JP6083091B2 - 鉄筋検査支援装置およびプログラム - Google Patents

鉄筋検査支援装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6083091B2
JP6083091B2 JP2013127902A JP2013127902A JP6083091B2 JP 6083091 B2 JP6083091 B2 JP 6083091B2 JP 2013127902 A JP2013127902 A JP 2013127902A JP 2013127902 A JP2013127902 A JP 2013127902A JP 6083091 B2 JP6083091 B2 JP 6083091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing bar
image
diameter
photographing
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013127902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015001146A (ja
Inventor
多葉井 宏
宏 多葉井
俊介 染谷
俊介 染谷
河井 良浩
良浩 河井
丸山 健一
健一 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Takenaka Corp
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2013127902A priority Critical patent/JP6083091B2/ja
Publication of JP2015001146A publication Critical patent/JP2015001146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6083091B2 publication Critical patent/JP6083091B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、鉄筋検査支援装置およびプログラムに係り、より詳しくは、鉄筋の施工状況の検査を支援する鉄筋検査支援装置およびプログラムに関する。
従来、建築物の配筋検査では、コンクリートを打設する前に鉄筋の施工状況が設計仕様通りになっていることを現場で目視にて検査している。その際、設計図面を参照し、該当する検査位置の部位や符号を確認して、その符号に該当する断面図を調べ、現物と本数や径、鉄筋間隔などを照合して検査結果を記録するといったことが行われている。
このように、従来の配筋検査では、現地で検査対象物と設計図面の該当する符号に対応した断面図との間の照合作業は人手によって行われているため、作業に膨大な時間と手間を要すると共に、場合によっては誤った照合を引き起こす場合もあった。
特に、鉄筋には多くの種類で、かつ微妙に異なる径が存在するため、施工された鉄筋の径が設計仕様に合致したものであるか否かを人手によって確認するには、膨大な時間や手間を要すると共に、誤照合の発生も懸念されていた。
この問題を解決するために適用できる技術として、特許文献1には、異形鉄筋の径長(径)を含む配筋情報を取得する配筋情報取得装置であって、撮影された前記異形鉄筋の画像データを取得する手段と、前記画像データにおける1ピクセルあたりの長さである1ピクセル長を特定する手段と、前記画像データにおける前記異形鉄筋の径長のピクセル数をカウントする手段と、前記径長のピクセル数と、前記1ピクセル長とを乗ずることによって、前記径長を算出する手段と、を備えることを特徴とする配筋情報取得装置が開示されている。
この配筋情報取得装置によれば、検査対象となる複数の異形鉄筋のうち、両端の2本にマーカを付与し、デジタルカメラを用いて撮影する。そして、デジタルカメラから携帯端末に対して撮影された異形鉄筋の画像データを転送し、携帯端末を用いて画像処理を実行する。この画像処理において、画像データにおける1ピクセルあたりの長さである1ピクセル長を特定し、画像データにおける異形鉄筋の径長のピクセル数をカウントし、当該径長のピクセル数と1ピクセル長とを乗じることによって径長を算出する。
特開2010−122008号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、マーカを用いる必要があり、比較的多くの作業工数を要すると共に、マーカの取り付け精度によっては、径別の認識精度に影響を与え、必ずしも精度よく鉄筋の径を特定することができるとは限らない、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、簡易かつ高精度で検査対象とする鉄筋の径を特定することができる鉄筋検査支援装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の鉄筋検査支援装置は、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した記憶手段と、検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段と、前記撮影手段による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離を導出する導出手段と、前記導出手段によって導出された前記距離に対応する前記鉄筋の径を前記記憶手段から読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径を特定する特定手段と、を備えている。
本発明の鉄筋検査支援装置によれば、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径が関連付けられて記憶手段により予め記憶される一方、撮影手段により、検査対象とする鉄筋が撮影される。なお、上記記憶手段には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュEEPROM(Flash EEPROM)等の半導体記憶素子、フレキシブル・ディスク等の可搬記録媒体やハードディスク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続されたサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置が含まれる。また、上記撮影手段には、カラー画像の撮影を行う撮影装置の他、モノクロ画像の撮影を行う撮影装置が含まれる。
ここで、本発明では、検出手段により、前記撮影手段による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像が検出され、導出手段により、前記検出手段によって検出された複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離が導出される。
そして、本発明では、特定手段により、前記導出手段によって導出された前記距離に対応する前記鉄筋の径を前記記憶手段から読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径が特定される。
すなわち、通常、鉄筋は、軸線方向に対する位置に周期性を有する節を有すると共に、その径によって互いに隣接する節と節との間の距離が異なる。これを利用して、本発明では、撮影によって得られた画像から検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出し、検出した複数の節の画像に基づいて、隣接する節の間の距離を導出して、当該距離に基づいて、検査対象とする鉄筋の径を特定するようにしており、これによって、上記マーカを用いる場合等に比較して、簡易かつ高精度で当該鉄筋の径を特定することができる。
