JP6088412B2 - シートベルトバックル構造、子供乗せ装置及び二輪車 - Google Patents

シートベルトバックル構造、子供乗せ装置及び二輪車 Download PDF

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Description

本発明は、シートベルトバックル構造、子供乗せ装置及び二輪車に関する。
従来から、シートベルトのタングが挿入されるバックル装置を備えたチャイルドシートが提案されている。
下記特許文献1には、挿入口から挿入されたトング(タング)をラッチするためのラッチ機構と、トングのラッチを解除するための解除機構を備えたバックル装置が開示されている。このバックル装置では、解除機構は、ラッチ解除操作部材としてのレバーを回動させることにより、トングのラッチを解除可能であることが記載されている。また、ラッチ解除後に、トングをコイルスプリングを用いてバックルから排出するエジェクタを備えることも記載されている。
特開2004−148924号公報
上記特許文献1に記載のバックル装置では、トングにラッチ機構にラッチされるトングプレートが設けられている。このトングプレートは金属製であるため、日中、屋外で使用された場合など、高温環境下でトングプレートが加熱される可能性があり、トングプレートの加熱から幼児を保護するには改善の余地がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、タングの加熱から幼児を保護することができるシートベルトバックル構造、子供乗せ装置及び二輪車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るシートベルトバックル構造は、シートベルトのバックル本体と、把持可能な持ち手部と、前記持ち手部から延びて前記バックル本体の挿入孔に挿入されると共に金属からなる金属挿入部、および前記金属挿入部の表面を樹脂で被膜した樹脂被膜部からなるバックル挿入部と、を備えると共に、少なくとも前記バックル本体とのロック動作時に前記バックル本体に設けられたロック部と接触する箇所は前記金属挿入部の金属表面が露出しているタングと、を有するシートベルトバックル構造であって、前記バックル本体は、2個の前記タングにそれぞれ設けられた前記バックル挿入部が挿入される2個の前記挿入孔と、前記バックル挿入部をそれぞれロックする2個のロック駒と、2個の前記タングをロック解除する1つの操作部と、を備え、前記1つの操作部を操作することで、前記2個のロック駒を前記2個のバックル挿入部にロックされるロック位置からロックが解除されるロック解除位置に移動させる構成とされており、前記操作部は、前記2個のロック駒をそれぞれ押圧する押圧部を備え、前記バックル本体には、前記操作部を押したときに、前記操作部が傾かないようにガイドするガイド部が設けられており、前記ロック駒は、本体部の両端部に前記操作部の方向に屈曲された2つの屈曲部を備え、前記操作部は、前記押圧部として、前記2個のロック駒の前記屈曲部をそれぞれ押圧するように屈曲された幅方向外側の2個の突出部と、幅方向内側の2個の突起部と、を備える
請求項1に記載の発明では、タングは、持ち手部から延びてバックル本体に挿入される金属挿入部の表面に、樹脂で被膜された樹脂被膜部を備えている。タングは、少なくともバックル本体とのロック動作時にバックル本体に設けられたロック部と接触する箇所は金属挿入部の金属表面が露出している。タングの持ち手部が把持され、金属挿入部および樹脂被膜部からなるバックル挿入部がバックル本体の挿入孔に挿入されることで、タングのバックル挿入部がロックされる。その際、少なくともロック動作時にバックル本体のロック部と接触する箇所は金属挿入部の金属表面が露出していることで、樹脂被膜部が被膜されていない金属挿入部の露出部分を最小限とすることが可能である。これによって、日中の屋外等の高温環境下でタングが使用された場合に、樹脂被膜部が無く金属挿入部が露出している場合に比べて、樹脂被膜部が加熱されることが抑制される。このため、バックル挿入部の樹脂被膜部が幼児に接触した場合でも安全であり、タングの加熱から幼児を保護することができる。
また、請求項1に記載の発明では、2個のタングにそれぞれ設けられたバックル挿入部が、バックル本体の2個の挿入孔に挿入される。そして、2個のバックル挿入部が、バックル本体に設けられた2個のロック駒によりそれぞれロックされている。タングをロック解除する際には、バックル本体に設けられた1つの操作部を操作することで、2個のロック駒を2個のバックル挿入部にロックされるロック位置からロックが解除されるロック解除位置に移動させる。これにより、1つの操作部により2個のタングのバックル挿入部をロック解除することが可能となり、2個のタングのロック解除時の操作性を向上させることができる。
また、請求項1に記載の発明では、操作部は、2個のロック駒をそれぞれ押圧する押圧部を備えており、操作部を押すことで、押圧部が2個のロック駒をそれぞれ押圧し、ロック駒によるバックル挿入部のロックが解除される。その際、バックル本体には、操作部を押したときに、操作部が傾かないようにガイドするガイド部が設けられており、押圧部により2個のロック駒をより確実に押圧することができる。
