JP6089803B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
ヒートポンプユニット等の熱源によって水を加熱して得られた高温の湯を貯湯タンクに貯留し、この貯湯タンクから必要時に湯を取り出して給湯端末に供給するように構成された貯湯式給湯機が広く用いられている。貯湯タンクからの放熱ロスを抑えるため、貯湯タンクの周囲には断熱材が配置される。断熱材としては、例えば発泡ポリスチレン等の発泡性成形断熱材が従来より用いられているが、貯湯タンクの保温性能を更に向上するため、より断熱性能の高い、真空断熱材を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。真空断熱材は、発泡体、粉体、繊維体等からなるシート状の芯材(コア材)と、ガスバリア性フィルム(プラスチックフィルム、プラスチック金属ラミネートフィルム等)で構成された外皮材とからなり、内部が真空に近い減圧状態にされたものである。真空断熱材は、極めて高い断熱性能を有しているが、外皮材に穴が開いて内部の減圧状態が損なわれると、断熱性能が大きく低下する。すなわち、真空断熱材は、外皮材に小さな穴が開いただけで、スローリークを起こし、実質的に破損するので、慎重な取り扱いが必要になる。
特許文献1に記載の装置では、真空断熱材は、貯湯タンクと外郭ケースとの間の空間に、発泡断熱材と併用して設けられている。この発泡断熱材は、貯湯タンクの側面と外郭ケースの側面が近接する部分に凹部を有し、この凹部の左右に一対の溝が設けられており、平板状の真空断熱材をこの溝に上下方向からスライドして取り付けるようになっている。
特開2009−14267号公報
しかしながら、特許文献1の装置構成では、縦長な大判の真空断熱材を、発泡断熱材の凹部に上下方向からスライドして取り付ける必要があるため、真空断熱材が挿入しづらい。また、真空断熱材を発泡断熱材の凹部にスライドして挿入する際に、発泡断熱材の凹部が破損する懸念がある。更に、発泡断熱材と真空断熱材との接触挿入により、真空断熱材にダメージを与え、真空断熱材がスローリークを起こして断熱性能を損なう懸念がある。
また、特許文献1の装置構成では、縦長な大判の真空断熱材の寸法に生ずる公差を考慮して、発泡断熱材の凹部に沿って全数問題なくスライドして取り付け可能なように、凹部の左右の一対の溝は、真空断熱材の寸法公差を吸収できるだけの大きめな溝にする必要がある。そのため、発泡断熱材の凹部の溝と真空断熱材との間には隙間が生じてしまう。その結果、発泡断熱材と真空断熱材との間の隙間からの熱漏洩により、貯湯タンクの断熱性能を損なう懸念がある。
更に、特許文献1の装置構成では、修理やメンテナンス時に真空断熱材を着脱する際には、縦長な大判の真空断熱材を上方へスライドさせて取り外す必要があるため作業性が悪く、また、設置環境によっては、真空断熱材が屋根等と接触して、取り外せない場合が想定される。更に、取手の無い真空断熱材の表面を触って持ち上げて外す必要があるため、真空断熱材が破損する懸念がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、真空断熱材の取り付けが容易であり、且つ、真空断熱材の性能劣化を抑制することのできる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクを収容する略直方体形状の外郭ケースと、外郭ケースの内面に重ねて設置された平板状の真空断熱材と、外郭ケースの一つの面の内面に設置された真空断熱材と、一つの面に隣接する外郭ケースの他の面の内面に設置された真空断熱材との隙間を埋めるように位置する断熱材である隙間断熱材と、を備え、真空断熱材は、芯材を内蔵した本体部と、該本体部の外周側に外皮材により形成されたヒレ部とを有し、隙間断熱材は、上記一つの面と上記他の面とが形成する角部にあり、ヒレ部は、貯湯タンク側に曲げられており、隙間断熱材は、ヒレ部を曲げた状態に押さえる押さえ部を有するものである。
本発明によれば、貯湯タンクに沿って真空断熱材を曲げる必要がないため、真空断熱材の曲げ加工時に真空断熱材の外皮材に穴を開けるリスクがないとともに、真空断熱材の取り付け作業が容易で、コストを抑制することができる。また、真空断熱材のヒレ部を貯湯タンク側に曲げたことにより、日射等の輻射熱により外郭ケースの温度が上昇して高温になった場合でも、ヒレ部の温度上昇を抑え、真空断熱材の性能劣化を確実に抑制することができる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を図1中の切断面Aで切断した断面図である。 本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機における外郭ケースのパネルおよび真空断熱材を内面側から見た図である。 本発明の実施の形態3の貯湯式給湯機を図1中の切断面Aに相当する平面で切断した断面図である。 