JP6090001B2 - 乗り物用シート - Google Patents
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Description
フレーム31は上部に少なくともシートバック30の幅方向に並行して延びる上側と下側のフレーム部材を備えたものである。このようなフレーム31は、例として、シートバックの外周に配置される概して長方形状の枠構造と、その上辺部32aと並行して側辺部32b間に架け渡した補強部材35とで構成することができる。
ヘッドレスト40は、例として、金属製のヘッドレストステー41と、樹脂製のヘッドレストサポート37(以下サポートという)と、金属製のブラケット36とを介してフレーム31に取り付けられる。まず、ブラケット36はサポート37を上から差し込むことができるようなある程度の長さを有する筒状(例えば角筒状)の部材である。ブラケット36はアッパフレーム32の前を横切るように配置し、下部36bを補強部材35に結合させる。ブラケット36は、例として、図2のように一体または別体の金属製の固定部材36cを介して溶接により結合されるが、下端で補強部材35に直接溶接してもよい。また溶接に代えて接着により結合してもよい。
ブラケット36は前述のように補強部材35には下部36bで結合される一方で、アッパフレーム32には直接結合されず単にその前側を通るように配置されている。ブラケット36とアッパフレーム32の間は外力が作用していない状態で接触するようにしてもよいが、図2に示すようにわずかに隙間ができるように設計し外力によってブラケット36の上部36aがわずかに前後に振動(共振)するのを妨げないようにするのが好ましい。例えばヘッドレスト40の共振の振幅が両側で最大1mm程度になると見積もることができれば、この隙間は製造上のばらつき等を考慮して余裕を見て2mm程度に設定することもできる。しかし、ブラケット36がアッパフレーム32に直接結合されない限り、隙間は2mm未満の任意の距離や、場合によって0mm(すなわち接触状態)に設定することもできる。なお図面は分かりやすいように隙間を多少誇張して描いている。
ヘッドレスト40に後方への大きな力が加わると、ブラケット36の上部36aが後方に傾いてアッパフレーム32に(緩衝材38がある場合はそれを介して)当たる。すなわち、ブラケット36の後方に配置されるアッパフレーム32が、ブラケット36が後方に傾くのを規制する手段として機能する。このため、車両が追突を受け、着座者の頭部の慣性力でヘッドレスト40に後方への衝撃力が加わった場合、アッパフレーム32がブラケット36の上部36aを受けて着座者の頭部を確実に支持することができる。特に、ブラケット36をアッパフレーム32に対して結合しないため、アッパフレーム32のパイプ形状を部分的に潰して溶接のための平面を出す必要がない。したがって、追突された時にアッパフレーム32がブラケット36から強い力を受けても、パイプ形状が本来もつ曲げ強度によりヘッドレスト40が良好な支持性能を発揮する。
ヘッドレスト40に前方への力が加わったときにブラケット36が前方に傾くのを規制するため、ブラケット36とアッパフレーム32とが一定量以上離れないように拘束する別体のストッパが組み付けられる。仮にこのような規制手段を設けないと、図8に示すようにヘッドレスト40に前方への大きな力Fが作用した場合に破線のグラフのようにフレームへの結合部が大きく塑性変形してしまう。ブラケット36がある変位量s2以上前方に傾くのを規制すれば、例えば後のシートの着座者が前のシートのヘッドレスト40につかまったり寄りかかったりして大きな荷重Fが加わっても、ヘッドレスト40の向きが過度に変わって使用不可能となるのを防止できる。
30 シートバック
31 シートバックフレーム
32 アッパフレーム
33 サイドフレーム
35 補強部材
36 ブラケット
37 ヘッドレストサポート
38 緩衝材
40 ヘッドレスト
41 ヘッドレストステー
50 ストッパ
51 係止部
53 基部
55 当接壁部
Claims (2)
- 着座者の背中を支持するシートバックと頭部を支持するヘッドレストとを備える乗り物用シートであって、
前記シートバックの骨格としてシートバックの幅方向に並行して延びる上フレーム部材と下フレーム部材が設けられており、
前記ヘッドレストをシートバックに取り付けるための縦方向に延びる取り付け部材が前記上フレーム部材の前で交差し、下フレーム部材には結合されている一方で上フレーム部材には直接結合されておらず、ヘッドレストに後方への力が加わったときに上フレーム部材が取り付け部材を前面で受けることでヘッドレストが後方に傾くのが規制されるようになっており、
係合孔が貫通した基部と係止部とを備えたストッパが係合孔を前記取り付け部材に差し込むことで組み付けられ、係止部が前記上フレーム部材の後側に面しており、ヘッドレストに前方への力が加わったときにストッパの係止部が上フレーム部材の後面に当たることでヘッドレストが前方に傾くのが規制されるようになっており、
前記基部から前記取り付け部材に沿って延びる当接壁部が前記ストッパに設けられ、ストッパの前記係止部が前記上フレーム部材に後方へ押されたときにこの当接壁部が取り付け部材に当たることでストッパが前記係合孔の前側の縁を支点に回転するのが規制されるようになっていることを特徴とする乗り物用シート。 - 請求項1に記載の乗り物用シートであって、
前記ストッパの基部の延長面から測ったときの前記当接壁部の先端までの距離が、前記係止部と前記上フレーム部材との接触する点までの距離よりも大きいことを特徴とする乗り物用シート。
Priority Applications (1)
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JP2013130796A JP6090001B2 (ja) | 2013-06-21 | 2013-06-21 | 乗り物用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013130796A JP6090001B2 (ja) | 2013-06-21 | 2013-06-21 | 乗り物用シート |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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2013
- 2013-06-21 JP JP2013130796A patent/JP6090001B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015003655A (ja) | 2015-01-08 |
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