JP6087169B2 - サイドノック式筆記具 - Google Patents
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Description
すなわち、筆記芯体の前端部を軸筒の前端より突出させるべく、操作部を軸筒の前端方向に押動操作すると、ノック棒がガイド溝の前端より外れて軸筒の内部方向に移動し、ノック棒の後端がガイド突条の前端と係合することにより、ノック棒の後退移動が阻止される構造となっているので、ノック棒がガイド突条と係合する際に、ノック棒及びこれと一体の操作部が軸筒内に沈み込み、軸筒外周面からの操作部の突出寸法が小さくなる。
このようになると、筆記芯体がシャープペンシルユニットの場合には、芯を繰り出すために、ノック棒の後退移動を阻止した状態で、さらに操作部を親指で強く押動操作する必要があるので、操作部の突出寸法が小さくなると、その分、親指による操作部の指掛け面積が小となり、その押動操作性が悪くなったり、指先に大きな押圧反力が加わったりするなどの問題が生じる。
(1)前後方向を向く軸筒の外周面より突出する操作部を軸筒の前方に向かって移動させることにより、前記操作部にノック棒を介して連係された筆記芯体を、前記軸筒の前端より突出させ、かつ前記ノック棒が、これを長手方向にガイドするガイド溝の前端より外れて軸筒の内部方向に移動することにより、前記操作部とノック棒の後退移動を阻止し、筆記芯体の前端部を突出状態に維持するようにしたサイドノック式筆記具において、
前記操作部に、前記軸筒の外周面より突出するノック駒の前端部を、軸筒の内外方向に回動可能に連結するとともに、このノック駒の後端部を、前記ガイド溝に回動可能かつ長手方向に摺動可能に嵌合し、前記ノック駒により前記操作部を前端方向に押動操作しうるようにする。
また、ノック駒が突出状態に維持されることから、非操作時のノック駒の突出寸法を過度に大きくする必要はなく、押動操作に必要な最小限の寸法とすることができるので、突起感もなく、筆記具の体裁を向上させることができる。
前記操作部の後端部に、前記軸筒の外周面より突出するとともに、前記ガイド溝に長手方向に摺動可能に嵌合されたノック駒の前端部を、前記軸筒の内外方向に相対移動可能に連結し、前記ノック駒により前記操作部を前端方向に押動操作しうるようにする。
また、非操作時のノック駒の突出寸法を、押動操作に必要な最小限の寸法とすることができるので、突起感もなく、筆記具の体裁を向上させることができる。
図1〜図11は、本発明のサイドノック式筆記具(以下、筆記具と略称する)の第1の実施形態を示す。なお、以下の説明において、後記する各リフィールが突出する方向(図1の下方)を、筆記具の前端とし、その反対側(図1の上端)を筆記具の後端とする。また、便宜上、図1を筆記具の正面図として説明する。
後軸筒2bの後端部の右側面には、可撓性のクリップ9の後端部が、前方を向くようにして取り付けられている。
各操作部14、15におけるノック棒10との対向面の前端部と後端部には、それぞれ、前端に係止爪16を有する角軸状の突片17と、円柱状の突片18とが突設され、この両突片17、18を、各ノック棒10の後端部に穿設された角形の嵌合孔19と円形の嵌合孔20とに嵌合し、突片17の係止爪16を嵌合孔19の内方の開口縁に係合させることにより、各操作部14、15は、各ノック棒10の後端部の外面に、抜け止めされて取り付けられている。なお、シャープペンシルユニット7bのノック棒10に取付けた操作部15の長手方向の寸法は、ボールペンリフィール7aのノック棒10に取付けた操作部14の長手方向の寸法よりも短寸とされ、また、ノック棒10の外面からの操作部15の突出寸法は、後端側が大きく、前端側に向かって漸次小となるようにしてある。
操作部14、15は、それを取付けた各ノック棒10及びボールペンリフィール7aとシャープペンシルユニット7bと共に、圧縮コイルばね11の付勢力により常時後方に向かって付勢され、非操作時にはガイド孔21の後限に位置している。
図4〜図8及び図10に示すように、操作部15の後端部には、後軸筒2bの外周面の周方向の幅寸法を小とした方形板状をなす狭幅部15aが形成され、その厚さ方向の両側面には、突出寸法を軸筒2の外方に向かって漸次小とした楔状断面の小突軸23、23が突設されている。
また、ノック駒22は殆ど沈み込まないので、非操作時のノック駒22の突出寸法を、過度に大きくする必要はなく、押動操作に必要な程度の小さな寸法とすることができるため、外観を損なうほどの突起感はなく、筆記具の体裁を向上させることができる。
