JP2010078219A - 床置型空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内温度を正確に検知することが可能な床置型空気調和機を提供する。
【解決手段】この床置型空気調和機は、ケーシングユニット50と、ケーシングユニット50内に配置された室内熱交換器20、電装品ユニット22、及び、温度センサ71とを備えている。そして、温度センサ71は、電装品ユニット22の下方であって、正面視において室内熱交換器20に重ならないように配置されている。ケーシングユニット50には、室内熱交換器20へと空気を取り入れる上下方向に長尺な吸込口が形成されており、温度センサ71が、上下方向に関して吸込口の中央位置の付近に配置されている。また、温度センサ71は、冷媒用配管を覆う防滴カバー60において冷媒用配管とは反対側の表面に固定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内温度を検知するための温度センサを備えた床置型空気調和機に関する。
空気調和機の室内機には、室内環境が所望の温度に達したか否かを判断等するために、室内温度を検知するための温度センサが設けられるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、温度センサを電装品ユニットの基板に取り付けることにより、熱交換器やその熱交換器に接続される冷媒用配管(以下、熱交換器等と略記する)からの輻射熱を遮るようにする技術が開示されている。
特開2008−144999号公報
しかしながら、電装品ユニットの基板に温度センサを取り付けると、熱交換器等からの輻射熱を遮ることはできるものの、基板に実装される電装品が発熱するので、電装品ユニットの基板に取り付けられた温度センサでは、正確な室温を検知することができないという問題がある。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、室内温度を正確に検知することが可能な温度センサを備えた床置型空気調和機を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる床置型空気調和機は、ケーシングと、ケーシング内に配置された熱交換器、電装品ユニット、及び、温度センサとを備え、温度センサが、電装品ユニットの下方であって、正面視において熱交換器に重ならないように配置されている。
この床置型空気調和機では、温度センサが電装品ユニットから離隔しているので、電装品ユニットからの発熱の影響を受けにくい。また、ケーシングにより形成される内部空間の上部には、電装品ユニットの発熱によって暖められた空気が滞留しやすい。これに対して本発明は、温度センサが電装品ユニットの下方に配置されており、暖められた空気から離れているので、より電装品ユニットの発熱の影響を受けにくい。さらに、温度センサが正面視において熱交換器から離隔しているので、熱交換器からの熱伝達の影響を受けにくい。特に、近年の薄型の空気調和機では、温度センサを熱交換器に重なるように配置すると、温度センサと熱交換器との距離が近くなり、温度センサが熱交換器からの熱伝達の影響を受け易くなるが、本発明のように温度センサを正面視において熱交換器から離隔して配置することで、薄型の空気調和機でも、熱交換器からの熱伝達の影響を受けにくくなる。以上のように、当該温度センサは、電装品ユニット及び熱交換器からの熱の影響を受けにくいので、当該温度センサで室内温度を正確に検知することができる。
第2の発明にかかる床置型空気調和機は、第1の発明にかかる床置型空気調和機において、熱交換器へと空気を取り入れる上下方向に長尺な吸込口がケーシングに形成されており、温度センサが、上下方向に関して吸込口の中央位置の付近に配置されている。
吸込口からの空気の流速は、吸込口の端部から最も離れた中央付近において最大となりやすい。したがって、この床置型空気調和機では、吸込口からの空気を確実に温度センサに当てることができるので、室内温度を正確に検知することができる。
第3の発明にかかる床置型空気調和機は、第1又は第2の発明にかかる床置型空気調和機において、熱交換器に接続される冷媒用配管がケーシング内に配置されており、冷媒用配管を覆うカバー部材をさらに備えており、温度センサが、カバー部材において冷媒用配管とは反対側の表面に固定されている。
この床置型空気調和機では、カバー部材が冷媒用配管と温度センサとの間に配置されるので、温度センサが冷媒用配管からの熱伝達の影響を受けにくい。このため、室内温度をより正確に検知することができる。