このように、本発明の鉄筋検査支援装置によれば、検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出し、検出した複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離を導出し、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した記憶手段から、導出した前記距離に対応する前記鉄筋の径を読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径を特定しているので、簡易かつ高精度で検査対象とする鉄筋の径を特定することができる。
なお、本発明は、前記検査対象とする鉄筋が、予め定められた設置対象位置に設置されている複数の鉄筋により構成された鉄筋群であり、前記撮影手段が、前記鉄筋群を予め定められた方向から3次元撮影し、前記検出手段が、前記撮影手段によって3次元撮影を行うことにより得られた3次元画像に基づいて、前記鉄筋群の3次元点群座標を取得し、取得した3次元点群座標に基づいて、前記鉄筋群のうちの前記撮影手段による撮影位置から予め定められた順番で近い位置に位置する鉄筋の画像を抽出し、抽出した鉄筋の画像から前記節の画像を検出してもよい。これにより、3次元点群座標を用いない場合に比較して、より高精度で、検査対象とする鉄筋の径を特定することができる。
また、本発明は、前記検出手段が、前記節の配列位置の周期性に基づいて当該節の画像を検出してもよい。これにより、より簡易に、検査対象とする鉄筋の径を特定することができる。
また、本発明は、前記特定手段によって特定された鉄筋の径と、予め定められた設計情報とを照合し、照合結果を示す情報を提示する提示手段をさらに備えてもよい。これにより、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
特に、本発明の前記提示手段は、前記鉄筋の径に加えて、前記鉄筋の本数および各鉄筋間の間隔の少なくとも一方を前記設計情報とさらに照合してもよい。これにより、使用者にとっての利便性を、より向上させることができる。
一方、上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、コンピュータを、検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離を導出する導出手段と、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した記憶手段から、前記導出手段によって導出された前記距離に対応する前記鉄筋の径を読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径を特定する特定手段と、として機能させるためのものである。
従って、本発明のプログラムによれば、コンピュータに対して本発明の鉄筋検査支援装置と同様に作用させることができるので、当該鉄筋検査支援装置と同様に、簡易かつ高精度で検査対象とする鉄筋の径を特定することができる。
本発明によれば、検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出し、検出した複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離を導出し、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した記憶手段から、導出した前記距離に対応する前記鉄筋の径を読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径を特定しているので、簡易かつ高精度で検査対象とする鉄筋の径を特定することができる、という効果が得られる。
実施の形態に係る鉄筋検査支援システムの全体構成を示す模式図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援装置の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援装置に備えられた二次記憶部の主な記憶内容を示す模式図である。 実施の形態に係る鉄筋情報データベースの構成を示す模式図である。 実施の形態に係る3DCAD情報データベースの構成を示す模式図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る検査対象入力画面の構成を示す正面図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、撮影装置による視線ベクトルと前面の鉄筋群の法線ベクトルの一例を示す斜視図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、法線ベクトルの方向に対する点の個数のヒストグラムの一例を示すグラフである。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、抽出した前面座標情報により示される3次元点群の状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、2次元画像とX軸方向およびY軸方向に対するヒストグラムとの各々の一例を示す図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、主筋画像および帯筋画像の切り出し結果の一例を示す図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、主筋および帯筋の矩形領域の一例を示す図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、帯筋の画像領域の特定結果の一例を示す図である。 実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムの説明に供する図であり、帯筋の画像領域からの節の数の特定方法の説明に供するグラフである。 実施の形態に係る照合結果表示画面の構成を示す正面図である。 実施の形態の変形例の構成を示す斜視図(一部側面図)である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明が適用された鉄筋検査支援システム10の構成を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る鉄筋検査支援システム10は、当該システム10の中心的な役割を担う鉄筋検査支援装置20と、検査対象とする鉄筋50を撮影する撮影装置30と、を有している。
本実施の形態に係る撮影装置30は、カラー画像およびモノクロ画像の3次元撮影を行うことができると共に、撮影によって得られた3次元画像を示す左視点画像情報および右視点画像情報(以下、「3次元画像情報」という。)を外部装置に送信する機能を有している。これに対し、鉄筋検査支援装置20は、撮影装置30によって送信された3次元画像情報を受信する機能を有している。なお、本実施の形態では、鉄筋検査支援装置20と撮影装置30との間の通信を無線通信にて行う場合について説明するが、これに限らず、有線通信にて行う形態としてもよい。
次に、図2を参照して、本鉄筋検査支援システム10において特に重要な役割を有する鉄筋検査支援装置20の電気系の要部構成を説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係る鉄筋検査支援装置20は、システムバスBUSに接続され、当該鉄筋検査支援装置20全体の動作を司るCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)20Aが備えられている。
