JP5586363B2 - 食品貯蔵庫 - Google Patents

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実施例は食品貯蔵庫に関する。
食品貯蔵庫には前面が開口する箱状のキャビネットを備えたものがある。このキャビネットは常温度に比べて低温度の冷気が供給されるものであり、食品はキャビネットの内部空間に収納されることで冷蔵保存または冷凍保存される。
特開平04−148181号公報 特開平04−300496号公報
本件出願人は複数の断熱パネルを相互に組合せることからキャビネットを構成することを提案した。これら複数の断熱パネルのそれぞれは袋体の内部をコア材の収納状態で真空化したものであり、隣接する2つの断熱パネル相互間にはコア材が存在しない非存在領域が形成される。このため、キャビネットの外部から断熱パネル相互間の非存在領域を通ってキャビネットの内部に熱が進入する虞がある。
実施例の食品貯蔵庫は、使用者側である前面が開口する箱状をなすと共に内部に冷気が供給されるものであって第1の断熱パネルおよび第2の断熱パネルを有するキャビネットと、前記キャビネットの内側または外側に設けられた補助断熱材を備え、前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルのそれぞれは「1)気密状態に密閉されたものであって内部が大気圧に比べて低い低圧力にされた袋体」および「2)袋体の内部に収納されたコア材」を有するものであって前記第1の断熱パネルのコア材および前記第2の断熱パネルのコア材がいずれも存在しない非存在領域を介して相互に隣接し、前記補助断熱材は、予め成形された成形品であり、前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルのそれぞれに比べて前記キャビネットの内部空間の側または外部空間の側から前記非存在領域に対向し、カバーによって覆われているところに特徴を有する。
実施例1を示す図(aはキャビネットの外観を斜め前方から分解状態で示す図、bはキャビネットの外観を斜め前方から組立て状態で示す図) キャビネットの天板および後板相互間の接合状態を示す断面図 真空断熱パネルを示す断面図 実施例2を示す図2相当図 実施例3を示す図1の(b)相当図 (a)はキャビネットの天板部および後板部を示す断面図、(b)はキャビネットの左側板部を示す断面図 補助断熱材および真空断熱パネルの外観を示す図 実施例4を示す図7相当図 実施例5を示す図6の(a)相当図
図1のキャビネット1は前面が開口する箱状をなすものであり、天板2と後板3と左側板4と右側板5と底板6を相互に組合せることから構成されている。このキャビネット1の内部空間には水平な断熱仕切板7が固定されている。この断熱仕切板7は中空状のケース内に発泡スチロール等の固形状の断熱材を収納することから構成されたものであり、キャビネット1の内部には断熱仕切板7の上方に位置して冷蔵室8が形成され、断熱仕切板7の下方に位置して冷凍室9が形成されている。冷蔵室8は天板2と後板3と左側板4と右側板5と断熱仕切板7で囲まれた前面が開口する空間部を称するものであり、食品を冷蔵保存するための冷蔵温度帯域にコントロールされる。冷凍室9は後板3と左側板4と右側板5と底板6と断熱仕切板7で囲まれた前面が開口する空間部を称するものであり、食品を冷凍保存するための冷凍温度帯域(<冷蔵温度帯域)にコントロールされる。
キャビネット1にはRドアおよびFドアのそれぞれが装着されている。Rドアは閉鎖状態および開放状態相互間で使用者が操作することが可能なものであり、冷蔵室8の前面はRドアの閉鎖状態で気密状態に閉鎖され、Rドアの開放状態で食品を出し入れすることが可能に開放される。Fドアは閉鎖状態および開放状態相互間で使用者が操作することが可能なものであり、冷凍室9の前面はFドアの閉鎖状態で気密状態に閉鎖され、Fドアの開放状態で食品を出し入れすることが可能に開放される。
キャビネット1の後板3にはキャビネット1の外部に位置してR冷気ダクトが固定されている。このR冷気ダクトは入口および出口を有する通路状をなすものであり、R冷気ダクトの入口および出口のそれぞれは冷蔵室8内に接続されている。このR冷気ダクト内にはRエバポレータおよびRファン装置が固定されている。Rファン装置は冷蔵室8内の空気をR冷気ダクトの入口からR冷気ダクト内に吸引してR冷気ダクトの出口から冷蔵室8内に戻すものであり、Rエバポレータはコンプレッサからコンデンサを通して冷媒が供給されることで冷気を生成するものであり、Rファン装置の運転状態でRエバポレータに冷媒が供給されている場合にはR冷気ダクトの出口から冷蔵室8内に冷気が放出されることで冷蔵室8内が冷却される。