本発明の実施の形態4の貯湯式給湯機を図1中の切断面Aに相当する平面で切断した断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を図1中の切断面Aで切断した断面図である。これらの図に示す本実施の形態1の貯湯式給湯機1は、貯湯タンク2を備えている。貯湯式給湯機1は、外部から供給される水を熱源機により加熱して生成した高温の湯を貯湯タンク2内に貯え、その貯えた湯を給湯端末(図示省略)へ供給するものである。なお、上記熱源機としては、例えば、貯湯タンク2内に設置される電気ヒータ、あるいは貯湯タンク2とは別個に設けられるヒートポンプユニットなどが用いられるが、本実施の形態では図示および説明を省略する。
図1に示すように、貯湯式給湯機1は、略直方体形状をなす外郭ケース10と、この外郭ケース10を地面または台座等に固定する複数の脚部20とを有している。外郭ケース10および脚部20は、金属材料で構成されることが好ましい。外郭ケース10は、水平面に対し略垂直な面を形成するパネル10a〜10dと、天面を形成するパネル10eと、底面部(図示省略)とを有している。パネル10a〜10eは、それぞれが別々の部材で形成されていても良いし、パネル10a〜10eの2つ以上が一体的に形成されていても良い。
図2に示すように、外郭ケース10の内部には、貯湯タンク2と、タンク断熱材4と、真空断熱材5とが収容されている。貯湯式給湯機1は、図2に示した構成の他に、貯湯タンク2に水を供給する給水配管、貯湯タンク2から湯を取り出す給湯配管、水と湯とを混合して給湯温度を調整する混合弁などの各種の機器を外郭ケース10内に備えているが、本実施の形態では、貯湯式給湯機1の断熱構造について説明し、その他の構造物の図示および説明を省略する。
貯湯タンク2は、略円筒形状をなしている。貯湯タンク2は、タンク断熱材4により覆われている。タンク断熱材4は、例えば発泡ポリスチレン等の発泡材料で構成されていることが好ましく、貯湯タンク2の外形に合わせて成形されている。本実施の形態1では、タンク断熱材4は、貯湯タンク2の外周を全周に渡って覆っており、貯湯タンク2の表面に密着して設けられている。
外郭ケース10のパネル10a〜10dの各々の内面には、略長方形状の平板状をなす真空断熱材5が重ねて設置されている。真空断熱材5は、例えば発泡体、粉体、繊維体等からなるシート状の芯材(コア材)と、ガスバリア性フィルム(プラスチックフィルム、プラスチック金属ラミネートフィルム等)からなる外皮材とで構成され、内部が真空に近い減圧状態にされたものである。真空断熱材5は、芯材を内蔵した平板状の本体部5aと、この本体部5aの外周側に外皮材により形成された薄いヒレ部5bとを有している。真空断熱材5は、芯材を挟む両側の外皮材がヒレ部5bにて例えば熱溶着により気密的に接合されていることにより、内部の減圧状態を維持している。真空断熱材5は、極めて高い断熱性能を有しているが、内部の減圧状態が損なわれると、断熱性能が大きく低下する。すなわち、真空断熱材5は、外皮材に小さな穴が開いただけで、スローリークを起こし、実質的に破損する。このため、貯湯式給湯機1では、貯湯タンク2の保温性能を長期に渡って保持するために、真空断熱材5の外皮材の劣化を抑制すること、特に、後述するようなヒレ部5bの劣化を抑制することが極めて重要になる。
本実施の形態1では、真空断熱材5を外郭ケース10のパネル10a〜10dの内面に重ねて設置しているので、真空断熱材5を組み付ける作業を容易に行うことができる。すなわち、本実施の形態1では、真空断熱材5が貯湯タンク2の外周面に沿うように真空断熱材5を曲げ加工することが不要であるので、組み付け作業のコストを低減できる。また、組み付けの際、真空断熱材5を曲げたりスライドさせたりする必要がないので、真空断熱材5の外皮材に傷をつけてスローリークを招くようなことを確実に防止することができる。また、外郭ケース10を貯湯式給湯機1へ組み付ける際には、パネル10a〜10dの内面に予め真空断熱材5を固定しておくことにより、パネル10a〜10dと真空断熱材5とを一体的に組み付けることができる。このため、真空断熱材5が無い従来の組み付け作業とほぼ同様の作業で行うことができ、組み付け作業を簡易にすることができる。また、貯湯式給湯機1をメンテナンスあるいは修理する際には、真空断熱材5をパネル10a〜10dと一体的に着脱することができるので、作業を容易且つ迅速に行うことができる。また、真空断熱材5をパネル10a〜10dと一体的に着脱できるので、真空断熱材5に触れることなく着脱が可能である。このため、着脱作業によって真空断熱材5の外皮材に傷をつけてスローリークを招くようなことを確実に抑制することができる。また、真空断熱材5をパネル10a〜10dと一体的に着脱できるので、貯湯式給湯機1の上方に屋根があるなどの設置環境によらずに、真空断熱材5の着脱が可能となる。