さらに、請求項1に記載の発明では、ロック駒は、本体部の両端部に操作部の方向に屈曲された2つの屈曲部を備え、操作部は、押圧部として、2個のロック駒の屈曲部をそれぞれ押圧するように屈曲された幅方向外側の2個の突出部と、幅方向内側の2個の突起部と、を備える。これにより、1つの操作部を操作することで、操作部における幅方向外側の2個の突出部と幅方向内側の2個の突起部とにより、2個のロック駒に備えられた2つの屈曲部をそれぞれ押圧することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記バックル本体は、前記タングをロック解除する解除操作時に、前記バックル本体の内部から前記挿入孔の排出方向に向かって前記タングを排出するタング排出機構を備える。
請求項に記載の発明では、バックル本体に設けられたタング排出機構により、タングをロック解除する解除操作時に、バックル本体の内部から挿入孔の排出方向に向かってタングが排出される。これにより、タングをバックル本体から離脱させる際の操作性を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記タング排出機構は、前記タングと前記バックル本体とのロックが解除されたときに、前記タングを前記挿入孔の排出方向に向かって押し出す排出用付勢部材を備える。
請求項に記載の発明では、タングとバックル本体とのロックが解除されたときに、排出用付勢部材により、タングが挿入孔の排出方向に向かって押し出される。このため、簡単な構成により、タングをバックル本体から離脱させる際の操作性を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記ロック駒を前記バックル挿入部が前記バックル本体にロックされるロック位置の方向に付勢するロック用付勢部材と、前記バックル本体に設けられ、前記バックル挿入部に当接し、前記バックル挿入部が前記ロック位置から逃げるのを防止する当接部と、を有する。
請求項に記載の発明では、ロック用付勢部材により、ロック駒をタングがバックル本体にロックされるロック位置の方向に付勢する。バックル本体には、タングに当接する当接部が設けられていることで、タングがロック位置から逃げるのが防止される。このため、ロック駒によるバックル挿入部のロックをより強固にすることができる。
請求項に記載の発明に係る子供乗せ装置は、請求項から請求項までのいずれか1項に記載のシートベルトバックル構造と、前記シートベルトバックル構造が設けられたシートベルトと、を有する。
請求項に記載の発明では、シートベルトバックル構造が設けられたシートベルトを備えており、タングの金属挿入部の表面に設けられた樹脂被膜部により、金属挿入部の露出部分を最小限とすることが可能となる。このため、シートベルトを幼児に装着する場合に、タングの樹脂被膜部が幼児に接触した場合でも安全であり、タングの加熱から幼児を保護することができる。
請求項に記載の発明に係る二輪車は、二輪車本体に請求項に記載の子供乗せ装置が取り付けられている。
請求項に記載の発明では、タングの金属挿入部の表面に設けられた樹脂被膜部により、金属挿入部の露出部分を最小限とすることが可能となる。このため、シートベルトを幼児に装着する場合に、タングの樹脂被膜部が幼児に接触した場合でも安全であり、タングの加熱から幼児を保護することができる。特に二輪車(自転車など)のような屋外で主に使用される場合に適している。
本発明によれば、タングの加熱から幼児を保護することができる。
本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられる2個のタングの表面側を示す平面図である。 本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられる2個のタングの表面側を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられる2個のタングの裏面側を示す平面図である。 本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられる2個のタングの裏面側を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられるバックル本体を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられるバックル本体を示す正面図である。 本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造を示す斜視図である。 シートベルトバックル構造のバックル本体の内部を示す平面図である。 シートベルトバックル構造の内部であって、バックル本体に2個のタングのバックル挿入部を挿入した状態を示す平面図である。 操作部を装着したシートベルトバックル構造の内部を示す斜視図である。 