JP6089859B2 - 液体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジ装着部に液体カートリッジが装着される液体供給装置に関する。
従来より、インクを用いて記録用紙に画像を記録する画像記録装置が知られている。この画像記録装置は、インクジェット方式の記録ヘッドを備え、記録ヘッドのノズルからインク滴を記録用紙へ向けて選択的に噴出する。このインク滴が記録用紙に着弾することによって、記録用紙に所望の画像が記録される。この画像記録装置には、記録ヘッドへ供給するインクを貯蔵するインクカートリッジが設けられる。インクカートリッジは、画像記録装置に設けられた装着部に対して着脱可能である(特許文献1,2)。
特開2009−131971号公報 特開2005−131927号公報
従来の構成では、インクカートリッジが装着部に装着されると、ロック解除レバーが姿勢変化する。したがって、インクカートリッジを装着部に押し込んでいるユーザは、ロック解除レバーの姿勢変化や、姿勢変化に伴う音によって、インクカートリッジの装着完了を認識することができる。しかしながら、ロック解除レバーの姿勢変化が小さかったり、姿勢変化に伴う音が小さかったり、ユーザがロック解除レバーを見ていなかったり、周囲が騒々しかったりすると、インクカートリッジの装着完了をユーザが視覚又は聴覚により認識できないおそれがある。そのような場合には、ユーザが、インクカートリッジが装着状態となったにもかかわらず、ユーザが、更にインクカートリッジを装着部内へ押し込んでしまい、インクカートリッジや装着部に変形や破損が生じる恐れがある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カートリッジ装着部に挿入された液体カートリッジが装着状態となったことを認識し得る装着感をユーザに付与する手段を提供することにある。
本発明は、外部へ開口されたケースを有するカートリッジ装着部へ、当該開口を通じて液体カートリッジが挿入向きへ挿入され、当該開口を通じて挿入向きと逆向きの取出向きへ取り出される液体供給装置に関する。上記カートリッジ装着部は、挿入向きに沿った挿入及び取出方向へ延びるガイドと、上記ガイドに案内されて挿入及び取出方向に沿って待機位置及び待機位置よりも挿入向き側の装着位置の間でスライド可能であり、上記ケースの開口を向いた外面、及び当該外面より取出向きへ突出する突起を有しており、第1姿勢及び挿入及び取出方向と直交する内外方向において当該突起の端部が第1姿勢より上記ケースの外側に位置する第2姿勢の間で姿勢変化可能なスライダと、上記スライダを第1姿勢へ付勢し、かつ取出向きへ付勢する付勢部材と、上記液体カートリッジが上記ケースへ装着状態まで挿入されるのに伴って、上記液体カートリッジにより上記待機位置から上記装着位置へスライドされた上記スライダと当接して、当該スライダを第2姿勢へ姿勢変化させるストッパと、少なくとも一部が上記ケースの内部空間側へ突出する第3姿勢において、装着状態の上記液体カートリッジと当接して、当該液体カートリッジが取出向きへ移動することを制止し、当該一部が第3姿勢より上記ケースの内部空間から退避する第4姿勢において、上記ケースに挿入された上記液体カートリッジと当接しないロック部材と、を具備する。上記スライダは、第1姿勢において上記ケースへ挿入された上記液体カートリッジに上記突起の端部が当接し、第2姿勢において上記ケースへ挿入された上記液体カートリッジに上記外面が当接する。
カートリッジ装着部のケースの開口から液体カートリッジがケースへ挿入されると、待機位置にある第1姿勢のスライダの突起の端部に液体カートリッジの外面が当接する。その状態のまま、液体カートリッジが更に挿入されると、第1姿勢のスライダが付勢力に抗してガイドに沿って挿入向きへスライドされる。液体カートリッジが装着状態になると、第1姿勢のスライダが装着位置へ到達してストッパと当接する。これにより、スライダが第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変化する。第2姿勢となったスライダは、付勢力によって突起が外面から突出する分だけ取出向きへスライドして、その外面が液体カートリッジに当接する。スライダの外面が液体カートリッジに当接することによって、衝突音が発生すると共に、液体カートリッジに衝撃が生ずる。この衝突音及び衝撃によって、ユーザは液体カートリッジが装着状態となったことを認識し得る。装着状態において、第3姿勢のロック部材が液体カートリッジと当接することにより、液体カートリッジが付勢力に抗して装着状態に保持される。ロック部材が第3姿勢から第4姿勢へ姿勢変化されると、付勢力によってスライダと共に液体カートリッジが取出向きへ移動される。
本発明によれば、カートリッジ装着部に挿入された液体カートリッジが装着状態となったことを認識し得る装着感をユーザに付与することができる。
