JP6087749B2 - 遊技機の球払出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を払い出す遊技機の球払出装置に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機においては、遊技球を貯留するタンクレールが設けられており、タンクレールから球払出装置へ遊技球を整流して流下させている。球払出装置は、遊技盤における遊技の状態に応じて、賞球としての遊技球をタンクレールから球皿へと1球ずつ払い出している。球払出装置は、タンクレールから繋がって遊技機の縦方向に延びる球流路内の遊技球を払い出すものが多い。これに対し、例えば、特許文献1等のパチンコ機の払出機においては、遊技機の横方向に延びる球流路内の遊技球を払い出している。
特許文献1の払出機においては、球の案内路の途中に星型歯車を設け、星型歯車によって球の計数と払い出しとを行うことが記載されている。この払出機においては、球の案内路に水平又は水平近似部分を設け、この部分に、星型歯車の歯の一部が下側から突出するようにしている。これにより、球の払い出しの際に、球詰まりを防止して球の円滑な払い出しを可能にしている。
特公平8−22332号公報
しかしながら、特許文献1の払出機においては、星型歯車が、歯と歯の間の凹部に球を保持し、この球を常に下方からすくい上げるようにして回転する。そのため、星型歯車に対して球の自重が直接加わり、星型歯車を回転させるためのトルクが大きくなる。また、特許文献1の払出機においては、1条の状態で球を払い出す工夫しかなされておらず、2条の状態から1条の状態に球の流れを収斂する工夫はなされていない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、球送りを行う際のトルクを低減することができ、簡易的な構造により、遊技球の流れを2条から1条へ収斂することができる遊技機の球払出装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、2条の球案内溝を底面に有する2条の上流側球流路と、
該2条の上流側球流路に対する下流側に形成された1条の下流側球流路と、
上記2条の球案内溝上を流下する遊技球を上記1条の下流側球流路に向けて送り出す球送り部と、を備え、
該球送り部の一部は、上記2条の球案内溝内に進入して配置されており、
上記2条の球案内溝は、一対の外側案内壁と該一対の外側案内壁の間に形成された中央案内壁とに遊技球を載置させて流下させるよう形成されており、
上記一対の外側案内壁は、その高さが、上記中央案内壁の高さよりも下流側に行くに連れて徐々に高くなる部分を有していることを特徴とする遊技機の球払出装置にある。
上記遊技機の球払出装置においては、球送り部によって、上流側球流路の2条の球案内溝上を流下する遊技球を1条の下流側球流路に向けて送り出す際の工夫をしている。
球送り部の一部は、2条の球案内溝内に進入して配置されており、2条の球案内溝は、一対の外側案内壁と中央案内壁とに遊技球を載置させて流下させるよう形成されている。これにより、遊技球の自重を外側案内壁と中央案内壁とによって受け止めつつ、球送り部が、外側案内壁と中央案内壁とによって形成された球案内溝内に進入して、遊技球を送り出す。そのため、遊技球から球送り部に加わる負荷を低減することができ、球送り部を回転させるためのトルクを低減することができる。
また、一対の外側案内壁は、その高さが、中央案内壁の高さよりも下流側に行くに連れて徐々に高くなる部分を有している。これにより、外側案内壁と中央案内壁とに載置されて球送り部によって送り出される遊技球は、下流側に流下するに連れて、外側案内壁の側から中央案内壁の側に寄せられて行く。そのため、簡易的な構造により、2条の状態で流下する遊技球を1条の状態に収斂して流下させて、1条の下流側球流路へ導くことができる。
また、2条の球案内溝は、一対の外側案内壁と中央案内壁とに遊技球を載置させて流下させるために略水平方向に向けて形成されており、2条の上流側球流路及び1条の下流側球流路は、遊技機における上方部に配設することができる。そして、遊技機における側部(側枠部)に、1条の下流側球流路に繋がる球流路を1条の状態で形成することができる。これにより、球流路が遊技機の左右方向に占める割合を小さくして、遊技機の本体枠の裏面側の開口領域を更に拡大することができる。そして、通常、遊技盤の裏面側に突出するように搭載される画像表示装置等の遊技装置の配置の自由度を更に向上させることができる。
また、球払出装置には、遊技球が2条で供給されるので、球払出装置に対する遊技球の供給量を増加させることができる。これにより、単位時間当たりの遊技球の払出量を安定的に向上させることができる。
それ故、上記遊技機の球払出装置によれば、球送りを行う際のトルクを低減することができ、簡易的な構造により、遊技球の流れを2条から1条へ収斂することができる。