システムバスBUSには、CPU20Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)20Bおよび各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)20Cが接続されている。また、システムバスBUSには、各種情報を記憶するために用いられる記憶手段としての二次記憶部(ここでは、ハードディスク装置)20Dと、各種情報を入力するために用いられるキーボード20Eと、が接続されている。さらに、システムバスBUSには、各種情報を表示するために用いられるディスプレイ20Fと、撮影装置30等の外部装置との間での無線通信動作を制御する無線通信部20Hと、が接続されている。
従って、CPU20Aは、RAM20B、ROM20C、および二次記憶部20Dに対するアクセス、キーボード20Eを介した各種入力情報の取得、およびディスプレイ20Fに対する各種情報の表示を各々行うことができる。また、CPU20Aは、無線通信部20Hを介した外部装置との間の各種情報の授受を行うことができる。
なお、図示は省略するが、本実施の形態に係る鉄筋検査支援装置20には、キーボード20E以外に、マウス、タッチパット、タッチディスプレイ等の他の入力装置が備えられている。
図3には、本実施の形態に係る鉄筋検査支援装置20の機能的な構成を示す機能ブロック図が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係る鉄筋検査支援装置20は、検出部20A1と、導出部20A2と、特定部20A3と、提示部20A4と、を備えている。
なお、本実施の形態に係る検出部20A1は、撮影装置30による撮影によって得られた、検査対象とする鉄筋50を示す画像から鉄筋50の各々の隣接する複数の節の画像を検出する。また、本実施の形態に係る導出部20A2は、検出部20A1によって検出された複数の節の画像に基づいて、隣接する節の間の距離を導出する。
また、本実施の形態に係る特定部20A3は、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した二次記憶部20Dから、導出部20A2によって導出された上記距離に対応する鉄筋の径を読み出すことにより、検査対象とする鉄筋50の径を特定する。そして、本実施の形態に係る提示部20A4は、特定部20A3によって特定された鉄筋50の径と、二次記憶部20Dに予め記憶された設計情報(後述する3DCAD情報データベースDB2に記憶された情報)とを照合し、照合結果を示す情報を、ディスプレイ20Fを介して提示する。
なお、本実施の形態に係る提示部20A4は、鉄筋50の径に加えて、当該鉄筋50の本数および各鉄筋50間の間隔も上記設計情報と照合して、この照合結果もディスプレイ20Fを介して提示する。
一方、図4には、本実施の形態に係る鉄筋検査支援装置20に備えられた二次記憶部20Dの主な記憶内容が模式的に示されている。
同図に示すように、二次記憶部20Dには、各種データベースを記憶するためのデータベース領域DBと、各種アプリケーション・プログラム等を記憶するためのプログラム領域PGと、が設けられている。また、データベース領域DBには、鉄筋情報データベースDB1、および3DCAD情報データベースDB2が含まれる。以下、各データベースの構成について詳細に説明する。
本実施の形態に係る鉄筋情報データベースDB1は、一例として図5に模式的に示すように、メーカおよび仕様の各情報が記憶されるように構成されている。
なお、上記メーカは、本実施の形態に係る鉄筋検査支援システム10で取り扱い対象としている鉄筋のメーカの名称を示す情報であり、上記仕様は、当該鉄筋の仕様を示す情報である。本実施の形態に係る鉄筋情報データベースDB1では、上記仕様として、各鉄筋の直径を示す径および隣接する節の間の距離である節間距離の各情報が含まれている。例えば、同図に示す例では、Aメーカにより製造されており、鉄筋検査支援システム10で取り扱い対象としている鉄筋には、径がD10、D25等のものがあり、径がD10の鉄筋は節間距離が5.0mm〜7.0mm、径がD25の鉄筋は節間距離が14.0mm〜16.0mmであることを示している。
一方、上記3DCAD情報データベースDB2は、3次元CAD(Computer Aided Design)システムを用いて構築された、検査対象とする鉄筋が設けられた建物(以下、「検査対象建物」という。)の3次元CAD情報をデータベース化したものである。本実施の形態に係る3DCAD情報データベースDB2は、一例として図6に示すように、種別、部位ID(Identification)、鉄筋ID、鉄筋種類、座標、および属性の各情報を、検査対象建物を構成する、柱、梁、床といった配筋を要する部位(以下、「配筋部位」という。)毎にデータベース化したものを含んでいる。以下では、錯綜を回避するために、上記配筋部位を、柱、梁、床の3種類の部位のみとして説明する。
なお、上記種別は、上記配筋部位の種類を示す情報であり、上記部位IDは、対応する配筋部位を特定するために、検査対象建物における全ての配筋部位に対して個別に割り振られた情報である。また、上記鉄筋IDは、対応する配筋部位で用いられる鉄筋を特定するために、鉄筋検査支援システム10において適用対象とされている鉄筋の各々に対して個別に割り振られた情報である。また、上記鉄筋種類は、主筋、帯筋といった対応する鉄筋の種類を示す情報である。
また、上記座標は、対応する鉄筋が検査対象建物に配置(施工)されたときの、当該鉄筋が直線状である場合の始端位置および終端位置、当該鉄筋が帯筋である場合の各屈曲点の位置の各位置の座標を示す情報であり、本実施の形態に係る鉄筋検査支援システム10では、これらの座標情報として、検査対象建物の予め定められたホームポジションの座標を原点(0,0,0)とした3次元座標系の座標情報を適用している。
さらに、上記属性は、対応する鉄筋の属性を示す情報であり、本実施の形態に係る鉄筋検査支援システム10では、鋼種および径の2つの情報が含まれている。ここで、上記鋼種は、対応する鉄筋の材質の種類を示す情報であり、上記径は、対応する鉄筋の直径を示す情報である。
なお、以上のように構成された鉄筋検査支援装置20の各構成要素(検出部20A1、導出部20A2、特定部20A3、提示部20A4)による処理は、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現してもよい。この場合、当該プログラムに本実施の形態に係るプログラムが含まれることになる。但し、ソフトウェア構成による実現に限られるものではなく、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現してもよいことは言うまでもない。
以下では、本実施の形態に係る鉄筋検査支援装置20が、上記プログラムを実行することにより上記各構成要素による処理を実現するものとされている場合について説明する。この場合、当該プログラムを鉄筋検査支援装置20に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等を適用してもよい。
次に、本実施の形態に係る鉄筋検査支援システム10の作用を説明する。なお、ここでは、鉄筋検査支援装置20として持ち運び可能なコンピュータ(一例として、ノートブック型のパーソナル・コンピュータ)を採用し、検査対象とする鉄筋(以下、「検査対象鉄筋」という。)を検査する検査者が鉄筋検査支援装置20および撮影装置30を持参して、検査対象鉄筋が施工されている建物(検査対象建物)に出向いて当該検査対象鉄筋を検査する場合について説明する。また、ここでは、錯綜を回避するために、鉄筋情報データベースDB1および3DCAD情報データベースDB2が既に構築されている場合について説明する。
