JP6085372B2 - X線診断装置、x線管故障予兆検知方法および回転陽極型x線管 - Google Patents

X線診断装置、x線管故障予兆検知方法および回転陽極型x線管 Download PDF

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Description

本発明は、X線管の故障予兆の検知に好適なX線診断装置、X線管故障予兆検知方法および回転陽極型X線管に関する。
図8は、医療用に従来一般的に用いられているX線診断装置1eの構成の例を模式的に示した図、図9は、X線診断装置1eに用いられている回転陽極型X線管10eの縦断面の例を模式的に示した図である。図8に示すように、X線診断装置1eは、回転陽極型X線管10e、X線検出器2、テーブル3、支柱4、回転機構5などによって構成される。
X線診断装置1eにおいて、回転陽極型X線管10eから出射されたX線6は、テーブル3上の被検体7を透過し、このテーブル3上の被検体7を挟んで回転陽極型X線管10eの反対側に配設されたX線検出器2によって検出される。そして、X線検出器2によって検出される信号は、図示しない画像処理装置へ伝達され、その画像処理装置により被検体7の透過画像が生成される。
ここで、回転機構5は、回転陽極型X線管10e、テーブル3およびX線検出器2をその位置関係を保持したまま、テーブル3の長さ方向に垂直で、水平な平面に含まれる中心軸8の回りに回転させるための機構である。従って、回転機構5は、中心軸8を回転軸として、テーブル3を、例えば、−90度から+90度まで傾斜させることができる。従って、X線診断装置1eは、被検体7の様々な姿勢、例えば、様々な姿勢での人の内臓などのX線透過画像を取得することができる。
また、図9に示すように、回転陽極型X線管10eは、ガラスなどの真空容器11内に、熱電子を発生させるフィラメント12、陰極となる集束電極13、傘状の金属円板からなるターゲット14、ターゲット14を回転支持する陽極回転子15、陽極回転子15を軸支するベアリング16などが収納されて構成される。この回転陽極型X線管10eにおいては、陽極回転子15が配設された位置の真空容器11の外側にはステータ17が配設されており、陽極回転子15は、ステータ17により形成される回転磁界に従って、回転軸19を軸に回転する。
このような回転陽極型X線管10eでは、フィラメント12から発生する熱電子を高電圧で加速、収束させて、ターゲット14に衝突させることによりX線6を発生させる。このとき、ターゲット14の熱電子が衝突する箇所は、衝突により加熱され、高温となるが、ターゲット14が陽極回転子15とともに回転するので、熱電子が衝突する箇所が分散することとなり、ターゲット14への熱ダメージが低減される。
また、回転陽極型X線管10eの全体は、アルミニウムなどからなるハウジング18で覆われ、その中に油が充填される。この油は、回転陽極型X線管10eの内部から発生する熱をハウジング18へ伝達するとともに、回転陽極型X線管10eに印加する高電圧がハウジング18に通電しないように絶縁する役割を担う。
ところで、回転陽極型X線管10eは、回転機構を有するため、ベアリング16の機械的摩耗や、その磨耗に伴う陽極回転子15とベアリング16との間に生じるギャップ(ガタ)などのために、陽極回転子15の回転不良などの故障を引き起こすことが多い。この陽極回転子15の回転不良の故障は、回転陽極型X線管10eの寿命を決定する最も大きな要因となっている。
医療現場では、患者などの検診中に、回転陽極型X線管10eの寿命が尽きて、X線診断装置1eが使用できなくなるような事態は、基本的には許容されない。そのため、一般的には、回転陽極型X線管10eは、その寿命が尽きる前に新品と交換される。このような場合、回転陽極型X線管10eの寿命がいつ尽きるか、言い換えれば、回転陽極型X線管10eを交換する適切な時期を事前に知ることが必要である。