キャビネット1の後板3にはキャビネット1の外部に位置してF冷気ダクトが固定されている。このF冷気ダクトは入口および出口を有する通路状をなすものであり、F冷気ダクトの入口および出口のそれぞれは冷凍室9内に接続されている。このF冷気ダクト内にはFエバポレータおよびFファン装置が固定されている。Fファン装置は冷凍室9内の空気をF冷気ダクトの入口からF冷気ダクト内に吸引してF冷気ダクトの出口から冷凍室9内に戻すものであり、Fエバポレータはコンプレッサからコンデンサを通して冷媒が供給されることで冷気を生成するものであり、Fファン装置の運転状態でFエバポレータに冷媒が供給されている場合にはF冷気ダクトの出口から冷凍室9内に冷気が放出されることで冷凍室9内が冷却される。
1.キャビネット1の天板2の説明
外カバー10は、図2に示すように、下面が開口する皿状をなすものであり、主板部11と前板部12と後板部13と左板部と右板部を有している。主板部11は水平な長方形状をなすものであり、前板部12は主板部11の前端面に沿って左右方向へ指向し、後板部13は主板部11の後端面に沿って左右方向へ指向し、左板部は主板部11の左端面に沿って前後方向へ指向し、右板部は主板部11の右端面に沿って前後方向へ指向している。この外カバー10はキャビネット1の外部空間の側に位置するものであり、1枚の鋼板を加工することから構成されている。この外カバー10の前板部12と後板部13と左板部と右板部は主板部11を取囲むフランジを構成するものであり、前板部12には折曲部14が形成されている。この折曲部14は外カバー10の基材である鋼板を折曲げることから構成されたものであり、前板部12に後方から隙間を介して対向している。
外カバー10には、図2に示すように、キャビネット1の内部空間の側に位置して合成樹脂製の内カバー15が装着されている。この内カバー15は上面が開口する皿状をなすものであり、主板部16と前板部17と後板部18と左板部と右板部を有している。主板部16は水平な長方形状をなすものであり、前板部17は主板部16の前端面に沿って左右方向へ指向し、後板部18は主板部16の後端面に沿って左右方向へ指向し、左板部は主板部16の左端面に沿って前後方向へ指向し、右板部は主板部16の右端面に沿って前後方向へ指向している。この内カバー15の前板部17と後板部18と左板部と右板部は主板部16を取囲むフランジを構成するものであり、主板部16には下方へ突出する突部19が形成され、前板部17には後方へ突出する爪部20が形成されている。
外カバー10および内カバー15相互間は、図2に示すように、クリップ21を介して固定されている。このクリップ21は2つの締結部22相互間を連結部23を介して連結した形状をなすものであり、両締結部22は隙間を介して相互に対向し、後方の締結部22には前方へ突出する爪部24が形成されている。このクリップ21の両締結部22相互間の隙間には外カバー10の折曲部14および内カバー15の前板部17のそれぞれが挿入されており、クリップ21の爪部24には内カバー15の爪部20が係合している。これら外カバー10の折曲部14および内カバー15の前板部17のそれぞれが両締結部22相互間の隙間に挿入された状態では両締結部22のそれぞれが互いに接近する方向に弾性復元力を発揮し、外カバー10の折曲部14および内カバー15の前板部17が両締結部22の弾性復元力で互いに接触した状態に拘束され、クリップ21がクリップ21の爪部24および内カバー15の爪部20相互間の係合力で上方へ抜止めされている。これら外カバー10および内カバー15相互間がクリップ21を介して固定された状態では内カバー15の主板部16が外カバー10の主板部11に下方から隙間を介して対向し、内カバー15の後板部18が外カバー10の後板部13に前方から隙間を介して対向し、内カバー15の左板部が外カバー10の左板部に右方から接触し、内カバー15の右板部が外カバー10の右板部に左方から接触する。
