JP6085910B2 - 光電センサおよび光電センサにおける受光量の増幅制御方法 - Google Patents

光電センサおよび光電センサにおける受光量の増幅制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、検出用の光を投光して、その光を直接または当該光の反射光を受光し、得られた受光量に基づき物体を検出する光電センサに関する。特に本発明は、ユーザによる調整操作に応じて受光量の増幅ゲインを可変設定する機能を有する光電センサに関する。
図4は、受光量の増幅ゲインの調整機能を有する光電センサの従来例を示す。
この例の光電センサは、投光素子(LED)20を含む投光部2と受光素子10(フォトダイオード)を含むフォトICチップ1Tとが1つの筐体内に組み込まれた反射型のセンサである。フォトICチップ1Tには、投光制御部11,I/V変換部12,プリアンプ13,メインアンプ15,比較部16,信号処理部17,出力部18などが含まれる。また、このフォトICチップ1Tには、可変抵抗器100およびコンデンサ110が外付けされる。図中、I/V変換部12,プリアンプ13,メインアンプ15,可変抵抗器100,コンデンサ110が、受光量信号を増幅する増幅処理部を構成し、比較部16および信号処理部17が増幅後の受光量信号を用いた検出処理を行う検出処理部を構成する。
投光制御部11は、信号処理部17に接続されると共に、端子T1を介して投光部2に接続される。出力部18は、端子T2を介して出力用回路(図示せず。)に接続される。
プリアンプ13からの出力ラインは、端子T11を介して可変抵抗器100の一方の固定端子aに接続され、メインアンプ15への入力ラインは、端子T12を介してコンデンサ110の一方の電極に接続される。可変抵抗器100の他方の固定端子bは接地され、可動端子cはコンデンサ110の他方の電極に接続される。
投光部2のLED20は、信号処理部17から投光制御部11を介して与えられる駆動パルスを受けて発光する。フォトダイオード10の光電変換により生じた受光量信号(電流信号)は、I/V変換部12により電圧信号に変換された後にプリアンプ13により増幅される。プリアンプ13からの出力は可変抵抗器100において分圧され、端子c−b間の降下電圧による信号がメインアンプ15に入って増幅される。
可変抵抗器100の可動端子cは図示しない回動部の回転に応じて端子a,b間を移動し、その位置の変化に応じて、端子a−c間の抵抗と端子c−b間の抵抗との比率が変動し、これに応じてメインアンプに入る前の受光量信号のレベルが変化する。
可変抵抗器100の回動部は、ユーザの回転操作によって回転する。この従来例では、回動部の回転範囲では、可動端子cを固定端子bに最も近づける設定になる方の端縁位置に目盛0が割り当てられ、他端に向かうにつれて「1,2,3・・・」と値が大きくなるように、均等な間隔で目盛が割り当てられている。目盛0に対する回動部の回転量が大きくなるにつれて、可動端子cは固定端子bから遠ざかり、端子c−b間の抵抗の比率が高められる。この抵抗の変化は、可動端子cの変位に対してリニアな変化(端子c−b間の距離にほぼ比例する変化を意味する。)となる。メインアンプ15に入る信号のレベルも同様の変化を示す。
プリアンプ13およびメインアンプ15には一定のゲインが設定されているので、プリアンプ13に入る信号レベルVinとメインアンプから出る信号のレベルVoutとの比Vout/Vin(増幅処理部全体としてのゲイン)も、可動端子cの移動に対してリニアに変化する。
しかし、可動端子cの変位に対して受光量のゲインがリニアに変化する場合、可動端子cが移動する間のゲインの変化率は、その移動時の端子cの位置によって異なるものになる。たとえば、図5は、回動部の回転範囲が0〜10の目盛により均等に分割されるものとして、各目盛が示す可動端子cの位置と受光量のゲインとの関係をグラフにより表したもので、直線Aがリニアな変化の例である。
この直線Aでは、Vout/Vinの最大値が1.0として正規化されており、可動端子cの1目盛分の移動に対して0.1ずつゲインが変化する。したがって、可動端子cを最大の目盛り10に対応する位置から一段階下の目盛9に対応する位置に動かしたときは、ゲインは1.0から0.9に変化し、変化前のゲインに対する変化後のゲインの比率は−10%となる。一方、可動端子cを目盛2に対応する位置から目盛1に対応する位置に動かしたときには、ゲインは0.2から0.1に変化し、変化前のゲインに対する変化後のゲインの比率は−50%となる。