以下、図7を参照して、鉄筋検査支援処理の実行時における鉄筋検査支援装置20の作用を説明する。なお、図7は、鉄筋検査支援処理の実行指示がキーボード20E等を介して入力された際に、鉄筋検査支援装置20のCPU20Aによって実行される鉄筋検査支援プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは二次記憶部20Dのプログラム領域PGに予め記憶されている。
同図のステップ100では、予め定められたフィーマットとされた検査対象入力画面を表示するようにディスプレイ20Fを制御し、次のステップ102にて、所定情報の入力待ちを行う。
図8には、上記検査対象入力画面の表示状態の一例が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係る検査対象入力画面には、検査対象鉄筋が設けられている配筋部位を示す情報(本実施の形態では、3DCAD情報データベースDB2と同様の「部位ID」。)の入力領域と、当該配筋部位における検査対象鉄筋が設けられている面を示す情報(本実施の形態では、当該面の向いている方向を示す情報。)の入力領域と、検査対象鉄筋のメーカの入力領域と、が表示される。
この際、まず、検査者は、撮影装置30により、検査対象鉄筋の1つの面を正面から3次元撮影し、当該撮影によって得られた3次元画像情報を鉄筋検査支援装置20に送信する。なお、この際の撮影は、カラー画像の撮影およびモノクロ画像の撮影の何れの撮影を行ってもよいが、撮影によって得られる3次元画像情報の小容量化および当該3次元画像情報に対する画像処理の簡易化の観点から、本実施の形態に係る鉄筋検査支援システム10では、モノクロ画像の撮影を行うものとする。なお、撮影装置30から鉄筋検査支援装置20に送信された3次元画像情報は、二次記憶部20Dの所定領域に記憶される。
検査対象鉄筋の3次元画像情報の鉄筋検査支援装置20への送信が終了すると、検査者は、鉄筋検査支援装置20のキーボード20E等を用いて、上記検査対象入力画面の各入力領域に対応する情報を入力した後、当該検査対象入力画面の下端部近傍に表示されている終了ボタンをキーボード20E等を介して指定する。検査対象入力画面の終了ボタンが指定されると上記ステップ102が肯定判定となってステップ104に移行する。なお、図8では、検査対象とする配筋部位が部位IDとして「1−1−1」が割り振られたものであり、当該配筋部位における北の方向を向いている面に設けられた鉄筋が検査対象鉄筋であり、メーカが「Aメーカ」である場合が例示されている。
ステップ104では、撮影装置30から受信した3次元画像情報(以下、「処理対象画像情報」という。)を二次記憶部20Dから読み出し、次のステップ106では、読み出した処理対象画像情報に基づいて、当該処理対象画像情報により示される画像に含まれる物体の各点における3次元位置を示す座標情報(以下、「3次元点群座標情報」という。)を作成する。本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムでは、上記3次元点群座標情報として、3DCAD情報データベースDB2の各鉄筋の座標と同様の3次元座標系の座標情報を適用している。なお、複数の視点から撮影された物体の3次元点群座標情報の作成は、従来既知のステレオ・マッチングの技術等による3次元計測手法等を利用することによって実行することができるため、ここでの詳細な説明は省略する。
次のステップ108では、作成した3次元点群座標情報から、処理対象画像情報により示される画像における、撮影装置30による撮影位置から予め定められた順番で近い位置に位置する鉄筋群の画像領域に対応する座標情報を抽出する。なお、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムでは、上記予め定められた順番として1番を適用しており、本ステップ108では、上記撮影位置から最も近い位置に位置する鉄筋群(図1に示す例では、黒色とされた鉄筋群)の画像領域に対応する座標情報を抽出するものとしている。なお、この鉄筋群が設けられている領域は、撮影装置30による撮影位置からみて最も手前側に位置しているため、以下では、この鉄筋群が設けられている配筋部位の領域を「前面領域」という。
以下、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムにおける、上記前面領域の座標情報の抽出手順を、図9〜図11を参照しつつ詳細に説明する。
(1)まず、図9に示すように、3次元点群座標情報から、撮影装置30による撮影方向を示す視線ベクトルaと同一の直線上にない座標であり、当該撮影方向からみて最も手前側にある面(以下、「前面」という。)に位置する予め定められた複数点(本実施の形態では、3点。)の座標情報を抽出する。なお、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムでは、上記前面に位置する3点の座標情報の抽出を、当該前面の座標群により示される2次元画像を正面視左上部、右上部、下部の3領域に分割し、各分割領域の中央部から1点ずつ、合計3点の座標情報を抽出することにより行う。
(2)次に、抽出した前面に位置する3点を含む平面の法線ベクトルbを導出する。
(3)次に、導出した法線ベクトルbの方向に沿って、3次元点群座標情報により示される3次元点群を撮影装置30側から順に並べた場合に同一の位置に位置する点の個数を積算することにより、一例として図10に示すヒストグラムを作成する。
(4)次に、作成したヒストグラムにおいて、最も撮影装置30側にあるピーク(極大値)を含む領域を前面領域と見なし、当該前面領域に含まれる座標情報を3次元点群座標情報から抽出する。
本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムでは、一例として図10に示すように、ヒストグラムの極大値を含み、かつ当該ヒストグラムの平均値以上の領域(同図のマスクされている領域。)を前面領域としているが、これに限るものではない。例えば、上記平均値に代えて、上記極大値に対する予め定められた割合(例えば、50%)の値等の他の値を適用してもよい。
(5)次に、抽出した前面領域に含まれる3次元点群座標情報(以下、「前面座標情報」という。)を用いて、最小自乗法等により正確な前面の法線ベクトルbを導出する。
すなわち、一例として図11に示すように、抽出した前面座標情報により示される3次元点群(同図の黒色の鉄筋群の前面を示す3次元点群)は、前面の面方向(同図の矢印cが示す方向。)には、大きなばらつきがあり、前面に垂直な方向(同図の矢印dが示す方向。)には、ばらつきが最も小さくなる。この前面に垂直な方向を法線ベクトルbとして最小自乗法等により導出する。ここでは、前面座標情報の全てを演算対象としているため、上記3点で計算した前面の法線ベクトルbよりも誤差の影響を受けにくく、より正確な法線ベクトルbを求めることができる。
(6)以上の処理によって得られた法線ベクトルbを用いて、上記(3)、(4)と同じ処理によって前面座標情報を抽出する。
次のステップ110では、上記ステップ108の処理によって抽出した前面座標情報に基づいて、当該前面座標情報により示される画像における鉄筋の領域の一部となる矩形領域を設定する。以下、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムによる上記矩形領域の設定手順を、図12〜図14を参照しつつ詳細に説明する。
まず、上記前面座標情報を、2次元座標系(X−Y座標系)に配置する。これにより、一例として図12に示すように、前面領域の主筋50A、帯筋50B、及び床面等の底面50Cに相当する点群が2次元座標系に配置される。なお、以下では、この2次元座標系に点群が配置されて得られた画像を「2次元画像」という。