実施例にかかる、球送り部におけるスプロケット部材の球受け凹部に遊技球を受ける状態の球払出装置を、本体枠の裏面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例にかかる、図1の球払出装置を上方から見た状態で示す断面説明図。 実施例にかかる、球送り部及び球案内溝の周辺を示す斜視図。 実施例にかかる、球払出装置を下流側から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、球送り部におけるスプロケット部材の球当接凸部に遊技球が接触する状態の球払出装置を、本体枠の裏面側から見た状態で示す断面説明図。 実施例にかかる、球払出装置における球案内溝の下方傾斜部における遊技球の流下状態を、下流側から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、球送り部及び球案内溝の周辺を、下流側から見た状態で示す斜視図。 実施例にかかる、遊技機の本体枠を裏面側から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、本体枠の上方部における球抜き弁の周辺を、上方から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、本体枠の上方部における球抜き弁、球抜き流路及び球整流部の周辺を、本体枠の正面側から見た状態で示す説明図。
上述した遊技機の球払出装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記遊技機の球払出装置においては、上記球送り部は、上記2条の球案内溝に対する下方位置において回転可能に軸支される回転軸部と、該回転軸部に設けられた2つのスプロケット部材とを有しており、該2つのスプロケット部材には、それぞれ上記球案内溝を流下する遊技球を受ける球受け凹部が、上記回転軸部の回りの周方向の互いに異なる位置に交互に複数形成されており、上記2条の球案内溝は、上記回転軸部よりも上流側の位置において、下流側に行くに連れて上方に傾斜する上方傾斜部を有しているとともに、上記回転軸部よりも下流側の位置において、下流側に行くに連れて下方に傾斜する下方傾斜部を有しており、かつ、上記回転軸部の形成位置において、上記上方傾斜部と上記下方傾斜部との境界に位置する頂点部を有しており、上記2条の球案内溝を流下する遊技球が、上記上方傾斜部において、上記各外側案内壁の上面部と上記中央案内壁の上面部とに載置されたまま、上記スプロケット部材によって押されて上昇し、上記下方傾斜部において、上記各外側案内壁と上記中央案内壁との高低差によって上記各外側案内壁の側から上記中央案内壁の側へと寄せられることにより、上記1条の下流側球流路へ向けて収斂されるよう構成されていてもよい。
この場合には、球送り部の2つのスプロケット部材によって、2条の球案内溝を形成する外側案内壁と中央案内壁とに載置される遊技球を、交互に1条の下流側球流路に払い出すことができる。また、上方傾斜部において、遊技球がスプロケット部材によって押されて上昇することにより、遊技機において、スプロケット部材を含む球送り部、及び2条の球案内溝をできるだけ上方に配設することができる。これにより、2条の球案内溝に対する下流側に位置する1条の下流側球流路も併せて上方に配設することができ、遊技機における上側部分を更に上方へ拡大することができる。
また、上記上流側球流路に対する上流側に位置する2条の先行球流路は、一対の外側立壁部と、該一対の外側立壁部の間に形成された中央立壁部とによって、2条で遊技球が流下する状態に形成されており、上記2条の先行球流路は、上記一対の外側立壁部の下流側端部が上記中央立壁部の側へ屈曲していることにより、該下流側端部において、遊技球を上記中央立壁部の側へ寄せて流下させるよう構成されており、上記2条の球案内溝は、該2条の球案内溝を流下する遊技球が幅方向に重なって流下する間隔で形成されていてもよい。
この場合には、先行球流路によって、2条から1条への遊技球の収斂構造の一部を球送り部よりも上流側の位置において事前に形成することができる。また、先行球流路の形成によって、2条の球案内溝の間隔を、2球分の幅よりも小さくなるように形成することができ、2条の球案内溝に載置される遊技球が、その幅方向に重なる間隔で流下するよう構成することができる。これにより、2条の球案内溝から下流側球流路に向けて、遊技球の流れを最終的に1条の状態に収斂することが容易になる。このように、先行球流路と2条の球案内溝(上流側球流路)との2段階で遊技球の流れを収斂することにより、球詰まりを発生させることなく滑らかに遊技球を収斂することができる。
また、上記各スプロケット部材における、上記球受け凹部の間に形成された球当接凸部は、その外周部が、回転方向後方側に行くに連れて上記回転軸部の中心からの半径が徐々に小さくなるよう形成されており、上記球当接凸部は、上記回転軸部の軸方向における外側の外周角部に、面取り部を有しており、該面取り部は、上記回転方向後方側に行くに連れて大きくなっていてもよい。