操作部を表側から見た状態で示す斜視図である。 操作部を裏側から見た状態で示す斜視図である。 シートベルトバックル構造の内部の組み付け状態を示す斜視図である。 シートベルトバックル構造の内部を示す断面図である。 シートベルトバックル構造に用いられるバックル本体に、タングのバックル挿入部を挿入する前の状態を示す断面図である。 シートベルトバックル構造に用いられるバックル本体に、タングのバックル挿入部を挿入する途中の状態を示す断面図である。 シートベルトバックル構造に用いられるバックル本体に、タングのバックル挿入部が挿入されロックされた状態を示す断面図である。 シートベルトバックル構造の操作部が押されてロック解除された状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられる2個のタングの表面側を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられる2個のタングの裏面側を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられるバックル本体を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態であるシートベルトバックル構造に用いられるバックル本体を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1Aおよび図1Bには、本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造28に用いられる2個のタングの表面側が示されている。図2Aおよび図2Bには、本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造28に用いられる2個のタングの裏面側が示されている。これらの図に示されるように、2個のタング10、12は、平面視にてタング10、12の表面側が略左右対称に形成されていると共に、平面視にてタング10、12の裏面側が略左右対称に形成されている。2個のタング10、12は、把持可能な持ち手部14と、持ち手部14から延びてバックル本体30(図6等参照)に挿入されるバックル挿入部16と、を備えている。
バックル挿入部16は、持ち手部14から延びてバックル挿入部16の芯部に配置されると共に金属からなる金属挿入部18を備えている。また、バックル挿入部16は、金属挿入部18の表面に、樹脂で被膜された樹脂被膜部20を備えている。バックル挿入部16は、少なくともバックル本体30とのロック動作時に、バックル本体30に設けられたロック部としてのロック駒44と接触する箇所は金属挿入部18の金属表面が露出する構成とされている。バックル本体30のロック駒については後述する。
持ち手部14は、平面視にて略扇状の湾曲部により構成されている。持ち手部14は、バックル挿入部16の樹脂被膜部20の厚み(図1B中の上下方向の厚み)よりも厚く形成されている。持ち手部14には、シートベルト(図示省略)が挿通される略直線状の長孔22が形成されている。本実施形態では、持ち手部14は、樹脂被膜部20と同じ樹脂材料により形成されている。
金属挿入部18は、薄い金属製の板材からなり、バックル挿入部16の厚み方向(図1B中の上下方向)の中間に配置されてバックル挿入部16の芯部を構成している。金属挿入部18を構成する板材は、バックル挿入部16と持ち手部14に跨って配置されている(図10参照)。金属挿入部18の先端側(持ち手部14と反対側)には、矩形状の開口部24が形成されている。開口部24には、バックル本体30(図6等参照)に設けられたロック駒44が係合されることで、バックル挿入部16がロックされるようになっている。
樹脂被膜部20は、バックル本体30とのロック動作時にバックル本体30のロック駒44と接触する金属挿入部18の箇所を除くと共に、タング10、12の成形時に保持される金属挿入部18の部位(成形時に金属挿入部18を支えるための部位)を除いた範囲のほぼ全面に設けられている。本実施形態では、図1Aおよび図1Bに示されるように、樹脂被膜部20は、タング10、12の表面側から見た平面視にて、金属挿入部18の開口部24の縁部を除くほぼ全面に設けられている。樹脂被膜部20は、バックル挿入部16の幅方向両側の厚みが幅方向中間部の厚みよりも厚く形成されている(図1Bおよび図2B参照)。
図2Aおよび図2Bに示されるように、樹脂被膜部20は、タング10、12の裏面側から見た平面視にて、金属挿入部18の開口部24の縁部を除くほぼ全面に設けられている。その際、樹脂被膜部20は、タング10、12の裏面側から見た平面視にて、金属挿入部18の開口部24の縁部の長手方向の露出部が、タング10、12の表面側の金属挿入部18の露出部よりも若干多くなるように形成されている。タング10、12の裏面側における金属挿入部18の開口部24の縁部の長手方向の露出部が多いのは、タング10、12をバックル本体30に挿入するときに、バックル本体30の金属製のロック駒44に金属挿入部18を摺動させるためである。