次に、この2次元画像における各点の数をX軸方向、Y軸方向で計数することにより、同図の下端部に示すヒストグラム(以下、「X軸ヒストグラム」という。)および右端部に示すヒストグラム(以下、「Y軸ヒストグラム」という。)を得る。
次に、X軸ヒストグラムおよびY軸ヒストグラムを、各々予め定められた閾値(本実施の形態では、対応するヒストグラムの最大値と平均値との中央値。)で区分する。これにより、鉄筋部分と非鉄筋部分とにおおよそ区別することができる。
ここで、上記2次元画像の端部には、底面50C等の非鉄筋部分が含まれている場合が多いので、一例として図12に示すように、当該2次元画像の中央部付近で、X軸ヒストグラムおよびY軸ヒストグラムの各々の最大値に対応する座標同士の交点を基準位置として、当該交点の近傍で、かつ当該交点に連続する主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像上に、後述する鉄筋の画像領域の特定を開始するための矩形領域52A、52Bを設定する。
従って、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムでは、上記各矩形領域52A、52Bの設定の際に、上記2次元画像から主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像領域を切り出すが、この際の切り出しは、X軸ヒストグラムおよびY軸ヒストグラムの各々について、最大値の座標位置を中心として予め定められた閾値以上となる領域を、上記交点に連続する主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像領域として切り出す。
しかしながら、上記2次元画像に含まれる主筋50Aおよび帯筋50Bの各々の画像の軸線方向が、必ずしも垂直方向および水平方向となるように撮影されるとは限らない。このため、切り出した主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像領域は、一例として図13(A)および図13(B)に示すように、鉄筋でない部分が少なからず含まれてしまう場合が多い。
これに対処するため、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムでは、主筋50Aおよび帯筋50Bの各々の軸線方向が、できるだけ垂直方向および水平方向となるように、上記2次元画像を回転させる画像処理を施す。なお、上記画像処理としては、予め定められた回転角度の刻み幅(例えば、0.2度の刻み幅。)で上記2次元画像を回転させ、その際のX軸ヒストグラムおよびY軸ヒストグラムの最大値が最も大きくなった場合の2次元画像を採用する方法等、従来既知の方法を適用することができる。
そして、本ステップ110では、この画像処理を経た2次元画像から主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像領域を切り出し、これらの画像領域に対して、一例として図14(A)および図14(B)に示すように、予め定められた寸法の矩形領域52A、52Bを、各々の軸線方向とは直交する方向に対して中央部に設定する。なお、この際の各矩形領域における軸線方向に対する寸法は、鉄筋50に設けられている節が少なくとも複数(本実施の形態では、2)含まれる長さとすることが好ましい。
次のステップ112では、処理対象画像情報のうちの左視点画像情報および右視点画像情報の何れか一方(本実施の形態では、左視点画像情報であり、以下、「適用画像情報」という。)から上記ステップ110の処理によって設定した矩形領域52Aおよび矩形領域52Bの各々に対応する領域の画像情報(以下、「基準矩形画像情報」という。)を抽出した後、抽出した基本矩形画像情報により示される矩形の画像と同一、または略同一の矩形の画像を示す画像情報(以下、「抽出矩形画像情報」という。)を適用画像情報から抽出する。そして、本ステップ112では、抽出した基準矩形画像情報および抽出矩形画像情報の各々によって示される画像のうち、垂直方向に延びる同一直線上に並ぶ画像の領域の各々を各主筋50Aの画像領域として特定し、水平方向に延びる同一直線上に並ぶ画像の領域の各々を各帯筋50Bの画像領域として特定する。
なお、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムでは、上記同一、または略同一の画像か否かの判定を、基準矩形画像情報により示される画像との間で、同一の位置関係にある画素同士の画素値の差の標準偏差が予め定められた閾値未満である画像情報の画像を同一または略同一の画像であると判定し、上記閾値以上である画像情報の画像を異なる画像であると判定することにより行っている。しかしながら、この方法に限らず、従来既知の画像認識技術(パターン・マッチング技術)を適用して判定してもよいことは言うまでもない。
図15には、本ステップ112の処理により特定された帯筋50Bの画像領域(同図の白線矩形領域)の一例が示されている。
次のステップ114では、以上の処理によって得られた各主筋50Aおよび各帯筋50Bの各画像領域の適用画像情報に基づいて、主筋50Aおよび帯筋50Bの各鉄筋における節間距離を導出する。以下、本実施の形態に係る鉄筋検査支援プログラムによる上記節間距離の導出手順を、図16を参照しつつ詳細に説明する。
まず、上記ステップ112の処理によって特定された主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像領域の画像は、複数の節が軸線方向に繰り返された画像となっているため、それらをフーリエ変換することにより、一例として図16に示すように、その画像の中に波がいくつあるか、換言すれば、繰り返し存在する節がいくつあるかを求める。なお、図16に示す例では、帯筋50Bの画像領域に85個の節があることを示している。
次に、3次元点群座標情報に基づいて、特定された各主筋50Aおよび各帯筋50Bの各々の画像領域の軸線方向に対する実際の長さを導出し、最後に、導出した各主筋50Aおよび各帯筋50Bの節の数を、対応する鉄筋について導出した軸線方向の長さで除算することにより、各主筋50Aおよび各帯筋50Bの各々の節間距離を算出する。
次のステップ116では、以上の処理によって得られた主筋50Aおよび帯筋50Bの各々の節間距離に対応し、かつ上記検査対象入力画面を介して入力されたメーカに対応する鉄筋の径を鉄筋情報データベースDB1から読み出すことにより、主筋50Aおよび帯筋50Bの各々の径を特定する。
また、ステップ116では、上記ステップ112の処理によって得られた主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像領域に基づいて、主筋50Aおよび帯筋50Bの各々の本数を導出すると共に、主筋50Aおよび帯筋50Bの各画像領域の位置を3次元点群座標情報に基づいて特定し、特定した位置に基づいて隣接する主筋50A間の距離および隣接する帯筋50B間の距離を導出する。
次のステップ118では、上記検査対象入力画面を介して入力された部位IDおよび検査対象面に対応する鉄筋に関する情報を3DCAD情報データベースDB2から読み出し、次のステップ120にて、読み出した情報により示される対応する主筋50Aおよび帯筋50Bの径と、以上の処理によって得られた主筋50Aおよび帯筋50Bの径とを照合する。
