JP7302494B2 - 電子部品実装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品実装構造に関する。
従来、電子部品実装構造として、特許文献1に記載されたものが知られている。この電子部品実装構造では、基板などの構造物に形成された複数の挿入部に対して、複数の足部を有する電子部品が実装されている。
特開2005-268457公報
上述の電子部品実装構造では、例えば、複数の電子部品が並列な状態で構造物に実装される場合、構造物は、互いに近接した状態で、複数の挿入部を密集した状態で有する。この場合、作業者は、電子部品の足部を誤った挿入部へ挿入してしまう可能性がある。従って、電子部品の足部の挿入部への誤挿入を防止することが求められている。
本発明は、簡易な構造にて、電子部品の足部を構造物の挿入部に誤挿入することを防止できる電子部品実装構造を提供することを目的とする。
本発明に係る電子部品実装構造は、電子部品を構造物に実装する電子部品実装構造であって、電子部品は、本体部と、本体部から互いに並列に延びる複数の足部と、を有し、構造物は、複数の足部を挿入する複数の挿入部を有し、電子部品及び前記構造物の少なくとも一方には、複数の足部を、複数の挿入部に対して誤った組み合わせで挿入する際に、電子部品と構造物とを互いに接触させる誤挿入抑制構造が設けられる。
本発明に係る電子部品実装構造において、電子部品及び構造物の少なくとも一方には、電子部品と構造物とを互いに接触させる誤挿入抑制構造が設けられている。このような誤挿入抑制構造は、複数の足部を、複数の挿入部に対して誤った組み合わせで挿入する際に、電子部品と構造物とを互いに接触させる。すなわち、作業者が、電子部品の足部を誤った挿入部に挿入しようとした場合、電子部品と構造物とが誤挿入抑制構造にて接触するため、足部を挿入部に十分に挿入できなくなる。また、複雑な構造を用いなくとも、電子部品と構造物とを接触させるだけの簡易な構造にて、誤挿入を防止できる。以上より、簡易な構造にて、電子部品の足部を構造物の挿入部に誤挿入することを防止できる。
構造物は、挿入部として、第1の電子部品の足部が挿入される少なくとも一対の第1の挿入部と、第2の電子部品の足部が挿入される少なくとも一対の第2の挿入部と、を有し、誤挿入抑制構造は、第1の電子部品の一方の足部を第1の挿入部に挿入し、且つ、第1の電子部品の他方の足部を第2の挿入部に挿入する際に、第1の電子部品と構造物とを互いに接触させてよい。この場合、第1の電子部品に対する第1の挿入部の近くに、他の第2の電子部品に対する第2の挿入部が形成されていても、第1の電子部品の足部を誤って第2の挿入部に挿入することを防止できる。
誤挿入抑制構造は、互いに隣り合うように配置された第1の挿入部と第2の挿入部との間に、構造物の実装面から突出する突出部を有してよい。この場合、第1の電子部品の足部を誤って第2の挿入部に挿入する場合、電子部品の本体部が突出部と接触する。
誤挿入抑制構造は、電子部品が誤った向きにて、足部を挿入部に挿入する際に、電子部品と構造物とを互いに接触させてよい。これにより、電子部品が誤った向きにて実装されることを防止できる。
誤挿入抑制構造は、電子部品と構造物とを互いに接触させることで、足部が挿入部の内部空間に到達することを抑制してよい。誤挿入の場合には、足部は、挿入部の内部空間に到達することなく、挿入部の手前の位置にてそれ以上の進入が止められる。この場合、足部が挿入部に入っていないことを、視覚的に明確に確認することができるため、誤挿入であることが容易に認識可能となる。
挿入部には導体部が設けられ、誤挿入抑制構造は、電子部品と構造物とを互いに接触させることで、足部が導体部に対してハンダ付け可能な位置に到達することを抑制してよい。これにより、誤挿入である場合は、ハンダ付けを行うことができなくなるため、誤った状態で電子部品が実装されることを抑制できる。