内カバー15の後板部18には、図2に示すように、左右方向へ指向する水平な座板部25が形成されている。この座板部25は外カバー10および内カバー15相互間がクリップ21を介して固定された状態で外カバー10の主板部11に下方から隙間を介して対向するものであり、内カバー15の座板部25および外カバー10の主板部11相互間の隙間にはシール材26が介在されている。このシール材26は内カバー15の基材の合成樹脂に比べて軟質な合成樹脂またはゴムからなるものであり、内カバー15の座板部25および外カバー10の主板部11相互間の隙間を塞いでいる。
外カバー10および内カバー15は、図2に示すように、クリップ21を介して固定された状態で中空状のパネルケース27を構成するものである。このパネルケース27は第1のケースに相当するものであり、パネルケース27の内部には真空断熱パネル28が収納されている。この真空断熱パネル28は、図3に示すように、ガスバリア29およびコア材30を有するものである。ガスバリア29は合成樹脂製の2枚のフィルム31相互間を外周部でヒートシールすることから袋状に構成されたものであり、2枚のフィルム31のそれぞれには薄膜32が形成されている。これら2つの薄膜32のそれぞれはアルミニウムを材料とするものであり、ガスバリア29の内部および外部相互間で空気が流通することを防止する。このガスバリア29は袋体に相当するものであり、気密状態に密閉されている。コア材30はグラスウールを板状に成形することから構成されたものであり、コア材30のガラス繊維相互間には空間が形成されている。このコア材30はガスバリア29の定形性を高めるものであり、ガスバリア29の内部空間はコア材30の収納状態で空気が吸引されることで真空化されている。この真空断熱パネル28は第1の断熱パネルに相当するものであり、図2に示すように、ガスバリア29のうちヒートシールされた外周部を折曲げた状態でパネルケース27内に収納されている。
2.キャビネット1の後板3の説明
後板3は、図2に示すように、パネルケース33の内部に真空断熱パネル28を収納することから構成されたものであり、パネルケース33は第2のケースに相当し、パネルケース33内の真空断熱パネル28は第2の断熱パネルに相当する。このパネルケース33は鋼板製の外カバー34および合成樹脂製の内カバー35を相互に組合せてなる中空状をなすものであり、後板2および天板3相互間は後板3の外カバー34の上端部を天板2の外カバー10の後板部13に溶接することで接合されている。この後板2の左右方向の幅寸法は天板2と同一に設定されており、天板2および後板3相互間は前方から見て左端面および右端面のそれぞれが相互に重なるように接合されている。これら天板2および後板3相互間が接合された状態では天板2の真空断熱パネル28のコア材30の後端面および後板3の真空断熱パネル28のコア材30の上端面相互間に非存在領域36が形成される。この非存在領域36は両真空断熱パネル28のコア材30がいずれも存在しない領域であり、左右方向へ指向している。
内カバー35の上端部には、図2に示すように、天板受け37が形成されている。この天板受け37は内カバー35の残りの部分に対して前方へ突出するものであり、天板2の内カバー15を下方から支持している。この天板受け37は天板2の突部19に後方から接触することで後板3を天板2に対して前後方向の目標位置に配置するものであり、天板2の左端面から右端面までと同一の左右方向の長さ寸法を有している。この天板受け37の後端部には座板部38が形成されている。この座板部38は外カバー34に隙間を介して対向するものであり、座板部38および外カバー34相互間の隙間にはシール材39が介在されている。このシール材39は内カバー35の基材の合成樹脂に比べて軟質な合成樹脂またはゴムからなるものであり、座板部38および外カバー34相互間の隙間を塞いでいる。この内カバー35はカバーに相当し、天板受け37は突部に相当する。
天板受け37および真空断熱パネル28相互間には、図2に示すように、空間状の断熱材収納部40が形成されている。この断熱材収納部40は非存在領域36の左端から右端までと同一の左右方向の長さ寸法を有するものであり、断熱材収納部40内には固形状の補助断熱材41が収納されている。この補助断熱材41は真空断熱パネル28に比べて断熱性が低いものであり、非存在領域36の左端から右端までと同一の左右方向の長さ寸法を有している。この補助断熱材41は発泡スチロールまたはウレタン等の合成樹脂を予め決められた一定の形状に成形してなる成形品からなるものであり、天板2の真空断熱パネル28および後板3の真空断熱パネル28のそれぞれに比べてキャビネット1の内側に配置されている。この補助断熱材41は非存在領域36の左右方向の全体を介してキャビネット1の外部空間に対向するものであり、下方から見て天板2の真空断熱パネル28のコア材30に重なり、前方から見て後板3の真空断熱パネル28のコア材に重なる。