この場合には、球当接凸部の外周部の半径が、回転方向後方側に行くに連れて徐々に小さくなっていることにより、球送り部のスプロケット部材が回転する際に、上流側から2条の球案内溝に流下する遊技球を、球当接凸部から徐々に下降させながら球受け凹部に流入させることができる。これにより、遊技球を球受け凹部に受け入れやすくすることができる。また、球当接凸部における面取り部には、上流側から流下する遊技球が外側から接触する。そして、面取り部の下降傾斜が、回転方向後方側に行くに連れて徐々に大きくなっていることにより、球送り部のスプロケット部材が回転する際に、上流側から2条の球案内溝に流下する遊技球を、一層滑らかに球受け凹部に受け入れることができる。
以下に、遊技機の球払出装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の遊技機7の球払出装置1は、図1、図2に示すごとく、2条の球案内溝21を底面に有する2条の上流側球流路2と、2条の上流側球流路2に対する下流側に形成された1条の下流側球流路3と、2条の球案内溝21上を流下する遊技球Bを1条の下流側球流路3に向けて送り出す球送り部4とを備えている。
球送り部4の一部は、2条の球案内溝21内に進入して配置されており、2条の上流側球流路2の流下領域内に、2条の球案内溝21の底面から上方に向けて突出するように配置されている。2条の球案内溝21は、一対の外側案内壁22と一対の外側案内壁22の間に形成された中央案内壁23とに遊技球Bを載置させて流下させるよう形成されている。一対の外側案内壁22は、その高さが、中央案内壁23の高さよりも下流側に行くに連れて徐々に高くなる部分を有している。
以下に、本例の遊技機7の球払出装置1につき、図1〜図10を参照して詳説する。
図8に示すごとく、本例の遊技機7はパチンコ遊技機であり、遊技機7は、外枠に対して、遊技盤(図示略)が配設された本体枠71を開閉可能にして構成されている。球払出装置1は、本体枠71の裏面側における上方部711に設けられた球レール(タンクレール)12の一部に対して遊技球Bを払い出す球送り部4を配設して形成されている。
2条の上流側球流路2及び1条の下流側球流路3は、下流側に向けて緩傾斜して略水平方向に延びる球レール12において形成されている。本体枠71の裏面側における上方部711において、球レール12に対する上流側には、遊技球Bを貯留する球タンク11が配設されている。球タンク11から球レール12には、2条の状態で遊技球Bが流下し、この遊技球Bは、球払出装置1内において1条の状態で流下するよう収斂される。
図8、図9に示すごとく、球タンク11は、複数の遊技球Bを貯留する球貯留部111と、球貯留部111から球レール12に向けて2条の状態で遊技球Bを流下させる球流下通路112とを有している。球流下通路112は、本体枠71の裏面側における上方部711において一方側(本例では左側)の側部712の位置に、遊技機7の前後方向に沿って後方に向けて遊技球を流下させるように設けられている。
図8に示すごとく、球レール12において、上流側球流路2に対する上流側には、2条の状態で遊技球Bを流下させる先行球流路5が形成されている。先行球流路5及び上流側球流路2は、本体枠71の裏面側における上方部711において一方側(左側)の側部712に近い位置に設けられており、1条の下流側球流路3は、本体枠71の裏面側における上方部711において、一方側の側部712に近い位置から他方側(右側)の側部713まで形成されている。
なお、本例の球払出装置1は、先行球流路5の下流側端部の流下領域と、上流側球流路2の全ての流下領域と、下流側球流路3の上流側端部の流下領域とを一体的に有している。また、球払出装置1は、装置全体の外側壁として本体ケース(図示略)を有しており、この本体ケースによってユニット化されている。また、本例の球払出装置1は、本体枠71の裏面側における上方部711の左側端部において、球タンク11の背面側であり、かつ球タンク11の底面部の直下の位置に形成される球レール12の形成領域内に、球レール12に対して着脱可能なように配設されている。
このように、本例の遊技機7は、球タンク11とそれに続く球払出装置1とを、本体枠71の裏面側において、その左側上方端部に一括的に集約させてコンパクトに配設している。このように構成することにより、球払出装置1よりも下流側に位置する球流路を含めた本体枠71全体の球流下機構をシンプルに形成できるようにしている。
図8に示すごとく、下流側球流路3に対する下流側であって、本体枠71の裏面側における他方側(右側)の側部713には、上下方向に延びる1条の球払出流路61が形成されている。そして、球払出流路61を流下した遊技球は、遊技機7の前側に設けられた球皿(図示略)へと払い出される。また、本体枠71の裏面側における一方側(左側)の側部712には、球タンク11の球流下通路112から分岐して、上下方向に延びる1条の球抜き流路62が形成されている。球払出流路61及び球抜き流路62は、側部712,713に沿って形成されている。