図1は、本発明の一実施態様プリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図2は、本発明の実施形態のインクカートリッジ30の外観構成を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施形態のインクカートリッジ30の内部構成を示す上下方向52及び前後方向53に沿った断面における縦断面図である。 図4は、カートリッジ装着部110の構成を示す斜視図である。 図5は、カートリッジ装着部110の構成を示す一部断面を有する斜視図である。 図6は、突起138側から視たスライダ135の斜視図である。 図7は、鈎部139側から視たスライダ135の斜視図である。 図8は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に挿入される過程を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の上下方向52及び前後方向53に沿った断面における断面図である。 図9は、装着状態にあるインクカートリッジ30と第1姿勢にあるスライダ135を示す、スライダ135の中心を通り、かつ上下方向52及び前後方向53に沿った断面におけるインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の断面図である。 10は、装着状態にあるインクカートリッジ30と第1姿勢から第2姿勢に向けて姿勢変化する途中のスライダ135を示す、スライダ135の中心を通り、かつ上下方向52及び前後方向53に沿った断面におけるインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の断面図である。 図11は、装着状態にあるインクカートリッジ30と第2姿勢にあるスライダ135を示す、スライダ135の中心を通り、かつ上下方向52及び前後方向53に沿った断面におけるインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の断面図である。 図12は、スライダ135付近の構成を示す、ガイド108を通り、かつ上下方向52及び前後方向53に沿った断面におけるカートリッジ装着部110の拡大断面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、インク供給装置100を備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面が外部に開放された開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から抜き出される。インク供給装置100が、液体供給装置に相当する。
インクカートリッジ30には、プリンタ10で使用可能なインクが貯留されている。カートリッジ装着部110に装着された状態において、インクカートリッジ30と記録ヘッド21とがインクチューブ20で接続されている。記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられている。サブタンク28は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。記録ヘッド21は、インクジェット記録方式によって、サブタンク28から供給されたインクをノズル29から選択的に吐出する。
給紙トレイ15から給紙ローラ23によって搬送経路24へ送給された記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、画像が記録用紙に記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対22によって、搬送経路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
[インクカートリッジ30]
図2及び図3に示されるように、インクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。インクカートリッジ30の内部に形成されている空間がインクを貯留するインク室36である。インク室36は、インクカートリッジ30の外観を形成している本体31の筐体とは別の部材である内部フレーム35によって形成されているが、本体31の筐体によって形成されていてもよい。
インクカートリッジ30は、図2及び図3に示された起立状態、つまり、同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して矢印50で示される方向(図5参照、以下「挿入及び取出方向50」と称する。)に沿って挿抜される。挿入及び取出方向50は水平方向に沿っている。インクカートリッジ30は、起立状態のままカートリッジ装着部110に挿抜される。この起立状態が、装着姿勢に相当する。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される向きが水平方向に沿った挿入向き56であり、取り出される向きが取出向き55である。また、起立状態における上下方向52が、重力方向に相当する。すなわち、インクカートリッジ30は、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110に挿入され、また、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110から抜き出される。なお、本実施形態では、挿入及び取出方向50が水平方向に沿っているが、挿入及び取出方向50は、重力方向や、水平方向及び重力方向と交差する方向であってもよい。
図2に示されるように、インクカートリッジ30は、略直方体形状の本体31を有する。本体31は、全体として、左右方向51に細く、上下方向52と前後方向53が左右方向51よりも大きい扁平形状である。本体31は、前後方向53に離隔した前壁40及び後壁42と、挿入及び取出方向50に延びる左右一対の側壁37,38と、側壁37,38と前壁40及び後壁42とを接続し、かつ前壁40の上端から後壁42の上端に向けて延びる上壁39、及び前壁40の下端から後壁42の下端に向けて延びる下壁41とを有しており、この6つの壁により本体31の外面がそれぞれ区画されている。なお、挿入及び取出方向50は前後方向53と平行である。