第4の発明にかかる床置型空気調和機は、第1〜第3の発明のいずれかにかかる床置型空気調和機において、電装品ユニットと温度センサとを互いに着脱可能に固定する固定部が、電装品ユニット及び温度センサの少なくともいずれかに設けられている。
この床置型空気調和機では、装置組み立て前には電装品ユニットに温度センサを固定しておき、組み立て時に電装品ユニットから温度センサを取り外して電装品ユニットから離隔した所定の位置に配置することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、温度センサが電装品ユニットから離隔しているので、電装品ユニットからの発熱の影響を受けにくい。また、ケーシングにより形成される内部空間の上部には、電装品ユニットの発熱によって暖められた空気が滞留しやすい。これに対して本発明は、温度センサが電装品ユニットの下方に配置されており、暖められた空気から離れているので、より電装品ユニットの発熱の影響を受けにくい。さらに、温度センサが正面視において熱交換器から離隔しているので、熱交換器からの熱伝達の影響を受けにくい。特に、近年の薄型の空気調和機では、温度センサを熱交換器に重なるように配置すると、温度センサと熱交換器との距離が近くなり、温度センサが熱交換器からの熱伝達の影響を受け易くなるが、本発明のように温度センサを正面視において熱交換器から離隔して配置することで、薄型の空気調和機でも、熱交換器からの熱伝達の影響を受けにくくなる。以上のように、当該温度センサは、電装品ユニット及び熱交換器からの熱の影響を受けにくいので、当該温度センサで室内温度を正確に検知することができる。
また、第2の発明では、吸込口の端部から最も離れた中央付近において最大となりやすい。したがって、この床置型空気調和機では、吸込口からの空気をより確実に温度センサに当てることができるので、室内温度を正確に検知することができる。
また、第3の発明では、カバー部材が冷媒用配管と温度センサとの間に配置されるので、温度センサが冷媒用配管からの熱伝達の影響を受けにくい。このため、室内温度をより正確に検知することができる。
また、第4の発明では、装置組み立て前には電装品ユニットに温度センサを固定しておき、組み立て時に電装品ユニットから温度センサを取り外して電装品ユニットから離隔した所定の位置に配置することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る床置型空気調和機の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の空気調和機の冷媒回路図である。図2は、室内機の外観を示した斜視図である。図3〜図12は、図2に示した室内機の詳細を説明するための図である。以下、図1〜図12を参照して、本発明の一実施形態に係る空気調和機について説明する。
<空気調和機>
本発明の一実施形態に係る空気調和機1は、調和された空気を室内に供給するための装置であって、図1に示すように、室内に設置される室内機2と、室外に設置される室外機3と、室内機2と室外機3とを接続する接続配管4とを備えており、室内機2及び室外機3内に収納された機器・弁類と、接続配管4とが接続されて冷媒回路を構成している。冷媒回路は、主として、室内熱交換器20、室外熱交換器30、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33および電動膨張弁34により構成される。
そして、上記構成の空気調和機1において、暖房運転時には、四路切換弁33を実線に係る位置に切り換える。これにより、圧縮機32から吐出された高温高圧冷媒が四路切換弁33を通って室内熱交換器20に流入する。そして、室内熱交換器(凝縮器)20で凝縮した冷媒は、電動膨張弁34で減圧された後、室外熱交換器30に流入する。そして、室外熱交換器(蒸発器)30で蒸発した冷媒が、四路切換弁33及びアキュムレータ31を介して、圧縮機32の吸入側に戻る。このようにして、室内熱交換器20の周囲の空気が加熱されて、温風が室内に供給される。
また、冷房運転時には、四路切換弁33を点線に係る位置に切り換える。これにより、圧縮機32から吐出された高温高圧冷媒が四路切換弁33を通って室外熱交換器30に流入する。そして、室外熱交換器(凝縮器)30で凝縮した冷媒は、電動膨張弁34で減圧された後、室内熱交換器20に流入する。そして、室内熱交換器(蒸発器)20で蒸発した冷媒が、四路切換弁33及びアキュムレータ31を介して、圧縮機32の吸入側に戻る。このようにして、室内熱交換器20の周囲の空気が冷却されて、冷風が室内に供給される。