例えば、特許文献1や特許文献2には、回転陽極型X線管10eの真空容器11やハウジング18などに振動センサを取り付け、陽極回転子15が回転するときに発生する振動の強度や周波数成分をモニタリングすることにより、回転陽極型X線管10eの故障予兆を検知する技術が開示されている。すなわち、振動センサで検出される振動の強度や周波数成分が正常動作時に取得されていた値から所定の閾値以上に大きく変化した場合には、陽極回転子15やベアリング16が経時変化により劣化した、つまり、回転陽極型X線管10eが劣化したものと判断する。この技術により、X線診断装置1eにおいて、回転陽極型X線管10eを交換する時期を適切に定めることが可能になる。
特開昭61―153932号公報 特開2001―218762号公報
実際の医療現場でX線診断装置1eが使用される場合には、様々な姿勢の被検体7(被検者の内臓など)のX線透過画像が取得される。そのため、テーブル3や回転陽極型X線管10eも回転機構5により連続的に回転させられたり、傾斜させられたりする。このとき、回転陽極型X線管10eの水平面に対する傾斜角(以下、姿勢角という)が変化すると陽極回転子15とベアリング16との接触状態が変化して、振動センサによって検出される振動の強度やその周波数成分にも変化が生じる。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に示された技術では、回転陽極型X線管10eの回転や傾斜が、振動センサによって検出される振動の強度やその周波数成分に及ぼす影響については何ら考慮されていない。実際に回転陽極型X線管10eが回転したり傾斜したりすると、振動センサで検出される振動の強度やその周波数成分に変化が現れる。従って、特許文献1や特許文献2に示されているように、振動センサで検出される振動の強度やその周波数成分の経時変化量に基づいて劣化の程度を判断するとすれば、その経時変化量は過大に見積もられることとなり、回転陽極型X線管10eは、早めに劣化、言い換えれば、早めに寿命が尽きたと判断される。すなわち、回転陽極型X線管10eは十分に使用可能なのに、早めに廃棄されることとなり、その結果、X線診断装置1eの運用コストがかさむことになる。
以上の従来技術の問題点に鑑み、本発明は、回転陽極型X線管の故障予兆検知の精度を向上させ、X線診断装置の保守・運用コストを低減させることが可能なX線診断装置、X線管故障予兆検知方法および回転陽極型X線管を提供することを目的とする。
本発明に係るX線診断装置は、X線を発生する回転陽極型のX線管と、被検体を挟んで前記X線管に対向する位置に配設され、前記X線管から照射されるX線による前記被検体の投影画像を取得するX線検出器と、前記X線管から生じる振動を計測する振動センサと、前記X線管の姿勢角を計測するモーションセンサと、前記モーションセンサにより計測される複数の姿勢角と、前記X線管の姿勢角が前記計測される複数の姿勢角それぞれであるときに前記振動センサによりそれぞれ計測される振動の振動データと、を互いに対応付けて取得し、前記取得した複数の姿勢角それぞれについて前記X線管使用開始以降の振動データの経時変化量を算出し、前記複数の姿勢角それぞれについての前記振動データの経時変化量に基づき、前記X線管の故障予兆を検知する故障予兆検知装置と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るX線診断装置では、姿勢角ごとに振動データの経時変化量を求め、姿勢角ごとに回転陽極型X線管の故障予兆を検知するので、より精密に故障予兆の検知を行うことができる。
本発明によれば、回転陽極型X線管の故障予兆検知の精度を向上させ、X線診断装置の保守・運用コストを低減させることができる。
本発明の実施形態に係るX線診断装置の構成の例を模式的に示した図。 本発明の実施形態に係る回転陽極型X線管の縦断面の例を模式的に示した図。 故障予兆検知装置での故障予兆検知の判定に用いられる振動データの例を示した図。 本発明の実施形態の第1の変形例に係る回転陽極型X線管の縦断面の例を模式的に示した図。 本発明の実施形態の第2の変形例に係る回転陽極型X線管の縦断面の例を模式的に示した図。 本発明の実施形態の第3の変形例に係る回転陽極型X線管の縦断面の例を模式的に示した図。 本発明の実施形態の第4の変形例に係る回転陽極型X線管の縦断面の例を模式的に示した図。 