3.キャビネット1の左側板4と右側板5と底板6のそれぞれの説明
左側板4〜底板6のそれぞれはパネルケースの内部に真空断熱パネルを収納することから構成されたものである。これら左側板4〜底板6のそれぞれのパネルケースは鋼板製の外カバーおよび合成樹脂製の内カバーを相互に組合せてなる中空状をなすものであり、左側板4は左側板4の外カバーを天板2の外カバー10および後板3の外カバー34のそれぞれに溶接することで接合され、右側板5は右側板5の外カバーを天板2の外カバー10および後板3の外カバー34のそれぞれに溶接することで接合され、底板6は底板6の外カバーを後板3の外カバー34と左側板の外カバーと右側板の外カバーのそれぞれに溶接することで接合されている。
左側板4の真空断熱パネルのコア材および天板2の真空断熱パネル28のコア材30相互間と左側板4の真空断熱パネルのコア材および後板3の真空断熱パネル28のコア材30相互間と右側板5の真空断熱パネルのコア材および天板2の真空断熱パネル28のコア材30相互間と右側板5の真空断熱パネルのコア材および後板3の真空断熱パネル28のコア材30相互間と底板6の真空断熱パネルのコア材および左側板4の真空断熱パネルのコア材相互間と底板6の真空断熱パネルのコア材および右側板5の真空断熱パネルのコア材相互間と底板6の真空断熱パネルのコア材および後板3の真空断熱パネル28のコア材30相互間の7箇所のそれぞれには真空断熱パネルのコア材が存在しない非存在領域が形成されており、7つの非存在領域のそれぞれはキャビネット1内の隅部に発泡スチロールまたはウレタン等の成形品からなる補助断熱材を固定することで断熱性が高められている。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
補助断熱材41を天板2の真空断熱パネル28のコア材30および後板3の真空断熱パネル28のコア材30相互間の非存在領域36に対向配置した。このため、キャビネット1の外部空間から非存在領域36を通ってキャビネット1の内部空間に熱が進入することが補助断熱材41の非存在状態に比べて低く抑えられるので、冷蔵室8内および冷凍室9内のそれぞれを補助断熱材41の非存在状態に比べて少ない冷気の供給量で目標温度帯域にコントロールできる。従って、Rファン装置とFファン装置とコンプレッサのそれぞれの運転時間が補助断熱材41の非存在状態に比べて短縮されるので、消費電力量が補助断熱材41の非存在状態に比べて少なくなる。
補助断熱材41を非存在領域36の左右方向の全域に対向させたので、補助断熱材41を非存在領域36の左右方向の一部に対向させる場合に比べて断熱性が高まる。補助断熱材41を天板2の真空断熱パネル28および後板3の真空断熱パネル28相互間の交差部分に配置した。これら両真空断熱パネル28は相互に直角に交差するものであり、1枚の真空断熱パネルを直角に折曲げる場合を除いて両真空断熱パネル28相互間には面積が大きな非存在領域36が残る。この面積が大きな非存在領域36に補助断熱材41を対向配置したので、断熱性が高まる。
後板3の内カバー35に突状の天板受け37を設け、後板3の天板受け37および後板3の真空断熱パネル28相互間の断熱材収納部40内に補助断熱材41を収納した。このため、補助断熱材41がキャビネット1の内部空間から隔絶されるので、使用者が食品を冷蔵室8内に収納する場合に食品が補助断熱材41に直接的に接触することがなくなり、使用者が冷蔵室8内を覗き込んだ場合の冷蔵室8内の見栄えが高まる。パネルケース27内に真空断熱パネル28を収納することからキャビネット1の天板2を構成し、パネルケース33内に真空断熱パネル28を収納することからキャビネット1の後板3を構成したので、天板2の外カバー10および後板3の外カバー34を相互に溶接することで2つの真空断熱パネル28相互間を組合せることができる。