本発明によれば、簡易な構造にて、電子部品を構造物に誤挿入することを防止できる電子部品実装構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子部品実装構造を示す展開斜視図である。 (a)は、電子部品実装構造を構造物の実装面側から見た平面図である。(b)は、電子部品実装構造を構造物の裏面側から見た底面図である。 電子部品を正しく実装したときの様子を示す側面図である。 誤挿入抑制構造により電子部品と構造物とが接触した状態を示す側面図である。 変形例に係る電子部品実装構造を示す図である。 変形例に係る電子部品実装構造を示す図である。
図1~図4を参照して、本発明の実施形態に係る電子部品実装構造について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電子部品実装構造を示す展開斜視図である。図2(a)は、電子部品実装構造を構造物の実装面側から見た平面図である。図2(b)は、電子部品実装構造を構造物の裏面側から見た底面図である。図3は、電子部品を正しく実装したときの様子を示す側面図である。図4は、誤挿入抑制構造により電子部品と構造物とが接触した状態を示す側面図である。
図1に示すように、電子部品実装構造100は、電子部品1A,1Bを構造物2に実装する構造である。電子部品実装構造100は、電子部品1A,1Bを構造物2に実装するときに、誤挿入を防止することのできる構造である。なお、以降の説明においては、電子部品1A,1Bと構造物2とが対向する方向を上下方向と称し、電子部品1A,1Bが上側に配置され、構造物2が下側に配置されているものとする。従って、電子部品1A,1Bを構造物に実装するときには、構造物2に対して電子部品1A,1Bの足部を上側から下側へ向けて挿入するものとする。ただし、上下方向は、説明のための便宜上のものであり、使用時における電子部品1A,1Bと構造物2の位置関係を限定するものではない。
電子部品1A,1Bは、本実施形態では、コンデンサによって構成される。電子部品1Aは、本体部3Aと、リード線によって構成される一対の足部4A,6Aと、を備える。電子部品1Bは、本体部3Bと、リード線によって構成される一対の足部4B,6Bと、を備える。本体部3A,3Bは、略楕円状の断面形状を有して長手方向に延びる。足部4A,4Bは、本体部3A,3Bの長手方向における一端側に設けられる。足部6A,6Bは、本体部3A、3Bの長手方向における他端側に設けられる。足部4A,6Aは、長手方向に互いに離間した状態で、本体部3Aの下端から構造物2へ向かって延びる。これにより、足部4A,6Aは、本体部3Aから互いに並列に延びる。足部4B,6Bは、長手方向に互いに離間した状態で、本体部3Bの下端から構造物2へ向かって延びる。これにより、足部4B,6Bは、本体部3Bから互いに並列に延びる。
図1及び図2(a)に示すように、電子部品1A及び電子部品1Bが、正しく構造物2に実装された場合の位置関係について説明する。電子部品1A及び電子部品1Bは、各々の本体部3A,3Bの長手方向が略平行になるように配置される。また、電子部品1A及び電子部品1Bは、本体部3Aと本体部3Bとが互いに隣り合うように並列に配置される。なお、以降の説明においては、実装面2aと平行であって、本体部3A,3Bが延びる方向を「第1の方向D1」と称する。また、実装面2aと平行であって、本体部3A,3Bが並ぶ方向を「第2の方向D2」と称する。なお、これらの方向は、電子部品1A,1Bが構造物2に正しく実装されたときを基準とした絶対座標における方向である。従って、図4に示すように、電子部品1Aを誤った向きで実装した場合、本体部3Aが第2の方向D2に沿って延びるような状態となる。
