JP6080533B2 - 空気調和装置の室外機及び空気調和装置の室外機の製造方法 - Google Patents

空気調和装置の室外機及び空気調和装置の室外機の製造方法 Download PDF

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本発明は、空気調和装置の室外機及び空気調和装置の室外機の製造方法に関し、特に、室外機に搭載された熱交換器の支持構造に関するものである。
ビルや商業施設などに設置される空気調和装置の室外機は、背面及び側面に熱交換器を配置し、さらに上面にファンを配置しているものが提案されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特許文献1、2に記載の技術は、円形状若しくは扁平形状の冷媒が流れる冷媒管と、空気流れ方向に平行に複数配設され、冷媒管が接続されるフィンとを有する熱交換器が、上下方向及び空気流れ方向(列方向)に重ね合わされた状態で室外機に搭載されている。
ここで、上下方向及び列方向に重ね合わせる熱交換器としての機能を有する部材を熱交換部と称する。特許文献1、2に記載の技術は、列方向に熱交換部を重ね合わせて得られる熱交換器を、たとえば水平断面形状がL字状、コの字状などに曲げ加工を行う。そして、この曲げ加工を行ったものを上下方向に複数積層させている。
(1)ここで、熱交換器に配置されたフィンと冷媒管とはロウ付けされて固定されており、熱交換器を上下に積層させると、曲げ加工をするまでの移動途中や曲げ加工をする際の加工途中に、熱交換器の位置がずれたり、熱交換器が傾むいてしまったりすることがある。
(2)また、列方向に熱交換器を重ね合わせて得られる熱交換器に対して曲げ加工を施す際において、内側に配置された熱交換器と外側に配置された熱交換器の曲げ半径が異なる。すなわち、曲げた後の熱交換器は、列方向の外側の熱交換器よりも列方向の内側の熱交換器の方が、熱交換器の端面側に突出するように、熱交換器の位置がずれる。なお、外側の熱交換器とは、列方向において、室外機外郭に対向する側の熱交換器をさし、内側の熱交換器とは、列方向においてその反対側をさす。
このように、熱交換器の曲げ加工によって、熱交換器の位置がずれると、熱交換器のフィンがつぶれたり、冷媒管を傷つけたりするなどの不具合が生じる場合がある。
そこで、特許文献1、2に記載の技術は、重ね合わせる上側の熱交換器と下側の熱交換器との間に保持材や係止材を挟み込むことで、熱交換器同士の位置決めをして、熱交換器の位置ずれを抑制しながら、上下方向に熱交換器を複数積層させている。
また、特許文献1、2に記載の技術は、熱交換器の左右両端面において、熱交換器と外装パネルとを締結する側板が全面に配置されている。なお、ヘアピン状に曲げられた配管側の熱交換器の側板は、列方向に重ね合わせた熱交換器の列間を固定する部品を取付ける土台としても用いられる。
特開2009−79851号公報(たとえば、図1参照) 特開平4−353331号公報(たとえば、図1参照)
特許文献1に記載の技術は、上下の熱交換器の曲げ加工を実施した後に、下側の熱交換器に保持材を設置して、上側の熱交換器を積層させる方法を採用している。すなわち、上側及び下側の熱交換器を同時に曲げ加工するものではない分、加工工数が増加してしまっているという課題があった。
特許文献1に記載の技術は、雨水や熱交換器から排出された結露水を排水するための複数の排水孔が保持材に形成されているが、排水孔が形成されていない部分もある。このため、排水孔が開いていない部分に雨水や結露水が流れてくると滞留し、氷結して熱交換器のフィン及び冷媒管を損傷させてしまう可能性があるという課題があった。
特許文献2に記載の技術は、上下の熱交換器の間に設けられる係止片が、特許文献1の保持材よりも小型であるため、雨水や結露水が滞留してしまいにくくなっている。しかし、特許文献2に記載の技術においても、上下の熱交換器の間に係止片が設けられているため、係止片の設けられる位置に雨水や結露水が流れてくると係止片の部分で滞留してしまい、氷結して熱交換器のフィン及び冷媒管を損傷させてしまう可能性があるという課題があった。
特許文献2に記載の技術は、熱交換器のフィンの間に係止片を差込むようにしているので、その分、熱交換器のフィンがつぶれたり、冷媒管を傷つけたりするなどの不具合が生じやすくなるという課題があった。
特許文献1、2に記載の技術は、熱交換器の曲げ加工を行った後に、保持材や係止片を利用して上下に熱交換器を積層させるものである。すなわち、室外機を製造する作業者などは、曲げ加工を行う前に、積層した状態で熱交換器を安定的に搬送することができず、室外機を製造する作業者の利便性が損なわれてしまう可能性があった。
特許文献1、2に記載の技術は、保持材や係止片が、列間の熱交換器同士を固定することを考慮したものではなく、その分、列方向における熱交換器の位置ずれが生じてしまいやすくなり、熱交換器のフィン、及び冷媒管を損傷させてしまう可能性があるという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、製造時の利便性を損なわないようにすること、加工工数の低減すること、及び、熱交換器が損傷してしまうことを抑制することを実現する空気調和装置の室外機及び空気調和装置の室外機の製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和装置の室外機は、所定間隔で平行に複数配置されるフィン、及びフィンに挿入して設けられ、冷媒が流れる冷媒管を有する熱交換部を、複数列重ね合わせるとともに、上下方向に複数段積層させて構成され、水平断面視したときに屈曲部分が形成されるように曲げ加工が施されている熱交換器と、隣接する上下段の熱交換部同士を支持するように熱交換器の端面側に設けられる第1連結部材と、第1連結部材と連結し、第1連結部材に支持されている熱交換部に隣接する列の熱交換部同士を支持するように熱交換器の端面側に設けられる第2連結部材と、を有し、第2連結部材は、上下方向に複数形成され、冷媒管のうち熱交換器の端面側において曲げられている部分が挿入される隙間部を有するものである。
