JP2010078219A - 床置型空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この床置型空気調和機は、ケーシングユニット50と、ケーシングユニット50内に配置された室内熱交換器20、電装品ユニット22、及び、温度センサ71とを備えている。そして、温度センサ71は、電装品ユニット22の下方であって、正面視において室内熱交換器20に重ならないように配置されている。ケーシングユニット50には、室内熱交換器20へと空気を取り入れる上下方向に長尺な吸込口が形成されており、温度センサ71が、上下方向に関して吸込口の中央位置の付近に配置されている。また、温度センサ71は、冷媒用配管を覆う防滴カバー60において冷媒用配管とは反対側の表面に固定されている。
【選択図】図4
Description
本発明の一実施形態に係る空気調和機1は、調和された空気を室内に供給するための装置であって、図1に示すように、室内に設置される室内機2と、室外に設置される室外機3と、室内機2と室外機3とを接続する接続配管4とを備えており、室内機2及び室外機3内に収納された機器・弁類と、接続配管4とが接続されて冷媒回路を構成している。冷媒回路は、主として、室内熱交換器20、室外熱交換器30、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33および電動膨張弁34により構成される。
室外機3は、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続された四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されたアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34と、室外熱交換器30に付設される室外ファン35とを備えている。電動膨張弁34は、液冷媒配管41に接続されており、この液冷媒配管41を介して室内熱交換器20の一端と接続されている。また、四路切換弁33は、ガス冷媒配管42に接続されており、このガス冷媒配管42を介して室内熱交換器20の他端と接続されている。なお、冷媒配管41及び42は、上記した接続配管4に相当する。
室内機2は、図2及び図3に示すように、床置型の室内機であって、主として、ケーシングユニット50と、ケーシングユニット50の内部に収容される室内熱交換器20及び室内ファン21とを備えている。
室内機2の外観を構成するケーシングユニット50は、底フレーム51と、前面グリル52と、前面パネル53とを備えている。このケーシングユニット50により形成される内部空間は、図4に示すように、室内熱交換器20や室内ファン21等が設置されるファン室50Aと、電装品ユニット22等が設けられる配管室50Bとに区分される。
室内熱交換器20は、室内空気との間で熱交換を行うために設けられている。室内熱交換器20は、図3に示すように、室内ファン21と前面グリル52との間に配置されている。この室内熱交換器20は、図4及び図6に示すように、上下方向(Z方向)に沿って所定の間隔を隔てて配置される複数の伝熱管20aと、隣接する伝熱管20aの端部を互いに接続する複数のU字連絡管20bとを含んでいる。また、室内熱交換器20は、幅方向に沿って所定の間隔を隔てて配置される複数の放熱フィン20cと、当該複数の放熱フィン20cの左右の端部に配置される管板20dとを含んでいる。そして、上記した伝熱管20aは、放熱フィン20c及び管板20dを貫通している。
また、図6及び図7に示すように、室内熱交換器20の側方には、当該室内熱交換器20に接続される冷媒用配管23が配置されている。
<接続配管>
また、冷媒用配管23の側方には、当該冷媒用配管23に接続される接続配管24が配置されている。この接続配管24は、断熱性のカバー25によって覆われた状態で底フレーム51の背面から前面側に突出している固定部51bに対してバンド26により固定されている。接続配管24は、底フレーム51の下部に設けられた配管導入口51aを介して配管室50Bに導入される接続配管4に接続される。
また、室内熱交換器20の下方には、当該室内熱交換器20におけるドレン水を受けるドレンパン27が配置されている。このドレンパン27は、室内熱交換器20の下端に沿って設けられており、その底面には、排水管27aが設けられている。この排水管27aは、ドレンパン27内に溜まったドレン水を外部に排出し易くするために、配管導入口51aの近傍に設けられている。
また、図6及び図7に示すように、室内熱交換器20の右側端部には、接地用の端子部28が設けられており、電装品ユニット22に電気的に接続される配線が接続されている。この接地用の端子部28は、配管室50B側の管板(以下、右側管板とする)20dに取り付けられている。
図4に示すように、冷媒用配管23と前面グリル52との間には、樹脂製の防滴カバー60が設けられている。この防滴カバー60は、室内熱交換器20のU字連絡管20bや冷媒用配管23におけるドレン水が飛散するのを防止するために設けられており、その下端は、上記したドレンパン27の内側に設けられている。これにより、U字連絡管20bや冷媒用配管23におけるドレン水が飛散した場合でも、その飛散したドレン水が、防滴カバー60の内面を伝ってドレンパン27に導かれる。この防滴カバー60は、図8〜図10に示すように、水平断面L字状であって、冷媒用配管23の前面側を覆う前面部60a、及び、冷媒用配管23の室内熱交換器20の反対側を覆う側面部60bを有している。防滴カバー60は、室内熱交換器20と同じ高さを有しており、配管室50B側のU字連絡管20bを上端から下端まで覆っている。
上記した防滴カバー60の固定部66には、室温を検知するための温度センサ71を有するセンサユニット70が固定されている。このセンサユニット70は、図12に示すように、温度センサ71と、当該温度センサ71を保持する樹脂製の保持部材72とを有している。
室内ファン21は、図3に示すように、室内熱交換器20の背面側に付設され、吸込口53a,53b,53c(図2参照)から吸引した室内空気を室内熱交換器20を通過させる機能を有している。この室内ファン21は、吸込口53a,53b,53cから吸い込んだ空気を径方向外側に送風するターボファンである。
配管室50Bの上部には、図4に示すように、電装品が実装される基板やリモコン(図示せず)から送信される信号を受信する受信部などを有する電装品ユニット22が設けられている。このように、電装品ユニット22を配管室50Bの上部に配置することによって、室内熱交換器20におけるドレン水が滴下して電装品ユニット22に浸水してしまうのを防止することができる。また、電装品ユニット22には、当該電装品ユニット22とセンサユニット70とを互いに着脱可能に固定する固定部22aが設けられている。本実施形態では、当該固定部22aに固定されるセンサユニット70を取り外して、上記した防滴カバー60の固定部66に取り付ける。つまり、防滴カバー60を取り付けていない状態では、図7に示すように、固定部22aに取り付けておき、防滴カバー60を取り付けた状態では、図4に示すように、固定部22aからセンサユニット70を取り外して、防滴カバー60の固定部66に取り付ける。
本実施形態の室内機2には、以下のような特徴がある。
20 室内熱交換器
22 電装品ユニット
22a 固定部
23 冷媒用配管
50 ケーシングユニット
53c 側方吸込口
60 防滴カバー(カバー部材)
70 センサユニット
71 温度センサ
Claims (4)
- ケーシングと、
前記ケーシング内に配置された熱交換器、電装品ユニット、及び、温度センサとを備え、
前記温度センサが、前記電装品ユニットの下方であって、正面視において前記熱交換器に重ならないように配置されていることを特徴とする床置型空気調和機。 - 前記熱交換器へと空気を取り入れる上下方向に長尺な吸込口が前記ケーシングに形成されており、
前記温度センサが、上下方向に関して前記吸込口の中央位置の付近に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の床置型空気調和機。 - 前記熱交換器に接続される冷媒用配管が前記ケーシング内に配置されており、
前記冷媒用配管を覆うカバー部材をさらに備えており、
前記温度センサが、前記カバー部材において前記冷媒用配管とは反対側の表面に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床置型空気調和機。 - 前記電装品ユニットと前記温度センサとを互いに着脱可能に固定する固定部が、前記電装品ユニット及び温度センサの少なくともいずれかに設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の床置型空気調和機。
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