構造物2は、複数の電子部品1A,1Bを実行可能な部材である。構造物2は、基板や電子ユニットの支持部材などである。構造物2は、電子部品1A,1Bが実装される側の実装面2aと、当該実装面2aと反対側の裏面2bと、を有する。図1に示すように、構造物2は、電子部品1Aの足部4A,6A及び電子部品1Bの足部4B,6Bを挿入させるための複数の挿入部を有する。具体的に、構造物2は、電子部品1Aの足部4Aを挿入させるための挿入部11Aと、電子部品1Aの足部6Aを挿入させるための挿入部12Aと、を有する。構造物2は、電子部品1Bの足部4Bを挿入させるための挿入部11Bと、電子部品1Bの足部6Bを挿入させるための挿入部12Bと、を有する。
挿入部11Aと挿入部12Aとは、電子部品1Aの足部4Aと足部6Aとの間の離間距離に対応するように、互いに第1の方向D1に離間している。挿入部11Bと挿入部12Bとは、電子部品1Bの足部4Bと足部6Bとの間の離間距離に対応するように、互いに第1の方向D1に離間している。挿入部11Bは、挿入部11Aに対して第2の方向D2における一方側に離間して隣り合う位置に配置される。挿入部12Bは、挿入部12Aに対して第2の方向D2における一方側に離間して隣り合う位置に配置される。
なお、電子部品1Aを請求項における「第1の電子部品」とした場合、電子部品1Bが請求項における「第2の電子部品」に該当し、挿入部11A,12Aが請求項における「第1の挿入部」に該当し、挿入部11B,12Bが請求項における「第2の挿入部」に該当する。また、電子部品1Bを請求項における「第1の電子部品」とした場合、電子部品1Aが請求項における「第2の電子部品」に該当し、挿入部11B,12Bが請求項における「第1の挿入部」に該当し、挿入部11A,12Aが請求項における「第2の挿入部」に該当する。
ここで、図3を参照して、挿入部11Aの構成について、詳細に説明する。なお、特段の説明が無い限り、挿入部12A,11B,12Bは、挿入部11Aと同趣旨の構造を有しているため、説明を省略する。挿入部11Aは、実装面2aから上方へ突出する円筒状の台座部21を有する。また、挿入部11Aには、台座部21の上面から、裏面2b側へ向かって延びる孔部22が形成される。構造物2の内部には、導体板23A(導体板)が設けられている。導体板23Aは、裏面2bから露出している。孔部22は、導体板23Aまで達している。また、導体板23Aには、孔部22と連通する貫通孔24Aが形成される。このような構成により、挿入部11Aに挿入された足部4Aは、孔部22を通過し、貫通孔24Aを通過して導体板23Aを貫通する。これにより、足部4Aは、導体板23Aの裏面から露出するように下方へ延びる。また、足部4Aは、導体板23Aの裏面に対してハンダ付けされる。これにより、足部4Aと導体板23Aが電気的に接続された状態で互いに固定される。
図2(b)に示すように、挿入部11Aの貫通孔24Aと挿入部11Bの貫通孔24Bとは、同一の導体板23Aに形成される。挿入部12Aの貫通孔25Aと挿入部12Bの貫通孔25Bとは、同一の導体板23B(導体部)に形成される。導体板23Aと導体板23Bとは、互いに離間しており、互いに電気的に絶縁された状態にある。このような構成により、電子部品1Aと電子部品1Bとは、正しく構造物2に接続された場合、互いに並列接続された状態となる。なお、図2(b)において、導体板23A,23Bの外形は破線で示されている。
次に、構造物2には、電子部品1A,1Bと構造物2とを互いに接触させる誤挿入抑制構造30A,30Bが設けられている。誤挿入抑制構造30A,30Bは、複数の足部4A,6A,4B,6Bを、複数の挿入部11A,12A,11B,12Bに対して誤った組み合わせで挿入する際に、電子部品1A,1Bと構造物2とを互いに接触させる。