本発明に係る空気調和装置の室外機によれば、上記構成を有しているため、製造時の利便性を損なわないようにすること、加工工数の低減すること、及び、熱交換器が損傷してしまうことを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の室外機の斜視図である。 図1に示す室外機の上側の前面パネルを取り外した状態の斜視図である。 図2に示すものからファンガードを取り外した状態の斜視図である。 図3に示すものから左サイドパネル及び右サイドパネルを取り外した状態の斜視図である。 図4に示すものからコンプレッサをカバーする部品であるコンプレッサカバーを取り外した状態の斜視図である。 図5に示すものからコンプレッサ、アキュームレータ、冷媒配管を取り外した状態の斜視図である。 上段熱交換器と中段熱交換器とを段積みした部分の拡大図である。 図6に示すものを、図6とは異なる方向から見た斜視図である。 3列に配置された熱交換器のうちの最内側の熱交換器に取り付けられる第1連結部材の斜視図である。 図9に示す第1連結部材単体の斜視図である。 第1連結部材と、3列に配置された熱交換部のうちの中央の熱交換部に取り付けられる第2連結部材との斜視図である。 図11に示す第2連結部材単体の斜視図である。 第1連結部材及び第2連結部材と、3列に配置された熱交換部のうちの最外側の熱交換部に取り付けられる第3連結部材との斜視図である。 図13に示す第3連結部材単体の斜視図である。 図14に示す第3連結部材を上側から見た平面図である。 熱交換器に第3連結部材を取り付けた状態で、熱交換器及び第3連結部材を上側から見た平面図である。 熱交換器の曲げ加工の説明図であって熱交換器の上側から見た平面図である。 熱交換器に曲げ加工を行う前の状態(平板状態)における第1連結部材、第2連結部材、及び第3連結部材を上側から見た平面図である。 熱交換器に曲げ加工を行った後の状態における第1連結部材、第2連結部材、及び第3連結部材を上側から見た平面図である。 熱交換器に曲げ加工を行った後の状態における第1連結部材、第2連結部材、第3連結部材及び熱交換器の端面側の冷媒管の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る空気調和装置の室外機の斜視図である。図2は、図1に示す室外機1の上側の前面パネル3を取り外した状態の斜視図である。図3は、図2に示すものからファンガード6を取り外した状態の斜視図である。本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る空気調和装置の室外機1は、製造時の利便性を損なわないようにすること、加工工数の低減すること、及び、熱交換器8が損傷してしまうことを抑制することができる改良が加えられたものである。
[室外機1の構成説明1]
室外機1は、たとえば、縦長な外郭を有するものである。すなわち、室外機1は、図1に示すように、室外機1の前面側の外郭を構成する上側の前面パネル3及び下側の前面パネル4と、室外機1の上部に設けられるファンガード6と、室外機1の側面の外郭を構成する左サイドパネル10及び右サイドパネル11とを有している。
また、室外機1は、ファン7及びファンガード6などを支持する左サイドフレーム12、右サイドフレーム13、前フレーム14、及び後ろフレーム15を有している。なお、図1及び図2では、左サイドフレーム12、右サイドフレーム13、前フレーム14、及び後ろフレーム15がファンガード6によって見えなくなっている。
さらに、室外機1は、その外郭の側面及び背面に、内部に空気を取り込む空気吸込口2が設けられ、室外機1の上部に外部に空気を排気する空気吹出口9が設けられている。すなわち、室外機1は、左サイドパネル10及び右サイドパネル11に形成され、空気を室外機1内に取り込むのに利用される空気吸込口2と、ファンガード6に形成され、室外機1内の空気を室外機1外に放出するのに利用される空気吹出口9とを有している。
なお、室外機1には、円形状若しくは扁平形状の冷媒が流れる冷媒管28(図6参照)と、空気流れ方向に平行に複数配設され、冷媒管28が接続される放熱フィン29(図6参照)とを有する熱交換器8が搭載されている。
また、室外機1には、図3に示すように、室外機1内に空気を取り込み、排出するのに利用されるファン7が搭載されている。
室外機1は、図2に示すように、上側の前面パネル3を取り外すと露出し、室外機1と図示省略の室内機との間を循環する冷媒の流れ等を制御する電装品箱5が搭載されている。
(外郭について)
上側の前面パネル3は、略平板状部材であって、室外機1の前面側の上側の外郭を構成するものである。上側の前面パネル3は、電装品箱5の対向位置に取り付けられるものである。
下側の前面パネル4は、略平板状部材であって室外機1の前面側の下側の外郭を構成するものである。下側の前面パネル4は、後述のコンプレッサカバー19(図4参照)の対向位置に取り付けられるものである。
ファンガード6は、室外機1の上側の外郭を構成するものであり、空気吹出口9が形成されているものである。ファンガード6は、ファン7を覆うように室外機1の上部に設けられるものである。
左サイドパネル10は、室外機1の左側面の外郭に構成したコの字形状の部材である。左サイドパネル10は、複数の開口である空気吸込口2が形成されている。
右サイドパネル11は、室外機1の右側面の外郭に構成したコの字形状の部材である。右サイドパネル11は、図1〜図3では図示省略しているが、左サイドパネル10のように、複数の開口である空気吸込口2が形成されている。
