と、支持軸受部163と、着脱壁171とを有している。
支持軸受部163は、蓋部161の後方側(図中、左側)に設けられている。支持軸受部163は、ケースに設置された蓋部支持軸162に連結される部材である。支持軸受部163が蓋部支持軸162に連結されることで、この蓋部支持軸162を支点として、蓋部161が上方に回動可能に構成される。
着脱壁171は、蓋部161の後方側における裏面161bに固定されている。着脱壁171は、蓋部161の裏面161bから下方に延びるように突出して設けられている。着脱壁171は、流入路71を画定する壁の一部であり、固定壁181と一体となって管状の流入路71を画定することができるように曲面形状を有する板によって形成されている。上述したように、蓋部161を開けると、その動きに連動して、着脱壁171は固定壁181から離脱するように構成される。尚、蓋部161の裏面には、蓋部161をケース11に取り付ける際に、蓋部161が適切な位置に収まるようにガイドとなる、ガイドリブを設けることが好ましい。
続いて図6を参照しながら固定装置200について更に説明する。図6は固定装置200を示す部分断面図である。図6では、蓋部161に設けられた係合部201とケース11に設けられた被係合部202とが係合された状態を示している。換言すれば、蓋部161が開口部151を閉じる位置に固定されている状態を示している。
図6に示すように、蓋部161をケース11に密着させ、係合部201と被係合部202とを係合することで、蓋部161を閉じる位置に固定することができる。そして、蓋部161を開けるときには、係合部201と被係合部202との係合状態を解除することで、蓋部161を開放することができる。
被係合部202には、蓋部161に設けられた係合部201とケース11に設けられた被係合部202の係合状態を検知する係合検知センサー250が設けられている。係合検知センサー250は、ケース11に設けられたリードスイッチ251と、蓋部161に設けられたマグネット252とを具備する。図6に示すように、係合部201と被係合部202とが係合され蓋部161が閉じた位置にあると、リードスイッチ251にマグネット252が近接し、リードスイッチ251の接点が閉じられる。このようにリードスイッチ251とマグネット252とが近接することで、蓋部161が閉じられたことを検知することができる。
係合部201と被係合部202とが係合されていない場合であっても、蓋部161が自由に回動する状態であれば、リードスイッチ251にマグネット252が近接してしまい、リードスイッチ251の接点が閉じられて誤検知する可能性がある。そこで本実施形態では、圧縮コイルばね231とピストン232とを設けている。圧縮コイルバネ231及びピストン232は、蓋部161に設けられている。圧縮コイルばね231は無負荷状態では伸長した状態であり、ピストン232をケース11側に押し出すように構成されている。係合部201と被係合部202とが係合されていない状態では、圧縮コイルばね231は伸長した状態を維持するように設定されているので、蓋部161が正規の閉位置(図6に示す状態)から浮き上がる。従って、係合部201と被係合部202とが係合されていない状態では、リードスイッチ251にマグネット252が近接せず、蓋部161とケース11との間に隙間ができる状態が視認できるようになっており、使用者に対して確実に蓋部161を閉じるように促すことができる。係合部201と被係合部202とが係合されると、ピストン232が押し込まれて圧縮コイルばね231が圧縮され、蓋部161が正規の閉位置(図6に示す位置)に配置される。
このように、本実施形態では、固定装置200によって蓋部161が開口部151を閉じる位置に固定されていない場合、蓋部161と開口部151との間の隙間が視認できるように、蓋部161が開口部151とは離隔した位置に保持される。このように構成することにより、蓋部161が開口部151を閉じる位置に固定されていないことを、外部から容易に視認することができる。このため、蓋部161が開口部151を閉じていないのに、誤って圧送装置を運転することを確実に防止することができる。更に、蓋部161が開口部151を閉じていない場合は、リードスイッチ251が閉じられておらず閉信号が発せられないので、圧送装置10の運転を制御的に禁止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の実施形態でも実施することが可能である。
1:圧送式便器装置
2:便器本体
2a:排出口
3:流入口
9:供給口
10:圧送装置
11:ケース
31:貯留槽
41:回転軸
42:パルセーター
51:攪拌部材
71:流入路
81:排水管
151:開口部
161:蓋部
162:蓋部支持軸
171:着脱壁
181:固定壁
200:固定装置
201:係合部
202:被係合部
250:係合検知センサー

Claims (5)

  1. 便器本体から流出する汚物及び洗浄水を、流動性を高めた汚水として圧送して排出する圧送装置において、
    前記便器本体に接続されるケースと、
    前記ケースの内部に設けられ、前記便器本体から流出する汚物及び洗浄水を貯留すると共に、撹拌して流動性を高めた汚水とする貯留槽と、
    前記ケースの内部に設けられ、前記便器本体側の流入口と前記貯留槽とを繋ぎ、前記便器本体から流出する汚物及び洗浄水を流す流入路と、を備え、
    前記ケースには、前記ケースの一部が開口してなる開口部が形成されると共に、前記開口部を開閉可能なように蓋部が設けられ、
    前記蓋部が開いた状態において、前記開口部から手又はメンテナンス用具を前記流入路内に入れることが可能であり、前記流入口から前記貯留槽までに残留する汚物を除去することができるように構成されていることを特徴とする圧送装置。
  2. 前記流入路を画定する壁の一部が着脱壁として着脱可能であり、残部が固定壁として前記ケースに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の圧送装置。
  3. 前記着脱壁は、前記蓋部に固定されており、前記蓋部が開くとその動きに連動して前記固定壁から離脱し、前記蓋部が閉じるとその動きに連動して前記固定壁と一体となり前記流入路を画定することを特徴とする請求項2に記載の圧送装置。
  4. 前記蓋部が前記開口部を閉じていないときには、汚水を圧送して排出する圧送運転を禁止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の圧送装置。
  5. 前記蓋部が前記開口部を閉じる位置に固定するための固定装置を備え、
    前記固定装置によって前記蓋部が固定されていない場合は、前記蓋部と前記開口部との間に隙間が視認できるように、前記蓋部が前記開口部とは離隔した位置に保持されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の圧送装置。
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