医療用に従来一般的に用いられているX線診断装置の構成の例を模式的に示した図。 X線診断装置に用いられている回転陽極型X線管の縦断面の例を模式的に示した図。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るX線診断装置1の構成の例を模式的に示した図である。図1に示すように、X線診断装置1は、回転陽極型X線管10、X線検出器2、テーブル3、支柱4、回転機構5、故障予兆検知装置9などを含んで構成される。これらのX線診断装置1の構成要素の大部分は、図8に示したX線診断装置1eとほとんど同じであるので、図8の説明と一部重複するが、以下、X線診断装置1の構成について簡単に説明する。
X線診断装置1において、回転陽極型X線管10から出射されたX線6は、テーブル3上の被検体7を透過し、このテーブル3上の被検体7を挟んで回転陽極型X線管10の反対側に配設されたX線検出器2によって検出される。そして、X線検出器2によって検出される信号は、図示しない画像処理装置へ伝達され、その画像処理装置により被検体7の透過画像が生成される。
ここで、回転機構5は、回転陽極型X線管10、テーブル3およびX線検出器2をその位置関係を保持したまま、テーブル3の長さ方向に垂直で、水平な平面に含まれる中心軸8の回りに回転させるための機構である。すなわち、回転機構5は、中心軸8を回転軸として、回転陽極型X線管10、テーブル3およびX線検出器2を例えば−90度から+90度まで傾斜させることができる。従って、X線診断装置1は、被検体7(例えば、様々な姿勢での人の内蔵など)の様々な姿勢でのX線透過画像を取得することができる。
本実施形態に係るX線診断装置1は、回転陽極型X線管10に振動センサ21およびモーションセンサ22が取り付けられている点でX線診断装置1e(図8参照)と相違している。回転陽極型X線管10に取り付けられた振動センサ21は、回転陽極型X線管10から発生する振動を検出し、モーションセンサ22は、回転陽極型X線管10の水平面に対する傾斜角(より正確には、回転陽極型X線管10に含まれる陽極回転子15(図2参照)の回転軸が水平面となす角度と定義され、以下、姿勢角という)を検出する。
さらに、本実施形態に係るX線診断装置1は、故障予兆検知装置9を有することを特徴とする。故障予兆検知装置9は、モーションセンサ22によって検出された回転陽極型X線管10の姿勢角と、振動センサ21によって検出された振動の強度およびその周波数成分と、を対応付けて取得する。そして、複数ケースの姿勢角それぞれに対応付けられて取得された振動の強度およびその周波数成分に基づき、回転陽極型X線管10の故障予兆を検知する。なお、故障予兆検知装置9は、データ処理装置と記憶装置と入出力装置とを備えたパーソナルコンピュータなどにより実現することができ、具体的な故障予兆の検知の方法については別途説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る回転陽極型X線管10の縦断面の例を模式的に示した図である。回転陽極型X線管10の構成要素は、その大部分が図9に示した回転陽極型X線管10eの構成要素と同じなので、図9の説明と一部重複するが、以下、回転陽極型X線管10の構成について簡単に説明する。
図2に示すように、回転陽極型X線管10は、ガラスなどの真空容器11内に、熱電子を発生させるフィラメント12、陰極となる集束電極13、傘状の金属円板からなるターゲット14、ターゲット14を回転支持する陽極回転子15、陽極回転子15を軸支するベアリング16などが収納されて構成される。この回転陽極型X線管10においては、陽極回転子15が配設された位置の真空容器11の外側にはステータ17が配設されており、陽極回転子15は、ステータ17により形成される回転磁界に従って、回転軸19を軸に回転する。
このとき、回転陽極型X線管10では、フィラメント12から発生する熱電子を高電圧で加速、収束させて、ターゲット14に衝突させることによりX線6を発生させる。このとき、ターゲット14の熱電子が衝突する箇所は、衝突により加熱され、高温となるが、ターゲット14が陽極回転子15ともに回転するので、熱電子が衝突する箇所が分散することとなり、ターゲット14への熱ダメージが低減される。