<室外機>
室外機3は、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続された四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されたアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34と、室外熱交換器30に付設される室外ファン35とを備えている。電動膨張弁34は、液冷媒配管41に接続されており、この液冷媒配管41を介して室内熱交換器20の一端と接続されている。また、四路切換弁33は、ガス冷媒配管42に接続されており、このガス冷媒配管42を介して室内熱交換器20の他端と接続されている。なお、冷媒配管41及び42は、上記した接続配管4に相当する。
<室内機>
室内機2は、図2及び図3に示すように、床置型の室内機であって、主として、ケーシングユニット50と、ケーシングユニット50の内部に収容される室内熱交換器20及び室内ファン21とを備えている。
<ケーシングユニット>
室内機2の外観を構成するケーシングユニット50は、底フレーム51と、前面グリル52と、前面パネル53とを備えている。このケーシングユニット50により形成される内部空間は、図4に示すように、室内熱交換器20や室内ファン21等が設置されるファン室50Aと、電装品ユニット22等が設けられる配管室50Bとに区分される。
底フレーム51は、略長方形状であって、室内機2の背面部分を構成している。そして、底フレーム51の下部には、接続配管4を配管室50Bに導入するための配管導入口51aが設けられている。
前面グリル52は、図5に示すように、底フレーム51の前面側に取り付けられる。この前面グリル52の上部には上側吹出口52aが設けられると共に、前面グリル52の下部には下側吹出口52bが設けられている。また、上側吹出口52aには、フラップ54が回動自在に設けられており、空調運転時に上側吹出口52aから冷風又は温風を所望の方向に吹き出すようにし、空調運転停止時に上側吹出口52aを覆うようにしている。この前面グリル52の中央部分には、略長方形状の開口52cが設けられている。この開口52cには、後述する前面パネル53の各吸込口53a,53b,53c(図2参照)から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集するフィルタ55が設けられている。また、本実施形態では、前面グリル52には、後述する温度センサ71に対応する位置にセンサカバー部52dが設けられている。このセンサカバー部52dは、前面パネル53の側方吸込口53c(図2参照)から吸い込まれる空気の流路上に設けられており、当該空気を温度センサ71に導くために複数の通風孔が形成されている。
前面パネル53は、図2に示すように、前面グリル52の開口52c(図5参照)を覆うように取り付けられている。この前面パネル53の上部には上側吸込口53aが設けられると共に、前面パネル53の下部には下側吸込口53bが設けられている。さらに、前面パネル53の左右の側面には、側方吸込口53cが設けられている。この上側吸込口53a及び下側吸込口53bは、幅方向(X方向)に長尺な開口であると共に、側方吸込口53cは、上下方向(Z方向)に長尺な開口である。これにより、上下左右の四方向から室内空気を吸い込むことが可能となり、当該吸込口53a,53b,53cから吸い込んだ空気を均等に室内熱交換器20を通過させることが可能となる。
<室内熱交換器>
室内熱交換器20は、室内空気との間で熱交換を行うために設けられている。室内熱交換器20は、図3に示すように、室内ファン21と前面グリル52との間に配置されている。この室内熱交換器20は、図4及び図6に示すように、上下方向(Z方向)に沿って所定の間隔を隔てて配置される複数の伝熱管20aと、隣接する伝熱管20aの端部を互いに接続する複数のU字連絡管20bとを含んでいる。また、室内熱交換器20は、幅方向に沿って所定の間隔を隔てて配置される複数の放熱フィン20cと、当該複数の放熱フィン20cの左右の端部に配置される管板20dとを含んでいる。そして、上記した伝熱管20aは、放熱フィン20c及び管板20dを貫通している。
<冷媒用配管>
また、図6及び図7に示すように、室内熱交換器20の側方には、当該室内熱交換器20に接続される冷媒用配管23が配置されている。
<接続配管>