図2及び図3に示されるように、本体31において、前壁40における上下方向52の中央付近には、検知部33が設けられている。検知部33は、インク室36に通ずるように一方が開口された箱形である。検知部33は、インク室36のインク残量に応じて姿勢変化するセンサアーム60の位置が、カートリッジ装着部110に設けられた光センサによって検出されるための構成であるが、ここでは詳細な説明が省略される。
本体31の前壁40における検知部33の上方に大気連通口32が設けられている。大気連通口32は、インク室36を形成している壁を前後方向53へ貫通する貫通孔である。大気連通口32を介してインク室36の空気層と大気とが連通され得る。大気連通口32は、大気連通バルブ73によって開閉可能に構成されている。大気連通口32が開かれることによって、負圧に維持された状態のインク室36の気圧が外気圧となる。なお、大気連通バルブ73に代えて大気連通口32を封止するフィルムなどが用いられてもよい。
本体31の前壁40における検知部33の下方に、インク供給部34が設けられている。インク供給部34は、円筒形状の外形をなしており、本体31の前壁40から挿入及び取出方向50に沿って外側(挿入向き56)へ突出している。インク供給部34の突出端にはインク供給口71が形成されている。
インク供給口71からインク供給部34の内部空間を通じて、挿入及び取出方向50に延びてインク室36へ通ずるインク流路72が形成されている。インク供給口71は、インク供給バルブ70によって開閉可能に構成されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル122(図4参照)が、インク供給口71に挿入されてインク供給バルブ70を押し動かし、インク供給口71が開かれる。これにより、インク流路72を通ってインク室36から、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル122へインクが流出される。
なお、インク供給口71は、必ずしもインク供給バルブ70によって開閉可能な構成に限定されず、例えば、インク供給口71がフィルムなどで閉塞されており、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インクニードル122がフィルムを突き破ることによりインク供給口71が開かれる構成であってもよい。
本体31の上壁39における前後方向53の中央付近には、係止部45が形成されている。係止部45は、インクカートリッジ30の左右方向51及び上下方向52に拡がる係止面46を有して上壁39から上方へ突出されている。係止面46には、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態で、後述されるロック部材145が係合する。係止部45は、インクカートリッジ30を取出向き55に押し出させる付勢力を受けるものである。
本体31の後壁42側の上下方向52の上側には、回動部材80が設けられている。回動部材80は、例えば、屈曲された平板形状をなしており、その長手方向が前後方向53に沿うように配置されている。回動部材80は、前後方向53の中央付近の位置に軸83を有する。この軸83が、本体31の係止面46から後壁42側へ離間された位置において回転可能に支持されている。回動部材80は、軸83周りに回動可能である。回動部材80において、前壁40側となる先端部81は、軸83から係止面46側へ延出されている。回動部材80の後端部82は、軸83から後壁42側へ延出されている。
回動部材80に外力が付与されていない状態では、回動部材80は、自重によって先端部81が上壁39に対して最も離れた位置にある。この状態において、後端部82は、本体31の上壁39に対して最も近い位置にある。回動部材80の先端部81が下向きへ押し下げられることにより、回動部材80は、例えば、自重に抗して図3における時計回りへ回動する。回動部材80が最も時計回りに回動された状態において、先端部81は、上壁39に対して最も近い位置にあり、後端部82は、上壁39に対して最も離れた位置にある。なお、回動部材80は本体31と一体にされていてもよい。また、回動部材80は、コイルバネによって時計回りに付勢されていてもよい。その場合、回動部材80は、後端部82が下向きに押し下げられることにより、コイルバネの付勢力に抗して反時計回りに回動される。
本体31の前壁40には、第1突起85及び第2突起86が設けられている。第1突起85は、本体31の前壁40の上端に、前壁40から離れる向き(挿入向き56)へ延びるように設けられている。第1突起85の左右方向51の幅は、前壁40の幅と同じである。第1突起85の先端は、インク供給部34の先端であるインク供給口71より前壁40から離れる向き(挿入向き56)の前方に位置している。
第2突起86は、本体31の前壁40の下端に設けられている。したがって、第2突起86は、インク供給部34の下方に配置されている。第2突起86の左右方向51の幅は、前壁40の幅と同じである。第2突起86は、前壁40から離れる向き(挿入向き56)へ突出されている。第2突起86の先端面87は、インク供給部34の先端であるインク供給口71よりも、前壁40から離れる向き(挿入向き56)の前方に位置している。先端面87が、当接面に相当する。先端面87は、左右方向51及び上下方向52に拡がる平面である。
本体31の上壁39には、前後方向53に渡って延びるガイド部65が設けられている。ガイド部65は、上壁39から上方へ突出された左右方向51に対向する一対のリブによって構成されている。ガイド部65を構成する一対のリブの左右方向51における外面間の距離は、本体31における側壁37,38の外面間の距離より短い。そして、ガイド部65を構成する一対のリブの左右方向51における内面間の距離は、後述されるロック部材145の幅よりも広い。