そして、本体枠71の上方部711における球タンク11及び球レール12、各側部712,713における球抜き流路62及び球払出流路61によって囲まれた中央部分には、遊技盤の裏面側から後方に向けて突出して配設される画像表示装置等の遊技装置を配置するための開口部73が形成されている。球払出流路61と球抜き流路62とを、遊技機7の裏面側における左右に分離して配設したことにより、本体枠71における側枠部の球流下構造を、遊技球が1条で流下する構造にすることが可能となる。これにより、本体枠71(特に側枠部)の構成をコンパクトに形成することができるとともに、開口部73の全体開口面積を容易に拡大することが可能となる。
図1に示すごとく、球送り部4は、2条の球案内溝21に対する下方位置において回転可能に軸支される回転軸部41と、回転軸部41に設けられた2つのスプロケット部材42と、回転軸部41を回転駆動する回転駆動源(モータ)43とを有している。2つのスプロケット部材42には、各スプロケット部材42から交互に遊技球Bを払い出すために、それぞれ球案内溝21を流下する遊技球Bを受ける球受け凹部422が、回転軸部41の回りの周方向Cの互いに異なる位置に交互に複数形成されている。
球送り部4の回転駆動源43は、先行球流路5に対する下側の位置に配置されており、回転駆動源43の出力軸と回転軸部41とは、複数のギヤ44によって噛合されている(図4参照)。また、本例の球払出装置1は、本体ケース内に球送り部4、回転駆動源43、複数のギヤ44、球案内溝21を一体的に有するように構成されている。
本例の球受け凹部422は、各スプロケット部材42の周方向Cに等間隔に(120°の間隔で)3つずつ形成されている。一方のスプロケット部材42において球受け凹部422が形成された位置と、他方のスプロケット部材42において球受け凹部422が形成された位置とは、半ピッチ分(60°の角度)周方向Cにずれている。そして、一方のスプロケット部材42の各球受け凹部422には、他方のスプロケット部材42の各球当接凸部421が対向している。
図1、図3に示すごとく、遊技球Bを球受け凹部422に受け入れやすくするために、各スプロケット部材42における、球受け凹部422の間に形成された球当接凸部421は、その外周部の外周先端面423が、回転方向後方側D2に行くに連れて回転軸部41の中心からの半径が徐々に小さくなるよう形成されている。球当接凸部421は、回転軸部41の軸方向における外側の外周角部に、先行球流路5から流下する遊技球Bを接触させるための面取り部424を有している。面取り部424は、球当接凸部421の回転方向後方側D2に行くに連れて大きくなっており、各球当接凸部421の外周先端面423の幅は、球当接凸部421の回転方向後方側D2に行くに連れて狭くなっている。
なお、球払い部4の回転方向前方側は符号D1によって示す。
図1、図2に示すごとく、2条の先行球流路5は、一対の外側立壁部51と、一対の外側立壁部51の間に形成された中央立壁部52とによって、2条で遊技球Bが流下する状態に形成されている。また、先行球流路5の下流側端部の流下領域は、上述のように球払出装置1の内部に形成されている。そして、この球払出装置1の内部に形成される一対の外側立壁部51の下流側端部には、中央立壁部52の側へ屈曲する屈曲壁部511が形成されており、中央立壁部52は、上流側から屈曲壁部511が形成された位置まで形成されている。また、先行球流路5は、一対の外側立壁部51と中央立壁部52との間を、天井側に位置する天井壁部53と底側に位置する底壁部54とによって繋いで筒形状に形成されている。
球払出装置1の内部に形成される先行球流路5の下流側端部は、その屈曲壁部511において、遊技球Bを中央立壁部52の側へ寄せて流下させる(詳しくは、略40°の勾配を有して斜め下の中央側方向へ向けて流下させる)。そして、先行球流路5の下流側端部は、前半収斂として、一方の外側立壁部51と中央立壁部52との間と、他方の外側立壁部51と中央立壁部52との間をそれぞれ流下する遊技球B同士の間の間隔を狭めるよう構成されている。
図1、図2に示すごとく、2条の上流側球流路2は、一対の外側立壁部24と、一対の外側立壁部24を天井側において繋ぐ天井壁部25とを有している。2条の球案内溝21を流下する遊技球Bは、一対の外側立壁部24と天井壁部25とによって囲まれた状態で流下する。一対の外側立壁部24は、底部材20における2条の球案内溝21の下流側端部の付近から中央側に向けて、楔状に屈曲するように形成されている。この外側立壁部24の中央側に向けての屈曲構造は、後述する後半収斂のときに遊技球の収斂流下を補助的にガイドすることを目的として形成されている。
また、2条の上流側球流路2の下流側に形成される1条の下流側球流路3における上流側端部には、1条に収斂された遊技球Bの払出数をカウントするための球検出スイッチ26が配設されている。また、上述のように下流側球流路3の上流側端部の流下領域は球払出装置1内に形成されており、これに併せて球検出スイッチ26も球払出装置1内に一体的に配設されている。