光電センサの受光量は検出距離が短くなるにつれて大きくなる。検出距離が短く、受光量が強くなる場合には、ゲインを低く抑えるために、固定端子bに対する可動端子cの移動量を小さくする(つまり、目盛の値が小さな範囲に回動部側の設定目盛を合わせる。)必要があるが、その一方で、検出の精度を確保するためにゲインを細かく調整する必要がある。しかし、図5の直線Aが示した関係によると、ゲインが低くなるように目盛の値が小さな範囲に回動部側の設定目盛を合わせると、回動部を少し動かしただけでもゲインが大きく変動し、感度の微調整が困難になる。
この問題を解決する方法として、図6に示すように、可変抵抗器100に補正用の抵抗200を並列に接続することによって、可動端子cの移動に対するゲインの変化を指数関数的な変化に近づけることが提案されている(特許文献1,2を参照)。
実開平6−54322号公報 実開平7−43007号公報
図5の曲線Bは、可動端子cの移動に対してゲインが指数関数的に変化する場合の例を示す。この曲線が示す関係によると、可動端子cがどの位置から動いても、1目盛分の移動に対し、移動前の約50%の比率でゲインが変化する。したがって、ユーザは、回動部の回転量を1目盛分増やすとゲインが2倍になり、回転量を1目盛分減らすとゲインが1/2倍になるという認識の下で、ゲインを調整することができるので、調整の度合いを認識しやすい。しかも、目盛の値が小さな範囲に回動部側の設定目盛が合わせられている間のゲインが低い値に抑えられるので、検出距離が短く、受光量が強くなる場合のゲインの微調整が容易になる。
図6に示した補正用抵抗200を含む構成の回路によるゲインの変化は指数関数的な変化に近くなるが、完全な指数関数的特性は得られない。感度調整操作の操作量が小さい状態下でのゲインの値はなお高めの値になり、操作に対するゲインの変化率も一定にならないので、ゲインの調整にかかる不便を解消するには不十分である。
本発明は上記の問題点に着目し、感度調整操作の際のゲインがどのような値に設定されていても、その操作に対して安定した比率でゲインを変化させることにより、感度調整を行うユーザの感覚に合った調整を可能にすることを課題とする。
本発明は、投光処理および受光処理に伴い生じた受光量信号を増幅する増幅処理部と、増幅後の受光量信号を用いた検出処理を行う検出処理部とを有する光電センサに適用される。検出方式は反射型、透過型のいずれであってもよい。
本発明による光電センサの増幅処理部には、ユーザの感度調整操作に対してリニアに変化する調整指示信号を入力して、当該信号を感度調整操作に対して指数関数的に変化するゲイン制御信号に変換するゲイン制御部と、このゲイン制御信号に従ったゲインによる増幅処理を行う可変増幅部とが含まれる。
なお、感度調整操作に対する「リニアな変化」や「指数関数的な変化」には、ある程度の誤差が含まれてもよい。
上記において、感度調整操作では、受光量のゲインを現在値より上げるか、または現在値より下げるかを指定すると共に、その上げ幅または下げ幅をどの程度にするかを指定することができる。たとえば、可変抵抗器の回動部を動かす方法により感度調整操作を行う場合には、回動部の回転方向および回転角度によって、上記の各指定が行われる。
上記構成の光電センサによれば、感度調整操作に対して受光量のゲインを指数関数的に変化させることができるので、操作時の受光量やゲインの値に関係なく、操作開始時のゲインを安定した比率で増減させることが可能になる。したがって、ユーザは、受光量を所望のレベルに調整するのに必要な操作の加減を判断しやすくなり、調整を容易に行うことが可能になる。また、検出距離が近いためにゲインが低く抑えられている場合のゲインの微調整も容易になる。
一実施形態による光電センサには、一対の固定端子と、感度調整操作に応じて各固定端子間における位置が変動する可変端子とを有する可変抵抗器がさらに設けられる。この可変抵抗器の各固定端子間には一定の電圧が印加され、各固定端子間の可動端子の位置に基づき分圧された電圧による信号が調整指示信号としてゲイン制御部に入力される。このように一定の電圧を可変抵抗器に印加することによって、可動端子の変位に対してリニアに変化する調整指示信号が生成される。