一方のタング10には、金属挿入部18の開口部24の縁部の持ち手部14側の露出部18Aに、タング10の目印となるようにバックル本体30の右側の挿入位置を示す「R」が刻印されている。他方のタング12には、金属挿入部18の開口部24の縁部の持ち手部14側の露出部18Aに、タング12の目印となるようにバックル本体30の左側の挿入位置を示す「L」が刻印されている。
本実施形態のタング10、12では、少なくともバックル本体30とのロック動作時にバックル本体30のロック駒44と接触する箇所は金属挿入部18の金属表面が露出していることで、樹脂被膜部20が被膜されていない金属挿入部18の露出部分を最小限とすることが可能である。これによって、日中の屋外等の高温環境下でタング10、12が使用された場合に、金属挿入部が露出している場合(樹脂被膜部が無い場合)に比べて、樹脂被膜部20は加熱されることが抑制されるようになっている。
図3Aおよび図3Bには、本発明の第1実施形態であるシートベルトバックル構造28に用いられるバックル本体30が示されている。図3Aおよび図3Bに示されるように、バックル本体30は、外形部となるケース32を備えている。ケース32には、平面視にて略円形状の外形部の一部を半径方向内側に切り欠いた切り欠き部32Aが形成されている(図5参照)。平面視にて切り欠き部32Aは、ケース32の外形部に沿って略扇状に切り欠かれている。ケース32の切り欠き部32Aの側面には、タング10のバックル挿入部16とタング12のバックル挿入部16(図1A等参照)がそれぞれ挿入される2つの挿入孔34、36が形成されている。
図4に示されるように、切り欠き部32Aには、タング10、12のバックル挿入部16が挿入孔34、36に挿入されたときに、タング10、12の持ち手部14が配置される。その際、平面視にて、ケース32とタング10、12の持ち手部14とで略円形状となるように、切り欠き部32Aとタング10、12の持ち手部14の形状が設定されている。
ケース32の中心部には、略円形状の開口部32Bが形成されており、開口部32Bに操作部38が設けられている。操作部38は1つ設けられており、押しボタン式とされている。操作部38をケース32の内部側に押すことで、2個のタング10、12のロックが解除されるようになっている。この操作部38については後に説明する。
本実施形態では、バックル本体30の挿入孔34、36には、操作部38の方向から見た状態で、タング10、12の表面側のバックル挿入部16(図1Aおよび図1B参照)が挿入される構成とされている。
ケース32の切り欠き部32Aと反対側には、外面の一部が厚み方向に窪んだ凹部32Cが形成されている。凹部32Cには、シートベルト(図示省略)が挿通される略直線状の長孔40が形成されている。ケース32は、例えば樹脂で形成されている。
図5には、バックル本体30のケース32の内部が上側ケースを外した状態で平面視にて示されている。図6には、バックル本体30の挿入孔34、36にタング10、12が挿入された状態が平面視にて示されている。図9には、バックル本体30のケース32の内部が下側ケースを外した状態で斜視図にて示されている。図10および図11には、バックル本体30のケース32の内部が断面図にて示されている。図5、図6、図9、図10および図11に示されるように、バックル本体30は、ケース32内に、タング10、12のバックル挿入部16をロックする2個のロック駒44と、ロック駒44をバックル挿入部16がロックされるロック位置の方向(操作部38の方向)に付勢するロック用付勢部材としての2個のコイルスプリング46と、を備えている。本実施形態では、ロック駒44は、バックル挿入部16の金属挿入部18とのロック強度を維持するため、金属で形成されている。
また、バックル本体30は、タング10、12のロックを解除する操作部38の操作時に、バックル本体30の内部から挿入孔34、36の排出方向に向かってタング10、12を排出するタング排出機構48を備えている。タング排出機構48は、タング10、12のバックル挿入部16と接触する支持部50と、支持部50に取り付けられる排出用付勢部材としてのコイルスプリング52と、を備えている。コイルスプリング52は、一端がバックル本体30のケース32に支持され、他端がキャップ状の支持部50の内部に取り付けられている。バックル挿入部16のロックが解除された時に、コイルスプリング52の付勢力により、バックル挿入部16が挿入孔34、36の排出方向に向かって押し出されるようになっている。なお、図5では、2つのタング排出機構48のうち、一方(図5中の左側)のタング排出機構48を二点鎖線で表示し、コイルスプリング52が圧縮された状態を示している。
ロック駒44は、本体部44Aの幅方向中央部にロック方向(操作部38の方向)に突出した凸部44Bと、本体部44Aの幅方向両端部に操作部38の方向に屈曲された押圧部としての屈曲部44Cと、を備えている。タング10、12のバックル挿入部16が挿入孔34、36に挿入されたときに、コイルスプリング46の付勢力により、ロック駒44の凸部44Bが金属挿入部18の開口部24に係合されることで、タング10、12のバックル挿入部16がロックされるようになっている(図13参照)。