具体的に、誤挿入抑制構造30Aは、互いに隣り合うように配置された挿入部11Aと挿入部11Bとの間に、構造物2の実装面2aから突出する突出部31を有する。突出部31は、挿入部11Aと挿入部11Bとの間の略中央位置から、上方へ突出する。なお、挿入部11Aと挿入部11Bとの間には、台座部21と略同じ高さの壁部32が設けられている。壁部32は、挿入部11Aの台座部21と挿入部11Bの台座部21とを接続するように、挿入部11Aから挿入部11Bへ向かって延びている。突出部31は、壁部32の一部の上端を上方へ延ばすことによって形成される。突出部31は、他方の誤挿入抑制構造30B側の側面に形成されたリブ33を有する。リブ33は、他方の誤挿入抑制構造30B側へ延びる。
誤挿入抑制構造30Bは、互いに隣り合うように配置された挿入部12Aと挿入部12Bとの間に、構造物2の実装面2aから突出する突出部31を有する。なお、誤挿入抑制構造30Bの突出部31と、壁部32と、リブ33は、誤挿入抑制構造30Aのものと同趣旨の構成を有する。ただし、誤挿入抑制構造30Bのリブ33は、誤挿入抑制構造30A側へ延びる。
図4に示すように、誤挿入抑制構造30Aは、電子部品1Aの一方の足部4Aを挿入部11Aに挿入し、且つ、電子部品1Aの他方の足部6Aを挿入部11Bに誤って挿入する際に、電子部品1Aと構造物2とを互いに接触させる。具体的に、誤った組み合わせで挿入しようとした電子部品1Aは、本体部3Aの下端3aにて、誤挿入抑制構造30Aの突出部31の上端と接触する。これにより、電子部品1Aが突出部31と接触することで、足部4A,6Aは、挿入部11A,11Bの中途位置で止まり、導体板23Aの裏面から突出しなくなる。そのため、足部4A,6Aをハンダ付けすることができなくなるため、作業者は、当該挿入位置が誤っていることに容易に気づくことができる。
なお、誤挿入抑制構造30Aは、電子部品1Aの一方の足部6Aを挿入部11Aに挿入し、且つ、電子部品1Aの他方の足部4Aを挿入部11Bに誤って挿入する際に、電子部品1Aと構造物2とを互いに接触させることもできる。また、誤挿入抑制構造30Aは、電子部品1Bの一方の足部4Bを挿入部11Aに挿入し、且つ、電子部品1Bの他方の足部6Bを挿入部11Bに誤って挿入する際に、電子部品1Bと構造物2とを互いに接触させることもできる。また、誤挿入抑制構造30Aは、電子部品1Bの一方の足部6Bを挿入部11Aに挿入し、且つ、電子部品1Bの他方の足部4Bを挿入部11Bに誤って挿入する際に、電子部品1Bと構造物2とを互いに接触させることもできる。
誤挿入抑制構造30Aと同様に、誤挿入抑制構造30Bは、電子部品1Aの足部4A,6Aを挿入部12A,12Bに誤って挿入する際に、電子部品1Aと構造物2とを互いに接触させる。誤挿入抑制構造30Bは、電子部品1Bの足部4B,6Bを挿入部12A,12Bに誤って挿入する際に、電子部品1Aと構造物2とを互いに接触させる。
なお、誤挿入抑制構造30A,30Bは、複数の足部4A,6A,4B,6Bを、複数の挿入部11A,12A,11B,12Bに対して正しい組み合わせで挿入する際に、当該挿入を許容し、電子部品1A,1Bと構造物2との接触を回避する。すなわち、電子部品1Aの足部4A,6Aが挿入部11A,12Aに挿入される場合、電子部品1Aは、誤挿入抑制構造30A,30Bの突出部31からの接触を受けることなく実装可能である(図2(a)及び図3参照)。また、電子部品1Bの足部4B,6Bが挿入部11B,12Bに挿入される場合、電子部品1Bは、誤挿入抑制構造30A,30Bの突出部31からの接触を受けることなく実装可能である(図2(a)参照)。
次に、本実施形態に係る電子部品実装構造の作用・効果について説明する。