後板3の内カバー35には、図4に示すように、補助断熱材41が固定されている。この補助断熱材41は天板2の突部19に後方から接触することで後板3を天板2に対して前後方向の目標位置に配置するものであり、キャビネット1の内部空間に配置されている。この補助断熱材41は非存在領域36の左右方向の全体を介してキャビネット1の外部空間に対向するものであり、下方から見て天板2の真空断熱パネル28のコア材30に重なり、前方から見て後板3の真空断熱パネル28のコア材30に重なっている。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
補助断熱材41を天板2の真空断熱パネル28のコア材30および後板3の真空断熱パネル28のコア材30相互間の非存在領域36に対向配置したので、キャビネット1の外部空間から非存在領域36を通ってキャビネット1の内部空間に熱が進入することが補助断熱材41の非存在状態に比べて低く抑えられる。補助断熱材41をキャビネット1の内部空間に配置したので、パネルケース27およびパネルケース33相互間の接合状態でパネルケース27の内カバー15およびパネルケース33の内カバー35のそれぞれに補助断熱材41を接着することができる。
図5のキャビネット51は前面が開口する箱状をなすものであり、天板部と後板部と左側板部と右側板部と底板部を有している。このキャビネット51は外箱52および内箱53を相互に接合することから構成されたものであり、外箱52および内箱53相互間には天板部〜底板部のそれぞれに位置して空間部が形成されている。これら外箱52および内箱53のそれぞれは前面が開口する箱状をなすものであり、外箱52は複数枚の鋼板を相互に接合することから構成され、内箱53は合成樹脂を射出成形することから構成されている。このキャビネット51の内部には断熱仕切板7が固定されており、キャビネット51の内部には断熱仕切板7の上方に位置して冷蔵室8が形成され、断熱仕切板7の下方に位置して冷凍室9が形成されている。
外箱52および内箱53相互間の空間部には、図6に示すように、真空断熱パネル54と真空断熱パネル55と真空断熱パネル56と真空断熱パネル57が収納されている。これら真空断熱パネル54〜57のそれぞれはガスバリア29およびコア材30を有するものであり、ガスバリア29の内部空間はコア材30の収納状態で真空引きされている。真空断熱パネル54はキャビネット51の天井部に配置され、真空断熱パネル55はキャビネット51の後板部に配置されたものであり、真空断熱パネル54および真空断熱パネル55相互間には真空断熱パネル54のコア材30および真空断熱パネル55のコア材30がいずれも存在しない非存在領域58が形成されている。この真空断熱パネル54は第1の断熱パネルに相当し、真空断熱パネル55は第2の断熱パネルに相当する。真空断熱パネル56および真空断熱パネル57のそれぞれはキャビネット51の左側板部に配置されたものであり、真空断熱パネル56および真空断熱パネル57相互間には真空断熱パネル56のコア材30および真空断熱パネル57のコア材30がいずれも存在しない非存在領域59が形成されている。この真空断熱パネル56は第1の断熱パネルに相当し、真空断熱パネル57は第2の断熱パネルに相当する。
内箱53には、図6の(a)に示すように、キャビネット51の天板部および後板部相互間の交差部分に位置して突部60が形成されている。この内箱53はカバーに相当するものであり、真空断熱パネル54と真空断熱パネル55と突部60との間には空間状の断熱材収納部61が形成されている。この断熱材収納部61内には発泡スチロールまたはウレタンの成形品からなる補助断熱材62が収納されており、補助断熱材62は、図7に示すように、真空断熱パネル54および真空断熱パネル55のそれぞれに比べてキャビネット51の内側から非存在領域58の全てに対向している。この補助断熱材62は、図6の(a)に示すように、キャビネット51の内部空間から隔絶されたものであり、下方から見て真空断熱パネル54のコア材30に重なり、前方から見て真空断熱パネル55のコア材30に重なっている。
内箱53には、図6の(b)に示すように、発泡スチロールまたはウレタンの成形品からなる補助断熱材63が固定されており、補助断熱材63は真空断熱パネル56および真空断熱パネル57のそれぞれに比べてキャビネット51の内側から非存在領域59の全てに対向している。この補助断熱材63はキャビネット51の内部空間に配置されたものであり、右方から見て真空断熱パネル56のコア材30および真空断熱パネル57のコア材30それぞれに重なっている。