図11中に示すロック駒44の凸部44Bの上面(操作部38側の面)には、挿入孔34、36に挿入されるタング10、12のバックル挿入部16の挿入方向奥側に向かって上り勾配となる(操作部38側に突出する)ように傾斜したテーパー部が形成されている。これによって、タング10、12のバックル挿入部16が挿入孔34、36に挿入される過程で、バックル挿入部16がロック駒44の凸部44Bのテーパー部に摺動し、ロック駒44の凸部44Bをコイルスプリング46の付勢力に抗して押し下げるようになっている(図12参照)。そして、コイルスプリング46の弾性復元力により、ロック駒44の凸部44Bが金属挿入部18の開口部24にスムーズに係合されるようになっている(図13参照)。
図10、図11および図13に示されるように、バックル本体30のケース32には、ロック駒44の凸部44Bが金属挿入部18の開口部24に係合されたロック位置で、バックル挿入部16の根元側と先端側の上面(操作部38側の面)に当接し、バックル挿入部16がロック位置から逃げるのを防止する当接部54A、54Bが設けられている。より具体的には、当接部54Aは、バックル挿入部16の根元側の樹脂被膜部20に当接し、当接部54Bは、バックル挿入部16の先端側の樹脂被膜部20に当接する構成とされている。
図8Aおよび図8Bに示されるように、操作部38は、平面視にて略円形状のボタン38Aと、ボタン38Aから幅方向両側に延びた延出部38Bと、延出部38Bの先端部からバックル本体30の内部側に向かって屈曲された押圧部としての突出部38Cと、を備えている。すなわち、操作部38には、幅方向外側に2個の突出部38Cが設けられている。操作部38の内側面には、2個の突出部38Cよりも幅方向内側に押圧部としての2個の突出部38Dが形成されている。また、操作部38は、ボタン38Aの周方向における延出部38Bの間に、バックル本体30の内部側に向かって延びた突起部38Eを備えている。操作部38には、突起部38Eはボタン38Aの対向する位置に2個設けられている。本実施形態では、突起部38Eは、突出方向と直交する断面にて略T字状に形成されている。
図7に示されるように、平面視にて操作部38は、バックル本体30のロック駒44(図6参照)を覆うように配置されている。操作部38の幅方向一方側の突出部38Cと突出部38Dは、一方のロック駒44の幅方向両側の2個の屈曲部44Cに接触するように配置されている(図9参照)。操作部38の幅方向他方側の突出部38Cと突出部38Dは、他方のロック駒44の幅方向両側の2個の屈曲部44Cに接触するように配置されている(図9参照)。これによって、平面視にて操作部38をケース32の内部側に押し込むことで、操作部38の幅方向両側の突出部38Cと突出部38Dがロック駒44の屈曲部44Cを押圧し、2個のロック駒44がそれぞれコイルスプリング46の付勢力に抗してケース32の下方側(図11中の下方側)のロック解除位置に移動するようになっている。すなわち、1つの操作部38を押し込むことで、2個のロック駒44を2個のバックル挿入部16にロックされるロック位置からロックが解除されるロック解除位置に移動させるようになっている。
バックル本体30のケース32には、操作部38の一対の突起部38Eがガイドされる縦壁からなる複数のガイド部32Eが設けられている(図5参照)。操作部38の突起部38Eは、それぞれケース32のガイド部32Eに沿って配置されている。また、バックル本体30のケース32には、操作部38の幅方向両側の突出部38Cがガイドされる縦壁からなる略U字状のガイド部32Dが設けられている。操作部38の幅方向両側の突出部38Cは、それぞれケース32のガイド部32Dに沿って配置されている。これによって、操作部38を押し込んだときに、一対の突起部38Eがガイド部32Eに沿ってスライドすると共に、幅方向両側の突出部38Cがガイド部32Dに沿ってスライドすることで、操作部38を押したときに、操作部38が傾かないようにガイドされるようになっている。
シートベルトバックル構造28は、自転車等の二輪車に取り付けられる子供乗せ装置に適用することができる。図示を省略するが、子供乗せ装置にシートベルトバックル構造28を用いることにより、バックル本体30の長孔40とタング10、12の長孔22にそれぞれシートベルトが挿通される。シートベルトバックル構造28では、シートベルトが挿通されることにより、子供乗せ装置に着座した幼児の腰部と肩部を支持することができる。
次に、本実施形態のシートベルトバックル構造28の作用並びに効果について説明する。
図11に示されるように、バックル本体30の挿入孔34、36にタング10、12のバックル挿入部16が挿入される前は、コイルスプリング46の付勢力によりロック駒44は、操作部38の方向(図11中の上方側)に移動している。また、バックル本体30のタング排出機構48は、コイルスプリング52が伸びた状態とされており、支持部50は、ロック駒44に近い位置に移動している。