上記の実施形態において、増幅処理部および検出処理部が1つのICチップ内に配備される場合があるが、その場合には、可変抵抗器の可動端子とゲイン制御部との接続経路にローパスフィルタを設けるのが望ましい。ICチップ内の回路は、チップ本体のシールド機能によってノイズから守られるが、調整指示信号は、可変抵抗器によってICチップの外部で生成されるので、様々なノイズ成分が載る可能性があり、そのノイズを含む調整指示信号がゲイン制御部に入ると、誤ったゲイン制御信号が生成され、感度調整操作を反映しない増幅が行われるおそれがある。ローパスフィルタによりノイズ成分のない調整指示信号が入力されると、ゲイン制御信号の精度を確保することができ、感度調整操作に忠実に従った増幅処理を行うことが可能になる。
なお、上記のICチップは受光素子が組み込まれたフォトICチップであってもよい。
本発明による制御方法は、投光処理および受光処理に伴い生じた受光量信号を可変増幅部が組み込まれた増幅処理部により増幅して、増幅後の受光量信号を用いた検出処理を行う光電センサにおける受光量の増幅処理を制御するもので、ユーザの感度調整操作に対してリニアに変化する調整指示信号を生成するステップと、この調整指示信号を感度調整操作に対して指数関数的に変化するゲイン制御信号に変換するステップと、ゲイン制御信号を可変増幅部に与えて当該信号に従ったゲインによる増幅処理を行わせるステップとを実行する。
上記の方法において、調整指示信号を生成するステップは、光電センサの筐体の内部に限らず、筐体の外部で実行し、生成された調整指示信号を光電センサに入力するようにしてもよい。
本発明によれば、感度調整操作が開始された時点の受光量やゲインの値に関係なく、感度調整操作に対してほぼ一定の比率でゲインを変化させることができるので、ユーザは、受光量を所望のレベルに調整するのに必要な操作の加減を判断しやすくなる。また、検出距離が短くて受光量が強い場合のゲインの微調整も容易になるので、検出の精度を向上することができる。
本発明が適用された反射型の光電センサの構成例を示すブロック図である。 可変抵抗器の可動端子の位置の変化に対する調整指示信号およびゲイン制御信号の変化の特性を個別に示したグラフである。 可変ゲインアンプの概略構成を示すブロック図である。 従来の光電センサの構成例を示すブロック図である。 可変抵抗器の可動端子の位置の変化に対して受光量のゲインがリニアに変化する例と受光量のゲインが指数関数的に変化する例とを示すグラフである。 可変抵抗器に補正用の抵抗が接続された例を示す回路図である。
図1は、本発明が適用された反射型の光電センサの構成例を示す。なお、図1では、図4に示した従来例に対応する構成を図4と同じ符号により示す。
この実施例の光電センサの筐体には、LED20を含む投光部2とフォトダイオード10を含むフォトICチップ1とが組み込まれる。
フォトICチップ1には、フォトダイオード10のほか、投光制御部11,I/V変換部12,プリアンプ13,可変ゲインアンプ14,メインアンプ15,比較部16,信号処理部17,出力部18が設けられる。投光制御部11は、信号処理部17に接続されると共に、端子T1を介して投光部20に接続される。出力部18は、端子T2を介してICチップ1外の出力用回路(図示せず。)に接続される。
I/V変換部12,プリアンプ13,可変ゲインアンプ14,メインアンプ15は、後述する可変抵抗器100やローパスフィルタ101と共に増幅処理部を構成する。また比較部16および信号処理部17によって検出処理部が構成される。
投光部2のLED20は、信号処理部17から投光制御部11を介して与えられる駆動パルスによって発光する。フォトダイオード10での光電変換により生じた受光量信号(電流信号)は、I/V変換部12により電圧信号に変換された後に、プリアンプ13、可変ゲインアンプ14、メインアンプ15による増幅処理を受ける。増幅後の受光量信号は比較部16において基準電圧と比較される。信号処理部17は、比較部16からの信号に応じて物体の有無を示す信号を生成する。この信号は、検出信号として出力部18から出力される。