なお、左サイドパネル10及び右サイドパネル11には、後述する熱交換器8を支持する連結部材30が、たとえばネジ止めなどによって固定される。また、左サイドパネル10には、左サイドフレーム12及び後ろフレーム15が、たとえばネジ止めなどによって固定され、右サイドパネル11には、右サイドフレーム13が、たとえばネジ止めなどによって固定される。さらに、左サイドパネル10の前端側の上部に、前フレーム14の左側の端部側がたとえばネジ止めなどで固定され、右サイドパネル11の前端側の上部に、前フレーム14の右側の端部側がたとえばネジ止めなどで固定される。
左サイドフレーム12は、左サイドパネル10の上端側に固定されているものである。
右サイドフレーム13は、右サイドパネル11の上端側に固定されているものである。
前フレーム14は、左側の端部側が左サイドパネル10に固定され、右側の端部側が右サイドパネル11に固定されているものである。また、前フレーム14には、ファン7を回転させるモータ7Aを支持するモータサポート7Bの一方側が固定されている。
後ろフレーム15は、左サイドパネル10の上端側に固定されているものである。また、後ろフレーム15には、ファン7を回転させるモータ7Aを支持するモータサポート7Bの他方側が固定されている。
(熱交換器8)
熱交換器8は、自身に供給される冷媒と、自身を通過する空気とを熱交換させるものである。そして、熱交換器8は、冷房運転時には凝縮器(放熱器)として機能して冷媒を凝縮液化し、暖房運転時には蒸発器として機能し冷媒を蒸発気化させるものである。熱交換器8は、左サイドパネル10及び右サイドパネル11の対向位置に設けられ、左サイドパネル10及び右サイドパネル11に固定されているものである。熱交換器8の詳細については、後述の図4〜図7にて説明する。
(ファン7)
ファン7は、ファンガード6を取り外すと露出し、回転することで室外機1内に空気を取り込み、室外機1外に空気を排気させるものである。このように、ファン7は、ファンガード6に囲まれるように設けられており、ファン7の上側には、空気吹出口9が形成されている。すなわち、空気吸込口2に沿って配置された熱交換器8を経た空気は、室外機1の内部に吸い込まれ、ファン7を介して外郭内部の上部に形成された空気吹出口9から排気される。
(電装品箱5)
電装品箱5は、室外機1と図示省略の室内機との間を循環する冷媒の流れ、ファン7の回転数、後述するコンプレッサ20の周波数等を制御する制御装置を有するものである。電装品箱5は、上側の前面パネル3の対向位置に設けられ、上側の前面パネル3を取り外すと露出する。
[室外機1の構成説明2]
図4は、図3に示すものから左サイドパネル10及び右サイドパネル11を取り外した状態の斜視図である。図5は、図4に示すものからコンプレッサ20をカバーする部品であるコンプレッサカバー19を取り外した状態の斜視図である。図6は、図5に示すものからコンプレッサ20、アキュムレータ21、冷媒配管22を取り外した状態の斜視図である。図7は、上段熱交換器25と中段熱交換器26とを段積みした部分の拡大図である。図4〜図7を参照して、特に、室外機1の内部の構成について説明する。
室外機1は、上述した熱交換器8と、この熱交換器8などを支持するベースパネル16と、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ20と、コンプレッサ20を覆うコンプレッサカバー19と、余剰冷媒を貯留するアキュムレータ21とを有しているものである。
(熱交換器8)
熱交換器8は、上下方向に3段積層されたものである。すなわち、熱交換器8は、一番上側の熱交換器である上段熱交換器25と、上下方向の中央の熱交換器である中段熱交換器26と、一番下側の熱交換器である下段熱交換器27とを有し、これらが上下方向に積層されて構成されているものである。なお、上段熱交換器25、中段熱交換器26、及び下段熱交換器27共に、列方向に3つの熱交換部が重ね合わせられて構成されている。なお、列方向とは、図7に示すように、空気流れ方向31と平行な方向に対応している。
ここで、本実施の形態において、熱交換器8は、上下方向に3段積層されたものとして説明しているが、それに限定されるものではない。すなわち、上下方向にたとえば、2つ以上積層させていればよい。また、本実施形態において、上段熱交換器25、中段熱交換器26及び下段熱交換器27は共に同一の構成である。
上段熱交換器25、中段熱交換器26及び下段熱交換器27は、図7に示すように、円形状若しくは扁平形状の冷媒が流れる冷媒管28、及びこの冷媒管28が挿入して設けられ、所定間隔で平行に複数配置される放熱フィン29を有する熱交換部が、空気流れ方向31(奥行方向)に3列重ね合わせて構成されたものである。なお、冷媒管28は、予め設定された径の配管がヘアピン状に曲げられたものである。
この上段熱交換器25、中段熱交換器26及び下段熱交換器27は、水平断面視したときにコの字状となっている。すなわち、上段熱交換器25、中段熱交換器26及び下段熱交換器27は、略直角に曲げ加工が施されて形成される第1屈曲部23及び第2屈曲部24を有している。
ここで、本実施の形態において、熱交換器8は、列方向に3つ重ね合わせたものとして説明しているが、それに限定されるものではない。すなわち、列方向に、たとえば2つ以上重ね合わせていればよい。
また、本実施の形態においては、熱交換器8が第1屈曲部23及び第2屈曲部24を有し、水平断面形状がコの字状であるものとして説明しているがそれに限定されるものではなく、屈曲部を1つ有し、水平断面形状がL字状であってもよい。
(ベースパネル16)
ベースパネル16は、熱交換器8、コンプレッサ20及びアキュムレータ21などを支持するものであり、これらがたとえばネジ止めされているものである。ベースパネル16は、室外機1の底面側の外郭を構成するものである。ベースパネル16は、ベースパネル16の周縁側が上側に立設して形成される立上がり部18が形成されている。ここで、ベースパネル16の平面視形状はたとえば略四角形状であるが、立上がり部18のうち四角形の頂点部分を角部17とする。4つの角部17には、左サイドパネル10及び右サイドパネル11が、たとえばネジ止めなどで固定される。