本体31の下壁41には、前後方向53に渡って延びるガイド部66が設けられている。ガイド部66は、下壁41から下方へ突出された突片によって構成されている。ガイド部66において左右方向51に対向する一対の側壁の外面間の距離は、本体31において左右方向51に対向する一対の側壁37,38の外面間の距離より短い。ガイド部65,66は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿抜される際に、後述されるガイド溝109に挿入されて移動されるものである。
[インク供給装置100]
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。なお、図1においては、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態が示されている。
[カートリッジ装着部110]
図4及び図5に示されるように、カートリッジ装着部110の筐体を形成するケース101は、プリンタ10のユーザと対向する面側に開口112を有する。開口112を通じてケース101へインクカートリッジ30が挿抜される。インクカートリッジ30は、ケース101の内部空間の天部を画定している天面に設けられたガイド溝109にガイド部65が挿入され、ケース101の内部空間の底部を画定している底面に設けられたガイド溝109にガイド部66が挿入されることによって挿入及び取出方向50へ案内される。ケース101には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。
ケース101には、内部空間を縦方向に長い4つの空間に仕切り分ける3つのプレート102が設けられている。このプレート102によって仕切り分けられた各空間それぞれにインクカートリッジ30が収容される。
開口112と挿入及び取出方向50において対向するケース101の終面の下部に接続部103が設けられている。接続部103は、終面において、ケース101に装着された各インクカートリッジ30のインク供給部34に対応する位置にそれぞれ配置されている。本実施形態では、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つの接続部103が設けられている。
接続部103は、インクニードル122と、保持部121とを有する。インクニードル122は、管状の樹脂針からなる。インクニードル122は、ケース101の終面と表裏をなす外面側でインクチューブ20に接続されている。各インクニードル122からケース101の終面と表裏をなす外面側へ引き出された各インクチューブ20は、プリンタ10の記録ヘッド21へインクを流通可能に延出されている。なお、図4,5においては、インクチューブ20は省略されている。
保持部121は、円筒状に形成されている。保持部121の中心にインクニードル122が配置されている。図11に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インク供給部34が保持部121の円筒の内側に挿入される。このとき、インク供給部34の外周面が保持部121の円筒の内周面に接触することにより、インク供給部34が保持部121に対して位置決めされつつ挿入される。インク供給部34が保持部121へ挿入されると、インクニードル122がインク供給部34のインク供給口71に挿入される。これにより、インク室36に貯留されているインクが外部へ流出可能となる。インク室36から流出されたインクは、インクニードル122へ流入する。インクニードル122が液体供給管に相当する。
図8に示されるように、ケース101の終面には、ロッド125が設けられている。ロッド125の高さ位置は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の大気連通バルブ73の高さ位置に対応する。ロッド125は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つが設けられている。ロッド125は、ケース101の終面から開口112へ向かって挿入及び取出方向50に沿って突出する円筒形状である。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、ロッド125の先端が大気連通バルブ73に当接する。そして、大気連通バルブ73がロッド125により押し込まれて、大気連通口32が開放される。
図8に示されるように、ロック部材145がケース101に設けられている。ロック部材145は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を装着状態に保持するためのものである。ロック部材145は、ケース101の開口112付近の上側に設けられている。
ロック部材145は、例えば、支軸147を中心に揺動可能に形成されている。支軸147は、例えば、ロック部材145の開口112側の端部に設けられている。この支軸147は、例えば、ケース101に取り付けられている。これにより、ロック部材145は、ケース101の開口112付近の上側において、支軸147を中心にケース101の内部空間に対して進退するように回動可能に支持される。係合端部146は、ロック部材145の支軸147とは反対側の端部に配置される。係合端部146は、インクカートリッジ30の係止部45の係止面46と係合可能である。係合端部146が係止部45の係止面46と係合することにより、インクカートリッジ30がケース101に対して、スライダ135の付勢力に抗して、装着状態に保持される。係合端部146がケース101の内部空間に突出して係止部45と係合可能な位置となるロック部材145の回動位置(図11参照)がロック位置(第3姿勢)と称され、係合端部146がケース101の内部空間から退避して係止部45と係合しない位置(図8参照)がアンロック位置(第4姿勢)と称される。