また、回転陽極型X線管10の全体は、アルミニウムなどからなるハウジング18で覆われ、その中に油が充填される。この油は、回転陽極型X線管10の内部から発生する熱をハウジング18へ伝導するとともに、回転陽極型X線管10に印加する高電圧がハウジング18に通電しないように絶縁する役割を担う。
図1から分かるように、回転陽極型X線管10のハウジング18は、略円筒形状をしている。そして、図2に示すように、振動センサ21およびモーションセンサ22は、陽極回転子15の回転軸19に略垂直なハウジング18の側面(円筒形状のハウジング18の底面に相当する側面)で、かつ、陽極回転子15が配設された位置に近い方の側面に取り付けられている(配設されている)。
ここで、振動センサ21は、例えば、加速度センサや音響センサなどにより構成され、モーションセンサ22は、例えば、加速度センサやジャイロセンサなどにより構成されているものとする。
以上のように構成された回転陽極型X線管10において、陽極回転子15が回転するとベアリング16との間で機械的振動を生じ、その振動は、ハウジング18へ伝播する。ハウジング18に取り付けられた振動センサ21は、その振動の強度を検出するとともに、その周波数成分を検出する。ここで、振動の強度とは、振動センサ21で得られる振動波形の振幅の時間平均であり、周波数成分とは、前記振動波形から得られる周波数ごとに分解した振動の強度をいう。以下、振動の強度およびその周波数成分を振動データと総称する。
本実施形態では、振動センサ21によって振動データが検出されるときには、併せて、モーションセンサ22によって回転陽極型X線管10の姿勢角が検出されるものとする。そして、故障予兆検知装置9は、振動センサ21およびモーションセンサ22のそれぞれから振動データおよび姿勢角を取得し、その取得した振動データを姿勢角に対応付けて管理する、例えば、両者を対応付けたデータを記憶装置に格納する。
前記したように、陽極回転子15が回転するときに生じる振動は、ベアリング16などが劣化するとともに変化する。そこで、故障予兆検知装置9は、回転陽極型X線管10が新品に交換された使用開始時に振動センサ21を介して振動データを取得し、記憶装置に格納しておく。その後、故障予兆検知装置9は、適宜、例えば、1日に1回、振動センサ21を介して振動データを取得して、その取得した振動データを使用開始時の振動データと比較し、その経時変化量をモニタリングする。そして、その経時変化量が予め定められた閾値(既定の閾値)を超えた場合、回転陽極型X線管10の故障予兆が検知されたと判定する。
本実施形態では、振動データは、姿勢角に対応付けて管理されているので、以上のような故障予兆の検知は、それぞれ対応付けられた姿勢角ごとに別々に行われ、いずれかの姿勢角で経時変化量が予め定められた閾値を超えた場合に、回転陽極型X線管10の故障予兆が検知されたと判定される。なお、判定の基準となる閾値は、姿勢角ごとに異なった値であってもよい。
図3は、故障予兆検知装置9での故障予兆検知の判定に用いられる振動データの例を示した図である。例えば、姿勢角が0度のときには、使用開始時の新品の回転陽極型X線管10では、陽極回転子15が滑らかに回転するため、陽極回転子15の回転周期に相当する、例えば、周波数fの振動を生じる。このような場合、振動の周波数成分には、周波数fでピークが現れる(図3の欄(a)参照)。また、姿勢角が例えば30度の場合、使用開始時の新品の回転陽極型X線管10であっても、周波数fの他に、例えば、周波数fの2倍の周波数などで小さなピークが現れる(欄(b)参照)。
そして、経時変化によりベアリング16が劣化して損傷したような場合には、姿勢角が0度のとき、周波数fの他にも、その2倍の周波数などで小さなピークが現れたり(欄(c)参照)、姿勢角が30度のとき、周波数fの他の周波数で、3つもまたは4つものピークが現れたりする(欄(d)参照)。