図3に示すごとく、2条の球案内溝21は、一対の外側案内壁22を構成する一対の外側プレート部22と、中央案内壁23を構成する中央プレート部23とが一体化された底部材20によって形成されている。一対の外側プレート部22は、上流側球流路2の流路形成方向(遊技機7における左右方向)に対して直交する方向(遊技機7における前後方向)の両外側に位置しており、中央プレート部23は、一対の外側プレート部22同士の間において一対の外側プレート部22と平行に配置され、一対の外側プレート部22に連結されている。
球送り部4のスプロケット部材42は、一対の外側プレート部22と中央プレート部23との間のスペースに配置されている。球送り部4の回転軸部41は、一対の外側プレート部22と中央プレート部23とを貫通して回転可能に設けられている。
図1に示すごとく、底部材20の2条の球案内溝21は、回転軸部41よりも上流側の位置において、下流側に行くに連れて(回転軸部41に近づくに連れて)上方に向けて傾斜する上方傾斜部212を有しているとともに、回転軸部41よりも下流側の位置において、下流側に行くに連れて下方に傾斜する下方傾斜部214を有している。底部材20の2条の球案内溝21において、回転軸部41よりも上流側の部分には、先行球流路5から流下する遊技球Bが下方へ一旦入り込む凹部211が形成されている。上方傾斜部212は、凹部211における下流側部分に形成されている。底部材20の2条の球案内溝21は、回転軸部41の形成位置において、上方傾斜部212と下方傾斜部214との境界に位置する部分が最も高くなった頂点部213を有している。
図4、図6に示すごとく、底部材20に形成された2条の球案内溝21の中心部同士の間隔は、遊技球Bの直径よりも狭い間隔になっており、2条の球案内溝21を流下する遊技球Bが幅方向(遊技機7における前後方向であり、上流側球流路2の流路形成方向に対して直交する方向)に重なって流下する間隔になっている。2条の球案内溝21を流下する遊技球Bは、各外側案内壁22の上面部221における内側角部222と、中央案内壁23の上面部231における角部232とに載置されて流下する。
図3、図5に示すごとく、先行球流路5から上流側球流路2に流下する遊技球Bは、先行球流路5の下流側端部に形成される屈曲壁部511によって、中央立壁部52の側へ寄せられる(詳しくは、略40°の勾配を有して斜め下の中央側方向へ向けて寄せられる)。そして、この遊技球Bは、スプロケット部材42の球当接凸部421における外周部の面取り部424に接触する。そして、球払い部4が回転するに連れて、遊技球Bに接触する面取り部424の部分が大きくなり、遊技球Bに対して球受け凹部422が対向するときに球案内溝21の凹部211に導かれる。このとき、遊技球Bは、面取り部424に接触していることにより(面取り部424への接触状態が維持されることにより)、球送り部4が回転方向前方側D1に回転する際に、面取り部424に沿って徐々に下側に移動する。これにより、図1に示すごとく、遊技球Bが球受け凹部422内に入るとき、この遊技球Bが球当接凸部421から凹部211へ流下する高低差を小さくすることができ、この遊技球Bを素早く凹部211に受け入れることができる。
また、図1、図3に示すごとく、球当接凸部421の外周部は、その半径が、回転方向後方側に行くに連れて徐々に小さくなるように形成されている。これにより、スプロケット部材42が回転して遊技球Bが球受け凹部422内に入るとき、この遊技球Bは、球接触凸部421から球受け凹部422に向けて徐々に下降しながら流入する。これによっても、遊技球Bを素早く、かつ滑らかに球案内溝21の凹部211に受け入れることができる。
また、本例の球払出装置1は、球払い動作を行わない停止状態においては、図1に示す位置に球払い部4が停止するように構成されている。このとき、球払い部4は、一方のスプロケット部材42における頂点位置にある球受け凹部422に、遊技球Bが受け入れられた状態で停止する。また、この球払い部4の停止状態においては、この球受け凹部422に対する下流側に位置する球接触凸部421の外周部が、球案内溝21の底面から上方に向けて突出している。これにより、球払い部4の停止状態において、遊技機7に対して不意に振動等が発生したときにも、球接触凸部421の外周部がシャッタ部材として作用する。これにより、球受け凹部422に受け入れられた遊技球Bが、球接触凸部421を不意に乗り越えて、下流側に向けて払い出されてしまうという不具合を適切に防止することができる。
また、図3に示すごとく、先行球流路5から上流側球流路2に流下する遊技球Bは、一旦凹部211に入って受け止められる。その後、凹部211の上方傾斜部212において、各外側案内壁22の上面部221における内側角部222と中央案内壁23の上面部231における角部232とに載置されたまま、スプロケット部材42の球受け凹部422内に入った状態で、スプロケット部材42に押されて上昇する。ここで、上方傾斜部212は、水平方向に対して35°の角度で上昇するよう形成されている。このとき、2条の球案内溝21上にそれぞれ載置された遊技球Bは、収斂されることなく、2条の球案内溝21の形成方向に沿って、2条の球案内溝21の流下形成方向と略平行に、そのまま真っ直ぐに上昇移動する。