ロック部材145に外部から力が加えられていない状態では、ロック部材145は、自重又はコイルバネ(不図示)によって、ケース101の内部空間に突出しているロック位置にある。ロック部材145に下方から力が加えられると、ロック部材145は、アンロック位置へ向かって回動する。
[スライダ135]
図4及び図5に示されるように、スライダ135は、カートリッジ装着部110の下側のガイド溝109の終面側に形成された空間130に配置されている。スライダ135は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つが設けられるが、図4及び図5においては1つのスライダ135のみが図示されており、他は省略されている。空間130は、カートリッジ装着部110の内部空間(より具体的にはケース101の内部空間)と連続している。
下側のガイド溝109の底面を形成している底壁の終面側には、底壁を貫通する開口106が挿入及び取出方向50に沿って形成されている。開口106を介して、空間130は、底壁の上方から底壁の下方まで拡がっている。開口106の左右方向51の両側の縁部は、左右方向51に相互に対向する突条のガイド107,108によって区画されている。ガイド107,108は、挿入及び取出方向50に沿って延びている。このガイド107,108に嵌合して、スライダ135が挿入及び取出方向50に沿ってスライド可能である。スライダ135の取出向き55の移動限界位置が待機位置(図8参照)と称され、装着状態のインクカートリッジ30に当接してスライダ135が挿入向き56側へスライドした位置が装着位置(図9,10,11参照)と称される。
ガイド107,108の取出向き55の端部には、開口106の左右方向51の幅を狭めるように開口106の内側へ突出したガイド面113,114が形成されている。ガイド面113,115は、取出向き55へ向かって上方へ傾斜し、挿入及び取出方向50に延びるガイド溝109の底面と連続する傾斜面である。ガイド面113,114が当接部に相当する。
図6及び図7に示されるように、スライダ135は、内部空間140を有する概ね直方体形状の本体136と、本体136の取出向き55側に設けられた当接部137と、当接部137より取出向き55へ突出した突起138を有する。また、本体136に左右方向51の両側には、一対の第1フランジ141及び第2フランジ142が設けられており、本体136の挿入向き56側であって上下方向52の下側には、コイルバネ134が接続される鈎部139が設けられている。
当接部137は、本体136の取出向き55側となる外面を形成しており、本体136から上下方向52の上方へ延出されている。当接部137によって形成される取出向き55側をなす外面、換言すればケース101の開口112を向く外面が、インクカートリッジ30の第2突起86の先端面87と当接可能である。
突起138は、当接部137の下方から取出向き55へ突出している。突起138は、当接部137の左右方向51の両端に離間されて同形状のものが一対設けられている。突起138は、左右方向51に沿って視た状態において、取出向き55へ向かって先細り形状をなしている。突起138の上面143は、当接部137の外面と直交する。突起138の下面144は、上面143及び当接部137の外面と交差する方向に突起138の先端へ向かって斜め上方へ傾斜している。
本体136の上下方向52の下側には、挿入及び取出方向50へ延びる内部空間140が形成されている。内部空間140は、本体136の取出向き55側の面、挿入向き56側の面、下面に連続して開口している。本体136の左右方向51及び上下方向52に沿った断面は、内部空間140によって下向きに開口するU字形状をなしている。
本体136の挿入向き56側には、鈎部139が設けられている。鈎部139は、下方へ突出して内部空間140に進入し、先端が挿入向き56へ曲折した形状である。鈎部139は、上下方向52において突起138及び第2フランジ142の上面より下方に位置する。したがって、スライダ135がガイド107,108に嵌合された状態において、鈎部139はケース101の内部空間より外側に位置する、つまり、下側のガイド溝109を形成している底壁の下方であって、かつ、ガイド107,108の下方に位置する。鈎部139に、コイルバネ134の一端が引っ掛けられるようにして連結される。鈎部139に連結されたコイルバネ134は、内部空間140に挿通されて本体136の挿入向き56側へ延出される。鈎部139の位置が連結位置に相当する。
本体136に左右方向51の両側には、一対の第1フランジ141及び第2フランジ142が設けられている。第2フランジ142よりも上下方向52の上方に位置する第1フランジ141は、本体136の両側面の挿入向き56側において左右方向51の外側に突出して、挿入及び取出方向50に沿って延びる突条をなしている。第1フランジ141よりも上下方向52の下方に位置する第2フランジ142は、本体136の両側面の挿入及び取出方向50全域に渡って左右方向51の外側に突出して、挿入及び取出方向50に沿って延びる突条を成している。
図12に示されるように、スライダ135は、各第1フランジ141と第2フランジ142との間隙にガイド107,108が嵌合されて、ケース101に組み付けられる。第1フランジ141と第2フランジ142との上下方向52の間隙は、ガイド107,108の上下方向52の厚みより広い。したがって、スライダ135は、ガイド107,108との嵌合の隙間の範囲で姿勢変化する。
