JP6646562B2 - 画像測量方法、画像測量装置及び画像測量プログラム - Google Patents
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Description
また、架線と計測棒とがともに撮影された現場写真では、架線の地上高を正確に把握することは難しく、証跡としては不十分であることが多い。なぜならば、仮に計測棒を計測対象地点に設置して架線とともにカメラで撮影したとしても、計測対象の架線を写真に収めようとすると、計測棒に記載された目盛の大きさは画像内において相対的にかなり小さくなってしまうため、計測棒に記載された目盛の値を画像から確認することは困難であるためである。
上記のような課題から、架線の敷設工事の管理において、現場に新たな装置を導入することなく、また、現場作業員の作業工程の変更をなるべく生じさせないようにしつつ、敷設された架線の地上高の高さをより正確に計測し、証跡として十分に利用できる現場写真を蓄積することができる仕組みが求められている。
本発明の一態様は、上記の画像測量方法であって、前記計測位置指定ステップにおいて、前記彩色部分として検出された全ての領域をまとめた慣性主軸を算出し、前記ユーザによる操作入力に基づいて指定された、前記画像において前記距離の計測対象である二か所の位置を、前記慣性主軸に射影した位置に補正する。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像測量装置は、特定の彩色が施された計測棒とともに計測対象地点における計測対象の二か所(例えば、敷設された架線の特定の箇所と地面の二か所)が含まれるように撮像装置(以下、カメラとも言う)によって撮影された画像を示す画像データから、計測対象の二か所の間の実際の距離(例えば、敷設された架線の地上高)を計測することができる。また、本実施形態に係る画像測量装置は、画像データを保存しておくため、事後的に当該画像データを解析することによって、いつでも計測対象の二か所の間の実際の距離を計測することができる。
本実施形態において用いられる計測棒は、当該計測棒の特定の箇所に、遠方からカメラによって撮影された場合であっても画像上で視認できるような彩色が施される。そして、この計測棒は、計測対象地点に設置され、計測対象である架線とともにカメラによって撮影される。画像測量装置は、撮影された画像を示す画像データを解析することによって、架線の地上高を計測することができる。
したがって、本実施形態に係る画像測量装置によれば、例えば、架線と計測棒Pl1とがともに撮影された現場写真を保存しておけば、いつでも必要な時に、現場写真から実際の架線の地上高の高さを計測することができるため、工事の証跡としての当該現場写真の信頼性を向上させることができる。
以下、画像測量システムの機能構成について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る画像測量システム1の機能構成を示すブロック図である。図示するように、画像測量システム1は、撮像装置10と、画像測量装置20と、を含んで構成される。
また、彩色部分検出部204は、クラスターの慣性主軸を計算し、主軸方向の分散と主軸に垂直な方向の分散との比に基づく指標によって直線らしさを計測する。
また、彩色部分検出部204は、ユーザによる操作入力に基づいて指定された、画像における特定部分の周辺部分を、彩色部分CL1および彩色部分CL2の端点の位置の探索における探索対象領域とする。
なお、彩色部分検出部204による、彩色部分CL1および彩色部分CL2の端点の位置の検出の処理については、後述する画像測量システム1の動作の説明において、詳しく説明する。
以下、彩色部分検出部204の機能構成について更に詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る画像測量装置20の彩色部分検出部204の機能構成を示すブロック図である。図示するように、彩色部分検出部204は、二値画像変換部2041と、ラベリング処理部2042と、慣性主軸算出部2043と、直線形状検出部2044と、端点位置指定入力部2045と、を含んで構成される。
以下、画像測量システム1の動作について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る画像測量システムによる画像撮影過程における動作を示すフローチャートである。また、図5は、本発明に係る実施形態の画像測量システムによる距離計測過程における動作を示すフローチャートである。
まず、図4に示す画像撮影過程における各ステップについて説明する。本フローチャートは、撮像装置10による撮影が行われる際に開始する。
なお、一般的な計測棒には計測用の目盛り(例えば、図8に示す目盛りMJ)が記載されているが、本発明では特に必要としない。
その後、ステップS102に進む。
その後、ステップS103に進む。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
その後、ステップS202に進む。
その後、ステップS203に進む。
なお、例えば、二値画像変換部2041は、画像データに含まれる各画素のRGB(Red、Green、Blue)値から計算される「R÷G」と「R÷B」の値が、いずれも予め定められた閾値より大きい場合に、赤色の画素であると判定する。二値画像変換部2041は、全画素に対して同様に判定を行うことにより、画像データを二値画像データに変換する。
次に、彩色部分検出部204の慣性主軸算出部2043は、IDが付与された赤色画素の塊について、それぞれ慣性主軸を求める。
そして、彩色部分検出部204の直線形状検出部2044は、「(主軸方向の分散)÷(主軸に垂直な方向の分散)」の値が予め定められた閾値より大きいならば、“直線らしい形状の塊”として検出する。なお、直線らしさを判定する手法は上記の方法に限られるものではなく、その他の方法によって直線らしさが定義されても構わない。
なお、上述した“赤色らしさ”および“直線らしさ”を判定するための指標は、上記の指標とは異なるその他の指標であってもよい。例えば、直線形状検出部2044が、“直線らしい形状の塊”を“直線らしさ”の指標に基づいてソートし、(彩色部分が二か所である場合には)そのうちの上位2位までの赤色画素の塊を、計測棒PL1の彩色部分(彩色部分CL1および彩色部分CL2)と認識するような構成であってもよい。