このように、回転駆動源43によって駆動されるスプロケット部材42により、遊技球Bが持ち上げられながら(スプロケット部材42に所定の負荷がかかりながら)移動する流下領域においては、遊技球Bは決められた一方向のみに移動するだけである。そして、この流下領域においては、収斂移動等の付加的な球流下移動が特に発生しない。これにより、遊技球Bの移動過程において、遊技球Bに対して不要な負荷が付与されない。そのため、スプロケット部材42及び回転駆動源43を含む球払い部4に対しても、不要な負荷が付与されず、安定した球送り動作を実現することができる。
次いで、この遊技球Bは、頂点部213に到達した後には、スプロケット部材42によって押されながら下方傾斜部214を流下する(図1参照)。
図1、図3に示すごとく、中央案内壁23の上面部231は、頂点部213から下流側に行くに連れて緩傾斜状に直線的に下降して形成されている。ここで、上面部231は、水平方向に対して10°の角度で下降するよう形成されている。また、各外側案内壁22の上面部221は、頂点部213から下流側に向けて略水平に近い状態で形成されている。本例の各外側案内壁22の上面部221は、その下側部に若干緩やかに窪む曲面形状を有しており、詳しくは上面部231よりも緩やかな緩傾斜状に直線的に下降形成された後に、曲面形状を介してその下流端部をほぼ水平方向に形成した形状を有している。ここで、各外側案内壁22の上面部221における、中央案内壁23の上面部231よりも緩やかな緩傾斜状に形成される部分は、水平方向に対して6°の角度で下降するよう形成されている。
図3に示すごとく、2条の球案内溝21の上方傾斜部212においては、遊技球Bを球案内溝21の形成方向に沿って真っ直ぐに流下させるために、各外側案内壁22の上面部221と中央案内壁23の上面部231との高さ位置は同じになっている。
そして、2条の球案内溝21の下方傾斜部214においては、各上面部221と上面部231との傾きの差により、各上面部221の高さ位置は、上面部231の高さ位置よりも下流側に行くに連れて徐々に高くなっている。また、中央案内壁23の下流側端部233は、各外側案内壁22の下流側端部223よりも下流側に突出している。
そして、図6、図7に示すごとく、2条の球案内溝21の下方傾斜部214を流下する遊技球Bは、各外側案内壁22の上面部221と中央案内壁23の上面部231との高低差Hによって各外側案内壁22の側から中央案内壁23の側へと徐々に寄せられ、中央案内壁23の下流側部分の上面部231の上に載置されながら、1条の下流側球流路3へ向けて収斂される(後半収斂)。
なお、この後半収斂流下において、上述したように外側案内壁22の上面部221の下流端部が略水平状に形成されていることにより、収斂の最終過程において、遊技球Bを積極的に中央案内壁23の上面部231へ向けて収斂流下させることができる。
また、このとき、先行球流路5の下流側端部に形成される屈曲壁部511を用いた前半収斂構造の作用により、上述のように2条の球案内溝21における2つの溝幅(詳しくは2条の球案内溝21の中心間の幅寸法)は、遊技球1球分よりも狭くなっている。つまり、球案内溝21内に配置される2つのスプロケット部材42の間隔が、遊技球1球分よりも狭くなっている。
この構成により、球案内溝21の下方傾斜部214において、球案内溝21に載置された遊技球Bをスプロケット部材42によって押し出しつつ、下流側球流路3に向けて流下させる球送り動作を行うときに、中央方向(2つのスプロケット部材42の間の方向)へ向けて収斂しながら流下する遊技球Bに対して、スプロケット部材42による球送り力を、遊技球Bが下方傾斜部214の下流位置に至るまで安定的に継続して伝達させることができる。これにより、略水平方向という、重力による自由落下の力をその流下力としてあまり利用できない方向へ向けて遊技球Bを流下させる本例の球払出装置1においても、安定かつ高速な遊技球Bの球送り動作を行うことができる。
また、図5、図6に示すごとく、球案内溝21の下方傾斜部214において、一方側に位置する外側案内壁22から中央案内壁23に遊技球Bが寄せられるときには、一方側に位置するスプロケット部材42によって下流側に押し出される遊技球Bが、他方側に位置するスプロケット部材42に接触しないように、適宜各部材が形成されている。詳しくは、上述した中央案内壁23の上面部231と外側案内壁22の上面部221との緩傾斜形状により、遊技球Bは、他方側に位置するスプロケット部材42に接触しないように、徐々に中央案内壁23の上面部231へ向けて収斂流下する。そして、この遊技球Bは、他方側に位置するスプロケット部材42への接触が十分に回避可能な位置まで流下した後に、積極的に中央案内壁23の上面部231へ向けて収斂流下する。これにより、球送り部4に遊技球Bによる不要な負荷が加わらないようにしている。この構成は、他方側を含む両側の外側案内壁22及びスプロケット部材42について同様である。