この状態で、タング10、12の持ち手部14を把持し、バックル本体30の挿入孔34、36にタング10、12のバックル挿入部16を挿入する。図12に示されるように、バックル本体30の挿入孔34、36にタング10、12のバックル挿入部16が矢印A方向に挿入される過程で、タング10、12のバックル挿入部16の先端部(金属挿入部18が露出した金属表面)がロック駒44の凸部44Bのテーパー部に当たる。これにより、ロック駒44がコイルスプリング46の付勢力に抗して操作部38と反対側(図12中の下方側)の矢印B方向に移動する。本実施形態では、タング10、12のバックル本体30とのロック動作時に、ロック駒44と接触する(摺動する)箇所は金属挿入部18が露出している。
図13に示されるように、バックル本体30の挿入孔34、36にタング10、12のバックル挿入部16をさらに挿入すると、タング10、12のバックル挿入部16の開口部24がロック駒44の凸部44Bの位置まで移動する。そのとき、コイルスプリング46の付勢力により、ロック駒44の凸部44Bが操作部38側(図13中の上方側)のロック位置に移動し、ロック駒44の凸部44Bがタング10、12のバックル挿入部16の開口部24に係合される。これにより、タング10、12のバックル挿入部16がロックされる。
その際、バックル挿入部16の樹脂被膜部20の根元側と先端側の上面が、バックル本体30のケース32に設けられた当接部54A、54Bに当たることで、バックル挿入部16がロック位置から逃げるのが防止される。バックル挿入部16のロック位置で、当接部54A、54Bがバックル挿入部16の樹脂被膜部20の根元側と先端側に接触することで、バックル挿入部16のロックがより安定化する。
また、タング10、12のバックル挿入部16の開口部24がロック駒44の凸部44Bの位置まで移動する途中で、タング10、12のバックル挿入部16の先端部が支持部50に当たる。そして、コイルスプリング52が圧縮されることにより、支持部50がバックル挿入部16の挿入方向奥側に押し込まれる。なお、支持部50は、図示しないガイド部に沿ってバックル挿入部16の挿入方向に沿って移動するようにガイドされている。
一方、図14に示されるように、バックル本体30の挿入孔34、36からタング10、12のバックル挿入部16を排出する際には、操作部38のボタン38Aを指で押してケース32の内部側(矢印C方向)に押し込む。これにより、図9等に示されるように、操作部38の幅方向両側の突出部38C、38Dがそれぞれロック駒44の屈曲部44Cを押圧し、図14に示されるように、2個のロック駒44がコイルスプリング46の付勢力に抗してケース32の下方側(矢印D方向)のロック解除位置に移動する。すなわち、1つの操作部38を押し込むことで、2個のロック駒44が2個のバックル挿入部16にロックされるロック位置からロックが解除されるロック解除位置に移動する。これにより、ロック駒44の凸部44Bとバックル挿入部16の開口部24との係合が外れ、タング排出機構48のコイルスプリング52の圧縮が解除される(コイルスプリング52が矢印E方向に伸びる)ことで、支持部50によってバックル挿入部16が排出方向(矢印F方向)に押し出される。
このようなシートベルトバックル構造28では、1つの操作部38の操作により、2個のタング10、12のバックル挿入部16をロック解除することができ、タング10、12のロック解除時の操作性を向上させることができる。また、タング10、12をロック解除する解除操作時に、タング排出機構48により、バックル本体30の内部から挿入孔34、36の排出方向に向かってタング10、12が排出される。これにより、タング10、12をバックル本体30から離脱させる際の操作性を向上させることができる。
また、シートベルトバックル構造28では、タング10、12は、図1A〜図2B等に示されるように、バックル挿入部16の金属挿入部18に樹脂被膜部20を備えており、少なくともバックル本体30とのロック動作時にバックル本体30のロック駒44と接触する箇所は金属挿入部18の金属表面が露出している。より具体的には、樹脂被膜部20は、バックル本体30とのロック動作時にバックル本体30のロック駒44と接触する金属挿入部18の箇所を除くと共に、タング10、12の成形時に保持される金属挿入部18の部位を除いた範囲のほぼ全面に設けられている。タング10、12の表面側の金属挿入部18の開口部24の縁部に比べて、タング10、12の裏面側の金属挿入部18の開口部24の縁部の長手方向の露出部が多いのは、タング10、12をバックル本体30に挿入するときに、金属製のロック駒44と金属挿入部18とを摺動させるためである。これにより、タング10、12のバックル挿入部16の強度を確保することができる。