故障予兆検知装置9は、それぞれの姿勢角ごとに、使用開始時の振動の周波数成分と経時変化後の振動の周波数成分とからその経時変化量を求め、その経時変化量に基づいて、回転陽極型X線管10の故障予兆を検知する。なお、振動の周波数成分の経時変化量は、例えば、それぞれの姿勢角についての使用開始時の周波数成分a,bと経時変化後の周波数成分c,dとの差の絶対値|a−c|,|b−d|をそれぞれ全周波数領域で積分した量などとして定義することができる。
そして、故障予兆検知装置9は、それぞれの姿勢角について周波数成分の経時変化量が既定の閾値を超えた否かを判定し、いずれかの姿勢角についての経時変化量が規定の閾値を超えた場合には、回転陽極型X線管10の故障予兆が検知されたと判定する。
以上、図3の説明では、振動の周波数成分は、2つの姿勢角の場合について比較されているが、例えば、−60度から+60度まで10度刻みの13種の姿勢角などのように、多数の姿勢角の場合についての周波数成分が比較されてもよい。また、図3の説明では、経時変化量の対象となる振動データとしては、周波数成分のみが採用されているが、振動の強度だけを用いて経時変化量を求めてもよく、または、振動の強度およびその周波数成分を混合した量を用いて経時変化量を求めてもよい。
なお、モーションセンサ22による回転陽極型X線管10の姿勢角の検出は、陽極回転子15から発生する振動の検出とは異なり、ほぼ静的な物理量の検出である。すなわち、回転陽極型X線管10は、図1に示したように、中心軸8を回転軸として回転機構5により回転、傾斜させられるが、回転、傾斜する回転陽極型X線管10の挙動は、周波数的には非常に低い現象である。従って、モーションセンサ22によって検出される姿勢角は、回転陽極型X線管10で生じる振動の影響をほとんど受けることはないと考えてよい。
次に、本実施形態の効果について説明する。特許文献1や特許文献2などに開示された技術では、回転陽極型X線管10の使用開始時の振動データと経時変化後の振動データから求められる経時変化量に基づき、回転陽極型X線管10の故障予兆が検知される。しかしながら、その技術には、回転陽極型X線管10の姿勢角ごとに別々に振動データの経時変化量を求めるという技術概念は含まれていない。
これは、簡単に言えば、従来技術では、経時変化量を求める際に基準となる振動データが1つしかないことを意味する。そこで、ここでは、基準となる使用開始時の振動データを欄(a)の振動データであるとする。一方、経時変化後に取得される振動データには、それが取得されたときの姿勢角がわからないので、経時変化量計算の対象となる振動データは、欄(c)の振動データであるかも知れないし、欄(d)の振動データであるかも知れない。
この場合、欄(c)の振動データと欄(a)の振動データとは、その差が小さいので、欄(c)の振動データから求められる経時変化量は、既定の閾値を超えることはない。一方、欄(d)の振動データと欄(a)の振動データとは、その差が大きいので、欄(c)の振動データから求められる経時変化量は、既定の閾値を超える可能性がある。そこで、欄(d)の振動データが経時変化量計算の対象として採用され、求められた経時変化量が既定の閾値を超えた場合には、当該回転陽極型X線管10は、近いうちに寿命が尽きるであろうと判断され、廃棄される。
それに対し、本実施形態では、姿勢角ごとに使用開始時の振動データが用意されているため、姿勢角ごとに別々に取得された経時変化後の振動データは、同じ姿勢角の使用開始時の振動データと比較され、その経時変化量が計算される。ちなみに、図3の例では、欄(d)の振動データについては、欄(b)の振動データからの経時変化量が計算される。その場合、欄(d)の振動データと欄(b)の振動データとは、その差がそれほど大きくはないので、その経時変化量は、既定の閾値を超えない可能性がある。そこで、その経時変化量が既定の閾値を超えなかった場合には、当該回転陽極型X線管10は、使用可能と判断されるので、廃棄されることはない。すなわち、回転陽極型X線管10を長く使用することが可能になる。
すなわち、欄(d)の振動データの経時変化量は、欄(a)の振動データからの経時変化量であれば、既定の閾値を超え、欄(b)の振動データからの経時変化量であれば、既定の閾値を超えないような場合は存在し得る。また、逆のケースが存在するとは考えにくい。これは、本実施形態では、姿勢角ごとに区別して振動データの経時変化量が求められている、言い換えれば、陽極回転子15とベアリング16との接触状況が同じ状態ごとに区別して、より精密な振動データの経時変化量が求められているからに他ならない。