(コンプレッサ20)
コンプレッサ20は、たとえばベースパネル16上に設置されるものであり、冷媒を圧縮して吐出するものである。コンプレッサ20は、吸入側がアキュムレータ21に接続される。また、コンプレッサ20は、吐出側が、冷房運転時には熱交換器8に接続され、暖房運転時には図示省略の室外機に搭載される利用側の熱交換器に接続される。
(コンプレッサカバー19)
コンプレッサカバー19は、コンプレッサ20の周囲を覆うように設けられるカバーである。コンプレッサカバー19は、前面側が下側の前面パネル4に対向するように設けられ、右側面側が熱交換器8に対向するように設けられている。また、コンプレッサカバー19の後面側には、アキュムレータ21が設けられ、左側面側には四方弁49等が設けられている。
(アキュムレータ21)
アキュムレータ21は、コンプレッサ20の吸入側に接続され、液冷媒を貯留するものである。アキュムレータ21は、コンプレッサカバー19の後側に設けられている。また、アキュムレータ21の後側、右側及び左側には、熱交換器8が立設している。また、アキュムレータ21は、コンプレッサ20の吸入側に冷媒配管22を介して接続されている。なお、この冷媒配管22は、アキュムレータ21の上部から上側に延出した後に下側に延出し、コンプレッサ20の吸入側であるコンプレッサ20の側面に接続されている配管である。
[連結部材30について]
図8は、図6に示すものを、図6とは異なる方向から見た斜視図である。なお、図8では、上段熱交換器25及び中段熱交換器26に連結部材30が取り付けられた状態を図示しており、中段熱交換器26及び下段熱交換器27に取り付けられる連結部材30は図示を省略している。
室外機1は、熱交換器8の端面側のうちの一方に、上段熱交換器25と中段熱交換器26とを連結しながら、上段熱交換器25の熱交換部及び中段熱交換器26の熱交換部同士を連結する連結部材30が設けられている。
すなわち、連結部材30は、冷媒管28のうち熱交換器8の端面側で曲げられている部分にはめ込まれた状態で、熱交換器8の端面側を支持するように熱交換器8に設けられているものである。なお、連結部材30にはめ込む冷媒管28の数は任意である。そして、連結部材30は、上下方向に隣接するように積層された熱交換部同士だけでなく、列方向に隣接するように重ね合わされた熱交換部同士を固定することができる。これにより、熱交換部を上下に積層させるとともに、列方向に重ね合わせた状態においても、熱交換部同士の位置ずれが抑制されるようになっている。
次に、連結部材30は、3つの部材(第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37)から構成されることについて詳細に説明する。
(第1連結部材32)
図9は、3列に配置された熱交換器のうちの最内側の熱交換器に取り付けられる第1連結部材32の斜視図である。図10は、図9に示す第1連結部材32単体の斜視図である。図9及び図10を参照して、特に、第1連結部材32について詳しく説明する。
第1連結部材32は、「上下方向に4つ形成され、冷媒管28の曲げ部28Aを挿入するための開口32A」と、「熱交換器8の端面と略平行な第1平面部32B」と、「第1平面部32Bの空気流れ方向31の両方の端部側に形成された第1折曲部32C」とを有しているものである。なお、曲げ部28Aとは、冷媒管28のうち、熱交換器8の端面からこの端面に対して直交する方向に突出するように設けられたU字状に曲げられた部分である。
開口32Aは、空気流れ方向の上流側の方の第1折曲部32Cと、第1平面部32Bと、空気流れ方向の下流側の方の第1折曲部32Cとに連続的に形成された隙間である。開口32Aは、熱交換器8の端面に第1連結部材32を取り付けることができるように形成されたものである。
第1平面部32Bは、熱交換部の端面に略平行であって熱交換部の端面と対向するように設けられるものである。第1平面部32Bは、空気流れ方向31の上流側の端部側と下流側の端部側とにそれぞれ第1折曲部32Cが接続されている。なお、第1連結部材32は、冷媒管28にはめ込んだ後に、放熱フィン29に第1平面部32Bが接触するまで押し込んで取り付けられる。
第1折曲部32Cは、第1平面部32Bとの接続位置において曲げ加工33Aがなされて第1平面部32Bに対して略垂直に接続されている。第1折曲部32Cは、放熱フィン29に垂直な方向に延出しているものである。なお、第1連結部材32は、このように曲げ加工33Aがなされて形成された第1折曲部32Cを有するため強度の向上が図られている。この第1折曲部32Cのうち空気流れ方向31の上流側のものには、後述する第2連結部材34の爪34Dが引っかけられるようにして連結される。また、この第1折曲部32Cのうち空気流れ方向31の上流側のものには、第1連結部材32と第2連結部材34との連結を補強するネジなどが締結されるネジ穴32Dが形成されている。
なお、開口32Aの数は、4つに限定されるものではない。たとえば、第1連結部材32の高さ方向の長さが長くなるほど、曲げ部28Aを挿入させる数も増えるので、それに応じて開口32Aの数を変えてもよい。
また、1つの開口32Aに対して挿入する曲げ部28Aの数は、1つである場合を例に説明したが、それに限定されるものではない。たとえば、開口32Aの上下方向の幅を大きくし、1つの開口32Aに2つ以上の曲げ部を挿入できるように構成してもよい。
(第2連結部材34)
図11は、第1連結部材32と、3列に配置された熱交換部のうちの中央の熱交換部に取り付けられる第2連結部材34との斜視図である。図12は、図11に示す第2連結部材34単体の斜視図である。図11及び図12を参照して、特に、第2連結部材34について詳しく説明する。