本実施形態に係る電子部品実装構造100において、構造物2には、電子部品1A,1Bと構造物2とを互いに接触させる誤挿入抑制構造30A,30Bが設けられている。このような誤挿入抑制構造30A,30Bは、複数の足部4A,6A,4B,6Bを、複数の挿入部11A,12A,11B,12Bに対して誤った組み合わせで挿入する際に、電子部品1A,1Bと構造物2とを互いに接触させる。すなわち、作業者が、電子部品1A,1Bの足部4A,6A,4B,6Bを誤った挿入部11A,12A,11B,12Bに挿入しようとした場合、電子部品1A,1Bと構造物2とが誤挿入抑制構造30A,30Bにて接触するため、足部4A,6A,4B,6Bを挿入部11A,12A,11B,12Bに十分に挿入できなくなる。また、複雑な構造を用いなくとも、電子部品1A,1Bと構造物2とを接触させるだけの簡易な構造にて、誤挿入を防止できる。以上より、簡易な構造にて、電子部品1A,1Bの足部4A,6A,4B,6Bを構造物2の挿入部11A,12A,11B,12Bに誤挿入することを防止できる。
構造物2は、挿入部11A,12A,11B,12Bとして、電子部品1Aの足部4A,6Aが挿入される一対の挿入部11A,12Aと、電子部品1Bの足部4B,6Bが挿入される一対の挿入部11B,12Bと、を有し、誤挿入抑制構造30A,30Bは、電子部品1Aの一方の足部6Aを挿入部11Aに挿入し、且つ、電子部品1Aの他方の足部6Bを挿入部11Bに挿入する際に、電子部品1Aと構造物2とを互いに接触させる。この場合、電子部品1Aに対する挿入部11Aの近くに、他の電子部品1Bに対する挿入部11Bが形成されていても、電子部品1Aの足部4Aを誤って挿入部11Bに挿入することを防止できる。
誤挿入抑制構造30A,30Bは、互いに隣り合うように配置された挿入部11Aと挿入部11Bとの間に、構造物2の実装面2aから突出する突出部31を有する。この場合、電子部品1Aの足部4Aを誤って挿入部11Bに挿入する場合、電子部品1Aの本体部3Aが突出部31と接触する。
挿入部11A,11B,12A,12Bには導体板23A,23Bが設けられ、誤挿入抑制構造30A,30Bは、電子部品1A,1Bと構造物2とを互いに接触させることで、足部4A,6A,4B,6Bが導体板23A,23Bに対してハンダ付け可能な位置(ここでは貫通孔24A,25A,24B,25Bを通過した位置)に到達することを抑制してよい。これにより、誤挿入である場合は、ハンダ付けを行うことができなくなるため、誤った状態で電子部品1A,1Bが実装されることを抑制できる。
なお、誤挿入抑制構造30A,30Bは、電子部品1A,1Bと構造物2とを互いに接触させることで、足部4A,6A,4B,6Bが挿入部11A,11B,12A,12Bの内部空間に到達することを抑制してよい。誤挿入の場合には、足部4A,6A,4B,6Bは、挿入部11A,11B,12A,12Bの内部空間に到達することなく、挿入部11A,11B,12A,12Bの手前の位置にてそれ以上の進入が止められる(図4において、仮想線で示された足部4Aを参照)。この場合、足部4A,6A,4B,6Bが挿入部11A,11B,12A,12Bに入っていないことを、視覚的に明確に確認することができるため、誤挿入であることが容易に認識可能となる。
足部4A,6A,4B,6Bが挿入部11A,11B,12A,12Bの内部空間に到達しないようにする場合、誤挿入抑制構造30A,30Bの高さを更に高くしてよい。なお、図4の実線で示す足部4Aのように、挿入部11Aの内部空間に入ることを許容する場合、誤挿入抑制構造30A,30Bの高さを低くできるというメリットがある。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図5に示すような電子部品実装構造200を採用してもよい。図5(a)に示すように、電子部品201は、平面視において正方形の本体部203を有する。また、電子部品201は、本体部203の四隅に足部204A,204B,204C,204Dを有する。構造物202は、足部204A,204B,204C,204Dを挿入する挿入部211A,211B,211C,211Dを有する。図5(a)(b)に示すように、誤挿入抑制構造230は、構造物202の実装面から上方へ突出する突出部231と、本体部203の下面に形成された溝部232と、を備える。突出部231は、挿入部211A,211Bと、挿入部211C,211Dとの間を分断するように、挿入部211Aと挿入部211Bとが対向する方向に延びている。溝部232は、足部204A,204Bと、足部204C,204Dとの間を分断するように、足部204Aと足部204Bとが対向する方向に延びている。