また、冷媒用配管23の側方には、当該冷媒用配管23に接続される接続配管24が配置されている。この接続配管24は、断熱性のカバー25によって覆われた状態で底フレーム51の背面から前面側に突出している固定部51bに対してバンド26により固定されている。接続配管24は、底フレーム51の下部に設けられた配管導入口51aを介して配管室50Bに導入される接続配管4に接続される。
<ドレンパン>
また、室内熱交換器20の下方には、当該室内熱交換器20におけるドレン水を受けるドレンパン27が配置されている。このドレンパン27は、室内熱交換器20の下端に沿って設けられており、その底面には、排水管27aが設けられている。この排水管27aは、ドレンパン27内に溜まったドレン水を外部に排出し易くするために、配管導入口51aの近傍に設けられている。
<接地用の端子部>
また、図6及び図7に示すように、室内熱交換器20の右側端部には、接地用の端子部28が設けられており、電装品ユニット22に電気的に接続される配線が接続されている。この接地用の端子部28は、配管室50B側の管板(以下、右側管板とする)20dに取り付けられている。
<防滴カバー>
図4に示すように、冷媒用配管23と前面グリル52との間には、樹脂製の防滴カバー60が設けられている。この防滴カバー60は、室内熱交換器20のU字連絡管20bや冷媒用配管23におけるドレン水が飛散するのを防止するために設けられており、その下端は、上記したドレンパン27の内側に設けられている。これにより、U字連絡管20bや冷媒用配管23におけるドレン水が飛散した場合でも、その飛散したドレン水が、防滴カバー60の内面を伝ってドレンパン27に導かれる。この防滴カバー60は、図8〜図10に示すように、水平断面L字状であって、冷媒用配管23の前面側を覆う前面部60a、及び、冷媒用配管23の室内熱交換器20の反対側を覆う側面部60bを有している。防滴カバー60は、室内熱交換器20と同じ高さを有しており、配管室50B側のU字連絡管20bを上端から下端まで覆っている。
この防滴カバー60には、放熱フィン20cと右側管板20dとの間に嵌め込まれる爪部61と、伝熱管20aに嵌合する嵌合部62と、底フレーム51の固定部51bに係合する係合部63と、当該固定部51bの前面に当接する当接部64と、接地用の端子部28を覆う端子カバー部65と、センサユニット70を固定する固定部66とが形成されている。また、固定部66の上方及びファン室50A側の側方には、リブ部67が立設されている。爪部61、嵌合部62、端子カバー部65、固定部66及びリブ部67は、防滴カバー60の前面部60aに形成されると共に、係合部63及び当接部64は、防滴カバー60の側面部60bに形成される。そして、前面部60aが室内熱交換器20に固定されると共に、側面部60bが底フレーム51に固定されることにより、防滴カバー60の両側を固定することが可能となる。
爪部61は、放熱フィン20cと右側管板20dとの間に嵌め込まれることで、防滴カバー60の幅方向(X方向)への移動を規制している。
嵌合部62は、図11に示すように、2つの伝熱管20aの間に嵌め込まれることで伝熱管20aに嵌合して、防滴カバー60の上下方向(Z方向)への移動を規制する。この嵌合部62は、図8及び図11に示すように、一方(上側)の伝熱管20aの下部を支持する上側支持部62aと、他方(下側)の伝熱管20aの上部を支持する下側支持部62bとを有している。これらの支持部62a,62bは、共に上下方向に撓み変形可能であって、2つの伝熱管20aの間に嵌め込む際には、両支持部62a,62bの間隔が小さくなるように撓み、2つの伝熱管20aの間に嵌め込まれた際には、両支持部62a,62bが外側に広がる撓み力により支持部62a,62bと伝熱管20aとが当接する。また、上側支持部62aの上面621a、及び、下側支持部62bの下面621bは、共に伝熱管20aの外周面を支持する曲面形状である。また、両支持部62a,62bの先端622a,622bは、テーパー形状になっており、2つの伝熱管20aの間に対して嵌合部62を挿入し易くしている。
係合部63は、図8及び図9に示すように、奥行き方向(Y方向)に延在し、且つ、先端が鉤状になっている。この係合部63は、撓み変形可能であって、接続配管24を支持する底フレーム51の固定部51b(図4参照)に引っ掛かる。
当接部64は、固定部51bの前面に当接することで、防滴カバー60の奥行き方向への移動を規制している。
端子カバー部65は、接地用の端子部28(図6及び図7参照)を覆うために設けられており、金属製の接地用の端子部28に結露したドレン水が飛散しないようにしている。