第2連結部材34は、第1連結部材32に支持されている熱交換部に隣接する列の熱交換部のうち、曲げ半径が大きい方の熱交換部を支持するものである。すなわち、第2連結部材34は、第1連結部材32が取り付けられている熱交換部に対して、空気流れ方向31の上流側に隣接する熱交換部を支持するものである。
第2連結部材34は、「上下方向に4つ形成され、冷媒管28の曲げ部28Aを通すための隙間部34A」と、「熱交換器8の端面と略平行な第2平面部34B」と、「第1連結部材32が設けられている熱交換部に沿って形成されている第2折曲部34C」と、「第2折曲部に形成され、第1折曲部と連結する爪34D」と、「空気流れ方向31の上流側の端部側に形成された第2折曲部34E」と、「先端側が曲げ部28Aの内側面に接触する突出部34F」とを有している。
隙間部34Aは、第2折曲部34E、第2平面部34B、及び第2折曲部34Cに連続的に形成された隙間である。隙間部34Aは、熱交換器8の端面に第2連結部材34を取り付けることができるように形成されたものである。すなわち、隙間部34Aに冷媒管28の曲げ部28Aを入れることで、曲げ部28Aが突出部34Fを通り、熱交換器8の端面に第2連結部材34を取り付けることができるようになっている。
第2平面部34Bは、熱交換部の端面に略平行であって熱交換部の端面と対向するように設けられるものである。第2平面部34Bは、空気流れ方向31の下流側の端部側に第2折曲部34Cが接続され、空気流れ方向31の上流側の端部側に第2折曲部34Eが接続されている。なお、第2連結部材34は、冷媒管28にはめ込んだ後に、放熱フィン29に第2平面部34Bが接触するまで押し込んで取り付けられる。
第2折曲部34Cは、第2平面部34Bのうち第1連結部材32側の端部側に形成され、当該端部側から第1連結部材32に支持される熱交換部の側面に沿って、第1折曲部32C側まで延出するものである。第2折曲部34Cは、第2平面部34Bとの接続位置において曲げ加工33Bがなされて第2平面部34Bに対して略垂直に接続されている。また、第2折曲部34Cは、第1連結部材32側の端部側に爪34Dが接続されている。また、この第2折曲部34Cには、第1連結部材32と第2連結部材34との連結を補強するネジなどが締結されるネジ穴34G1が、第1連結部材32の第1折曲部32Cのネジ穴32Dに対応する位置に形成されている。
爪34Dは、空気流れ方向31の上流側の第1折曲部32Cに引っかけられるものである。このように、引っかけられることで、列間の熱交換部同士の連結が強くなる。そして、爪34Dは、その高さ位置が、上下の曲げ部28Aの間にくるように形成されているものである。なお、爪34Dは、4つ設けられているものとして説明しているが、それに限定されるものではなく、1つ以上設けられていればよい。ただし、複数設けられていた方が、より列間の熱交換部同士の連結を強くすることができ、熱交換器8の位置ずれを抑制することができる。
第2折曲部34Eは、第2平面部34Bとの接続位置において曲げ加工33Bがなされて第2平面部34Bに対して略垂直に接続されているものである。第2折曲部34Eは、後述する第3連結部材37の爪37Dが引っかけられるようにして連結される。なお、第2連結部材34は、このように曲げ加工33Bがなされて形成された第2折曲部34Eを有するために強度の向上が図られている。また、この第2折曲部34Eには、第2連結部材34と第3連結部材37との連結を補強するネジなどが締結されるネジ穴34G2が形成されている。
突出部34Fは、第2折曲部34E側から第2平面部34Bを介して第2折曲部34C側にかけて連続的に形成されているものである。突出部34Fは、その一端側が第2折曲部34Eに接続されているものである。なお、突出部34Fは、他端側が第2折曲部34Cに接続されていない。すなわち、突出部34Fは、熱交換器8の端面側から冷媒管28の曲げ部28AのU字の頂点に向かうにしたがって、空気流れ方向31の上流側(紙面手前側)にくるように延出しているものである。そして、当該延出している突出部34Fの先端部分が、冷媒管28の曲げ部28Aの内側面に接触している。
このように、突出部34Fは、第2折曲部34E、第2平面部34B及び第2折曲部34Cにおいて隙間部34Aを形成しながら、一端側が第2折曲部34Eに接続され、他端側が冷媒管28の曲げ部28Aの内側面に接触している。ここで、突出部34Fの他端側が、冷媒管28の曲げ部28Aの内側面に接触していることについては、後述の図15及び図16にて詳しく説明する。
なお、隙間部34A及び突出部34Fの数は、4つに限定されるものではない。たとえば、第2連結部材34の高さ方向の長さが長くなるほど、曲げ部28Aを挿入させる数も増えるので、それに応じて隙間部34A及び突出部34Fの数を変えてもよい。
(第3連結部材37)
図13は、第1連結部材32及び第2連結部材34と、3列に配置された熱交換部のうちの最外側の熱交換部に取り付けられる第3連結部材37との斜視図である。図14は、図13に示す第3連結部材37単体の斜視図である。図13及び図14を参照して、特に、第3連結部材37について説明する。
第3連結部材37は、第2連結部材34の突出部34F及び第2折曲部34E以外については、第2連結部材34と同様の構成を有するものである。
すなわち、第3連結部材37は、「第2連結部材34の隙間部34Aに対応する隙間部37A」と、「第2連結部材34の第2平面部34Bに対応する第3平面部37B」と、「第2連結部材34の第2折曲部34Cに対応する第3折曲部37C」と、「第2連結部材34の爪34Dに対応する爪37D」とを有している。
そして、第3連結部材37は、「水平断面形状が略L字状である突出部37F」及び「空気流れ方向31の上流側の端部側に形成され、第2連結部材34の第2折曲部34Eの折り曲げ方向とは逆側に曲げられている第3折曲部37E」とを有している。