また、本ステップ120では、上記ステップ116の処理によって得られた主筋50Aおよび帯筋50Bの各々の本数と、3DCAD情報データベースDB2から読み出した情報により得られる、対応する鉄筋の本数との照合も実行する。さらに、本ステップ120では、上記ステップ116の処理によって得られた主筋50A間の距離および帯筋50B間の距離と、3DCAD情報データベースDB2から読み出した情報により得られる、対応する距離との照合も実行する。なお、CPU20Aは、本ステップ120の処理による照合結果を示す情報を二次記憶部20Dの所定領域に記憶する。
次のステップ122では、上記ステップ120の処理による照合の結果に基づいて、予め定められたフォーマットとされた照合結果表示画面を構成し、当該照合結果表示画面をディスプレイ20Fにより表示するように制御する。
図17には、本ステップ122の処理によってディスプレイ20Fにより表示される照合結果表示画面の一例が示されている。
同図に示すように、本実施の形態に係る照合結果表示画面では、検査対象入力画面において入力された検査対象を示す情報と共に、上記ステップ116の処理によって得られた検査対象面における主筋50Aおよび帯筋50Bの各鉄筋の節間距離、使用本数、および径が表示される。また、本実施の形態に係る照合結果表示画面では、上記ステップ120の処理によって得られた照合結果(本実施の形態では、各鉄筋の径、各鉄筋の本数、および各鉄筋間の距離の照合結果。)が表示される。従って、この照合結果表示画面を参照することにより、検査者は、照合結果を容易に把握することができると共に、照合結果に問題がある場合の問題箇所の特定も容易に行うことができる。
検査者は、照合結果表示画面を参照した後、次の検査に移る場合は、当該照合結果表示画面に表示されている検査継続ボタンをキーボード20E等により指定する一方、本鉄筋検査支援プログラムを終了する場合は、終了ボタンをキーボード20E等により指定する。
そこで、次のステップ124では、照合結果表示画面上で終了ボタンが指定されたか否かを判定することにより、本鉄筋検査支援プログラムを終了するか否かを判定し、否定判定となった場合は検査継続ボタンが指定されたと見なして上記ステップ100に戻る一方、肯定判定となった時点で本鉄筋検査支援プログラムを終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段(本実施の形態では、撮影装置30)による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出し、検出した複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離(節間距離)を導出し、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した記憶手段(本実施の形態では、二次記憶部20D)から、導出した前記距離に対応する前記鉄筋の径を読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径を特定しているので、簡易かつ高精度で検査対象とする鉄筋の径を特定することができる。
また、本実施の形態では、前記検査対象とする鉄筋が、予め定められた設置対象位置に設置されている複数の鉄筋により構成された鉄筋群であり、前記撮影手段により、前記鉄筋群を予め定められた方向から3次元撮影し、前記撮影手段によって3次元撮影を行うことにより得られた3次元画像に基づいて、前記鉄筋群の3次元点群座標を取得し、取得した3次元点群座標に基づいて、前記鉄筋群のうちの前記撮影手段による撮影位置から予め定められた順番で近い位置に位置する鉄筋の画像を抽出し、抽出した鉄筋の画像から前記節の画像を検出しているので、3次元点群座標を用いない場合に比較して、より高精度で、検査対象とする鉄筋の径を特定することができる。
また、本実施の形態では、前記節の配列位置の周期性に基づいて当該節の画像を検出しているので、より簡易に、検査対象とする鉄筋の径を特定することができる。
また、本実施の形態では、特定した鉄筋の径と、予め定められた設計情報(本実施の形態では、3DCAD情報データベースDB2に記憶されている情報)とを照合し、照合結果を示す情報を提示しているので、使用者にとっての利便性を向上させることができる。
特に、本実施の形態では、鉄筋の径に加えて、鉄筋の本数および各鉄筋間の間隔を前記設計情報とさらに照合しているので、使用者にとっての利便性を、より向上させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明を抽出できる。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記実施の形態では、鉄筋を配筋部位の外側から撮影する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、配筋部位の内側から鉄筋を撮影する形態としてもよい。
すなわち、型枠建て込みが行われた後では、鉄筋の撮影が困難となる方向もある。このような場合には、一例として図18(A)および図18(B)に示すように、撮影装置30を配筋部位の内側に設置して撮影する形態としてもよい。なお、図18(A)は、検査対象とする鉄筋が柱を構成する場合の例であり、図18(B)は、検査対象とする鉄筋が梁を構成する場合の例である。
この場合、撮影装置30の撮影レンズとして魚眼レンズまたは広角レンズを採用すれば、一度の撮影によって全周囲の画像情報を取得することができるため、より好ましい。但し、この場合、撮影によって得られる画像情報により示される鉄筋は直線状ではなく、湾曲することになるため、当該湾曲した鉄筋の画像を直線状とする画像処理を行う必要がある。
これらの場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、鉄筋検査支援装置20として持ち運び可能なパーソナル・コンピュータを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、移動することが困難な比較的大型のコンピュータを鉄筋検査支援装置20として適用する形態としてもよい。この場合、上記コンピュータを予め定められた検査センタ等に設置すると共に、撮影装置30から当該コンピュータに対して、インターネットやLAN(Local Area Network)等を介して撮影された画像情報を送信する形態等を適用することができる。
また、上記実施の形態では、本発明の撮影手段として3次元撮影を行うことのできる撮影装置を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、通常の2次元撮影を行う撮影装置を適用する形態としてもよい。この場合、前面に位置する鉄筋の画像領域を抽出する方法としては、直線的に軸線方向に対して周期性を有する画像を含む長尺状の画像領域を抽出した後、抽出した画像領域を予め定められた周期範囲毎に分類し、最も長い周期範囲に属する画像領域を前面に位置する鉄筋の画像領域であるとして特定する形態を例示することができる。
また、上記実施の形態では、撮影装置30でモノクロ画像の撮影を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カラー画像の撮影を行う形態としてもよい。この場合、撮影によって得られた画像情報をモノクロ画像の画像情報に変換して適用する形態を例示することができる。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、撮影装置30による撮影位置から最も近くに位置する鉄筋群の画像領域を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、上記実施の形態で例示した配筋部位は、図9、図15等に示すように、外周に設けられた鉄筋群が1列のみである、所謂1段筋である場合について例示したが、実際には、2段筋や3段筋等といった、外周に複数列の鉄筋群が設けられている場合もある。この場合、上記撮影位置から最も近くにある鉄筋群のみを対象とした検査では、内部に位置する鉄筋群については検査することができない。