図8に示されるように、スライダ135の突起138の端部が、上下方向52(ケース101の内外方向)においてケース101の内部空間側へ突出した姿勢が第1姿勢である。図11に示されるように、スライダ135の突起138の端部が、第1姿勢よりケース101の外側に位置する姿勢が第2姿勢である。スライダ135は、第1姿勢においてケース101へ挿入されたインクカートリッジ30の第2突起86の先端面87に突起138の端部が当接し、第2姿勢においてケース101へ挿入されたインクカートリッジ30の第2突起86の先端面87に当接部137が当接する。
図8に示されるように、空間130にはコイルバネ134が設けられている。コイルバネ134の一端はスライダ135の鈎部139に連結されている。コイルバネ134の他端は、下側のガイド溝109の底面を形成している底壁の下方、かつケース101の開口112付近に設けられた鈎部104に連結されている。鈎部104及び鈎部139に連結された状態において、コイルバネ134は前後方向53、つまり挿入及び取出方向50に沿って延出されている。
コイルバネ134は、スライダ135を開口112側、つまり、取出向き55へ向かって付勢するものである。コイルバネ134に付勢されることによって、スライダ135に外力が加えられていない状態では、スライダ135は待機位置に位置する。具体的には、スライダ135の本体136がガイド面113,114の縁と当接することによって、スライダ135がコイルバネ134の付勢力に抗して待機位置に保持される。また、スライダ135の挿入向き56側及び下側に設けられた鈎部139がコイルバネ134により取出向き55へ付勢されることにより、スライダ135は、図8における時計回りに回動し、第1フランジ141の下面の挿入向き56側の端部と第2フランジ142の上面の取出向き55側の端部がガイド107,108と当接する。これにより、スライダ135が第1姿勢に保持される。コイルバネ134が付勢部材に相当する。
[ストッパ105]
図8に示されるように、ケース101の下側のガイド溝109の開口106の上方にはストッパ105が設けられている。ストッパ105は、ケース101の終面から開口112へ向かって取出向き55へ突出されている。ストッパ105の先端は、装着位置へスライドされたスライダ135の当接部137と当接する。第1姿勢のスライダ135がストッパ105と当接することによって、第2姿勢に姿勢変化される。
[インクカートリッジ30の装着動作]
以下、図8から図11が参照されつつ、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される動作が説明される。
図8に示されるように、ケース101にインクカートリッジ30が挿入されると、ロック部材145がインクカートリッジ30の前後方向53の前側部分に乗り上げる、つまり、アンロック位置へ回動する。ロック部材145がインクカートリッジ30により下方から支持されている間は、ロック部材145は、アンロック位置へ保たれる。
ケース101にインクカートリッジ30が挿入されると、第2突起86がガイド溝109に沿って挿入向き56へ進行する。このとき、第2突起86の先端面87は、挿入及び取出方向50とほぼ直交する。インクカートリッジ30の第2突起86の先端面87がスライダ135に当接していない状態においては、スライダ135は、コイルバネ134によって取出向き55へ付勢されて、ガイド107,108において最も開口112側、すなわち待機位置に位置する。待機位置において、スライダ135は、コイルバネ134によって、突起138の端部よりもケース101の外側に位置する鈎部139において取出向き55への付勢力を受けるので、スライダ135は第1姿勢に保持されている。第1姿勢において、スライダ135の突起138の先端はケース101の内部空間に突出している。具体的には、下側のガイド溝109の底面よりも上方に位置している。
図9に示されるように、第2突起86がスライダ135へ到達すると、第2突起86の先端面87がスライダ135の突起138の端部と当接する。インクカートリッジ30が更にカートリッジ装着部110に挿入されることにより、スライダ135は、コイルバネ134の付勢力に抗して、空間130内において挿入向き56へ押圧される。このとき、スライダ135は、コイルバネ134によって、突起138の端部よりもケース101の外側に位置する鈎部139において取出向き55への付勢力を受けるので、スライダ135は、第1姿勢に保持され続ける。
また、インクカートリッジ30のインク供給部34は保持部121に接し、インクニードル122が、インク供給部34のインク供給口71に挿入される。インクニードル122がインク供給口71に挿入されてインク供給バルブ70に接し、さらにインクカートリッジ30が挿入向き56へ移動されると、インク供給バルブ70がインクニードル122に押されてインク供給口71から離れる。そして、インク供給部34が保持部121に挿入され、かつ、インクニードル122がインク供給口71に挿入されることにより、インクカートリッジ30の本体31がケース101に対して位置決めされ、インクカートリッジ30は装着状態となる。各図には示されていないが、インクニードル122の先端にはインク導入口が設けられているので、このインク導入口を通じて、インク室36からインクニードル122へインクが流入する。