隙間部37Aは、第3平面部37B及び第3折曲部37Cに連続的に形成された隙間である。隙間部37Aは、熱交換器8の端面に第3連結部材37を取り付けることができるように形成されたものである。すなわち、隙間部37Aに冷媒管28の曲げ部28Aを入れることで、曲げ部28Aが突出部37Fを通り、熱交換器8の端面に第3連結部材37を取り付けることができるようになっている。
第3平面部37Bは、熱交換部の端面に略平行であって熱交換部の端面と対向するように設けられるものである。第3平面部37Bは、空気流れ方向31の下流側の端部側に第3折曲部37Cが接続され、空気流れ方向31の上流側の端部側に第3折曲部37Eが接続されている。なお、第3連結部材37は、冷媒管28にはめ込んだ後に、放熱フィン29に第3平面部37Bが接触するまで押し込んで取り付けられる。
第3折曲部37Cは、第3平面部37Bのうち第2連結部材34側の端部側に形成され、当該端部側から第2連結部材34に支持される熱交換部の側面に沿って、第2折曲部34C側まで延出するものである。第3折曲部37Cは、第3平面部37Bとの接続位置において曲げ加工33Cがなされて第3平面部37Bに対して略垂直に接続されている。また、第3折曲部37Cは、第2連結部材34側の端部側に爪37Dが接続されている。また、この第3折曲部37Cには、第2連結部材34と第3連結部材37との連結を補強するネジなどが締結されるネジ穴37G1が、第2連結部材34の第2折曲部34Eのネジ穴34G2に対応する位置に形成されている。
爪37Dは、第2折曲部34Eに引っかけられるものである。このように、引っかけられることで、列間の熱交換部同士の連結が強くなる。そして、爪37Dは、その高さ位置が、上下の曲げ部28Aの間に来るように形成されているものである。なお、爪37Dは、4つ設けられているものとして説明しているが、それに限定されるものではなく、1つ以上設けられていればよい。ただし、複数設けられていた方が、より列間の熱交換部同士の連結を強くすることができ、熱交換器8の位置ずれを抑制することができる。
第3折曲部37Eは、第3平面部37Bとの接続位置において曲げ加工33Cがなされて第3平面部37Bに対して略垂直に接続されているものである。なお、曲げ加工33Cがなされる方向は、第2連結部材34の第2折曲部34Eとは反対側の方向となっている。第3連結部材37は、このように曲げ加工33Cがなされて形成された第3折曲部37Eを有するため強度の向上が図られている。また、この第3折曲部37Eには、第3連結部材37と右サイドパネル11とを、ネジなどで締結するためのネジ穴37G2が形成されている。
突出部37Fは、第3平面部37B側から第3折曲部37C側にかけて連続的に形成され、水平断面形状が略L字状のものである。突出部37Fは、その一端側が第3平面部37Bと第3折曲部37Eとの接続位置に接続されているものである。なお、突出部37Fは、他端側が第3折曲部37Cに接続されていない。すなわち、突出部37Fの他端側は、熱交換器8の端面側から冷媒管28の曲げ部28AのU字の頂点に向かうにしたがって、空気流れ方向31の上流側(図13及び図14の紙面手前側)にくるように延出しているものである。そして、当該延出している突出部37Fの先端部分が、冷媒管28の曲げ部28Aの内側面に接触している。
このように、突出部37Fは、第3平面部37B及び第3折曲部37Cにおいて隙間部37Aを形成しながら、一端側が第3平面部37Bと第3折曲部37Eとの接続位置に接続され、他端側が冷媒管28の曲げ部28Aの内側面に接触している。
なお、隙間部34A及び突出部34Fの数は、4つに限定されるものではない。たとえば、第2連結部材34の高さ方向の長さが長くなるほど、曲げ部28Aを挿入させる数も増えるので、それに応じて隙間部34A及び突出部34Fの数を変えてもよい。
また、本実施の形態では、熱交換部が3列に重ね合わせたものとして説明しているが、2列にした場合には、第2連結部材34を用いず、第1連結部材32と第3連結部材37とを用いればよい。そして、第1連結部材32の第1折曲部32Cに、第3連結部材37の爪37Dを引っかければよい。これにより、列間の熱交換部同士の連結を強くすることができ、熱交換器8の位置ずれを抑制することができる。
(突出部37Fについて)
図15は、図14に示す第3連結部材37を上側から見た平面図である。図16は、熱交換器8に第3連結部材37を取り付けた状態で、熱交換器8及び第3連結部材37を上側から見た平面図である。図15及び図16を参照して、第3連結部材37の取付位置がずれてしまうことについて説明する。なお、この図15及び図16の説明では、第3連結部材37についての説明をするが、第2連結部材34も突出部34Fを有しているため、第2連結部材34についても以下の説明を適用可能である。
突出部37Fは、第3平面部37B側と第3折曲部37Cとの接続位置に対応する部分で曲げられている。ここで、この曲げられている部分から先端にかけては、角度αで曲げられている。すなわち、第3連結部材37を上面側視したとき、第3平面部37Bと、突出部37Fのうち曲げられている部分から先端までの部分との間には、角度αが形成されているということである。
このように、突出部37Fのうち曲げられている部分から先端までの部分が曲げられていることで、第3連結部材37を右サイドパネル11に取り付けた際、矢印42の方向に第3連結部材37がずれたとしても、冷媒管28と第3連結部材37の突出部37Fとが接触し、第3連結部材37の外側へのずれが抑制されるようになっている。
また、図示は省略しているが、第2連結部材34についても、突出部34Fのうち曲げられている部分から先端までの部分が曲げられていることで、第2連結部材34を第3連結部材37に取り付けた際に、第3連結部材37がずれたとしても、冷媒管28と第2連結部材34の突出部34Fとが接触し、第2連結部材34の外側へのずれが抑制されるようになっている。
[室外機1の製造方法]