そこで、一例として図10に示されるヒストグラムを利用して、撮影位置から2番目に近い位置に位置する鉄筋群や、3番目に近い位置に位置する鉄筋群等を抽出するようにしてもよい。この場合、例えば、2番目に近い鉄筋群の画像領域を抽出する場合、上記ヒストグラムにおいて撮影位置から最も近くにある極大領域(図10の極大値を含む山状領域)を除いて最も大きな値となる極大領域を抽出する。同様に、3番目に近い鉄筋群の画像領域を抽出する場合、上記ヒストグラムにおいて1番目および2番目に近い位置にある極大領域を除いて最も大きな値となる極大領域を抽出する。
このようにすることで、外周から2列目、3列目等といった配筋部位の内部の鉄筋の画像領域を検出することができるが、図10からも明らかなように、撮影位置からの距離が遠くなるほど、対象となる鉄筋の画像領域の検出精度が低下する。これは、撮影位置からの距離が遠くなるほど、撮影された画像における鉄筋の寸法が小さくなるためと、検出対象とする鉄筋より撮影位置側に他の鉄筋が存在しているため、撮影位置からの距離が遠くなるほど、検出対象とする鉄筋に見えない領域が増えるためである。
また、上記実施の形態では、設計情報(3DCAD情報データベースDB2に登録された情報)と特定した鉄筋に関する情報との照合結果を、ディスプレイに表示することによって可視表示した場合について説明したが、これに代えて、画像形成装置等による永久可視表示や、音声発生装置等による可聴表示を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、鉄筋検査支援装置20と撮影装置30との間で無線通信により各種情報の授受を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、有線通信によって各種情報の授受を行う形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、鉄筋の径に加えて、鉄筋の本数および各鉄筋間の間隔を双方とも設計情報と照合した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらについては照合しない形態や、これらの何れか一方のみを照合する形態等としてもよい。
その他、上記実施の形態で説明した鉄筋検査支援システム10の構成(図1〜図6参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要な構成要素を削除したり、新たな構成要素を追加したりすることができることは言うまでもない。
また、上記実施の形態で示した鉄筋検査支援プログラムの処理の流れ(図7参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要な処理ステップを削除したり、新たな処理ステップを追加したり、処理ステップの順序を入れ替えたりすることができることは言うまでもない。
また、上記実施の形態で示した検査対象入力画面および照合結果表示画面の構成(図8、図17参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、一部の情報を削除したり、新たな情報を追加したり、表示位置を変えたりすることができることは言うまでもない。
さらに、上記実施の形態で示した各種データベースの構成(図5、図6参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、一部の情報を削除したり、新たな情報を追加したり、記憶位置を入れ替えたりすることができることは言うまでもない。
10 鉄筋検査支援システム
20 鉄筋検査支援装置
20A CPU(検出手段、導出手段、特定手段、提示手段)
20D 二次記憶部(記憶手段)
20F ディスプレイ
30 撮影装置(撮影手段)
DB1 鉄筋情報データベース
DB2 3DCAD情報データベース

Claims (6)

  1. 予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した記憶手段と、
    検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離を導出する導出手段と、
    前記導出手段によって導出された前記距離に対応する前記鉄筋の径を前記記憶手段から読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径を特定する特定手段と、
    を備えた鉄筋検査支援装置。
  2. 前記検査対象とする鉄筋は、予め定められた設置対象位置に設置されている複数の鉄筋により構成された鉄筋群であり、
    前記撮影手段は、前記鉄筋群を予め定められた方向から3次元撮影し、
    前記検出手段は、前記撮影手段によって3次元撮影を行うことにより得られた3次元画像に基づいて、前記鉄筋群の3次元点群座標を取得し、取得した3次元点群座標に基づいて、前記鉄筋群のうちの前記撮影手段による撮影位置から予め定められた順番で近い位置に位置する鉄筋の画像を抽出し、抽出した鉄筋の画像から前記節の画像を検出する
    請求項1記載の鉄筋検査支援装置。
  3. 前記検出手段は、前記節の配列位置の周期性に基づいて当該節の画像を検出する
    請求項1または請求項2記載の鉄筋検査支援装置。
  4. 前記特定手段によって特定された鉄筋の径と、予め定められた設計情報とを照合し、照合結果を示す情報を提示する提示手段をさらに備えた
    請求項1から請求項3の何れか1項記載の鉄筋検査支援装置。
  5. 前記提示手段は、前記鉄筋の径に加えて、前記鉄筋の本数および各鉄筋間の間隔の少なくとも一方を前記設計情報とさらに照合する
    請求項4記載の鉄筋検査支援装置。
  6. コンピュータを、
    検査対象とする鉄筋を撮影する撮影手段による撮影によって得られた画像から前記検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された複数の節の画像に基づいて、前記隣接する節の間の距離を導出する導出手段と、
    予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した記憶手段から、前記導出手段によって導出された前記距離に対応する前記鉄筋の径を読み出すことにより、前記検査対象とする鉄筋の径を特定する特定手段と、
    として機能させるためのプログラム。
JP2013127902A 2013-06-18 2013-06-18 鉄筋検査支援装置およびプログラム Active JP6083091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127902A JP6083091B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 鉄筋検査支援装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127902A JP6083091B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 鉄筋検査支援装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015001146A JP2015001146A (ja) 2015-01-05
JP6083091B2 true JP6083091B2 (ja) 2017-02-22

Family