なお、このように、彩色部分CL1および彩色部分CL2のそれぞれの端点の候補となる位置をユーザが指定する場合、マウスのクリック操作におけるブレなどによって、正確な端点の位置が指定されていないことがあるが、上述した方法によれば、後述するステップS204において、端点の位置をより正確な位置に補正することが可能である。なお、計測の精度はあまり重視されないような場面においては、直線形状検出部2044が、ユーザによって指定された端点の位置を結んだ範囲を、そのまま計測棒の彩色部分として認識するようにしてもよい。
その後、ステップS204に進む。
なお、本実施形態に係る画像測量装置20によって計測することができる距離は、画像において計測棒PL1を延長した直線上に位置する任意の2点間の距離である。なお、本実施形態においては、計測棒PL1の両端の間の距離(すなわち、計測棒PL1の長さ)を計測するものとする。なお、上記のマニュアル操作においても、マウスのクリック操作におけるブレなどによって、正確な端点の位置が指定されていないことがあるが、以下の方法により、端点の位置をより正確な位置に補正することが可能である。
計測位置指定部205は、例えば、彩色部分として検出された全ての領域(図7においては、2つの領域)をまとめた慣性主軸を算出し、その主軸に沿って彩色部分の全画素を射影し、その射影成分から端点の位置を主軸上において特定する(すなわち、図7に示す「a´」、「b´」、「c´」、および「d´」の位置)。そして、ユーザによって指定された位置(すなわち、図7に示す「e」および「f」)についても同様に、計測位置指定部205は、主軸に射影して新たな位置(すなわち、図7に示す「e´」および「f´」)として補正する。
その後、ステップS205に進む。
その後、ステップS206に進む。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
Claims (6)
- カメラによって撮影された画像に写る特定の二か所の間の実際の距離を計測するための画像測量方法であって、
少なくとも二か所の彩色部分を有する棒を計測すべき地点に設置する計測棒設置ステップと、
設置された前記棒の全体が画像内に収まるように前記カメラによって撮影する画像撮影ステップと、
撮影された前記画像が示す画像データを保存する画像保存ステップと、
二か所の前記彩色部分のそれぞれの端点と前記棒の端点との間の各々の距離を示す彩色位置情報を取得する彩色位置情報入力ステップと、
前記画像保存ステップにおいて保存された前記画像データを取得する画像入力ステップと、
前記画像データから前記彩色部分に彩色された色成分に近似する画素を抽出し、前記画素の空間的繋がりに基づいてラベリング処理を行い、当該ラベリング処理によって生成されたクラスターの直線らしさを計測して、前記画像データに基づく画像においてより直線らしいと計測された部分を彩色部分として検出する彩色部分検出ステップと、
ユーザによる操作入力に基づいて指定された、前記画像において前記距離の計測対象である二か所を示す情報を取得する計測位置指定ステップと、
前記画像における前記彩色部分のそれぞれの端点と前記棒の端点との間の各々の距離と、前記彩色位置情報とから、最小二乗法によって射影変換行列を計算し、前記射影変換行列と、前記ユーザによる操作入力に基づいて指定された前記画像における前記二か所の間の距離とに基づいて、前記計測対象である二か所の間の距離を計測する距離計測ステップと、
前記距離計測ステップによる前記距離の計測結果を出力する結果出力ステップと、
を有する画像測量方法。 - 前記彩色部分検出ステップにおいて、クラスターの慣性主軸を計算し、主軸方向の分散と主軸に垂直な方向の分散との比に基づく指標によって前記直線らしさを計測する、請求項1に記載の画像測量方法。
- 前記彩色部分検出ステップにおいて、ユーザによる操作入力に基づいて指定された前記画像における特定部分の周辺部分を、前記彩色部分の前記端点の探索における探索対象領域とする、請求項1または2に記載の画像測量方法。
- 前記計測位置指定ステップにおいて、前記彩色部分として検出された全ての領域をまとめた慣性主軸を算出し、前記ユーザによる操作入力に基づいて指定された、前記画像において前記距離の計測対象である二か所の位置を、前記慣性主軸に射影した位置に補正する
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の画像測量方法。 - カメラによって撮影された画像に写る特定の二か所の間の実際の距離を計測するための画像測量装置であって、
計測すべき地点に設置された、少なくとも二か所の彩色部分を有する棒の全体が画像内に収まるように前記カメラによって撮影された前記画像が示す画像データを取得する画像入力部と、
二か所の前記彩色部分のそれぞれの端点と前記棒の端点との間の各々の距離を示す彩色位置情報を取得する彩色位置情報入力部と、
前記画像データから前記彩色部分に彩色された色成分に近似する画素を抽出し、前記画素の空間的繋がりに基づいてラベリング処理を行い、当該ラベリング処理によって生成されたクラスターの直線らしさを計測して、前記画像データに基づく画像においてより直線らしいと計測された部分を彩色部分として検出する彩色部分検出部と、
ユーザによる操作入力に基づいて指定された、前記画像において前記距離の計測対象である二か所を示す情報を取得する計測位置指定部と、
前記画像における前記彩色部分のそれぞれの端点と前記棒の端点との間の各々の距離と、前記彩色位置情報とから、最小二乗法によって射影変換行列を計算し、前記射影変換行列と、前記ユーザによる操作入力に基づいて指定された前記画像における前記二か所の間の距離とに基づいて、前記計測対象である二か所の間の距離を計測する距離計測部と、
前記距離計測部による前記距離の計測結果を出力する結果出力部と、
を備える画像測量装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の画像測量方法をコンピュータに実行させるための画像測量プログラム。
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JP2016228107A JP6646562B2 (ja) | 2016-11-24 | 2016-11-24 | 画像測量方法、画像測量装置及び画像測量プログラム |
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JP2016228107A Active JP6646562B2 (ja) | 2016-11-24 | 2016-11-24 | 画像測量方法、画像測量装置及び画像測量プログラム |
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