図9に示されるように、インクカートリッジ30が装着状態となると、スライダ135が装着位置へ到達し、スライダ135の当接部137がストッパ105と当接する。そして、図10に示されるように、更にインクカートリッジ30が挿入向き56へ挿入されることによって、スライダ135は、当接部137とストッパ105との当接箇所を中心として、突起138が下方へ移動するようにして、図10における反時計回りへ回動する。これにより、スライダ135が第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変化する。また、スライダ135が装着位置に到達すると、インクカートリッジ30の係止部45がロック部材145の係合端部146を挿入向き56へ通りすぎ、ロック部材145がロック位置に回動する。ロック部材145がロック位置に回動すると、ロック部材145は、インクカートリッジ30の回動部材80の先端部81に当接して、下方へ押し下げる。これにより、回動部材80が回動して、後端部82が上壁39から最も離れた位置に移動する。
図11に示されるように、第2姿勢となったスライダ135は、コイルバネ134の付勢力によって突起138が当接部137の外面から突出する分だけ取出向き55へスライドして、当接部137の外面がインクカートリッジ30の第2突起86の先端面87に当接する。スライダ135の当接部137が第2突起86の先端面87に当接することによって、衝突音が発生すると共に、インクカートリッジ30に衝撃が生ずる。この衝突音を聞き、また、衝撃をインクカートリッジ30に触れている指から感じることによって、ユーザはインクカートリッジ30が装着状態となったことを認識し得る。
なお、図11に示された状態において、ロック部材145の係合端部146と係止部45の係止面46との間に隙間が形成されている。この状態から、ユーザがインクカートリッジ30を指から離すと、コイルバネ134などの付勢力によりインクカートリッジ30は取出向き55へ移動する。インクカートリッジ30が取出向き55へ移動すると、係合端部146が係止面46に接する。これにより、インクカートリッジ30が、コイルバネ134などの付勢に抗して、装着状態に保持される。スライダ135は、当接部137がインクカートリッジ30の第2突起86の先端面87に接触し、また、突起138の上面143が第2突起86の下面に接触することによって、第2姿勢に保持される。このようにして、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了する。
インクカートリッジ30のインク室36内のインクが消費されると、使用済みのインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外され、新しいインクカートリッジ30が装着される。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外されるときには、回動部材80の後端部82が、ユーザによって下向きへ押し下げられる。これにより、回動部材80の先端部81が上壁39から離れるように上向きへ移動する。この先端部81の移動に伴って、ロック部材145が、回動部材80の先端部81により上方へ押し上げられる。これにより、ロック部材145の係合端部146が係止面46より上方に位置するまで、つまり係合端部146が係止面46から離間するまでロック部材145が回動される。すなわち、ロック部材145がロック位置からアンロック位置まで回動されて、ロック部材145によるインクカートリッジ30の保持が解除される。
ロック部材145の係合端部146が係止面46から離間されることにより、本体31に付与されている外力、すなわちコイルバネ134などによる付勢力によって、本体31は、取出向き55へ移動しようとする。一方、ユーザが回動部材80を下向きへ押し下げているので、コイルバネ134などによる付勢力は、回動部材80を介して、ユーザの手によって受け止められる。そして、ユーザが本体31を取出向き55へ取り出すことにより、ロック部材145がインクカートリッジ30の前後方向53の前側部分に乗り上げ、インクニードル122がインク供給口71から退出し、スライダ135は、コイルバネ134の付勢力によって取出向き55へ移動する。
そして、スライダ135が待機位置に到達し、インクカートリッジ30の第2突起86の先端面87がスライダ135から離間すると、スライダ135がコイルバネ134に付勢されつつ、スライダ135の突起138の下面144がガイド面113,114とそれぞれ当接することにより、スライダ135が第1姿勢に案内される。このようにして、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外される。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外されると、ロック部材145は再びロック位置に回動する。なお、インクカートリッジ30が取出向き55へ取り出される過程において、インクカートリッジ30の前後方向53の後ろ側部分がユーザにより押し下げられてインクカートリッジ30が傾き、第2突起86が上方に移動した場合、スライダ135は、待機位置へ到達する前に第1姿勢に姿勢変化する可能性もある。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、カートリッジ装着部110に挿入されたインクカートリッジ30が装着状態となったことを認識し得る装着感をユーザに付与することができる。また、装着感を付与する部材であるスライダ135が、装着状態のインクカートリッジ30を取出向き55へ付勢するので、インクカートリッジ30をカートリッジ装着部110から取り出しやすくする機構と、装着感を付与する機構とを共通した部材で実現することができる。