ID=52295828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013127902A Active JP6083091B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 鉄筋検査支援装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6083091B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111426295A (zh) * 2020-04-17 2020-07-17 西安奕斯伟硅片技术有限公司 一种晶棒直径测量装置及方法

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6522434B2 (ja) * 2015-06-08 2019-05-29 オリンパス株式会社 撮像装置、画像処理装置、撮像装置の制御方法、及び画像処理プログラム
JP6564693B2 (ja) * 2015-11-25 2019-08-21 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び判定プログラム
JP2018189544A (ja) 2017-05-09 2018-11-29 オリンパス株式会社 情報処理装置
JP6827886B2 (ja) * 2017-06-13 2021-02-10 鹿島建設株式会社 配筋検査装置及び配筋検査方法
WO2019222255A1 (en) 2018-05-14 2019-11-21 Sri International Computer aided inspection system and methods
US10810734B2 (en) * 2018-07-02 2020-10-20 Sri International Computer aided rebar measurement and inspection system
JP2020016052A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 清水建設株式会社 測定器具、および測定ユニット
JP6913123B2 (ja) * 2019-03-29 2021-08-04 鹿島建設株式会社 配筋計測システム、配筋計測方法およびプログラム
JP7158329B2 (ja) * 2019-03-29 2022-10-21 鹿島建設株式会社 配筋検査システム
JP7125368B2 (ja) * 2019-03-29 2022-08-24 鹿島建設株式会社 検査支援システム、及び検査支援方法
CN110020809A (zh) * 2019-04-12 2019-07-16 中民筑友智能装备科技有限公司 一种钢筋骨架检测方法、装置、设备及可读存储介质
JP6801055B1 (ja) * 2019-06-21 2020-12-16 東急建設株式会社 配筋検査システム及びマーカ
JP7333907B2 (ja) * 2019-07-26 2023-08-28 株式会社大林組 配筋確認支援システム、配筋確認支援方法及び配筋確認支援プログラム
JP6802944B1 (ja) * 2020-08-31 2020-12-23 鹿島建設株式会社 検査支援装置、検査支援方法及びプログラム
JP7202337B2 (ja) * 2020-10-13 2023-01-11 鹿島建設株式会社 情報取得装置、及びプログラム
JP7037678B2 (ja) * 2021-01-20 2022-03-16 鹿島建設株式会社 配筋検査装置及び配筋検査方法
JP7378691B1 (ja) * 2022-01-13 2023-11-13 三菱電機株式会社 情報処理装置、検出方法、及び検出プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05187825A (ja) * 1992-01-10 1993-07-27 Nippon Steel Corp 異形棒鋼の形状計測方法及び装置
JPH0743190U (ja) * 1993-12-22 1995-08-18 一博 比嘉 ピッチ付き鉄筋
JP2980195B2 (ja) * 1996-01-10 1999-11-22 鹿島建設株式会社 鉄筋径の計測方法及び装置
JP2012021323A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Takenaka Komuten Co Ltd 検査支援システムおよびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111426295A (zh) * 2020-04-17 2020-07-17 西安奕斯伟硅片技术有限公司 一种晶棒直径测量装置及方法
CN111426295B (zh) * 2020-04-17 2021-11-23 西安奕斯伟材料科技有限公司 一种晶棒直径测量装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015001146A (ja) 2015-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6083091B2 (ja) 鉄筋検査支援装置およびプログラム
JP4900204B2 (ja) 物体認識方法
JP2011185872A5 (ja)
US9633450B2 (en) Image measurement device, and recording medium
JP2012021323A (ja) 検査支援システムおよびプログラム
JP2016090548A (ja) ひび割れ情報収集方法及びひび割れ情報収集プログラム
JP2014013147A5 (ja)
JP2012221261A5 (ja)
KR101752554B1 (ko) 원자력 연료 어셈블리 변형 측정을 위한 시스템 및 방법
JP2010122008A (ja) 配筋情報取得装置及び配筋情報取得方法
JP5618728B2 (ja) 配筋情報取得方法
EP3296763A1 (en) Weather data processing apparatus and method using weather radar
JP2020148625A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP6003331B2 (ja) 配筋情報取得方法
WO2018151160A1 (ja) 鉄筋配置角度特定方法、鉄筋配置角度特定システム、及び鉄筋配置角度特定プログラム
JP2018142109A (ja) 表示制御プログラム、表示制御方法および表示制御装置
US20200013170A1 (en) Information processing apparatus, rebar counting apparatus, and method
JP7125368B2 (ja) 検査支援システム、及び検査支援方法
JP7186821B2 (ja) 配筋検査装置、配筋検査方法およびプログラム
KR101475742B1 (ko) 사진 계측 장치 및 방법
JP4670993B2 (ja) カラー画像の処理方法および画像処理装置
JP6646562B2 (ja) 画像測量方法、画像測量装置及び画像測量プログラム
JP5182023B2 (ja) コネクタモデル検出装置,コネクタモデル検出方法およびコネクタモデル検出プログラム
JP6586852B2 (ja) 画像処理装置
JP7118193B1 (ja) 配筋検査支援装置、配筋検査支援方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6083091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250