以上、本発明に係るX線診断装置1によれば、回転陽極型X線管10に振動センサ21およびモーションセンサ22が取り付けられているため、回転陽極型X線管10の姿勢角別に振動データを取得することが可能となり、さらには、姿勢角別に振動データの経時変化量を取得することが可能になる。よって、より精密な振動データの経時変化量に基づいて回転陽極型X線管10の故障予兆を検知することが可能になるので、故障予兆検知の精度向上を図ることが可能になる。
すなわち、使用可能な回転陽極型X線管10が早めの故障予兆の検知により、早めに交換され、廃棄されるようなケースはなくなるので、その結果として、X線診断装置1の保守・運用コストの低減を図ることが可能になる。
また、本実施形態では、前記したように、振動センサ21およびモーションセンサ22が陽極回転子15の回転軸19に略垂直なハウジング18の側面(円筒形状のハウジング18の底面に相当する側面)に取り付けられる。この構造は、従来一般的に用いられている回転陽極型X線管10e(図9参照)に振動センサ21およびモーションセンサ22を追加するのが容易な構造である。そのため、従来のX線診断装置1eに故障予兆の検知機能をオプションとして容易に追加することが可能になる。
(実施形態の第1の変形例)
図4は、本発明の実施形態の第1の変形例に係る回転陽極型X線管10aの縦断面の例を模式的に示した図であり、本変形例は、図1に示したX線診断装置1において、回転陽極型X線管10の構造の一部を変形したものである。
図4に示すように、本変形例に係る回転陽極型X線管10aでは、振動センサ21は、円筒形状のハウジング18の底面に相当する側面で、陽極回転子15が配設された位置に近い方の側面の薄肉部(低剛性部)に取り付けられている。また、モーションセンサ22は、振動センサ21が取り付けられた側面と同じ側面の厚肉部(高剛性部)に取り付けられている。
ハウジング18の薄肉部は、相対的に剛性が小さくなるので、陽極回転子15から発生する機械的振動の影響を受け易くなり、振動の振幅(強度)は大きくなる。よって、振動センサ21は、陽極回転子15からの振動を感度よく検出することが可能になる。加えて、この肉薄部の形状を陽極回転子15から発生する振動の周波数帯域で共振するような構造とすることにすれば、振動センサ21の感度をさらに向上させることができる。一方、ハウジング18の厚肉部は、相対的に剛性が大きくなるので、陽極回転子15から発生する機械的振動の影響を受けにくくなり、その結果、モーションセンサ22によって検出される姿勢角の精度向上を図ることができる。
(実施形態の第2の変形例)
図5は、本発明の実施形態の第2の変形例に係る回転陽極型X線管10bの縦断面の例を模式的に示した図であり、本変形例は、図1に示したX線診断装置1において、回転陽極型X線管10の構造の一部を変形したものである。
図5に示すように、本変形例に係る回転陽極型X線管10bでは、振動センサ21は、陽極回転子15の回転軸19に略平行なハウジング18の側面(円筒に相当する側面)で、陽極回転子15が配設された位置に近い位置の薄肉部(低剛性部)に取り付けられている。また、モーションセンサ22は、陽極回転子15の回転軸19に略平行なハウジング18の側面で、陽極回転子15が配設された位置からできるだけ遠い位置の厚肉部(高剛性部)に取り付けられている。
本変形例では、振動センサ21が陽極回転子15の配設位置に近接した位置のハウジング18の薄肉部(低剛性部)に取り付けられているので、振動センサ21は、陽極回転子15からの振動をより感度よく検出することが可能になる。また、モーションセンサ22は、陽極回転子15の配設位置に遠い位置のハウジング18の厚肉部(高剛性部)に取り付けられているので、陽極回転子15から発生する機械的振動の影響を受けにくくなる。その結果、モーションセンサ22によって検出される姿勢角の精度向上を図ることができる。
(実施形態の第3の変形例)