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
補助断熱材62を真空断熱パネル54のコア材30および真空断熱パネル55のコア材30相互間の非存在領域58に対向配置したので、キャビネット51の外部空間から非存在領域58を通ってキャビネット51の内部空間に熱が進入することが補助断熱材62の非存在状態に比べて低く抑えられる。補助断熱材63を真空断熱パネル56のコア材30および真空断熱パネル57のコア材30相互間の非存在領域59に対向配置したので、キャビネット51の外部空間から非存在領域59を通ってキャビネット51の内部空間に熱が進入することが補助断熱材63の非存在状態に比べて低く抑えられる。
補助断熱材62を非存在領域58の全域に対向させたので、補助断熱材62を非存在領域58の左右方向の一部に対向させる場合に比べて断熱性が高まる。補助断熱材63を非存在領域59の全域に対向させたので、補助断熱材63を非存在領域59の前後方向の一部に対向させる場合に比べて断熱性が高まる。補助断熱材62を断熱材収納部61内に収納したので、使用者が食品を冷蔵室8内に収納する場合に食品が補助断熱材62に直接的に接触することがなくなり、使用者が冷蔵室8内を覗き込んだ場合の冷蔵室8内の見栄えが高まる。補助断熱材63をキャビネット51の内部空間に配置したので、内箱53に補助断熱材63を接着することができる。
キャビネット51の断熱材収納部61内には、図8に示すように、左端部および右端部のそれぞれに位置して補助断熱材71が収納されている。これら2つの補助断熱材71のそれぞれは発泡スチロールまたはウレタンの成形品からなるものであり、真空断熱パネル54および真空断熱パネル55のそれぞれに比べてキャビネット51の内側から真空断熱パネル54のコア材30および真空断熱パネル55のコア材30相互間の非存在領域58の一部に対向している。これら2つの補助断熱材71のそれぞれはキャビネット51の内部空間から隔絶されたものであり、下方から見て真空断熱パネル54のコア材30に重なり、前方から見て真空断熱パネル55のコア材30に重なっている。
上記実施例4によれば次の効果を奏する。
2つの補助断熱材71のそれぞれを非存在領域58に対向配置したので、キャビネット51の外部空間から非存在領域58を通ってキャビネット51の内部空間に熱が進入することが両補助断熱材71の非存在状態に比べて低く抑えられる。
キャビネット51の内箱53には、図9に示すように、天板部および後板部相互間の交差部分に位置して円弧部81が形成されている。この円弧部81は垂直な破断線に沿う断面が円弧状をなすものであり、円弧部81には補助断熱材82が固定されている。この補助断熱材82は発泡スチロールまたはウレタンの成形品からなるものであり、真空断熱パネル54および真空断熱パネル55のそれぞれに比べてキャビネット51の内側から真空断熱パネル54のコア材30および真空断熱パネル55のコア材30相互間の非存在領域58の全てに対向している。この補助断熱材82はキャビネット51の内部空間に配置されたものであり、下方から見て真空断熱パネル54のコア材30に重なり、前方から見て真空断熱パネル55のコア材30に重なっている。
上記実施例5によれば次の効果を奏する。
補助断熱材82を非存在領域58に対向配置したので、キャビネット51の外部空間から非存在領域58を通ってキャビネット51の内部空間に熱が進入することが補助断熱材82の非存在状態に比べて低く抑えられる。補助断熱材82をキャビネット51の内部空間に配置したので、内箱53に補助断熱材82を接着することができる。
上記実施例1〜実施例5のそれぞれにおいては、補助断熱材41または補助断熱材62または補助断熱材63または補助断熱材71または補助断熱材82として真空断熱パネルを用いても良い。
上記実施例1〜実施例5のそれぞれにおいては、補助断熱材を相互に隣接する2つの真空断熱パネルのそれぞれに比べてキャビネットの外側から当該2つの真空断熱パネルのコア材相互間の非存在領域に対向させ、キャビネットの外部空間から非存在領域を通ってキャビネットの内部空間に熱が進入することを補助断熱材によって低く抑えても良い。