電子部品201が構造物202に正しい向きで実装された場合、突出部231が溝部232に入り込む。これにより、誤挿入抑制構造230は、複数の足部204A,204B,204C,204Dを、複数の挿入部211A,211B,211C,211Dに対して正しい組み合わせで挿入する際に、当該挿入を許容し、電子部品201と構造物202との接触を回避する。ここでは、図5(a)に示す組み合わせの他、足部204C,204Dが挿入部211A,211Bに挿入され、足部204A,204Bが挿入部211C,211Dに挿入されるような組み合わせも許容される。
誤挿入抑制構造230は、電子部品201が誤った向きにて、各足部を各挿入部に挿入する際に、電子部品201と構造物202とを互いに接触させる。これにより、電子部品201が誤った向きにて実装されることを防止できる。ここでは、実装面を基準とした平面視において(図5(a)の状態)、電子部品201を正しい向きから90°回転させた向きが、誤った向きに該当する。この場合、図5(c)に示すように、誤挿入抑制構造230は、突出部231を本体部203の下面に接触させる。足部204A,204Bは、挿入部211B,211Cを貫通することができないため、足部204A,204Bのハンダ付けを行うことができない。
なお、誤挿入抑制構造230が、図5(a)に示す足部と挿入部の組み合わせ以外を許容しないようにする場合、後述の図6と同様に、突出部231及び溝部232を非対称な位置に偏らせればよい。これにより、誤挿入抑制構造230は、図5(a)に示す状態から、電子部品201が180°回転した向きで実装することも防止できる。
また、例えば、図6に示すような電子部品実装構造300を採用してもよい。図6(a)に示すように、電子部品301は、平面視において長方形の本体部303を有する。また、電子部品301は、本体部303の長手方向の両端に足部304A,304Bを有する。構造物302は、足部304A,304Bを挿入する挿入部311A,311Bを有する。図6(a)(b)に示すように、誤挿入抑制構造330は、構造物302の実装面から上方へ突出する突出部331と、本体部303の下面に形成された溝部332と、を備える。突出部331は、挿入部311Aと挿入部311Bとの間であって、挿入部311B寄りの位置から突出する。溝部332は、足部304Aと足部304Bとの間であって、足部304B寄りの位置に形成される。
電子部品301が構造物302に正しい向きで実装された場合、突出部331が溝部332に入り込む。これにより、誤挿入抑制構造330は、複数の足部304A,304Bを、複数の挿入部311A,311Bに対して正しい組み合わせで挿入する際に、当該挿入を許容し、電子部品301と構造物302との接触を回避する。
誤挿入抑制構造330は、電子部品301が誤った向きにて、各足部を各挿入部に挿入する際に、電子部品301と構造物302とを互いに接触させる。これにより、電子部品301が誤った向きにて実装されることを防止できる。ここでは、実装面を基準とした平面視において(図6(a)の状態)、電子部品301を正しい向きから180°回転させた向きが、誤った向きに該当する。この場合、図6(c)に示すように、誤挿入抑制構造330は、突出部331を本体部303の下面に接触させる。足部304A,304Bは、挿入部311B,311Aを貫通することができないため、足部304A,304Bのハンダ付けを行うことができない。