真空断熱材5のヒレ部5bは、貯湯タンク2側に曲げられている。すなわち、真空断熱材5のヒレ部5bは、本体部5aに対して折り返された状態になっている。このような構成により、ヒレ部5bが外郭ケース10のパネル10a〜10dの内面に接触することを確実に防止することができる。このため、外郭ケース10のパネル10a〜10dが、日射等の輻射熱によって加熱されて高温になった場合であっても、その熱がヒレ部5bに伝熱することを確実に抑制することができる。よって、ヒレ部5bが高温になることがないので、ヒレ部5bの熱劣化によるバリア性の低下の発生を確実に抑制することができる。すなわち、経年しても、バリア性の低下による真空断熱材5の性能劣化を確実に抑制することができる。
これに対し、本実施の形態1の構成と異なり、真空断熱材5のヒレ部5bが貯湯タンク2側に曲げられていないと、ヒレ部5bが外郭ケース10のパネル10a〜10dの内面に接触する。その結果、外郭ケース10のパネル10a〜10dが、日射等の輻射熱によって加熱されて高温になった場合に、ヒレ部5bが高温になる。このため、経年によりヒレ部5bが熱劣化し、バリア性の低下が発生し、真空断熱材5の性能が劣化し易い。
また、本実施の形態1では、貯湯タンク2と真空断熱材5との間に、貯湯タンク2を覆うタンク断熱材4が設けられている。このため、貯湯タンク2内の高温の湯の熱が真空断熱材5に伝熱することを抑制することができる。よって、真空断熱材5が高温になることを抑制することができ、真空断熱材5の外皮材の熱劣化(経年変化)による真空断熱材5の断熱性能の低下を確実に抑制することができる。
また、本実施の形態1では、タンク断熱材4と真空断熱材5との間に、空気断熱層6となる空間が形成されている。そして、真空断熱材5のヒレ部5bは、この空気断熱層6に面するように配置されている。このため、本実施の形態1では、タンク断熱材4および空気断熱層6の双方によって、貯湯タンク2内の高温の湯の熱が真空断熱材5のヒレ部5bに伝熱することを確実に抑制することができる。よって、真空断熱材5のヒレ部5bが高温になることを抑制することができ、ヒレ部5bの熱劣化(経年変化)による真空断熱材5の断熱性能の低下をより確実に抑制することができる。なお、本実施の形態1では、図2のように上から見たときに、タンク断熱材4の外周側の一部の領域に空気断熱層6が形成されている。具体的には、空気断熱層6は、パネル10aの内面側と、パネル10b,10cにより形成される角部と、パネル10c,10dにより形成される角部とに形成されている。このような構成に限らず、タンク断熱材4の外周側に全周に渡って空気断熱層6が形成されていても良い。
なお、真空断熱材5のヒレ部5bは、貯湯タンク2側に曲げられた状態で、片面粘着テープ、両面粘着テープ、接着剤のうちの少なくとも一つを用いて、本体部5aに対して固定されていてもよい。これにより、ヒレ部5bが貯湯タンク2側に曲げられた状態を長期に渡ってより確実に維持することができる。
また、真空断熱材5は、外郭ケース10のパネル10a〜10dの内面に対し、片面粘着テープ、両面粘着テープ、接着剤のうちの少なくとも一つを用いて貼り付けられていることが望ましい。これにより、外郭ケース10のパネル10a〜10dと真空断熱材5との間に隙間が生ずることを確実に抑制することができ、両者の密閉不足による熱漏洩等をより確実に抑制することが可能となる。この場合、真空断熱材5の四辺をそれぞれ固定することが望ましい。
なお、ホットメルト接着剤を用いて真空断熱材5を外郭ケース10のパネル10a〜10dの内面に接着する場合には、真空断熱材5の面のうち、下側の一部の領域のみにホットメルト接着剤を用いることが望ましい。水(湯)は高温になるほど比重が小さくなる性質があるので、貯湯タンク2内の貯湯温度は上側ほど高温になり下側ほど低温になる。このため、貯湯タンク2から真空断熱材5に伝熱する場合、真空断熱材5の面の上側の領域ほど高温になる。そこで、ホットメルト接着剤を用いる場合には、真空断熱材5の面の上側の領域を避けて、下側の一部の領域のみにホットメルト接着剤を用いることにより、ホットメルト接着剤の接着状態に対する、貯湯タンク2の熱の影響を確実に抑制することができる。
上述した実施の形態1では、外郭ケース10の面のうち、水平面に対し略垂直な面を形成するパネル10a〜10dの内面にそれぞれ真空断熱材5を配置した構成を例に説明したが、本発明では、パネル10a〜10dのうちに、真空断熱材5が配置されないパネルが1つ以上あっても良い。真空断熱材5が配置されないパネルが存在する場合には、そのパネルに面する側のタンク断熱材4の厚さを厚くすることによって同等の断熱性能を得るようにしても良い。また、本発明は、外郭ケース10の面のうち、天面を形成するパネル10eの内面側に真空断熱材5を配置する場合にも、上述した実施の形態1と同様に適用することができる。
実施の形態2.