図6は、本発明の実施形態の第3の変形例に係る回転陽極型X線管10cの縦断面の例を模式的に示した図であり、本変形例は、図1に示したX線診断装置1において、回転陽極型X線管10の構造の一部を変形したものである。
図6に示すように、本変形例に係る回転陽極型X線管10cでは、振動センサ21およびモーションセンサ22は、ともに、円筒形状のハウジング18の底面に相当する側面で、陽極回転子15が配設された位置に近い方の側面の薄肉部(低剛性部)に取り付けられている。
モーションセンサ22が検出する信号は、振動センサ21が検出する振動の周波数帯域に比べ十分に低いため、モーションセンサ22は、もともと陽極回転子15から発生する振動の影響を受けにくい。そのため、振動センサ21をハウジング18の薄肉部(低剛性部)に取り付け、振動センサ21の感度向上を図ることができれば、十分な効果が得られたと考えることもできる。
(実施形態の第4の変形例)
図7は、本発明の実施形態の第4の変形例に係る回転陽極型X線管10dの縦断面の例を模式的に示した図であり、本変形例は、図1に示したX線診断装置1において、回転陽極型X線管10の構造の一部を変形したものである。
図7に示すように、本変形例に係る回転陽極型X線管10dでは、振動センサ21は、円筒形状のハウジング18の底面に相当する側面で、陽極回転子15が配設された位置に近い方の側面の薄肉部(低剛性部)に取り付けられている。また、モーションセンサ22は、振動センサ21が取り付けられた側面と同じ側面にダンパー材23を介して取り付けられている。ダンパー材23は、ゴム系または樹脂系の材料からなり、モーションセンサ22として必要な周波数帯数以外の振動(例えば、数10Hz以上の振動)を減衰させる役割を果たす。
従って、本変形例では、振動センサ21は、陽極回転子15からの振動を感度よく検出することが可能になるともに、モーションセンサ22は、陽極回転子15からの振動の影響を排除した姿勢角を高精度に検出することが可能になる。
(その他の変形例)
以上に説明した実施形態およびその変形例では、振動センサ21およびモーションセンサ22は、いずれも回転陽極型X線管10,10a〜10dのハウジング18に取り付けられるとしている。しかしながら、図1に示したように、回転陽極型X線管10は、テーブル3およびX線検出器2との位置関係を保持したまま、中心軸8を回転軸として回転機構5によって回転させられる。従って、回転陽極型X線管10の姿勢角を計測するモーションセンサ22は、必ずしも回転陽極型X線管10のハウジング18に取り付けられる必要はなく、回転機構5に支持されて中心軸8を回転軸として回転させられる機構部であれば、どこに取り付けられていてもよい。
なお、本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものでなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、前記の実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために、詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成の一部で置き換えることが可能であり、さらに、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成の一部または全部を加えることも可能である。
1,1e X線診断装置
2 X線検出器
3 テーブル
4 支柱
5 回転機構(回転支持機構)
6 X線
7 被検体
8 中心軸
9 故障予兆検知装置
10,10a,10b,10c,10d,10e 回転陽極型X線管(X線管)
11 真空容器
12 フィラメント
13 集束電極
14 ターゲット
15 陽極回転子
16 ベアリング
17 ステータ
18 ハウジング(構造部材)
19 回転軸
21 振動センサ
22 モーションセンサ
23 ダンパー材(振動緩衝材)

Claims (9)

  1. X線を発生する回転陽極型のX線管と、
    被検体を挟んで前記X線管に対向する位置に配設され、前記X線管から照射されるX線による前記被検体の投影画像を取得するX線検出器と、