上述の実施形態及び変形例では、構造物が誤挿入抑制構造として突出部を有していた。これに代えて、電子部品が誤挿入抑制構造として突出部を有してもよい。この場合、構造物が、正しい実装の際に当該突出部を受容する溝部を有してよい。
また、上述の実施形態及び変形例では、誤挿入抑制構造として、構造物だけが特殊な形状を有するか、電子部品と構造物の両方が特殊な形状を有していた。これに代えて、誤挿入抑制構造として、電子部品だけが特殊な形状を有していてもよい。
電子部品の足部の数は、上述の実施形態及び変形例に限定されない。例えば、図1に示す例において、一つの電子部品が三つ以上足部を有していてよい。また、図4に示す例において、電子部品が三つの足部を有してよく、五つ以上の足部を有してよい。なお、本発明は、電子部品が対称性を有する配置にて足部を備えることで、誤った向きでも実装可能な場合に、特に効果的である。
また、電子部品の数も限定されず、図1に示す例において、三つ以上の電子部品が並列に並んでよい。
1A,1B,201,301…電子部品、2,202,302…構造物、4A,6A,4B,6B,204A,204B,204C,204D,304A,304B…足部、11A,12A、11B,12B,211A,211B,211C,211D,311A,311B…挿入部、23A,23B…導体板(導体部)、30A,30B,230,330…誤挿入抑制構造、31,231,331…突出部、100,200,300…電子部品実装構造。

Claims (6)

  1. 互いに隣り合う複数の電子部品を構造物に実装する電子部品実装構造であって、
    各々の前記電子部品は、本体部と、前記本体部から互いに並列に延びる複数の足部と、を有し、
    前記構造物は、各々の前記電子部品に対して設けられ、各々の前記電子部品の複数の前記足部を挿入する複数の挿入部を有し、
    前記電子部品及び前記構造物の少なくとも一方には、前記電子部品の複数の前記足部を、他の電子部品の前記挿入部を含む誤った組み合わせに係る複数の挿入部へ挿入する際に、前記電子部品と前記構造物とを互いに接触させる誤挿入抑制構造が設けられ
    前記誤挿入抑制構造が設けられていないと仮定した場合、前記電子部品の複数の前記足部を、前記誤った組み合わせに係る複数の挿入部へ挿入可能である、電子部品実装構造。
  2. 前記構造物は、前記挿入部として、第1の電子部品の前記足部が挿入される少なくとも一対の第1の挿入部と、第2の電子部品の前記足部が挿入される少なくとも一対の第2の挿入部と、を少なくとも有し、
    前記誤挿入抑制構造は、
    前記第1の電子部品の一方の前記足部を前記第1の挿入部に挿入し、且つ、前記第1の電子部品の他方の前記足部を前記第2の挿入部に挿入する際に、前記第1の電子部品と前記構造物とを互いに接触させる、請求項1に記載の電子部品実装構造。
  3. 前記誤挿入抑制構造は、互いに隣り合うように配置された前記第1の挿入部と前記第2の挿入部との間に、前記構造物の実装面から突出する突出部を有する、請求項2に記載の電子部品実装構造。
  4. 前記誤挿入抑制構造は、前記電子部品が誤った向きにて、前記足部を前記挿入部に挿入する際に、前記電子部品と前記構造物とを互いに接触させる、請求項1に記載の電子部品実装構造。
  5. 前記誤挿入抑制構造は、前記電子部品と前記構造物とを互いに接触させることで、前記足部が前記挿入部の内部空間に到達することを抑制する、請求項1~4の何れか一項に記載の電子部品実装構造。
  6. 前記挿入部には導体部が設けられ、
    前記誤挿入抑制構造は、前記電子部品と前記構造物とを互いに接触させることで、前記足部が前記導体部に対してハンダ付け可能な位置に到達することを抑制する、請求項1~4の何れか一項に記載の電子部品実装構造。
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