図17は、熱交換器8の曲げ加工の説明図であって熱交換器8の上側から見た平面図である。
所定間隔で平行に複数配置される放熱フィン29に冷媒が流れる冷媒管28を挿入して構成した熱交換部を9つ作成する。そして、この熱交換部を列方向に3列重ね合わせて得られる熱交換器を3つ作成する。すなわち、熱交換部を列方向に3列重ね合わせて得られる上段熱交換器25、中段熱交換器26及び下段熱交換器27を作成する。その後、下から下段熱交換器27、中段熱交換器26及び上段熱交換器25の順番に積層させて熱交換器8を作成する。なお、この積層させた状態では、曲げ加工前なので熱交換器8は平板状である。
熱交換器8は、この平板状態からほぼ直角の角度βに曲げられる。熱交換器8の第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37が取り付いている部分は、平板の状態では段差なし形状44となっている。しかし、曲げ加工後は、段差あり形状45となる。この段差あり形状45は、内側に配置された熱交換部と外側に配置された熱交換部の曲げ半径46の差によって発生するものある。
そこで、曲げ加工前に第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37を取り付ける際には、段差なし形状44から段差あり形状45に熱交換器がずれることを考慮する必要がある。
図18は、熱交換器8に曲げ加工を行う前の状態(平板状態)における第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37を上側から見た平面図である。図19は、熱交換器8に曲げ加工を行った後の状態における第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37を上側から見た平面図である。図20は、熱交換器8に曲げ加工を行った後の状態における第1連結部材32、第2連結部材34、第3連結部材37及び熱交換器8の端面側の冷媒管の斜視図である。
図18及び図19に示すように、熱交換器8の曲げ加工時に、第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37が、方向47にスライドする。これにより、第2連結部材34の爪34Dが第1連結部材32の第1折曲部32Cに引っかかり、第3連結部材37の爪37Dが、第2連結部材34の第2折曲部34Eに引っかかるようになっている。すなわち、曲げ加工前に第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37を熱交換器8に取付けることができ、第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37は、熱交換器8の曲げ加工時及び持ち運び時の補強部品となっている。
また、図20に示すように、上下の冷媒管28の間に形成される隙間48に第2連結部材34の爪34D及び第3連結部材37の爪37Dがはまるようになっている。すなわち、曲げ加工時においても、爪34D及び爪37Dと、熱交換器8の冷媒管28とが干渉してしまうことが抑制され、第1連結部材32、第2連結部材34、及び第3連結部材37を方向47に円滑にスライドできる。
なお、熱交換器8の曲げ加工を行った後は、次のようにして熱交換器8を室外機1の外郭内に取り付ける。
熱交換器8に曲げ加工を行った後に、第1連結部材32と第2連結部材34とのネジ止め、及び、第2連結部材34と第3連結部材37とのネジ止めを行う。そして、このネジ止めを行った熱交換器8をベースパネル16に設置する。その後、右サイドパネル11をベースパネル16に固定し、この右サイドパネル11と第3連結部材37とをネジ止めする。このようにして、熱交換器8は、室外機1に取り付けられる。なお、第1連結部材32と第2連結部材34とのネジ止めと、第2連結部材34と第3連結部材37とのネジ止めについては、熱交換器8をベースパネル8に設置した後に実施してもよい。
[実施の形態に係る空気調和装置の室外機1の有する効果]
実施の形態に係る空気調和装置の室外機1は、熱交換器8を曲げる前に熱交換器8を連結することが可能であることより、その分加工工数が増加してしまうことを抑制することができる。
実施の形態に係る空気調和装置の室外機1は、上下方向に下段熱交換器27、中段熱交換器26及び上段熱交換器25を重ね合わせるにあたり、これらの間に介在物がない。このため、雨水や結露水がベースパネル16に流れやすくなる分、氷結による熱交換器8の放熱フィン29及び冷媒管28を損傷させてしまうことを抑制することができる。
実施の形態に係る空気調和装置の室外機1は、熱交換器8の放熱フィン29の間に係止片などを差込むようにするものではなく、熱交換器8の放熱フィン29がつぶれたり、冷媒管28を傷つけたりすることを防止することができる。
実施の形態に係る空気調和装置の室外機1は、連結部材30を有しているので、下段熱交換器27と中段熱交換器26と上段熱交換器25とを連結した状態で、熱交換器8の曲げ加工機までの搬送及び設置をすることができ、作業者の利便性が損なわることを抑制することができる。
実施の形態に係る空気調和装置の室外機1は、連結部材30を有しているので、列間の熱交換部同士を連結させることができ、その分、列方向における熱交換部の位置ずれを抑制し、熱交換器8の放熱フィン29、及び冷媒管28を損傷させてしまうことを抑制することができる。