フォトICチップ1には、可変抵抗器100を接続するための端子T3と、この可変抵抗器100により生成された調整指示信号を入力するための端子T4とが設けられている。フォトICチップ1の内部において、端子T3は所定電圧Vrefに接続され、端子T4は可変ゲインアンプ14に接続される。
フォトICチップ1の外部では、端子T3に可変抵抗器100の一方の固定端子aが接続され、端子T4に、ローパスフィルタ101(抵抗102やコンデンサ103により構成される。)が接続されている。可変抵抗器100の他方の固定端子bは接地され、可動端子cはローパスフィルタ101の入力端に接続される。
上記の接続により、可変抵抗器100の各固定端子a,bの間に電圧Vrefが印加され、この電圧Vrefが、可変抵抗器100の端子a−c間と端子c−b間との抵抗比に応じて分圧され、端子c−b間の降下電圧による信号がローパスフィルタ101を介して可変ゲインアンプ14に入力される。この信号が先に述べた調整指示信号として機能する。可動端子cは、可変抵抗器100の図示しない回動部の回転に応じて端子a,b間を移動する。この移動に伴う分圧比の変化により、調整指示信号は、図2(1)に示すように、可動端子cの変位に対してリニアに変化する。
なお、図2(1)のグラフでは、横軸の向かって左から右に向かうにつれて、可動端子cと固定端子bとの距離が大きくなる。また,縦軸では、端子c−b間の距離が最大になったときの調整指示信号(最大値)を1.0として正規化している。
図3に示すように、可変ゲインアンプ14には、ゲイン制御部141とラダー型減衰回路142とが含まれる。ゲイン制御部141は、可変抵抗器100により生成された調整指示信号を図2(2)に示すような指数関数的に変化する信号(最大値を1.0として正規化している。)に変換する。変換後の信号は、ゲイン制御信号としてラダー型減衰回路142に入力される。
ラダー型減衰回路142には、複数の差動アンプ,各差動アンプに対応する数のラダー抵抗による直列回路,インタポレータ,積分器などが含まれる。各差動アンプには、ラダー抵抗の直列回路からそれぞれ異なる比率により減衰された受光量信号が与えられる。各差動アンプからの出力は、インタポレータからの重み付け信号によって重み付けされ、重み付け後の信号が積分器により積分されてメインアンプへと出力される。
インタポレータは、各差動アンプに対する重みづけ信号の強度分布をゲイン制御信号に応じて変化させることにより、ラダー型減衰回路142の全体としての減衰率を変動させる。この減衰率は、ゲイン制御信号に従った変化、すなわち可変抵抗器100の可動端子cの変位に対して指数関数的に変化するように設計される。
プリアンプ13やメインアンプ15のゲインは一定であるので、プリアンプ13への入力レベルVinに対するメインアンプ15からの出力レベルVoutの比率Vout/Vin(受光処理部全体に設定されるゲイン)も同様に、可動端子cの変位に対して指数関数的に変化する。したがって、感度調整操作時に可動端子cがどの位置にあっても、可動端子cの移動に応じてほぼ一定の比率でゲインを変化させることができる。
上記の構成において、フォトICチップ1の内部回路は、チップ本体のシールドにより保護されているが、可変抵抗器100や可動端子cから端子T4までの信号線はフォトICチップ1の外部にあるため、DC信号である調整指示信号に高周波ノイズが重畳する可能性がある。ノイズが載った調整指示信号がゲイン制御部141に入ると、誤ったゲイン制御信号が生成されて、ラダー減衰回路142に誤動作が生じるおそれがある。しかし、この実施例では、調整指示信号の入力経路にローパスフィルタ101が設けられているので、調整指示信号に重畳されたノイズをフォトICチップ1の外部で除去して、DC成分のみをゲイン制御部141に入力することができる。これにより、ユーザの感度調整操作に忠実に従ったゲイン調整を行うことが可能になる。
なお、ローパスフィルタ101の位置はフォトICチップ1の外には限らない。すなわち、可変抵抗器100の可動端子cをフォトICチップ1の端子T4に接続し、フォトICチップ1内の端子T4と可変ゲインアンプ14との間の経路にローパスフィルタを配備してもよい。
なお、上記の実施例の光電センサは反射型であるが、透過型の光電センサにおいても、その受光部に上記実施例と同様のフォトICを、外付けの可変抵抗器100やローパスフィルタ110と共に組み込むことができる。