固定部66は、冷媒用配管23とは反対側の表面に形成されており、センサユニット70(図12参照)の上部を支持する上側支持部66aと、センサユニット70の下部を支持する下側支持部66bとを含んでいる。上側支持部66aは、図9に示すように、センサユニット70の保持部材72の突出片72aを挿入するための挿入孔661aを有しており、当該挿入孔661aに突出片72aが挿入されることにより、センサユニット70を防滴カバー60に固定することが可能となる。また、下側支持部66bは、保持部材72の下端の切欠72bを下側から支持し、上記した突出片72aが挿入孔661aから抜けないようにしている。
<センサユニット70>
上記した防滴カバー60の固定部66には、室温を検知するための温度センサ71を有するセンサユニット70が固定されている。このセンサユニット70は、図12に示すように、温度センサ71と、当該温度センサ71を保持する樹脂製の保持部材72とを有している。
温度センサ71は、室内環境が所望の温度に達したか否かを判断等するため用いられるため、室内環境の正確な温度を検知することが望まれる。そこで、本実施形態では、温度センサ71は、配管室50Bにおいて、発熱源である電装品ユニット22から離間した場所に配置されている。具体的には、温度センサ71は、図4に示すように、上下方向(Z方向)に関して、電装品ユニット22の下方であって、且つ、上下方向に長尺な側方吸込口53c(図2参照)の中央位置の付近に配置されている。これは、電装品ユニット22からの発熱によってケーシングユニット50の内部に上昇気流が発生し、電装品ユニット22の上部空間に熱がこもるからである。また、幅方向(X方向)に関して、温度センサ71は、正面視において室内熱交換器20に重ならないように配置されている。また、温度センサ71は、上記した固定部66において、防滴カバー60において冷媒用配管23とは反対側の表面に固定されている。これにより、温度センサ71と冷媒用配管23との間に防滴カバー60が配置され、冷媒用配管23からの輻射熱を当該防滴カバー60で遮ることが可能となる。また、温度センサ71は、その上方及び室内熱交換器20側の側方が上記した防滴カバー60のリブ部67によって囲まれている。
保持部材72には、上端に形成される突出片72aと、下端に形成される切欠72bと、温度センサ71の周囲に立設されるリブ部72cとが形成されている。
<室内ファン>
室内ファン21は、図3に示すように、室内熱交換器20の背面側に付設され、吸込口53a,53b,53c(図2参照)から吸引した室内空気を室内熱交換器20を通過させる機能を有している。この室内ファン21は、吸込口53a,53b,53cから吸い込んだ空気を径方向外側に送風するターボファンである。
<電装品ユニット>
配管室50Bの上部には、図4に示すように、電装品が実装される基板やリモコン(図示せず)から送信される信号を受信する受信部などを有する電装品ユニット22が設けられている。このように、電装品ユニット22を配管室50Bの上部に配置することによって、室内熱交換器20におけるドレン水が滴下して電装品ユニット22に浸水してしまうのを防止することができる。また、電装品ユニット22には、当該電装品ユニット22とセンサユニット70とを互いに着脱可能に固定する固定部22aが設けられている。本実施形態では、当該固定部22aに固定されるセンサユニット70を取り外して、上記した防滴カバー60の固定部66に取り付ける。つまり、防滴カバー60を取り付けていない状態では、図7に示すように、固定部22aに取り付けておき、防滴カバー60を取り付けた状態では、図4に示すように、固定部22aからセンサユニット70を取り外して、防滴カバー60の固定部66に取り付ける。
[本実施形態の室内機の特徴]
本実施形態の室内機2には、以下のような特徴がある。
上記したように、本実施形態の室内機2では、温度センサ71が電装品ユニット22から離隔しているので、電装品ユニット22からの発熱の影響を受けにくい。また、ケーシングユニット50により形成される内部空間の上部には、電装品ユニット22の発熱によって暖められた空気が滞留しやすい。これに対して本実施形態の室内機2は、温度センサ71が電装品ユニット22の下方に配置されており、暖められた空気から離れているので、より電装品ユニット22の発熱の影響を受けにくい。