1 室外機、2 空気吸込口、3 前面パネル、4 前面パネル、5 電装品箱、6 ファンガード、7 ファン、7A モータ、7B モータサポート、8 熱交換器、9 空気吹出口、10 左サイドパネル、11 右サイドパネル、12 左サイドフレーム、13 右サイドフレーム、14 前フレーム、15 後ろフレーム、16 ベースパネル、17 角部、18 立上がり部、19 コンプレッサカバー、20 コンプレッサ、21 アキュムレータ、22 冷媒配管、23 第1屈曲部、24 第2屈曲部、25 上段熱交換器、26 中段熱交換器、27 下段熱交換器、28 冷媒管、28A 曲げ部、29 放熱フィン、30 連結部材、31 空気流れ方向、32 第1連結部材、32A 開口、32B 第1平面部、32C 第1折曲部、32D ネジ穴、33A〜33C 曲げ加工、34 第2連結部材、34A 隙間部、34B 第2平面部、34C 第2折曲部、34D 爪、34E 第2折曲部、34F 突出部、34G1 ネジ穴、34G2 ネジ穴、37 第3連結部材、37A 隙間部、37B 第3平面部、37C 第3折曲部、37D 爪、37E 第3折曲部、37F 突出部、37G1 ネジ穴、37G2 ネジ穴、42 矢印、44 段差なし形状、45 段差あり形状、46 曲げ半径、47 方向、48 隙間、49 四方弁、α 角度、β 角度。

Claims (5)

  1. 所定間隔で平行に複数配置されるフィン、及び前記フィンに挿入して設けられ、冷媒が流れる冷媒管を有する熱交換部を、複数列重ね合わせるとともに、上下方向に複数段積層させて構成され、水平断面視したときに屈曲部分が形成されるように曲げ加工が施されている熱交換器と、
    隣接する上下段の前記熱交換部同士を支持するように前記熱交換器の端面側に設けられる第1連結部材と、
    前記第1連結部材と連結し、前記第1連結部材に支持されている前記熱交換部に隣接する列の熱交換部同士を支持するように前記熱交換器の端面側に設けられる第2連結部材と、
    を有し、
    前記第2連結部材は、
    上下方向に複数形成され、前記冷媒管のうち前記熱交換器の端面側において曲げられている部分が挿入される隙間部を有する
    ことを特徴とする空気調和装置の室外機。
  2. 所定間隔で平行に複数配置されるフィン、及び前記フィンに挿入して設けられ、冷媒が流れる冷媒管を有する熱交換部を、複数列重ね合わせるとともに、上下方向に複数段積層させて構成され、水平断面視したときに屈曲部分が形成されるように曲げ加工が施されている熱交換器と、
    隣接する上下段の前記熱交換部同士を支持するように前記熱交換器の端面側に設けられる第1連結部材と、
    前記第1連結部材と連結し、前記第1連結部材に支持されている前記熱交換部に隣接する列の熱交換部同士を支持するように前記熱交換器の端面側に設けられる第2連結部材と、
    を有し、
    前記第1連結部材は、
    前記冷媒管のうち前記熱交換器の端面側において曲げられている部分が挿入される開口が上下方向に複数形成され、前記熱交換器の端面と略平行な第1平面部と、
    前記第1平面部のうち前記第2連結部材側の端部側に形成され、前記第2連結部材と連結するのに利用される第1折曲部とを有し、
    前記第2連結部材は、
    前記第1連結部材に支持されている前記熱交換部に隣接する列の熱交換部のうち、曲げ半径が大きい方の前記熱交換部を支持するものであり、
    前記熱交換器の端面と略平行な第2平面部と、
    前記第2平面部のうち前記第1連結部材側の端部側に形成され、当該端部側から前記第1連結部材に支持される前記熱交換部の側面に沿って前記第1折曲部側まで延出する第2折曲部と、
    前記第2折曲部に形成され、前記第1折曲部と連結する連結部と、
    前記第2平面部側から前記第2折曲部側にかけて上下方向に複数形成され、前記冷媒管のうち前記熱交換器の端面側において曲げられている部分が挿入される隙間部とを有する
    ことを特徴とする気調和装置の室外機。
  3. 前記冷媒管は、
    前記熱交換器の端面側から、前記フィンの設けられている側とは反対側に突出しているU字形の曲げ部を有し、
    前記第2連結部材は、
    前記第2平面部及び前記第2折曲部と、自身との間に前記隙間部を形成するように設けられた突出部を有し、
    前記突出部は、
    前記第2平面部を平行に延出した後に曲げられて、前記熱交換器の端面側から前記冷媒管の前記曲げ部の頂点側に向かうにしたがって前記第2連結部材側にくるように延出し、
    当該延出している前記突出部の先端部分が前記冷媒管の前記曲げ部の内側面に接触している
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置の室外機。
  4. 前記第2連結部材の前記第2折曲部と、前記第1連結部材の前記第1折曲部とがネジ止めされている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の空気調和装置の室外機。
  5. 所定間隔で平行に複数配置されるフィンに冷媒が流れる冷媒管を挿入して構成した熱交換部を複数列重ね合わせる第1ステップと、
    第1ステップで複数重ね合わせたものを上下方向に複数段積層させて平板状の熱交換器を構成する第2ステップと、
    平板状の前記熱交換器の端面側に、上下の前記熱交換部を支持する第1連結部材と前記第1連結部材に支持されている前記熱交換部に隣接する列の熱交換部同士を支持する第2連結部材とを取り付ける第3ステップと、
    前記熱交換器を水平断面視したときに屈曲部分が形成されるように前記熱交換器に曲げ加工を施すことで、前記第1連結部材と前記第2連結部材との相対位置を変化させて前記第2連結部材を前記第1連結部材に引っかける第4ステップと、
    前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結する第5ステップと、
    前記第5ステップで連結した前記熱交換器を、室外機の底面外郭を構成するベースパネルに設置する第6ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする空気調和装置の室外機の製造方法。
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