このようなタング10、12では、バックル挿入部16における金属挿入部18の露出部分(樹脂被膜部20が被膜されていない部分)を最小限とすることが可能である。これによって、日中の屋外等の高温環境下で、タング10、12が使用された場合に、金属挿入部が露出している場合(樹脂被膜部が無い場合)に比べて、金属挿入部18の表面の樹脂被膜部20が加熱されることが抑制される。このため、タング10、12の樹脂被膜部20が幼児に接触した場合でも安全であり、タング10、12の加熱から幼児を保護することができる。例えば、シートベルトバックル構造28に設けられるシートベルトを幼児に装着する場合に、タング10、12の樹脂被膜部20が幼児に接触した場合でも安全であり、タング10、12の加熱から幼児を保護することができる。このようなタング10、12を備えたシートベルトバックル構造28は、特に二輪車(自転車など)のような屋外で主に使用される場合に適している。
また、シートベルトバックル構造28では、操作部38は、2個のロック駒44をそれぞれ押圧する一対の突出部38C、38Dを備えており、操作部38を押すことで、突出部38C、38Dが2個のロック駒44をそれぞれ押圧し、ロック駒44によるバックル挿入部16のロックが解除される。その際、バックル本体30には、操作部38を押したときに、操作部38をガイドするガイド部32Dおよびガイド部32Eが設けられている。これによって、一対の突起部38Eがガイド部32Eに沿ってスライドすると共に、幅方向両側の突出部38Cがガイド部32Dに沿ってスライドすることで、操作部38が傾かないようにガイドされる。このため、操作部38により2個のロック駒44をより確実に押圧することができる。
また、シートベルトバックル構造28では、コイルスプリング46により、ロック駒44をタング10、12がバックル本体30にロックされるロック位置の方向に付勢されている。その際、バックル本体30には、タング10、12のバックル挿入部16の根元側と先端側に当接する当接部54A、54Bが設けられていることで、タング10、12がロック位置から逃げるのが防止される。このため、ロック駒44によるバックル挿入部16のロックをより強固にすることができる。
次に、本発明の第2実施形態であるシートベルトバックル構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図15Aおよび図15Bに示されるように、本実施形態のシートベルトバックル構造70では、2個のタング72、74は、持ち手部14から延びてバックル本体90(図16Aおよび図16B参照)に挿入されるバックル挿入部76を備えている。
バックル挿入部76は、金属挿入部18の表面に、樹脂で被膜された樹脂被膜部78を備えている。バックル挿入部76は、少なくともバックル本体90とのロック動作時に、バックル本体90に設けられたロック駒44(図13参照)と接触する箇所は金属挿入部18の金属表面が露出する構成とされている。一方のタング72のバックル挿入部76には、バックル本体90への挿入時に幅方向内側となる位置の樹脂被膜部78の表面側(図15Aの上側)の厚みを幅方向外側の樹脂被膜部78の表面側の厚みよりも厚くした誤挿入防止部としての厚肉部80が設けられている。他方のタング74のバックル挿入部76には、バックル本体90への挿入時に幅方向外側となる位置の樹脂被膜部78の表面側(図15Aの上側)の厚みを幅方向内側の樹脂被膜部78の表面側の厚みよりも厚くした誤挿入防止部としての厚肉部82が設けられている。
図16Aおよび図16Bに示されるように、バックル本体90は、ケース32の切り欠き部32Aの側面に、タング72のバックル挿入部76が挿入される挿入孔92と、タング74のバックル挿入部76が挿入される挿入孔94と、を備えている。挿入孔92の幅方向内側には、厚肉部80の厚みに合わせて操作部38の方向(図16B中の上方側)に孔部を拡大した誤挿入防止部としての拡大凹部92Aが形成されている。挿入孔94の幅方向外側には、厚肉部82の厚みに合わせて操作部38の方向(図16B中の上方側)に孔部を拡大した誤挿入防止部としての拡大凹部94Aが形成されている。
これにより、タング72のバックル挿入部76の幅方向内側の厚肉部80が、挿入孔92の幅方向内側の拡大凹部92Aに挿入されることで、タング72のバックル挿入部76が挿入孔92に挿入される。また、タング74のバックル挿入部76の幅方向外側の厚肉部82が、挿入孔94の幅方向外側の拡大凹部94Aに挿入されることで、タング74のバックル挿入部76が挿入孔94に挿入される。
一方、タング72のバックル挿入部76を逆側の挿入孔94に挿入しようとしても、バックル挿入部76の厚肉部80が挿入孔94の縁部の壁と干渉して、タング72のバックル挿入部76を挿入孔94に挿入することができない。同様に、タング74のバックル挿入部76を逆側の挿入孔92に挿入しようとしても、バックル挿入部76の厚肉部82が挿入孔92の縁部の壁と干渉して、タング74のバックル挿入部76を挿入孔92に挿入することができない。
また、タング72のバックル挿入部76の表裏を逆にして(バックル挿入部76をひっくり返して)挿入孔94に挿入しようとしても、バックル挿入部76の厚肉部80が挿入孔94の縁部の壁と干渉して、タング72のバックル挿入部76を挿入孔94に挿入することができない。同様に、タング74のバックル挿入部76の表裏を逆にして(バックル挿入部76をひっくり返して)挿入孔92に挿入しようとしても、バックル挿入部76の厚肉部82が挿入孔92の縁部の壁と干渉して、タング72のバックル挿入部76を挿入孔92に挿入することができない。