さらに、温度センサ71が正面視において室内熱交換器20から離隔しているので、室内熱交換器20からの熱伝達の影響を受けにくい。特に、近年の薄型の室内機では、温度センサ71を室内熱交換器20に重なるように配置すると、温度センサ71と室内熱交換器20との距離が近くなり、温度センサ71が室内熱交換器20の影響を受け易くなるが、本実施形態の室内機2のように温度センサ71を正面視において室内熱交換器20から離隔して配置することで、薄型の室内機でも、室内熱交換器20からの熱伝達の影響を抑制することができる。以上のように、当該温度センサ71は、電装品ユニット22及び室内熱交換器20からの熱の影響を受けにくいので、当該温度センサ71で室内温度を正確に検知することができる。
また、本実施形態の室内機2では、側方吸込口53cからの空気の流速は、側方吸込口53cの端部から最も離れた中央付近において最大となりやすい。したがって、この室内機2では、側方吸込口53cからの空気をより確実に温度センサ71に当てることができるので、室内温度を正確に検知することができる。
また、本実施形態の室内機2では、防滴カバー60が冷媒用配管23と温度センサ71との間に配置されるので、温度センサ71が冷媒用配管23からの熱伝達の影響を受けにくい。このため、室内温度をより正確に検知することができる。
また、本実施形態の室内機2では、電装品ユニット22に当該電装品ユニット22とセンサユニット70とを互いに着脱可能に固定する固定部22aを設けることによって、装置組み立て前には電装品ユニット22に温度センサ71を固定しておき、組み立て時に電装品ユニット22から温度センサ71を取り外して電装品ユニット22から離隔した防滴カバー60の固定部66に固定することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、温度センサ71を室内熱交換器20の側方に配置する例について説明したが、本発明はこれに限らず、電装品ユニット22の下方であって、且つ、正面視において室内熱交換器20に重ならないように配置すればよいので、例えば、温度センサ71を室内熱交換器20の下方に配置してもよい。
また、上記実施形態では、室外機と室内機とを備えたセパレートタイプの空気調和機について説明したが、一体型の空気調和機にも適用可能である。
本発明を利用すれば、室内温度を正確に検知することが可能な温度センサを備えた床置型空気調和機を得ることができる。
本発明の一実施形態の空気調和機の冷媒回路図である。 室内機の外観を示した斜視図である。 室内機の断面図である。 前面パネル及び前面グリルを取り外した室内機の正面図である。 前面パネルを取り外した室内機の斜視図である。 室内熱交換器の端部を示した斜視図である。 前面パネル、前面グリル及び防滴カバーを取り外した室内機の正面図である。 防滴カバーの斜視図である。 防滴カバーの斜視図である。 防滴カバーの正面図である。 防滴カバーの嵌合部が室内熱交換器の伝熱管に嵌合した状態を示した断面図である。 センサユニットの正面図である。
符号の説明
1 空気調和機
20 室内熱交換器
22 電装品ユニット
22a 固定部
23 冷媒用配管
50 ケーシングユニット
53c 側方吸込口
60 防滴カバー(カバー部材)
70 センサユニット
71 温度センサ

Claims (4)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に配置された熱交換器、電装品ユニット、及び、温度センサとを備え、
    前記温度センサが、前記電装品ユニットの下方であって、正面視において前記熱交換器に重ならないように配置されていることを特徴とする床置型空気調和機。
  2. 前記熱交換器へと空気を取り入れる上下方向に長尺な吸込口が前記ケーシングに形成されており、
    前記温度センサが、上下方向に関して前記吸込口の中央位置の付近に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の床置型空気調和機。
  3. 前記熱交換器に接続される冷媒用配管が前記ケーシング内に配置されており、
    前記冷媒用配管を覆うカバー部材をさらに備えており、
    前記温度センサが、前記カバー部材において前記冷媒用配管とは反対側の表面に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床置型空気調和機。
  4. 前記電装品ユニットと前記温度センサとを互いに着脱可能に固定する固定部が、前記電装品ユニット及び温度センサの少なくともいずれかに設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の床置型空気調和機。
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