    前記X線管から生じる振動を計測する振動センサと、
    前記X線管の姿勢角を計測するモーションセンサと、
    前記モーションセンサにより計測される複数の姿勢角と、前記X線管の姿勢角が前記計測される複数の姿勢角それぞれであるときに前記振動センサによりそれぞれ計測される振動の振動データと、を互いに対応付けて取得し、前記取得した複数の姿勢角それぞれについて前記X線管使用開始以降の振動データの経時変化量を算出し、前記複数の姿勢角それぞれについての前記振動データの経時変化量に基づき、前記X線管の故障予兆を検知する故障予兆検知装置と、
    を備えること
    を特徴とするX線診断装置。
  2. 前記振動センサにより計測される振動データは、振動の強度および振動の周波数成分の少なくとも一方であること
    を特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記振動センサは、前記X線管の低剛性構造部に配設され、
    前記モーションセンサは、前記X線管の高剛性構造部に配設されること
    を特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  4. 前記振動センサは、前記X線管の薄肉構造部に配設され、
    前記モーションセンサは、前記X線管の厚肉構造部に配設されること
    を特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  5. 前記モーションセンサは、振動緩衝材を介して前記X線管の構造部に配設されること
    を特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  6. 前記被検体が配置される位置を中心軸として前記X線管および前記X線検出器の位置関係を保持したまま回転可能に支持して、前記X線管の姿勢角を変化させる回転支持機構
    をさらに備え、
    前記モーションセンサは、前記回転支持機構により回転させられる機構部に配設されること
    を特徴とする請求項1にX線診断装置。
  7. X線を発生する回転陽極型のX線管と、
    被検体を挟んで前記X線管に対向する位置に配設され、前記X線管から照射されるX線による前記被検体の投影画像を取得するX線検出器と、
    前記X線管から生じる振動を計測する振動センサと、
    前記X線管の姿勢角を計測するモーションセンサと、
    前記X線管の故障の予兆を検知する故障予兆検知装置と、
    を備えたX線診断装置におけるX線管故障予兆検知方法であって、
    前記故障予兆検知装置は、
    前記モーションセンサにより計測される複数の姿勢角を取得し、
    前記X線管の姿勢角が前記取得される複数の姿勢角それぞれであるときに前記振動センサによりそれぞれ計測される振動の振動データを前記姿勢角に対応付けて取得し、
    前記複数の姿勢角それぞれについて前記X線管使用開始以降の振動データの経時変化量を算出し、
    前記複数の姿勢角それぞれについて算出した前記振動データの経時変化量に基づき、前記X線管の故障予兆を検知すること
    を特徴とするX線管故障予兆検知方法。
  8. 熱電子を出射、加速する陰極と、前記加速された熱電子が衝突するターゲットと、前記ターゲットを回転支持する陽極回転子と、を内部に収納した真空容器と、
    前記真空容器を保持する構造部材と、
    前記構造部材の低剛性構造部に配設され、前記陽極回転子が回転することによって生じる振動を計測する振動センサと、
    前記構造部材の高剛性構造部に配設され、前記陽極回転子の姿勢角を計測するモーションセンサと、
    を備えること
    を特徴とする回転陽極型X線管。
  9. 前記構造部材の低剛性構造部は、前記構造部材の薄肉構造部であり、
    前記構造部材の高剛性構造部は、前記構造部材の厚肉構造部であること
    を特徴とする請求項8に記載の回転陽極型X線管。
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