1はキャビネット、27はパネルケース(第1のケース)、28は真空断熱パネル(第1の断熱パネル,第2の断熱パネル)、29はガスバリア(袋体)、30はコア材、33はパネルケース(第2のケース)、35は内カバー(カバー)、36は非存在領域、37は天板受け(突部)、40は断熱材収納部、41は補助断熱材、51はキャビネット、53は内箱(カバー)、54は真空断熱パネル(第1の断熱パネル)、55は真空断熱パネル(第2の断熱パネル)、56は真空断熱パネル(第1の断熱パネル)、57は真空断熱パネル(第2の断熱パネル)、58は非存在領域、59は非存在領域、60は突部、61は断熱材収納部、62は補助断熱材、63は補助断熱材、71は補助断熱材、82は補助断熱材を示す。

Claims (6)

  1. 使用者側である前面が開口する箱状をなすと共に内部に冷気が供給されるものであって、第1の断熱パネルおよび第2の断熱パネルを有するキャビネットと、
    前記キャビネットの内側または外側に設けられた補助断熱材を備え、
    前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルのそれぞれは、次の1)袋体および次の2)コア材を有するものであって前記第1の断熱パネルのコア材および前記第2の断熱パネルのコア材がいずれも存在しない非存在領域を介して相互に隣接し、
    1)気密状態に密閉されたものであって、内部が大気圧に比べて低い低圧力にされた袋体
    2)袋体の内部に収納されたコア材
    前記補助断熱材は、予め成形された成形品であり、前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルのそれぞれに比べて前記キャビネットの内部空間の側または外部空間の側から前記非存在領域に対向し、カバーによって覆われていることを特徴とする食品貯蔵庫。
  2. 前記補助断熱材は、前記キャビネットの内部空間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の食品貯蔵庫。
  3. 前記補助断熱材は、前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルのそれぞれに比べて前記キャビネットの内部空間の内側または外部空間の側から前記非存在領域の全てに対向していることを特徴とする請求項1に記載の食品貯蔵庫。
  4. 前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルは、前記非存在領域を介して相互に交差し、
    前記補助断熱材は、前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルのそれぞれに比べて前記キャビネットの内部空間の側から前記非存在領域に対向するように前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネル相互間の交差部分に設けられていることを特徴とする請求項1および3のいずれかに記載の食品貯蔵庫。
  5. 前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルの双方または一方を前記キャビネットの内部空間の側から覆うカバーと、
    前記カバーに設けられ、前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルの双方または一方との間に空間状の断熱材収納部が形成されるように前記キャビネットの内部空間の側に突出する突部を備え、
    前記補助断熱材は、
    前記カバーの断熱材収納部内に収納されたものであって、前記第1の断熱パネルおよび前記第2の断熱パネルのそれぞれに比べて前記キャビネットの内部空間の側から前記非存在領域に対向すると共に前記キャビネットの内部空間から隔絶されていることを特徴とする請求項1と3と4のいずれかに記載の食品貯蔵庫。
  6. 前記第1の断熱パネルが内部に収納された第1のケースと、
    前記第2の断熱パネルが内部に収納されたものであって、前記第1のケースに接合された第2のケースを備え、
    前記キャビネットは、前記第1のケースおよび前記第2のケースのそれぞれを含んで構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の食品貯蔵庫。
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