また、コイルバネ134の伸縮範囲のうち、コイルバネ134が最も伸びた状態において、第2姿勢に変化したスライダ135がコイルバネ134により第2突起86の先端面87に当接するので、大きな衝突音が発生すると共に、インクカートリッジ30に大きな衝撃を生じさせることができる。
また、カートリッジ装着部110に設けられたガイド面113,114が、スライダ135を第1姿勢へ案内するので、待機位置にあるスライダ135が確実に第1姿勢に保持される。
また、ガイド107,108は、スライダ135の左右方向51の両側に一対として設けられているので、スライダ135が安定して挿入及び取出方向50に沿って案内される。
また、コイルバネ134が連結される鈎部139が第2フランジ142の上面よりケース101の外側に位置するので、ガイド107,108に沿ったスライド範囲において、スライダ135がコイルバネ134によって第1姿勢側へ付勢される。
また、突起138は、第1姿勢のスライダ135の当接部137の外面から上下方向52におけるケース101の内部空間側へ向かって突出されているので、インクカートリッジ30の第2突起86の先端面87に突起が当接したときに、スライダ135が第1姿勢側に向かって押される。これにより、第2突起86の先端面87との当接によって、スライダ135が第2姿勢へ姿勢変化することが防止される。
30 インクカートリッジ(液体カートリッジ)
87 先端面(当接面)
100 インク供給装置(液体供給装置)
101 ケース
105 ストッパ
107,108 ガイド
110 カートリッジ装着部
112 開口
113,114 ガイド面(当接部)
122 インクニードル(液体供給管)
134 コイルバネ(付勢部材)
135 スライダ
137 当接部(外面)
138 突起
141 第1フランジ
142 第2フランジ
145 ロック部材

Claims (9)

  1. 外部へ開口されたケースを有するカートリッジ装着部へ、当該開口を通じて液体カートリッジが挿入向きへ挿入され、当該開口を通じて挿入向きと逆向きの取出向きへ取り出される液体供給装置であって、
    上記カートリッジ装着部は、
    挿入向きに沿った挿入及び取出方向へ延びるガイドと、
    上記ガイドに案内されて挿入及び取出方向に沿って待機位置及び待機位置よりも挿入向き側の装着位置の間でスライド可能であり、上記ケースの開口を向いた外面、及び当該外面より取出向きへ突出する突起を有しており、第1姿勢及び挿入及び取出方向と直交する内外方向において当該突起の端部が第1姿勢より上記ケースの外側に位置する第2姿勢の間で姿勢変化可能なスライダと、
    上記スライダを第1姿勢へ付勢し、かつ取出向きへ付勢する付勢部材と、
    上記液体カートリッジが上記ケースへ装着状態まで挿入されるのに伴って、上記液体カートリッジにより上記待機位置から上記装着位置へスライドされた上記スライダと当接して、当該スライダを第2姿勢へ姿勢変化させるストッパと、
    少なくとも一部が上記ケースの内部空間側へ突出する第3姿勢において、装着状態の上記液体カートリッジと当接して、当該液体カートリッジが取出向きへ移動することを制止し、当該一部が第3姿勢より上記ケースの内部空間から退避する第4姿勢において、上記ケースに挿入された上記液体カートリッジと当接しないロック部材と、を具備し、
    上記スライダは、第1姿勢において上記ケースへ挿入された上記液体カートリッジに上記突起の端部が当接し、第2姿勢において上記ケースへ挿入された上記液体カートリッジに上記外面が当接する液体供給装置。
  2. 上記カートリッジ装着部は、待機位置に位置する上記スライダと当接して、上記スライダの取出向きへの移動を規制する当接部を更に具備しており、
    上記当接部は、上記スライダを第1姿勢へ案内するものである請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 上記ガイドは、上記スライダと嵌合するものであり、
    上記スライダは、上記ガイドとの嵌合の隙間の範囲で姿勢変化するものである請求項1又は2に記載の液体供給装置。
  4. 上記スライダは、内外方向に離間して配置された第1フランジ及び第2フランジを有しており、
    上記ガイドは、上記第1フランジと上記第2フランジとの内外方向の間隙を通って挿入及び取出方向へ延びる突条である請求項3に記載の液体供給装置。
  5. 上記ガイドは、挿入及び取出方向及び内外方向に直交する方向において上記スライダの両側に一対が設けられたものである請求項3又は4に記載の液体供給装置。
  6. 上記付勢部材は、上記突起の端部より内外方向における上記ケースの外側に位置する連結位置において上記スライダに連結されたものである請求項1から5のいずれかに記載の液体供給装置。
  7. 上記突起は、第1姿勢の上記スライダの外面から内外方向における上記ケースの内部空間側へ向かって突出されたものである請求項1から6のいずれかに記載の液体供給装置。
  8. 上記液体カートリッジが上記スライダに当接する当接面は、上記液体カートリッジの装着状態において、挿入及び取出方向と直交する面である請求項1から7のいずれかに記載の液体供給装置。
  9. 上記カートリッジ装着部は、上記液体カートリッジに挿入されて、上記液体カートリッジの内部に貯留された液体を外部へ供給するための液体供給管を有しており、
    上記装着状態は、上記液体カートリッジに上記液体供給管が挿入されて、上記液体カートリッジの内部に貯留された液体が外部へ供給され得る状態である請求項1から8のいずれかに記載の液体供給装置。
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