これにより、タング72、74の挿入孔92、94への誤挿入が防止され、シートベルトバックル構造70の操作性を向上させることができる。
なお、第2実施形態では、誤挿入防止部は、タングの一部、および挿入孔におけるタングの一部と対向する部分の厚みを変えた構成とされているが、これに限定されるものではない。例えば、誤挿入防止部は、タングの一部、および挿入孔におけるタングの一部と対向する部分の形状を変えた構成としてもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態では、タングの樹脂被膜部は、バックル本体とのロック動作時にバックル本体のロック駒と接触する金属挿入部の箇所を除くと共に、タングの成形時に保持される金属挿入部の部位を除いた範囲のほぼ全面に設けられているが、これに限定するものではない。例えば、タングの樹脂被膜部は、バックル本体とのロック動作時にバックル本体のロック駒と接触する金属挿入部の箇所を除くと共に、成形時に保持される金属挿入部の部位を除いた範囲に部分的に設けられていてもよい。例えば、タングの樹脂被膜部を格子状、網目状、又はストライプ状に細かい間隔で設けることで、幼児などが樹脂被膜部の間の金属挿入部に直接接触しないようにすることができる。
10 タング
12 タング
14 持ち手部
16 バックル挿入部
18 金属挿入部
20 樹脂被膜部
24 開口部
28 シートベルトバックル構造
30 バックル本体
32D ガイド部
32E ガイド部
34、36 挿入孔
38 操作部
38C 突出部(押圧部)
38D 突出部(押圧部)
44 ロック駒(ロック部)
46 コイルスプリング(ロック用付勢部材)
48 タング排出機構
52 コイルスプリング(排出用付勢部材)
54A、54B 当接部
70 クッション取付構造
72 タング
74 タング
76 バックル挿入部
78 樹脂被膜部
80 厚肉部(誤挿入防止部)
82 厚肉部(誤挿入防止部)
90 バックル本体
92 挿入孔
92A 拡大凹部(誤挿入防止部)
94 挿入孔
94A 拡大凹部(誤挿入防止部)

Claims (6)

  1. シートベルトのバックル本体と、
    把持可能な持ち手部と、前記持ち手部から延びて前記バックル本体の挿入孔に挿入されると共に金属からなる金属挿入部、および前記金属挿入部の表面を樹脂で被膜した樹脂被膜部からなるバックル挿入部と、を備えると共に、少なくとも前記バックル本体とのロック動作時に前記バックル本体に設けられたロック部と接触する箇所は前記金属挿入部の金属表面が露出しているタングと、
    を有するシートベルトバックル構造であって、
    前記バックル本体は、2個の前記タングにそれぞれ設けられた前記バックル挿入部が挿入される2個の前記挿入孔と、前記バックル挿入部をそれぞれロックする2個のロック駒と、2個の前記タングをロック解除する1つの操作部と、を備え、
    前記1つの操作部を操作することで、前記2個のロック駒を前記2個のバックル挿入部にロックされるロック位置からロックが解除されるロック解除位置に移動させる構成とされており、
    前記操作部は、前記2個のロック駒をそれぞれ押圧する押圧部を備え、
    前記バックル本体には、前記操作部を押したときに、前記操作部が傾かないようにガイドするガイド部が設けられており、
    前記ロック駒は、本体部の両端部に前記操作部の方向に屈曲された2つの屈曲部を備え、
    前記操作部は、前記押圧部として、前記2個のロック駒の前記屈曲部をそれぞれ押圧するように屈曲された幅方向外側の2個の突出部と、幅方向内側の2個の突起部と、を備えるシートベルトバックル構造。
  2. 前記バックル本体は、前記タングをロック解除する解除操作時に、前記バックル本体の内部から前記挿入孔の排出方向に向かって前記タングを排出するタング排出機構を備える請求項1に記載のシートベルトバックル構造。
  3. 前記タング排出機構は、前記タングと前記バックル本体とのロックが解除されたときに、前記タングを前記挿入孔の排出方向に向かって押し出す排出用付勢部材を備える請求項2に記載のシートベルトバックル構造。
  4. 前記ロック駒を前記バックル挿入部が前記バックル本体にロックされるロック位置の方向に付勢するロック用付勢部材と、
    前記バックル本体に設けられ、前記バックル挿入部に当接し、前記バックル挿入部が前記ロック位置から逃げるのを防止する当接部と、
    を有する請求項に記載のシートベルトバックル構造。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のシートベルトバックル構造と、
    前記シートベルトバックル構造が設けられたシートベルトと、
    を有する子供乗せ装置。
  6. 二輪車本体に請求項5に記載の子供乗せ装置が取り付けられている二輪車。
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