図9に示すごとく、球タンク11の球貯留部111から2条に形成された球流下通路112には、球貯留部111内の遊技球Bを球レール12及び球払出装置1へ導かずに、遊技機の外部に抜き出すための球抜き流路62が下方へ分岐するように設けられている。球流下通路112から球抜き流路62に分岐する位置には、球抜き弁63が移動可能に配置されている。この球抜き弁63は、球流下通路112の形成方向に対して直交する方向にスライド可能であり、遊技球Bを落下させるための落下口631を、2条の球流下通路112に合わせて2つ有している。球抜き弁63は、球払出装置1において遊技球Bの払出を行う通常状態においては、2つの落下口631が球流下通路112の底面から、遊技球Bの略半個分、幅方向にずれた位置に配置されており、球流下通路112を形成する立壁部113によって塞がれている。
また、球抜き弁63において落下口631が形成されていない部分が、球流下通路112の底面として機能する。そして、球抜き弁63をスライドさせたときには、2つの落下口631が2条の球流下通路112の底面を開口し、2つの落下口631から、落下口631よりも上流側にある遊技球Bが球抜き流路62に向けて落下するように流下する。
また、球抜き弁63が配置された球流下通路112の上方部周辺には、球流下通路112を流下する遊技球Bを一段状態に整流するための球均し板部材(図示略)が設けられている。この球均し部材は、球流下通路112の天井壁部としても機能する。そして、球均し板部材は、球抜き動作時において、球貯留部111内の遊技球Bを落下口631から球抜き流路62に向けて流下させるときに、次のように機能する。すなわち、落下口631近傍の球流下通路112内においては、上流側からの球圧によって、遊技球Bの乗り上がり現象等による球詰まりが発生しようとすることがある。このとき、球均し板部材により、遊技球Bの流下状態を、適切な一段積み状態に維持することができ、不要な球詰まりの発生を防止することができる。
図10に示すごとく、球抜き流路62は、球流下通路112に繋がる2条の状態で形成された上流側部分621と、上流側部分621に対する下方において1条の状態で形成された下流側部分622とを有している。また、上流側部分621と下流側部分622との間には、遊技球Bの流れを2条の状態から1条の状態に絞るための球整流部64が回転可能に配置されている。
球整流部64は、遊技球Bの自重による落下を利用して回転するよう構成されており、水平方向に設けられた回転軸部641の軸方向に対して、スプロケット部材642を2つ設けて形成されている。2つのスプロケット部材642においては、遊技球Bを受ける球受け凹部が周方向に等間隔に形成されている。一方のスプロケット部材642における球受け凹部と、他方のスプロケット部材642における球受け凹部との形成位置は半ピッチ分ずれている。そして、球整流部64が回転する際には、一方の球抜き流路62における上流側部分621と、他方の球抜き流路62における上流側部分621とから交互に、1条の下流側部分622に遊技球Bが抜き出される。
次に、本例の球払出装置1による作用効果につき説明する。
球払出装置1において、球送り部4の一部は、2条の球案内溝21内に進入して配置されており、2条の球案内溝21は、一対の外側案内壁22の上面部221における外側角部222と中央案内壁23の上面部231における角部232とに遊技球Bを載置させて流下させるよう形成されている。これにより、遊技球Bの自重を外側案内壁22と中央案内壁23とによって受け止めつつ、球送り部4が、外側案内壁22と中央案内壁23とによって形成された球案内溝21内に進入して、遊技球Bを送り出す。そのため、遊技球Bから球送り部4に加わる負荷を低減することができ、球送り部4を回転させるためのトルクを低減することができる。
また、先行球流路5における屈曲壁部511によって、2条の遊技球Bの流下状態が幅方向に重なる状態に寄せられ、上流側球流路2の2条の球案内溝21においては、その形成間隔が、2球分の幅よりも小さくなるよう幅方向に重なる間隔に形成されている。また、球案内溝21を形成する一対の外側案内壁22の上面部221と中央案内壁23の上面部231との高低差Hによって、外側案内壁22と中央案内壁23とに載置されて球送り部4によって送り出される遊技球Bは、下流側に流下するに連れて、外側案内壁22の側から中央案内壁23の側に寄せられて行く。そのため、これらの簡易的な構造により、先行球流路5と上流側球流路2との2段階で遊技球Bの流れを2条から1条に収斂し、球詰まりを発生させることなく滑らかに収斂することができる。