この実施形態では、操作部15の狭幅部15aに、ノック棒10の外面と直交する内外方向を向く長孔28を設けるとともに、ノック駒22の挟持片22c、22cに幅方向の軸孔29を穿設し、狭幅部15aに移動可能に挟入した挟持片22c、22cの軸孔29と、狭幅部15aの長孔28とにピン30を挿通することにより、操作部15の後端部に、ノック駒22の前端部を、後軸筒2bの内外方向に相対移動可能として連結してある。図15に示すように、ノック駒22の非操作時から、操作部15が後軸筒2bの内部に沈み込む直前までの間においては、ピン30は長孔28の内端と近接または当接しており、ノック駒22を押動操作した際に、前端部が後軸筒2b側に移動しないようにしてある。
ノック駒22の両差込片22bの外向突部24は、前述した実施形態と同様に、後軸筒2bのガイド溝12、12に、長手方向に摺動可能に嵌合される。
上記実施形態においては、ノック駒22の幅寸法を、操作部15のそれよりも大としてあるが、操作部15の幅寸法と同等として、ノック駒22の内端部をガイド孔21に嵌合するようにしてもよい。
また、シャープペンシルユニット7bを省略して、全てをボールペンリフィール7aとした筆記具にも、本発明を適用することができる。この際は、それらを取付けたノック棒10のそれぞれに、上記実施形態のような操作部15とノック駒22を設ければよい。
2 軸筒
2a前軸筒
2b後軸筒
3 開口
4 雄ねじ部
5 雌ねじ部
6 把持筒
7aボールペンリフィール(筆記芯体)
7bシャープペンシルユニット(筆記芯体)
8 ガイド部材
9 クリップ
10 ノック棒
10a差込片
11 圧縮コイルばね
12 ガイド溝
13 ガイド突条
14、15 操作部
15a狭幅部
16 係止爪
17、18 突片
19、20 嵌合孔
21 ガイド孔
22 ノック駒
22a本体駒部
22b差込片
22c挟持片
23 小突軸
24 外向突部
25 軸孔
26 突部
27 外端
28 長孔
29 軸孔
30 ピン
R 回動軌跡
Claims (6)
- 前後方向を向く軸筒の外周面より突出する操作部を軸筒の前方に向かって移動させることにより、前記操作部にノック棒を介して連係された筆記芯体を、前記軸筒の前端より突出させ、かつ前記ノック棒が、これを長手方向にガイドするガイド溝の前端より外れて軸筒の内部方向に移動することにより、前記操作部とノック棒の後退移動を阻止し、筆記芯体の前端部を突出状態に維持するようにしたサイドノック式筆記具において、
前記操作部に、前記軸筒の外周面より突出するノック駒の前端部を、軸筒の内外方向に回動可能に連結するとともに、このノック駒の後端部を、前記ガイド溝に回動可能かつ長手方向に摺動可能に嵌合し、前記ノック駒により前記操作部を前端方向に押動操作しうるようにしたことを特徴とするサイドノック式筆記具。 - ノック駒の後面を、軸筒外周面からの離間寸法が後端方向に向かって漸次大となるように傾斜する傾斜面とすることにより、非操作時におけるノック駒の外端が、ノック駒におけるガイド溝への嵌合部の斜め後方に位置するようにし、操作部を軸筒の前端方向に押動したとき、前記嵌合部を支点とするノック駒の外端の回動軌跡における外方への最大突出位置が、操作部の非操作時におけるノック駒の外端の位置と同位置またはそれよりも外方となるようにしてなる請求項1に記載のサイドノック式筆記具。
- 操作部の後端部に、軸筒の外周面の周方向の幅寸法を小とした狭幅部を設けるととともに、この狭幅部の両側面に突軸を突設し、前記狭幅部に、ノック駒の前端部に設けた側方に弾性変形可能な1対の挟持片を挟入し、かつ両挟持片に設けた軸孔を前記両突軸に嵌合することにより、操作部の後端部に、ノック駒の前端部を、前記突軸まわりに回動可能に連結してなる請求項1または2に記載のサイドノック式筆記具。
- 前後方向を向く軸筒の外周面より突出する操作部を軸筒の前方に向かって移動させることにより、前記操作部にノック棒を介して連係された筆記芯体を、前記軸筒の前端より突出させ、かつ前記ノック棒が、これを長手方向にガイドするガイド溝の前端より外れて軸筒の内部方向に移動することにより、前記操作部とノック棒の後退移動を阻止し、筆記芯体の前端部を突出状態に維持するようにしたサイドノック式筆記具において、
前記操作部の後端部に、前記軸筒の外周面より突出するとともに、前記ガイド溝に長手方向に摺動可能に嵌合されたノック駒の前端部を、前記軸筒の内外方向に相対移動可能に連結し、前記ノック駒により前記操作部を前端方向に押動操作しうるようにしたことを特徴とするサイドノック式筆記具。 - ノック駒における軸筒の外周面の周方向の幅寸法を、操作部のそれよりも大としてなる請求項1〜4のいずれかに記載のサイドノック式筆記具。
- 筆記芯体をシャープペンシルユニットとしてなる請求項1〜5のいずれかに記載のサイドノック式筆記具。
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