また上記の実施例では、可変抵抗器100の固定端子a,b間に所定電圧Vrefを印加して、可動端子cの位置に基づき分圧された電圧により調整指示信号を生成したが、調整指示信号を生成するための構成は可変抵抗器に限定されるものではない。また、感度調整操作の内容も回転操作に限定されるものではない。
たとえば、光電センサの筐体にゲインを上げることを指示するアップキーとゲインを下げることを指示するダウンキーとを設けると共に、アップキーが操作される都度、一定のレベル分上昇し、ダウンキーが操作される都度、一定のレベル分下降するような信号を生成し、これを調整指示信号として機能させてもよい。
また、光電センサをコンソールなどの設定用機器に接続して、設定用機器において感度調整操作を行い、この操作に対してリニアに変化する調整指示信号を光電センサに伝送して、これを指数関数的に変化するゲイン制御信号に変換し、この信号により光電センサの増幅ゲインを制御するようにしてもよい。また、設定用機器における感度調整操作は、アナログ的操作に限らず、たとえば「(現在値に対して)2倍」というように、ゲインの変化比率を数値により指定する操作であってもよい。
1 フォトICチップ
2 投光部
10 フォトダイオード
12 I/V変換部
13 プリアンプ
14 可変ゲインアンプ
15 メインアンプ
16 比較部
17 信号処理部
18 出力部
100 可変抵抗器
101 ローパスフィルタ
141 ゲイン制御部
142 ラダー型減衰回路
a,b 固定端子
c 可動端子

Claims (4)

  1. 投光処理および受光処理に伴い生じた受光量信号を増幅する増幅処理部と、増幅後の受光量信号を用いた検出処理を行う検出処理部とを有する光電センサにおいて、
    前記増幅処理部には、ユーザの感度調整操作に対してリニアに変化する調整指示信号を入力して、当該調整指示信号を前記感度調整操作の操作量に対して指数関数的に一定の比率で変化するゲイン制御信号に変換するゲイン制御部と、このゲイン制御信号に従ったゲインによる増幅処理を行う可変増幅部とが含まれ
    前記可変増幅部は、
    複数の差動アンプと、
    前記複数の差動アンプ各々に対する重み付け信号を出力するインタポレータとを含み、
    前記ゲイン制御信号に応じて前記インタポレータが前記重み付け信号の強度分布を変化させることにより、前記感度調整操作の操作量に応じたゲインによる前記増幅処理を行う、光電センサ。
  2. 一対の固定端子と、前記感度調整操作に応じて各固定端子間における位置が変動する可動端子を有する可変抵抗器がさらに設けられ、
    前記可変抵抗器の各固定端子間に一定の電圧が印加され、各固定端子間の可動端子の位置に基づき分圧された電圧による信号が前記調整指示信号として前記ゲイン制御部に入力される、請求項1に記載された光電センサ。
  3. 前記増幅処理部および検出処理部が1つのICチップ内に配備されると共に、前記可変抵抗器の可動端子とゲイン制御部との接続経路にローパスフィルタが設けられる、請求項2に記載された光電センサ。
  4. 投光処理および受光処理に伴い生じた受光量信号を可変増幅部が組み込まれた増幅処理部により増幅して、増幅後の受光量信号を用いた検出処理を行う光電センサにおける受光量の増幅処理を制御する方法であって、
    ユーザの感度調整操作に対してリニアに変化する調整指示信号を生成するステップと、 この調整指示信号を前記感度調整操作の操作量に対して指数関数的に一定の比率で変化するゲイン制御信号に変換するステップと、このゲイン制御信号を前記可変増幅部に与えて当該調整指示信号に従ったゲインによる増幅処理を行わせるステップとを実行し、
    前記可変増幅部は、複数の差動アンプと、前記複数の差動アンプ各々に対する重み付け信号を出力するインタポレータとを含み、
    前記増幅処理を行わせるステップは、前記ゲイン制御信号に応じて前記インタポレータが前記重み付け信号の強度分布を変化させることにより、前記感度調整操作の操作量に応じたゲインによる前記増幅処理を含む、光電センサにおける受光量の増幅制御方法。
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