また、2条の球案内溝21は、一対の外側案内壁22と中央案内壁23とに遊技球Bを載置させて流下させるために略水平方向に向けて形成されており、2条の上流側球流路2及び1条の下流側球流路3は、遊技機7における上方部711に配設することができる。そして、遊技機7における他方側の側部713に、1条の下流側球流路3に繋がる球払出流路61を1条の状態で形成することができる。また、遊技機7における一方側の側部712には、球抜き流路62を1条の状態で形成することができる。これにより、球払出流路61及び球抜き流路62が遊技機7の左右方向に占める割合を小さくして、遊技機7の本体枠71の裏面側において、画像表示装置等の遊技装置を配置するための開口領域を更に拡大することができる。そして、通常、遊技盤の裏面側に突出するように搭載される遊技装置の配置の自由度を更に向上させることができる。
また、球払出装置1には、遊技球Bが2条で供給されるので、球払出装置1に対する遊技球Bの供給量を増加させることができる。これにより、単位時間当たりの遊技球Bの払出量を安定的に向上させることができる。
それ故、本例の遊技機7の球払出装置1によれば、球送りを行う際のトルクを低減することができ、簡易的な構造により、遊技球Bの流れを2条から1条へ収斂することができる。
1 球払出装置
2 上流側球流路
21 球案内溝
212 上方傾斜部
213 頂点部
214 下方傾斜部
22 外側案内壁
23 中央案内壁
3 下流側球流路
4 球送り部
41 回転軸部
42 スプロケット部材
421 球当接凸部
422 球受け凹部
424 面取り部
5 先行球流路
7 遊技機
71 本体枠
B 遊技球

Claims (4)

  1. 2条の球案内溝を底面に有する2条の上流側球流路と、
    該2条の上流側球流路に対する下流側に形成された1条の下流側球流路と、
    上記2条の球案内溝上を流下する遊技球を上記1条の下流側球流路に向けて送り出す球送り部と、を備え、
    該球送り部の一部は、上記2条の球案内溝内に進入して配置されており、
    上記2条の球案内溝は、一対の外側案内壁と該一対の外側案内壁の間に形成された中央案内壁とに遊技球を載置させて流下させるよう形成されており、
    上記一対の外側案内壁は、その高さが、上記中央案内壁の高さよりも下流側に行くに連れて徐々に高くなる部分を有していることを特徴とする遊技機の球払出装置。
  2. 上記球送り部は、上記2条の球案内溝に対する下方位置において回転可能に軸支される回転軸部と、該回転軸部に設けられた2つのスプロケット部材とを有しており、
    該2つのスプロケット部材には、それぞれ上記球案内溝を流下する遊技球を受ける球受け凹部が、上記回転軸部の回りの周方向の互いに異なる位置に交互に複数形成されており、
    上記2条の球案内溝は、上記回転軸部よりも上流側の位置において、下流側に行くに連れて上方に傾斜する上方傾斜部を有しているとともに、上記回転軸部よりも下流側の位置において、下流側に行くに連れて下方に傾斜する下方傾斜部を有しており、かつ、上記回転軸部の形成位置において、上記上方傾斜部と上記下方傾斜部との境界に位置する頂点部を有しており、
    上記2条の球案内溝を流下する遊技球が、上記上方傾斜部において、上記各外側案内壁の上面部と上記中央案内壁の上面部とに載置されたまま、上記スプロケット部材によって押されて上昇し、上記下方傾斜部において、上記各外側案内壁と上記中央案内壁との高低差によって上記各外側案内壁の側から上記中央案内壁の側へと寄せられることにより、上記1条の下流側球流路へ向けて収斂されるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の球払出装置。
  3. 上記上流側球流路に対する上流側に位置する2条の先行球流路は、一対の外側立壁部と、該一対の外側立壁部の間に形成された中央立壁部とによって、2条で遊技球が流下する状態に形成されており、
    上記2条の先行球流路は、上記一対の外側立壁部の下流側端部が上記中央立壁部の側へ屈曲していることにより、該下流側端部において、遊技球を上記中央立壁部の側へ寄せて流下させるよう構成されており、
    上記2条の球案内溝は、該2条の球案内溝を流下する遊技球が幅方向に重なって流下する間隔で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機の球払出装置。
  4. 上記各スプロケット部材における、上記球受け凹部の間に形成された球当接凸部は、その外周部が、回転方向後方側に行くに連れて上記回転軸部の中心からの半径が徐々に小さくなるよう形成されており、
    上記球当接凸部は、上記回転軸部の軸方向における外側の外周角部に、面取り部を有しており、
    該面取り部は、上記回転方向後方側に行くに連れて大きくなっていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機の球払出装置。
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