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図3は、本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機1における外郭ケース10のパネル10aおよび真空断熱材5を内面側から見た図である。
図3に示すように、本実施の形態2の貯湯式給湯機1における外郭ケース10のパネル10aには、パネル10aを固定するための、または他の内蔵機器を固定するための、1または複数のネジ固定部9が存在している。真空断熱材5には、1または複数の切欠き5cが形成されている。切欠き5cは、ネジ固定部9を避けるような位置に形成されている。本実施の形態2では、このような切欠き5cを真空断熱材5に形成したことにより、真空断熱材5とネジ固定部9との接触を確実に回避することができる。このため、真空断熱材5とネジ固定部9との接触による真空断熱材5の外皮材の穴開きを防止することができ、真空断熱材5の断熱性能の劣化をより確実に抑制することができる。また、真空断熱材5を外郭ケース10のパネル10aに固定する際に、切欠き5cの位置をネジ固定部9に合わせるようにして真空断熱材5を配置することにより、真空断熱材5を正しい位置に容易に配置することができる。このように、切欠き5cは、真空断熱材5を固定する位置を決める位置決め手段としても機能し得る。これにより、真空断熱材5の組み付け作業を更に容易に行うことができる。
なお、本実施の形態2では、真空断熱材5に切欠き5cを形成する場合について説明したが、切欠き5cに代えて、真空断熱材5にネジ固定部9を避けるような位置に穴を形成しても良い。その場合であっても、上記と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図4は、本発明の実施の形態3の貯湯式給湯機を図1中の切断面Aに相当する平面で切断した断面図である。
図4に示す本実施の形態3の貯湯式給湯機1では、外郭ケース10のパネル10aは、外郭ケース10の他の部分に対して、取り外し可能になっている。パネル10aを着脱する際には、パネル10aの内面に取り付けられた真空断熱材5がパネル10aと一体となって着脱される。これにより、外郭ケース10の組み付け作業を容易に行うことができる。また、貯湯式給湯機1をメンテナンスあるいは修理する際に、パネル10aおよび真空断熱材5の着脱を容易且つ迅速に行うことができ、作業性に優れる。
本実施の形態3の外郭ケース10には、パネル10aを支持する支持部材としてのステー12が備えられている。ステー12は、パネル10bとパネル10dとの間に掛け渡すようにして設置されている。ステー12は、その両端部付近に形成された固定部12aと、両固定部12aの間に形成された凹部12bとを有している。パネル10aは、ステー12の固定部12aに対してネジ(図示省略)を用いて固定することができる。ステー12の凹部12bは、パネル10aを取り付けた際に、パネル10aの内面に取り付けられた真空断熱材5を避けるような形状に形成されている。本実施の形態3では、このような構成により、真空断熱材5とステー12(支持部材)との接触を確実に回避することができるので、真空断熱材5とステー12との接触による真空断熱材5の外皮材の穴開きを防止することができ、真空断熱材5の断熱性能の劣化をより確実に抑制することができる。
実施の形態4.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図5は、本発明の実施の形態4の貯湯式給湯機を図1中の切断面Aに相当する平面で切断した断面図である。
図5に示す本実施の形態4の貯湯式給湯機1では、外郭ケース10のパネル10aの内面に設置された真空断熱材5と、パネル10aに隣接するパネル10bの内面に設置された真空断熱材5との間に形成される隙間を埋めるように位置する隙間断熱材13Aを備えている。同様にして、パネル10bの内面に設置された真空断熱材5とパネル10cの内面に設置された真空断熱材5との隙間を埋める隙間断熱材13Bと、パネル10cの内面に設置された真空断熱材5とパネル10dの内面に設置された真空断熱材5との隙間を埋める隙間断熱材13Cと、パネル10dの内面に設置された真空断熱材5とパネル10aの内面に設置された真空断熱材5との隙間を埋める隙間断熱材13Dとが更に備えられている。これらの隙間断熱材13A〜13Dは、例えば発泡ポリスチレン等の発泡材料で成形されていることが好ましい。このようにして、本実施の形態4では、外郭ケース10の隣接するパネルに取り付けられた真空断熱材5同士の間の隙間を隙間断熱材13A〜13Dで埋めることができるので、当該隙間からの熱漏洩を確実に抑制することができる。このため、貯湯タンク2の保温性能を更に向上することができる。
隙間断熱材13A〜13Dには、真空断熱材5のヒレ部5bを貯湯タンク2側に曲げた状態に維持するようにヒレ部5bを押さえるための押さえ部13aがそれぞれ設けられている。本実施の形態4では、真空断熱材5のヒレ部5bが本体部5a側に折り返された状態が保持されるように、隙間断熱材13A〜13Dの押さえ部13aによりヒレ部5bが押さえられる。これにより、真空断熱材5のヒレ部5bが貯湯タンク2側に曲げられた状態を長期間に渡って確実に維持することができる。このため、ヒレ部5bが外郭ケース10のパネル10a〜10dの内面に接触することをより確実に防止することができる。その結果、外郭ケース10のパネル10a〜10dが、日射等の輻射熱によって加熱されて高温になった場合であっても、ヒレ部5bが高温になることがない。したがって、本実施の形態4によれば、ヒレ部5bの熱劣化を長期間に渡ってより確実に抑制することができ、バリア性の低下の発生をより確実に抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明では、上述した複数の実施の形態の特徴を任意に組み合わせて実施しても良い。
1 貯湯式給湯機、2 貯湯タンク、4 タンク断熱材、5 真空断熱材、5a 本体部、5b ヒレ部、5c 切欠き部、6 空気断熱層、9 ネジ固定部、10 外郭ケース、10a〜10e パネル、12 ステー、12a 固定部、12b 凹部、13A〜13D 隙間断熱材、13a 押さえ部、20 脚部

Claims (8)

  1. 湯を貯留する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクを収容する略直方体形状の外郭ケースと、
    前記外郭ケースの内面に重ねて設置された平板状の真空断熱材と、
    前記外郭ケースの一つの面の内面に設置された前記真空断熱材と、前記一つの面に隣接する前記外郭ケースの他の面の内面に設置された前記真空断熱材との隙間を埋めるように位置する断熱材である隙間断熱材と、
    を備え、
    前記真空断熱材は、芯材を内蔵した本体部と、該本体部の外周側に外皮材により形成されたヒレ部とを有し、
    前記隙間断熱材は、前記一つの面と前記他の面とが形成する角部にあり、
    前記ヒレ部は、前記貯湯タンク側に曲げられており、
    前記隙間断熱材は、前記ヒレ部を曲げた状態に押さえる押さえ部を有する貯湯式給湯機。
  2. 前記真空断熱材は、前記外郭ケースに対し、片面粘着テープ、両面粘着テープ、接着剤のうちの少なくとも一つを用いて貼り付けられている請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記真空断熱材は、前記外郭ケースに対し、ホットメルト接着剤を用いて貼り付けられており、
    前記ホットメルト接着剤は、前記真空断熱材の面のうちの下側の一部の領域に用いられている請求項1記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記貯湯タンクを覆う断熱材であるタンク断熱材を備える請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記真空断熱材は、前記外郭ケースに存在するネジ固定部を避けるように形成された切欠きまたは穴を有する請求項1乃至の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記切欠きまたは前記穴は、前記真空断熱材の固定位置を決める位置決め手段として機能する請求項記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記外郭ケースを構成するパネルを支持する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記真空断熱材を避けるように形成された凹部を有する請求項1乃至の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記真空断熱材は、前記外郭ケースを構成するパネルの内面に取り付けられており、前記パネルと一体となって取り外し可能である請求項1乃至の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
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